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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022150441
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】防犯装置及び手摺り
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/00 20060101AFI20220929BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20220929BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20220929BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20220929BHJP
   E04F 11/18 20060101ALN20220929BHJP
【FI】
G08B25/00 510M
G08B25/04 E
G08B21/02
H04N7/18 D
E04F11/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021053040
(22)【出願日】2021-03-26
(71)【出願人】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平本 雄太郎
【テーマコード(参考)】
2E301
5C054
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
2E301HH01
5C054CA04
5C054CC02
5C054CH04
5C054HA19
5C086AA22
5C086AA53
5C086BA01
5C086CA12
5C086CA28
5C086CB01
5C086CB36
5C086DA33
5C086EA40
5C086EA43
5C086EA45
5C086FA02
5C086FA06
5C086FA11
5C086FA12
5C086GA10
5C087AA11
5C087AA12
5C087AA37
5C087AA46
5C087DD05
5C087DD06
5C087DD24
5C087FF01
5C087FF04
5C087GG08
5C087GG09
5C087GG10
5C087GG46
5C087GG66
5C087GG84
(57)【要約】      (修正有)
【課題】訪問者の犯罪を抑止することができる防犯装置及び手摺りを提供する。
【解決手段】防犯装置1は、建物3の出入口5に設置される人センサと警報器9aとカメラ11とを備えている。人センサが人(訪問者)Tを検知すると警報器9aが警報を発すると共にカメラ11が撮影を開始する。防犯装置1は、出入口5の手摺り13に設置されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の出入口に設置される人センサと警報器とカメラとを備え、
人センサが人を検知すると警報器が警報を発すると共にカメラが撮影を開始することを特徴とする防犯装置。
【請求項2】
建物の出入口に設置されるものであり、
人センサと警報器とカメラとが組み込まれており、
人センサが人を検知すると警報器が警報を発すると共にカメラが撮影を開始することを特徴とする手摺り。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防犯装置及び手摺りに関する。
【背景技術】
【0002】
建物の玄関先(出入口)に訪問する訪問者の犯罪を抑止することが望まれていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明は、訪問者の犯罪を抑止することができる防犯装置及び手摺りの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の発明は、建物の出入口に設置される人センサと警報器とカメラとを備え、人センサが人を検知すると警報器が警報を発すると共にカメラが撮影を開始することを特徴とする防犯装置である。
【0005】
請求項2に記載の発明は、建物の出入口に設置されるものであり、人センサと警報器とカメラとが組み込まれており、人センサが人を検知すると警報器が警報を発すると共にカメラが撮影を開始することを特徴とする手摺りである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1及び2に記載の発明によれば、訪問者を検知すると警報器が警報を発することで、カメラの存在をアピールするので、訪問者の犯罪を抑止することができる。
【0007】
更に、請求項2によれば、人センサと警報器とカメラとは、手摺りに組み込まれているので、これらは手摺りを利用した設置ができるから、場所を取らないと共に設置が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る防犯装置及び手摺りを配置した玄関の斜視図である。
