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  • 特開-モータ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022152336
(43)【公開日】2022-10-12
(54)【発明の名称】モータ
(51)【国際特許分類】
   H02K 7/065 20060101AFI20221004BHJP
   B06B 1/04 20060101ALI20221004BHJP
【FI】
H02K7/065
B06B1/04 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021055064
(22)【出願日】2021-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】000001225
【氏名又は名称】日本電産コパル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100188673
【弁理士】
【氏名又は名称】成田 友紀
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(72)【発明者】
【氏名】木内 博之
【テーマコード(参考)】
5D107
5H607
【Fターム(参考)】
5D107AA12
5D107BB08
5D107CC09
5D107DD09
5H607BB01
5H607BB07
5H607BB13
5H607CC01
5H607CC07
5H607DD03
5H607EE57
5H607GG01
5H607GG09
5H607HH09
5H607KK10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】組立性を改善した振動モータを提供する。
【解決手段】モータ1は、中心軸Jを中心として回転可能なロータ本体82を有するロータと、ロータ本体と軸方向に対向し、中心軸回りの周方向において異なる位置に配置される一対のコイル32と、一対のコイルが取り付けられた取付面21を有する基板と、取付面に取り付けられた磁気センサ5と、を備える。取付面には、一対のコイルから引き出された引出線421、422がそれぞれ接続された一対の接続部73、74が設けられる。磁気センサと一対の接続部とは、中心軸回りの周方向において一対のコイル同士の間の異なる位置に配置される。コイルは、軸方向に見て円形状である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心軸を中心として回転可能なロータ本体を有するロータと、
前記ロータ本体と軸方向に対向し、前記中心軸回りの周方向において異なる位置に配置される一対のコイルと、
前記一対のコイルが取り付けられた取付面を有する基板と、
前記取付面に取り付けられた磁気センサと、
を備え、
前記取付面には、前記一対のコイルから引き出された引出線がそれぞれ接続された一対の接続部が設けられ、
前記磁気センサと前記一対の接続部とは、前記中心軸回りの周方向において前記一対のコイル同士の間の異なる位置に配置され、
前記コイルは、軸方向に見て円形状であるモータ。
【請求項2】
前記取付面には、
前記一対のコイルのうち一方のコイルの周方向一方側かつ他方のコイルの周方向他方側に位置する第1領域と、
前記一方のコイルの周方向他方側かつ前記他方のコイルの周方向一方側に位置する第2領域と、
が設けられ、
前記一対の接続部は、前記第1領域に設けられ、
前記磁気センサは、前記第2領域に設けられている
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記一対のコイルは、前記中心軸を径方向に挟んで反対側に配置されている
請求項1または請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
単相モータである
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項5】
前記基板の径方向の寸法は、8mm以下である
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
【背景技術】
【0002】
各種デバイスにおける無音報知機能等に利用するモータとして、薄い円盤状を有する振動モータが知られている。例えば、特許文献1には、径方向に小型化したモータが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-100945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような振動モータでは、さらなる小型化が求められている。モータの小型化を図るために、ベース部の寸法を抑えると、モータの構成部品の配置やコイルの配線スペースも狭くなり組立が難しい。