(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022153072
(43)【公開日】2022-10-12
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/583 20190101AFI20221004BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20221004BHJP
【FI】
G06F16/583
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021056107
(22)【出願日】2021-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】514020389
【氏名又は名称】TIS株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】521132521
【氏名又は名称】株式会社ブラッドエンタープライズ
(71)【出願人】
【識別番号】521132532
【氏名又は名称】株式会社そもそも
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】本多 弘幸
(72)【発明者】
【氏名】本間 脩介
(72)【発明者】
【氏名】酒巻 空司
(72)【発明者】
【氏名】服部 彩子
(72)【発明者】
【氏名】赤松 範麿
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175DA02
5B175FB03
5B175JC04
5L049CC12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複数のタグオブジェクトのうち、利用者が所望のコンテンツに対応するタグオブジェクトを、利用者に容易に選択させるシステムを提供する。
【解決手段】紋様に関する情報とキーワードを関連付けて記憶する記憶部と、キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させる表示処理部を備える。表示処理部は、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つのタグオブジェクトに対するユーザの選択操作を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、少なくとも一つのタグオブジェクトと、少なくとも一つのタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様を対応付けて表示させ、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、さらにユーザの選択操作を受け付けた場合、そのタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く紋様に関する情報を表示させる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させる表示処理部と、
を備え、
前記表示処理部は、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示させ、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示させる、
情報処理システム。
【請求項2】
前記表示処理部は、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの前記第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記第1のタグオブジェクトにおけるキーワードの背景に、当該キーワードと関連付く前記紋様を表示させる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記表示処理部は、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様が複数ある場合、前記第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードの背景に複数の前記紋様それぞれを所定の時間で切り替えて表示させる、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示処理部は、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも二つの第1のタグオブジェクトに対するユーザの前記第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも二つの第1のタグオブジェクトに含まれる少なくとも二つのキーワードのいずれにも関連付く紋様を表示させる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記複数のタグオブジェクトは、第1キーワードを含むタグオブジェクトと、第1キーワードとは異なる第2キーワードを含むタグオブジェクトと、を少なくとも含み、
前記表示処理部は、
前記第1キーワードに関連する第1指標に基づいて、前記第1キーワードを含むタグオブジェクトを第1の大きさで表示させ、
前記第1指標よりも大きい、前記第2キーワードに関連する第2指標に基づいて、前記第2キーワードを含むタグオブジェクトを前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさで表示させる、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記記憶部は、前記紋様に関する情報と、地図に関する情報と、を関連付けて記憶し、
前記表示処理部は、前記紋様に対応する前記地図上の地点に、所定の標示を表示させる、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記表示処理部は、前記所定の標示に対する前記ユーザの選択操作を受け付けた場合、前記所定の標示に対応付けて、前記所定の標示が示す地点に関連付く前記紋様を表示させる、
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記表示処理部は、前記所定の標示に対する前記ユーザの選択操作を受け付けた場合、前記所定の標示に対応付けて、前記所定の標示に関連付く複数の紋様それぞれを選択可能に表示させる、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記記憶部は、前記紋様に関する情報と、前記紋様が使用された事例に関する情報と、を関連付けて記憶し、
前記表示処理部は、前記第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの前記第2の選択操作を受け付けた場合、当該タグオブジェクトに含まれる前記キーワードと関連付く前記紋様が使用された事例に関する情報を表示させる、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記記憶部は、前記紋様に関連付く前記キーワードと、前記紋様の名称に関する情報と、を関連付けて記憶し、
前記表示処理部は、
所定のユーザによる操作入力によって、所定の紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかの入力を受け付けた場合、前記所定の紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、前記記憶部に記憶される前記紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、を比較した結果、類似していると判定された場合、前記所定の紋様と類似していると判定された紋様に関する情報を表示させる、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
