(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022149688
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】排気冷却装置
(51)【国際特許分類】
F01N 3/02 20060101AFI20220929BHJP
F01N 3/05 20060101ALI20220929BHJP
F01N 1/14 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
F01N3/02 101H
F01N3/02 101K
F01N3/05
F01N1/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021051953
(22)【出願日】2021-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】根津 裕介
(72)【発明者】
【氏名】船越 祐希
【テーマコード(参考)】
3G004
3G091
【Fターム(参考)】
3G004AA01
3G004BA01
3G004BA03
3G004DA01
3G004DA22
3G004EA06
3G004FA04
3G091AA02
3G091BA36
3G091CA08
3G091CA27
(57)【要約】
【課題】排気通路の中央部の排気を冷却し易くすることが可能な排気冷却装置を提供する。
【解決手段】排気冷却装置は、排気通路を通る排気を冷却する排気冷却装置であって、排気通路の内壁から排気通路の中心部へ延在する棒状部を有し、棒状部に排気が当たることで乱流を発生させる乱流発生部材を備える。例えば、乱流発生部材は、排気通路を横断する方向へ並ぶように配置された複数の棒状部を有する。また、排気通路は、中心部に排気が流れるように、かつ、中心部の外周部に外気が流れるように構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気通路を通る排気を冷却する排気冷却装置であって、
前記排気通路の内壁から前記排気通路の中心部へ延在する棒状部を有し、前記棒状部に前記排気が当たることで乱流を発生させる乱流発生部材を備える、
排気冷却装置。
【請求項2】
前記乱流発生部材は、前記排気通路を横断する方向へ並ぶように配置された複数の前記棒状部を有する、
請求項1に記載の排気冷却装置。
【請求項3】
前記棒状部は、中空部を有する管状部を備え、
前記管状部は、前記排気通路の内壁に配置される一端部を有し、
前記管状部の一端部は、外気と前記中空部とを連通する外気連通口を有する、
請求項1または2に記載の排気冷却装置。
【請求項4】
前記棒状部は、中空部を有する管状部を備え、
前記管状部は、前記排気通路の一の内壁に配置される一端部と、前記中心部を間にして前記排気通路の一の内壁と対向配置される他方の内壁に配置される他端部とを有し、
前記管状部の一端部および他端部のそれぞれは、外気と前記中空部とを連通する外気連通口を有する、
請求項1または2に記載の排気冷却装置。
【請求項5】
前記管状部の一端部と他端部との間の中間部は、前記中心部と前記中空部とを連通する1または複数の中心部連通口を有する、
請求項4に記載の排気冷却装置。
【請求項6】
前記棒状部は、中空部を有する管状部を備え、
前記管状部は、前記排気通路の内壁に配置される一端部と、前記中心部の位置において、排気流れ方向の下流側へ延在する他端部とを有し、
前記管状部の一端部は、外気と前記中空部とを連通する外気連通口を有する、
前記管状部の他端部は、前記中心部と前記中空部と連通する中心部連通口を有する、
請求項1または2に記載の排気冷却装置。
【請求項7】
前記排気通路は、前記中心部に前記排気が流れるように、かつ、前記中心部の外周部に外気が流れるように構成される、
請求項1から6のいずれか一項に記載の排気冷却装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、排気冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、排気が流れる排気通路と、排気通路の外周を包囲する包囲管とを備え、排気通路の外周面と包囲管の内周面との間に筒状の空間を形成し、筒状の空間に空気を流動させることで、排気を冷却する排気冷却装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、排気通路の内壁近傍の排気は、筒状の空間から比較的に近いため、筒状の空間に取り込まれる空気と熱交換し易い。これにより、排気通路の内壁近傍の排気は冷却し易い。しかし、排気管の中心部の排気は、筒状の空間から比較的に遠いため、筒状の空間に取り込まれる空気と熱交換し難い。これにより、排気通路の中央部の排気は冷却し難いという問題がある。
【0005】
