IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ちひろ株式会社の特許一覧

特開2022-152033ネット広告表示方法、プログラム、および、システム
<>
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図1
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図2
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図3
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図4
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図5
  • 特開-ネット広告表示方法、プログラム、および、システム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022152033
(43)【公開日】2022-10-12
(54)【発明の名称】ネット広告表示方法、プログラム、および、システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20221004BHJP
【FI】
G06Q30/02 436
G06Q30/02 446
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021054647
(22)【出願日】2021-03-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-14
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】521131281
【氏名又は名称】ちひろ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139778
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 潔
(72)【発明者】
【氏名】新垣 久史
(72)【発明者】
【氏名】渡部 智浩
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】効果的な料理配送サービスのウェブ広告を表示するネット広告表示方法、料理配送サービス広告表示プログラム及び料理配送サービス広告表示システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムにおいて、広告配信システム104は、広告の第1の部分が表示されたユーザーの端末装置106から、端末装置106の位置情報を含む料理広告表示要求を受信し、所定時間内に位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択し、選択した料理に関する情報と料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を広告の第2の部分に表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信ステップと、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択ステップと、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示する表示ステップとを含む、
コンピューターにより実行される、料理配送サービス広告表示方法。
【請求項2】
前記選択ステップは、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択することをさらに含む、
請求項1に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項3】
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定する再判定ステップと、
前記再判定ステップにおいて配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記再判定ステップにおいて配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示する再表示ステップとをさらに含む、
請求項1または請求項2に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項4】
前記再判定ステップは、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを判定することをさらに含む、
請求項3に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項5】
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を選択する代替料理選択ステップをさらに含み、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項3または請求項4に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項6】
前記代替料理選択ステップは、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択することをさらに含む、
請求項3、請求項4、または、請求項5に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項7】
広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信命令群と、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択命令群と、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示する表示命令群とを
