IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ いすゞ自動車株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-リアヘッダ 図1
  • 特開-リアヘッダ 図2
  • 特開-リアヘッダ 図3
  • 特開-リアヘッダ 図4
  • 特開-リアヘッダ 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022150909
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】リアヘッダ
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/06 20060101AFI20220929BHJP
【FI】
B62D25/06 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021053713
(22)【出願日】2021-03-26
(71)【出願人】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100128509
【弁理士】
【氏名又は名称】絹谷 晴久
(74)【代理人】
【識別番号】100119356
【弁理士】
【氏名又は名称】柱山 啓之
(72)【発明者】
【氏名】後藤 遼
【テーマコード(参考)】
3D203
【Fターム(参考)】
3D203AA13
3D203BB59
3D203BB62
3D203BB73
3D203CB03
3D203CB40
(57)【要約】
【課題】複数仕様のルーフパネルと共通のバックパネルとの組み合わせに対し共通化が可能なリアヘッダを提供する。
【解決手段】トラックのキャブのルーフパネル11,12,13とバックパネル20の接続部22に設けられるよう適合されたリアヘッダ30は、バックパネルの室内側表面に重ね合わされて固定されるための第1部分31と、第1部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第2部分32と、第2部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第3部分33と、第3部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第4部分34と、第4部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第5部分35と、第5部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第6部分36とを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラックのキャブのルーフパネルとバックパネルの接続部に設けられるよう適合されたリアヘッダであって、
前記バックパネルの室内側表面に重ね合わされて固定されるための第1部分と、
前記第1部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第2部分と、
前記第2部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第3部分と、
前記第3部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第4部分と、
前記第4部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第5部分と、
前記第5部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第6部分と、
を備えたことを特徴とするリアヘッダ。
【請求項2】
前記第2部分が前記第4部分および前第6部分より長い
請求項1に記載のリアヘッダ。
【請求項3】
前記第3部分が前記第5部分より長い
請求項1または2に記載のリアヘッダ。
【請求項4】
後端部の高さが異なる3種類の前記ルーフパネルと同一高さの共通のバックパネルとの接続部に共通に設けられるよう適合された
請求項1~3のいずれか一項に記載のリアヘッダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はリアヘッダに係り、特に、トラックのキャブのルーフパネルとバックパネルの接続部に設けられるよう適合されたリアヘッダに関する。
【背景技術】
【0002】
トラックのキャブのルーフパネルとバックパネルの接続部にはリアヘッダが設けられる。リアヘッダは、ルーフパネルの後端部とバックパネルの上端部とを室内側で連結する補強部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-99886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キャブには、その長さが異なる複数の仕様があり、その仕様に対応して、ルーフパネルも長さが異なる複数の仕様が用意される。
【0005】
こうしたキャブおよびルーフパネルの複数の仕様に対し、共通のバックパネルを用いることが試みられている。
【0006】
一方、全仕様のキャブに対して同一の高さ制限が適用され、ルーフパネルの後端部の高さは仕様毎に異なる。そのため、リアヘッダを共通化することが難しく、解決策が待ち望まれている。
