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特開2022-151679興味度推定装置、宣伝情報生成装置、興味度推定方法、宣伝情報生成方法、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022151679
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】興味度推定装置、宣伝情報生成装置、興味度推定方法、宣伝情報生成方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20220929BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022033600
(22)【出願日】2022-03-04
(31)【優先権主張番号】P 2021050159
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】川村 武人
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】 仮想旅行に参加している観光客における現実の旅行に対する興味の程度を推定可能な興味度推定装置を提供する。
【解決手段】 本発明の興味度推定装置10は、取得部11、解析部12、及び興味度推定部13を含み、取得部11は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、解析部12は、前記リアクションデータを解析し、興味度推定部13は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取得部、解析部、及び興味度推定部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、興味度推定装置。
【請求項2】
取得部、解析部、興味度推定部、及び宣伝情報生成部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成部は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、宣伝情報生成装置。
【請求項3】
前記宣伝情報生成部は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、請求項2記載の宣伝情報生成装置。
【請求項4】
取得工程、解析工程、及び興味度推定工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、興味度推定方法。
【請求項5】
取得工程、解析工程、興味度推定工程、及び宣伝情報生成工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、宣伝情報生成方法。
【請求項6】
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、請求項5記載の宣伝情報生成方法。
【請求項7】
取得手順、解析手順、及び興味度推定手順を含み、
前記取得手順は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析手順は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定手順は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
取得手順、解析手順、興味度推定手順、及び宣伝情報生成手順を含み、
前記取得手順は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析手順は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定手順は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成手順は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項9】
前記宣伝情報生成手順は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、請求項8記載のプログラム。
【請求項10】
請求項7から9のいずれか一項に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、興味度推定装置、宣伝情報生成装置、興味度推定方法、宣伝情報生成方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
家にいながら旅行気分を味わえる技術として、仮想旅行がある。仮想旅行とは、インターネットを用いて、世界各地の観光地の動画・画像を観光客に提供する技術である(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-156562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、仮想旅行に参加している観光客が、現実の旅行、すなわち、現地で開催される旅行に対してどの程度の興味を持っているか分からないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、現実の旅行に対する興味の程度を推定可能な興味度推定装置、宣伝情報生成装置、興味度推定方法、宣伝情報生成方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の興味度推定装置は、
取得部、解析部、及び興味度推定部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、装置である。
【0007】
本発明の宣伝情報生成装置は、
取得部、解析部、興味度推定部、及び宣伝情報生成部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成部は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、装置である。