コンピュータが、
紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶することと、
前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させることと、
を実行し、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示し、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示する、
情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータに、
紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶することと、
前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させることと、
を実行させ、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示させ、
前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
タグマップによってコンテンツを検索する装置が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のコンテンツ検索装置は、タグの統計情報に基づいて、類似度の高いタグが互いに近くに存在するように、タグそれぞれの二次元平面上の座標を算出する。コンテンツ検索装置は、算出した座標に基づきそれぞれのタグが配置されるタグマップを生成して、利用者端末に表示する。このとき、コンテンツ検索装置は、それぞれのタグ間の関係性を、タグの背景画像の濃淡または着色によって表現する。そして、コンテンツ検索装置は、利用者の操作入力により選択されたタグを検索条件として、選択されたタグが付与されているコンテンツを検索する。コンテンツ検索装置は、検索した検索結果を利用者端末に表示する。これにより、コンテンツ検索装置は、多数のタグによって構成されているタグクラウドを表示する場合、利用者に適切なタグを容易に選択させることができる。しかしながら、特許文献1に記載のコンテンツ検索装置では、タグに対応するコンテンツをタグに対応付けて表示させていないため、利用者が所望のコンテンツを検索しにくいという問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、複数のタグオブジェクトのうち、利用者が所望のコンテンツに対応するタグオブジェクトを、利用者に容易に選択させるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶する記憶部と、前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させる表示処理部と、を備え、前記表示処理部は、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示させ、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示させる。
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶することと、前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させることと、を実行し、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示し、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示する。
【0008】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶することと、前記キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザの端末装置の表示部に表示させることと、を実行させ、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、前記少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く前記紋様と、を対応付けて表示させ、前記複数のタグオブジェクトが表示された状態で、前記複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対する前記ユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、前記第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く前記紋様に関する情報を表示させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のタグオブジェクトのうち、利用者が所望のコンテンツに対応するタグオブジェクトを、利用者に容易に選択させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】紋様システムの処理の概要の一例を示す図である。
【
図10】紋様サーバの処理の一例を示すフロー図である。
【
図11】コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の一実施形態における紋様システム10について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、または各実施例を組み合わせるなどして実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
【0012】
===紋様システム10の概要===
紋様システム10は、例えば、日本の伝統的な紋様を利用したいユーザが効率的に紋様の閲覧や検索を可能とするシステムである。これにより、紋様システム10は、ユーザに対し、日本の伝統的な紋様と、その紋様が有するストーリーを提供できる。また、紋様システム10は、例えば、紋様の管理者に対して、ユーザが利用したい紋様の利用許諾を得るためのユーザによる利用申し込みを可能とする。これにより、紋様システム10は、紋様の管理者に対し、当該管理者がこれまで接点をもてなかったユーザとのつながりを提供できる。
【0013】
<<構成の概要>>
まず、
図1を参照して、紋様システム10の構成について説明する。
図1は、紋様システム10の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、紋様システム10は、例えば、紋様サーバ100と、ユーザの端末装置200(以下、「ユーザ端末200」という。)と、提供者の端末装置300(以下、「提供者端末300」という。)とを含む。ここで、ユーザとは、例えば、紋様サーバ100を通じて紋様の閲覧や紋様の利用申し込みを行う個人や企業などである。また、提供者とは、紋様の管理者であって、紋様サーバ100を通じてユーザが所望する紋様をユーザに提供する者である。提供者は、例えば、個人であってもよいし、地域の紋様を一元的に管理する組合のような組織であってもよい。紋様システム10では、紋様サーバ100、ユーザ端末200、及び提供者端末300のそれぞれがネットワークNを通じて通信可能に接続されている。紋様サーバ100は、例えば、提供者から紋様の登録を受け付けて、登録された紋様に関する情報をユーザに提供する装置である。ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作入力を受け付けて、紋様サーバ100に登録された紋様を閲覧したり利用申し込みをするための装置である。提供者端末300は、例えば、提供者の操作入力を受け付けて、紋様サーバ100を通じてユーザからの利用申し込みを受け付ける装置である。なお、
図1では、一例としてユーザ端末200及び提供者端末300は一台の端末装置により構成されるよう示しているが、ユーザ端末200及び提供者端末300は複数台の端末装置で構成されていてもよい。
