(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022150031
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20220929BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021052432
(22)【出願日】2021-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】500175565
【氏名又は名称】株式会社ぐるなび
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 雄一
(72)【発明者】
【氏名】杉原 章郎
(72)【発明者】
【氏名】小島 朋実
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC24
(57)【要約】 (修正有)
【課題】施設に含まれる店舗を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】予約支援装置2、利用者端末3、及び店舗端末4が、インターネット、LAN、WAN又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能情報処理システムにおいて、予約支援装置2は、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出処理部212と、第1算出処理部212により算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて施設の第2混雑度を算出する第2算出処理部213と、第2算出処理部213により算出される第2混雑度に対応する混雑情報を出力する出力処理部215と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出処理部と、
前記第1算出処理部により算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出処理部と、
前記第2算出処理部により算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する出力処理部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記第1算出処理部は、前記店舗の空席数又は空席率を当該店舗の前記第1混雑度として算出し、
前記第2算出処理部は、前記各店舗の空席数又は空席率に基づいて前記施設の空席数又は空席率を前記第2混雑度として算出する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記出力処理部は、前記施設ごとの空席数又は空席率を出力する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記出力処理部は、所定数の前記店舗を含む前記施設ごとの空席数又は空席率を出力する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記出力処理部は、前記施設の前記空席数又は前記空席率が高い順に、前記施設に対応する前記混雑情報を出力する、
請求項3又は4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
第1施設に含まれる前記店舗の数が第2施設に含まれる前記店舗の数よりも多い場合に、前記出力処理部は、前記第1施設の前記混雑情報を前記第2施設の前記混雑情報よりも優先して出力する、
請求項1~4のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項7】
第1施設が第2施設よりも利用者の現在位置に近い場合に、前記出力処理部は、前記第1施設の前記混雑情報を前記第2施設の前記混雑情報よりも優先して出力する、
請求項1~4のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記出力処理部は、利用者の検索条件である利用人数を受け入れ可能な前記店舗を含む前記施設の前記混雑情報を出力する、
請求項1~7のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記店舗の検索要求を受け付ける受付処理部と、
前記受付処理部により受け付けられる前記検索要求を満たす店舗を検索する検索処理部と、
をさらに備え、
前記出力処理部は、前記検索処理部により検索される前記店舗の情報と、当該店舗を含む前記施設の前記混雑情報とを含む検索結果を出力する、
請求項1~8のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項10】
一又は複数のプロセッサーが、
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップにより算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出ステップと、
前記第2算出ステップにより算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を提示する提示ステップと、
実行する情報処理方法。
【請求項11】
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップにより算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出ステップと、
前記第2算出ステップにより算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を提示する提示ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の店舗を含む施設の情報を提示可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、現時点における各店舗の混雑状況を提示するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。利用者は現時点の各店舗の混雑状況を把握することにより、例えば混雑していない所望の店舗を訪問することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、店舗ごとの混雑状況を把握することはできるが、例えば当該店舗がショッピングモールなどの施設内の店舗である場合には、当該店舗が混雑していない状況であっても当該施設が混雑していると当該施設を訪問し難くなり当該店舗を利用することが困難になる。
【0005】
本発明の目的は、施設に含まれる店舗を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理システムは、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出処理部と、前記第1算出処理部により算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出処理部と、前記第2算出処理部により算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する出力処理部と、を備えるシステムである。
