(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022015460
(43)【公開日】2022-01-21
(54)【発明の名称】トレーニング補助具
(51)【国際特許分類】
A63B 21/06 20060101AFI20220114BHJP
A63B 23/00 20060101ALI20220114BHJP
【FI】
A63B21/06
A63B23/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020118310
(22)【出願日】2020-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】518386438
【氏名又は名称】有限会社エール
(74)【代理人】
【識別番号】110003155
【氏名又は名称】特許業務法人バリュープラス
(72)【発明者】
【氏名】河田 信介
(57)【要約】
【課題】設置場所の柔軟性が高く、目的とする筋肉のみを鍛えることができるトレーニング補助具を提供する。
【解決手段】トレーニング補助具1は、外部構造に取り付けられる基板2と、一端が基板2に設けられ、他端に負荷体を取り付けるための接続部5が設けられると共に把持部を有する2本のトレーニングバー4,4とを備え、トレーニングバー4,4の一端は、可動部6を介して各々の他端が互いに特定方向に可動するよう基板2に設けた構成である。
【効果】トレーニングバーの支点が可動部で許容する決まった軌道でしか可動しないので、目的とする筋肉だけを効率的に鍛えることができる。また、本発明は、大掛かりな別途の専用のトレーニングマシンを必要としない。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部構造に取り付けるための取付部を有する基板と、この基板に一端が設けられ、他端には負荷機構又は他の負荷体を設けるための接続部が設けられると共に把持部を有する2本一対のトレーニングバーとを備え、前記トレーニングバーのそれぞれの一端は、可動部を介して少なくとも各々の他端が互いに特定方向に可動するように前記基板に設けられていることを特徴とするトレーニング補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設置場所の柔軟性が高く、目的とする筋肉のみを鍛えることができるトレーニング補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ケーブルクロスオーバーマシンは、主に大胸筋下部の内側に強い刺激を与えるウェイトトレーニングの一種であるケーブルクロスオーバーを行うため、支柱や支持梁で構成されるフレームと、重量(負荷)が可変とされたウェイトと、このウェイトに一端が接続され、他端に使用者の把持部が設けられたケーブルと、を備えた構成とされている。
【0003】
ケーブルクロスオーバーマシンを用いた基本的なトレーニングでは、上記のように大胸筋下部の内側、広背筋上部と大円筋にも負荷をかけることができ、また、ベントオーバー・ケーブル・クロスオーバーでは、大胸筋の内側に負荷が集中するほか、三角筋と前鋸筋、小胸筋にも負荷をかけることができる。
【0004】
しかしながら、ケーブルクロスオーバーマシンは、使用者が把持してウェイトを上げ下げするためのケーブルが線状のワイヤーであるため、フレームから使用者の手までにおけるケーブルが自由に動き、特にフレームにおけるケーブルの支点が自由過ぎて、腕や身体の正しい軌道ではない動きに応じてしまい、結果、目的とする筋肉が鍛えられないといった不具合がある。
【0005】
例えば、特許文献1(実開平7-12157号公報)や特許文献2(特開2006-122500号公報)に示されるトレーニングマシンや、肩の筋肉トレーニングのために使うスタンディングラテラルレイズマシンでは手で把持する部分からフレームまでがケーブルではなくアームとなっているので、このアームで規定される動きしかできない構造となっているものの、特定の筋肉を鍛える専用のトレーニングマシンであるために、トレーニング毎に別途専用のトレーニングマシンが必要となると共に、これらマシンの設置スペースが必要となるといった不具合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平7-12157号公報
