(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022153016
(43)【公開日】2022-10-12
(54)【発明の名称】カラオケシステム
(51)【国際特許分類】
G10K 15/04 20060101AFI20221004BHJP
G10K 15/02 20060101ALI20221004BHJP
【FI】
G10K15/04 302D
G10K15/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021056015
(22)【出願日】2021-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】390004710
【氏名又は名称】株式会社第一興商
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】篠原 直樹
【テーマコード(参考)】
5D208
【Fターム(参考)】
5D208CA11
5D208CF07
(57)【要約】
【課題】複数の利用者で一のカラオケ装置を利用する際、感染を懸念することなく、カラオケ歌唱を聴取可能とするカラオケシステムを提供する。
【解決手段】伴奏データをカラオケ再生データに変換する変換部、カラオケ再生データを配信する配信部、カラオケ歌唱データ等をカラオケサーバ装置に送信する第1の送信部を有する端末サーバ装置と、カラオケ歌唱データ等を記憶する第1の記憶部、カラオケ歌唱データをあるカラオケ装置に送信する第2の送信部を有するカラオケサーバ装置と、カラオケ歌唱データを要求する要求部、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段を制御する再生部を有するカラオケ装置と、を有するカラオケシステム。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が所有する端末装置と通信可能に接続された端末サーバ装置と、カラオケ装置と、当該端末サーバ装置及び当該カラオケ装置と通信可能に接続されたカラオケサーバ装置と、を有するカラオケシステムであって、
前記端末サーバ装置は、
前記カラオケサーバ装置から受信した楽曲の伴奏データを、端末装置でカラオケ演奏を再生するためのカラオケ再生データに変換する変換部と、
変換したカラオケ再生データを、一の端末装置に配信する配信部と、
前記一の端末装置から受信した、配信された前記カラオケ再生データに基づくカラオケ演奏に伴って利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録したカラオケ歌唱データ、当該利用者の利用者識別情報、及び当該カラオケ歌唱を行った楽曲の楽曲識別情報を、前記カラオケサーバ装置に送信する第1の送信部と、
を有し、
前記カラオケサーバ装置は、
前記端末サーバ装置から受信した前記カラオケ歌唱データ、前記利用者識別情報、及び前記楽曲識別情報を紐付けて記憶する第1の記憶部と、
あるカラオケ装置から送信された楽曲識別情報及び利用者識別情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたカラオケ歌唱データを読み出し、当該あるカラオケ装置に送信する第2の送信部と、
を有し、
前記カラオケ装置は、
前記カラオケサーバ装置に対し、利用者が選曲した一の楽曲の楽曲識別情報、及び当該利用者の利用者識別情報に紐付けられたカラオケ歌唱データを要求する要求部と、
前記一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、前記カラオケサーバ装置から受信した前記カラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段を制御する再生部と、
を有するカラオケシステム。
【請求項2】
前記第1の送信部は、前記一の端末装置から同一の楽曲に対する複数のカラオケ歌唱データを受信した場合、当該複数のカラオケ歌唱データのうち、採点結果が最も高い一のカラオケ歌唱データを選択して送信することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
【請求項3】
前記一の楽曲について、カラオケ歌唱を行った利用者が異なる複数のカラオケ歌唱データを受信している場合、前記再生部は、当該一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、当該複数のカラオケ歌唱データそれぞれに基づく歌唱音声を再生するよう前記演奏手段を制御することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置で録画した歌唱動画をサーバ装置にアップロードし、個人が所有する携帯端末、パソコン、ゲーム機器などを介して鑑賞することができる技術が存在する(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