【0007】
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、複数仕様のルーフパネルと共通のバックパネルとの組み合わせに対し共通化が可能なリアヘッダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一の態様によれば、
トラックのキャブのルーフパネルとバックパネルの接続部に設けられるよう適合されたリアヘッダであって、
前記バックパネルの室内側表面に重ね合わされて固定されるための第1部分と、
前記第1部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第2部分と、
前記第2部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第3部分と、
前記第3部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第4部分と、
前記第4部分の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第5部分と、
前記第5部分の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第6部分と、
を備えたことを特徴とするリアヘッダが提供される。
【0009】
好ましくは、前記第2部分が前記第4部分および前第6部分より長い。
【0010】
好ましくは、前記第3部分が前記第5部分より長い。
【0011】
好ましくは、前記リアヘッダは、後端部の高さが異なる3種類の前記ルーフパネルと同一高さの共通のバックパネルとの接続部に共通に設けられるよう適合されている。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、複数仕様のルーフパネルと共通のバックパネルとの組み合わせに対し共通化が可能なリアヘッダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本実施形態のリアヘッダが適用されるキャブを示す概略左側面図である。
図2】3仕様のキャブの接続部を重ねて描いた左側断面図である。
図3】シングルキャブの接続部を示す左側断面図である。
図4】エクステンドキャブの接続部を示す左側断面図である。
図5】クルーキャブの接続部を示す左側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
【0015】
まず、本実施形態のリアヘッダが創案されるに至った経緯について説明する。
【0016】
図1は、同一車型のトラックに適用される3仕様もしくは3種類のキャブを示す。(A)に示すのはシングルキャブ1、(B)に示すのはエクステンドキャブ2、(C)に示すのはクルーキャブ3である。エクステンドキャブ2は、シングルキャブ1を後方に所定の第1長さL1(例えば300mm)だけ延長した仕様である。クルーキャブ3は、エクステンドキャブ2よりさらに長く、シングルキャブ1を後方に所定の第2長さL2(>L1、例えば1033mm)だけ延長した仕様である。
【0017】
符号11はシングルキャブ1のルーフパネル、符号12はエクステンドキャブ2のルーフパネル、符号13はクルーキャブ3のルーフパネルを示す。
【0018】
一方、符号20は、キャブの後面部を形成するバックパネルを示す。バックパネル20は全仕様に共通であり、地面Gから同一高さに配置される。各ルーフパネル11,12,13の後端部と、対応するバックパネル20の上端部とは、図中仮想円で示すような接続部22において、溶接により互いに接続されている。
【0019】
図示しないが、この接続部22の車内側に、各ルーフパネル11,12,13の後端部と、対応するバックパネル20の上端部とを連結する補強部材としてのリアヘッダが設けられる。
【0020】
ところで、これらキャブ1,2,3は同一の車型に適用されるため、同一高さH(例えば2000mm)の車高制限を受ける。ここで車高制限ラインを線Lで示すと、いずれのキャブのルーフパネル11,12,13も、車高制限ラインL以下の高さでなければならない。
【0021】
一方、キャブ1,2,3は、車載状態で僅かに前傾した姿勢となる。すると、単純にルーフパネルを後方に延長すれば、ルーフパネルを延長するほどその後端部で車高制限に引っ掛かり易くなる。現に図示例では、エクステンドキャブ2とクルーキャブ3で、ルーフパネル12,13の後端接続部22の位置が車高制限ラインLを超えてしまっている。
【0022】
そのためこれを防止すべく、エクステンドキャブ2とクルーキャブ3のルーフパネル12,13の後端部は、シングルキャブ1のルーフパネル11の後端部より相対的に低くされる。より言えば、シングルキャブ1、エクステンドキャブ2、クルーキャブ3といったように、ルーフパネルの長さが後方に長くなるほど、ルーフパネルの後端部の高さは相対的に徐々に低くされる。
【0023】
このようにルーフパネルの後端部の高さが各仕様によって異なるため、リアヘッダを共通化するのが困難となる。
【0024】
そこで本発明者は、リアヘッダの形状を工夫することにより、共通化に有利なリアヘッダの構造を新たに見出した。以下、本実施形態のリアヘッダを説明する。
【0025】
