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特開2022-150340住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法
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  • 特開-住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法 図1
  • 特開-住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法 図2
  • 特開-住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022150340
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法
(51)【国際特許分類】
   E04H 1/02 20060101AFI20220929BHJP
【FI】
E04H1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021052905
(22)【出願日】2021-03-26
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [掲載年月日] 令和2年4月25日 [掲載アドレス] https://www.sekisuihouse.co.jp/liaison/12/3572130010/ [展示日] 令和2年4月25日 [展示場所] ABCハウジング市川住宅公園
(71)【出願人】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080182
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 三彦
(72)【発明者】
【氏名】紀伊 陽子
(72)【発明者】
【氏名】柚留木 悦雄
(72)【発明者】
【氏名】似内 俊也
(72)【発明者】
【氏名】浦島 由佳
【テーマコード(参考)】
2E025
【Fターム(参考)】
2E025AA01
2E025AA22
(57)【要約】
【課題】来訪者の記憶に残る住宅展示施設を展示する。
【解決手段】各階に内部空間と外部空間を有する複数階からなる住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、同一階の内部空間と外部空間は同一コンセプトとし、各階でことなるコンセプトを掲げた展示方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各階に内部空間と外部空間を有する複数階からなる住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、同一階の内部空間と外部空間は同一コンセプトとし、各階でことなるコンセプトを掲げた展示方法。
【請求項2】
前記住宅展示施設は、通常床部と低床部を備えかつ当該低床部に着座スペースを備え中庭に隣接する内部空間と、デッキ部を備え当該中庭に隣接する外部空間と、を有するフォーマルコンセプト階と、
通常床部と高床部を備えかつ当該通常床部にキッチンダイニング空間を、当該高床部に上階への螺旋階段の昇り口を、備える内部空間と、食事用の設備を設けたバルコニーを備える外部空間と、を有する前記フォーマルコンセプト階より上階にあるホームパーティコンセプト階と、
リビング空間と当該リビング空間を挟んで前記中庭の吹抜け部と対向する前記螺旋階段の降り口とを備える内部空間と、屋根のないテラスを備える外部空間と、を有する前記ホームパーティコンセプト階より上階にあるリラックスコンセプト階と、
を有する請求項1に記載の展示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで新築を希むものが訪れるところといえば住宅展示場であった。住宅展示場には方々から住宅メーカーが集まる。完成品の住宅を模した展示施設を見たり触れたりすることから新築予定者に大きなメリットがある。電子機器類で住宅の情報をつかむよりも再現性や臨場感に優れるため、データとしての写真や間取り図から特徴をつかむ検索にはない、人の感性による展示施設の理解が可能である。
【0003】
現地へ足を延ばすと住宅をよく観察することができる。実際に行ってみて初めて分かるよさもある。新築予定者は、予算規模や環境に応じてテーマやコンセプトを掲げる住宅展示場の展示施設を巡ってみると、いろいろな展示施設を比べることができるし新しい住まいについて着想を得たりすることができる。
【0004】
こうして考えてみると新築を検討しているものにとって住宅展示場を廻ることは自然な判断といえる。そして住宅メーカーは、新しい住まいを求める声に応えるために住宅展示場にモデル住宅を設ける。都市の中心街に構える旗艦店のような効果も期待できる。新築住宅という一生に一度の買い物を検討している人が訪れる好機に、人の記憶に残るモデル住宅を呈することは理にかなう。
【0005】