【0007】
本発明に係る情報処理方法は、一又は複数のプロセッサーが、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出ステップと、前記第1算出ステップにより算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出ステップと、前記第2算出ステップにより算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を提示する提示ステップと、実行する方法である。
【0008】
本発明に係る情報処理プログラムは、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出ステップと、前記第1算出ステップにより算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出ステップと、前記第2算出ステップにより算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を提示する提示ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施設に含まれる店舗を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る予約支援システムの全体構成を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係る予約支援システムが適用される施設のフロアレイアウトの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係る予約支援システムの構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される店舗情報の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設混雑情報の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設混雑情報の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設混雑情報の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索条件設定ページの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで実行される予約支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】
[予約支援システム1]
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る予約支援システム1は、予約支援装置2と利用者端末3と店舗端末4とを含む。店舗端末4は、店舗ごとに配置される。ここで、前記店舗は、所定の施設に含まれる店舗、すなわち同一施設内に入居して営業を行う店舗(例えばテナント)である。前記施設は、ショッピングモール(ショッピングセンター)、商業施設、複合施設、娯楽施設、商業ビル、百貨店、デパートなど複数の店舗が入居する施設(グループ)である。また、前記施設は、経営母体が異なる複数の店舗が入居する施設であってもよい。また、前記施設は、住所又は敷地が同一である複数の店舗が入居する施設であってもよい。また、前記施設は、前記施設は、複数の店舗が同一地域に配置された商店街、飲食店街(商業地域)などであってもよい。なお、例えばショッピングモールが複数の独立した建物(北館、南館など)で構成される場合、当該ショッピングモールは一つ(同一)の施設である。本実施形態では、前記施設の一例として、複数の飲食店を含む施設(商業ビル)を挙げる。なお、前記施設は、例えば複数の娯楽店舗(カラオケルール、卓球場、ボーリング場など)が入居する娯楽施設であってもよいし、飲食店、娯楽店舗、及び小売店舗など複数種類の店舗が入居する複合施設であってもよい。
【0013】
図2には、施設Aの5階のフロアレイアウトの一例を示している。なお、施設Aは、多層フロア(多層階)を有する建物(商業ビル)である。
図2に示すように、施設Aの5階には、4軒の飲食店A1~A4が配置されている。各飲食店には店舗端末4が配置されている(
図1参照)。なお、店舗端末4は、飲食店の店内に設置されてもよいし、飲食店の店外に設置されてもよい。店舗端末4は、飲食店の予約を管理する情報処理装置である。
【0014】
利用者端末3は、施設及び飲食店の検索、飲食店の予約を要求する利用者によって操作される情報処理装置である。また、利用者端末3は、施設を訪れる利用者が所持している情報処理装置である。
【0015】
予約支援装置2、利用者端末3、及び店舗端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
【0016】
予約支援装置2は、施設ごとの混雑情報を利用者に提示する。また、予約支援装置2は、施設に含まれる飲食店を検索するための検索条件を利用者端末3から受付可能であり、検索条件に基づく検索処理を実行して検索結果を利用者端末3に提示する。また、予約支援装置2は、検索結果に含まれる飲食店の中から利用者に選択された飲食店の予約処理を実行する。
【0017】
予約支援システム1は、本発明の情報処理システムの一例である。本実施形態では、予約支援装置2単体が本発明に係る情報処理システムに相当するが、本発明に係る情報処理システムは、予約支援装置2、利用者端末3、及び店舗端末4のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、予約支援装置2、利用者端末3、及び店舗端末4の構成要素が協働して後述する各種の予約支援処理(
図11参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る情報処理システムとして捉えることが可能である。例えば、予約支援装置2及び店舗端末4が本発明に係る情報処理システムを構成してもよい。
【0018】
[予約支援装置2]
図3に示されるように、予約支援装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、予約支援装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、予約支援装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
【0019】
通信I/F24は、予約支援装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して利用者端末3、店舗端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0020】
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0021】
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、店舗情報D1、施設混雑情報D2などのデータが記憶される。店舗情報D1には、検索対象及び予約対象の飲食店に関する情報が含まれる。施設混雑情報D2には、施設に含まれる飲食店ごとに、混雑状況に関する各種情報が含まれる。施設混雑情報D2は、施設ごとに記憶部22に記憶される。