本開示の目的は、排気通路の中央部の排気を冷却し易くすることが可能な排気冷却装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本開示における排気冷却装置は、
排気通路を通る排気を冷却する排気冷却装置であって、
前記排気通路の内壁から前記排気通路の中心部へ延在する棒状部を有し、前記棒状部に前記排気が当たることで乱流を発生させる乱流発生部材を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、排気通路の中央部の排気を冷却し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は本開示の実施の形態に係る排気冷却装置を示す斜視図である。
【
図2】
図2は本開示の実施の形態に係る排気冷却装置を示す縦断面図である。
【
図3】
図3は本開示の実施の形態に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。
【
図4】
図4は変形例1に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。
【
図5】
図5は変形例2に係る排気冷却装置を示す縦断面図である。
【
図6】
図6は変形例2に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。
【
図7】
図7は変形例3に係る排気冷却装置を示す縦断面図である。
【
図8】
図8は変形例3に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る排気冷却装置1を示す斜視図である。
図2は本開示の実施の形態に係る排気冷却装置1を示す縦断面図である。
図2にはX軸、Y軸およびZ軸が描かれている。
図2において左右方向をX方向又は「排気流れ方向」といい、右方向を「+X方向」、「排気方向下流側」又は「下流側」、左方向を「-X方向」、「排気方向上流側」又は「上流側」という。
図2において上下方向をY方向といい、上方向を「+Y方向」又は「上側」、下方向を「-Y方向」又は「下側」という。
図2において紙面奥行方向をZ方向又は「幅方向」といい、紙面手前側を幅方向一側又は「+Z方向」、紙面奥側を幅方向他側又は「-Z方向」という。
【0010】
本実施の形態に係る排気冷却装置1は、例えば、ディーゼルエンジンにおいて燃焼後の排気を浄化する排気浄化装置の下流側に配置され、浄化された排気を冷却した後に外気に放出するエキゾーストクーラーであるが、本開示はこれに限らず、排気を冷却する装置に広く適用可能である。
図1および
図2に示すように、本実施の形態に係る排気冷却装置1は、排気通路2と、乱流発生部材3とを備える。
【0011】
排気通路2は、排気方向上流側(-X方向)、排気方向中央側、および、排気方向下流側(+X方向)のそれぞれの位置に配置される上流側通路部21、中央側通路部22および下流側通路部23を有している。上流側通路部21は、楕円形状の横断面を有している。上流側通路部21には排気管4の下流側の端部が接続される。上流側通路部21の内壁と排気管4の外周壁との間には、外気を排気通路2内に取り入れるための筒状の空間5が形成される。
【0012】
中央側通路部22は、上流側通路部21の横断面の大きさよりも小さめの楕円形状の横断面を有している。下流側通路部23の幅方向(Z方向)の寸法は、下流側(+X方向)に向かって大きくなっている。一方、下流側通路部23の上下方向(Y方向)の寸法は、下流側(+X方向)に向かって小さくなっている。換言すれば、下流側通路部23の横断面形状は下流側に向かって幅方向(Z方向)で広がり、上下方向(Y方向)で狭くなっている。
【0013】
図3は、本開示の実施の形態に係る排気冷却装置1の中央側通路部22を示す横断面図である。
図2および
図3に示すように、乱流発生部材3は、中央側通路部22に配置されている。乱流発生部材3は、排気通路2の上側の内壁24から排気通路2の中心部25へ延在し、さらに、排気通路2の下側の内壁24(中心部25を間にして上側の内壁24と対向配置される内壁24)に延在する棒状部31を有する。棒状部31は、中空部33を有する管状部32を備える。ここで、「中心部」とは、排気通路2の横断面において、上下方向(Y方向)の中心部、かつ、幅方向(Z方向)の中心部をいう。
【0014】
管状部32の上側の端部(上側の内壁24に配置される端部)は、外気と中空部33と連通する外気連通口34(以下、「上側外気連通口34a」という)を有する。また、管状部32の下側の端部(下側の内壁24に配置される端部)は、外気と中空部33と連通する外気連通口34(以下、「下側外気連通口34b」という)を有する。なお、管状部32の外径の大きさや、中空部33の内径の大きさは、中心部25の排気温度の低下効果を上げる観点から、実験やシミュレーションにより求めることができる。
【0015】
次に、排気通路2内の排気および外気のそれぞれの流れについて
図2および
図3を参照して説明する。
図2および