住宅の展示装置/施設や展示方法について、さまざまな発明がなされてきた。特許文献1には『住宅仕様展示装置』として複数種の住宅仕様をかんたんに比べることができる臨場感のある展示装置の発明がある。ひとつの建造物に複数種の住宅外観表現部材や住宅内部仕様を展示することで見学者は比較検討をすることができるし、住宅メーカーには省コスト省スペース、労力を抑えられる省エネの恩恵がある。
【0006】
特許文献2には『住宅外装部材の嗜好選択装置』の発明に新築予定者らの好みに合った住宅外装部材の選択が楽になる工夫が凝らされている。先に来訪者の嗜好を既存の住宅部材の組合せパターンの中から選択させることで決定し、嗜好に合う部材を取り入れてゆくことで後の決定が容易になるとしている。来訪者の嗜好は、種々の嗜好を表現した複数の小空間を少し離れた場所から一望できるように配列し、その中からの選択により決定する。先に大まかな好みを把握することから来訪者と設計者の認識のずれを抑える効果がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002-139992号公報
【特許文献2】特開平10-020772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のとおり住宅部材を比較して検討することを容易にしたり、来訪者の嗜好を把握しやすくする機能を有する展示施設類の発明が知られている。これら発明には来訪者に展示施設類を印象づけることが目的にあると考えられる。さまざまな様式を展示することで内容に富むことを来訪者に印象づけることができれば広告や宣伝の観点から展示は成功といえる。本発明はこの点を汲みつつ、住宅展示施設の階層、内部空間、外部空間、コンセプトを重要な要素として、その一部の内容を同じにしたり変えたりしながら暮らしのシーンを演出し、来訪者の記憶に残る住宅展示施設を展示することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に係る展示方法は、各階に内部空間と外部空間を有する複数階からなる住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、同一階の内部空間と外部空間は同一コンセプトとし、各階でことなるコンセプトを掲げたことを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2に係る展示方法は、前記住宅展示施設は、通常床部と低床部を備えかつ当該低床部に着座スペースを備え中庭に隣接する内部空間と、デッキ部を備え当該中庭に隣接する外部空間と、を有するフォーマルコンセプト階と、通常床部と高床部を備えかつ当該通常床部にキッチンダイニング空間を、当該高床部に上階への螺旋階段の昇り口を、備える内部空間と、食事用の設備を設けたバルコニーを備える外部空間と、を有する前記フォーマルコンセプト階より上階にあるホームパーティコンセプト階と、リビング空間と当該リビング空間を挟んで前記中庭の吹抜け部と対向する前記螺旋階段の降り口とを備える内部空間と、屋根のないテラスを備える外部空間と、を有する前記ホームパーティコンセプト階より上階にあるリラックスコンセプト階と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1と請求項2に係る展示方法はともに、各階に内部空間と外部空間を有する複数階からなる住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、同一階の内部空間と外部空間は同一コンセプトとし、各階でことなるコンセプトを掲げたことを特徴としたものである。同一階の内部空間と外部空間を同じコンセプトとすることには、内装材や外装材あるいは配置方法や表現方法に共通するコンセプトや様式があるとその分来訪者の心に強く刻まれるということがある。住宅展示施設では生活の一シーンをこうしたコンセプトや様式で表現することができる。人の一日には食事、仕事、勉強、交際、趣味といったシーンがあり、人の生活はこのようなシーンが連続することで成り立っている。各階でことなるコンセプトを掲げることによるシーンの演出は、来訪者が暮らしを具体的にイメージすることにつながる。すると住宅展示施設の印象は深まる。そして各階に内部空間とある程度の広さのある外部空間を設けることで表現の幅が拡がる。
【0012】
日々の生活にシーンが変化する。そのひとつに仕事というものがある。たとえば在宅勤務/リモートワークをすることができる職務に就いているとき、音声通話やオンライン会議で対処することができない状況が生じた際に、仕事の関係者を自宅に招き入れて打合せをすることが考えられる。そのとき中庭が見渡せる打合せ用の着座スペースが内部空間にあると、ホテルの地上階のようなフォーマル感が伝わる。打合せの合間に立ち寄れる外部空間にも中庭を眺める場を設けるとその印象はさらに強まる。
【0013】
別のシーンとしては、友人や家族が集まり大勢で食事をするものがある。このシーンにふさわしい内装には何人も座れる大きなダイニングテーブルとイス、調理用のコンロやシンク、ワインを貯蔵するためのワインセラーといったものがある。外部空間にもダイニングテーブルとイスをしつらえると外の空気を愉しみながら食事できる。内部空間と外部空間の両方に料理を傍らに談笑する場があることで食事のシーンに深みが増す。