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、組立性を改善できるモータを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のモータの一つの態様は、中心軸を中心として回転可能なロータ本体を有するロータと、前記ロータ本体と軸方向に対向し、前記中心軸回りの周方向において異なる位置に配置される一対のコイルと、前記一対のコイルが取り付けられた取付面を有する基板と、前記取付面に取り付けられた磁気センサと、を備える。前記取付面には、前記一対のコイルから引き出された引出線がそれぞれ接続された一対の接続部が設けられる。前記磁気センサと前記一対の接続部とは、前記中心軸回りの周方向において前記一対のコイル同士の間の異なる位置に配置される。前記コイルは、軸方向に見て円形状である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、モータの組立性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態のモータを模式的に示す概略構成図である。
図2図2は、図1のII-II線断面図である。
図3図3は、第2実施形態のモータを模式的に示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
以下の説明において特に断りのない限り、中心軸線Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、-Z側を単に軸方向一方側と呼び、+Z側を、単に軸方向他方側と呼ぶ。中心軸線J周りの周方向を単に「周方向」とよび、中心軸線Jに対する径方向を単に「径方向」と呼ぶ。
【0011】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の駆動装置を模式的に示す概略構成図である。図2は、図1のII-II線断面図である。本実施形態のモータ1は振動モータである。モータ1はブラシレスモータである。モータ1は、単相モータである。モータ1は、例えばスマートフォンなどの電子機器に搭載される。モータ1は、駆動により振動を発生させ、例えば、電子機器の無音報知機能を発揮する。図1では、コイル31,32の位置を示すため、ロータ本体82および磁石83を一部省略して示している。
【0012】
モータ1は、基板2と、ロータ8と、一対のコイル31,32と、磁気センサ5と、を備える。モータ1は、さらにカバー6を備える。
【0013】
基板2は、不図示の回路基板と、取付面21と、接続部7と、を有する。図1に示すように、本実施形態の基板2は、軸方向から見て略円形状である。例えば、基板2の径方向の寸法は8mm以下である。取付面21は、基板2の軸方向一方側に位置する。取付面21には接続部7が設けられている。接続部7は、引出線4を通じて回路基板と電気的に接続する接点である。接続部7は、例えば、プリント基板やフレキシブルプリント配線板のランドである。
【0014】
カバー6は、略円柱形状の容器である。カバー6は、基板2および基板2上に設けられているモータ1の各種構成部品を覆う。
【0015】
ロータ8は、基板2の中心部に設けられている。ロータ8は、シャフト86と、ロータ本体82と、磁石83と、軸受部81と、支持部84と、スペーサ85とを備える。図2に示すように、シャフト86は、取付面から軸方向他方側-Zに突出して設けられている。シャフト86は円柱形状を有する。シャフト86の軸方向の両端部861,862は、基板2とカバー6とに固定されている。シャフト86の軸方向一方側-Zの第1端861は、基板2に固定されている。シャフト86の軸方向他端側+Zの第2端862はカバー6に固定されている。シャフト86と基板2との固定箇所における取付面21上には、支持部84が設けられている。支持部84は、軸方向に貫通する孔を有する円環状の部材である。支持部84の孔内にシャフト86の第1端861が配置されて、取付面21に固定されている。支持部84は、基板2に対してシャフト86を支持している。
【0016】
軸受部81は、中心軸線Jを中心とする略円筒状の部材である。軸受部81の貫通孔811内にシャフト86が挿入されている。軸受部81は、支持部84よりも軸方向他方側+Zに配置されている。
【0017】
スペーサ85は、軸方向における軸受部81と支持部84との間に設けられている。スペーサ85は円盤形状の部材である。スペーサ85は、軸受部81とコイル31,32とが軸方向に離れた位置を保持する。スペーサ85の軸方向の各面が軸受部81および支持部84に接触する。スペーサ85は、ロータ本体82の回転時、軸受部81とスペーサ85との接触面の摩擦係数が小さい部材である。スペーサ85は、ロータ本体82の回転を妨げることなく接触している。スペーサ85と軸受部81との間に潤滑剤を設けてもよい。
【0018】
ロータ本体82は、中心軸線Jを中心として回転可能な部材である。ロータ本体82は軸受部81に取り付けられている。ロータ本体82は、軸受部81を介してシャフト86に回転可能に取り付けられている。ロータ本体82は、径方向に沿う円環形状の磁石取付部822と、円の中央部に位置する筒形状の固定部821とを有する。図2に示すように、固定部821は、磁石取付部822の中心部の開口縁から軸方向他方側+Zに突出している。固定部821の開口内に軸受部81が挿入されている。固定部821が軸受部81に固定されている。磁石取付部822は、コイル31,32の軸方向他方側+Zに位置する。
