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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022154205
(43)【公開日】2022-10-13
(54)【発明の名称】載荷試験方法および解析システム
(51)【国際特許分類】
   E02D 7/18 20060101AFI20221005BHJP
   E02D 1/00 20060101ALI20221005BHJP
   E02D 33/00 20060101ALI20221005BHJP
   E02D 7/24 20060101ALI20221005BHJP
   E02D 13/06 20060101ALI20221005BHJP
   G01N 3/40 20060101ALI20221005BHJP
【FI】
E02D7/18
E02D1/00
E02D33/00
E02D7/24
E02D13/06
G01N3/40 B
G01N3/40 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021057118
(22)【出願日】2021-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000000549
【氏名又は名称】株式会社大林組
(71)【出願人】
【識別番号】000219406
【氏名又は名称】東亜建設工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000001258
【氏名又は名称】JFEスチール株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】397009831
【氏名又は名称】株式会社ガンケン
(71)【出願人】
【識別番号】516304562
【氏名又は名称】株式会社シーズエンジニアリング
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】稲積 一訓
(72)【発明者】
【氏名】田口 博文
(72)【発明者】
【氏名】松原 秀和
(72)【発明者】
【氏名】中島 通宏
(72)【発明者】
【氏名】西村 真二
【テーマコード(参考)】
2D043
2D050
【Fターム(参考)】
2D043AA01
2D043AB07
2D043AC05
2D050CB31
2D050CB42
2D050FF07
(57)【要約】
【課題】載荷試験に要する手間やコストを抑える。
【解決手段】振動機13を用いて鋼管杭12を上下方向に振動させることで岩盤11を粉砕するとともに鋼管杭12の中空部を通じて鋼管杭12の先端部にジェット水を供給して岩砕粉を除去しながら打設された鋼管杭12の載荷試験方法であって、支持層の到達後に、ジェット水の供給を停止し、振動機13を加力装置として用いて鋼管杭12に振動を付与したときの鋼管杭12の加速度を加速度計測器19で計測する。計測された加速度は、解析システム20に入力される。解析システム20は、その加速度を用いた除荷点法により岩盤11の地盤抵抗を算出する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動機を用いて打設した鋼管杭の載荷試験方法であって、
前記振動機により鋼管杭を上下方向に振動させることで岩盤を粉砕するとともに前記鋼管杭の中空部を通じて前記鋼管杭の先端部にジェット水を供給して岩砕粉を除去しながら前記鋼管杭を打設し、
支持層に到達後に、前記ジェット水の供給を停止し、前記振動機を加力装置として用いて前記鋼管杭に振動を付与したときの前記鋼管杭の加速度を取得し、
前記取得した加速度を用いて前記岩盤の地盤抵抗を算出する
載荷試験方法。
【請求項2】
前記鋼管杭の加速度を用いた除荷点法により、前記地盤抵抗を算出する
請求項1に記載の載荷試験方法。
【請求項3】
前記鋼管杭の中空部に充填されたグラウト材が未硬化状態にあるときに載荷試験を行う
請求項1または2に記載の載荷試験方法。
【請求項4】
振動機を用いて鋼管杭を上下方向に振動させることで岩盤を粉砕するとともに前記鋼管杭の中空部を通じて前記鋼管杭の先端部にジェット水を供給して岩砕粉を除去しながら打設された前記鋼管杭の載荷試験に用いられる解析システムであって、
前記ジェット水の供給を停止した状態で、前記振動機を加力装置として前記鋼管杭に付与された振動の加速度を計測する加速度計測器と、
前記加速度を用いて前記岩盤の地盤抵抗を算出する情報処理装置と、を備える
解析システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、岩盤に打設された鋼管杭に対して実施する載荷試験方法、および、その載荷試験に用いられる解析システムに関する。
【背景技術】
【0002】