【0014】
さらに別のシーンには、家族や気のおけない友人とのんびりくつろぐものがある。忙しい生活のせわしない流れをゆるやかにするものには、深く腰掛けることのできるソファや、床に座りやすくなる厚手のラグ、床に寝そべるのに便利な大きめのクッション、屋根のない外部空間に張る日よけの布といったものがある。人は時間に追われていないとのどかに暮らすことができるから、このようなソファやラグを内部空間に設けたりクッションや日よけの布を外部空間に設けることで、のんびりくつろぐことができる空間を演出できる。
【0015】
このように誰しも暮らしの中で何らかのシーンに身を置いている。それが仕事に係わるものなのか家族との楽しいひとときなのか友人とのやすらぎの場なのかは、人やときによるとしても、ひとつの住宅にこうしたいろいろな場面がある。これらいろいろな場面の可能性を住宅展示施設に投影し、展示できるようにしたことが本発明のひとつの工夫である。本発明は内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、住宅展示施設の来訪者に暮らしの中のさまざまな場面を見せることに優れる。ひとつの場面に限定せずに複数の場面を設けることで来訪者は実際の暮らしを想像しやすくなる。そして各階に内部空間と外部空間を設け、同一階の内部空間と外部空間を同一コンセプトとすることにより、同一階の内部空間、外部空間どちらの空間にあっても階のコンセプトについて混乱を来すことがない。
【0016】
展示施設内の同じ階の内部空間と外部空間とで同じコンセプトを共有することは、来訪者の心に残る景色をより鮮やかにする。それは来訪者の記憶にもとからあるコンセプトのイメージが景色を補間する役割を果たすことによる。コンセプトがしっかりしてあるものは理解しやすい。すると来訪者の興味は増すだろうし記憶にも残る。
【0017】
本発明は水平方向と垂直方向に工夫を凝らした住宅展示施設の展示方法に係わり、階層、内部空間、外部空間、コンセプトを重要な要素として、その一部の内容を同じにしたり変えたりしながら暮らしのシーンを演出し、来訪者の記憶に残る住宅展示施設を展示する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態に係る住宅の一階平面図
図2】本発明の一実施形態に係る住宅の二階平面図
図3】本発明の一実施形態に係る住宅の三階平面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下本発明の好ましい一実施形態を添付図面を参照しつつ説明する。なお、添付図面の方角指定は説明のため便宜的に設けたにすぎず、当然、本発明の他の実施形態を限定しない。加えて、本実施形態は飽くまで本発明の一実施形態であり、本発明の他の実施形態を限定しない。
【0020】
本実施形態は、まず各階に内部空間と外部空間を有する三階層からなる住宅展示施設の内部空間と外部空間のバリエーション展示方法であって、同一階の内部空間と外部空間は同一コンセプトとし、各階でことなるコンセプトを掲げた。建築様式としてのコンセプトは古来より世界各地にさまざまな形で存在しており、数ある建築様式の中から例を少数挙げるとすれば和様や唐様にゴシック式やルネサンス建築がある。建築様式にコンセプトを限らないとすれば、たとえばテーマパークには地域ごとにアドベンチャー、ファンタジー、ウエスタン、トゥーンといったコンセプトが存在する。本実施形態においては、一階をフォーマルコンセプト階、二階をホームパーティコンセプト階、三階をリラックスコンセプト階とし、各階にことなるコンセプトを定め設けた。また内部空間は住宅展示施設の屋内の一部または全部、外部空間は住宅展示施設の屋外の一部または全部をいい、本実施形態における各階の内部空間と外部空間の略範囲は図示したとおりである。
【0021】
はじめに住宅展示施設1の一階10の平面図を図1に示す。住宅展示施設1へは南側より接近する。まずメインエントランス12があり、その隣にスロープ14がある。スロープ14を通る際に左右に緑を眺めることができる。メインエントランス12の先にエントランスホール16がある。エントランスホール16は東西方向に延びる。東へ進み北に折れると内部空間Aがある。
【0022】
本実施形態の一階10の内部空間Aと外部空間Bには、フォーマルコンセプトとして仕事の打合せに使うシーンを想定した。たとえば在宅勤務/リモートワークで仕事をすることができる環境にあるなら仕事の大半は自身で完結すると考えられるが、まれにどうしても仕事の関係者と会わないとならないという状況が生じたとしたときに、ひとつの選択肢として仕事の関係者を自宅に呼び寄せるというものがある。そこで一階10の内部空間Aと外部空間Bに仕事に係わるシーンを想定した。内部空間Aは通常床部と低床部を備える。低床部に着座スペース18を設け、そこにソファ、テーブル、イスをしつらえた。着座スペース18に設けたソファは、腰掛けると北方に中庭22が写るよう配置した。内部空間Aは中庭22に隣接する。
【0023】