コンピューターに実行させる料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項8】
前記選択命令群は、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択する命令群をさらに含む、
請求項7に記載の料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項9】
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定する再判定命令群と、
前記再判定命令群は、配送可能と判定された場合には前記料理の注文ページを表示し、配送不可能と判定された場合には前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示する再表示命令群とをさらに含む、
請求項7または請求項8に記載の料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項10】
前記再判定命令群は、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを判定する命令群をさらに含む、
請求項9に記載の料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項11】
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を選択する代替料理選択命令群をさらに含み、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項9または請求項10に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項12】
前記代替料理選択命令群は、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択する命令群をさらに含む、
請求項9、請求項10、または、請求項11に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項13】
料理選択部と、
広告表示部とを含み、
前記料理選択部が、
広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信し、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択するよう構成された、
前記広告表示部が、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示するよう構成された
料理配送サービス広告表示システム。
【請求項14】
前記料理選択部が、さらに、
調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択するよう構成されている、
請求項13に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項15】
さらに、注文受付部を含み、
前記料理選択部が、
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定するよう構成され、
前記注文受付部が、
前記料理が配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記料理が配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示するよう構成されている、
請求項13または請求項14に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項16】
前記料理選択部が、さらに、
前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が配送可能かを判定するよう構成されている、
請求項15に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項17】
前記料理選択部が、さらに、
所定時間内に、前記位置情報に相当する地域に配送可能な代替料理を選択するよう構成され、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項15または請求項16に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項18】
前記料理選択部が、さらに、
前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択するよう構成されている、
請求項15、請求項16、または、請求項17に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、ネット広告の表示方法、プログラム、および、システム、特に、注文料理の配送サービスのネット広告の表示方法、プログラム、および、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
顧客が注文した料理の配送サービス(宅配サービス、出前サービス、配達サービス、デリバリ・サービス、フードデリバリ、ケータリング・サービスとも呼ばれる)への需要が高まっている。このようなサービスにおいて顧客が注文した料理を適切な時間帯に配送できるよう支援する技術は公知である(たとえば特許文献1)。この技術により、調理業者におけるリソースの制約と配送業者におけるリソースの制約とを加味して、料理の配送が可能になる時間帯を決定し、消費者に向けて予め提示することが可能になる。
【0003】
一方、バナー広告や検索連動広告などのネット広告表示技術も公知である(たとえば特許文献2)。これらの技術により、広告配信業者を介して、配送サービス提供者自身のウェブサイトやアプリとは別の多様なウェブサイトやアプリ(たとえば、個人ブログ、グルメ情報サイト、ニュース・サイト、動画サイト、検索エンジン)上に広告を表示し、消費者に広く商品やサービスを訴求することができる。また、広告配信業者は、その消費者の属性やネット上の行動履歴に基づいて最適な広告を表示し、広告のクリックを介した商品購買の確率を高めることでも価値を提供する。