図2には便宜上、3仕様のキャブのルーフパネル11,12,13と、共通のバックパネル20と、本実施形態のリアヘッダ30とを重ねて描いた左側断面図を示す。また図3図4および図5には、それぞれシングルキャブ1、エクステンドキャブ2、クルーキャブ3のそれらを単独で描いた左側断面図を示す。これら各図は前述の接続部22を拡大して示している。
【0026】
図2に示すように、3仕様のキャブにおいてバックパネル20は共通で、同一の高さ位置に位置されている。一方、各ルーフパネル11,12,13の後端部の高さ位置は異なり、相対的に、エクステンドキャブ2のルーフパネル12はシングルキャブ1のルーフパネル11より低い位置に位置され、クルーキャブ3のルーフパネル13はエクステンドキャブ2のルーフパネル12より低い位置に位置される。
【0027】
バックパネル20は、上方にいくほど前方に向かうよう鉛直方向に対しやや傾斜された上端接続部21を有する。一方、各ルーフパネル11,12,13も、上端接続部21と平行に形成された後端接続部14を有する。後端接続部14は、上端接続部21の室外側(図中右側)の表面に重ね合わされ、上端接続部21に溶接される。これにより各ルーフパネル11,12,13がバックパネル20に接続固定される。
【0028】
各ルーフパネル11,12,13は、後端接続部14に連続して前方に延びるルーフ後端部15を有する。ルーフ後端部15は、後端接続部14の上端で前方に向かって折れ曲がり、後端接続部14よりも水平に近い角度で、斜め上前方に向かって延びている。
【0029】
後端接続部14とルーフ後端部15は、各ルーフパネル11,12,13で同じ位置に位置されている。
【0030】
ルーフ後端部15の前端からは、各ルーフパネル11,12,13のルーフ本体部161,162,163が前方に向かって連続的に延びている。これらルーフ本体部161,162,163が高さの違う部分で、ルーフ本体部161は最も高く、ルーフ本体部162は中間の高さで、ルーフ本体部163は最も低い。ルーフ本体部161,162,163の高さは、ルーフ後端部15の前端から前方に向かうほど徐々に高くなる。またルーフ本体部161,162,163は、上向き凸となるように湾曲されているが、その曲率半径はルーフ本体部161,162,163と向かうにつれ徐々に大きくなる。曲がりが最もきついのがルーフ本体部161、緩いのがルーフ本体部163である。
【0031】
こうした各ルーフパネル11,12,13とバックパネル20の接続部22に、共通のリアヘッダ30が設けられている。リアヘッダ30は、室内側で、各ルーフパネル11,12,13とバックパネル20を連結する。
【0032】
リアヘッダ30は、バックパネル20の室内側(図中左側)表面に重ね合わされて固定されるための第1部分31と、第1部分31の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第2部分32と、第2部分32の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第3部分33と、第3部分33の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第4部分34と、第4部分34の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第5部分35と、第5部分35の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びる第6部分36とを備える。これら第1~第6部分31~36は連続的かつ一体的に形成されている。
【0033】
第1部分31は、バックパネル20の上端接続部21の室内側表面に重ね合わされ、上端接続部21に溶接される。これによりリアヘッダ30がバックパネル20に接続固定される。第1部分31は上端接続部21に平行であり、上方にいくほど前方に向かうよう鉛直方向に対しやや傾斜されている。
【0034】
第2部分32は、ルーフ本体部163より下方の位置で、ルーフ本体部163と略平行に、かつ水平より僅かに斜め上向きに前方に向かって延びる。
【0035】
第3部分33は、ルーフ本体部163より高くかつルーフ本体部162の下面に近い位置まで上方に向かって延びる。また第3部分33は、上方にいくほど前方に向かうよう鉛直方向に対しやや傾斜されている。
【0036】
第4部分34は、ルーフ本体部162の下面の高さ位置でその下面と略平行に、かつ水平より僅かに斜め上向きに前方に向かって延びる。
【0037】
第5部分35は、ルーフ本体部162より高くかつルーフ本体部161の下面に近い位置まで上方に向かって延びる。また第5部分35は、上方にいくほど前方に向かうよう鉛直方向に対しやや傾斜されている。
【0038】
第6部分36は、ルーフ本体部161の下面の高さ位置でその下面と平行に、かつ水平より僅かに斜め上向きに前方に向かって延びる。
【0039】
第2部分32は、第4部分34および第6部分36より長い。すなわち第2部分32の長さL2は、第4部分34の長さL4および第6部分36の長さL6より大きくされる。
【0040】
また第4部分34の長さL4は、第6部分36の長さL6より大きくされる。
【0041】
また第3部分33は第5部分35より長い。すなわち第3部分32の長さL3は、第5部分34の長さL5より大きくされる。
【0042】