図4は、店舗情報D1の一例を示す図である。
図5は施設Aの施設混雑情報D2(以下、「施設混雑情報D2a」という。)の一例を示す図であり、
図6は施設Bの施設混雑情報D2(以下、「施設混雑情報D2b」という。)の一例を示す図であり、
図7は施設Cの施設混雑情報D2(以下、「施設混雑情報D2c」という。)の一例を示す図である。また、記憶部22には、飲食店の店内、外観などを示す画像データ、飲食店の場所を示す地図データなども記憶されている。
【0022】
図4に示されるように、店舗情報D1には、飲食店ごとに、対応する「店舗ID」、「店舗名」、「施設名」、「エリア」、「ジャンル」、「営業時間」、「住所」などの情報が含まれる。前記店舗IDは、飲食店の識別情報であり、前記店舗名は、飲食店の名称である。前記施設名は、飲食店が入居する施設(ショッピングモール、商業ビルなど)の名称である。前記エリアは、飲食店の所在地の地域名称などである。前記ジャンルは、飲食店で提供されるサービスの内容を識別可能な情報(種別)であって、例えば料理ジャンルを示す。前記営業時間は、飲食店の営業時間である。前記住所は、飲食店の詳細な住所である。また、店舗情報D1には、飲食店の電話番号、飲食店のホームページ、予約ページなどのウェブページにアクセスするためのアクセス情報(URL)、予算、飲食店の画像の識別情報などが含まれてもよい。
【0023】
図5に示されるように、施設Aの施設混雑情報D2aには、施設Aに含まれる飲食店ごとに、対応する「店舗ID」、「店舗名」、「フロア」、「席数」、「空席数」、「空席率」などの情報が含まれる。前記フロアは、施設Aが多層フロアを有する建物(商業ビル)である場合に、飲食店が配置されるフロアの情報である。例えば飲食店A1~A4は施設Aの5階に配置されている(
図2参照)。前記席数は、飲食店において利用者が利用する席、テーブルなどの合計数(利用可能数、収容可能人数)である。前記空席数は、現在の空席の合計数である。なお、前記空席数は、前記席数から、現在利用者が利用中の席の数と予約席の数とを減算した残りの数である。すなわち、前記空席数は、利用者が予約可能な席数、又は、予約をしないで来店するウォークイン客が利用可能な席数である。前記空席率は、前記席数に対する前記空席数の割合を示す情報である。制御部21は、各飲食店の店舗端末4から現在の利用状況(例えば空席数)の情報を取得して、混雑状況(例えば空席数、空席率)を算出して施設混雑情報D2を登録する。
【0024】
なお、前記席数は、予約枠数であってもよい。例えば飲食店A1の管理者は、飲食店A1に配置される全ての席の全席数のうち一部の席数「10席」を予約用として設定する。この場合、前記空席数「6」は、残りの予約枠を意味する。
【0025】
制御部21は、店舗情報D1及び施設混雑情報D2に基づいて予約処理を実行する。具体的には、制御部21は、各飲食店について、前記空席数を上限として利用者からの予約を受け付ける。
【0026】
なお、他の実施形態として、店舗情報D1及び施設混雑情報D2の一部又は全部が、予約支援装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、予約支援装置2の制御部21は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の予約支援処理(
図11参照)などの各処理を実行してもよい。
【0027】
また、記憶部22には、利用者端末3に表示される予約サイト(例えば飲食店予約サイト)に含まれる、検索条件設定ページP1(
図8参照)、検索結果ページP2(
図9、
図10参照)、経路案内ページ(不図示)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。
【0028】
なお、本実施形態において、予約支援装置2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を利用者端末3に送信することにより、利用者端末3に前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、予約支援装置2の制御部21は、利用者端末3に前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、利用者端末3の制御部31に前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
【0029】
なお、前記予約サイトは、予め設定された一つのドメインに属するウェブページの集合体であってもよいが、例えば同一の予約支援装置2の記憶部22に記憶された複数のドメインに属するウェブページの集合体を前記予約サイトとして捉えてもよい。また、前記予約サイトに含まれる各種のページは、複数のサーバーに分散して記憶されたものであってもよい。
【0030】
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の予約支援処理(
図11参照)を実行させるための予約支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記予約支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、予約支援装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
【0031】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより予約支援装置2を制御する。
【0032】
ところで、従来、現時点における各店舗の混雑状況を提示するシステムが知られている。利用者は現時点の各店舗の混雑状況を把握することにより、例えば混雑していない所望の店舗を訪問することが可能になる。しかし、従来の技術では、店舗ごとの混雑状況を把握することはできるが、例えば当該店舗が施設A内の店舗である場合には、当該店舗が混雑していない状況であっても施設A全体が混雑していると施設Aを訪問し難くなり当該店舗を利用することが困難になる。これに対して、本実施形態に係る予約支援システム1によれば、施設に含まれる店舗を利用する利用者の利便性を向上させることが可能である。
【0033】
具体的に、制御部21は、
図3に示されるように、受付処理部211、第1算出処理部212、第2算出処理部213、検索処理部214、出力処理部215、予約処理部216などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記予約支援プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記予約支援プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0034】
受付処理部211は、利用者から飲食店の検索要求を受け付ける。具体的には、受付処理部211は、利用者端末3からエリア、利用日時(来店日、来店時間)、利用人数などの検索条件を含む検索要求を受け付ける。エリア、利用日時、利用人数などの各情報は、予約可能な飲食店を検索する検索処理に用いられる。受付処理部211は、本発明の受付処理部の一例である。
【0035】
第1算出処理部212は、施設に含まれる複数の飲食店のそれぞれの第1混雑度を算出する。具体的には、第1算出処理部212は、飲食店の空席数又は空席率を当該飲食店の前記第1混雑度として算出する。各飲食店の前記空席数又は前記空席率は、本発明の第1混雑度の一例である。