【0008】
本発明の興味度推定方法は、
取得工程、解析工程、及び興味度推定工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、方法である。
【0009】
本発明の宣伝情報生成方法は、
取得工程、解析工程、興味度推定工程、及び宣伝情報生成工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、仮想旅行に参加している観光客における現実の旅行に対する興味の程度を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1の興味度推定装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の興味度推定装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の興味度推定装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態3の宣伝情報生成装置の一例の構成を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態3の宣伝情報生成装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態3の宣伝情報生成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の興味度推定装置において、例えば、
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、という態様であってもよい。
【0013】
本発明の興味度推定装置において、例えば、
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、という態様であってもよい。
【0014】
本発明の宣伝情報生成装置において、例えば、
前記宣伝情報生成部は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、という態様であってもよい。
【0015】
本発明の宣伝情報生成装置において、例えば、
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、という態様であってもよい。
【0016】
本発明の宣伝情報生成装置において、例えば、
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、という態様であってもよい。
【0017】
本発明の興味度推定方法において、例えば、
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、という態様であってもよい。
【0018】
本発明の興味度推定方法において、例えば、
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、という態様であってもよい。
【0019】
本発明の宣伝情報生成方法において、例えば、
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、という態様であってもよい。
【0020】
本発明の宣伝情報生成方法において、例えば、
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、という態様であってもよい。
【0021】
本発明の宣伝情報生成方法において、例えば、
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、という態様であってもよい。
【0022】
本発明のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0024】
本発明において、「仮想旅行」とは、インターネットを用いて、仮想的な旅行体験を観光客に提供する技術である。仮想旅行は、例えば、バーチャルツアー、疑似旅行、リモート観光、オンラインツアー等ともいう。仮想旅行は、例えば、ガイドの端末と観光客の端末とがリアルタイムで通信することにより行われる。前記ガイドは、例えば、前記観光客に対して、世界各地の観光地の動画や画像を配信しつつ、その観光地のガイドを行う。これにより、前記観光客は、仮想的な旅行を体験可能である。一方で、前記仮想旅行は、ガイドの端末と観光客の端末とがリアルタイムで通信せずに実行されるツアーであってもよい。前記リアルタイムで通信する仮想旅行は、例えば、予め設定された日時に開催され、観光客に対してオンライン上で旅行体験を提供する技術ともいえる。また、前記ガイドは、仮想旅行に参加してもよいし、参加しなくともよい。前記動画及び前記画像は、前記観光地に関するものであれば特に制限されず、例えば、360度動画(360度全方位を取り込んだ動画)等であってもよい。
【0025】
前記仮想旅行は、例えば、現実空間及び仮想空間等で開催されるものであってもよい。前記現実世界で開催される仮想旅行とは、例えば、端末上で完結する旅行体験である。より具体的には、例えば、ガイドが端末上で動画や画像を配信し、観光客が配信された動画や画像を視聴する旅行体験等がある。前記仮想空間で開催される仮想旅行とは、例えば、VR(virtual reality)、メタバース等の空間で開催される旅行がある。
【0026】
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0027】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の興味度推定装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、取得部11、解析部12、及び興味度推定部13を含む。
【0028】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0029】