【0014】
<<処理の概要>>
次に、
図2を参照して、紋様システム10の処理の概要について説明する。
図2は、紋様システム10の処理の概要の一例を示す図である。
【0015】
まず、ステップS10において、紋様サーバ100は、提供者端末300に対して、紋様情報を登録するための画面(以下、「紋様登録画面T10」という。)に関する情報(以下、「紋様登録画面情報」という。)を送信する。紋様登録画面T10については後述する。
【0016】
次に、ステップS11において、提供者端末300は、紋様登録画面T10に対する提供者の操作入力に基づき、提供者に関する情報(以下、「提供者情報」という。)及び紋様に関する情報(以下、「紋様情報」という。)を、紋様サーバ100に送信する。紋様情報は、例えば、紋様の画像、及び当該紋様に込められた意味(以下、「キーワード」という。)を含む。提供者情報、紋様情報、及び紋様登録画面T10については後述する。
【0017】
次に、ステップS12において、ユーザ端末200は、所定の登録画面に対するユーザの操作入力に基づき、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」という。)を紋様サーバ100に送信する。
【0018】
次に、ステップS13において、紋様サーバ100は、提供者情報、紋様情報、及びユーザ情報を記憶部110に記憶する。
【0019】
次に、ステップS14において、ユーザ端末200は、ユーザの操作入力に基づき、例えば、所望のキーワードを含む紋様や所望の地域の紋様を検索するために、ユーザのアカウント情報を入力して紋様サーバ100にアクセスする。
【0020】
次に、ステップS15において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200に対して、紋様を検索するための画面(以下、「紋様検索画面T20」という。)に関する情報(以下、「紋様検索画面情報」という。)を送信する。紋様検索画面T20については後述する。
【0021】
次に、ステップS16において、ユーザ端末200は、紋様検索画面T20を表示する。紋様検索画面T20には、例えば、紋様のキーワードをタグクラウドで表示する領域(以下、「タグ表示領域T21」という。)、地図上に紋様の所縁の地点を識別可能に表示する領域(以下、「検索地図表示領域T22」という。)、及び任意のワードを入力する領域(以下、「ワード検索表示領域T23」という。)が含まれていてもよい。紋様検索画面T20については後述する。ユーザ端末200は、紋様検索画面T20に対するユーザの操作入力を受け付けた場合、操作入力に関する情報(以下、「入力情報」という。)を、紋様サーバ100に送信する。
【0022】
次に、ステップS17において、紋様サーバ100は、入力情報に基づき紋様を検索する処理(以下、「検索処理」という。)を実行する。
【0023】
次に、ステップS18において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200に対して、検索処理を実行した結果を表示する画面(以下、「検索結果画面T30」という。)に関する情報(以下、「検索結果画面情報」という。)を送信する。検索結果画面T30については後述する。検索結果画面T30については後述する。
【0024】
次に、ステップS19において、ユーザ端末200は、検索結果画面T30を表示する。ユーザ端末200は、検索結果画面T30に対する紋様を選択するためのユーザの操作入力を受け付けた場合、選択結果に関する情報(以下、「選択結果情報」という。)を送信する。
【0025】
次に、ステップS20において、紋様サーバ100は、選択結果情報に基づき、ユーザによって選択された紋様に対応する提供者を特定する。紋様サーバ100は、選択結果情報に基づき依頼処理を実行する。紋様サーバ100は、特定された提供者の提供者端末300に対して、依頼処理を実行した結果を示す画面(以下、「依頼画面」という。)に関する情報(以下、「依頼画面情報」という。)を送信する。
【0026】
次に、ステップS21において、提供者端末300は、依頼画面を表示する。提供者端末300は、依頼画面に対する紋様の申込み対する回答の操作入力を受け付けた場合、回答に関する情報(以下、「回答情報」という。)を紋様サーバ100に送信する。
【0027】
次に、ステップS22において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200に対して、提供者からの回答を通知する。これにより、紋様システム10は、紋様を所望するユーザに紋様の情報を提供するとともに、当該ユーザと提供者とを結びつけることができる。
【0028】
===紋様サーバ100の構成===
図1に戻り、紋様サーバ100の構成について説明する。
図1に示すように、紋様サーバ100は、例えば、記憶部110と、取得部120と、表示処理部130と、類似判定部140と、要求部150とを含む。
【0029】
記憶部110は、例えば、提供者情報D111、紋様情報D112、及びユーザ情報D113を記憶する。まず、
図3を参照して、提供者情報D111について説明する。
図3は、提供者情報D111の一例を示す図である。
図3に示すように、提供者情報D111は、例えば、[提供者ID]、[提供者名]、[紋様ID]、[連絡先]の項目を含んでいてもよい。[提供者ID]は、例えば、提供者(例えば、個人、組合)を識別する提供者IDを含む項目である。[提供者名]は、例えば、[提供者ID]の項目に対応づけられ、提供者の氏名や組織名を含む項目である。[紋様ID]は、[提供者ID]の項目に対応づけられ、提供者が登録している紋様を識別する紋様IDを含む項目である。[連絡先]は、[従業員ID]の項目に対応づけられ、提供者の電話番号やメールアドレスを含む項目である。
【0030】
次に、
図4を参照して、紋様情報D112について説明する。
図4は、紋様情報D112の一例を示す図である。
図4に示すように、紋様情報D112は、例えば、[紋様ID]、[紋様画像]、[紋様名称]、[キーワード]、[地域]、[紋様詳細]、[事例画像]の項目を含んでいてもよい。[紋様ID]は、例えば、紋様を識別する紋様IDを含む項目である。[紋様画像]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、紋様の画像に関する情報を含む項目である。[紋様名称]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、提供者が登録した紋様の名称を含む項目である。[キーワード]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、紋様に込められたキーワードを含む項目である。一例として、「七宝」の紋様は、「円満」、「調和」、及び「子孫繁栄」のキーワードを含む。[地域]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、紋様の所縁の地域(例えば、都道府県、市町村など)を含む項目である。[紋様詳細]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、
図6に示す紋様緒言T11、紋様区分T12、及び紋様説明T13に記載される情報を含む項目である。[事例画像]は、例えば、[紋様ID]の項目に対応づけられ、ユーザによって紋様が使用された事例(例えば、衣類、靴、工芸品など)の画像に関する情報を含む項目である。
【0031】
次に、
図5を参照して、ユーザ情報D113について説明する。
図5は、ユーザ情報D113の一例を示す図である。
図5に示すように、ユーザ情報D113は、例えば、[ユーザID]、[アカウント情報]、[ユーザ名]、[連絡先]、[履歴]の項目を含んでいてもよい。[ユーザID]は、例えば、ユーザ(例えば、個人、企業)を識別するユーザIDを含む項目である。[アカウント情報]は、例えば、ユーザが紋様サーバ100にアクセスするためのアカウントに関する情報を含む項目である。[ユーザ名]は、例えば、[ユーザID]の項目に対応づけられ、ユーザの氏名や企業名を含む項目である。[連絡先]は、[ユーザID]の項目に対応づけられ、ユーザの電話番号やメールアドレスを含む項目である。[履歴]は、例えば、[ユーザID]の項目に対応づけられ、ユーザが過去に閲覧や使用申込みした紋様に関する情報を含む項目である。