【0036】
なお、本発明の第1混雑度は、飲食店において現在利用者が利用中の席の数と予約席の数との合計数(利用席数)、又は、前記席数に対する前記利用席数の割合(利用席率)であってもよい。また、本発明の第1混雑度は、現在飲食店の店内にいる利用者の人数(利用人数)、又は、飲食店の収容可能人数に対する前記利用人数の割合であってもよい。
【0037】
例えば、第1算出処理部212は、受付処理部211が利用者から飲食店の検索要求を受け付けると、その時点における各飲食店の空席数及び空席率を算出する。例えば、第1算出処理部212は、各店舗端末4から飲食店の現在の空席数を取得して各飲食店の空席率を算出する。第1算出処理部212は、前記空席数及び前記空席率を施設混雑情報D2に登録する(
図5~
図7参照)。第1算出処理部212は、飲食店ごとに、前記空席数及び前記空席率を算出してもよい。第1算出処理部212は、本発明の第1算出処理部の一例である。
【0038】
第2算出処理部213は、第1算出処理部212により算出される各飲食店の前記第1混雑度に基づいて施設の第2混雑度を算出する。具体的には、第2算出処理部213は、第1算出処理部212により算出される各飲食店の空席数又は空席率に基づいて施設の空席数(以下、「合計空席数」という。)又は空席率(以下、「合計空席率」という。)を第2混雑度として算出する。施設の前記合計空席数又は前記合計空席率は、本発明の第2混雑度の一例である。例えば、施設Aの前記合計空席数は、施設Aに含まれる飲食店A1~A4それぞれの席数の合計数(合計席数「40席」)のうち現在未使用又は未予約の空席数の合計(「21席」)である。また、施設Aの前記合計空席率は、前記合計席数(「40席」)に対する前記合計空席数(「21席」)の割合(「52%」)である。第2算出処理部213は、施設ごとに、前記合計空席数及び前記合計空席率を算出してもよい。
【0039】
なお、本発明の第2混雑度は、所定の施設に含まれる各飲食店において現在利用者が利用中の席の数と予約席の数との合計数(合計利用席数)、又は、前記席数に対する前記合計利用席数の割合(合計利用席率)であってもよい。また、本発明の第2混雑度は、所定の施設に含まれる各飲食店において現在店内にいる利用者の人数(合計利用人数)、又は、各飲食店の合計収容可能人数に対する前記合計利用人数の割合であってもよい。また、前記合計利用人数には、施設内にいる利用者であって、いずれの飲食店にも入店していない利用者の人数が含まれてもよい。すなわち、前記合計利用人数は、施設内にいる全ての利用者の合計人数であってもよい。
【0040】
例えば、第2算出処理部213は、受付処理部211が利用者から飲食店の検索要求を受け付けると、その時点における各施設の空席数及び空席率を算出する。例えば、第2算出処理部213は、施設Aに含まれる各飲食店の各店舗端末4から各飲食店の現在の空席数を取得して、施設Aの合計空席数(「21席」)を算出し、当該合計空席数に基づいて施設A全体の合計空席率(「52%」)を算出する。第2算出処理部213は、前記合計空席数及び前記合計空席率を施設混雑情報D2に登録する(
図5~
図7参照)。
【0041】
このように、第2算出処理部213は、各施設の第2混雑度を、各施設に含まれる飲食店の席数及び利用状況に基づいて算出する。第2算出処理部213は、本発明の第2算出処理部の一例である。
【0042】
検索処理部214は、受付処理部211が受け付けた検索要求に基づいて、飲食店を検索する検索処理を実行する。検索処理部214は、本発明の検索処理部の一例である。
【0043】
ここで、検索処理の手順の一例を説明する。例えば、受付処理部211は、利用者端末3に検索条件設定ページP1(
図8参照)を表示させる。検索条件設定ページP1には、希望のエリアを入力するエリア入力欄K11、希望の来店日を入力する来店日入力欄K12、希望の来店時間を入力する来店時間入力欄K13、利用人数を入力する利用人数入力欄K14、検索対象を入力する検索対象入力欄K15などが含まれる。
【0044】
前記検索対象は、検索処理において抽出される対象である。例えば検索対象入力欄K15において利用者が「施設を含む」を選択すると、検索処理部214は、前記検索条件を満たす飲食店と、当該飲食店を含む施設とを検索する。一方、例えば検索対象入力欄K15において利用者が「店舗のみ」を選択すると、検索処理部214は、前記検索条件を満たす飲食店のみを検索し、施設の検索を行わない。利用者は、施設内の飲食店を検索する際に、施設の混雑状況を把握したい場合に「施設を含む」を選択する。以下では、利用者が「施設を含む」を選択した場合について説明する。
【0045】
利用者が検索条件設定ページP1(
図8参照)において前記各情報を入力して「決定」の決定ボタンK16を押下すると、受付処理部211は、利用者端末3から検索要求を受け付ける。
【0046】
検索処理部214は、前記検索要求に基づいて、店舗情報D1(
図4参照)及び施設混雑情報D2(
図5~
図7参照)を参照して、予約を受け付け可能な飲食店と、当該飲食店を含む施設とを検索する。例えば、利用者が検索条件の利用人数に「6人」を入力した場合、検索処理部214は、各施設混雑情報D2を参照して、6人で予約可能な一又は複数の飲食店と、当該飲食店を含む一又は複数の施設とを検索する。例えば、検索処理部214は、前記空席数が1以上の飲食店を検索する。
【0047】
出力処理部215は、検索処理部214による検索結果を出力する。具体的には、出力処理部215は、検索結果ページP2(
図9参照)を前記検索要求の要求元の利用者端末3に表示させる。出力処理部215は、本発明の出力処理部の一例である。
【0048】
ここで、前記検索処理の具体例を以下に示す。例えば、検索条件の来店時間が「12:00」、利用人数が「6人」に設定された場合に、検索処理部214は、各施設に含まれる複数の飲食店の中から、営業時間が12:00を含み、前記空席数が「6」以上の飲食店を検索する。ここでは、検索処理部214は、例えば飲食店A1,B1,B2,C3を抽出する。また、検索処理部214は、飲食店A1を含む施設Aと、飲食店B1,B2を含む施設Bと、飲食店C3を含む施設Cとを抽出する。
【0049】
また他の実施形態として、検索処理部214は、前記検索条件を満たし、かつ飲食店の前記空席数又は前記空席率が所定値以上の飲食店を抽出してもよい。例えば、飲食店の前記空席率に対応する前記所定値が60%に設定されている場合には、検索処理部214は、飲食店A1,B2,C3を抽出し、飲食店B1を除外する。また、検索処理部214は、前記検索条件を満たし、かつ施設の前記合計空席数又は前記合計空席率が所定値以上の飲食店を抽出してもよい。例えば、施設の前記合計空席率に対応する前記所定値が55%に設定されている場合には、検索処理部214は、前記合計空席率が55%以上の施設B(「60%」)及び施設C(「58%」)に含まれる飲食店B1,B2,C3を抽出し、前記合計空席率が55%未満の施設A(「52%」)に含まれる飲食店A1を除外する。このように、飲食店及び施設に対応する前記所定値を設定することにより、所定数の空席数を有する施設及び飲食店を検索対象とすることができるため、利用者を複数の施設に分散させることができる。また、各飲食店がウォークイン客を受け入れることができなくなる事態を回避することができる。
【0050】
