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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022015442
(43)【公開日】2022-01-21
(54)【発明の名称】塗料ミスト捕集装置
(51)【国際特許分類】
   B01D 45/08 20060101AFI20220114BHJP
【FI】
B01D45/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020118282
(22)【出願日】2020-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】391022658
【氏名又は名称】パーカーエンジニアリング株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095245
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 嘉彦
(72)【発明者】
【氏名】渡部 隆郁
(72)【発明者】
【氏名】畠山 俊彦
(72)【発明者】
【氏名】奥村 チエリ
(72)【発明者】
【氏名】守中 隆治
(72)【発明者】
【氏名】山本 高弘
【テーマコード(参考)】
4D031
【Fターム(参考)】
4D031AB02
4D031AB22
4D031AB25
4D031AB28
4D031CA01
4D031DA04
4D031EA01
(57)【要約】
【課題】 板部材で構成された乾式の塗料ミスト捕集装置であって、複雑な折り曲げ工程を経ることなく構成された、且つ塗料ミスト捕集効率の高い、塗料ミスト捕集装置を提供する。
【解決手段】 複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板が、複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の横板に、自身のスリットを横板のスリットに整合させて差し込まれ、前記複数の縦板と前記複数の横板とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成され、前記格子構造体が箱体に収納され、横板の開口に対峙する箱体の一対の側壁の一方に入口開口が形成され他方に出口開口が形成され、横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板が、複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の横板に、自身のスリットを横板のスリットに整合させて差し込まれ、前記複数の縦板と前記複数の横板とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成され、前記格子構造体が箱体に収納され、横板の開口に対峙する箱体の一対の側壁の一方に入口開口が形成され他方に出口開口が形成され、横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されていることを特徴とする塗料ミスト捕集装置。
【請求項2】
前記表面処理は低内部密度シートの貼付による吸着力増加処理であることを特徴とする請求項1に記載の塗料ミスト捕集装置。
【請求項3】
前記表面処理は防滑塗料の塗布又は目粗し加工による表面粗度増加処理であることを特徴とする請求項1に記載の塗料ミスト捕集装置。
【請求項4】
複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第1横板と、複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第2横板と、複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板とを備え、第1横板と第2横板とが隙間を隔てて交互に配設されて横板集合体を形成し、横板集合体内において第2横板の隣接する細長開口の間の部位が第1横板の細長開口に対峙すると共に第2横板の細長開口が第1横板の隣接する細長開口の間の部位に対峙し、複数の縦板が隙間を隔てて配設されて縦板集合体を形成し、縦板集合体が自身のスリットを横板集合体のスリットに整列させて横板集合体に差し込まれ、横板集合体と縦板集合体とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の塗料ミスト捕集装置。
【請求項5】
横板と縦板とが協働して形成する格子構造体は、折り畳み可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の塗料ミスト捕集装置。
【請求項6】
横板と縦板と箱体とは板紙で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の塗料ミスト捕集装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は塗装ブースに配設される塗料ミスト捕集装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば文献1に開示されているように、塗装ブースから吸引した排気を水と共にベンチュリーに導き、ベンチュリーで霧化した水の微粒子で排気中に含まれる塗料ミストを捕捉する湿式の塗料ミスト捕集装置が従来から広く使用されている。
湿式の塗料ミスト捕集装置に対し、板部材に排気を衝突させて塗料ミストを捕捉する乾式の塗料ミスト捕集装置が近年使用されるようになった。乾式の塗料ミスト捕集装置は、循環水ポンプの駆動電力を必要としない点で、従来の湿式塗料ミスト捕集装置に比べて省エネを実現できるという利点がある。
特許文献2は、多数の開口が形成された板部材を複雑に折り曲げて形成した乾式の塗料ミスト捕集装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3193511号公報
【特許文献2】特許第6475241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2の複雑に折り曲げて形成する乾式の塗料ミスト捕集装置には、折り曲げの手順や方向を間違えると所期の形状が得られないという問題がある。また、対向する板部材の開口が正対しているので、塗装ブース排気と板部材との衝突回数が少なく塗料ミスト捕集効率が悪いという問題もある。