【0032】
なお、提供者情報D111、紋様情報D112、及びユーザ情報D113は、紋様サーバ100に記憶されていなくてもよく、例えば紋様サーバ100とは異なる装置に記憶されていてもよい。この場合、紋様サーバ100は、当該装置から提供者情報D111、紋様情報D112、及びユーザ情報D113を取得すればよい。
【0033】
取得部120は、例えば、ユーザ端末200及び提供者端末300との間で各種情報を取得する。
【0034】
表示処理部130は、例えば、
図6~
図9に示すような各種画面に関する情報を生成する。表示処理部130は、例えば、ユーザ端末200および提供者端末300の表示部1007に各種画面を表示させるための処理を実行する。以下、
図6~
図9を参照して、各種画面の一例について説明する。
【0035】
まず、
図6を参照して、紋様登録画面T10について説明する。
図6は、紋様登録画面T10の一例を示す図である。紋様登録画面T10は、例えば、提供者端末300の表示部1007に表示される画面である。
図6に示すように、紋様登録画面T10は、例えば、紋様緒言T11、紋様区分T12、紋様説明T13、サブスクT14、ステータスT15、紋様チェックボタンT16、登録内容確認T17、及びキャンセルボタンT18を含んでいてもよい。紋様緒言T11は、例えば、紋様ID、紋様名称、紋様画像、地域・エリアに関する情報を入力する(又は、自動的に入力される)テキストボックスを含む。紋様区分T12は、例えば、紋様を付ける対象(例えば、布など)が入力される種別ボックスT121、キーワードの大概念(例えば、祈り、気持ちなど)が入力される種別ボックスT122、キーワードの個別概念(例えば、商売繁盛、千客万来など)が入力されるタグボックスT123を設定するためのボックスである。紋様説明T13は、例えば、紋様の意味の解説、紋様のエピソード、紋様のゆかりの人物、その人物の紹介に関する情報を入力するテキストボックスを含む。サブスクT14は、サブスクの対象か否かを設定するプルダウンボックスである。ステータスT15は、一般のユーザに紋様を公開するか否かを設定するためのプルダウンボックスである。紋様チェックボタンT16は、例えば、紋様緒言T11や紋様区分T12に入力または設定された情報と、記憶部110の紋様情報D112に記憶されている紋様情報との類似性を判定する処理(以下、「類似判定処理」という。)を実行させるためのボタンである。これにより、紋様システム10は、他の提供者によって既に登録済みの紋様と、提供者が登録しようとしている紋様との重複登録を防止できるため、提供者の利便性を向上できる。類似判定処理については後述する。登録内容確認ボタンT17は、紋様登録画面T10に入力された情報を一覧で確認するためのボタンである。キャンセルボタンT18は、紋様登録画面T10に入力された情報をクリアするためのボタンである。
【0036】
次に、
図7を参照して、紋様検索画面T20について説明する。
図7は、紋様検索画面T20の一例を示す図である。紋様検索画面T20は、例えば、ユーザが紋様サーバ100にログインしたときに、ユーザ端末200の表示部1007に表示される。紋様検索画面T20は、例えば、ユーザが所望する紋様を検索するための画面である。紋様検索画面T20では、例えば、ユーザが所望するキーワードを含む紋様や、ユーザが所望する地域の紋様を検索可能に表示される。以下、紋様検索画面T20の構成について説明する。
【0037】
図7に示すように、紋様検索画面T20は、例えば、タグ表示領域T21、検索地図表示領域T22、ワード検索表示領域T23、お知らせオブジェクトT24を含んでいてもよい。
【0038】
タグ表示領域T21は、例えば、キーワードを含む複数のタグオブジェクトが表示される領域である。表示処理部130は、タグ表示領域T21のタグオブジェクトT211に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、選択されたタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様情報を表示する。具体的には、表示処理部130は、キーワード「商売繁盛」を含むタグオブジェクトT211がユーザのマウス操作による選択操作を受け付けた場合、キーワード「商売繁盛」を含む紋様を、後述する検索結果画面T30で表示する。これにより、紋様サーバ100は、キーワードから紋様を検索したいユーザの利便性を向上できる。なお、タグ表示領域T21にタグオブジェクトT211を表示させる方法、タグオブジェクトT211に対するユーザの操作入力(例えば、マウスオーバー操作、表示画面に対するユーザの指による選択操作)に応じてタグオブジェクトと紋様とを対応付けて表示させる方法などに関する処理(以下、「タグ表示処理」という。)については後述する。
【0039】
検索地図表示領域T22は、例えば、紋様に対応する地図上の地点に所定の標示と紋様の画像を表示させる領域である。表示処理部130は、検索地図表示領域T22の所定の地域に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、選択された地域に関連付けて登録されている紋様に対応する標示を表示する。具体的には、表示処理部130は、日本地図の所定の都道府県に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、当該都道府県を示す地
図T221を表示する。表示処理部130は、地
図T221に対して標示T222を表示する。表示処理部130は、地
図T221上の標示T222に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、当該標示T222に対応する地域に関連付く紋様を、後述する検索結果画面T30で表示する。なお、表示処理部130は、
図7に示すように、標示T222に対応付けて、標示T222の地域に関連付く紋様を表示する吹き出しオブジェクトT223を表示させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、地域から紋様を検索したいユーザの利便性を向上できる。なお、検索地図表示領域T22において標示を表示させる方法、標示に対するユーザの操作入力(例えば、マウスオーバー操作、表示画面に対するユーザの指による選択操作)に応じて標示T222と紋様とを対応付けて表示させる方法などに関する処理(以下、「検索地図表示処理」という。)については後述する。
【0040】
ワード検索表示領域T23、例えば、ユーザが任意のワードを入力可能なテキストボックスである。表示処理部130は、ワード検索表示領域T23に対する文字入力操作をユーザから受け付けた場合、入力された文字に関連付く紋様情報を表示する。具体的には、表示処理部130は、ワード「健康」がワード検索表示領域に入力された場合、「健康」を含むキーワードや「健康」に関連する由来・歴史を有する紋様を、後述する検索結果画面T30で表示する。これにより、紋様サーバ100は、任意のワードから紋様を検索したいユーザの利便性を向上できる。
【0041】
お知らせオブジェクトT24は、紋様サーバ100にログインしたユーザに対する提供者からのメッセージを通知するオブジェクトである。お知らせオブジェクトT24は、提供者から通知を受け付けた場合、吹き出し表示でどの提供者からの通知があったかを表示する。これにより、紋様サーバ100は、ユーザに対して提供者からの通知を即時にお知らせできるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0042】
次に、
図8を参照して、検索結果画面T30について説明する。