また他の実施形態として、検索処理部214は、前記検索条件を満たす飲食店の数が所定数以上存在する施設を検索してもよい。例えば前記所定数が「3」に設定されている場合には、検索処理部214は、前記検索条件を満たす飲食店が3つ以上存在する施設を検索する。これにより、各施設の中から飲食店を選択する選択肢を広げることができる。
【0051】
検索処理部214が施設及び飲食店を検索すると、出力処理部215は、
図9に示す検索結果ページP2を前記検索要求の要求元の利用者端末3に表示させる。
図9に示されるように、検索結果ページP2には、前記検索条件を満たす施設及び飲食店の情報(飲食店情報R1)が一覧表示される。また、出力処理部215は、検索された施設ごとに、第2算出処理部213により算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する。具体的には、出力処理部215は、前記施設ごとの前記合計空席数及び前記合計空席率の少なくともいずれかを出力する。また、出力処理部215は、前記所定数の飲食店を含む施設ごとの前記合計空席数及び前記合計空席率の少なくともいずれかを出力してもよい。
【0052】
例えば
図9に示すように、出力処理部215は、検索結果ページP2において、施設Aの前記合計空席数「21席」及び前記合計空席率「52%」を表示させ、施設Bの前記合計空席数「27席」及び前記合計空席率「60%」を表示させる。なお、
図9において、画面をスクロールさせると、出力処理部215は、施設Cの前記合計空席数「31席」及び前記合計空席率「58%」を表示させる。これにより、利用者は、検索された各施設の混雑状況を把握することができる。
【0053】
また、出力処理部215は、検索結果ページP2において、前記検索条件を満たす飲食店A1,B1,B2,C3のそれぞれの飲食店情報R1を表示させる。各飲食店情報R1には、飲食店の概要、画像、飲食店の詳細ページを表示させるための詳細ボタンK22、予約要求を行うための予約ボタンK23などが表示される。なお、出力処理部215は、各飲食店情報R1に、飲食店の前記空席数及び前記空席率の少なくともいずれかを表示させてもよい。利用者は、検索結果ページP2に予約希望の飲食店がある場合に、対応する飲食店情報R1の予約ボタンK23を押下して予約要求を行う。一方、利用者は、検索結果ページP2に予約希望の飲食店がない場合には、条件変更ボタンK21を押下する。条件変更ボタンK21が押下されると、検索処理部214は、検索条件設定ページP1(
図8参照)を再表示させて、利用者から検索条件の変更操作を受け付ける。
【0054】
また、他の実施形態として、出力処理部215は、施設の前記合計空席数又は前記合計空席率が高い順に、前記合計空席数又は前記合計空席率を出力してもよい。具体的には、
図10に示すように、出力処理部215は、施設A,B,Cのうち前記合計空席率が最も高い施設B(「60%」)を検索条件設定ページP1の上位に表示させ、次に前記合計空席率が高い施設C(「58%」)を施設Bの次に表示させる。
【0055】
また、他の実施形態として、出力処理部215は、施設に含まれる予約可能な飲食店の数が多い施設を優先して表示させてもよい。具体的には、例えば施設A(本発明の第1施設の一例)に含まれる前記検索条件を満たす飲食店の数が施設B(本発明の第2施設の一例)に含まれる前記検索条件を満たす飲食店の数よりも多い場合に、出力処理部215は、施設Aの前記混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)を施設Bの前記混雑情報よりも優先して表示させる。
【0056】
上述の各実施形態による検索処理により表示される検索結果ページP2(
図9、
図10参照)において、利用者が所望の飲食店の予約ボタンK23を押下すると、予約処理部216は、予約要求を受け付けて予約処理を実行する。
【0057】
予約処理部216は、前記予約要求に基づいて、予約対象の飲食店の予約が可能な場合に予約処理を実行する。具体的には、予約処理部216は、施設混雑情報D2(
図5参照)の前記空席数又は前記空席率を上限として、利用者から予約要求を受け付ける。予約処理部216は、前記予約処理を実行すると、予約対象の飲食店に対応する施設混雑情報D2(
図5~
図7参照)において前記空席数及び前記空席率を更新する。これにより、施設混雑情報D2は、予約を受け付けるごとにリアルタイムに更新される。なお、予約処理部216は、前記予約処理が完了すると、例えば予約完了メールを利用者端末3及び店舗端末4に送信する。予約処理部216は、本発明の予約処理部の一例である。
【0058】
[利用者端末3]
図3に示されるように、利用者端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。利用者端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
【0059】
通信I/F34は、利用者端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約支援装置2、店舗端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0060】
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0061】
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って予約支援装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約支援装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。なお、記憶部32には、地図データ等の他の情報が記憶されていてもよい。
【0062】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末3を制御する。
【0063】
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、予約支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を予約支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、利用者端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約支援装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
【0064】
具体的に、利用者端末3では、予約支援システム1で提供される予約サービスの前記予約サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、予約支援装置2から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記予約サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末3に予約支援装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末3の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記予約サイトのウェブページが表示される。
【0065】
利用者は、利用者端末3を操作することにより、前記予約サイトの検索条件設定ページP1(