図2図1に示す手摺り及びその周囲を示す斜視図である。
図3図1示す手摺りに防犯装置を取り付ける方法を説明する正面図であり、(a)は取り付け前の図、(b)は取り付け後の図である。
図4図3(b)に示すA-A断面図である。
図5】防犯装置の制御部の構成を示すブロック図である。
図6】防犯装置の動作の流れを示すフローチャートである。
図7】第2実施形態に係る防犯装置であって、手摺りに防犯装置を取り付ける方法を説明する正面図であり、(a)は取り付け前の図、(b)は取り付け後の図である。
図8】第3実施形態に係る防犯装置であって、手摺りに防犯装置を取り付けた状態の正面図であり且つ手摺り本体の主要部を切り取って示す図である。
図9】第4実施形態に係る防犯装置であって、手摺りに防犯装置を取り付けた状態の正面図であり且つ手摺り本体の主要部を切り取って示す図である。
図10】第5実施形態に係る防犯装置を配置した玄関の間取図である。
図11】第6実施形態に係る防犯装置を配置した玄関の間取図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1図6を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る防犯装置1は建物3の出入口5に設置されるものであり、本実施の形態では、出入口5は、住宅の玄関である。
この防犯装置1は、図3に示すように、人センサ7と、ランプ(警報器)9aと、スピーカ(警報器)9bと、カメラ11とを一体に備えており、出入口5に設置されている手摺り13に組み込まれている。
【0010】
人センサ7は、人が発する赤外線(体温)を検知すると検知信号を発するものや、常時赤外線を発しておき人が赤外線を横切ると検知信号を発するもの等が用いられる。
ランプ(警報器)9aは、光で警告を発するものであり、例えば、光を点灯するだけでも良いし、点滅したり、点灯しながら回転するもの等が用いられる。
スピーカ(警報器)9bは、音で警告を発するものであり、「ウーウー」というサイレン音や、「録画を開始します」等の音声を発し、メロディや音声等によりカメラ11の存在を認識させるものが用いられる。
カメラ11は、人センサ7が検知信号を発すると撮影を開始する。人センサ7が検知した対象(訪問者T)に向きに合わせてカメラ11の撮影角度を上下方向Zや左右方向Xに自在に変えることができる。また、撮影画像は記録部(後述する)に記録される。
尚、警報器は、本実施形態では、ランプ(警報器)9aとスピーカ(警報器)9bであるが、少なくとも一つを有していれば良く、例えば、ランプ(警報器)9aだけでも良いし、スピーカ(警報器)9bだけでも良い。
【0011】
図1及び図2に示すように、防犯装置1は、出入口5の手摺り13に設置されているが、ここで手摺り13について説明する。
図2に示すように、手摺り13は、上り框15の横にある壁17に設置されており、出入口5の床5aから建物のホール19に上がるときの上り框15の上り動作を補助するものであり、上下に設けた縦手摺りである。手摺り13は、例えば、床から下端までの寸法H1が約750~800mmであり、手摺りの上下寸法H2は約600mm以上あるが、上端は使用する人の肩の高さより約100mm高い高さまでとしてある。
図3(a)(b)に示すように、手摺り13は、手摺り本体13aと、上ブラケット13bと、下ブラケット13c(図2参照)から成り、上ブラケット13bには、壁17との取り付けネジ18及び手摺り本体13aとの取り付けネジ20を隠すカバー13eが設けてある。尚、本実施形態の手摺り本体13aは木材製であるが、これに限定されず、例えば、アルミニウム等の金属製や樹脂製であっても良い。
本実施形態では、防犯装置1は、手摺り本体13aの上端部で、上ブラケット13bの近傍に取り付けてある。
【0012】
防犯装置1は、本体1aと支持アーム1bとを備えており、支持アーム1bは上端を本体1aに固定してあり、下端は取付部1cにより手摺り本体13aに固定してある。取付部1cは、図4に示すように、平面視円弧形状を成し、手摺本体13aに嵌め込み又は挟み込みにより固定してあるが、取付部1cの内周側に接着剤を塗布したりネジ等により固定したりしても良い。図1に示すように、手摺り13に取り付けた防犯装置1では、その本体1aは、成人(訪問者T)の顔の高さと略同じ高さに位置している。
防犯装置1の本体1aは、略直方体形状を成しており、正面にカメラ11、人センサ7、スピーカ9bが配置されており、上面にランプ9aが配置されている。本体1aの内部には、防犯装置1を駆動する電源及び制御部23(後述する)が収納されている。
【0013】
次に、図3を参照して、防犯装置1の取り付けについて説明する。
図3(a)に示すように、手摺り13は既存の手摺りであり、上述したように上り框15(図2参照)の横の壁17に設置されている。
一方、防犯装置1では、上ブラケット13bの近傍位置で、手摺り本体13aの上側に支持アーム1bの取付部1cの内周側を、手摺り本体13aの外面に嵌め込み又は挟みこんで固定する(図4参照)。
【0014】
図5に示すように、制御部23は、カメラ11、人センサ7、スピーカ9b及びランプ9aに接続されてこれらの駆動を制御するものであり、警報制御部25、センシング部27、カメラ制御部29、記録部31、通信制御部33及びルータ35が設けてある。
