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▶ 黒田 まさみの特許一覧

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  • 特開-スポンジホルダー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022148203
(43)【公開日】2022-10-06
(54)【発明の名称】スポンジホルダー
(51)【国際特許分類】
   A47J 47/20 20190101AFI20220929BHJP
   E03C 1/26 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
A47J47/20 Z
E03C1/26 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021049791
(22)【出願日】2021-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】312014867
【氏名又は名称】黒田 まさみ
(72)【発明者】
【氏名】黒田 哲正
(72)【発明者】
【氏名】黒田 まさみ
【テーマコード(参考)】
2D061
4B066
【Fターム(参考)】
2D061DA01
2D061DA02
2D061DA03
2D061DE17
4B066FF20
(57)【要約】
【課題】複数のスポンジをコンパクトに収容することができるスポンジホルダーを提供する。
【解決手段】
スポンジホルダー10は、壁面等の被取付面に取り付ける為の取付部20と、取付部20に結合する受部30とから構成されている。取付部20は略垂直の取付基部21と、吸盤、磁石や接着剤等の取付具により壁面に取り付ける取付具装着部23とを有している。受部30は、略平板状の受部基部31と、この受部基部31から離れる方向に延在する受部突起33と、これらの複数の受部突起33同士の間に設けられた受部空間34とを有している。受部空間34は受部基部31から離れる方向に開口し、受部空間34は略平行であり、収納するスポンジ類の厚さよりやや小さくしてある。又、開口部は拡がりを持たせてある。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付面に取り付ける為の取付部と、この取付部に結合する受部とから構成され、この取付部は取付基部と、被取付面に取付ける取付具装着部とを有し、この受部は受部基部とこの受部基部から離れる方向に延在する複数の受部突起と、これらの複数の受部突起同士の間に設けられた受部空間とを有し、この受部空間は受部基部から離れる方向に開口し、この受部空間の幅は収容するスポンジの厚さより小さいことを特徴とするスポンジホルダー。
【請求項2】
請求項1のスポンジホルダーの受部空間の開口部近くは外方に拡大していることを特徴とするスポンジホルダー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のスポンジホルダーの受部空間の開口部の幅はスポンジの厚さより大きいことを特徴とするスポンジホルダー。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れかのスポンジホルダーの取付部と受部の間に回転軸を設け、この受部が回転可能に結合することを特徴とするスポンジホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、台所や浴室等で洗浄に用いるスポンジ類を受けるスポンジホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、台所で食器や流し台を洗う為にスポンジを用いていた。ここでいうスポンジには、プラスチックを発泡したものだけでなく、スチールウールや不織布製等の弾力性のあるブラシを含んでいる。このとき、油汚れ等のひどい汚れ用のスポンジと、湯のみや茶碗等の軽い汚れ用のスポンジとを別々にして使い分けていた。また、最近は、スポンジの種類が多くなり、台所には数種類のスポンジが置かれることが多くなった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭61-174567
【特許文献2】特開2013-59593
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなスポンジを流し台に直接置くと水切りが良くないので、特許文献1の様な従来技術が開示されていた。この技術は傾斜斜面1を有する水切り容器であるが、この容器では1個のスポンジしか収容できなく、複数のスポンジを収容しようとすると、容器自体が大きくなるという問題があった。特許文献2の技術も同様の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
壁面等の被取付面に取り付ける為の取付部とこの取付部に結合する受部とから構成され、この取付部は取付基部と、被取付面に取付ける取付具装着部とを有し、この受部は受部基部とこの受部基部から離れる方向に延在する複数の受部突起と、これらの複数の受部突起同士の間に設けられた受部空間とを有し、この受部空間は受部基部から離れる方向に開口し、この受部空間の幅は収容するスポンジ類の厚さより小さいことを特徴とするスポンジホルダー。
【0006】
上記のスポンジホルダーの受部空間の開口部近くは外方に拡大していることを特徴とするスポンジホルダー。
上記のスポンジホルダーの受部空間の開口部の幅は収容するスポンジの厚さより大きいことを特徴とするスポンジホルダー。
上記のスポンジホルダーの取付部と受部の間に回転軸を設け、この受部が回転可能であることを特徴とするスポンジホルダー。
【発明の効果】
【0007】
上記の問題点を解決でき、複数のスポンジをコンパクトに収容するスポンジホルダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第一の実施形態のスポンジホルダーを示す斜視図である。
図2】第一の実施形態のスポンジホルダーを示す左側面図、右側面図、正面図、平面図、底面図、背面図である。
図3】第二の実施形態のスポンジホルダーを示す斜視図である。
図4】第二の実施形態のスポンジホルダーを示す左側面図、右側面図、正面図、平面図、底面図、背面図である。
図5】第二の実施形態のスポンジホルダーの閉じた状態を示す斜視図である。
図6】第二の実施形態のスポンジホルダーの使用例を示す斜視図である。
図7】第二の実施形態のスポンジホルダーの別の使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1図2に示す第一の実施形態のスポンジホルダーを説明する。スポンジホルダー10は、壁面等の被取付面に取り付ける為の取付部20と、取付部20に連続して結合する受部30とから構成されている。取付部20は略平板状で略垂直の取付基部21と、吸盤、磁石や接着剤等の取付具により壁面に取り付ける取付具装着部23とを有している。
【0010】
受部30は、略平板状で略水平な受部基部31と、この受部基部31から離れる方向に延在する受部突起33と、これらの複数の受部突起33同士の間に設けられた受部空間34とを有している。受部空間34は受部基部31から離れる方向に開口し、受部空間34の側部は平行部あるいは緩やかな傾斜を有し、その幅は収納するスポンジの厚さよりやや小さくしてある。
【0011】
試作においては、約18mmと28mmの大小の2種類の幅の受部空間34を備えて、種々の厚さのスポンジに適用できる結果が得られた。又、開口部には外方に向かって拡がりを持たせてある。この開口部の幅はスポンジの幅より広い方が、スポンジを挿入し易く好ましい。
取付部20と受部30はこの実施形態では、プラスチックで一体成型してあるが、金属ワイヤーを折り曲げて形成してもよい。
【0012】
図3図4図5図6図7に示す第二の実施形態のスポンジホルダー10では、スポンジホルダー10の取付部20と受部30の間に取付部側回転軸22と受部側回転軸32とを設け、受部30が水平の位置から垂直の位置まで回転可能に結合し、スポンジホルダー10を非使用時には図5のように閉じて邪魔にならないようにしている。又、受部30は適宜角度で係止させることができる。
【0013】
図6の使用状態に示す様に、スポンジ40を受部空間34に挿入し水切り・乾燥させることができる。これらの実施形態においては、コンパクトな外形で合計4個のスポンジ40を収容することができ、従来技術よりもスポンジ40とスポンジホルダー10が接する面積が最少であり水切り・乾燥に効果的という利点もある。又、場合によっては、受部30の上にスポンジを横に寝かせて置く利用方法も可能である。
【0014】
図7は、受部30が半開状態での使用状態を示す。受部20が壁から余り飛び出さないので邪魔にならない利点がある。受部30が半開状態で、図示はしてないが、ペットボトルを逆さにして差し込んで水切り・乾燥させることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0015】
主として家庭の台所で使うスポンジを収容するスポンジホルダーに関するが、浴室や洗面台等でも利用可能である。
【符号の説明】
【0016】
10はスポンジホルダー
20は取付部
21は取付部基部
22は取付部側回転軸
23は取付具装着部
30は受部
31は受部基部
32は受部側回転軸
33は受部突起
34は受部空間
40はスポンジ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7