【特許文献1】特開2006-122500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする問題は、ケーブルを使ったトレーニングマシンでは目的とする筋肉のみを鍛えるには適さない場合があり、また、そのために別の専用のトレーニングマシンを用意するとしても設置場所が必要となるといった点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、外部構造に取り付けるための取付部を有する基板と、この基板に一端が設けられ、他端には負荷機構又は他の負荷体を設けるための接続部が設けられると共に把持部を有する2本一対のトレーニングバーとを備え、前記トレーニングバーのそれぞれの一端は、可動部を介して少なくとも各々の他端が互いに特定方向に可動するよう基板に設けられていることを主要な特徴とした。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、取付部により、例えばケーブルクロスオーバーマシンのフレームに存在する上方の左右に延びた支持梁や、各種の既設トレーニングマシンの構造の一部、あるいは室内の構造、例えば扉の上縁などに、基板を取り付けて、トレーニングバーの他端に設けた接続部に負荷体を設けてセットアップすることができる。なお、負荷体は、例えば各種トレーニングマシンであればウェイト、例えばトレーニングマシンに取り付けない場合であればバーベル、水の入ったペットボトルがこれに相当する。
【0010】
そして、本発明は、トレーニングバーの基板側の一端、つまりトレーニングバーの支点が可動部で許容する決まった軌道でしか可動しないので、目的とする筋肉だけを効率的に鍛えることができる。また、本発明は、大掛かりな別途の専用のトレーニングマシンを必要としないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明のトレーニング補助具の構成を示す斜視図である。
【
図2】本発明のトレーニング補助具における可動部であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面、(d)はトレーニングバーを仮想線(二点鎖線)で表して可動領域を示す正面図、である。
【
図3】本発明のトレーニング補助具におけるトレーニングバーの接続部と使用者が把持する把持部の変形例を示す斜視図である。
【
図4】(a)は本発明のトレーニング補助具におけるトレーニングバーの他端の軌道を、(b)はケーブルクロスオーバーマシンにおけるケーブルの他端の軌道を、それぞれ示す図である。
【
図5】本発明のトレーニング補助具をケーブルクロスオーバーマシンに取り付けた状態を示す図である。
【
図6】ケーブルクロスオーバーマシンを示す図である。
【
図7】(a)(b)は、本発明のトレーニング補助具をケーブルクロスオーバーマシンに取り付けて大胸筋のトレーニングを行う状況を示す図である。
【
図8】(a)(b)は、本発明のトレーニング補助具をケーブルクロスオーバーマシンに取り付けて三角筋のトレーニングを行う状況を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、ケーブルを使ったトレーニングマシンでは目的とする筋肉のみを鍛えるには適さない場合があり、また、そのために別のトレーニングマシンを用意するとしても設置場所が必要となるという不具合を、外部構造に取り付けるための取付部を有する基板と、この基板に一端が設けられ、他端には負荷機構又は他の負荷体を設けるための接続部が設けられると共に把持部を有する2本一対の棒状のトレーニングバーとを備え、前記トレーニングバーのそれぞれの一端は、可動部を介して少なくとも各々の他端が互いに特定方向に可動するように前記基板に設ける構成とすることで改善した。
【0013】
本発明において、取付部は、基板が外部構造(例えばケーブルクロスオーバーマシンを含む)に取り付けられる構成となっていれば良く、基板と一体であっても別の部材であっても特に限定しない。また、基板は、板状で取付部や可動部(を介したトレーニングバー)を取り付けることができれば材質や寸法を特に限定しない。さらに、接続部は負荷体を取り付けることができれば特に限定しないが、容易に負荷体が外れてしまうものは避けるべきである。負荷体は重量物、あるいは筋力に負荷をかけることのできる機構であれば良く、特に限定しない。
【0014】
