(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022151426
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】上気道炎治療薬。
(51)【国際特許分類】
A61K 45/00 20060101AFI20220929BHJP
A61P 11/00 20060101ALI20220929BHJP
A61P 31/04 20060101ALI20220929BHJP
A61P 31/12 20060101ALI20220929BHJP
A61P 33/00 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
A61K45/00
A61P11/00
A61P31/04
A61P31/12
A61P33/00
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021081950
(22)【出願日】2021-03-26
(71)【出願人】
【識別番号】506264258
【氏名又は名称】石井 均
(72)【発明者】
【氏名】石井 均
【テーマコード(参考)】
4C084
【Fターム(参考)】
4C084AA17
4C084NA14
4C084ZA591
4C084ZB331
4C084ZB351
4C084ZB371
(57)【要約】 (修正有)
【課題】上気道炎治療薬を提供する。
【解決手段】上気道炎の原因である、身体に侵入した細菌やウイルスや寄生虫のDNAとRNAに変性を起こすことにより増殖を防ぎ、上気道炎の治療をするための、変性剤を治療薬とする。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上気道炎の治療方法として、変性剤を人体に投与することにより、変性をおこし、上気道炎の原因である身体に侵入した細菌やウイルスや寄生虫のDNAとRNAを壊すことにより増殖を防ぎ、上気道炎の治療をするための、変性剤という上気道炎の治療薬。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、上気道炎治療薬に関する。
【背景技術】
上気道炎を根本的に治療する薬がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
上気道炎治療薬を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するため、次の構成を採用する。
上気道とは、呼吸の際に空気が通る道の鼻から気管手前までを言う。
上気道炎とは、上気道に細菌やウィルスなどの病原体が感染して起こる炎症ことであり、扁桃炎、咽頭炎、上咽頭炎、喉頭炎などがある。
変性剤を人体に投入することにより、炎症の原因である身体に侵入した細菌やウイルスのDNAとRNAを壊すことにより増殖を防ぎ、上気道炎の治療をす る。
細菌、ウイルス、などの炎症の病原体は、核酸を持っている。
核酸とは、DNAとRNAのことである。
DNAとRNAは塩基間で水素結合しているが、変性剤を加えてアルカリ性にすると、水素イオンを放出するため変性し、DNAとRNAの塩基間の水素結合が壊れる。
変性剤を加えてDNAとRNAを壊すことにより、細菌、ウイルスの増殖を防ぐことができるため、変性剤という上気道炎治療薬となる。
上気道炎の部分を標的とする変性剤を有効成分とするリポソーム医薬品として、人体に投与する方法もある。
【発明の効果】
変性剤という上気道炎の治療薬を人体に投与することにより、上気道炎を治療する。代表的な変性剤は、尿素薬がある。
【発明を実施するための形態】
変性剤という上気道炎の治療薬を口や鼻から注入する。
上気道炎の部分を標的とする変性剤を有効成分とするリポソーム医薬品として、飲み薬として飲むか、注射により投与する。
代表的な変性剤は、尿素薬がある。
【引用文献】
特願2020-155862