(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022152074
(43)【公開日】2022-10-12
(54)【発明の名称】遊具
(51)【国際特許分類】
A63F 3/00 20060101AFI20221004BHJP
【FI】
A63F3/00 513L
A63F3/00 513B
A63F3/00 514E
A63F3/00 515E
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021054704
(22)【出願日】2021-03-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-04-11
(71)【出願人】
【識別番号】505162537
【氏名又は名称】渡邉 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100063842
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118119
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 大典
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 昇
(57)【要約】 (修正有)
【課題】盤上で平面的及び立体的に駒を並べる遊具において、駒を棒体で支持することなく、遊戯中の盤の揺れや遊戯者の手との接触による、駒の位置変化や積層された駒の倒壊を防止し、又、使用できる駒の数が制限されることなく、様々な遊び方を可能とすることを目的とする。
【解決手段】複数種類の駒2と、駒2を並べるための盤3を備え、駒2は、底面に突出した第一磁性体を有すると共に、上面21に他の駒2の第一磁性体が挿入される第一位置決め凹部27を有し、更に、第一位置決め凹部27に第二磁性体5を有し、盤3は、上面31に縦横等間隔に複数の、第一磁性体が挿入される第二位置決め凹部37を有すると共に、第二位置決め凹部37に第二磁性体5を有し、第一磁性体と第二磁性体5のうち少なくとも一方が永久磁石であり、他方が永久磁石に引き寄せられる磁性体である遊具。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の駒と、前記駒を並べるための盤を備え、前記駒は、底面に突出した第一磁性体を有すると共に、上面に他の前記駒の前記第一磁性体が挿入される第一位置決め凹部を有し、更に、前記第一位置決め凹部に第二磁性体を有し、前記盤は、上面に縦横等間隔に複数の、前記第一磁性体が挿入される第二位置決め凹部を有すると共に、前記第二位置決め凹部に第二磁性体を有し、前記第一磁性体と前記第二磁性体のうち少なくとも一方が永久磁石であり、他方が前記永久磁石に引き寄せられる磁性体であることを特徴とする遊具。
【請求項2】
前記駒は、上面と底面が夫々平面で平行に構成され、前記盤は、上面が平面に構成され、前記第一磁性体の高さが前記第一位置決め凹部の高さ及び第二位置決め凹部の高さと等しいことを特徴とする請求項1に記載の遊具。
【請求項3】
前記盤は、前記第二位置決め凹部を縦横夫々5個以上有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊具。
【請求項4】
前記盤には、ゲームを行う領域を示す領域線が表示されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の遊具。
【請求項5】
前記駒を80個以上備えていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の遊具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊具に関し、詳しくは、盤上で平面的及び立体的に駒を並べて遊ぶ遊具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から盤上に複数本の棒体を、縦横方向に等間隔に設置した遊具盤と、貫通孔を設けた2色の複数の球状の駒を備えて構成された遊具がある。この遊具は2人の遊戯者が、自分の色の駒を交互に、駒の貫通孔に棒体を挿入させて駒を置き、平面の二次元的の縦、横、斜め及び立体の三次元的の縦、横、斜めに予め決められた複数目を早く並べた者或いは最終的に複数目を並べた本数の多い者が勝ちとなる遊戯に用いられている(例えば、特許文献1の従来技術参照。)。
【0003】
しかし、盤上に棒体を設置し、駒に孔を開けるため、製造上の工程が複雑となり高価となるという問題点や、遊ぶ時に駒に棒体を通すことが面倒であったことから、縦横同数の桝目又は駒を並べる印を示した盤と、多数個の積立可能な、色違いの2種類の駒とよりなる、立体駒並べ遊具が提案されている(特許文献1)。
【0004】
又、縦横等間隔に突起嵌合孔を持った盤と突起嵌合孔及び突起を持った黒玉及び白玉よりなる立体4目並べの構造が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平1-93081号公報