トレーニングバーは、負荷体と使用者の例えば手の動きでしなったりせず、かつ負荷体と手の動きの相対的な荷重に耐えうるものを採用する。すなわち、トレーニングバーは負荷体の荷重(負荷)を直接的に鍛えようとする筋肉に向けて(どこにも緩衝されることなく)伝達されることが望ましい。トレーニングバーは、2本一対の棒状で、一端がそのまま把持部を兼ねる構成であっても良く、把持部を別の部材で取り付けても良い。
【0015】
可動部は、ケーブルと異なり支点が自由に動くことは規制するが、トレーニングバーの可動支点における特定の可動は許容する。つまり、可動部は少なくとも、トレーニングバーの他端同士(使用者が把持する側)を例えば「ハ」字に接近・離間の領域の可動を許容する。なお、可動部は、前記可動領域(これを左右とした場合)に加え、例えば前後の領域に移動するようにしてもよい。
【実施例0016】
以下、本発明の一実施例について
図1~
図7を参照して説明する。1は、本発明のトレーニング補助具であり、概略構成としては、次の要素を備えている。2は、例えば鉄製の板を採用した基板である。3は、外部構造(後述)に基板2を取り付けるための取付部である。4は、2本一対の棒材でなり、基板2にそれぞれの一端が設けられたトレーニングバーである。5は、トレーニングバー4のそれぞれの他端に負荷機構(後述)又は他の負荷体(後述)を設けるための接続部である。6は、トレーニングバー4の各々の一端を基板2に取り付けると共に、トレーニングバー4のそれぞれの一端を一定の領域にのみ可動させるための可動部である。
【0017】
基板2は、適当な縦×横×厚み寸法(本実施例では約300mm×約150mm×約5mm)の鉄板を採用している。なお、寸法に関しては特に限定はしないが、外部構造に取り付ける場合を想定すると、過剰な重量となるような大きさ、厚みとするべきではない。一方で、基板2は、激しいトレーニングで該基板2がしなったり、割れたりして破損することを防止できる耐久性を有することと、可動部6による安定したトレーニングバー4の取り付けを確保すると共に、過酷なトレーニングバー4の一端における可動で該可動部6や取付部3が基板2から外れてしまったりすることがないよう考慮されているとよい。
【0018】
取付部3は、本実施例の場合、基板2の縦寸法における一端部(これを上とする)に設けられた2箇所の「逆U」字状の引掛部3a,3aにより構成される。取付部3は、この引掛部3a,3aにより直接、ケーブルクロスオーバーマシン(外部構造)の上部の支持梁に引っ掛けてもよいが、
図1に示すように、例えば、ロープLや、バーBを引掛部3a,3aに引っ掛けてから該ロープL、バーBを用いて間接的に外部構造に取り付けるようにしてもよい。
【0019】
トレーニングバー4,4は、
図1においては、適当な寸法の直線の棒状(例えば本例では直径30mm×長さ950mmの金属管)のものを示している。なお、トレーニングバー4,4の寸法は任意であるが、しなったり曲がったりしない材質、寸法とすることが必須条件となる。トレーニングバー4,4のそれぞれの一端が可動部6,6を介して各々基板2に取り付けられ、他端が使用者の把持する部位となり、この端部に接続部5が設けられている。使用者が把持する部位には、例えば滑り止めのゴムを巻いておくとよい。
【0020】
また、トレーニングバー4,4は
図1では直線のものを示しているが、例えば使用者がトレーニングしやすいように、使用者の把持する部位だけ若干の角度(「く」字状)をつけておいてもよい。
【0021】
接続部5は、
図1ではトレーニングバー4,4の他端の端面に該トレーニングバー4,4の軸方向と直交する方向に接続孔5a,5aを形成し、ここにカラビナ5b,5bを設けた構成としている。このように接続部5を構成することで、
図1に示すように、例えばケーブルクロスオーバーマシンのケーブルの先端を取り付けたり、紐で括ったバーベルGを取り付けたりすることができる。
【0022】
なお、接続部5は、トレーニングバー4の本体に把持部を構成する別の部材を取り付けて、例えば
図3のように構成してもよい。
図3ではトレーニングバー4の本体に対して角度を付けて棒状の把持部4aを設け、この把持部4aの把持する側と反対の先端に上記同様のカラビナ5bを備えた接続部5を構成している。トレーニングの種類によっては1本の棒で構成されるトレーニングバー4が動作の支障になることがあるが、こうすることでトレーニングの邪魔になることがなく、適用できるトレーニングの種類が豊富になる。
【0023】
可動部6は、本実施例では、トレーニングバー4,4を基板2に取り付けると共に、該トレーニングバー4,4を「ハ」字状に、他端を接近・離間させるよう可動させる。本実施例では、可動部6は