【0004】
しかし、従来技術では、消費者が料理配送サービスのバナー広告を見て、関心を持ち、広告をクリックすることで、料理の配送サービス業者のウェブサイトに移動しても、調理サービス業者と配送サービス業者のリソースの制約によって、希望の料理を希望の時間帯に配送することが不可能になることで消費者が注文を行わなくなり、広告の効果が低くなるといった課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許公報 特許6544703号
【特許文献2】特許公開公報 特開2001-005871号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
効果的な料理配送サービスのネット広告を表示するシステム、方法、および、プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信ステップと、所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択ステップと、前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示する表示ステップとを含む、コンピューターにより実行される、料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0008】
また、本願発明は、前記選択ステップは、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択することをさらに含む、段落0007に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0009】
また、本願発明は、前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定する再判定ステップと、前記再判定ステップにおいて配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記再判定ステップにおいて配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示する再表示ステップとをさらに含む、段落0007または段落0008に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0010】
また、本願発明は、前記再判定ステップは、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを判定することをさらに含む、段落0009に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0011】
また、本願発明は、所定時間内に前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を選択する代替料理選択ステップをさらに含み、前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、段落0009または段落0010に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0012】
また、本願発明は、前記代替料理選択ステップは、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択することをさらに含む、段落0009、段落0010、または、段落0011に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0013】
また、本願発明は、広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信命令群と、所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択命令群と、前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示する表示命令群とをコンピューターに実行させる料理配送サービス広告表示プログラムを提供することで上記課題を解決する。
【0014】
また、本願発明は、前記選択命令群は、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択する命令群をさらに含む、段落0013に記載の料理配送サービス広告表示プログラムを提供することで上記課題を解決する。
【0015】
また、本願発明は、前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定する再判定命令群と、前記再判定命令群は、配送可能と判定された場合には前記料理の注文ページを表示し、配送不可能と判定された場合には前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示する再表示命令群とをさらに含む、段落0013または段落0014に記載の料理配送サービス広告表示プログラムを提供することで上記課題を解決する。
【0016】
また、本願発明は、前記再判定命令群は、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを判定する命令群をさらに含む、段落0015に記載の料理配送サービス広告表示プログラムを提供することで上記課題を解決する。
【0017】
また、本願発明は、所定時間内に前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を選択する代替料理選択命令群をさらに含み、前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、段落0015または段落0016に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0018】
