(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022149448
(43)【公開日】2022-10-06
(54)【発明の名称】ジンバル及びそれを有するシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 5/222 20060101AFI20220929BHJP
H04N 5/232 20060101ALI20220929BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20220929BHJP
【FI】
H04N5/222 100
H04N5/232 480
G03B17/56 A
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021051616
(22)【出願日】2021-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】000104630
【氏名又は名称】キヤノンプレシジョン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110412
【弁理士】
【氏名又は名称】藤元 亮輔
(74)【代理人】
【識別番号】100104628
【弁理士】
【氏名又は名称】水本 敦也
(72)【発明者】
【氏名】山本 陽平
(72)【発明者】
【氏名】小林 大毅
(72)【発明者】
【氏名】會津 誠世
【テーマコード(参考)】
2H105
5C122
【Fターム(参考)】
2H105AA06
2H105AA11
2H105AA53
2H105AA55
5C122DA03
5C122DA04
5C122EA41
5C122EA58
5C122GD09
5C122GD12
5C122GE04
5C122HA75
5C122HA77
5C122HA78
5C122HA82
5C122HA88
5C122HB01
5C122HB10
(57)【要約】
【課題】角度検出センサの校正が可能な小型のジンバル及びそれを有するシステムを提供すること。
【解決手段】ジンバルは、被支持部を所定の姿勢で安定させるジンバルであって、被支持部の加速度を検出する加速度センサと、加速度を用いて被支持部の姿勢情報を算出する第1算出部と、ステータ部材に対して回転可能なロータ部材を備える回転部と、回転部の回転角度を検出する角度検出センサと、姿勢情報と回転角度に基づく回転部の角度情報とを用いて角度情報の補正値を算出する第2算出部とを有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被支持部を所定の姿勢で安定させるジンバルであって、
前記被支持部の加速度を検出する加速度センサと、
前記加速度を用いて前記被支持部の姿勢情報を算出する第1算出部と、
ステータ部材に対して回転可能なロータ部材を備える回転部と、
前記回転部の回転角度を検出する角度検出センサと、
前記姿勢情報と前記回転角度に基づく前記回転部の角度情報とを用いて前記角度情報の補正値を算出する第2算出部とを有することを特徴とするジンバル。
【請求項2】
前記姿勢情報は、前記被支持部の前記回転部の回転軸周りの角度に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載のジンバル。
【請求項3】
前記補正値を用いて前記角度情報を補正する補正部を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のジンバル。
【請求項4】
前記補正値を記憶する記憶部を更に有する請求項1乃至3の何れか一項に記載のジンバル。
【請求項5】
前記被支持部の角加速度を検出するジャイロセンサを更に有し、
前記第1算出部は、前記加速度と前記角加速度とを用いて前記姿勢情報を算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のジンバル。
【請求項6】
前記回転部は、第1回転部及び第2回転部を含み、
前記角度検出センサは、前記第1回転部の第1回転角度を検出する第1角度検出センサ、及び前記第2回転部の第2回転角度を検出する第2角度検出センサを含み、
前記第2算出部は、前記姿勢情報と前記第1回転角度に基づく前記第1回転部の第1角度情報とを用いて算出される前記第1角度情報の補正値と、前記姿勢情報と前記第2回転角度に基づく前記第2回転部の第2角度情報とを用いて算出される前記第2角度情報の補正値とを同時に算出することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のジンバル。
【請求項7】
前記角度検出センサは、前記ロータ部材に固定されるマグネットを備える磁気式エンコーダであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のジンバル。
【請求項8】
前記角度検出センサは、前記回転部の回転軸に直交する方向において前記マグネットと対向する位置に配置される磁気センサを備えることを特徴とする請求項7に記載のジンバル。
【請求項9】
前記被支持部を支持する支持部を更に有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のジンバル。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか一項に記載のジンバルと、