図8は、検索結果画面T30の一例を示す図である。検索結果画面T30は、例えば、ユーザ端末200の表示部1007に表示される画面である。検索結果画面T30は、例えば、紋様検索画面T20においてユーザの操作入力によって選択(例えば、タグオブジェクトを選択)または入力(例えば、ワード検索表示領域T23へのワード入力)された情報に基づき検索処理が実行された結果の画面である。これにより、ユーザが所望するキーワードを含む紋様や地域に関連付く紋様をより多く一覧で確認できるため、ユーザに対して紋様を利用する動機づけを与えることができる。検索処理については後述する。
図8に示すように、検索結果画面T30は、例えば、チェック欄T31、紋様名称T32、紋様画像T33、キーワードT34、利用事例T35、提供者T36、及び地域T37の項目、確定ボタンT38を含む。チェック欄T31は、例えば、ユーザの選択操作を受け付けた場合、選択状態に遷移するチェックボックスである。紋様名称T32は、例えば、紋様の名称を表示する領域である。紋様画像T33は、例えば、紋様名称T32に対応する項目であり、紋様の画像サンプルを表示する表示領域である。キーワードT34は、例えば、紋様名称T32に対応する項目であり、当該紋様のキーワードを表示する表示領域である。利用事例T35は、例えば、紋様名称T32に対応する項目であり、当該紋様が利用された事例を紹介する画面(
図9を参照)に遷移するためのリンクを表示させる表示領域である。提供者T36は、例えば、紋様名称T32に対応する項目であり、当該紋様の提供者の名称を表示する表示領域である。地域T37は、例えば、紋様名称T32に対応する項目であり、当該紋様に関連付く地域を表示する表示領域である。確定ボタンT38は、ユーザの操作入力を受け付けた場合、チェック欄T31のチェックボックスがチェックされている紋様について、ユーザが提供者に提供する紋様であるものとして確定するためのボタンである。
【0043】
次に、
図9を参照して、事例表示画面T40について説明する。
図9は、事例表示画面T40の一例を示す図である。事例表示画面T40は、例えば、ユーザ端末200の表示部1007に表示される画面である。事例表示画面T40は、例えば、検索結果画面T30の利用事例T35に対するユーザの選択操作を受け付けた場合に表示される画面である。これにより、紋様サーバ100は、ユーザに対して紋様の利用商品の画像などを提供することで、ユーザに紋様を利用する動機づけを与えることができる。
図9に示すように、事例表示画面T40は、例えば、事例説明T41及び事例画像T42を含んでいてもよい。事例説明T41は、例えば、紋様がどのように利用されているかについて説明する表示領域である。事例画像T42は、例えば、紋様が利用された対象の画像を表示する表示領域である(ここでは、「紋様A」及び「紋様B」が靴に利用された画像)。
【0044】
類似判定部140は、例えば、類似判定処理を実行する。類似判定処理は、例えば、
図6の紋様チェックボタンT16(又は登録内容確認ボタンT17)に対するユーザの操作入力を受け付けた場合に実行される処理である。類似判定部140は、紋様情報D112を参照して、提供者が登録する所定の紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、紋様情報D112に記憶される紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、を比較することにより、それぞれの紋様が類似しているか否かを判定する。具体的には、類似判定部140は、例えば、所定の紋様に関連付くキーワードと紋様情報D112に記憶される紋様に関連付くキーワードとが全て合致する場合、それぞれの紋様が類似すると判定してもよい。また、類似判定部140は、例えば、所定の紋様の名称と紋様情報D112に記憶される紋様の名称とが完全に一致または連続した一部が一致する場合、それぞれの紋様が類似すると判定してもよい。これにより、紋様サーバ100は、紋様の重複登録を防止することができるため、提供者の利便性を向上できる。なお、類似判定部140は、所定の紋様の画像と、紋様情報D112に記憶される紋様の画像とが類似する場合、それぞれの紋様が類似すると判定してもよい。
【0045】
要求部150は、例えば、検索結果画面T30に対するユーザの選択操作により確定された紋様をユーザに提供することを提供者に要求するために、ユーザ情報および依頼画面情報を送信する。
【0046】
===ユーザ端末200及び提供者端末300の構成===
図1に戻り、ユーザ端末200及び提供者端末300の構成について説明する。以下、便宜上、提供者端末300は、ユーザ端末200と同様であるためその説明を省略する。ユーザ端末200は、例えば、紋様サーバ100から取得した情報に基づき、各種画面を表示部1007に表示させる。ユーザ端末200は、例えば、記憶部210と、取得部220と、表示処理部230と、送信部240とを含む。記憶部210は、例えば各種情報を記憶する。取得部220は、例えば各種画面に関する情報を紋様サーバ100から取得する。表示処理部230は、例えば、取得した各種画面に関する情報を表示部1007に表示させる。送信部240は、例えば各種情報を紋様サーバ100に送信する。
【0047】
===紋様サーバ100の処理手順===
ここで、
図7、
図10を参照して、紋様サーバ100の処理の一例について説明する。
図10は、紋様サーバ100の処理の一例を示すフロー図である。
【0048】
まず、ステップS100において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200を通じてユーザからアカウント情報を取得する。
【0049】
次に、ステップS101において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200に、当該ユーザに対応する紋様検索画面T20を示す紋様検索画面情報を送信する。
【0050】
次に、ステップS102において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200から取得する、紋様検索画面T20に対する入力情報に基づき、タグ表示領域T21にユーザの操作入力があったか否かを判定してもよい。
【0051】
次に、ステップS103において、タグ表示領域T21にユーザの操作入力があったと判定した場合(ステップS102:YES)、紋様サーバ100は、タグ表示処理を実行する。タグ表示処理は、例えば、タグオブジェクトを様々な方法で表示させる処理である。以下、タグ表示処理について説明する。
【0052】
タグ表示処理では、例えば、タグオブジェクトをタグクラウドで表示させてもよい。例えば、タグ表示処理では、所定のキーワードを含むタグオブジェクトが選択された回数に応じて、キーワードのフォントのサイズ、フォントの種類、またはフォントの色のうち少なくともいずれかを変えて表示させてもよい。具体的には、
図7に示すように、タグ表示処理では、例えば、選択された回数が多いキーワード(例えば、商売繁盛)ほどキーワードのフォントのサイズを大きくさせてもよい。また、例えば、タグ表示処理では、キーワードの内容に応じてフォントを適用してもよい。具体的には、タグ表示処理では、例えば、キーワードの意味(例えば、明るいイメージの「恋愛成就」)に応じた、意味に対応する色のフォント(例えば、明るい「桃色」のフォントなど)を適用させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、ユーザに対して視覚的にわかりやすいユーザインターフェースを提供できるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0053】