図2に、本装置10のハードウエア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。なお、これらは例示であって、本装置10のハードウエア構成は、前記各部の処理を実行可能であれば、これに限定されない。また、本装置10に含まれる中央処理装置101等の数も図2の例示に限定されるものではなく、例えば、複数の中央処理装置101が本装置10に含まれていてもよい。
【0030】
中央処理装置101は、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、取得部11、解析部12、及び興味度推定部13として機能する。
【0031】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンター、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0032】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0033】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。
【0034】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0035】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、及び出力装置106等のユーザインターフェイスを含んでもよい。入力装置105は、例えば、文字、数字、画面上に表示された物の位置、画像、音等を入力する装置であり、具体的には、デジタイザ(タッチパネル等)、キーボード、マウス、スキャナ、撮像装置、マイク、センサ等が挙げられる。出力装置106は、例えば、表示装置(LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ)、プリンター、スピーカー等が挙げられる。入力装置105および出力装置106は、例えば、それらを組み合わせたタッチパネル等のユーザインターフェイスでもよい。
【0036】
つぎに、本実施形態の興味度推定方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の興味度推定方法は、例えば、図1の興味度推定装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の興味度推定方法は、図1の興味度推定装置10の使用には限定されない。
【0037】
本実施形態の興味度推定方法において、取得部11により実行される工程が取得工程であり、解析部12により実行される工程が解析工程であり、興味度推定部13により実行される工程が興味度推定工程である。
【0038】
まず、取得部11により、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得する(S11)。前記リアクションデータとしては、例えば、前記観光客を撮像した動画データ(映像データ及び音声データ等を含む)、チャット等におけるテキストデータ、音声データ、アンケートに対する回答等がある。前記リアクションデータは、例えば、前記仮想旅行中に取得されるデータであってもよいし、前記仮想旅行後に取得されるデータであってもよい。前記リアクションデータは、例えば、撮像装置やマイク等の入力装置105、及び外部の装置(例えば、前記観光客の端末の撮像装置等)によって記録されてもよい。前記動画データは、例えば、前記仮想旅行の提供と前記観光客の撮像とがリアルタイムに行われるライブ動画であってもよい。なお、前記仮想旅行は、例えば、本装置10によって提供(配信)されてもよいし、後述の実施形態3及び4記載の宣伝情報生成装置20によって提供(配信)されてもよいし、外部の装置によって提供(配信)されてもよい。前記仮想旅行を提供する手法は、特に制限されず、公知の手法を用いることができる。また、取得部11は、例えば、前記観光客に関するリアクションデータと紐づけて、前記ガイドに関するリアクションデータ(動画データ(映像データ及び音声データ等を含む)、テキストデータ、アンケートに対する回答等)や、仮想旅行中に前記観光客に表示させた動画や画像等を取得してもよい。
【0039】
前記動画データは、例えば、前記観光客の顔を含む動画、及び前記観光客を表現したアバターを含む動画等である。前記アバターは、例えば、前記観光客の顔をトレースし、リアルタイムまたは非リアルタイムで前記観光客の表情を表現可能なアバターであってもよい。前記観光客の表情を表現可能なアバターを用いることで、例えば、メタバース等の仮想空間上で開催される仮想旅行であっても、前記観光客のリアクションを把握可能である。一方で、前記アバターは、例えば、前記観光客の顔のトレースを伴わないアバター、前記観光客の表情を表現しないアバターであってもよい。前記アバターを含む動画は、例えば、前記観光客の顔に相当するアバターの顔を含む動画でもよいし、前記観光客の全身に相当するアバターの全身を含む動画であってもよい。なお、前記観光客の顔のトレース、及び前記観光客のアバター化は、取得部11による前記動画データの取得時に実行されてもよいし、前記観光客の端末や前記観光客の端末と本装置10とを仲介する他の装置により実行されてもよい。前記アバターを用いることで、例えば、前記観光客の匿名性を向上可能である。前記動画データは、例えば、自撮り動画やライブ動画等ともいえる。前記ライブ動画とは、例えば、前記仮想旅行の提供と並行して前記観光客を撮像(及びアバター化)した動画である。前記動画は、例えば、音声付きの動画であってもよい。
【0040】
前記アンケートの内容は、特に制限されず、例えば、観光客人数、年代、性別、参加のきっかけ、参加した仮想旅行を知ったきっかけ、参加した仮想旅行の予約方法、仮想旅行での妥当なツアー金額、ツアーエリアの観光経験有無、各案内スポットの評価点、満足度、もっと説明してほしかったスポット、他に案内されたいスポット、他に説明してほしい体験、ガイドの改善点、仮想旅行の参加に用いた端末の種類、前記端末のトラブル、現実のツアーに参加したいか、現実のツアーとして参加する際の妥当な金額、等が挙げられる。また、前記アンケート及びその回答は、例えば、紙等の印刷媒体に記載されたアナログ情報であってもよいし、ウェブサイト等に記載されたデジタル情報であってもよい。前記アナログ情報の場合、取得部11は、例えば、光学文字認識等の技術を用いて、前記アンケートの回答をデジタル情報に変換して取得してもよい。