また、専用のアプリケーションソフトウェアを用いてプログラムを実行することにより、ゲーム機器を使用してカラオケ歌唱を行うこともできる(たとえば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】「カラオケ@DAM」、株式会社第一興商、[令和3年3月18日検索]、インターネット、<URL:https://www.clubdam.com/ps4/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、感染症の流行により、カラオケ歌唱に伴う飛沫や一のマイクを使い回すこと等による感染が懸念されている。従って、カラオケ店舗において複数の利用者でカラオケ歌唱を行うことに抵抗がある利用者もいる。
【0007】
本発明の目的は、複数の利用者で一のカラオケ装置を利用する際、感染を懸念することなく、カラオケ歌唱を聴取可能とするカラオケシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための一の発明は、利用者が所有する端末装置と通信可能に接続された端末サーバ装置と、カラオケ装置と、当該端末サーバ装置及び当該カラオケ装置と通信可能に接続されたカラオケサーバ装置と、を有するカラオケシステムであって、前記端末サーバ装置は、前記カラオケサーバ装置から受信した楽曲の伴奏データを、端末装置でカラオケ演奏を再生するためのカラオケ再生データに変換する変換部と、変換したカラオケ再生データを、一の端末装置に配信する配信部と、前記一の端末装置から受信した、配信された前記カラオケ再生データに基づくカラオケ演奏に伴って利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録したカラオケ歌唱データ、当該利用者の利用者識別情報、及び当該カラオケ歌唱を行った楽曲の楽曲識別情報を、前記カラオケサーバ装置に送信する第1の送信部と、を有し、前記カラオケサーバ装置は、前記端末サーバ装置から受信した前記カラオケ歌唱データ、前記利用者識別情報、及び前記楽曲識別情報を紐付けて記憶する第1の記憶部と、あるカラオケ装置から送信された楽曲識別情報及び利用者識別情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたカラオケ歌唱データを読み出し、当該あるカラオケ装置に送信する第2の送信部と、を有し、前記カラオケ装置は、前記カラオケサーバ装置に対し、利用者が選曲した一の楽曲の楽曲識別情報、及び当該利用者の利用者識別情報に紐付けられたカラオケ歌唱データを要求する要求部と、前記一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、前記カラオケサーバ装置から受信した前記カラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段を制御する再生部と、を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の利用者で一のカラオケ装置を利用する際、感染を懸念することなく、カラオケ歌唱を聴取できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。
【
図2】実施形態に係る端末サーバ装置を示す図である。
【
図3】実施形態に係るカラオケサーバ装置を示す図である。
【
図4】実施形態に係る第1の記憶部が記憶しているデータを示す図である。
【
図5】実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。
【
図6】実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。
【
図7】実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
【
図8】実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1から
図8を参照して、実施形態に係るカラオケシステムについて説明する。
【0012】
==カラオケシステム==
図1に示すように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、端末サーバ装置S1、カラオケサーバ装置S2、及びカラオケ装置Kを含む。
【0013】
端末サーバ装置S1は、各種情報の管理、及び各種処理を実行するコンピュータである。端末サーバ装置S1は、利用者が所有する端末装置とネットワークを介して通信可能に接続されている。
【0014】
端末装置は、たとえば、家庭用のPCやタブレット端末、携帯端末、ゲーム機器等、利用者が所有するコンピュータである。
図1では、端末装置T1~端末装置T4を示している。端末装置T1~端末装置T4は、それぞれ利用者U1~利用者U4が使用する。なお、端末装置の数は、
図1の例に限られない。
【0015】