基礎杭の支持力を評価する載荷試験法としては、静的載荷試験法、動的載荷試験法、急速載荷試験法等が知られている。例えば、動的載荷試験法では、相対載荷時間Trが5以上500未満の急速載荷試験、相対載荷時間Trが5未満の衝撃載荷試験を行なう。これらの載荷試験では、ハンマー打設機やモンケンを加力装置として使用する。
【0003】
また、岩盤への鋼管杭の打設工法として、ガンパイル工法(登録商標)が知られている。ガンパイル工法では、先端部が補強された鋼管杭が岩盤に直接打設される。具体的には、振動機を用いて鋼管杭を上下方向に振動させることで岩盤を粉砕するとともに鋼管杭の中空部を通じて鋼管杭の先端部にジェット水を供給し、岩砕粉を除去しながら鋼管杭を打設する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10-153497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、鋼管杭の近傍に計測孔を形成する工程が必要であるため、載荷試験に係る手間やコストが増加する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する載荷試験方法は、振動機を用いて打設した鋼管杭の載荷試験方法であって、前記振動機により鋼管杭を上下方向に振動させることで岩盤を粉砕するとともに前記鋼管杭の中空部を通じて前記鋼管杭の先端部にジェット水を供給して岩砕粉を除去しながら前記鋼管杭を打設し、支持層に到達後に、前記ジェット水の供給を停止し、前記振動機を加力装置として用いて前記鋼管杭に振動を付与したときの前記鋼管杭の加速度を取得し、前記取得した加速度を用いて前記岩盤の地盤抵抗を算出する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、効率的に鋼管杭の載荷試験を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】載荷試験方法の一実施形態が適用される鋼管杭を打設している様子を模式的に示す図。
図2】解析システムの概略構成を示すブロック図。
図3】(a)鋼管杭の加速度の計測結果の一例を示すグラフ、(b)加速度に基づく鋼管杭の速度を示すグラフ、(c)加速度に基づく鋼管杭の変位を示すグラフ、(d)振動機が鋼管杭に付与した荷重を示すグラフ、(e)鋼管杭に対する地盤の反力の一例を示すグラフ、(f)鋼管杭の変位と地盤抵抗との関係を示すグラフ、(g)CASE法における鋼管杭に対する地盤の反力の一例を示すグラフ、(h)CASE法における鋼管杭の変位と地盤抵抗との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1図3を参照して、載荷試験方法および解析システムの一実施形態について説明する。
図1に示すように、ガンパイル工法(登録商標)は、岩盤11に対して、先端部が補強された中空状の鋼管杭12を振動機13で打設する。ガンパイル工法においては、振動機13で鋼管杭12に上下方向の振動を与えることで岩盤11を粉砕する。これとともに、鋼管杭12の内側に配設された供給路14を通じて鋼管杭12の先端部に低圧のジェット水を供給することで岩砕粉を除去しながら鋼管杭12を打設する。本実施形態において、打設後の鋼管杭12の中空部には、モルタルなどのセメント系材料からなるグラウト材が充填される。なお、必ずしも鋼管杭12の中空部にグラウト材を充填しなくてもよい。
【0010】
本実施形態の載荷試験方法は、上述したガンパイル工法により打設された鋼管杭12に対して、振動機13を加力装置として用いて行われる。振動機13を加力装置とすることで衝撃載荷試験に相当する載荷試験を行うことができる。
【0011】
振動機13は、ボックス15、把持部16、および、振動駆動源17を有している。
ボックス15は、例えば、図示されないクレーンなどにより吊り下げられている。把持部16は、ボックス15の下端部に支持されている。把持部16は、図示されない把持駆動源から駆動力が付与されることにより鋼管杭12を把持する。振動駆動源17は、ボックス15内に収容されている。本実施形態の振動駆動源17は電動式である。なお、振動駆動源17は油圧式であってもよい。振動駆動源17は、駆動されることにより把持部16を上下方向に振動させることで鋼管杭12を加力する。
【0012】
鋼管杭12には、歪み計測器18および加速度計測器19が取り付けられている。歪み計測器18は、振動機13から振動を与えられたときの鋼管杭12の歪みを計測する。加速度計測器19は、振動機13から振動を与えられたときの鋼管杭12の加速度を計測する。これら歪み計測器18および加速度計測器19の計測値は、解析システム20に入力される。解析システム20は、振動機13を加力装置として用いて行った鋼管杭12の載荷試験を解析するシステムである。載荷試験は、鋼管杭12の中空部にグラウト材が充填される前、あるいは、充填されたグラウト材が未硬化状態にあるときに行われる。