警報制御部25は、ランプ9a及びスピーカ9bの駆動を制御するものであり、センシング部27からの信号を受けてランプ9a及びスピーカ9bの駆動及び停止をする。
センシング部27は、人センサ7が人を検知するとカメラ制御部29、警報制御部25及び通信制御部33に駆動信号を発する。
カメラ制御部29は、カメラ11の駆動及び位置(角度)を制御しており、カメラ11のON、OFFの他に、センシング部27からの人の位置信号に応じて人の位置に合わせてカメラ11の上下方向Z(図3参照)及び左右方向X(図3参照)の角度を変える。また、カメラ制御部29は、記録部31に記録するカメラ11の撮影画像について、その記録開始と記録停止を制御する。
通信制御部33は、センシング部27からの検知信号を受けると予め登録されている通信端末(家主のスマートホーンや携帯電話等)37にルータ35を介して通知し、通信端末37から要求信号を受けるとカメラ11の画像又は記録部31が記録した画像を、ルータ35を介して通信端末37に送信する。
【0015】
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る防犯装置1の動作の流れについて説明する。
図1に示すように、訪問者Tが玄関引戸5bを開けて出入口5に入ってくると、手摺り13に設けた防犯装置1では、図6に示すように、ステップS1で、人センサ7が人を検知する。
次に、ステップS2で、センシング部27(図5参照)は警報制御部25及びカメラ制御部29に作動信号を発し、警報制御部25では、ランプ9aを点灯し同時にスピーカ9bからサイレン音を発生させる。
カメラ制御部29では、カメラ11による撮影を開始する。カメラ11による撮影中は、カメラ制御部29は、人センサ7が人を検知した方向に向けてカメラの角度を上下左右に制御しており、訪問者Tの位置に合わせてカメラの角度を変える。
【0016】
続いて、ステップS3で、通信制御部33から、登録してある通信端末37のメールアドレスに訪問者があった旨のメールがルータ35を介して通知される。メールは、例えば、「出入口に訪問者がいます」や「訪問者です」等の文字メールである。
通信端末37は、カメラ画像を確認したい場合には、通信制御部33を介してカメラ制御部29からカメラ11の画像を取り込んで訪問者を確認したり、後で記録部31に記録されている画像を見ることができる。
ステップS4で、センシング部27は人センサ7がON状態か否かを判断する。即ち、人を検知した状態が続いているか否かを判断し、人を検知した状態であれば、そのままの状態を維持し、人センサ7がOFF状態(人の検知を終了)したところでステップS5に移行する。
ステップS5では、ランプ9a及びスピーカ9bの駆動及びカメラ11の駆動を停止して終了する。
【0017】
次に、本実施の形態にかかる防犯装置1の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる防犯装置1によれば、人センサ7が訪問者Tを検知するとランプ(警報器)9a及びスピーカ(警報器)9bが警報を発することで、カメラ11の存在をアピールするので、訪問者Tの犯罪を抑止することができる。これにより、例えば、訪問者Tの押し売りや悪徳販売行為等を防止できる。
【0018】
警報器は、ランプ9aの光と、スピーカ9bによる音の両方であるから、訪問者Tはカメラ11の存在に直ぐに気が付き易い。
図3に示すように、人センサ7とランプ(警報器)9aとスピーカ(警報器)9bとカメラ11は、手摺り13に組み込んでいるので、これらは手摺り13を利用した設置ができるから、場所を取らないと共に設置が容易である。
防犯装置1は、本体1aに、人センサ7と、ランプ(警報器)9a、スピーカ(警報器)9b及びカメラ11を一体に備えているので構成がコンパクトである。
カメラ11は、人センサ7が検知する人の位置に追従して上下方向Z及び左右方向Xの角度を変えることができるので、訪問者Tの顔をしっかりと捉えて撮影できる。
【0019】
防犯装置1は、取付部1cを手摺り本体13aに取り付けているから、既存の手摺り13に容易に後付けできる。
手摺り13は、人の立上り動作を補助する縦手摺りであり、防犯装置はその上端部に設置されているので、防犯装置1を訪問者の目の高さ位置に配置できるから、訪問者が防犯装置1(カメラ11や警報器9a、9b)に気が付き易い。
【0020】
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図7に、本発明の第2実施形態にかかる防犯装置1を示す。この第2実施形態では、防犯装置1は、手摺り13の上ブラケット13bに設けてあるカバー13eに支持アーム1bを一体に設けていることが、第1実施形態と異なっている。支持アーム1bの下端はカバー13eに接着により設けても良いし、支持アーム1bとカバー13eとを一体成型により形成したものであっても良い。
【0021】
この第2実施形態では、図7(a)に示すように、既存の手摺り13のカバー13eを取り外して、図7(b)に示すように、防犯装置1付きのカバー13eに交換することにより、既存の手摺り13に防犯装置1を簡単に設置することができる。