各端末装置は、利用者の音声を集音するためのマイク、端末サーバ装置S1から配信されるカラオケ再生データ(後述)に基づくカラオケ演奏音を放音するためのスピーカ、各種情報を表示するためのディスプレイ、各種操作入力を行うための操作手段等を有する。また、本実施形態において、各端末装置には、カラオケ用のプロググラムが予めインストールされている。当該プログラムを実行することにより、利用者は、端末装置を利用して、カラオケを行うことができる。なお、端末装置自体が備えるマイクやスピーカの代わりに、端末装置に接続された外部のマイクやスピーカを用いてもよい。
【0016】
カラオケサーバ装置S2は、楽曲データや各種情報等の管理、及び各種処理を実行するコンピュータである。カラオケサーバ装置S2は、カラオケ装置Kとネットワークを介して通信可能に接続されている。
【0017】
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。なお、本実施形態においてカラオケ装置Kを利用する際、利用者はその場でカラオケ歌唱を行うことはない。カラオケ装置Kは、カラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生する(後述)。また、
図1では、一のカラオケ装置を示しているが、一のカラオケサーバ装置S2に対して複数のカラオケ装置が通信可能に接続されていてもよい。
【0018】
==端末サーバ装置==
図2は、端末サーバ装置S1の構成を示す図である。端末サーバ装置S1は、記憶手段10、通信手段20、及び制御手段30を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
【0019】
[記憶手段・通信手段]
記憶手段10は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。通信手段20は、各端末装置及びカラオケサーバ装置S2との通信を行うためのインターフェースを提供する。
【0020】
[制御手段]
制御手段30は、端末サーバ装置S1における各種の制御を行う。制御手段30は、CPU及びメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0021】
本実施形態において、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段30は、変換部30a、配信部30b、及び第1の送信部30cとして機能する。
【0022】
(変換部)
変換部30aは、カラオケサーバ装置S2から受信した楽曲の伴奏データを、カラオケ再生データに変換する。
【0023】
伴奏データは、カラオケ装置におけるカラオケ演奏音の元となるデータである。伴奏データは、たとえばMIDI形式のデータである。
【0024】
カラオケ再生データは、端末装置でカラオケ演奏を再生するためのデータである。伴奏データからカラオケ再生データへの変換は、公知の手法を用いて行うことができる。たとえば、変換部30aは、MIDI形式の伴奏データに対してレンダリング処理を実行することにより、オーディオ形式のカラオケ再生データに変換する(詳細は特開2017-97289号公報を参照)。このようにMIDI形式の伴奏データをオーディオ形式に変換したカラオケ再生データを用いることにより、カラオケ装置Kでカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生する際(後述)、伴奏データに基づくカラオケ演奏とのタイミングを調整する必要がない。
【0025】
端末サーバ装置S1は、ある端末装置で選曲された楽曲の伴奏データをカラオケサーバ装置S2から受信する。変換部30aは、受信した伴奏データに対してレンダリング処理を実行することにより、カラオケ再生データに変換する。
【0026】
なお、端末サーバ装置S1は、楽曲の伴奏データと併せて、当該楽曲の歌詞テロップデータを受信することができる。変換部30aは、受信した歌詞テロップデータに基づいて、端末装置で歌詞テロップを再生するための歌詞再生データを作成し、カラオケ再生データを含む動画データとすることができる。歌詞テロップデータは、カラオケ装置において、楽曲に対応する歌詞テロップをカラオケ演奏に合わせて表示させるためのデータである。
【0027】
(配信部)
配信部30bは、変換したカラオケ再生データを、一の端末装置に配信する。
【0028】
一の端末装置は、端末サーバ装置S1と通信可能に接続されている端末装置のうち、利用者が楽曲の選曲を行った端末装置である。
【0029】
(第1の送信部)
第1の送信部30cは、一の端末装置から受信した、配信されたカラオケ再生データに基づくカラオケ演奏に伴って利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録したカラオケ歌唱データ、当該利用者の利用者識別情報、及び当該カラオケ歌唱を行った楽曲の楽曲識別情報を、カラオケサーバ装置S2に送信する。
【0030】