図3に、ハッチングを付した矢印で排気の流れを示し、白抜きの矢印で外気の流れを示す。
図2および
図3に示すように、排気は排気管4を通って、排気通路2の中心部25に流入する。また、外気は筒状の空間5を通って排気通路2の内壁24の近傍に流入する。排気通路2に流入した排気および外気のそれぞれは、排気通路2の中央側通路部22に配置された管状部32に当たることで、強制的に流れの方向が変わる。これにより、中心部25を流れる排気が、排気通路2の内壁24の近傍に流れる外気と混合する。内壁24の近傍に流れる外気は、温度が低いため、中心部25の排気が排気通路2の内壁24の近傍の外気と混合することで、中心部25の排気が冷却される。ひいては、中心部25の排気温度が低下する。
【0016】
上側外気連通口34a近傍および下側外気連通口34b近傍のそれぞれの大気圧力の差に基づいて、上側外気連通口34aおよび下側外気連通口34bの一方の連通口から中空部33へ外気が導入され、中空部33の外気が他方の連通口から排気通路2の外部へ導出される。中空部33へ導入された外気が排気通路2内の排気と熱交換することにより、中空部33内の外気温度が上がる。これにより、中空部33内における外気の上方向の流れが生じる。これにより、外気は下側外気連通口34bから中空部33へ導入され、上側外気連通口34aから排気通路2の外部へ導出される。
図2および
図3に外気の流れを示す。中空部33内の外気の流れにより、外気が中空部33へ連続的に導入されることが可能となる。これにより、排気通路2の中心部25の排気が中空部33の外気と管状部32を介して連続的に熱交換をすることで、中心部25の排気が冷却される。その結果、中心部25の排気温度が低下する。
【0017】
上記実施の形態に係る排気冷却装置1は、排気通路2を通る排気を冷却する排気冷却装置であって、排気通路2の内壁24から排気通路2の中心部25へ延在する棒状部31を有し、棒状部31に排気が当たることで乱流を発生させる乱流発生部材3を備える。
【0018】
上記構成により、排気通路2において、排気および外気のそれぞれが棒状部31に当たることで、強制的に流れの方向が変わる。これにより、中心部25を流れる排気が、排気通路2の内壁24の近傍に流れる外気と混合するため、中心部25を流れる排気を冷却することが容易となる。
【0019】
また、棒状部31は、中空部33を有する管状部32を備え、管状部32は、排気通路2の一の内壁24に配置される一端部と、排気通路2の中心部25を間にして排気通路2の一の内壁24と対向配置される他方の内壁24に配置される他端部とを有し、管状部の一端部および他端部のそれぞれは、外気と中空部33とを連通する外気連通口34を有する。これにより、外気を管状部32の中空部33に連続的に導入することができるため、中心部25の排気が中空部33の外気と管状部32を介して熱交換をし易くなる。その結果、中心部25の排気を冷却することが容易となる。
【0020】
なお、上記実施の形態に係る排気冷却装置1では、管状部32の両端部のそれぞれは外気連通口34を有しているが、本開示はこれに限らず、例えば、管状部32の両端部の一方のみが外気連通口34を有し、他方の端部は外気連通口34を有さず、塞いでもよい。この場合、他方の端部は少なくとも中心部25に延在すればよく、内壁24に配置される必要はない。中空部33に導入される外気と中心部25を流れる排気との熱交換により、中心部25を流れる排気を冷却することが可能となる。
【0021】
(変形例1)
次に、本実施の形態の変形例に係る排気冷却装置1について説明する。なお、変形例の説明では、上記実施の形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一符号を付してその説明を省略する。上記実施の形態に係る管状部32の外径が比較的大きい場合、その管状部32に排気が当たることで圧力損失が増大し、排気が流れ難くなる場合がある。管状部32の外径が比較的小さい場合、圧力損失が減少し、排気が流れやすくなる。しかし、管状部32の外径に応じて中空部33の内径が小さくなるため、中空部33を通る外気量は減少する。また、排気と外気との混合が行われ難くなる。
【0022】
図4は、変形例1に係る排気冷却装置1の中央側通路部22を示す横断面図である。
図4に示す排気冷却装置1は、幅方向(Z方向)へ並ぶように配置される複数(変形例1では3本)の管状部32を有する。管状部32は、幅方向一側(+Z方向)、幅方向中央側、幅方向他側(-Z方向)のそれぞれの位置に配置される。3本の管状部32のそれぞれの外径は、上記実施の形態に係る管状部32の外径よりも小さい。幅方向は本開示の「横断する方向」に対応する。
【0023】
変形例1においては、管状部32の本数や、管状部32の外径の大きさや、中空部33の内径の大きさは、圧力損失の観点から、また、排気通路2の中心部25の排気温度の低下の観点から、実験やシミュレーションにより求めることができる。
【0024】