図8参照)において所望の検索条件を設定して飲食店の検索を要求し、検索結果ページP2(
図9、
図10参照)を閲覧することができる。例えば利用者は、飲食店を検索する際に、予約可能な飲食店の情報とともに当該飲食店が入居する施設の混雑状況を取得することができる。そして、利用者は、施設の混雑状況を参考にして飲食店の予約を行うことができる。例えば利用者は、混雑している施設内の予約可能な飲食店を避けて、空いている施設内の予約可能な飲食店を予約することができる。このように、利用者は、混雑している施設を避けて、予約対象の飲食店を選ぶことができる。また、利用者は、予約した飲食店にスムーズに訪問することができる。例えば車両で施設に向かう利用者は、渋滞などに巻き込まれることなくスムーズに施設に入店することができる。
【0066】
[店舗端末4]
図3に示されるように、店舗端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。店舗端末4は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、店舗端末4は、予約支援装置2と同一の機能をさらに備えてもよいし、予約支援装置2と一体の情報処理装置であってもよい。
【0067】
通信I/F44は、店舗端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約支援装置2、利用者端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0068】
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0069】
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って予約支援装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約支援装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
【0070】
また、記憶部42には、飲食店に対応する予約を管理する予約管理情報(不図示)が記憶される。前記予約管理情報には、予約者名、利用人数、来店日、来店時間、料理コースなどの情報が含まれる。
【0071】
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより店舗端末4を制御する。
【0072】
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、予約支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を予約支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、店舗端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約支援装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
【0073】
例えば、店舗端末4では、予約支援システム1で提供される前記予約サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、予約支援装置2から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に前記予約サイトのウェブページを表示させる。例えば、制御部41は、予約設定ページ(不図示)を表示させて、飲食店の管理者から前記席数などの設定操作を受け付ける。制御部41が前記設定操作を受け付けると、予約支援装置2の制御部21は、前記席数を施設混雑情報D2(
図5参照)に登録する。また、制御部41が飲食店の管理者又はスタッフから空席数の変更操作を受け付けると、予約支援装置2の制御部21は、施設混雑情報D2の前記空席数及び前記空席率を更新する。例えば、スタッフは、ウォークイン客を受け入れた場合に前記空席数の変更操作を行なう。なお、各飲食店の店舗端末4は、自店舗の施設混雑情報D2を記憶部42に記憶してもよい。
【0074】
また、制御部41は、予約支援装置2において予約処理が完了すると、予約支援装置2から予約完了メールを取得する。制御部41は、前記予約完了メールを取得すると、前記予約管理情報に予約内容を登録する。
【0075】
[予約支援処理]
以下、
図11を参照しつつ、予約支援システム1において実行される予約支援処理について説明する。具体的に、本実施形態では、予約支援装置2の制御部21によって前記予約支援処理が実行される。また、制御部21は、利用者端末3各々からの検索要求に応じて予約支援処理を実行する。
【0076】
なお、本発明は、前記予約支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する予約支援方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記予約支援処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記予約支援処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21が前記予約支援処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーが当該予約支援処理における各ステップを分散して実行する予約支援方法も他の実施形態として考えられる。前記予約支援方法は、本発明の情報処理方法の一例であり、前記予約支援プログラムは、本発明の情報処理プログラムの一例である。
【0077】
ここでは、利用者が所定の検索条件を設定して飲食店の検索要求を行った場合の予約支援処理について説明する。なお、予約支援装置2の記憶部22には、複数の施設に対応する混雑情報、例えば施設Aの施設混雑情報D2a(
図5参照)、施設Bの施設混雑情報D2b(
図6参照)、施設Cの施設混雑情報D2c(
図7参照)が記憶されているものとする。
【0078】
先ず、ステップS11において、制御部21は、利用者端末3から飲食店の検索要求を受け付けたか否かを判定する。例えば、利用者が、利用者端末3に表示される検索条件設定ページP1(
図8参照)において、エリア、来店日、来店時間、利用人数、検索対象(「施設を含む」)などの検索条件を入力して決定ボタンK16を押下すると、制御部21は、前記検索要求を受け付ける。ここでは、利用者が前記来店時間に「12:00」を入力し、前記利用人数に「6人」を入力したと仮定する。制御部21が前記検索要求を受け付けると(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。制御部21は、前記検索要求を受け付けるまで待機する(S11:No)。
【0079】
ステップS12において、制御部21は、各施設に含まれる複数の飲食店のそれぞれの混雑度(第1混雑度)を算出する。具体的には、制御部21は、各飲食店の前記空席数及び空席率を算出する。例えば、制御部21は、各飲食店の店舗端末4から各飲食店の現在の空席数を取得して各飲食店の空席率を算出する。制御部21は、前記空席数及び前記空席率を施設混雑情報D2に登録する(
図5~
図7参照)。ステップS12は、本発明の第1算出ステップの一例である。
【0080】