【0041】
次に、解析部12により、前記リアクションデータを解析する(S12、解析工程)。具体的には、例えば、前記リアクションデータから、観光客の発言内容、音声の波長、表情等を解析する。前記解析の手法は、特に制限されず、例えば、感情解析、印象解析、前記観光客の反応のスコア化等があり、公知のアルゴリズムを用いてもよい。解析部12は、例えば、前記音声データをテキストデータに変換して前記解析に用いてもよい。
【0042】
そして、興味度推定部13により、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し(S13、興味度推定工程)、終了する(END)。前記興味度は、例えば、数値等で表現されるものであってもよいし、「興味あり」や「興味なし」等の文言で表現されるものであってもよい。なお、前記文言は、特に制限されない。数値で表現される興味度は、例えば、前記数値が高いほど、前記興味が高いことを意味する。興味度推定部13は、例えば、進行中の前記仮想旅行における時間帯毎に前記興味度を推定してもよい。
【0043】
前記工程(S11)~前記工程(S13)は、前記仮想旅行が配信されている間、繰り返し実行されてもよい。
【0044】
本実施形態によれば、前記観光客の反応(リアクションデータ)を解析することで、仮想旅行に参加している観光客における現実の旅行に対する興味の程度を推定することができる。前記興味度を利用することで、前記仮想旅行の提供者は、例えば、現実の旅行に対する宣伝等を効率的に行うことができたり、仮想旅行の内容や価格を見直したり、新たな仮想旅行を企画したりすることができる。
【0045】
[実施形態2]
解析部12による解析、及び興味度推定部13による興味度の推定の一例について、具体的に説明する。なお、これらは例示であって、解析部12による解析、及び興味度推定部13による興味度の推定が本実施形態の内容に限定されるものではない。
【0046】
以下、リアクションデータとして、テキストデータ(音声データを変換したものを含む)を例に挙げて説明するが、前述のように、これに限定されない。解析部12は、例えば、前記観光客の送信(発言)したテキストデータと、前記送信(発言)を行った時間とを紐づけて記憶し、各単語が収録された辞書情報を参照して、前記観光客の感情・気持ちをスコア化する。前記各単語は、例えば、その言葉の意味に基づき、ポジティブ及びネガティブの程度を示すスコア(ポジネガスコア)と紐づけられている。前記辞書情報は、特に制限されず、予めメモリ102及び記憶装置104に記憶していてもよいし、取得部11により外部から取得してもよい。前記辞書情報は、例えば、旅行や観光に特化した単語が収録されていてもよい。そして、興味度推定部13は、例えば、前記送信(発言)を行った時間に対応する前記仮想旅行中のイベントを特定し、前記イベントと前記観光客の感情・気持ちのスコアとを関連付けて、前記イベント毎の前記興味度を推定する。これにより、例えば、どのようなスポット、背景、ガイドの説明等に観光客が興味を持ったのか等を推定可能である。
【0047】
具体的に、渋谷のスクランブル交差点を紹介した仮想旅行を例に挙げて、興味度推定部13による興味度の推定の一例について説明する。前記仮想旅行に参加している観光客から、例えば、「なぜこんなに人が交差しているにもかかわらず、人と人とがぶつかることなく、きれいに歩いているのか?」という質問を受けたとする。この場合に、興味度推定部13は、例えば、前記観光客に対して「渋谷のスクランブル交差点できれいに歩く人」に興味がある(すなわち、興味度が高い)と推定する。また、興味度推定部13は、前記観光客が前記質問をしたタイミングで、他の観光客の視点が、画面中の交差点に集まり、且つポジティブに傾く大きな変化(例えば、笑顔や驚きの表情になる等)が見られた場合に、前記他の観光客も「渋谷のスクランブル交差点できれいに歩く人」に興味がある(すなわち、興味度が高い)と推定する。
【0048】
また、興味度推定部13は、例えば、さらに、前記観光客毎の興味度に基づき、観光客の属性(顧客セグメントともいう)毎の興味度を推定してもよい。この場合、取得部11は、例えば、前記観光客の属性を取得してもよい。前記属性としては、例えば、性別、年代、住所、家族構成、職業、等がある。これにより、例えば、前記観光客の属性と前記興味度との関係性を把握することができる。
【0049】
[実施形態3]
図4は、本実施形態の宣伝情報生成装置20の一例の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本装置20は、取得部21、解析部22、興味度推定部23、及び宣伝情報生成部24を含む。取得部21、解析部22、及び興味度推定部23は、前記実施形態1及び2記載の取得部11、解析部12、及び興味度推定部13と同様であり、前述の記載を援用できる。つまり、本装置20は、興味度推定装置10の各部を含む。
【0050】
本装置20は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置20は、前記通信回線網を介して、前述した外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、例えば、前述と同様である。また、本装置20は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置20は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0051】