変形例1に係る排気冷却装置1では、比較的に小さな外径の複数の管状部32を有する。複数本の管状部32が幅方向(Z方向)へ並ぶように配置されるため、排気と外気との混合が幅方向で偏りなく行われる。また、複数の管状部32のそれぞれの中空部33を通る外気量の総量を確保することができる。以上により、中心部25の排気温度を低下させることができる。また、管状部32が比較的小さな外径を有するため、圧力損失を減少させることが可能となる。
【0025】
(変形例2)
次に、変形例2に係る排気冷却装置1について
図5および
図6を参照して説明する。
図5は変形例2に係る排気冷却装置を示す縦断面図である。
図6は変形例2に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。排気通路2内の排気の流れにより、排気通路2外の圧力が排気通路2内の圧力よりも高い。これにより、管状部32に中空部33と排気通路2の内部とを連通する連通穴を配置すれば、連通穴を通して外気を排気通路2内に比較的容易に取り込むことが可能である。
【0026】
図5および
図6に示すように、管状部32の上側の端部から下側の端部にわたり、中空部33と排気通路2の内部とを連通する複数の連通穴35が等間隔で配置されている。複数の連通穴35のそれぞれは下流側に向けて開設されている。
【0027】
管状部32の上下方向の中間部36に配置された連通穴35は、本開示の「中心部連通口」に対応し、排気通路2の中心部25を流れる排気と上下方向(Y方向)で同じ位置にある。管状部32の上側の端部および下側の端部のそれぞれに配置された連通穴35は、排気通路2の内壁24近傍を流れる排気と上下方向(Y方向)で同じ位置にある。また、変形例2においては、連通穴35の外径の大きさや、連通穴35の数や、連通穴35同士間の間隔などは、排気通路2の中心部25の排気温度の低下の観点から、実験やシミュレーションにより求めることができる。
【0028】
変形例2に係る排気冷却装置1では、管状部32の中間部36は、中心部25と中空部33とを連通する1または複数の連通穴35を有する。連通穴35を通して、中空部33内の外気が中心部25に導出するため、導出された外気により、中心部25の排気が冷却される。
【0029】
(変形例3)
次に、変形例3に係る排気冷却装置1について
図7および
図8を参照して説明する。
図7は変形例3に係る排気冷却装置を示す縦断面図である。
図8は変形例3に係る排気冷却装置の中央側通路部を示す横断面図である。
【0030】
変形例2では、上側の内壁24と下側の内壁24との間に架設された管状部32に配置され、中心部25と中空部33とを連通する複数の連通穴35について説明した。この場合、例えば、下側外気連通口34bから中空部33へ導入され、中空部33から連通穴35を通って排気通路2の内部へ導出さずに中空部33を通過した一部の外気は、上側外気連通口34aから排気通路2の外部へ導出してしまう。これに対し、中空部33へ導入された全部の外気を中心部25の排気の冷却に用いることができれば、中心部25の排気温度の冷却効果は上がる。
【0031】
変形例3に係る排気冷却装置1では、管状部32は、排気通路2の内壁24に配置される一端部と、中心部25の位置において下流側(+X方向)へ延在する他端部とを有する。管状部32の一端部は、外気と中空部33とを連通する外気連通口34を有する。管状部32の他端部は、中心部25と中空部33と連通する連通開口37を有する。連通開口37が本開示の「中心部連通口」に対応する。連通開口37は下流側(+X方向)に開設されている。変形例3においては、管状部32の外径の大きさや、中空部33の内径の大きさや、連通開口37の径の大きさなどは、排気通路2の中心部25の排気温度の低下の観点から、実験やシミュレーションにより求めることができる。
【0032】
変形例3では、例えば、排気通路2外の圧力が排気通路2内の圧力よりも高いため、外気が外気連通口34から中空部33へ連続的に導入され、中空部33へ導入された外気が連通開口37から中心部25に導出される。これにより、外気が中心部25の排気と混合するため、中心部25の排気温度が低下する。
【0033】
以上、本実施の形態に係る排気冷却装置1の構成および変形例のそれぞれに係る排気冷却装置1の構成について説明したが、本開示はこれらに限らず、例えば、これらの1または複数の組み合わせにより構成されてもよい。
【0034】
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本開示は、排気通路の中央部の排気を冷却し易くすることが要求される排気冷却装置を備えた車両に好適に利用される。
【符号の説明】
【0036】
1 排気冷却装置
2 排気通路
3 乱流発生部材
4 排気管
5 筒状の空間
21 上流側通路部
22 中央側通路部
23 下流側通路部
24 内壁
25 中心部
31 棒状部
32 管状部
33 中空部
34 外気連通口
34a 上側外気連通口
34b 下側外気連通口
35 連通穴
36 中間部
37 連通開口