また、本願発明は、前記代替料理選択命令群は、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択する命令群をさらに含む、段落0015、段落0016、または、段落0017に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【0019】
また、本願発明は、料理選択部と、広告表示部とを含み、前記料理選択部が、広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信し、 所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択するよう構成され、前記広告表示部が、前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示するよう構成された料理配送サービス広告表示システムを提供することで上記課題を解決する。
【0020】
また、本願発明は、前記料理選択部が、さらに、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択するよう構成されている、段落0019に記載の料理配送サービス広告表示システムを提供することで上記課題を解決する。
【0021】
また、本願発明は、さらに、注文受付部を含み、前記料理選択部が、前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定するよう構成され、前記注文受付部が、前記料理が配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記料理が配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示するよう構成されている、段落0019または段落0020に記載の料理配送サービス広告表示システムを提供することで上記課題を解決する。
【0022】
また、本願発明は、前記料理選択部が、さらに、前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が配送可能かを判定するよう構成されている、段落0021に記載の料理配送サービス広告表示システムを提供することで上記課題を解決する。
【0023】
また、本願発明は、前記料理選択部が、さらに、所定時間内に、前記位置情報に相当する地域に配送可能な代替料理を選択するよう構成され、前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、段落0021または段落0022に記載の料理配送サービス広告表示システムを提供することで上記課題を解決する。
【0024】
また、本願発明は、前記料理選択部が、さらに、 前記調理業者制約条件と前記配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択するよう構成されている、段落0021、段落0022、または、段落0023に記載の料理配送サービス広告表示方法を提供することで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0025】
効果的な料理配送サービスのネット広告を表示するシステム、方法、および、プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本願発明の第1の実施例に係る情報システムの全体構成を表す図である。
図2】本願発明の第1の実施例に係る広告主システムの機能概要構成を表す図である。
図3】本願発明の実施例に係る広告表示の例である。
図4】本願発明の第1の実施例に係る情報システムにおける処理の流れの概要を表す図である。
図5】本願発明の第2の実施例に係る情報システムの全体構成を表す図である。
図6】本願発明の第2の実施例に係る情報システムにおける処理の流れの概要を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に図を参照しながら本願発明の実施例について説明する。図はすべて例示である。
【0028】
図1に本願発明の第1の実施例に係る情報システムの全体構成を示す。広告主システム(101)は飲食物の配送サービスの広告を提供する主体(企業等)の管理の下で稼働するシステムである。配送業者システム(102)は、飲食物の配送サービスを提供する主体(企業等)の管理の下で稼働するシステムである。広告主システム(101)の運営主体と配送業者システム(102)の運営主体が同一であってもよい。飲食店システム(103)は、配送の対象となる飲食物を提供する店舗のシステムであり、通常は複数存在する。広告主システム(101)の運営主体と飲食店システム(103)の少なくとも一部の運営主体が同一であってもよい。配送業者システム(102)の運営主体と飲食店システム(103)の少なくとも一部の運営主体が同一であってもよい。
【0029】
広告配信システム(104)は、典型的には、ネット広告配信業者(ネット広告代理店)の管理の下で稼働するシステムである。コンテンツ提供システム(105)は、典型的には、ウェブ・ブラウザやアプリに対して、ソーシャル・ネットワーキング、ニュース、エンターテインメント、グルメ情報、ブログ、地図情報、その他様々なコンテンツを提供するシステムである。これらのコンテンツが掲載されるウェブ・ページやアプリには広告枠が用意されており、広告配信システム(104)は、広告主システム(101)の運営主体を含む多様な広告主が提供する広告を在庫として管理し、在庫から所定の基準に基づいて広告を選択し、自社の管理下にある広告枠に表示する。ネット広告配信業者は、広告のクリック数や表示数等に基づいて所定の広告料を広告主システムの運営主体から得る。広告配信システム(104)の運営主体と広告主システム(101)の運営主体が同一であってもよい。
【0030】
