(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022151421
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】骨粗しょう症治療薬
(51)【国際特許分類】
A61K 38/43 20060101AFI20220929BHJP
A61P 19/10 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
A61K38/43
A61P19/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021081944
(22)【出願日】2021-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】506264258
【氏名又は名称】石井 均
(72)【発明者】
【氏名】石井 均
【テーマコード(参考)】
4C084
【Fターム(参考)】
4C084AA02
4C084DC01
4C084MA02
4C084NA14
4C084ZA97
(57)【要約】 (修正有)
【課題】骨粗しょう症治療薬を提供する。
【解決手段】酵素ASB7を酵素テロメラーゼと同時に、骨細胞を標的として投与する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
酵素テロメラーゼと酵素ASB7の両方を合わせて、骨細胞を標的として投与する骨粗しょう症治療薬。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨粗しょう症治療薬に関する。
【背景技術】
【0002】
骨粗しょう症治療薬がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
骨粗しょう症治療薬を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的を達成するため、次の構成を採用する。
骨細胞は、骨において90-95%を占めるとされ、最も大量に存在する細胞である。
骨芽細胞は、骨組織において骨形成を行う細胞である。
骨芽細胞が自らの分泌した骨基質に埋め込まれていく過程で、骨細胞が形成される。すなわち、骨細胞と骨芽細胞の由来は同じである。
骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気を骨粗しょう症という。骨粗しょう症の主な原因は骨密度の低下である。骨密度を保つために、骨細胞を再生させる目的の治療薬が本発明の骨粗しょう症治療薬である。
細胞の分裂回数は有限であり、ヘイフリック限界と呼ばれている。細胞の分裂回数は染色体の端にあるテロメアで決まり、細胞分裂を繰り返すたびにテロメアが短くなり、ある程度短くなるとヘイフリック限界に達する。
酵素テロメラーゼはテロメアを伸長させる酵素である。酵素テロメラーゼを細胞に投与することによりテロメアを伸長させ、再び細胞分裂を復活させる状態に回復させる。
酵素ASB7は細胞分裂を正常に行う酵素である。酵素ASB7を酵素テロメラーゼと同時に細胞に投与することにより、再び細胞分裂を復活させる。
酵素テロメラーゼと酵素ASB7の両方を合わせて、骨細胞を標的とするリポソーム医薬品とすると、骨細胞を再生させる目的の骨粗しょう症治療薬となる。
【発明の効果】
【0005】
酵素テロメラーゼと酵素ASB7の両方を合わせて、骨細胞を標的とするリポソーム医薬品とする骨粗しょう症治療薬を人体に投与して骨粗しょう症を治療する。
【発明を実施するための形態】
【0006】
骨粗しょう症となっている部分の骨細胞を標的部位とするリポソーム医薬品である、骨粗しょう症治療薬を飲み薬として飲む。
骨粗しょう症となっている部分の骨細胞を標的として骨粗しょう症治療薬を手術により直接投与する。
骨粗しょう症治療薬の投与の量は骨細胞の再生する割合に応じて決める。
[引用文献]
特願2020-70634