図中、バツ印で示すのは溶接箇所M1,M2,M3,M4である。また詳しくは後述するが、本実施形態では、リアヘッダ30をルーフ本体部163に接続するとき、連結ヘッダ40が用いられ、リアヘッダ30は連結ヘッダ40を介してルーフ本体部163に接続される。
【0043】
連結ヘッダ40は、第2部分32の前端部の下面に重ね合わされて固定されるための第1部分41と、第1部分41の前端で上方に向かって折れ曲がり、上方に向かって延びる第2部分42と、第2部分42の上端で前方に向かって折れ曲がり、前方に向かって延びると共に、ルーフ本体部163の下面に重ね合わされて固定されるための第3部分43とを備える。これら第1~第3部分41~43は連続的かつ一体的に形成されている。
【0044】
第1部分41は、第2部分32の前端部の下面に重ね合わされ溶接により固定される。
【0045】
第2部分42は、ルーフ本体部163の下面に近い位置まで上方に向かって延びる。また第2部分42は、上方にいくほど前方に向かうよう鉛直方向に対し傾斜されている。
【0046】
第3部分43は、ルーフ本体部163の下面に重ね合わされ溶接により固定される。
【0047】
なお、図2に示された各部材はキャブの左右方向の全幅に亘って延びている。各部材は溶接可能な鋼板等の金属板により形成される。
【0048】
次に、リアヘッダ30の使用方法を説明する。なお、バックパネル20の上端接続部21とルーフパネルの後端接続部14は既に溶接により接続され、リアヘッダ30の第1部分31とバックパネル20の上端接続部21は既に溶接により接続されているものとする。これらバックパネル20の上端接続部21と、ルーフパネルの後端接続部14と、リアヘッダ30の第1部分31とは、3枚重ね合わされた状態で溶接により固定されている。
【0049】
図3にはリアヘッダ30を、最も高いシングルキャブ1のルーフパネル11に適用したときの例を示す。このときには、リアヘッダ30が何らの加工もされずそのまま使用される。リアヘッダ30の第6部分36が、ルーフ本体部161の下面に重ね合わされ、溶接箇所M1で溶接により固定される。これによりバックパネル20とルーフパネル11がリアヘッダ3により連結されると共に、バックパネル20、ルーフパネル11およびリアヘッダ3によりボックス構造が形成され、接続部22が補強される。
【0050】
図4にはリアヘッダ30を、中間の高さのエクステンドキャブ2のルーフパネル12に適用したときの例を示す。このときには図中破線で示すように、第5部分35と第6部分36が切除されたリアヘッダ30が使用される。リアヘッダ30の第4部分34が、ルーフ本体部162の下面に重ね合わされ、溶接箇所M2で溶接により固定される。これによりバックパネル20とルーフパネル12がリアヘッダ3により連結されると共に、バックパネル20、ルーフパネル12およびリアヘッダ3によりボックス構造が形成され、接続部22が補強される。
【0051】
図5にはリアヘッダ30を、最も低いクルーキャブ3のルーフパネル13に適用したときの例を示す。このときには図中破線で示すように、第3部分33、第4部分34、第5部分35および第6部分36が切除されたリアヘッダ30と、連結ヘッダ40が使用される。リアヘッダ30の第2部分32の前端部の下面に、連結ヘッダ40の第1部分41が重ね合わされ、溶接箇所M3で溶接により固定される。また、ルーフパネル13のルーフ本体部163の下面に、連結ヘッダ40の第3部分43が重ね合わされ、溶接箇所M4で溶接により固定される。これによりバックパネル20とルーフパネル13が、リアヘッダ3と連結ヘッダ40により連結されると共に、バックパネル20、ルーフパネル13、リアヘッダ3および連結ヘッダ40によりボックス構造が形成され、接続部22が補強される。
【0052】
このように本実施形態によれば、リアヘッダ30が上述の如き第1~第6部分31~36を備えるので、複数仕様(3種類)のルーフパネル11,12,13と共通のバックパネル20との組み合わせに対し共通化が可能なリアヘッダ30を提供することができる。すなわち、最も高いシングルキャブ1のルーフパネル11に対しては、リアヘッダ30をそのまま使用する一方、中間高さのエクステンドキャブ2のルーフパネル12と、最も低いクルーキャブ3のルーフパネル13とに対しては、リアヘッダ30を一部切除して使用することができるので、リアヘッダ30の共通使用が可能である。
【0053】
また、従来は3種類のルーフパネル11,12,13に対して3種類のリアヘッダを用意していた。これに対し本実施形態では、リアヘッダ30と連結ヘッダ40の2つを用意すればよい。そのため本実施形態によれば、部品点数と部品成形用金型とを従来の3つから2つに削減でき、製造コストを抑制することができる。
【0054】
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。例えば、第2部分32と第4部分32と第6部分36の長さの長短関係は変更可能であり、第3部分33と第5部分35の長さの長短関係も変更可能である。
【0055】
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
【符号の説明】
【0056】
1 シングルキャブ
2 エクステンドキャブ
3 クルーキャブ
11,12,13 ルーフパネル
20 バックパネル
22 接続部
30 リアヘッダ
31 第1部分
32 第2部分
33 第3部分
34 第4部分
35 第5部分
36 第6部分
図1
図2
図3
図4
図5