ここで、典型的には、広告主システム(101)、配送業者システム(102)、飲食店システム(103)、広告配信システム(104)、および、コンテンツ提供システム(105)はそれぞれ、1台以上のコンピューターと関連機器で実現されてよい。また、(典型的にはクラウド・コンピューティングの形態により)コンピューターが運営元企業の外部において管理されていてもよい。また、各システムがそれぞれ独立した物理的システムではなく、1つの物理的システムが、広告主システム(101)、配送業者システム(102)、飲食店システム(103)、広告配信システム(104)、および、コンテンツ提供システム(105)の各システムの複数に相当する機能を提供する形態であってもよい。また、配送業者システム(102)、飲食店システム(103)、あるいは、その両方が、タブレット端末やスマートフォンで稼働するアプリ(アプリケーション)として実現されていてもよく、あるいは、広告主システム(101)等が提供するウェブ・ページを閲覧するウェブ・ブラウザにより実現されていてもよい。
【0031】
ユーザー端末(106)は、典型的には、一般消費者(本明細書では「ユーザー」とも呼ぶ)が使用するウェブ・ブラウザやアプリを稼働するスマートフォン、タブレット端末、パーソナル・コンピューター、等であり、コンテンツ提供システム(105)が提供するコンテンツ、および、広告配信システム(104)が提供する広告が埋め込まれた広告枠が表示される対象である。ユーザー端末(106)は、GPS等の手段によりその現在位置が把握可能になっていることが望ましい。また、ユーザー端末(106)は、汎用的なウェブ・ブラウザやアプリを稼働しない固定機能の機器、たとえば、スマート・スピーカー、デジタル・サイネージ、カーナビゲーション機器等であってもよい。ユーザーが広告内容に関心を持つと、広告をクリックする(あるいは音声で応答するなどの所定の操作を行なう)ことで、広告主システム(101)が提供するウェブ・ページやアプリにジャンプし、広告に表示された料理の注文を行なうことができるようになる。広告主システム(101)、配送業者システム(102)、飲食店システム(103)、広告配信システム(104)、コンテンツ提供システム(105)、および、ユーザー端末(106)は、好ましくはインターネット(107)を介して相互接続される。
【0032】
図2に、本願発明の実施例に係る広告主システム(101)の概要機能の構成要素を示す。図中の矢印線は構成要素間の基本的な制御または情報の流れを表すが、線で示していない制御または情報の流れが存在しないことを意味するものではない。また、図2は機能の論理的概要図であり、長方形またはディスク図形で表した機能がそれぞれ独立したプログラムであること、および、同一のシステム内で稼働することを意味するものでない。
【0033】
配送業者データ管理部(201)は、料理の配送業者の配達可能地域、配達可能時間帯、予測配達時刻、配送手数料等の情報を管理するための構成要素である。ここで、配送業者とは配送サービスを提供する企業組織であっても、個人であってもよい。配送業者データ管理部(201)は、広告主システム(101)によって管理されるデータベースやファイルなどのデータ保存技術によって実装されてもよいが、必要に応じて、配送業者システム(102)に対して情報を問い合わせる実装で実現されてもよく、その両方の形態の組み合わせで実装されてもよい。配送業者データ管理部(201)が、広告主システム(101)で管理されるデータベースやファイルなどのデータ保存技術によって実装されている場合には、その内容は、配送業者システム(102)から送られる、配達開始・完了のイベント、配送担当者の業務開始・業務終了・位置変更、(たとえば、天候や混雑度の変化による)配送手数料変更などの情報に基づいて、常に更新されていることが望ましい。
【0034】
飲食店データ管理部(202)は、飲食業者の各料理の、調理完了予測時間、価格等の情報を管理するための構成要素である。飲食店データ管理部(202)は、広告主システム(101)で管理されるデータベースやファイルなどのデータ保存技術によって実装されてもよいが、必要に応じて、飲食店システム(103)に対して情報を問い合わせる実装で実現されてもよく、その両方の形態の組み合わせで実装されてもよい。飲食店データ管理部(202)が、広告主システム(101)で管理されるデータベースやファイルなどのデータ保存技術によって実装されている場合には、その内容は、飲食店システム(103)から送られる、調理完了、調理施設の利用可能性の変化、調理担当者の業務開始・業務終了、(たとえば時間帯による)価格変更などの情報に基づいて、常に更新されていることが望ましい。
【0035】
料理選択部(203)は、配送業者データ管理部(201)と飲食店データ管理部(202)から得た料理配送と調理の制約条件に基づいて、ユーザー端末(106)に表示されている広告中に表示される対象となる料理を選択する構成要素である。料理の選択において、料理配送と調理の制約条件の一方のみを加味してもよい。自動配送や調理ロボットを使用した構成等、これらの制約条件が問題にならないこともあるからである。料理選択の処理は、ユーザー端末(106)に表示された広告内の埋め込みURL、あるいは、JavaScriptなどの実行可能コードにより起動されることが好ましい。料理の選択は、現時点から料理の選択においては、ユーザー端末(106)から送られるパラメーター(たとえば、料理種別、ユーザーの識別子、ユーザーの位置)をさらに加味することが好ましい。また、広告主がユーザーの属性情報(非図示)を管理している場合には、ユーザーの嗜好、注文履歴等をさらに加味してもよい。
【0036】
広告表示部(204)は、料理選択部(203)が選択した料理に関する情報をユーザー端末(106)に表示されている広告中に表示する構成要素であり、ウェブ・サーバーとし実現されてよい。
【0037】
注文受付部(205)は、ユーザー端末(106)から送られる(典型的にはバナー広告のクリック操作から生じた)要求に応じて、広告に表示された料理の注文ページをユーザー端末(106)に表示し、ユーザーからの注文を受け付けられるようにする構成要素である。
【0038】
注文送信部(206)は、ユーザーが料理の注文を行なった場合に、当該注文の情報を配送業者システム(102)および飲食店システム(103)に送信するための構成要素である。
