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特開2022-147661情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022147661
(43)【公開日】2022-10-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20220929BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021049001
(22)【出願日】2021-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社ミクシィ
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】照内 大丈
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】
【課題】競技が注目されているとユーザに感じさせやすくする。
【解決手段】情報処理装置は、競技に関する配信動画のデータと、競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部212と、配信動画と予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する予想情報の数を、表示画面に表示する配信動画の数に基づいて制御する表示制御部213と、を有する。表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満である場合、配信動画の数が所定の閾値以上である場合よりも多くの予想情報を表示画面に表示する。
【選択図】図4



【特許請求の範囲】
【請求項1】
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部と、
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいて制御する表示制御部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値未満である場合、前記配信動画の数が前記所定の閾値以上である場合よりも多くの前記予想情報を前記表示画面に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値未満である場合、前記配信動画の数と前記所定の閾値が示す数値との差分に応じた数の予想情報を前記表示画面に表示する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値以上である場合、複数の前記配信動画を表示する画面と、複数の前記予想情報を表示する画面とを切り替え可能な態様で前記表示画面を表示する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ユーザから競技への投票を受け付けた後に、前記投票の内容を公開する指示を受け付ける受付部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記指示を受け付けた前記投票に対応する前記予想情報を前記表示画面に表示する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示画面に表示された一以上の前記予想情報のうちのいずれかに基づく競技への投票を受け付ける受付部をさらに有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、複数の前記予想情報のうち、前記予想情報に基づく前記投票の数が相対的に多い前記予想情報を優先して前記表示画面に表示する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記配信動画のデータは、当該配信動画に出演する出演者の予想を示す出演者予想情報を含み、
前記配信動画が配信される期間には、当該配信動画に対応する前記出演者予想情報に基づく投票が受け付け可能な受付可能期間と、当該配信動画に対応する前記出演者予想情報に基づく投票が受け付け不能な受付不能期間とが含まれ、
前記表示制御部は、現在時刻が前記受付可能期間に含まれる前記配信動画を、現在時刻が前記受付不能期間に含まれる前記配信動画よりも優先して前記表示画面に表示する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、現在時刻が前記受付可能期間に含まれる前記配信動画を、前記予想情報よりも優先して前記表示画面に表示し、前記予想情報を、現在時刻が前記受付不能期間に含まれる前記配信動画よりも優先して前記表示画面に表示する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とをコンピュータが取得し、
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいてコンピュータが制御する、
情報処理方法。
【請求項11】
プロセッサを、
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部、及び
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいて制御する表示制御部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
競輪、競馬又は競艇等の投票が行われる各種の競技における投票を携帯端末により行うことができるシステムが知られている。特許文献1には、投票者が携帯端末を用いて投票券を購入することができるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-114487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、投票券を購入(以下、単に「投票」という)する投票サービスとともに、様々な付帯サービスが提供されている。例えば、付帯サービスには、競技に関する動画を配信する配信サービスがあり、投票者は、視聴した動画に出演する出演者の予想を参考にして投票することができる。