タグ表示処理では、例えば、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、少なくとも一つのタグオブジェクト(以下、「第1のタグオブジェクト」という。)に対するユーザの選択操作(以下、「第1の選択操作」という。)を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、第1のタグオブジェクトと、第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様の画像とを対応付けて表示させてもよい。ここで、第1の選択操作とは、例えば、マウスオーバー、クリック、画面に対するユーザの指によるロングタッチなどである。これにより、紋様サーバ100は、ユーザに対してキーワードに関連付く紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。具体的には、タグ表示処理は、例えば、複数のタグオブジェクトを表示させた状態で、第1のタグオブジェクトにおけるキーワードの背景に当該キーワードと関連付く紋様を表示させてもよい。一例として、
図7に示すように、タグ表示処理では、キーワード「商売繁盛」のタグオブジェクトT211にマウスポイントがマウスオーバーされた場合、タグオブジェクトT211の矩形領域内のキーワード「商売繁盛」の背景に、キーワードに関連付く少なくとも一つの紋様の画像を表示させてもよい。これにより、ユーザが気になるキーワードにマウスポイントや指による第1の選択操作によって、キーワードに関連付く紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。また、この場合、タグ表示処理では、タグオブジェクトT211の矩形領域内のキーワードの背景に、キーワードに関連付く複数の紋様の画像それぞれを所定の時間で切り替えて表示させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、キーワードに関連付く複数の紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。また、この場合、タグ表示処理では、タグオブジェクトT211の矩形領域内のキーワードの背景に、キーワードに関連付く複数の紋様のうち所定の数の紋様の画像を同時に並べて表示させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、キーワードに関連付く複数の紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0054】
また、タグ表示処理では、例えば、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、キーワードと関連付く紋様の画像を、第1のタグオブジェクトから吹き出し表示させてもよい。これにより、ユーザが気になるキーワードにマウスポイントや指による第1の選択操作によって、キーワードに関連付く紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0055】
また、タグ表示処理では、例えば、複数のタグオブジェクトのうち少なくとも二つの第1のタグオブジェクトに対するユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、第1のタグオブジェクトに含まれる少なくとも二つのキーワードのいずれにも関連付く紋様を表示させてもよい。具体的には、表示処理部130は、キーワード「商売繁盛」を含むタグオブジェクトT211と、キーワード「千客万来」を含むタグオブジェクトT211とが第1の選択操作(ここでは、クリックやタッチ)によって選択された場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、キーワード「商売繁盛」および「千客万来」を含む紋様を、二つのタグオブジェクトT211に対応付けて表示する。この場合、表示処理部130は、例えば、キーワード「商売繁盛」および「千客万来」を含む紋様を、二つのタグオブジェクトT211からの吹き出し表示してもよいし、二つのタグオブジェクトT211それぞれのキーワードの背景などに表示してもよい。これにより、ユーザが所望する複数のキーワードの全てを含む紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0056】
また、タグ表示処理では、例えば、タグオブジェクトのサイズが大きい方から所定の順位までの大きさのタグオブジェクトT211(例えば、商売繁盛、魔除け、合格祈願、縁結びのキーワードを含むタグオブジェクトT211)の矩形領域内のキーワードの背景に、キーワードに関連付く少なくとも一つの紋様の画像を表示させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、キーワードに関連付く紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0057】
また、タグ表示処理では、例えば、ユーザの第1の選択操作によって第1のタグオブジェクトが選択された場合、当該第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様において、当該紋様に関連付く他のキーワード(例えば、千客万来)を含むタグオブジェクトを識別可能に表示させてもよい。具体的には、表示処理部130は、例えば、キーワード「商売繁盛」を含むタグオブジェクトT211がユーザによって選択された場合、キーワード「商売繁盛」を含む紋様を特定する。表示処理部130は、例えば、紋様情報D112を参照して、特定した紋様の紋様IDに関連付けられるキーワードを特定する。表示処理部130は、例えば、特定したキーワードを含むタグオブジェクトT211を強調表示する。これにより、ユーザが所望する複数のキーワードを含む紋様があるか否かを即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0058】
次に、ステップS104において、紋様サーバ100は、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、複数のタグオブジェクトのうち所定のタグオブジェクト(以下、「第2のタグオブジェクト」という。)に対するユーザの選択操作(以下、「第2の選択操作」という。)を受け付けた場合、タグ検索処理を実行する。なお、第2のタグオブジェクトには、第1のタグオブジェクトが含まれていてもよい。ここで、第2の選択操作とは、例えば、クリック、ダブルクリック、画面に対するユーザの指によるタッチなどである。具体的には、例えば、第1の選択操作がマウスオーバーである場合、第2の選択操作はクリックであってもよい。また、例えば、第1の選択操作がクリックである場合、第2の選択操作はダブルクリックであってもよい。また、例えば、第1の選択操作がロングタッチである場合、第2の選択操作はタッチであってもよい。なお、紋様サーバ100は、例えば、タグオブジェクトT211から吹き出し表示される紋様の画像に対する選択操作を受け付けた場合、タグ検索処理を実行してもよい。タグ検索処理では、例えば、ユーザの第2の選択操作を受け付けたタグオブジェクトT211に含まれるキーワード(例えば、商売繁盛)を特定する。タグ検索処理では、紋様情報D112を参照して、特定したキーワードに関連付く紋様IDを特定する。
【0059】
次に、ステップS105において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200から取得する入力情報に基づき、検索地図表示領域T22に対するユーザの選択操作があったか否かを判定してもよい(ステップS104:NO)。
【0060】
次に、ステップS106において、検索地図表示領域T22にユーザの選択操作があったと判定した場合(ステップS105:YES)、紋様サーバ100は、地図検索表示処理を実行する。以下、検索地図表示処理について説明する。
【0061】
検索地図表示処理では、例えば、
図7に示すように、地
図T221上における紋様に関連付く地点を標示T222で表示させる処理である。標示T222は、例えば、紋様に関連付く地点から延び出る線T222aと、当該延び出る線T222aの端部に設けられる選択オブジェクトT222bとを含む。これにより、ユーザが紋様に関連付けられる地点を容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。なお、選択オブジェクトT222bの形状は特に限定されず、例えば、円形、四角形、三角形などであってもよい。