【0019】
磁石83は、環状の部材である。磁石取付部822の軸方向一方側-Zの面に、磁石83が固定されている。磁石83は、シャフト86および軸受部81が挿通されて、中心軸線Jに中心が位置して取り付けられている。磁石83は、コイル31,32と軸方向に対向している。磁石83は、軸方向他方側+Zに離れた位置でコイル31,32と対向している。磁石83とコイル31,32との軸方向の距離はスペーサ85により保持されている。
【0020】
ロータ8は、軸受部81と、ロータ本体82と、磁石83とが中心軸線J上に同軸配置されている。磁石83はロータ本体82に固定されている。磁石83はロータ本体82を介して軸受部81に固定されている。軸受部81は、シャフト86に対して回転可能に取り付けられている。したがって、ロータ本体82および磁石83はシャフト86に対して回転可能に取り付けられている。
【0021】
一対のコイル31,32は、基板2の取付面21に取り付けられている。一対のコイル31,32は、シャフト86の径方向の外側に配置されている。各コイル31,32は、略円筒状にコイル線が巻かれて構成されている。各コイル31,32は、軸方向に見て円形状である。各コイル31,32は、円筒形状を有する。各コイル31,32の各中心軸J31,J32が中心軸線Jと平行に配置されている。各コイル線の両端末の引出線4は、接続部7に接続されている。各コイル31,32は接続部7を通じて、回路基板から電流が供給される。一対のコイル31,32は、磁石83と軸方向に対向して配置されている。
【0022】
磁気センサ5は、取付面21に取り付けられている。磁気センサ5は、磁石83の回転位置を検出する。磁気センサ5は、例えばホール素子である。磁気センサ5は、取付面21に直接取り付けられてもよい。あるいは、磁気センサ5は、モータ1の駆動回路IC内に設けられていてもよい。
【0023】
本実施形態のモータ1は振動モータであるため、錘9を備える。図2に示すように、錘9は、ロータ8に取り付けられている。錘9は、ロータ本体82の周方向の一部の領域に設けられている。錘9は、ロータ本体82の磁石取付部822の軸方向他方側+Z、径方向外側、および磁石83の径方向外側に跨って配置されている。錘9は、本発明に係るモータの必須の構成ではない。例えば、本発明のモータを振動モータではないモータに適用する場合、錘9を設けない。
【0024】
次に、モータ1における各部材の配置について説明する。図1に示すように、モータ1では、シャフト86が基板2の中心に配置され、シャフト86の径方向外側に一対のコイル31,32、接続部7、磁気センサ5が配置されている。一対のコイル31,32は、中心軸線Jを径方向に挟んで反対側に配置されている。本実施形態では、一対のコイル31,32が中心軸線Jを挟んで、径方向に並んで配置されている。一対のコイル31,32は、中心軸線Jを挟んで直径線上に配置される例に限定されない。一対のコイルは、シャフトの径方向の外側かつ周方向に離れて配置されていればよい。接続部7と磁気センサ5とは、中心軸回りの周方向において、一対のコイル31,32の間の異なる位置に配置されている。
【0025】
取付面21には、第1領域21aと、第2領域21bとが設けられている。第1領域21aと第2領域21bとは、取付面21を中心軸回りの周方向に並んだ領域である。第1領域21aは、一対のコイル31,32のうち一方のコイル31の周方向一方側かつ他方のコイル32の周方向他方側に位置する。第2領域21bは、一方のコイル31の周方向他方側かつ他方のコイル32の周方向一方側に位置する。取付面21において、一対のコイル31,32同士の間の周方向の2つの領域が第1領域21aおよび第2領域21bである。接続部7は、第1領域21aに設けられている。接続部7は、各コイル31,32の各引出線4にそれぞれ対応して複数設けられている。一方のコイル31の2つの引出線411,412にそれぞれ接続する2つの接続部71,72、および他方のコイル32の2つの引出線421,422にそれぞれ接続する2つの接続部73,74が第1領域21aに設けられている。各引出線4は、各コイル31,32から、略直線状に配線されている。磁気センサ5は、第2領域21bに設けられている。
【0026】
モータ1は、接続部7からコイル31,32に電流が供給されると、各コイル31,32と磁石83との間にトルクが発生する。発生したトルクにより、軸受部81、ロータ本体82、および磁石83がシャフト86に対して中心軸線J周りに回転する。ロータ8に錘9が取り付けられているため、錘9も回転する。錘9により、ロータ8の回転が偏心し、振動が発生する。
【0027】
本実施形態のモータ1によれば、コイル31,32が軸方向からみて円形であるため、組立性を改善できる。具体的には、ロータ8に対して軸方向に面対向配置されるコイル31,32は、シャフト86に対して平行に配置すれば足りる。そのため、コイル31,32の向きを合わせる必要がなく、コイル31,32を容易に設置できる。