図5に、本装置20のハードウエア構成のブロック図を例示する。本装置20は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置20の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。特に記載しない限り、前記各部の説明は、図2に示す興味度推定装置10のハードウエア構成の記載を援用できる。なお、これらは例示であって、本装置20のハードウエア構成は、前記各部の処理を実行可能であれば、これに限定されない。また、本装置20に含まれる中央処理装置101等の数も図5の例示に限定されるものではなく、例えば、複数の中央処理装置101が本装置20に含まれていてもよい。
【0052】
中央処理装置101は、例えば、取得部21、解析部22、興味度推定部23、及び宣伝情報生成部24等として機能する。
【0053】
つぎに、本実施形態の宣伝情報生成方法の一例を、図6のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の宣伝情報生成方法は、例えば、図4の宣伝情報生成装置20を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の宣伝情報生成方法は、図4の宣伝情報生成装置20の使用には限定されない。
【0054】
本実施形態の宣伝情報生成方法において、取得部21により実行される工程が取得工程であり、解析部22により実行される工程が解析工程であり、興味度推定部23により実行される工程が興味度推定工程であり、宣伝情報生成部24により実行される工程が宣伝情報生成工程である。
【0055】
図6において、取得部21による動画やアンケートの回答の取得(取得工程(S21)、解析部22による反応情報の生成(解析工程(S22))、及び興味度推定部23による興味度の推定(興味度推定工程(S23))は、図3に示す前記工程(S11)~前記工程(S13)と同様であり、前述の記載を援用できる。
【0056】
そして、前記工程(S23)の後、宣伝情報生成部24により、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成し(S24)、終了する(END)。具体的に、宣伝情報生成部24は、例えば、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成してもよい。前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報とは、例えば、顧客リスト等ともいう。すなわち、前記観光客を前記顧客リストに登録する、ともいえる。前記顧客リストは、現実の旅行に対する宣伝対象者を登録したリストであってもよいし、仮想旅行に対する宣伝対象者を登録したリストであってもよい。前記予め設定した条件は、特に制限されず、例えば、前記興味度の数値が予め設定した閾値以上か、前記興味度が「興味あり」等の興味があることを示す情報か、等があり、任意に設定できる。また、前記閾値も、任意に設定できる。
【0057】
本実施形態によれば、仮想旅行に参加している観光客における現実の旅行に対する興味の程度を推定することができる。また、前記宣伝情報を生成することで、現実の旅行に対する宣伝等を効率的に行うことができる。
【0058】
[実施形態4]
宣伝情報生成部24による宣伝情報の生成の一例について、具体的に説明する。なお、これらは例示であって、宣伝情報生成部24による宣伝情報の生成が本実施形態の内容に限定されるものではない。
【0059】
具体的に、渋谷のスクランブル交差点を紹介した仮想旅行を例に挙げて、宣伝情報生成部24による宣伝情報の生成の一例について説明する。興味度推定部23は、前記実施形態2の説明と同様に、前記質問をした前記観光客に対して「渋谷のスクランブル交差点できれいに歩く人」に興味がある(すなわち、興味度が高い)と推定する。また、興味度推定部23は、前記実施形態2の説明と同様にして、前記他の観光客が「渋谷のスクランブル交差点できれいに歩く人」に興味がある(すなわち、興味度が高い)と推定する。次に、宣伝情報生成部24は、例えば、複数の前記観光客の興味度を集計し、前記仮想旅行において、最も興味度が高い時間帯を特定する。前記集計の手法は、特に制限されず、例えば、合計値、平均値等を求めてもよい。そして、宣伝情報生成部24は、例えば、前記仮想旅行の映像から、宣伝情報として前記時間帯と対応する映像を切り取る。前記宣伝情報の映像は、例えば、仮想旅行の販売サイト上にプロモーション映像として活用される。
【0060】
また、宣伝情報生成部24は、例えば、前記観光客毎に、前記観光客の仮想旅行の参加申し込み時のメールアドレス等の申し込み情報と、前記興味度とを紐づけた顧客リストを宣伝情報として生成してもよい。また、前記顧客リストにおいて、さらに、前記アンケートに対する回答を紐づけてもよい。これにより、前記仮想旅行の提供者は、例えば、前記観光客がどのようなツアー・スポットに対してどの程度の興味をもっているか、ツアー(仮想旅行及び現実のツアー。以下同様)に対する前記観光客の価値観等を把握することができる。また、興味度推定部23が前記観光客の属性(顧客セグメントともいう)毎の興味度を推定した場合、宣伝情報生成部24は、例えば、顧客とするターゲットをセグメント化することができる。
【0061】
さらに、宣伝情報生成部24は、例えば、前記アンケートに対する回答及び前記興味度から、前記ツアーに対する前記観光客の価値観を推定し、前記価値観に基づき、宣伝情報として、前記ツアーの価格設定を行ってもよい。
【0062】
[実施形態5]
本実施形態のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明において、「手順」は、「処理」と読み替えてもよい。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク等が挙げられる。
【0063】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0064】
この出願は、2021年3月24日に出願された日本出願特願2021-050159を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【0065】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