前記ジンバルによって支持される被支持部とを有することを特徴とするシステム。
【請求項11】
前記被支持部は、撮像装置であることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジンバル及びそれを有するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ジンバルは一般的に、ステータ及びロータを備えるモータと、ステータに対するロータの回転角度を検出する角度検出センサとを有する。特許文献1には、摩擦抵抗の低減と制御性向上のために非接触式の角度検出センサを有するジンバルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のジンバルにおいて、角度検出センサの校正を行うためには校正装置に接続するための部品が必要となり、ジンバルの小型化が困難となる。
【0005】
本発明は、角度検出センサの校正が可能な小型のジンバル及びそれを有するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのジンバルは、被支持部を所定の姿勢で安定させるジンバルであって、被支持部の加速度を検出する加速度センサと、加速度を用いて被支持部の姿勢情報を算出する第1算出部と、ステータ部材に対して回転可能なロータ部材を備える回転部と、回転部の回転角度を検出する角度検出センサと、姿勢情報と回転角度に基づく回転部の角度情報とを用いて角度情報の補正値を算出する第2算出部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、角度検出センサの校正が可能な小型のジンバル及びそれを有するシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施例1のジンバルを有するシステムの構成を示す概略図である。
【
図2】実施例1のジンバルの構成を示す概略図である。
【
図3】実施例1の第1回転駆動部の構成を示す概略図である。
【
図4】実施例1のモータの角度情報の補正値の算出方法を示すフローチャートである。
【
図5】実施例2のジンバルの構成を示す概略図である。
【
図6】実施例2の第1回転駆動部の構成を示す概略図である。
【
図7】実施例2のモータの角度情報の補正値の算出方法を示すフローチャートである。
【
図8】実施例3のジンバルの構成を示す概略図である。
【
図9】実施例3のモータの角度情報の補正値の算出方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【実施例0010】
図1は、実施例1のジンバルを有するシステム100の構成を示す概略図である。システム100は、ジンバル、及びジンバルによって固定される被支持部101を有する。ジンバルは、被支持部101を所定の姿勢で安定させることが可能である。被支持部101は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置でもよいし、センサ等の検出装置でもよい。
【0011】
ジンバルは、被支持部101を支持する支持部102を有する。また、ジンバルは、第1回転駆動部103、第2回転駆動部104、及び第3回転駆動部105を有する。第1乃至第3回転駆動部103,104,105はそれぞれ、被支持部101をX軸周り、Y軸周り、Z軸周りに回転させる。また、ジンバルは、使用者がジンバルを保持するための保持部106を有する。更に、ジンバルは、支持部102と第1回転駆動部103とを連結する連結部材107、第1回転駆動部103と第2回転駆動部104とを連結する連結部材108、及び第2回転駆動部104と第3回転駆動部105とを連結する連結部材109を有する。
【0012】
図2は、本実施例のジンバルの構成を示す概略図である。支持部102は、第1加速度センサ110、第2加速度センサ111、及び第3加速度センサ112を有する。第1乃至第3加速度センサ110,111,112はそれぞれ、被支持部101のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の加速度を検出する。また、第1乃至第3加速度センサ110,111,112は、検出した加速度を制御部113に出力する。
【0013】
第1回転駆動部103は、第1モータ118、第1角度検出センサ119、及び第1モータ駆動部120を有する。第2回転駆動部104は、第2モータ121、第2角度検出センサ122、及び第2モータ駆動部123を有する。第3回転駆動部105は、第3モータ124、第3角度検出センサ125、及び第3モータ駆動部126を有する。
【0014】
制御部113は、姿勢推定部(第1算出部)114、駆動指令部115、信号処理部(第2算出部)116、及び記憶部117を有する。
【0015】
姿勢推定部114は、CPU、GPU、DSP、A/D変換素子等の素子や、FPGA、ASIC等の回路から構成される。姿勢推定部114は、第1乃至第3加速度センサ110,111,112により検出された加速度を用いて以下の式(1)乃至(3)で表される被支持部101の姿勢情報(θx,θy,θz)を算出する。なお、姿勢情報とは本実施例では、被支持部101のモータの回転軸周りの角度に関する情報である。