【0028】
従来のモータのコイルは、磁石の着磁効率向上のため、扇型コイルが使用される。扇型コイルは、磁石の円環形状に合わせて軸方向に見て扇形あるいは略台形である。具体的には、シャフトに対向する円弧面を有し、中心軸線Jを中心とする扇形である。扇型コイルでは、コイル線の両端末が円弧形状の周方向の両端から引き出されている。扇型コイルの引出線は一定の方向を向いている。そのため、扇型コイルから周方向に離れて設けられた接続部に接続する為に、コイル線を約半周ほどいて接続部まで配線する必要があった。これに対し、本実施形態のコイル31,32は軸方向に見て円形状である。そのため、扇型コイルのように円弧面をシャフトの径方向に対応させて径方向におけるコイル31,32の向きを合わせる必要がない。つまり、円形のコイル31,32は、中心軸線Jに平行に中心軸を位置すれば足りる。この結果、各コイル31,32を容易に取り付けられる。さらに、図1に示すように、円形のコイル31,32の場合、コイル31,32の側方に引出線4が引き出されている。そのため、円形のコイル31,32は、一対の引出線411,412,421,422の端末の引き回し処理が単純化され、各引出線4を容易に配線できる。コイル31,32が円形であるため、コイル31,32の作製時、リード線の加工が単純化できる。コイル31,32が単純な円形であるため、コイル31,32を取付面21に固定する接着工程で使用する内径ガイド治具の精度が上げられる。
【0029】
本実施形態のモータ1は、一対のコイル31,32間の第1領域21aに接続部7が設けられ、第2領域21bに磁気センサ5が設けられている。そのため、小型化に伴い、基板2の取付面21上の限られた場所に複数の接続部7を設ける場合でも一対のコイル31,32の間に接続部7が設けられているため、配線が容易である。第2領域21bに磁気センサ5が設けられているため、接続部7と磁気センサ5とが干渉せず、引出線4を接続部7に容易に接続できる。
【0030】
本実施形態のモータ1は、配線が容易であるため、小型の単相モータの場合に有用である。本実施形態のモータ1は、例えば、基板2の径方向の寸法が8mm以下の小型モータに特に有用である。基板2の直径が8mm以下の小型モータの場合、コイル31,32が円形でも、従来の扇型コイルとの性能差が小さい。そのため、小型化とモータの性能とが背反せず性能バランスがとれたモータ1を提供できる。なお、配線が容易であり、組立性が改善されたモータを提供する目的においては、基板2の直径が8mmより大きいモータであってもよい。
【0031】
(第2実施形態)
上記実施形態では、一対のコイル31,32が中心軸線Jを挟んで直径線上に配置され、第1領域21aに接続部7が設けられ、第2領域21bに磁気センサ5が設けられた例を示したが、モータはこの例に限定されない。例えば、図3に示す第2実施形態のモータ1Aであってもよい。以下の説明において既に説明したものと共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0032】
図3は、第2実施形態のモータ1Aを模式的に示す概略構成図である。本実施形態のモータ1Aは、一対のコイル31,32および接続部7の位置が第1実施形態と異なる。一対のコイル31,32は、中心軸線Jからの半径線r1、r2間の角度が120度の位置に、各コイル31,32の中心軸J31,J32が配置されている。したがって、第2領域21bが第1領域21aより広い。第1領域21aに、他方のコイル32用の一対の接続部73,74が設けられている。第2領域21bに、一方のコイル31用の一対の接続部71,72および磁気センサ5が設けられている。他方のコイル32の引出線421,422は第1領域21aに略直線状に引き出され、接続部73,74に接続されている。一方のコイル31の引出線411,412は第2領域21bに略直線状に引き出され、接続部71,72に接続されている。
【0033】
本実施形態のモータの1Aによれば、第1実施形態と同様に、組立性を改善できる。本実施形態のモータ1Aによれば、円形のコイル31,32を用いるため、引出線4の配線が容易である。したがって、本実施形態のモータ1Aのように、一方のコイル31の接続部71を第2領域21bに設け、他方のコイル32の接続部73,74を第1領域21aに設けても、容易に配線できる。モータ1Aは、コイル31,32の配線が容易であるため、取付面21上の部品の配置の設計自由度が高い。本実施形態のモータ1Aでは、一対のコイル31,32が周方向に120度離れて配置された例を示したが、一対のコイルの周方向の角度は120度に限定されず、任意の角度に設定可能である。
【0034】
以上、本発明の実施形態および変形例を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
【符号の説明】
【0035】
1…モータ、2…基板、5…磁気センサ、4,411,412,421,422…引出線、7,71,72,73,74、…接続部、8…ロータ、21…取付面、21a…第1領域、21b…第2領域、31,32…コイル、82…ロータ本体、J…中心軸
図1
図2
図3