本発明は板部材で構成された乾式の塗料ミスト捕集装置であって、複雑な折り曲げ工程を経ることなく構成された、且つ塗料ミスト捕集効率の高い、塗料ミスト捕集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明においては、複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板が、複数の開口と前記開口を間に挟んで周縁から延在する複数のスリットとが形成された複数の横板に、自身のスリットを横板のスリットに整合させて差し込まれ、前記複数の縦板と前記複数の横板とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成され、前記格子構造体が箱体に収納され、横板の開口に対峙する箱体の一対の側壁の一方に入口開口が形成され他方に出口開口が形成され、横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されていることを特徴とする塗料ミスト捕集装置を提供する。
開口とスリットとが形成された複数の縦板が、開口とスリットとが形成された複数の横板に、自身のスリットを横板のスリットに整合させて差し込まれて形成された塗料ミスト捕集装置は、複雑な折り曲げ工程を経ることなく構成されている。
格子構造体内に屈曲した空気通路が形成されているので、塗装ブース排気は屈曲した空気通路を通過する。この結果、塗装ブース排気と横板、縦板との衝突回数が増加し、塗料ミスト捕集効率が向上する。
横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されているので、塗料ミスト捕集効率が向上する。
【0006】
本発明の好ましい態様においては、前記表面処理は低内部密度シートの貼付による吸着力増加処理である。
本発明の好ましい態様においては、前記表面処理は防滑塗料の塗布又は
目粗し加工による表面粗度増加処理である。
吸着力増加処理や表面粗度増加処理を施すことにより、塗料ミスト捕集効率が向上する。
本発明の好ましい態様においては、塗料ミスト捕集装置は、複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第1横板と、複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第2横板と、複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板とを備え、第1横板と第2横板とが隙間を隔てて交互に配設されて横板集合体を形成し、横板集合体内において第2横板の隣接する細長開口の間の部位が第1横板の細長開口に対峙すると共に第2横板の細長開口が第1横板の隣接する細長開口の間の部位に対峙し、複数の縦板が隙間を隔てて配設されて縦板集合体を形成し、縦板集合体が自身のスリットを横板集合体のスリットに整列させて横板集合体に差し込まれ、横板集合体と縦板集合体とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成されている。
上記構成により、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成される。
本発明の好ましい態様においては、横板と縦板とが協働して形成する格子構造体は、折り畳み可能である。
縦板が横板に差し込まれた格子構造体は、接着等の固着部がないので、容易に折り畳むことができ、また折り畳んだ状態から立体構造に容易に復元できる。折り畳むことにより、塗料ミスト捕集装置の搬送が容易になる。
本発明の好ましい態様においては、横板と縦板と箱体とは板紙で形成されている。
ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で構成した塗料ミスト捕集装置は軽いので搬送が容易であり、また使用後の処理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置の外観斜視図である。(a)は格子構造体を示し、(b)は箱体を示す。
図2】本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置が備える第1横板の正面図である。
図3】本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置が備える第2横板の正面図である。
図4】本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置が備える横板集合体の正面図である。
図5】本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置が備える縦板の第1部分と2部分の正面図である。
図6】第1部分と2部分とで形成された縦板の正面図である。
図7】屈曲した排気通路を示す本発明の実施例に係る塗装ミスト除去装置の部分平断面図である。
図8】折り畳む過程を示す、格子構造体の上面図である。(a)は折り畳み過程の初期状態を示し、(b)は折り畳み過程の終期状態を示す。
図9】横板集合体に隣接して配設する板状のフィルターの外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すように、本発明の実施例に係る乾式の塗料ミスト捕集装置1は、3枚の第1横板2aと、3枚の第2横板2bと、10枚の縦板3とで構成された格子構造体4と、対向する側面に入口開口5a、出口開口5bが形成された箱体5とを備えている。格子構造体4が箱体5に収納されて塗料ミスト捕集装置1が形成される。
図2に示すように、第1横板2aは、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する5つの細長開口2aと、細長開口2aを間に挟んで細長開口2aの長手方向一端側の周縁と長手方向他端側の周縁とから細長開口2aの長手方向延在長の途中まで延びる複数のスリット2aとが形成された、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の矩形板紙で形成されている。
図3に示すように、第2横板2bは、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する4つの細長開口2bと、細長開口2bを間に挟んで細長開口2bの長手方向一端側の周縁と長手方向他端側の周縁とから細長開口2bの長手方向延在長の途中まで延びる複数のスリット2bとが形成された、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の矩形板紙で形成されている。