ステップS13において、制御部21は、前記各飲食店の混雑度に基づいて施設の混雑度(第2混雑度)を算出する。具体的には、制御部21は、施設に含まれる各飲食店の空席数及び空席率に基づいて、当該施設の合計空席数及び合計空席率を算出する。制御部21は、施設ごとに、前記合計空席数及び前記合計空席率を算出する。
【0081】
ステップS14において、制御部21は、前記検索要求に基づいて、飲食店を検索する検索処理を実行する。具体的には、制御部21は、店舗情報D1(
図4参照)及び施設混雑情報D2(
図5~
図7参照)を参照して、予約可能な飲食店と、当該飲食店を含む施設とを検索する。例えば、利用者が検索条件の利用人数に「6人」を入力した場合、制御部21は、各施設混雑情報D2を参照して、6人で予約可能な一又は複数の飲食店及び当該飲食店を含む一又は複数の施設を検索する。
【0082】
次にステップS15において、制御部21は、検索条件を満たす飲食店(対象店舗)が存在するか否かを判定する。前記検索条件を満たす飲食店が少なくとも1以上存在する場合(S15:Yes)、処理はステップS16に移行する。前記検索条件を満たす飲食店が存在しない場合(S15:No)、処理はステップS11に戻る。ステップS11に戻ると、制御部21は、再度前記検索要求を受け付ける。例えば、利用者は前記エリア、前記来店時間などの検索条件を変更し、制御部21は、変更された前記検索条件に応じた検索要求を受け付ける。
【0083】
ステップS16において、制御部21は、前記検索処理の結果(検索結果)を出力する。具体的には、制御部21は、検索結果ページP2(
図9参照)を前記検索要求の要求元の利用者端末3に表示させる。制御部21は、検索結果ページP2において、前記検索条件を満たす飲食店を含む施設の混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)と、当該飲食店の情報(飲食店情報R1)とを表示させる。ステップS16は、本発明の出力ステップの一例である。上述のステップS11~S16は、検索支援処理に相当する。本発明は、前記検索支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する情報処理方法の発明として捉えることもできる。
【0084】
次にステップS17において、制御部21は、利用者端末3から飲食店の予約要求を受け付けたか否かを判定する。例えば、利用者は、利用者端末3に表示される検索結果ページP2(
図9参照)において、所望の飲食店の予約の申し込みを行う。制御部21は、利用者端末3から、前記飲食店の予約要求を受け付ける。制御部21が前記予約要求を受け付けると(S17:Yes)、処理はステップS18に移行する。一方、制御部21が前記予約要求を受け付けない場合(S17:No)、処理はステップS11に戻る。ステップS11に戻ると、制御部21は、再度前記検索要求を受け付ける。
【0085】
ステップS18において、制御部21は、前記予約要求に応じて予約処理を実行する。具体的には、制御部21は、前記予約要求に応じて飲食店A1の予約を確定させ、施設混雑情報D2(
図5参照)の前記飲食店の前記空席数及び前記空席率を更新する。また、制御部21は、予約を確定させると、予約完了メールを利用者端末3及び前記飲食店の店舗端末4に送信する。
【0086】
以上のようにして、制御部21は、前記予約支援処理を実行する。制御部21は、利用者から検索要求を受け付けるごとに検索処理を実行し、検索結果において予約要求を受け付けるごとに予約処理を実行する。
【0087】
以上説明したように、本実施形態に係る予約支援装置2は、同一施設(例えば商業ビル、ショッピングモールなど)に含まれる複数の店舗(例えば飲食店)のそれぞれの第1混雑度(空席数、空席率)を算出し、前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度(合計空席数、合計空席率)を算出し、前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する。
【0088】
例えば、予約支援装置2は、利用者が設定した検索条件を満たす飲食店を含む一又は複数の施設を検索し、検索した施設の混雑情報を利用者に提示する。これにより、利用者は複数の飲食店を含む施設の混雑状況を把握することが可能になる。例えば、利用者は、予約可能な飲食店が入居する施設の混雑状況を把握することが可能になる。このため、利用者は、施設の混雑状況を参考にして、予約する飲食店を選ぶことができる。例えば利用者は、混雑している施設内の飲食店を避けて、空いている施設内の飲食店を予約することができる。
【0089】
また、利用者は混雑していない施設を検索する手間が省けるため、予約支援システム1における検索及び予約の処理負荷が軽減される。このため、予約支援システム1は、検索処理及び予約処理に関する通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
【0090】
本発明の情報処理システムは、上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態として、出力処理部215は、前記検索条件を満たす施設の情報(混雑情報)のみを出力してもよい。例えば、利用人数が「6人」に設定された場合に、検索処理部214は、6人で利用可能な飲食店を含む施設を検索し、出力処理部215は、検索された施設の一覧と各施設の混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)とを利用者端末3に表示させる。これにより、利用者は、利用可能な飲食店を含む各施設の混雑状況を把握することができる。また、検索された施設一覧において利用者が所望の施設を選択した場合に、出力処理部215は、選択された施設に含まれる飲食店のうち6人で予約可能な飲食店の情報を他の検索結果として利用者端末3に出力してもよい。
【0091】
また、本発明の他の実施形態として、出力処理部215は、前記検索処理によらず、所定の施設の前記第2混雑度を出力してもよい。例えば、利用者が所望の施設を選択した場合に、出力処理部215は、選択された施設の混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)を利用者端末3に表示させてもよい。また、例えば、利用者が所望のエリアを選択した場合に、出力処理部215は、選択されたエリアに含まれる一又は複数の施設のそれぞれの混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)を利用者端末3に表示させてもよい。これにより、利用者は、所望の施設の混雑状況を把握することができるため、訪問先(施設又は施設内の店舗)を決定する際の参考情報として利用することができる。よって、複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能になる。
【0092】
また、例えば、出力処理部215は、利用者の現在位置に応じたエリアに含まれる一又は複数の施設のそれぞれの混雑情報(前記合計空席数、前記合計空席率)を利用者端末3に表示させてもよい。これにより、利用者は移動中に近くの施設の混雑状況を把握することができる。
【0093】