【0016】
【0017】
ここで、ATAN2(X,Y)は、象限を判別して位相0~2πに変化する逆正接演算関数である。αx,αy,αzはそれぞれ、被支持部101のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の加速度である。
【0018】
駆動指令部115は、CPU、GPU、DSP、A/D変換素子等の素子や、FPGA、ASIC等の回路から構成される。駆動指令部115は、姿勢推定部114により算出された被支持部101の姿勢情報と信号処理部116により算出された各回転駆動部のモータ(回転部)の角度情報とを用いて被支持部101が所定の姿勢で安定するようにモータの駆動量を算出する。駆動指令部115は、算出した駆動量に対応する駆動信号を各回転駆動部に送信する。駆動信号は例えば、パルス信号、PWM信号、又はシリアル信号等である。
【0019】
信号処理部116は、CPU、GPU、DSP、A/D変換素子等の素子や、FPGA、ASIC等の回路から構成される。信号処理部116は、各回転駆動部の角度検出センサにより検出される各モータの回転角度を用いてモータの角度情報(φx,φy,φz)を算出する。また、信号処理部116は、姿勢推定部114により算出された被支持部101の姿勢情報とモータの角度情報とを用いてモータの角度情報の補正値を算出する。なお、信号処理部116は、姿勢推定部114及び駆動指令部115の少なくとも一方の動作を実行してもよい。
【0020】
以下、第1回転駆動部103の第1モータ118の角度情報の補正値の具体的な算出方法を説明する。
【0021】
まず、信号処理部116は、所定の姿勢情報θxn(n=1、2・・・N)に対応する第1モータ118の角度情報φxnを取得する。姿勢情報θxn及び角度情報φxnは、予め値の小さい順に並べ替えられていてもよい。
【0022】
次に、信号処理部116は、以下の式(4)で表される所定の姿勢における第1モータ118の角度情報φxnの角度誤差INL(φxn)を算出する。
【0023】
【0024】
角度情報φxに対応する角度誤差INL(φx)は、フーリエ級数展開により、以下の式(5)で近似される。
【0025】
【0026】
係数Ax0,Axm(m=1,2,3,4),Bxm(m=1,2,3,4)を求めることで、角度情報φxに対応する角度誤差INL(φx)の近似値を算出することができる。
【0027】
係数Ax0,Axm,Bxmはそれぞれ、以下の式(6)乃至(8)で求められる。
【0028】
【0029】
係数Ax0,Axm,Bxmは、第1モータ118の角度情報の補正値として記憶部117に記憶される。なお、本実施例では、角度誤差INL(φx)は、4次の近似式で表されているが、5次以上の近似式で表されてもよい。
【0030】
信号処理部116は、同様の処理を行うことで第2回転駆動部104の第2モータ121、及び第3回転駆動部105の第3モータ124の角度情報の補正値を算出することができる。
【0031】
信号処理部116は、算出した補正値を用いてモータの角度情報(φx,φy,φz)を補正し、以下の式(9)乃至(11)で表されるモータの補正後の角度情報(φ’x,φ’y,φ’z)を算出する。
【0032】
【0033】
なお、本実施例では、信号処理部116が角度情報を補正する補正部として機能するが、信号処理部116とは別に補正部を設けてもよい。
【0034】
角度情報の精度を向上させるために、補正値の算出と記憶、及び角度情報の補正を複数回行ってもよい。
【0035】
記憶部117は、ROM、RAM、及びハードディスク等の記憶媒体から構成される。記憶部117は、信号処理部116により算出されたモータの角度情報の補正値を記憶する。また、記憶部117は、姿勢推定部114、駆動指令部115、及び信号処理部116に実行させるプログラムを記憶してもよい。補正値やプログラムは、記憶部117の不揮発性記憶媒体に保存される。なお、記憶部117は、1つの記憶媒体から構成されてもよいし、複数の記憶媒体から構成されてもよい。
【0036】
図3は、第1回転駆動部103の構成を示す概略図である。第2及び第3回転駆動部104,105の構成は第1回転駆動部103の構成と同様であるため、本実施例では第2及び第3回転駆動部104,105の構成の詳細な説明は省略する。
【0037】
第1モータ118は、ステータ部材127、ロータ部材128、回転軸129、上側軸受け130、及び下側軸受け131を有する。上側軸受け130及び下側軸受け131はそれぞれ、回転軸129の第1端側及び第2端側に設けられている。ロータ部材128は、ステータ部材127に対して回転可能である。本実施例では、ステータ部材127にコイル132が取り付けられ、ロータ部材128にマグネット133が取り付けられているが、ステータ部材127にマグネット133が取り付けられ、ロータ部材128にコイル132が取り付けられてもよい。
【0038】
第1角度検出センサ119は、マグネット134及び磁気センサ135を有する。マグネット134は、円盤状の形状を有し、回転軸129の第1端に取り付けられている。磁気センサ135は、マグネット134と対向する位置に配置されている。第1角度検出センサ119は本実施例では磁気式エンコーダ(電磁誘導式エンコーダ)であるが、本発明はこれに限定されない。第1角度検出センサ119は、光学式エンコーダや、静電容量式エンコーダであってもよい。なお、磁気センサ135は、本実施例では第1モータ駆動部120に取り付けられているが、第1モータ駆動部120に取り付けられている必要はない。