【0039】
広告主システム(101)は、その他、注文の決済を行なうための機能、調理や配送が完了した際に所定のデータベースを更新する機能、ユーザーからの照会に応答する機能等を含んでよい(不図示)。
【0040】
図3に、本願発明の実施例に係る広告表示の例を示す。ここでは、広告がウェブ画面上のクリック可能な画像として構成されるバナー広告である例を示すが、他の形態の広告(たとえば、アプリ内広告、テキスト広告、動画コンテンツ中に表示される広告、音声広告、地図上に表示される広告等)であってもよい。バナー広告(301)は2つの構成要素から構成されることが望ましい。広告固定部分(302)は、複数のバナー広告において共通に使用される部分であり、広告主の事業者名、ブランド名、キャッチフレーズ等を含んでよい。また、広告固定部分(302)は、広告配信システム(104)の管理者(ネット広告代理店等)による広告審査の対象となる部分であってよい。
【0041】
広告可変部分(303)は、広告主システム(101)により提供される情報を含み、広告が表示されるユーザー端末(106)が存在する場所に対して即時、あるいは、所定の時間内に配達可能な料理に関する情報(店舗名、品名、価格、写真、キャッチフレーズ、配送可能時間に関する情報等)が表示されることが望ましい。加えて、その他の時間帯に配達可能な料理(たとえば、当日のランチタイムに提供可能なおすすめ料理)や表示された料理が配達可能な他の時間帯を表示してもよい。また、ユーザー端末(106)の位置がシステムによって正しく認識されているかをユーザーに確認してもらうために、ユーザー端末(106)の広告主システム(101)が、ユーザー端末(106)が備える位置把握手段、あるいは、ユーザー登録情報等に基づいて把握しているおおまかな位置情報(図の例では、「港区虎ノ門」)を表示してもよい。
【0042】
バナー広告(301)は、望ましくはその全体がクリック可能になっていることが望ましく、クリックすることで、広告主システム(101)が提供する料理注文用のサイトにジャンプし、そこで当該料理の注文が可能になっていることが望ましい。広告可変部分(303)は、埋め込みURLによって実現され、バナー広告(301)の全体表示時に、ウェブサイトの他のコンテンツと同時に表示されるようになっていてもよいが、バナー広告(301)に埋め込まれたJavaScript等で記述された実行可能プログラムによって動的に表示されてもよい。後者の場合には、一定間隔ごとに広告可変部分(303)を更新(リフレッシュ)し、常に最新の情報が表示されるようにすることが望ましい。
【0043】
バナー広告(301)、広告固定部分(302)、広告可変部分(303)の形状、色、大きさ、配置等は任意に決定してよい。また、広告固定部分(302)と広告可変部分(303)とが、画面上の独立した領域を占めていなくてもよい。たとえば、広告固定部分(302)と広告可変部分(303)がクリック可能なテキストから成っていてもよい。また、バナー広告(301)やテキスト広告に広告固定部分(302)がなく、広告可変部分(303)のみから構成されていてもよい。
【0044】
図4に、本願発明の実施例に係る情報システムにおける広告主システム(101)と広告配信システム(104)の処理の流れの概要を示す。破線矢印は表示あるいはデータ送信が行なわれることを示す(図に示した以外の表示処理やデータ送信処理が行なわれないことを意味するものではない)。(広告主システム(101)の管理主体以外の者も含めた)複数の広告主は、自社で使用する広告の画像、識別子、対象となるウェブサイトやアプリの属性、表示対象地域、表示対象となるウェブ・ページやアプリ上のコンテンツに含まれるキーワード(コンテンツ連動型広告の場合)等の広告関連上情報を指定して、広告配信システム(104)の広告在庫保存手段(不図示)に保存しておく。広告関連上情報の指定と保存は広告配信システム(104)が提供する任意の方法で行なわれてよい。
【0045】
広告配信システム(104)は、コンテンツ提供システム(105)がユーザー端末(106)に表示したウェブ・ページやアプリ画面内の広告枠から(埋め込みURLまたはJavaScriptで記載された実行可能コード等によって)広告表示の要求を受け取る(S401)と、広告表示要求中のパラメーター(ユーザー端末(106)の位置、ウェブ・ページの属性、ユーザー属性等)に基づいて、広告在庫保存手段から表示すべき広告(301)を所定のアルゴリズムに基づき選択して、ユーザー端末(106)に表示されている広告枠に表示する(S402)。広告選択のアルゴリズムは、広告配信システム(104)の運営者の裁量により自由に決定してよいが、広告枠に含まれるコンテンツの識別子、現在時刻、ユーザーのウェブ閲覧履歴、ログインしたユーザーの属性等に基づき、ウェブ・ページの内容と関連性が強い広告を選択するためのアルゴリズムが使用されていることが望ましい。特に、ユーザー端末(106)が備えるGPS等の位置情報測定手段によってユーザーの現在位置を把握して、その位置が配達エリア内に入っている配送サービスの広告のみを表示すること(ジオターゲティング)が望ましい。
【0046】
表示された広告が、広告可変部分(303)を含む場合には、(埋め込みURLまたはJavaScriptで記載されたプラグラム等によって)ユーザー端末(106)からパラメーター(ユーザー端末(106)の位置、ウェブ・ページの属性、ユーザー属性等)が広告主システム(101)に送られる。たとえば、埋め込みURLは、位置情報とウェブ・ページの属性を含む、https://add.delivery.jp/?location=1234.5678&keyword=ramenといった形式である。広告主システム(101)の料理選択部(203)は、上記パラメーターの情報に基づき、配送業者データ管理部(201)から配送に関する制約条件(配送担当者、配送車両等の利用可能性)を取得し、飲食店データ管理部(202)から調理に関する制約条件(料理人、調理設備、材料等の利用可能性)を取得する。配送に関する制約条件または調理に関する制約条件のいずれか、または、両方を取得しなくてもよい。