【0013】
図2に示すように、解析システム20は、情報処理装置21が主な構成要素とされている。
情報処理装置21は、各種情報を取得し、その取得した各種の情報、および、メモリーに記憶したプログラムや各種のデータに基づいて各種の処理を実行する。情報処理装置21は、ASIC等の1つ以上の専用のハードウェア回路、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、或いは、それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスして利用可能なあらゆる媒体を含む。
【0014】
情報処理装置21には、上述した歪み計測器18および加速度計測器19のほか、入力装置22と表示装置23とが電気的に接続されている。
入力装置22は、キーボードやポインティングデバイス等を備える。入力装置22は、各種情報や各種処理の実行指示等を情報処理装置21に入力する。
【0015】
表示装置23は、加速度計測器19の計測値や情報処理装置21が実行した各種処理の結果などを表示する。情報処理装置21は、処理部25およびデータ記憶部26を有する。
【0016】
処理部25は、各種処理を実行する。処理部25は、入力装置22において解析開始操作がなされると解析処理を実行する。
解析処理において、処理部25は、解析開始操作から所定の一定期間、歪み計測器18から入力される歪みε、および、加速度計測器19から入力される加速度aを、その取得タイミングごとに関連付けてデータ記憶部26に記憶する。処理部25は、その記憶した歪みεおよび加速度aを用いて、岩盤11の地盤抵抗Rsoilを算出する。本実施形態の処理部25は、岩盤11の静的抵抗成分Rwを除荷点法により算出し、その算出した静的抵抗成分Rwを地盤抵抗Rsoilとして算出する。
【0017】
除荷点法を用いた静的抵抗成分Rwの算出方法について説明する。
鋼管杭12に対して荷重Fが作用したとき、その荷重Fの反対方向へ、鋼管杭12の慣性抵抗成分Ra(=鋼管杭12の質量M×加速度a)、鋼管杭12の先端部が岩盤11から受ける静的抵抗成分Rwおよび動的抵抗成分Rvが生じる。一方、荷重Fによって下方へと変位した鋼管杭12が岩盤11に跳ね返されるとき、その鋼管杭12は、静止状態にある。すなわち、動的抵抗成分Rvが発生しない。こうしたことから、荷重Fから慣性抵抗成分Raを減算した値を岩盤11からの反力Fsoilとすると、鋼管杭12の最大変位時における反力Fsoilが静的抵抗成分Rwとなる。
【0018】
(載荷試験の手順)
載荷試験の手順について説明する。載荷試験に先立ち、情報処理装置21には、入力装置22を通じて鋼管杭12に関する対象情報が入力される。対象情報は、鋼管杭12のヤング率のほか、内径や外径、質量Mなど、鋼管杭12の機械的な特性を示す情報である。情報処理装置21の処理部25は、入力された対象情報をデータ記憶部26に記憶する。
【0019】
載荷試験は、支持層に到達する所定の深度まで鋼管杭12を打設したのち、ジェット水の供給を停止させた状態で行われる。載荷試験においては、まず、振動機13が駆動されたのち、入力装置22で解析開始操作がなされる。このように鋼管杭12の打設に使用していた振動機13を鋼管杭12に荷重Fを付与する加力装置として用いることで、例えばモンケンなど、試験のための加力装置が不要となる。
【0020】
入力装置22において解析開始操作がなされると、情報処理装置21の処理部25は、解析処理を開始する。解析処理において、処理部25は、歪みεと加速度aとをデータ記憶部26に記憶する。そして、処理部25は、データ記憶部26に記憶された歪みεと鋼管杭12のヤング率とに基づいて、各取得タイミングにおける鋼管杭12に作用する荷重Fを算出する、そして、処理部25は、その荷重F、鋼管杭12の質量M、および、加速度aを用いた除荷点法により静的抵抗成分Rwを算出する。
【0021】
図3(a)~図3(f)は実際に行った載荷試験の結果の一例を示すグラフである。
図3(a)に示すように、載荷試験において得られた加速度aは、短時間で大きく変化するスパイク的な挙動を示す。こうした加速度aのスパイク的な挙動は、岩盤11に打設された鋼管杭12に振動機13を加力装置として用いることによって得られるものである。図3(a)では、下向きの加速度aがマイナス値で示されている。
【0022】
図3(b)に示すように、速度は、加速度aを積分した値であることから、加速度aよりもなだらかな挙動を示す。
図3(c)に示すように、変位は、速度を積分した値であることから、速度よりもなだらかな挙動を示す。
【0023】
図3(d)に示すように、荷重Fは、加速度aほどではないが速度および変位よりもスパイク的な挙動を示す。