【特許文献2】実開昭47-31977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の遊具は、平坦な盤上に積立て可能な六面体の駒を備えて構成され、盤と駒及び積層される駒同士は連結、接着、固定、係合、係止等されず、駒は盤又は他の駒に単に置かれて積層されるので、遊戯中の盤の揺れや遊戯者の手との接触により、盤に置かれた駒の位置が変化し、又、積層された駒が倒壊するという問題点があった。又、上下の駒をずれなく積層することが容易ではなく、倒壊させないで複数段積層させることが困難であるという問題点があった。
【0007】
又、特許文献2に記載の遊具は、突起嵌合孔に突起を嵌め込むことにより玉を積層するので、突起嵌合孔に玉の突起が嵌りこんでしまい、盤と玉、玉と玉を取り外すことが困難になるという欠点や、盤と玉、玉と玉を取り外す際に突起が折れやすいという問題点や折れた突起が突起嵌合孔に嵌ったまま残ってしまうという問題点があった。又、積層数が増えると、垂直に積層されないという欠点、そのために隣接する積層された玉と接触するという欠点があった。
【0008】
又、特許文献1及び特許文献2に記載の遊具は、並べることが出来る駒数が限定されているので、2人でしか遊べず、しかも3目又は4目を並べる1種の遊戯方法しか出来ず、あき易いという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、盤上で平面的及び立体的に駒を並べる遊具において、駒を棒体で支持することなく、遊戯中の盤の揺れや遊戯者の手との接触による、駒の位置変化や積層された駒の倒壊を防止することを目的の1つとする。又、盤と駒、駒同士のずれのない積層を容易とし、複数段積層時の駒の倒壊の危険を低減させることを目的の1つとする。又、盤と駒、駒同士の積層、着脱が容易で、且つ容易に垂直に積層可能とすることを目的の1つとする。又、盤と駒を破損しにくくすることを目的の1つとする。又、使用できる駒の数が制限されることなく、1つの遊具で遊戯者の人数を増減させることが出来、遊戯方法も複数から選択することが出来、又、ゲームの面白さや難しさを変化させることが出来る遊具を提案することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段としての本発明は、複数種類の駒と、前記駒を並べるための盤を備え、前記駒は、底面に突出した第一磁性体を有すると共に、上面に他の前記駒の前記第一磁性体が挿入される第一位置決め凹部を有し、更に、前記第一位置決め凹部に第二磁性体を有し、前記盤は、上面に縦横等間隔に複数の、前記第一磁性体が挿入される第二位置決め凹部を有すると共に、前記第二位置決め凹部に第二磁性体を有し、前記第一磁性体と前記第二磁性体のうち少なくとも一方が永久磁石であり、他方が前記永久磁石に引き寄せられる磁性体である遊具である。
【0011】
又、上記遊具において、前記駒は、上面と底面が夫々平面で平行に構成され、前記盤は、上面が平面に構成され、前記第一磁性体の高さが前記第一位置決め凹部の高さ及び第二位置決め凹部の高さと等しい遊具である。
【0012】
又、上記遊具において、前記盤は、前記第二位置決め凹部を縦横夫々5個以上有している遊具である。
【0013】
又、上記遊具において、前記盤には、ゲームを行う領域を示す領域線が表示されている遊具である。
【0014】
又、上記遊具において、前記駒を80個以上備えている遊具である。
【発明の効果】
【0015】
以上のような本発明によれば、駒を棒体で支持することなく、遊戯中の盤の揺れや遊戯者の手との接触による、駒の位置変化や積層された駒の倒壊を防止することが可能となった。又、盤と駒、駒同士のずれのない積層が容易で、複数段積層時の倒壊の危険を低減させることが可能となった。又、盤と駒、駒同士の積層、着脱が容易で、且つ容易に垂直に積層することが可能となった。又、盤と駒が破損しにくい遊具を提供することが可能となった。又、使用できる駒の数が制限されることなく、1つの遊具で遊戯者の人数を増減させることが出来、遊戯方法も複数から選択することが出来、又、ゲームの面白さや難しさを変化させることが出来る遊具を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下本発明の実施の形態を図を参照して説明する。本発明の遊具は、盤上で平面的及び立体的に駒を並べて遊ぶ遊具であり、複数種類の駒と駒を並べるための盤を備えて構成されている。
【0018】
図1~
図3に示すように、遊具1は、同形状の色違いで構成した2種類の駒2と盤3を備えて構成されている。駒2は、上面21と底面22が夫々平面で平行な円柱体で、上面21に平面視円形の第一位置決め凹部27を有すると共に、底面22に第一磁性体4を有し、更に、第一位置決め凹部27の底面271に第二磁性体5を有している。第一位置決め凹部27は、他の駒2を当該駒2の上面21のどの位置に置くべきかの目印であると共に、積層される駒2同士のずれを防止するための構成であり、他の駒2の底面22に設置された第一磁性体4が挿入される凹部である。