この場合、予め任意に設定した料理に関する情報(品名、価格、広告、写真、キャッチフレーズ、配送可能時間に関する情報等)を取得してもよい。広告主システム(101)の料理選択部(203)は、配送に関する制約条件、または、調理に関する制約条件等の情報に基づいて、現在から所定の時間(たとえば、30分)以内に配送可能な料理を選択する(S403)。たとえば、上記URL例では、1234.5678で表現される場所に対して配送可能なラーメンを選択してよい。広告主システム(101)の広告表示部(204)は、料理選択部(203)が選択した料理に関連する情報(店舗名、品名、価格、広告、写真、キャッチフレーズ、配送可能時間に関する情報等)を、ユーザー端末(106)に表示されている広告の広告可変部分(303)に表示する(S404)。広告可変部分(303)が、JavaScript等により自動的に所定の間隔で表示を更新(リフレッシュ)するロジックを含む場合には、ユーザー端末(106)からの更新要求があるたびにS403とS404の処理を繰り返すことが望ましい。
【0047】
ユーザー端末(106)において、広告可変部分(303)が表示された広告(301)をユーザーがクリックしたこと(あるいは何らかの意思表示のアクションを行ったこと)を(HTTPのPUT要求等により)広告主システム(101)の注文受付部(205)が受信する(S405)。この後直ちに当該料理の注文ページをユーザー端末(106)に表示してもよいが、図示したように、広告主システム(101)の料理選択部(203)が、配送業者データ管理部(201)と飲食店データ管理部(202)の少なくとも一方から、配送に関する制約条件と調理に関する制約条件の少なくとも一方を再度取得し、制約条件に基づいて、当該料理が現時点から所定の時間(たとえば、30分)以内に配送可能かを再確認することが望ましい(S406)。これは、広告の表示からユーザーが広告をクリックするまでに時間が経過して、クリックの時点で調理と配送の制約条件が変わってしまっており、所定時間内の配送が不可能になってしまうケース、あるいは、ピーク時点で注文が殺到し、飲食店データと配送業者データが頻繁に更新されている状況に対応するためである。
【0048】
当該料理が所定の時間内に配送可能であることが確認された場合には、広告主システム(101)の注文受付部(205)が当該料理の注文ページを表示し、ユーザーによる注文処理を受付可能とする(S407-1)。注文受付部(205)が注文を受け付けると、注文送信部(206)が注文の内容を、配送業者システム(102)と飲食店システム(103)に伝えられる。その後の処理は自明であるため説明は省略する。
【0049】
料理選択部(203)によって、当該料理が所定の時間内に配送不可能であることが確認された場合には、注文受付部(205)は、代替料理の注文ページを表示してもよい(S407-2)。この場合、何を代替料理として選択するかは裁量で決定してよいが、ユーザーが広告クリック時に表示されていた配送時間と同一時間帯に配送可能であり、かつ、ユーザーが広告クリック時に表示されていた料理と類似の料理(たとえば、ピザとパスタのようにジャンルが類似する料理、あるいは、広告クリック時に表示されていた料理と同一店舗が提供する料理であって、かつ、価格帯が近い料理など)を表示することが望ましい。また、ユーザーによっては、同一時間帯に別の料理を配送されるよりも、元々希望していた料理が別の時間帯に配送されることを好むこともあるので、同一時間帯優先の注文ページと同一料理優先の注文ページをユーザーが選択可能にする、あるいは、両者を同時に表示するようにしてもよい。
【0050】
図5に本願発明の第2の実施例に係る情報システムの全体構成を示す。第2の実施例は、広告配信システム(104)に相当する構成要素を含まない点が第1の実施例と異なり、コンテンツ提供システム(505)が提供するコンテンツを含むウェブ・ページやアプリ内に、バナー広告のHTMLソースコードを含める等により、広告が最初から埋め込まれている状態になっている。その他の構成要素は第1の実施例と同等である。たとえば、広告主システム(501)の運営者である企業自身や他の特定企業が自社ウェブ・ページにバナー広告を埋め込むケース、あるいは、個人が自身のブログ・ページに、広告主システム(501)の運営者である企業がURLの形式で提供するバナー広告を直接埋め込むケースなどが考えられる。
【0051】
図6に本願発明の第2の実施例に係る広告主システム(501)の処理の流れの概要を示す。広告配信システム(104)内での処理が存在しない点以外は第1の実施例の場合と同様である。第2の実施例では、第1の実施例における多様なウェブサイトに広告を表示するという利点は得られない代わりに、広告配信システム(104)の運営者に支払う手数料が発生しない等の利点が得られる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021-07-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告の第1の部分が表示された端末装置から、コンピューターが前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信ステップと、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理をコンピューターが選択する選択ステップと、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告をコンピューターが前記広告の第2の部分に表示する表示ステップと、
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを、コンピューターが再度判定する再判定ステップと、
前記再判定ステップにおいて配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記再判定ステップにおいて配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを、コンピューターが表示する再表示ステップとを含む、