【0005】
配信サービスにおいては、競技によって、配信する動画の数が異なったり、動画を配信しなかったりする場合がある。この場合、ユーザは、配信される動画の数が少ないと、当該競技が注目されていないと感じ得るので、このような競技には投票をためらう可能性がある。そのため、配信される動画の数によらず、当該競技が注目されていることをユーザに認識させることが求められている。
【0006】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部と、前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいて制御する表示制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3】情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図4】プロセッサの機能ブロック構成例を示す図である。
図5】専用アプリが起動されたときに最初に表示されるホーム画面を示す図である。
図6】予想情報が表示された表示画面を示す図である。
図7】表示画面において配信動画又は予想情報を表示する領域を示す図である。
図8】配信動画用画面と予想情報表示画面とを切り替え可能な表示画面を示す図である。
図9】設定画面を模式的に表した図である。
図10】プロセッサの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、管理装置10と、一以上の情報処理装置20とを備える。管理装置10及び情報処理装置20は、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)、又は移動通信網等のネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0011】
管理装置10は、複数の競技体が参加する競技において起こり得る競技結果への投票、すなわち、競技に勝つと予想した投票対象の競技体への投票を受け付ける投票サービスを管理するために用いられる装置である。競技は、例えば、競輪、オートレース、競馬、競艇、サッカー、テニス、又はエレクトロニック・スポーツ等である。競技体は、例えば、競技者、競技車体、競走馬、又は競技チーム等である。投票対象は、ユーザが所定価値を投票する対象であり、投票対象の候補となる複数の競技体(競技者、競技車体、又は動物を含む)のうち、勝利するとユーザが予想する競技体と賭け式(投票方式)との組み合わせにより定められる。
【0012】
投票サービスでは、投票を受け付けることの他に、様々なサービスが提供される。例えば、投票サービスでは、競技に関する配信動画を配信するサービスが提供される。投票サービスにおいて配信される配信動画は、例えば、スタジオからリアルタイムに配信される動画であり、動画に出演する出演者が競技結果を予想する様子を示す内容の動画、又は競技結果を予想するための情報を提供したりする内容の動画である。投票サービスにおいて配信される配信動画は、競技が実況中継された動画であってもよい。
【0013】
また、例えば、投票サービスでは、投票された内容を公開するサービスが提供される。ユーザは、他のユーザが投票した内容を参考にして投票することができる。
【0014】
管理装置10は、例えば一又は複数の物理的なサーバから構成されている。管理装置10は、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。
【0015】
情報処理装置20は、ユーザが利用する装置であり、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の装置である。情報処理装置20には、例えば、ユーザに投票サービスを提供するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。ユーザは、専用アプリを介して、投票対象に投票したり、配信される配信動画を視聴したり、他のユーザが投票した内容を閲覧したりすることができる。
【0016】
情報処理装置20は、専用アプリを起動させる操作を受け付けると、投票サービスの表示画面を表示する。表示画面は、競技に関する配信動画と、当該競技に関する他のユーザの予想を示す予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面である。予想情報は、他のユーザ自身が投票したいと考える投票対象を示す情報である。予想情報には、投票対象とともに、予想されるオッズが含まれていてもよい。
【0017】
情報処理装置20は、表示画面に表示する予想情報の数を、表示画面に表示する配信動画の数に基づいて制御する。情報処理装置20は、例えば、表示画面において、配信動画の数が多いほど、少ない数の予想情報を表示し、配信動画の数が少ないほど、多くの数の予想情報を表示する。
【0018】
情報処理システム1がこのような特徴を有することで、配信動画の数が多い場合と、配信動画の数が少ない場合とにおける表示画面に表示する情報量のばらつきを小さくすることができる。これにより、情報処理システム1は、表示画面に表示する配信動画の数が少ない競技に対して、多くの情報を表示することができる。その結果、情報処理システム1は、配信動画の数によらず、配信動画が表示される競技は注目されている競技であるとユーザに感じさせやすくすることができる。
以下、管理装置10及び情報処理装置20の構成及び動作を詳細に説明する。
【0019】
<ハードウェア構成>
図2は、管理装置10のハードウェア構成例を示す図である。管理装置10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14、及び出力デバイス15を有する。
【0020】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphical Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0021】