利用者識別情報は、利用者を識別するための利用者ID等、各利用者に固有の情報である。楽曲識別情報は、楽曲を識別するための楽曲ID等、各楽曲に固有の情報である。
【0031】
一の端末装置は、配信されたカラオケ再生データに基づいて楽曲のカラオケ演奏を行う。利用者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。一の端末装置は、利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録し、カラオケ歌唱データを生成する。カラオケ歌唱が終了した後、一の端末装置は、生成したカラオケ歌唱データ、カラオケ歌唱を行った利用者の利用者ID、及びカラオケ歌唱を行った楽曲の楽曲IDを端末サーバ装置S1に送信する。
【0032】
第1の送信部30cは、一の端末装置から受信した、カラオケ歌唱データ、利用者ID、及び楽曲IDを、カラオケサーバ装置S2に送信する。
【0033】
==カラオケサーバ装置==
図3は、カラオケサーバ装置S2の構成を示す図である。カラオケサーバ装置S2は、記憶手段40、通信手段50、及び制御手段60を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
【0034】
[記憶手段]
記憶手段40は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶手段40は、楽曲データを記憶する。
【0035】
楽曲データは楽曲識別情報が付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。また、記憶手段40は、歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示される背景映像等の背景映像データ、及び楽曲の属性情報を記憶する。
【0036】
本実施形態において、記憶手段40の記憶領域の一部は、第1の記憶部40aとして機能する。
【0037】
(第1の記憶部)
第1の記憶部40aは、端末サーバ装置S1から受信したカラオケ歌唱データ、利用者識別情報、及び楽曲識別情報を紐付けて記憶する。
【0038】
図4は、第1の記憶部40aに記憶されているカラオケ歌唱データ等の例である。たとえば、第1の記憶部40aは、利用者U1が行った楽曲X1のカラオケ歌唱の歌唱音声を録音したカラオケ歌唱データKD***X1_U1、利用者U1の利用者ID(ID***U1)、及び楽曲X1の楽曲ID(ID***X1)を紐付けて記憶している。
【0039】
[通信手段]
通信手段50は、端末サーバ装置S1及びカラオケ装置Kとの通信を行うためのインターフェースを提供する。
【0040】
[制御手段]
制御手段60は、カラオケサーバ装置S2における各種の制御を行う。制御手段60は、CPU及びメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0041】
本実施形態において、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段60は、第2の送信部60aとして機能する。
【0042】
(第2の送信部)
第2の送信部60aは、あるカラオケ装置から送信された楽曲識別情報及び利用者識別情報に基づいて、第1の記憶部40aに記憶されたカラオケ歌唱データを読み出し、当該あるカラオケ装置に送信する。
【0043】
具体的に、第2の送信部60aは、あるカラオケ装置から送信された楽曲ID及び利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データが、第1の記憶部40aに記憶されているかどうかを確認する。カラオケ歌唱データが記憶されている場合、第2の送信部60aは、当該カラオケ歌唱データを読み出し、あるカラオケ装置に送信する。
【0044】
==カラオケ装置==
図5に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体100、スピーカ200、表示装置300、マイク400、及びリモコン装置500を備える。
【0045】
カラオケ本体100は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御といった、カラオケ演奏に関する各種の制御を行う。スピーカ200は、カラオケ本体100からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置300は、カラオケ本体100からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク400は、利用者のカラオケ歌唱の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体100に入力するための構成である。なお、本実施形態において、利用者はマイク400を使用してカラオケ歌唱を行うことはない。リモコン装置500は、カラオケ本体100に対する各種操作をおこなうための装置である。