その他の構成は、述した第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0022】
図8に、本発明の第3実施形態にかかる防犯装置1を示す。この第3実施形態では、防犯装置1は、手摺り13の上ブラケット13bに一体に設けていることが、第1実施形態と異なっている。支持アーム1bは上ブラケット13bと一体成型により形成している。
【0023】
更に、第3実施形態では、手摺り本体13aは中空を有するアルミパイプであり、中空内には、防犯装置1を駆動する電源として電池ボックス43を収納している。電池ボックス43内には、複数の乾電池41を直列に配置している。
【0024】
この第3実施形態に係る防犯装置1によれば、手摺り13の上ブラケット13bに一体に防犯装置1を設けているので、上ブラケット13bの種類を変えることで、既成の手摺り13に防犯装置1を簡単に設置することができる。また、手摺り本体13aの内部に電池ボックス43を配置することで、電源を設置できるから、単1型や単2型等の比較的大きな乾電池でもコンパクトに設置できると共に、外部から配線を引き出さなくて済む。
【0025】
その他の構成は、述した第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0026】
図9に、本発明の第4実施形態にかかる防犯装置1を示す。この第4実施形態では、手摺り13には、手摺り本体13aと上ブラケット13bとの間にジョイント45を設けており、ジョイント45に防犯装置1を組み込んでいる。ジョイント45は、手摺り本体13aと同種の円柱形状を成しており、その側面に人センサ7、ランプ(警報器)9a、スピーカ(警報器)9b及びカメラ11を設けてある。
また、手摺り本体13aは第3実施形態と同様にアルミパイプであり、中空内に電池ボックス43を収納して防犯装置1の駆動電源としている。
【0027】
この第4実施形態に係る防犯装置1によれば、手摺り本体13aと上ブラケット13bとの間に防犯装置1付きのジョイント45を設けることで、手摺り13に簡単に防犯装置1を設置することができると共に手摺り13の構成を大きく変えることなく、防犯装置1の設置ができる。また、手摺り本体13aの内部に電池ボックス43を配置することで、電源を設置できるから、防犯装置1用の電源をコンパクトにできると共に、外部から配線を引き出さなくて済む。
その他の構成は、述した第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0028】
図10に、本発明の第5実施形態を示す。この第5実施の形態では、人センサ7は玄関(出入口5)の壁17設けてあり、ランプ(警報器)9a、スピーカ(警報器)9b及びカメラ11はユニット47として人センサ7と別体にしており、ユニット47は玄関の天井49に取り付けてある。
この第5実施の形態は、第1実施形態と同様に、人センサ7が訪問者Tを検知すると、天井にあるランプ(警報器)9a、スピーカ(警報器)9bが作動するので、天井にあるカメラ11の存在をアピールすることができ、訪問者による犯罪を抑制できる。
この第5実施の形態は、ユニット47を天井49に設けることで、設置場所を取らないで済む。
【0029】
図11に本発明の第6実施形態を示す。この第6実施の形態では、玄関(出入口)5にある内インターホン51に、人センサ7、ランプ(警報器)9a及びカメラ11をユニット53として設けてあり、スピーカ(警報器)9bは外インターホン55のスピーカを利用したものである。
通常は、外インターホン55は訪問者が訪問したときに操作して、内インターホン51で訪問者Tの確認をするものであり、既存のものである。本実施形態では、内インターホン51の上部にユニット53を接着やネジで取り付けてある。
内インターホン51は、家主等が操作する為に所定の高さに設けてあり、その上部に取り付けたユニット53では、カメラ11及びランプ9aは訪問者Tの目線付近にあるので、訪問者Tは容易にカメラ11の存在に気が付くことができる。
【0030】
この第6実施の形態は、第1実施形態と同様に、人センサ7が訪問者Tを検知すると、内インターホン51の上にあるランプ(警報器)9aが作動するので、その横にあるカメラ11の存在をアピールすることができ、訪問者による犯罪を抑制できる。
また、この第6実施の形態は、スピーカ9bは、外インターホン55に設けているが、外に向けてスピーカ9bが警報を発することで、訪問者Tは外部に向けて通報されることをおそれるから、これによっても犯罪を抑制できる。
【0031】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、第1~第6の各実施形態において、警報器はランプ9aとスピーカ9bとの両方を設けることに限らず、少なくともランプ9aとスピーカ9bとのいずれか一つのみを設けても良い。
【符号の説明】
【0032】
1 防犯装置
3 建物
5 出入口
7 人センサ
9a ランプ(警報器)
9b スピーカ(警報器)
11 カメラ
13 手摺り
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11