コンピューターにより実行される、料理配送サービス広告表示方法。
【請求項2】
前記選択ステップは、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて、配送可能な料理を、コンピューターが選択することをさらに含む、
請求項1に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項3】
前記再判定ステップは、調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを、コンピューターが判定することをさらに含む、
請求項1または請求項2に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項4】
前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を、コンピューターが選択する代替料理選択ステップをさらに含み、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項1、請求項2、または、請求項3に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項5】
前記代替料理選択ステップは、調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を、コンピューターが選択することをさらに含む、
請求項4に記載の料理配送サービス広告表示方法。
【請求項6】
広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信する受信命令群と、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択命令群と、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示する表示命令群と
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定する再判定命令群とを、コンピューターに実行させる料理配送サービス広告表示プログラムであって、
前記再判定命令群は、配送可能と判定された場合には前記料理の注文ページを表示し、配送不可能と判定された場合には前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示する再表示命令群を含む、
料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項7】
前記選択命令群は、調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択する命令群をさらに含む、
請求項6に記載の料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項8】
前記再判定命令群は、調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が所定時間内に配送可能かを判定する命令群をさらに含む、
請求項6または請求項7に記載の料理配送サービス広告表示プログラム。
【請求項9】
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に所定時間内に配送可能な代替料理を選択する代替料理選択命令群をさらに含み、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項6、請求項7、または、請求項8に記載の料理配送サービス広告表示プログラム
【請求項10】
前記代替料理選択命令群は、調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択する命令群をさらに含む、
請求項9に記載の料理配送サービス広告表示プログラム
【請求項11】
料理選択部と、
広告表示部と
注文受付部を含み、
前記料理選択部が、
広告の第1の部分が表示された端末装置から、前記端末装置の位置情報を含む料理広告表示要求を受信し、
所定時間内に前記位置情報に相当する地域に配送可能な料理を選択する選択し
前記広告に対する所定の操作に応じて、前記料理が、前記位置情報に相当する地域に前記所定時間内に配送可能かを再度判定するよう構成され、
前記広告表示部が、
前記料理に関する情報と前記料理の配送可能な時間帯を含む料理広告を前記広告の第2の部分に表示するよう構成され
前記注文受付部が、
前記料理が配送可能と判定された場合には、前記料理の注文ページを表示し、前記料理が配送不可能と判定された場合には、前記料理の注文ページとは異なる代替ページを表示するよう構成されている、
料理配送サービス広告表示システム。
【請求項12】
前記料理選択部が、さらに、
調理業者制約条件と配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて配送可能な料理を選択するよう構成されている、
請求項11に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項13】
前記料理選択部が、さらに、
調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて前記料理が配送可能かを判定するよう構成されている、
請求項11または請求項12に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項14】
前記料理選択部が、さらに、
所定時間内に、前記位置情報に相当する地域に配送可能な代替料理を選択するよう構成され、
前記代替ページは前記代替料理の注文ページである、
請求項11、請求項12、または、請求項13に記載の料理配送サービス広告表示システム。
【請求項15】
前記料理選択部が、さらに、
調理業者制約条件配送業者制約条件の少なくとも一方に基づいて所定時間内に配送可能な前記代替料理を選択するよう構成されている、
請求項14に記載の料理配送サービス広告表示システム