また、本発明の他の実施形態として、第1施設(本発明の第1施設の一例)が第2施設(本発明の第2施設の一例)よりも利用者の現在位置に近い場合に、出力処理部215は、前記第1施設の混雑情報を前記第2施設の混雑情報よりも優先して出力してもよい。例えば、利用者の検索条件を満たす飲食店が含む施設として施設A,B,Cが検索された場合に、出力処理部215は、施設A,B,Cのうち利用者の現在位置に近い順に施設の混雑情報(前記合計空席数及び前記合計空席率)と、当該施設に含まれる予約可能な飲食店の情報とを検索結果ページP2に表示させる。また、出力処理部215は、利用者の進行方向に位置する施設の混雑情報を、進行方向とは異なる方向の施設の混雑情報よりも優先して出力してもよい。
【0094】
本発明の情報処理システムは、予約処理を含まなくてもよい。すなわち、本発明の情報処理システムは、検索要求に応じて検索処理を実行し、検索結果を提示する機能のみを備えるシステムであってもよい。この場合、前記情報処理システムを実現する予約支援装置2は、予約処理部216が省略され、検索支援装置として機能する。
【0095】
本実施形態に係る予約支援システム1は、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出処理部212と、第1算出処理部212により算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出処理部213と、第2算出処理部213により算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する出力処理部215と、を備えるシステムとして構成されてもよい。
【0096】
また、本実施形態に係る予約支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出ステップと、前記第1算出ステップにより算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の第2混雑度を算出する第2算出ステップと、前記第2算出ステップにより算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を提示する提示ステップと、実行する方法であってもよい。また、本実施形態に係る予約支援プログラムは、前記各ステップを一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムであってもよい。
【符号の説明】
【0097】
1 :予約支援システム
2 :予約支援装置
3 :利用者端末
4 :店舗端末
211 :受付処理部
212 :第1算出処理部
213 :第2算出処理部
214 :検索処理部
215 :出力処理部
216 :予約処理部
【手続補正書】
【提出日】2022-03-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれにおける、空席数、空席率、利用中の席数、予約席数、店舗内の利用者人数、及び店舗の収容可能人数の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記施設の混雑度を算出する算出処理部と、
前記算出処理部により算出される前記混雑度に対応する混雑情報を出力する出力処理部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記算出処理部は、前記複数の店舗のそれぞれの第1混雑度を算出する第1算出処理部と、前記第1算出処理部により算出される各店舗の前記第1混雑度に基づいて前記施設の混雑度である第2混雑度を算出する第2算出処理部とを含み、
前記出力処理部は、前記第2算出処理部により算出される前記第2混雑度に対応する混雑情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1算出処理部は、前記店舗の空席数又は空席率を当該店舗の前記第1混雑度として算出し、
前記第2算出処理部は、前記各店舗の空席数又は空席率に基づいて前記施設の空席数又は空席率を前記第2混雑度として算出する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記出力処理部は、前記施設ごとの空席数又は空席率を出力する、
請求項1~3のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記出力処理部は、所定数の前記店舗を含む前記施設ごとの空席数又は空席率を出力する、
請求項1~3のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記出力処理部は、前記施設の前記空席数又は前記空席率が高い順に、前記施設に対応する前記混雑情報を出力する、
請求項4又は5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
第1施設に含まれる前記店舗の数が第2施設に含まれる前記店舗の数よりも多い場合に、前記出力処理部は、前記第1施設の前記混雑情報を前記第2施設の前記混雑情報よりも優先して出力する、
請求項1~5のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項8】
第1施設が第2施設よりも利用者の現在位置に近い場合に、前記出力処理部は、前記第1施設の前記混雑情報を前記第2施設の前記混雑情報よりも優先して出力する、
請求項1~5のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記出力処理部は、利用者の検索条件である利用人数を受け入れ可能な前記店舗を含む前記施設の前記混雑情報を出力する、
請求項1~8のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記店舗の検索要求を受け付ける受付処理部と、
前記受付処理部により受け付けられる前記検索要求を満たす店舗を検索する検索処理部と、
をさらに備え、
前記出力処理部は、前記検索処理部により検索される前記店舗の情報と、当該店舗を含む前記施設の前記混雑情報とを含む検索結果を出力する、
請求項1~9のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項11】
一又は複数のプロセッサーが、
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれにおける、空席数、空席率、利用中の席数、予約席数、店舗内の利用者人数、及び店舗の収容可能人数の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記施設の混雑度を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにおいて算出される前記混雑度に対応する混雑情報を出力する出力ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項12】
同一施設に含まれる複数の店舗のそれぞれにおける、空席数、空席率、利用中の席数、予約席数、店舗内の利用者人数、及び店舗の収容可能人数の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記施設の混雑度を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにおいて算出される前記混雑度に対応する混雑情報を出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報処理プログラム。