【0046】
図6に示すように、本実施形態に係るカラオケ本体100は、記憶手段100a、通信手段100b、入力手段100c、演奏手段100d、及び制御手段100eを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
【0047】
[記憶手段]
記憶手段100aは、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶手段100aは、楽曲データ、歌詞テロップデータ、背景映像データ、及び楽曲の属性情報を記憶する。楽曲データ等は、カラオケサーバ装置S2から提供される。楽曲データ等の提供は、予め全ての楽曲の楽曲データ等を記憶しておき、カラオケサーバ装置S2により定期的に更新されてもよいし、利用者が所定の楽曲の楽曲IDを入力したタイミングで、カラオケサーバ装置S2に当該所定の楽曲の楽曲データの送信を要求してもよい。
【0048】
[通信手段・入力手段]
通信手段100bは、カラオケサーバ装置S2及びリモコン装置500との通信を行うためのインターフェースを提供する。入力手段100cは、利用者が各種の指示入力を行うための構成である。入力手段100cは、カラオケ本体100に設けられたボタン等である。或いは、リモコン装置500が入力手段100cとして機能してもよい。
【0049】
[演奏手段]
演奏手段100dは、制御手段100eの制御に基づき、楽曲のカラオケ演奏、及びカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声の再生処理を行う。演奏手段100dは、音源、ミキサ、アンプ等を含む(いずれも図示なし)。
【0050】
[制御手段]
制御手段100eは、カラオケ装置Kにおける各種の制御を行う。制御手段100eは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0051】
本実施形態において、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段100eは、要求部110e、及び再生部120eとして機能する。
【0052】
(要求部)
要求部110eは、カラオケサーバ装置S2に対し、利用者が選曲した一の楽曲の楽曲識別情報、及び当該利用者の利用者識別情報に紐付けられたカラオケ歌唱データを要求する。
【0053】
カラオケ歌唱データの要求は、カラオケサーバ装置S2に対し、利用者が選曲した一の楽曲の楽曲識別情報、及び当該利用者の利用者識別情報を送信することにより行う。
【0054】
たとえば、利用者は、カラオケ装置Kの利用を開始する際、リモコン装置500を操作し、自己の利用者IDを入力する。要求部110eは、入力された利用者IDをカラオケサーバ装置S2に送信する。カラオケサーバ装置S2は、受信した利用者IDを記憶手段40に記憶する。
【0055】
その後、利用者は、リモコン装置500を介し任意の楽曲を選曲する。要求部110eは、カラオケサーバ装置S2に対し、選曲された楽曲の楽曲IDを送信することにより、当該楽曲ID及び記憶手段40に記憶されている利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データの送信を要求する。
【0056】
或いは、利用者は、任意の楽曲を選曲する際に自己の利用者IDを併せて入力してもよい。この場合、要求部110eは、カラオケサーバ装置S2に対し、選曲された楽曲の楽曲ID及び入力された利用者IDを送信することにより、当該楽曲ID及び当該利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データの送信を要求することができる。この場合、カラオケ装置Kの利用を開始する際に利用者IDの入力は不要となる。
【0057】
(再生部)
再生部120eは、一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段100dを制御する。
【0058】
カラオケサーバ装置S2からある楽曲のカラオケ歌唱データを受信した場合、再生部120eは、記憶手段100aからある楽曲の伴奏データを読み出す。再生部120eは、演奏手段100dを制御し、ある楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏を行わせる。また、再生部120eは、当該カラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生する。
【0059】
スピーカ200は、カラオケ演奏音と利用者の歌唱音声が合成された音声(すなわち、当該利用者がカラオケ装置Kを利用してカラオケ歌唱を行っているかのような音声)を放音する。
【0060】
==カラオケシステムの処理について==
次に、
図7及び
図8を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1の処理の具体例について述べる。