記憶部12は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、投票対象に関するユーザの予想を、ユーザIDに関連付けて記憶する。
【0022】
通信IF13は、ネットワークNを介して情報処理装置20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、情報処理装置20から受信したデータをプロセッサ11に通知する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力されたデータを情報処理装置20に送信する。
【0023】
入力デバイス14は、例えば管理装置10の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えば管理装置10の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0024】
図3は、情報処理装置20のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置20は、プロセッサ21、記憶部22、通信IF23、入力デバイス24、及び出力デバイス25を有する。
【0025】
プロセッサ21は、例えばCPUであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0026】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、プロセッサ21が実行するプログラムを記憶する。
【0027】
通信IF23は、ネットワークNを介して管理装置10との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF23は、管理装置10から受信したデータをプロセッサ21に通知する。また、通信IF23は、プロセッサ21から入力されたデータを管理装置10に送信する。
【0028】
入力デバイス24は、例えばユーザから入力操作を受け付ける。入力デバイス24は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス25は、例えばユーザに対して情報を出力する表示部及び音声出力部等である。出力デバイス25は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0029】
<機能ブロック構成>
図4は、プロセッサ21の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ21は、受付部211と、取得部212と、表示制御部213と、送信部214とを有する。プロセッサ21は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、受付部211、取得部212、表示制御部213及び送信部214として機能する。
【0030】
受付部211は、ユーザの操作を受け付ける。受付部211は、例えば、競技への投票を受け付ける。取得部212は、競技に関する配信動画の動画データと、競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを管理装置10から取得する。配信動画の動画データは、当該配信動画に出演する出演者の予想を示す出演者予想情報を含んでもよい。取得部212は、例えば、受付部211が投票サービスの表示画面を表示するための表示操作を受け付けると、当該表示画面において表示する競技に対応する動画データと、当該競技に対応する予想情報とのうちの少なくともいずれかを管理装置10から取得する。
【0031】
表示制御部213は、表示画面に表示する予想情報の数を、表示画面に表示する配信動画の数に基づいて制御する。具体的には、表示制御部213は、取得部212が取得した予想情報の数を、取得部212が取得した動画データの数に基づいて制御する。
【0032】
図5は、専用アプリが起動されたときに最初に表示されるホーム画面を示す図である。図5(a)に示すように、ホーム画面には、ある競技(例えば、競輪の京王閣6R)に関する配信動画の一覧Mと、当該競技に関する予想情報の一覧Fとが表示されている。
【0033】
表示制御部213は、例えば、表示画面において表示する配信動画の数が多いほど、少ない数の予想情報を表示し、表示画面において表示する配信動画の数が少ないほど、多い数の予想情報を表示する。図5(b)に示すように、表示制御部213は、表示画面において表示する配信動画の数が基準数以上である場合、予想情報の一覧Fを表示せずに、配信動画の一覧Mを表示する。基準数は、1つの配信動画を表示するために必要な画面の面積と、情報処理装置20のディスプレイの面積との比率により定められた数であり、例えば2又は3である。表示制御部213がこのように動作することで、配信動画に対応する競技が注目されているとユーザが感じる程度に配信動画の数がある場合に、多数の情報が表示されて見づらくなってしまうことを防げる。
【0034】
一方、図5(c)に示すように、表示画面において表示する配信動画の数が基準数未満である場合(例えば配信動画が無い場合)、表示制御部213は、配信動画の一覧Mを表示せずに、予想情報の一覧Fを表示する。表示制御部213がこのように動作することで、配信動画に対応する競技が、配信動画の数が少ない競技であっても、当該競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
【0035】
表示制御部213は、例えば、図5(a)に示す配信動画の一覧Mにおいてユーザが選択した配信動画を視聴するための操作(例えば、配信動画が表示されている領域をタップする操作)を行うと、選択した配信動画を視聴するための動画視聴画面を表示する。また、表示制御部213は、例えば、図5(a)に示す予想情報の一覧Fにおいてユーザが選択した予想情報の詳細を閲覧するための操作(例えば、予想情報が表示されている領域をタップする操作)を行うと、選択した予想情報の詳細を表示するための予想表示画面を表示する。