【0062】
また、検索地図表示処理では、例えば、
図7に示すように、地
図T221上の標示T222に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、標示T222に対応付けて、標示T222が示す地点に関連付く紋様を表示させてもよい。具体的には、検索地図表示処理では、例えば、選択オブジェクトT222bに対するユーザの選択操作(例えば、マウスオーバーや画面へのロングタッチ)を受け付けた場合、標示T222の地域に関連付く少なくとも一つの紋様を表示する吹き出しオブジェクトT223を表示させてもよい。これにより、ユーザが地点に関連付く紋様を容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0063】
また、検索地図表示処理では、例えば、
図7に示すように、吹き出しオブジェクトT223の中に複数の紋様の画像を選択可能に表示させてもよい。これにより、ユーザが地点に関連付く複数の紋様を同時に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0064】
また、検索地図表示処理では、例えば、吹き出しオブジェクトT223の中の少なくとも一つの紋様の画像に対応付けて、当該紋様に関連付くキーワード(例えば、商売繁盛)を表示させてもよい。これにより、ユーザが地点に関連付く紋様と紋様に関連付くキーワードを容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0065】
また、検索地図表示処理では、例えば、吹き出しオブジェクトT223の中の少なくとも一つの紋様の画像に対応付けて地点の地名(例えば、市町村名)を表示させてもよい。これにより、ユーザが地点に関連付く紋様と紋様に関連付く地名を容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0066】
また、検索地図表示処理では、例えば、吹き出しオブジェクトT223の中で地点に関連付く複数の紋様の画像それぞれを所定の時間で切り替えて表示させてもよい。これにより、紋様サーバ100は、地点に関連付く複数の紋様を簡易に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0067】
次に、ステップS107において、紋様サーバ100は、ユーザによる地
図T221上に表示される選択オブジェクトT222bに対する選択操作を受け付けた場合、地図検索処理を実行する。なお、紋様サーバ100は、例えば、選択オブジェクトT222bから吹き出し表示される紋様の画像に対する選択操作を受け付けた場合、地図検索処理を実行してもよい。地図検索処理では、例えば、ユーザの選択操作を受け付けた選択オブジェクトT222bに関連付けられる地域を特定する。地図検索処理では、紋様情報D112を参照して、特定した地域(例えば、組合や市町村)に関連付く紋様IDを特定する。
【0068】
次に、ステップS108において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200から取得する入力情報に基づき、ワード検索表示領域T23に対するワードを入力するユーザの操作入力があったか否かを判定してもよい(ステップS105:NO)。
【0069】
次に、ステップS109において、ワード検索表示領域T23にユーザの操作入力があったと判定した場合(ステップS108:YES)、紋様サーバ100は、ワード検索処理を実行する。ワード検索処理では、例えば、ワード検索表示領域T23(テキストボックス)に対するユーザが入力したワードを特定する。ワード検索処理では、紋様情報D112を参照して、特定したワード(例えば、仕事、結婚など)の意味を含む紋様の紋様IDを特定する。これにより、ユーザが所望する任意のワードに関連する紋様を検索することができる。ワード検索表示領域T23にユーザの操作入力がないと判定した場合(ステップS108:NO)、紋様サーバ100は、例えば、処理をステップS102から繰り返してもよい。
【0070】
次に、S110において、紋様サーバ100は、各種の検索処理で検索された結果を表示する検索結果画面T30に関する検索結果画面情報を生成する。紋様サーバ100は、ユーザ端末200に検索結果画面情報を送信する。
【0071】
次に、S111において、紋様サーバ100は、ユーザ端末200から選択結果情報を取得する。
【0072】
次に、S112において、紋様サーバ100は、選択結果情報に基づき、提供者情報D111を参照して、ユーザが選択した紋様の提供者を特定する。紋様サーバ100は、特定した提供者の提供者端末300に依頼画面情報を送信する。これにより、提供者はユーザから申し込みのあった紋様を確認することができる。
【0073】
===ハードウェア構成===
上述した実施形態に関する機能を実現する紋様サーバ100は、例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームであってもよい。
【0074】
上述した実施形態に関する機能を実現するユーザ端末200および提供者端末300は、例えば、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームであってもよい。
【0075】
図11を参照して、紋様サーバ100、ユーザ端末200、及び提供者端末300をコンピュータ1000により実現する場合のハードウェア構成の一例について説明する。なお、紋様サーバ100、ユーザ端末200、及び提供者端末300の各種機能は、複数台の装置に分けて実現できる。
【0076】
図11は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示すように、コンピュータ1000は、例えば、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、入力I/F部1004と、データI/F部1005と、通信I/F部1006、及び表示部1007を含む。
【0077】
プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ1000における各種の処理を制御する制御部である。
【0078】
メモリ1002は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ1002は、プロセッサ1001によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0079】
記憶装置1003は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置1003は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。
【0080】
入力I/F部1004は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部1004の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等である。入力I/F部1004は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ1000に接続されてもよい。
【0081】
データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部1005の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部1005は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1000へと接続される。
【0082】
通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部1006は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1000に接続される。
【0083】