外部空間Bは中庭22に隣接しデッキ部11を備える。デッキ部11からも中庭22を眺めることができる。中庭22の効果で光と風を取り込める。本実施形態では、各階の外部空間の広さは略等しい。およそ4m×4.5mとした。広さを略揃えることで各階の外部空間が比較しやすくなる効果がある。
【0024】
一階10の東側にホール24がある。ホール24は階段26、和室28、エレベータ室32、事務室34を相互に接続している。ホール24の南方に和室28が、さらに南方に和風庭園36がある。
【0025】
つづいて住宅展示施設1の二階20の平面図を図2に示す。二階20へは一階10の階段26を昇るか、エレベータに乗る。一階10から二階20に通じる階段26を昇るとキッチンダイニング空間38がある。二階20の内部空間Cと外部空間Dには、ホームパーティコンセプトとして友人や家族が集まり大勢で食事するシーンを想定した。二階20の内部空間Cは通常床部と高床部を備える。キッチンダイニング空間38は通常床部にあり、大きなダイニングテーブルとイスを設けている。キッチンダイニング空間38の西側には、ワインセラー、シンク、コンロ、冷蔵庫を壁沿いに配している。
【0026】
ホームパーティを開催するときには、それなりの人数を収容できる場が必要になるが、二階20の内部空間Cは広さにゆとりある設計としており、通常のホームパーティに十分に対応することができる。外部空間Dのバルコニー42にはダイニングテーブルとイスを含む食事用の設備をしつらえている。バルコニー42も開放することでホームパーティ会場を広く使うことができる。繰り返しになるが、二階20の外部空間Dは一階10の外部空間Bの広さと略等しい。二階20の外部空間Dは一階10の外部空間Bの上に位置する。二階20の外部空間Dは西側に手すりを設けた。さらに西方は一階10の中庭22の上方にあたり日が差す。内部空間Cと外部空間Dは段差なくつながり、外から内へと気楽に往来することができる。
【0027】
内部空間Cの高床部にはスタディコーナー44がある。その南側の壁沿いに造り付けの本棚を設け、腰掛けて本を読むイスを置いてもよい。食事をしながら談笑するホームパーティの合間に一息つきたいとなったら、キッチンダイニング空間38から三段ほど上がったこのスタディコーナー44で休むことができる。本棚が設けてあれば興味をひく本がないか休憩ついでに探してみるのも面白い。スタディコーナー44に設けられた螺旋階段46の昇り口から上へ行くと三階30である。
【0028】
このほか二階20の東側に、主寝室48、物入52、更衣室54、クローゼット56、エレベータ室58、シャワー室62、部屋64を配した。
【0029】
次に住宅展示施設1の三階30の平面図を図3に示す。三階30へは二階20のスタディコーナー44の螺旋階段46を昇るか、エレベータに乗る。三階30の内部空間Eと外部空間Fにはリラックスコンセプトとして家族や気のおけない友人とのんびり過ごすシーンを想定した。たとえば内部空間Eのリビング空間66のソファには、ふっくらした柔らかいものを素材に使うと深く座ることができることから映画館で過ごすような気分でくつろぐことができる。このほか厚手のラグを敷くことでのどかな場をつくることに役立つ。本実施形態は三階30を最上階としている。二階20から螺旋階段46を昇っていくと、三階30の内部空間Eの降り口のところで外の景色や空が目に写る。上層にいる感覚も手伝い開放感は高まり気持ちは明るくなると考えられる。螺旋階段46の降り口は、リビング空間66を挟んで中庭22の吹抜け部77と対向する。外部空間Fのテラス68には屋根を設けていない。天気のよい日に大きなクッションを置いて仰向けに寝そべると屋根がない分広い青空を眺められるし、日差しの強い真夏の日にも日よけの布を張るとのんびりくつろぐことができる。
【0030】
外部空間Fは二階20の外部空間Dの広さと略等しい。外部空間Fは外部空間Dの上に位置する。外部空間Fは西側に手すりを設けた。さらに西方には吹抜け部77がある。二階20と同様に三階30の内部空間Eと外部空間Fは段差なくつながり、気楽に行ったり来たりすることができる。
【0031】
このほか三階30にはテラス72、部屋74、エレベータ室76、部屋78を配した。テラス72は三階30の南西側、部屋74は南東側、エレベータ室76は東側、部屋78は北東側にある。
【0032】
以上、住宅展示施設1の一階10、二階20、三階30を説明した。本実施形態の一階10はフォーマル、二階20はホームパーティ、三階30はリラックスのコンセプトとした。三階層からなる住宅展示施設1は上へ上へと上がるにつれてフォーマルからカジュアルになる仕上がりとしたものである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る展示方法は、来訪者の記憶に残る住宅展示施設の展示により広告や宣伝に資する。よって産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0034】
1 住宅展示施設
10 一階
20 二階
22 中庭
30 三階
32 エレベータ室
44 スタディコーナー
46 螺旋階段
68 テラス
A 一階の内部空間
B 一階の外部空間
C 二階の内部空間
D 二階の外部空間
E 三階の内部空間
F 三階の外部空間
図1
図2
図3