【0036】
ここで、受付部211は、予想表示画面に表示された予想情報に基づく競技への投票を受け付けてもよい。「予想情報に基づく競技への投票」は、他のユーザが投票する価値が高いと予想した投票対象に投票することである。具体的には、受付部211は、表示画面に表示された一以上の予想情報のうちのいずれかに基づく競技への投票を受け付ける。
【0037】
図6は、予想情報が表示された表示画面を示す図である。図6に示す表示画面は、ホーム画面に表示された一以上の予想情報の中からユーザが選択した予想情報の詳細を表示するための予想表示画面である。図6に示すように、予想表示画面には、他のユーザの予想内容と、競技に投票するためのボタンB1とが表示されている。受付部211は、例えば、ユーザがボタンB1を押下する操作を行うと、他のユーザの予想を示す予想情報に基づく競技への投票を受け付ける。受付部211がこのように動作することで、容易に投票することができる。
【0038】
また、受付部211は、出演者予想情報に基づく競技への投票を受け付けてもよい。例えば、ユーザがホーム画面に表示された一以上の配信動画の中から1つの配信動画を選択する操作を行うと、表示制御部213は、選択された配信動画を表示(再生)するための動画視聴画面を表示する。図示はしないが、動画視聴画面には、出演者予想情報に基づいて投票するためのボタンが設けられており、受付部211は、ユーザが当該ボタンを押下する操作を行うと、配信動画の出演者の予想を示す出演者予想情報に基づく競技への投票を受け付ける。受付部211がこのように動作することで、容易に投票することができる。
【0039】
表示制御部213は、所定の閾値を用いて表示画面に表示する予想情報の数を制御してもよい。所定の閾値は、例えば、情報処理装置20に予め設定されている。具体的には、表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満である場合、少なくとも1つの予想情報を表示画面に表示し、配信動画の数が所定の閾値以上である場合、少なくとも1つの配信動画を表示画面に表示する。
【0040】
表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満である場合、配信動画の数が所定の閾値以上である場合よりも多くの予想情報を表示画面に表示する。一例として、表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満である場合、配信動画の数と所定の閾値が示す数値との差分に応じた数の予想情報を表示画面に表示する。
【0041】
図7は、表示画面において配信動画又は予想情報を表示する領域を示す図である。図7に示すホーム画面には、3つの表示領域R1、R2、R3が設けられている。例えば、情報処理装置20に設定されている閾値が3つであり、取得部212が取得した動画データの数が2つであるとする。この場合において、表示制御部213は、表示領域R1、R2それぞれに配信動画を表示し、表示領域R3に1つの予想情報を表示する。なお、表示制御部213は、表示領域R3に表示する予想情報の数は1つに限らず、表示領域R3において複数の予想情報を表示してもよい。表示制御部213がこのように動作することで、配信動画の数が少ない場合であっても、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
【0042】
表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値以上である場合、複数の配信動画を表示する画面と、複数の予想情報を表示する画面とを切り替え可能な態様で表示画面を表示してもよい。図8は、配信動画用画面と予想情報表示画面とを切り替え可能な表示画面を示す図である。図8(a)に示す表示画面は、ホーム画面である。
【0043】
図8(a)に示すように、表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値以上である場合、ホーム画面において、配信動画の一覧Mと、予想情報を表示するためのボタンB2とを表示する。ユーザがボタンB2を押下する操作を行うと、表示制御部213は、図8(b)に示すような表示画面を表示する。図8(b)に示す表示画面は、予想情報の一覧を表示する予想一覧画面であり、複数の予想情報が表示されている。表示制御部213がこのように動作することで、配信動画と予想情報とを同時に表示することにより表示画面が見づらくなることを防ぐことができる。なお、表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満である場合には、複数の配信動画を表示する画面と複数の予想情報を表示する画面とを切り替え可能な態様で表示画面を表示せず、配信動画と予想情報とを同時に表示してもよい。
【0044】
表示制御部213は、予想情報に基づく投票の数に応じて予想情報を表示してもよい。具体的には、表示制御部213は、複数の予想情報のうち、予想情報に基づく投票の数が相対的に多い予想情報を優先して表示画面に表示する。表示制御部213は、例えば、表示画面に表示可能な数の予想情報を、予想情報に基づく投票の数が多い順で表示する。表示制御部213がこのように動作することで、ユーザが、注目されている予想情報を閲覧しやすくなる。
【0045】
表示制御部213は、出演者予想情報に基づく投票の受け付けが可能な時期に応じて、複数の配信動画を表示させる優先順位を決定してもよい。配信動画が配信される期間には、当該配信動画に対応する出演者予想情報に基づく投票が受け付け可能な受付可能期間と、当該配信動画に対応する出演者予想情報に基づく投票が受け付け不能な受付不能期間とが含まれる。なお、受付可能期間は、出演者が予想した後(取得部212が出演者予想情報を含む動画データを取得した後)、及び競技への投票の受け付けが開始されてから締め切られるまでの期間のうちの少なくともいずれかを満たす期間であってもよく、受付不能期間は、受付可能期間以外の期間であってもよい。この場合において、表示制御部213は、現在時刻が受付可能期間に含まれる配信動画を、現在時刻が受付不能期間に含まれる配信動画よりも優先して表示画面に表示する。