図3(e)に示すように、岩盤11からの反力Fsoilは、加速度aと同じようなスパイク的な挙動を示す。
【0024】
図3(f)は、岩盤11からの反力Fsoilを地盤抵抗として、地盤抵抗と鋼管杭12の変位との関係を示すグラフである。図3(f)では、下方への変位量をプラスで示している。地盤抵抗は、図3(d)に示すように、反力Fsoilから鋼管杭12の慣性抵抗成分Ra(=鋼管杭12の質量M×加速度a)を減算した値であることから、加速度aと同じようなスパイク的な挙動を示す。そして、最大変位時における最大値が静的抵抗成分Rw、すなわち地盤抵抗Rsoilとして算出される。
【0025】
こうした地盤抵抗Rsoilを算出する別の手法としてCASE法が知られている。CASE法は、入力波および反射波を計測し、その計測した入力波および反射波に基づいて地盤の全抵抗(静的抵抗成分Rw+動的抵抗成分Rv)を算出する。そして、その全抵抗から動的抵抗成分Rvを分離した静的抵抗成分Rwを地盤抵抗Rsoilとして算出する手法である。
【0026】
図3(g)には、図3(a)に示した加速度aをCASE法に適用して算出された岩盤11の反力Fsoilを示す。また、図3(h)には、地盤抵抗と鋼管杭12の変位量との関係を示す。図3(g)は図3(e)と同じスケール、図3(h)は図3(f)と同じスケールで示している。
【0027】
図3(g)および図3(h)に示すように、CASE法においては、反力Fsoilおよび地盤抵抗の挙動は、上記解析処理によって得られる反力Fsoilおよび地盤抵抗よりもなだらかなであった。これは、動的抵抗成分Rvが鋼管杭12の速度を用いて算出されるため、加速度aのスパイク的な挙動を反映することができないからである。その結果、CASE法によって算出される地盤抵抗Rsoilは、上記解析処理によって算出される地盤抵抗Rsoilよりも小さな値となった。
【0028】
本発明者らは、上記解析処理によって算出された地盤抵抗Rsoilについて、CASE法とは別の手法で算出された地盤抵抗Rsoilとの比較を行った。具体的には、PDA(Pile Driving Analyzer)を用いて算出された地盤抵抗Rsoilとの比較を行った。PDAは、衝撃載荷試験システム(Pile Dynamics,Inc.製)であり、地盤抵抗Rsoilを高い精度のもとで算出することができるシステムである。比較した結果、上記解析処理で算出される地盤抵抗RsoilがPDAで算出される地盤抵抗と略等しいことが確認された。
【0029】
本実施形態の効果について説明する。
(1)上述した載荷試験方法は、振動機13を用いて打設した鋼管杭12の載荷試験方法であって、鋼管杭12を上下方向に振動させることで岩盤11を粉砕するとともに鋼管杭12の中空部を通じて鋼管杭12の先端部にジェット水を供給して岩砕粉を除去しながら鋼管杭12を打設し、支持層に到達後に、ジェット水の供給を停止し、振動機13を加力装置として用いて鋼管杭12に振動を付与したときの鋼管杭12の加速度を取得し、その取得した加速度を用いて岩盤11の地盤抵抗Rsoilを算出する。
【0030】
これにより、例えばモンケンなどの加力装置を鋼管杭12に取り付ける工程や鋼管杭12の近傍に計測孔を形成する工程などが不要となる。その結果、載荷試験に係る手間やコストを抑えることができる。また、取り付けられる加力装置を待機させるスペースも必要ないため、現場のスペースを有効利用することができる。
【0031】
(2)上述した載荷試験方法では、鋼管杭12の加速度aを用いた除荷点法により、地盤抵抗Rsoilを算出する。これにより、岩盤11の地盤抵抗Rsoilを高い精度のもとで算出することができる。
【0032】
(3)鋼管杭12の中空部に未硬化状態のグラウト材があったとしても、鋼管杭12の振動がそのグラウト材に与える影響が小さい。このため、上述した載荷試験方法は、鋼管杭12の中空部に充填されたグラウト材が未硬化状態にあるときに行ってもよい。すなわち、載荷試験工程とグラウト材充填工程とを同時期に行ってもよい。これにより、載荷試験に係るコストをより抑えることができる。
【0033】
以上、本発明に係る載荷試験方法および解析システムの一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0034】
・載荷試験を行うタイミングは、グラウト材の充填前であってもよいし、グラウト材の硬化後であってもよい。
・地盤抵抗Rsoilの算出方法は、加速度計測器19が計測したスパイク的な挙動を示す加速度aそのものを用いて地盤抵抗Rsoilを算出する方法であればよく、除荷点法に限られない。
【符号の説明】
【0035】
11…岩盤、12…鋼管杭、13…振動機、14…供給路、15…ボックス、16…把持部、17…振動駆動源、18…歪み計測器、19…加速度計測器、20…解析システム、21…情報処理装置、22…入力装置、23…表示装置、25…処理部、26…データ記憶部
図1
図2
図3