取得部、解析部、及び興味度推定部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、興味度推定装置。
(付記2)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記1記載の興味度推定装置。
(付記3)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記1または2記載の興味度推定装置。
(付記4)
取得部、解析部、興味度推定部、及び宣伝情報生成部を含み、
前記取得部は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析部は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定部は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成部は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、宣伝情報生成装置。
(付記5)
前記宣伝情報生成部は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、付記4記載の宣伝情報生成装置。
(付記6)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記4または5記載の宣伝情報生成装置。
(付記7)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記4から6のいずれかに記載の宣伝情報生成装置。
(付記8)
取得工程、解析工程、及び興味度推定工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、興味度推定方法。
(付記9)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記8記載の興味度推定方法。
(付記10)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記8または9記載の興味度推定方法。
(付記11)
取得工程、解析工程、興味度推定工程、及び宣伝情報生成工程を含み、
前記取得工程は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析工程は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定工程は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、宣伝情報生成方法。
(付記12)
前記宣伝情報生成工程は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、付記11記載の宣伝情報生成方法。
(付記13)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記11または12記載の宣伝情報生成方法。
(付記14)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記11から13のいずれかに記載の宣伝情報生成方法。
(付記15)
取得手順、解析手順、及び興味度推定手順を含み、
前記取得手順は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析手順は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定手順は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定する、ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記16)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記15または16記載のプログラム。
(付記18)
取得手順、解析手順、興味度推定手順、及び宣伝情報生成手順を含み、
前記取得手順は、仮想旅行に参加している観光客のリアクションに関するリアクションデータを取得し、
前記解析手順は、前記リアクションデータを解析し、
前記興味度推定手順は、前記解析の結果に基づき、現実の旅行に対する興味の程度を示す興味度を前記観光客毎に推定し、
前記宣伝情報生成手順は、前記興味度に基づき、前記現実の旅行の宣伝に関する宣伝情報を生成する、ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記19)
前記宣伝情報生成手順は、前記興味度が予め設定した条件を満たす場合に、前記興味度を有する前記観光客に関する情報を含む前記宣伝情報を生成する、付記18記載のプログラム。
(付記20)
前記仮想旅行が、現実空間及び仮想空間の少なくとも一方の空間で開催される仮想的な旅行である、付記18または19記載のプログラム。
(付記21)
前記リアクションデータは、参加者の顔を含む動画、及び前記参加者を表現したアバターを含む動画の少なくとも一方を含む、付記18から20のいずれかに記載のプログラム。
(付記22)
付記15から21のいずれかに記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明によれば、仮想旅行に参加している観光客における現実の旅行に対する興味の程度を推定することができる。このため、本発明は、例えば、仮想旅行に参加している観光客から顧客リストを生成する場合等において特に有用である。
【符号の説明】
【0067】
10 興味度推定装置
11、21 取得部
12、22 解析部
13、23 興味度推定部
20 宣伝情報生成装置
24 宣伝情報生成部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス
図1
図2
図3
図4
図5
図6