【0019】
第一磁性体4は平面視円形で、底面22から下方向に突出して設置され、第二磁性体5は第一位置決め凹部27の底面271上に突出して設置されている。尚、第二磁性体5は、
図5に示すように、底面271に埋設されて、第二磁性体5の上面51が底面271と面一に設置された構成としてもよい。
【0020】
盤3は、平面視が方形で、上面31と底面32が夫々平面で平行な四角柱体で、上面31に平面視円形の第二位置決め凹部37を有すると共に、第二位置決め凹部37に第二磁性体5を有している。第二位置決め凹部37は、駒2を盤3の上面31のどの位置に置けるかの目印であると共に、盤3上での駒2の位置ずれを防止するための構成であり、駒2の底面22に設置された第一磁性体4が挿入される凹部である。
【0021】
第二位置決め凹部37は、盤3の上面31に、縦4個、横4個で縦横等間隔に配列されて16個が設けられ、第二位置決め凹部37の底面371に第二磁性体5が設置されている。第二磁性体5は底面371上に突出して設置されているが、
図5に示すように、底面371に埋設されて、第二磁性体5の上面51が底面371と面一に設置された構成としてもよい。
【0022】
第一磁性体4は永久磁石6で構成され、第二磁性体5は永久磁石に引き寄せられる磁性体で構成されている。永久磁石6は永久磁石であれば特に限定されないが、例えばネオジム磁石等を用いることが出来、又、ボンド磁石を用いることとしてもよい。
【0023】
図3に示すように、駒2の第一位置決め凹部27の直径W1及び盤3の第二位置決め凹部37の直径W2は第一磁性体4の直径W3より大きく、駒2の第一位置決め凹部27及び盤3の第二位置決め凹部37に第一磁性体4が挿入可能であるが嵌り込まない構成である。このような構成であるので、盤3と駒2、駒2同士の着脱が容易で、無理に分離する必要がないので盤3と駒2が破損しにくい。駒2の第一位置決め凹部27の直径W1及び盤3の第二位置決め凹部37の直径W2と第一磁性体4の直径W3の差は特に限定されないが、2.0~4.0mmが好ましい。このような構成とすることで、盤3上に駒2を縦横を直線状に位置決めすることが出来、駒2を容易に垂直に積層することが可能となっている。
【0024】
尚、図示はしないが、駒2の第一位置決め凹部27及び盤3の第二位置決め凹部37を、夫々の底面271、371方向に縮径するテーパー状に構成し、又は、夫々駒2の上面21、盤3の上面31との境界部分を面取りして構成することが好ましい。このような構成とすることで、第一磁性体4の第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37への挿入を容易、円滑とし、駒2の盤3や他の駒2への設置、積層を容易とし、リズムよくゲームを進めることが可能となっている。又、盤3上に駒2を縦横をより直線状に位置決めすることが出来、駒2をより容易により垂直に積層することが可能となっている。
【0025】
第一磁性体4が第一位置決め凹部27又は第二位置決め凹部37に挿入されることで、駒2の横方向へのずれが防止される。又、第一磁性体4と第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37を平面視で相似とすることで、盤3と駒2、駒2同士のずれ防止、第一磁性体4の第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37への円滑な挿入が可能となっている。
【0026】
又、第一磁性体4が駒2の底面22から突出する高さL3は、第一位置決め凹部27の高さである、駒2の上面21と第一位置決め凹部27に設けられた第二磁性体5の上面51間の距離L1と等しく、又、第二位置決め凹部37の高さである、盤3の上面31と第二位置決め凹部37に設けられた第二磁性体5の上面51間の距離L2と等しい。従って、駒2が盤3に置かれ又は駒2に載積されると、第一磁性体4は第二位置決め凹部37又は第一位置決め凹部27に完全に収納される。このような構成であるので、駒2の第一磁性体4が盤3の第二磁性体5と接触すると、盤3の上面31上に駒2の底面22が面接触し、駒2が積層されて上段の駒2の第一磁性体4が下段の駒2の第二磁性体5と接触すると、下段の駒2の上面21上に上段の駒2の底面22が面接触し、盤3と駒2、駒2同士の積層が容易で安定性があり、且つ容易に垂直に積層することが可能となっている。
【0027】
第二磁性体5の物質は特に限定されず、又、形状も板状、柱状等特に限定されず、盤3及び駒2に接着等で固定することが出来るが、
図4に示すように、鉄製又は鉄の合金製のねじ8を用いることも出来る。永久磁石6の物質は特に限定されず、又、形状も板状、柱状等特に限定されず、駒2に接着等で固定することが出来るが、
図4に示すように、筒形状として貫通孔61にねじ9を挿入して駒2に固定することも出来る。
【0028】
盤3に駒2を載置した際に、