図7は、カラオケシステム1における端末サーバ装置S1とカラオケサーバ装置S2との間の処理を示すフローチャートである。
図8は、カラオケシステム1におけるカラオケサーバ装置S2とカラオケ装置Kとの間の処理を示すフローチャートである。
【0061】
[端末サーバ装置S1とカラオケサーバ装置S2との間の処理]
端末サーバ装置S1は、一の端末装置で選曲された楽曲の楽曲IDをカラオケサーバ装置S2に送信する(一の端末装置で選曲された楽曲の楽曲IDを送信。ステップ10)。
【0062】
カラオケサーバ装置S2は、ステップ10で送信された楽曲IDに基づいて、記憶手段40に記憶されている伴奏データを読み出し、端末サーバ装置S1に送信する(伴奏データを送信。ステップ11)。
【0063】
たとえば、利用者U1は、自己が所有する端末装置T1でカラオケ用のプログラムを実行させる。利用者U1は、端末装置T1を操作し、カラオケ歌唱を希望する楽曲X1を選曲する。端末装置T1は、選曲された楽曲X1の楽曲IDを端末サーバ装置S1に送信する。
【0064】
端末サーバ装置S1は、端末装置T1からの送信された楽曲X1の楽曲IDをカラオケサーバ装置S2に送信する。カラオケサーバ装置S2は、記憶手段40に記憶されている楽曲X1の伴奏データを読み出し、端末サーバ装置S1に送信する。
【0065】
次に、端末サーバ装置S1の変換部30aは、カラオケサーバ装置S2から受信した楽曲の伴奏データをカラオケ再生データに変換する(伴奏データをカラオケ再生データに変換。ステップ12)。
【0066】
上記例において、変換部30aは、受信した楽曲X1の伴奏データに対してレンダリング処理を実行することにより、カラオケ再生データに変換する。
【0067】
端末サーバ装置S1の配信部30bは、ステップ12で変換したカラオケ再生データを、一の端末装置に配信する(カラオケ再生データを一の端末装置に配信。ステップ13)。
【0068】
上記例において、配信部30bは、楽曲X1のカラオケ再生データを端末装置T1に配信する。
【0069】
端末装置T1は、配信されたカラオケ再生データに基づいて楽曲X1のカラオケ演奏を行う。利用者U1は、端末装置T1のマイクを介し、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。端末装置T1は、利用者U1が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録したカラオケ歌唱データKD***X1_U1を生成する。利用者U1による楽曲X1のカラオケ歌唱が終了した後、端末装置T1は、生成したカラオケ歌唱データKD***X1_U1、カラオケ歌唱を行った利用者U1の利用者ID、及びカラオケ歌唱を行った楽曲X1の楽曲IDを端末サーバ装置S1に送信する。
【0070】
端末サーバ装置S1の第1の送信部30cは、一の端末装置から受信した、カラオケ歌唱データ、利用者ID、及び楽曲IDを、カラオケサーバ装置S2に送信する(一の端末装置から受信したカラオケ歌唱データ等を送信。ステップ14)。
【0071】
上記例において、第1の送信部30cは、端末装置T1から受信した、カラオケ歌唱データKD***X1_U1、利用者U1の利用者ID、及び楽曲X1の楽曲IDを、カラオケサーバ装置S2に送信する。
【0072】
カラオケサーバ装置S2は、端末サーバ装置S1から受信したカラオケ歌唱データ、利用者識別情報、及び楽曲識別情報を紐付けて第1の記憶部40aに記憶させる(カラオケ歌唱データ等を記憶。ステップ15)。
【0073】
上記例において、第1の記憶部40aは、端末装置T1から受信した、カラオケ歌唱データKD***X1_U1、利用者U1の利用者ID、及び楽曲X1の楽曲IDを紐付けて記憶する。
【0074】
端末サーバ装置S1が一の端末装置から楽曲の楽曲IDを送信する都度、端末サーバ装置S1及びカラオケサーバ装置S2は、ステップ10からステップ15の処理を繰り返し行う。
【0075】
[カラオケサーバ装置S2とカラオケ装置Kとの間の処理]
この例において、
図1に示した利用者U1~利用者U4の4名でカラオケ装置Kを利用するとする。また、カラオケサーバ装置S2の第1の記憶部40aには、
図4に示すカラオケ歌唱データ等が記憶されているとする。
【0076】
各利用者は、カラオケ装置Kの利用を開始する際、リモコン装置500を操作し、自己の利用者IDを入力する。要求部110eは、入力された利用者IDをカラオケサーバ装置S2に送信する(利用者IDを送信。ステップ20)。カラオケサーバ装置S2は、受信した利用者IDを記憶手段40に記憶させる(利用者IDを記憶。ステップ21)。
【0077】
その後、利用者がリモコン装置500を介して楽曲を選曲した場合、要求部110eは、カラオケサーバ装置S2に対し、利用者が選曲した楽曲の楽曲IDを送信することにより、当該楽曲ID、及び記憶手段40に記憶されている利用者の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データの送信を要求する(選曲した楽曲の楽曲IDに基づいて、カラオケ歌唱データの送信を要求。ステップ22)。