図1から分かるように、第1横板2aと第2横板2bとが隙間を隔てて交互に配設されて横板集合体2’を形成している。図4に示すように、横板集合体2’内において、第2横板2bの隣接する細長開口2bの間の部位が第1横板2aの細長開口2aに対峙すると共に、第2横板2bの細長開口2bが第1横板2aの隣接する細長開口2aの間の部位に対峙している。開口2a、2bを正面から見た時に、図4に示すように、スリット2aとスリット2bとは重畳している。
【0009】
図5に示すように、縦板3は、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する5つの細長開口3aと、細長開口3aを間に挟んで細長開口3aの長手方向一端側の周縁から細長開口3aの長手方向延在長の途中まで延びる複数のスリット3aとが形成された、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の矩形板紙で形成された第1部分3aと、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する5つの細長開口3bと、細長開口3bを間に挟んで細長開口3bの長手方向一端側の周縁から細長開口3bの長手方向延在長の途中まで延びる複数のスリット3bとが形成された、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の矩形板紙で形成された第2部分3bとで構成されている。第1部分3aと第2部分3bとは対称形状に形成されている。図1、6に示すように、第1部分3aと第2部分3bとが、前記一端側の周縁を互いに当接させて、縦板3を形成している。
図1から分かるように、10枚の縦板3の第1部分3aが隙間を隔てて配設されて第1縦板集合体3’を形成し、10枚の縦板3の第2部分3bが隙間を隔てて配設されて第2縦板集合体3”を形成している。
【0010】
図1に示すように、第1縦板集合体3’が自身のスリット3aを横板集合体2’のスリット2a、2bに整列させて、細長開口2a、2bの長手方向一端側の周縁から横板集合体2’に差し込まれ、第2縦板集合体3”が自身のスリット3bを横板集合体2’のスリット2a、2bに整列させて、細長開口2a、2bの長手方向他端側の周縁から横板集合体2’に差し込まれており、横板集合体2’と第1縦板集合体3’と第2縦板集合体3”とが協働して、3枚の第1横板2aと、3枚の第2横板2bと、10枚の縦板3とで構成された格子構造体4を形成している。格子構造体4内に、横板集合体2’、第1縦板集合体3’、第2縦板集合体3”を構成する板紙間の隙間と開口2a、2b、3a、3bとによって屈曲した空気通路が形成されている。
前記格子構造体4が、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で形成された箱体5に収納されて塗料ミスト捕集装置1が構成されている。箱体5の互いに正対する側面に形成された入口開口5a、出口開口5bが、格子構造体4の細長開口2a、2bに対峙している。
第1横板2aと第2横板2bの入口開口5aへ差し向けられた面と、縦板3の両面と、箱体5の内面とに、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されている。具体的には、不織布やコットン紙等の低内部密度シートの貼付による吸着力増加処理、或いは防滑塗料の塗布や目粗し加工等の表面粗度増加処理が施されている。
【0011】
塗料ミスト捕集装置1の作動と作用効果とを説明する。
図示しない塗装ブースの排気が、入口開口5aを通って箱体5へ流入し、更に図1に白抜き矢印で示す排気流を形成して格子構造体4に流入し、図7に示すように、横板集合体2’、第1縦板集合体3’、第2縦板集合体3”を構成する板紙間の隙間と開口2a、2b、3a、3bとが形成する屈曲した空気通路を通過し、出口開口5bを通って箱体5から流出する。前記屈曲した空気通路を通過する際に、横板2a、2bの開口2a、2bに挟まれた部位や、縦板3a、3bの開口3a、3bに挟まれた部位に塗装ブースの排気が衝突し、前記部位に塗料ミストが付着して、塗料ミストが捕集される。塗料ミストが除去された塗装ブースの排気が塗料ミスト捕集装置1から排出される。
塗料ミスト捕集装置1においては、開口2a、2bとスリット2a、2bとが形成された横板2a、2bに開口3a、3bとスリット3a、3bとが形成された縦板3a、3bを、互いのスリットを整列させて差し込むことにより、複雑な折り曲げ工程を経ることなく塗料ミスト捕集装置が構成されている。
塗装ブース排気が屈曲した空気通路を通過するので、塗装ブース排気と横板2a、2b、縦板3a、3bとの衝突回数が増加し、塗料ミスト捕集効率が向上している。
開口2a、2b1、3a、3bを細長開口としたので、小開口を整列して複数設ける場合に比べて横板2a、2b、縦板3a、3bの構成が簡素化されると共に、空気抵抗が低減してミスト捕集効率が向上している。
第1横板2aと第2横板2bの入口開口5aへ差し向けられた面と、縦板3の両面と、箱体5の内面とに、不織布やコットン紙等の低内部密度シートの貼付による吸着力増加処理、或いは防滑塗料の塗布や目粗し加工等の表面粗度増加処理を施したので、塗料ミスト捕集効率が向上している。
第1部分3’と第2部分3”とで構成される縦板集合体が横板集合体2’に差し込まれた格子構造体4は、接着等の固着部がないので、図8(a)、(b)に示すように、容易に折り畳むことができ、また折り畳んだ状態から立体構造に容易に復元できる。格子構造体4と箱体5とを折り畳むことにより、塗料ミスト捕集装置1の搬送が容易になる。
ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で構成した塗料ミスト捕集装置1は軽いので搬送が容易であり、また使用後の処理が容易である。
図9に示すような、適当な板状のフィルター6を、箱体5内に且つ横板集合体2’の塗装ブース排気流に関して下流側端面を形成する横板2bに隣接して、配設しても良い。
格子構造体に加えてフィルター6を配設することにより、塗料ミスト捕集効率が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、乾式の塗料ミスト捕集装置に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0013】
1 塗料ミスト捕集装置
2a 第1横板
2b 第2横板
2’横板集合体
3 縦板
3a 縦板の第1部分
3b 縦板の第2部分
3’第1縦板集合体
3” 第2縦板集合体
4 格子構造体
5 箱体
5a 入口開口
5b 出口開口
6 フィルター
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9