図2に示すように、盤3の第二位置決め凹部37に駒2の第一磁性体4としての永久磁石6が挿入され、駒2の永久磁石6が盤3の第二磁性体5を引寄せて盤3と駒2が固定され、駒2同士を積層した際に、下段の駒2の第一位置決め凹部27に上段の駒2の永久磁石6が挿入され、上段の駒2の永久磁石6が下段の駒2の第二磁性体5を引寄せて駒2同士が固定される。このような構成であるので、盤と駒、駒同士のずれのない積層が容易で、駒の位置変化や複数段積層時の倒壊の危険を防止、低減させることが可能となっている。又、駒2を盤3上又は駒2上に置く際に、第一磁性体4を第二位置決め凹部37又は第一位置決め凹部27に挿入することを目標にして置くこので、第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37は、駒2を駒2の上面21又は盤3の上面31のどの位置に置くべきかの目印となる。
【0029】
遊具1で2人で遊ぶ場合には、二人の遊戯者が交互に、夫々の異なる色の駒2を盤3上で縦横上に並べていく。盤3上に駒2を置く場合には、盤3上の第二位置決め凹部37に駒2の第一磁性体4としての永久磁石6を挿入させる。すると、駒2の永久磁石6が盤3の第二磁性体5を引寄せて盤3上に駒2が位置決めされると共に固定される。駒2に他の駒2を積層する場合には、下段の駒2の第一位置決め凹部27に上段の駒2の永久磁石6を挿入させる。すると、上段の駒2の永久磁石6が下段の駒2の第二磁性体5を引寄せて、駒2上に駒2が位置決めされると共に、駒2同士が固定される。このようにして駒2を並べ、二次元的又は三次元的に4目を先に並べた遊戯者が勝ちとなる。
【0030】
尚、盤の形状は平面視で方形に限定されず、
図6に示すように、盤301は平面視で円形の円柱体等としてもよい。又、盤の上面に構成される第二位置決め凹部37は、縦横同数で、縦横夫々4個以外の3個、又は、
図7及び
図8に示すように、5個以上を設ける構成としてもよく、更に、図示はしないが、縦横が異なる個数を設ける構成としてもよい。又、
図6に示すように、第二位置決め凹部37は、盤301の形状に対応させて、外側の列の設置数を他の列の設置数より少なく設ける構成としてもよい。
【0031】
又、
図6~
図8に示すように、盤301~盤303の上面31に、ゲームを行う領域、ここでは縦横4列の領域、を示す領域線7を表示してもよい。このような構成により、縦横5列以上の第二位置決め凹部37が設けられた盤を用いても、縦横4列の領域を用いる4目並べを遊ぶ際に、駒の置き位置を誤ることがなく、ゲームを円滑に行うことが出来る。尚、図示はしないが、縦横4列の以外の領域を示す領域線を表示してもよく、又、1個の盤に複数の領域線を表示してもよい。複数の領域線を表示する場合には、色違い等で夫々の領域が容易に認識できるようにすることが好ましい。
【0032】
駒2の数は、少なくとも64個を備え、80個以上としてもよい。駒2は、上面21と底面22が夫々平面で平行であれば、
図9に示すように、円柱(
図9(a))のほか、四角柱(
図9(b))、動物やキャラクターの人形(
図9(c))等の形状としてもよい。又、2種以上の駒として、色違いではなく、同じ高さの異なる形状の駒を用いてもよい。
【0033】
又、第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37に設置する第二磁性体5を永久磁石で構成してもよく、又、第一位置決め凹部27及び第二位置決め凹部37の第二磁性体5を永久磁石に替えると共に、駒2の底面22の第一磁性体4を永久磁石に引寄せられる磁性体に替えて構成してもよい。
【0034】
図6~
図8に示す盤301~盤303を用いて2人で遊ぶ場合には、二次元的又は三次元的に4目を先に並べることを競ってもよいが、5目以上を先に並べることを競ってもよい。そして、4目を先に並べることを競う場合には、領域線7内で駒2を並べるルールとしてもよい。5目以上を先に並べることを競う場合、駒2を125個以上備える構成とすることが出来る。又、4目を先に並べることを競う場合であって、64個の駒しかない場合や従来の駒に通す棒の高さが4目しか置けない長さである場合には、上下の一段目に駒を置かないとその高さ方向では4目並べることが不可能であったが、少なくとも80個以上の駒2を用いることで、駒2を上下に5段以上重ねることが出来、一段目に駒を置かなくてもその高さ方向で4目並べることが出来ることになり、ゲームの面白さや難しさを高めることが出来る。又、
図6~
図8に示す盤301~盤303、又は、図示はしないが、
図6~
図8に示す盤より多く第二位置決め凹部37を備えている盤及び3種以上の駒2を用いて、3人以上で3目以上を先に並べること又は最終的に3目以上を何列並べたかを競うことも出来る。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のような本発明によれば、遊具の販売現場で販売されて小売業や卸売業の発展に寄与すると共に、遊具の需要増大による遊具の生産業の発展に寄与することが出来る。
【符号の説明】
【0036】
1 遊具
2 駒
27 第一位置決め凹部
3 盤
37 第二位置決め凹部
4 第一磁性体
5 第二磁性体
6 永久磁石
7 領域線