表示部1007は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示部1007の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示部1007は、コンピュータ1000の外部に設けられてもよい。その場合、表示部1007は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ1000に接続される。また、入力I/F部1004としてタッチパネルが採用される場合には、表示部1007は、入力I/F部1004と一体化して構成することが可能である。
【0084】
===まとめ===
本実施形態における紋様システム10は、紋様に関する情報と、キーワードと、を関連付けて記憶する記憶部110と、キーワードを含む複数のタグオブジェクトをユーザのユーザ端末200(端末装置)の表示部1007に表示させる表示処理部130と、を備え、表示処理部130は、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、複数のタグオブジェクトのうち少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対するユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、少なくとも一つの第1のタグオブジェクトと、少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様と、を対応付けて表示させ、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、複数のタグオブジェクトのうち第2のタグオブジェクトに対するユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、第2のタグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く紋様に関する情報を表示させる。これにより、紋様システム10は、複数のタグオブジェクトのうち、ユーザが所望の紋様に対応するタグオブジェクトを、ユーザに容易に選択させることができる。
【0085】
また、本実施形態における紋様システム10において、表示処理部130は、少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに対するユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、第1のタグオブジェクトにおけるキーワードの背景に、当該キーワードと関連付く紋様を表示させる。これにより、紋様システム10は、ユーザが気になるキーワードにマウスポイントや指を重ねることで、キーワードに関連付く紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0086】
また、本実施形態における紋様システム10において、表示処理部130は、少なくとも一つの第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードに関連付く紋様が複数ある場合、第1のタグオブジェクトに含まれるキーワードの背景に複数の紋様それぞれを所定の時間で切り替えて表示させる。これにより、紋様システム10は、キーワードに関連付く複数の紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0087】
また、本実施形態における紋様システム10において、表示処理部130は、複数のタグオブジェクトのうち少なくとも二つの第1のタグオブジェクトに対するユーザの第1の選択操作を受け付けた場合、複数のタグオブジェクトが表示された状態で、少なくとも二つの第1のタグオブジェクトに含まれる少なくとも二つのキーワードのいずれにも関連付く紋様を表示させる。これにより、紋様システム10は、ユーザが所望する複数のキーワードの全てを含む紋様を即時に表示させることができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0088】
また、本実施形態における紋様システム10は、複数のタグオブジェクトは、第1キーワード(例えば、千客万来)を含むタグオブジェクトT211と、第1キーワードとは異なる第2キーワード(例えば、商売繁盛)を含むタグオブジェクトT211と、を少なくとも含み、表示処理部130は、第1キーワードに関連する大きさを示す指標(第1指標)に基づいて、第1キーワードを含むタグオブジェクトT211を第1の大きさで表示させ、第1キーワードに関連する大きさを示す指標(第1指標)よりも大きい、第2キーワードに関連する大きさを示す指標(第2指標)に基づいて、第2キーワードを含むタグオブジェクトT211を第1の大きさよりも大きい第2の大きさで表示させる。これにより、紋様システム10は、ユーザに対して視覚的にわかりやすいユーザインターフェースを提供できるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0089】
また、本実施形態における紋様システム10は、記憶部110は、紋様に関する情報と、地図に関する情報と、を関連付けて記憶し、表示処理部130は、紋様に対応する地
図T221上の地点に、所定の標示T222を表示させる。これにより、ユーザが紋様に関連付けられる地点を容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0090】
また、本実施形態における紋様システム10は、表示処理部130は、所定の標示T222に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、所定の標示T222に対応付けて、所定の標示T222が示す地点に関連付く紋様を表示させる。これにより、ユーザが地点に関連付く紋様を容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0091】
また、本実施形態における紋様システム10において、表示処理部130は、所定の標示T222に対するユーザの選択操作を受け付けた場合、所定の標示T222に対応付けて、所定の標示T222に関連付く複数の紋様それぞれを選択可能に表示させる。これにより、ユーザが地点に関連付く複数の紋様を同時に把握することができるため、ユーザの利便性を向上できる。
【0092】
また、本実施形態における紋様システム10において、記憶部は、紋様に関する情報と、紋様が使用された事例に関する情報と、を関連付けて記憶し、表示処理部130は、第2のタグオブジェクトに対するユーザの第2の選択操作を受け付けた場合、当該タグオブジェクトに含まれるキーワードと関連付く紋様が使用された事例に関する情報を表示させる。これにより、紋様システム10は、ユーザに対して紋様の利用商品の画像などを提供することで、ユーザに紋様を利用する動機づけを与えることができる。
【0093】
また、本実施形態における紋様システム10において、記憶部110は、紋様に関連付くキーワードと、紋様の名称に関する情報と、を関連付けて記憶し、表示処理部130は、所定のユーザによる操作入力によって、所定の紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかの入力を受け付けた場合、所定の紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、記憶部110に記憶される紋様に関連付くキーワードまたは紋様の名称のうち少なくともいずれかと、を比較した結果、類似していると判定された場合、所定の紋様と類似していると判定された紋様に関する情報を表示させる。これにより、紋様システム10は、紋様の重複登録を防止することができるため、提供者の利便性を向上できる。
【符号の説明】
【0094】
10…紋様システム、100…紋様サーバ、110…記憶部、120…取得部、130…表示処理部、140…類似判定部、150…要求部、200…ユーザ端末、300…提供者端末。