【0078】
たとえば、利用者U1がリモコン装置500を介して楽曲X1を選曲したとする。この場合、要求部110eは、カラオケサーバ装置S2に対し、利用者U1が選曲した楽曲X1の楽曲IDを送信することにより、当該楽曲ID及び記憶手段40に記憶されている利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データの送信を要求する。
【0079】
カラオケサーバ装置S2の第2の送信部60aは、あるカラオケ装置からの要求に基づいて、第1の記憶部40aに記憶されたカラオケ歌唱データを読み出し、当該あるカラオケ装置に送信する(カラオケ歌唱データを送信。ステップ23)。
【0080】
上記例において、要求部110eから送信された利用者U1が選曲した楽曲X1の楽曲IDを受信した場合、第2の送信部60aは、第1の記憶部40aを参照し、受信した楽曲ID及び記憶手段40に記憶されているいずれかの利用者の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データが記憶されているかどうかを確認する。
【0081】
図4の例によれば、第1の記憶部40aには、楽曲X1の楽曲ID及び利用者U1の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データKD***X1_U1が記憶されている。よって、第2の送信部60aは、カラオケ歌唱データKD***X1_U1を読み出し、カラオケ装置Kに送信する。
【0082】
カラオケ装置Kの再生部120eは、一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段100dを制御する(カラオケ演奏に合わせて、カラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生。ステップ24)。
【0083】
上記例において、カラオケサーバ装置S2から楽曲X1のカラオケ歌唱データを受信した場合、再生部120eは、記憶手段100aから楽曲X1の伴奏データを読み出す。再生部120eは、演奏手段100dを制御し、楽曲X1の伴奏データに基づくカラオケ演奏を行わせる。また、再生部120eは、当該カラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データKD***X1_U1に基づく歌唱音声を再生する。スピーカ200からは、楽曲X1のカラオケ演奏音と利用者U1の歌唱音声が合成された音声が放音される。
【0084】
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、利用者が所有する端末装置と通信可能に接続された端末サーバ装置S1と、カラオケ装置Kと、端末サーバ装置S1及びカラオケ装置Kと通信可能に接続されたカラオケサーバ装置S2と、を有する。端末サーバ装置は、カラオケサーバ装置S2から受信した楽曲の伴奏データを、端末装置でカラオケ演奏を再生するためのカラオケ再生データに変換する変換部30aと、変換したカラオケ再生データを、一の端末装置に配信する配信部30bと、一の端末装置から受信した、配信されたカラオケ再生データに基づくカラオケ演奏に伴って利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱音声を記録したカラオケ歌唱データ、当該利用者の利用者識別情報、及び当該カラオケ歌唱を行った楽曲の楽曲識別情報を、カラオケサーバ装置S2に送信する第1の送信部30cと、を有する。カラオケサーバ装置S2は、端末サーバ装置S1から受信したカラオケ歌唱データ、利用者識別情報、及び楽曲識別情報を紐付けて記憶する第1の記憶部40aと、あるカラオケ装置から送信された楽曲識別情報及び利用者識別情報に基づいて、第1の記憶部40aに記憶されたカラオケ歌唱データを読み出し、当該あるカラオケ装置に送信する第2の送信部60aと、を有する。カラオケ装置Kは、カラオケサーバ装置S2に対し、利用者が選曲した一の楽曲の楽曲識別情報、及び当該利用者の利用者識別情報に紐付けられたカラオケ歌唱データを要求する要求部110eと、一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段100dを制御する再生部120eと、を有する。
【0085】
このようなカラオケシステム1によれば、各利用者が自己の所有する端末装置で行ったカラオケ歌唱の歌唱音声をカラオケ歌唱データとして予め記憶しておくことができる。そして、カラオケ演奏に合わせて、カラオケ歌唱データに基づく歌唱音声を再生することにより、あたかも利用者がその場でカラオケ歌唱を行っているかのような音声を放音することができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、複数の利用者で一のカラオケ装置を利用する際、感染を懸念することなく、カラオケ歌唱を聴取できる。