【0046】
表示制御部213は、例えば、現在時刻が受付可能期間に含まれる配信動画を上位に表示し、現在時刻が受付不能期間に含まれる配信動画を下位に表示する。表示制御部213は、表示制御部213がこのように動作することで、ユーザは、投票が可能な競技に関する配信動画を優先的に見ることができる。なお、表示制御部213は、現在時刻が受付不能期間に含まれる配信動画を非表示にしてもよい。表示制御部213は、配信動画に対応する競技への投票が、受付可能期間及び受付不能期間のうちのいずれかであることを識別するための情報(例えば、「投票受付中」、「現在投票を受け付けていません」等)を、配信動画とともに表示してもよい。
【0047】
表示制御部213は、現在時刻が受付可能期間に含まれる配信動画を、予想情報よりも優先して表示画面に表示し、予想情報を、現在時刻が受付不能期間に含まれる配信動画よりも優先して表示画面に表示してもよい。図7に示す例において、取得部212が取得した動画データの数が3つであり、いずれも現在時刻が受付可能期間に含まれる場合、表示制御部213は、表示領域R1、R2、R3それぞれに配信動画を表示する。また、例えば、取得部212が取得した動画データの数が3つであり、いずれも現在時刻が受付不能期間に含まれる場合、表示制御部213は、表示領域R1、R2、R3それぞれに予想情報を表示する。また、例えば、取得部212が取得した動画データの数が2つであり、第1の動画データにおいては受付可能期間であり、第2の動画データにおいては受付不能期間である場合、表示制御部213は、表示領域R1に第1の配信動画データを表示し、表示領域R2に予想情報を表示し、表示領域R3に第2の配信動画データを表示する。
【0048】
表示制御部213がこのように動作することで、すぐに投票可能な競技に関する情報をユーザが優先的に見ることができるので、ユーザが投票しやすくなる。なお、受付可能期間は、配信動画に対応する競技への投票が受け付け可能な期間であり、受付不能期間は、配信動画に対応する競技への投票が受け付け不能な期間であってもよい。
【0049】
<予想情報の公開方法>
表示制御部213は、他のユーザに公開することが設定された予想情報を表示画面に表示してもよい。以下において、予想情報の公開方法について説明する。
【0050】
表示制御部213は、ユーザが、他のユーザに公開する対象とする予想情報を登録するための設定画面を表示する。具体的には、表示制御部213は、ユーザから競技への投票を受け付けた後に、投票の内容を公開するか否かを設定するための設定画面を出力デバイス25に表示させる。
【0051】
図9は、設定画面を模式的に表した図である。図9に示す設定画面は、ユーザが競技に投票した後に表示される画面であって、当該投票の公開を設定するための画面である。図9に示すように、設定画面には、複数の投票内容と、投票内容の公開を指示するためのボタンB3、B4が表示されている。図9に示す例では、投票内容ごとに公開を指示するためのボタンが設けられているが、これに限らず、全ての投票内容の公開を指示する1つのボタンが設けられていてもよい。
【0052】
図9に示す例において、ユーザがボタンB3を押下する操作を行うと、受付部211は、ボタンB3に対応する投票内容を公開する公開指示を受け付ける。受付部211が公開指示を受け付けると、送信部214は、公開指示を受け付けたことを示す公開指示情報と、当該公開指示に対応する投票内容を示す予想情報とを関連付けて管理装置10に送信する。
【0053】
その後、取得部212は、公開指示情報が関連付けられている予想情報を管理装置10から取得する。そして、表示制御部213は、取得部212が取得した予想情報、すなわち、公開指示が受け付けられた投票に対応する予想情報をホーム画面に表示する。表示制御部213がこのように動作することで、ユーザが公開したくない投票内容が公開されないので、ユーザの投票内容に対するプライバシーを確保することができる。
【0054】
<プロセッサ21の処理の流れ>
図10は、プロセッサ21の処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、受付部211が、投票サービスの表示画面を表示するための表示操作を受け付けたことを契機として開始する(S11)。取得部212は、表示画面において表示する競技に対応する動画データと、当該競技に対応する予想情報とを管理装置10から取得する(S12)。
【0055】
表示制御部213は、表示画面に表示する予想情報の数を、表示画面に表示する配信動画の数に基づいて制御する。表示制御部213は、取得部212が取得した動画データによって示される配信動画の数が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S13)。表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値以上であると判定した場合(S13においてYESの場合)、表示画面において配信動画を表示する(S14)。
【0056】
一方、表示制御部213は、配信動画の数が所定の閾値未満であると判定した場合(S13においてNOの場合)、配信動画の数が所定の閾値以上である場合よりも多くの予想情報を表示画面に表示する(S15)。
【0057】
<情報処理装置20による効果>
以上説明したように、情報処理装置20は、表示画面に表示する予想情報の数を、表示画面に表示する配信動画の数に基づいて制御する。情報処理装置20がこのような特徴を有することで、配信動画の数が多い場合と、配信動画の数が少ない場合とにおける表示画面に表示する情報量のばらつきを小さくすることができる。これにより、情報処理装置20は、配信動画の数によらず、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。特に、表示画面に表示する配信動画の数が少ない競技に対して予想情報を多く表示させることで、情報処理装置20は、配信動画の数が少ない競技においても、注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