【0039】
第1モータ駆動部120は、CPU、GPU、A/D変換素子、FET等の素子や、FPGA、ASIC等の回路から構成される。第1モータ駆動部120は、ケーブル137を介して制御部113に接続される電気接続部136を有する。第1モータ駆動部120は、駆動指令部115からの駆動信号を受信し、第1モータ118を回転させる。
【0040】
図4は、本実施例の第1乃至第3モータ118,121,124の角度情報の補正値の算出方法を示すフローチャートである。本実施例では、第1モータ118の角度情報の補正値を算出する場合について説明する。
【0041】
ステップS100では、支持部102を手動により、又は第1モータ118により、X軸周りに回転させる。なお、第3回転駆動部103の角度情報の補正値を算出する際に支持部102をZ軸周りに回転させる場合、予め支持部102をX軸周り、又はY軸周りに90度回転させておく。
【0042】
ステップS101では、姿勢推定部114は、第2及び第3加速度センサ111,112により検出された加速度を用いて被支持部101の姿勢情報θxを算出する。
【0043】
ステップS102では、制御部113は、姿勢情報θxが予め設定した所定の姿勢情報であるかどうかを判定する。姿勢情報θxが所定の姿勢情報である場合と判定された場合、ステップS103に進み、そうでないと判定された場合、ステップS100に戻る。
【0044】
ステップS103では、信号処理部116は、第1角度検出センサ119により検出された第1モータ118の回転角度を用いて第1モータ118の角度情報φxを算出する。
【0045】
ステップS104では、制御部113は、支持部102が360度以上回転し、所定の全姿勢での第1モータ118の角度情報φxの算出が完了したかどうかを判定する。支持部102が360度以上回転し、所定の全姿勢での第1モータ118の角度情報φxの算出が完了されたと判定された場合、ステップS105に進み、そうでないと判定された場合、ステップS100に戻る。
【0046】
ステップS105では、信号処理部116は、被支持部101の姿勢情報θxと第1モータ118の角度情報φxとを用いて第1モータ118の角度情報φxの補正値を算出する。
【0047】
ステップS106では、記憶部117は、第1モータ118の角度情報φxの補正値を記憶する。
【0048】
図4のフロー終了後、記憶部117に記憶された補正値は、モータの角度情報を補正する際に用いられる。
【0049】
なお、同様の処理を実行することで、第2及び第3モータ121,124の角度情報の補正値を算出することができる。
【0050】
以上説明したように、本実施例では被支持部101の姿勢情報とモータの角度情報とを用いてモータの角度情報の補正値を算出する。モータの角度情報の補正値を算出する際に姿勢情報を用いることで、校正装置を接続しなくても、角度検出センサの校正を行うことができる。また、モータの角度情報を補正することで、高精度かつ高効率なジンバルを実現することができる。また、本実施例のジンバルでは、組み立てた後でも、モータの角度情報の補正値を算出可能である。
本実施例のジンバルを有するシステムの構成は、基本的には実施例1のシステムと同様である。本実施例では、実施例1と異なる構成について説明し、実施例1と同様の構成については説明を省略する。
姿勢推定部114は、第1乃至第3加速度センサ110,111,112により検出された加速度、及び第1乃至第3ジャイロセンサ201,202,203により検出された角加速度を用いて被支持部101の姿勢情報(θx,θy,θz)を算出する。姿勢情報は、加速度センサ及びジャイロセンサの出力に対してMadgwick Filter処理を実施することで算出される。本実施例では、加速度センサの出力に加えて、ジャイロセンサの出力を用いることで、姿勢情報をより高精度に算出することができる。
第1モータ118は、ステータ部材127、ロータ部材128、回転軸204、上側軸受け130、及び下側軸受け131を有する。回転軸204は中空構造で、回転軸204の内部にはケーブル137が通っている。
第1角度検出センサ119は、マグネット205及び磁気センサ206を有する。マグネット205は、リング状の形状を有し、回転軸204の端部に取り付けられている。磁気センサ206は、マグネット205の径方向(第1モータの回転軸に直交する方向)においてマグネット205と対向する位置に配置されている。
中空構造の回転軸204を採用すると共に、磁気センサ206をマグネット205の径方向の位置に配置することで、第1モータ駆動部120と第1モータ118との間の距離を小さくすることができ、第1回転駆動部103を小型化することができる。
本実施例では、姿勢情報を実施例1に比べて精度よく算出することできるため、より高精度かつ高効率なジンバルを実現することができる。また、本実施例では、回転駆動部の構成を実施例1の回転駆動部の異なる構成とすることで、ジンバルをより小型化することができる。なお、本実施例の角度検出センサの配置では、角度検出センサの校正は必須である。