【0086】
なお、本実施形態では、一の利用者が選曲した一の楽曲のカラオケ演奏に合わせて歌唱音声を再生したが、複数の利用者がそれぞれ楽曲を予約し、順次楽曲のカラオケ演奏を行い、歌唱音声を再生してもよい。具体的に、利用者U1~U4それぞれが楽曲X1~X4のカラオケ演奏を予約したとする。カラオケ装置Kは、楽曲X1の楽曲ID(ID***X1)と利用者U1の利用者ID(ID***U1)、楽曲X2の楽曲ID(ID***X2)と利用者U2の利用者ID(ID***U2)、楽曲X3の楽曲ID(ID***X3)と利用者U3の利用者ID(ID***U3)、楽曲X4の楽曲ID(ID***X4)と利用者U4の利用者ID(ID***U4)を、それぞれ紐付けて予約待ち行列に登録する。カラオケ装置Kは、予約待ち行列に登録された楽曲IDと利用者IDに基づいて順次楽曲のカラオケ演奏を行い、歌唱音声を再生することができる。このようにして、利用者U1~U4は、感染症の流行期以前と同じように楽曲を予約して互いのカラオケ歌唱を楽しむことができる。
【0087】
<変形例>
端末装置で実行されるカラオケ用のプログラムは、公知の採点機能を有していてもよい。この場合、端末装置は、カラオケ歌唱が行われる都度、当該カラオケ歌唱の採点処理を行うことができる。また、端末装置は、採点処理に基づいて得られた採点結果をカラオケ歌唱データに含め、端末サーバ装置S1に送信することができる。
【0088】
一方、一の端末装置において、利用者が同一の楽曲について複数回カラオケ歌唱を行うこともある。この場合、端末装置は、同一の楽曲に対する複数のカラオケ歌唱データを送信する。
【0089】
このように、一の端末装置から同一の楽曲に対する複数のカラオケ歌唱データを受信した場合、第1の送信部30cは、複数のカラオケ歌唱データのうち、採点結果が最も高い一のカラオケ歌唱データを選択し、カラオケサーバ装置S2に送信することができる。このカラオケ歌唱データは、ある利用者がある楽曲について最も上手くカラオケ歌唱ができた際の歌唱音声を記録したものである。よって、カラオケ装置Kの再生部120eは、ある利用者が選曲したある楽曲のカラオケ演奏を行う際、当該ある利用者が最も上手くカラオケ歌唱ができた際の歌唱音声を合わせて再生することができる。なお、端末サーバ装置S1が、公知の採点機能を有し、一の端末装置から受信した同一の楽曲に対する複数のカラオケ歌唱データのうち、採点結果が最も高い一のカラオケ歌唱データを選択し、カラオケサーバ装置S2に送信してもよい。
【0090】
また、一の楽曲について、カラオケ歌唱を行った利用者が異なる複数のカラオケ歌唱データを受信する場合もありうる。このような場合、再生部120eは、当該一の楽曲の伴奏データに基づくカラオケ演奏に合わせて、当該複数のカラオケ歌唱データそれぞれに基づく歌唱音声を再生するよう演奏手段100dを制御することができる。
【0091】
たとえば、要求部110eから送信された、利用者U1が選曲した楽曲X5の楽曲IDを受信した場合、第2の送信部60aは、第1の記憶部40aを参照し、受信した楽曲ID及びいずれかの利用者の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データが第1の記憶部40aに記憶されているかどうかを確認する。
【0092】
図4の例によれば、第1の記憶部40aには、楽曲X5の楽曲ID及び利用者U1の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データKD***X5_U1と、楽曲X5の楽曲ID及び利用者U4の利用者IDに紐付けられたカラオケ歌唱データKD***X5_U4とが記憶されている。この場合、第2の送信部60aは、カラオケ歌唱データKD***X5_U1及びカラオケ歌唱データKD***X5_U4を読み出し、カラオケ装置Kに送信する。
【0093】
再生部120eは、演奏手段100dを制御し、楽曲X5の伴奏データに基づくカラオケ演奏を行わせる。また、再生部120eは、当該カラオケ演奏に合わせて、カラオケサーバ装置S2から受信したカラオケ歌唱データKD***X5_U1及びカラオケ歌唱データKD***X5_U4に基づく歌唱音声を再生する。スピーカ200からは、楽曲X1のカラオケ演奏音と利用者U1及び利用者U4の歌唱音声が合成された音声が放音される。このようなカラオケシステム1によれば、複数の利用者の歌唱音声を同時に再生することにより、デュエット歌唱やハモリ歌唱を行っているような音声を放音できる。
【0094】
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0095】
1 カラオケシステム
30a 変換部
30b 配信部
30c 第1の送信部
40a 第1の記憶部
60a 第2の送信部
110e 要求部
120e 再生部
S1 端末サーバ装置
S2 カラオケサーバ装置
K カラオケ装置
T1~T4 端末装置