【0058】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0059】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部と、
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいて制御する表示制御部と、
を有する情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
(付記2)
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値未満である場合、前記配信動画の数が前記所定の閾値以上である場合よりも多くの前記予想情報を前記表示画面に表示する、
付記1に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、配信動画の数が少ない場合であっても、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
(付記3)
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値未満である場合、前記配信動画の数と前記所定の閾値が示す数値との差分に応じた数の予想情報を前記表示画面に表示する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、配信動画の数が少ない場合であっても、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
(付記4)
前記表示制御部は、前記配信動画の数が所定の閾値以上である場合、複数の前記配信動画を表示する画面と、複数の前記予想情報を表示する画面とを切り替え可能な態様で前記表示画面を表示する、
付記1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、配信動画と予想情報とを同時に表示することにより表示画面が見づらくなることを防ぐことができる。
(付記5)
前記ユーザから競技への投票を受け付けた後に、前記投票の内容を公開する指示を受け付ける受付部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記指示を受け付けた前記投票に対応する前記予想情報を前記表示画面に表示する、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが公開したくない投票内容が公開されないので、ユーザの投票内容に対するプライバシーを確保することができる。
(付記6)
前記表示画面に表示された一以上の前記予想情報のうちのいずれかに基づく競技への投票を受け付ける受付部をさらに有する、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、容易に投票することができる。
(付記7)
前記表示制御部は、複数の前記予想情報のうち、前記予想情報に基づく前記投票の数が相対的に多い前記予想情報を優先して前記表示画面に表示する、
付記6に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが、注目されている予想情報を閲覧しやすくなる。
(付記8)
前記配信動画のデータは、当該配信動画に出演する出演者の予想を示す出演者予想情報を含み、
前記配信動画が配信される期間には、当該配信動画に対応する前記出演者予想情報に基づく投票を受け付け可能な受付可能期間と、当該配信動画に対応する前記出演者予想情報に基づく投票を受け付け不能な受付不能期間とが含まれ、
前記表示制御部は、現在時刻が前記受付可能期間に含まれる前記配信動画を、現在時刻が前記受付不能期間に含まれる前記配信動画よりも優先して前記表示画面に表示する、
付記1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザは、投票が可能な競技に関する配信動画を優先的に見ることができる。
(付記9)
前記表示制御部は、現在時刻が前記受付可能期間に含まれる前記配信動画を、前記予想情報よりも優先して前記表示画面に表示し、前記予想情報を、現在時刻が前記受付不能期間に含まれる前記配信動画よりも優先して前記表示画面に表示する、
付記8に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、すぐに投票可能な競技に関する情報をユーザが優先的に見ることができるので、ユーザが投票しやすくなる。
(付記10)
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とをコンピュータが取得し、
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいてコンピュータが制御する、
情報処理方法。
このように情報処理方法を実行することにより、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
(付記11)
プロセッサを、
競技に関する配信動画のデータと、前記競技の結果に関するユーザの予想を示す予想情報とを取得する取得部、及び
前記配信動画と前記予想情報の少なくとも一方を表示するための表示画面に表示する前記予想情報の数を、前記表示画面に表示する前記配信動画の数に基づいて制御する表示制御部、
として機能させるためのプログラム。
このようなプログラムをプロセッサが実行することにより、競技が注目されているとユーザに感じさせやすくすることができる。
【符号の説明】
【0060】
1 情報処理システム
10 管理装置
11 プロセッサ
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 情報処理装置
21 プロセッサ
211 受付部
212 取得部
213 表示制御部
22 記憶部
23 通信IF
24 入力デバイス
25 出力デバイス
図1
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