図2に示すように、例えば市販のキャスターを用いており、車輪を取り外して代わりにトレーニングバー4,4の一端をねじ止めしている。
【0024】
可動部6は、基板2に取り付けられる取付座6aと、この取付座6aに旋回部6bを介して設けられるフォーク(本体とも言う)6cとからなる。取付座6aとフォーク6cとは枢支軸6dにより互いに軸回転自在とされ、枢支軸6dの両端をかしめることで両者を一体としている。また、旋回部6bは、取付座6aとフォーク6cにおける周縁のそれぞれが対向する面に凹溝が形成されて、ここに鋼球(不図示)が挿入されてなる。
【0025】
また、可動部6は、フォーク6cとトレーニングバー4の取付手法として、フォーク6cとトレーニングバー4を貫通する軸を該フォーク4で枢支(軸受)する構成とすれば、トレーニングバー4を「ハ」字状だけでなく、これを左右とした場合に前後にも可動させることができる。ただし、トレーニングバー4の可動部6における支点の可動領域を増やすと結局自由度が増し、ケーブルと同様に軌道が定まらないこととなるので、許容される自由度としては左右と前後だけとすることが望ましい。
【0026】
以上の構成とされた本発明のトレーニング補助具1は、次のようにして使用する。本実施例では、上記のとおり、外部構造を
図5及び
図6に示すケーブルクロスオーバーマシン11としてこれに取り付ける場合で説明する。
【0027】
図5及び
図6に示すケーブルクロスオーバーマシン11は、支柱11aや支持梁11bで構成されるフレーム11Aと、重量(負荷)が可変とされたウェイト11Bと、このウェイト11Bに一端が接続され、他端に使用者の把持部が設けられたケーブル11Cと、を備えている。なお、
図5では本発明のトレーニング補助具1を取り付けた状態を示している。
【0028】
本実施例において、本発明のトレーニング補助具1は、取付部3の引掛部3aをケーブルクロスオーバーマシン11の上部の支持梁11bに引っ掛けて取り付ける。そして、トレーニングバー4の接続部5のカラビナ5bにケーブルクロスオーバーマシン11におけるケーブル11Cの一端を接続する。なお、ケーブル11Cの他端はウェイト11Bに接続しておく。
【0029】
図5の状況において、ケーブルクロスオーバーという主に大胸筋を鍛えるトレーニングを行う場合、
図7(a)に示すように、トレーニングバー4の把持部分を両手に持ち、背中の自然なアーチをつくりながらやや前傾姿勢をとって、肘を軽く曲げた状態で両腕を肩の高さに構える。
【0030】
図7(a)に示す状態から、肘の角度を変えずに両腕を下げ、両腕が体の横に近づいたら、腕をやや前方に持っていき、
図7(b)に示すように、両腕が合わさるか少しクロスするまで引き寄せ、この位置で一旦静止する。その後、ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻る。これを繰り返す。
【0031】
このとき、従来のケーブルクロスオーバーマシン11だけで上記トレーニングを行うと、
図4(b)に示すように、腕(手)の動きに連動するケーブル11Cの可動支点に何らの規制がないので、ケーブル11Cの一端(把持した部分)の軌道が定まっておらず、曲折している。この結果、目的とする筋肉以外の筋肉が鍛えられてしまってトレーニング上のロスが生じる。
【0032】
一方、本発明のトレーニング補助具1を用いて上記トレーニングを行うと、
図4(a)に示すように、トレーニングバー4が棒状部材であると共に可動部6が該トレーニングバー4の余計な動きを規制するので、軌道が定まり、直線状となる。この結果、目的とする筋肉のみが効果的に鍛えられる。
【0033】
さらに、ラテラルレイズ(サイドレイズ)という三角筋、肩や胸の筋肉を鍛えるトレーニングを、専用のラテラルレイズマシンを用いずに、ケーブルクロスオーバーマシン11に本発明のトレーニング補助具1を取り付けて行う場合について説明する。
【0034】
図5に示したとおり、本発明のトレーニング補助具1をケーブルクロスオーバーマシン11に取り付けた状況は上記と同様であるが、この例では、
図3に示す把持部4aを取り付けたトレーニングバー4を用いる点が異なる。
【0035】
また、本例の場合は、トレーニングバー4が使用者の前方に、把持部4aが後方に位置し、トレーニングバー4に対して把持部4aが約90°の角度を有して取り付けられている。そして、ケーブルクロスオーバーマシン11のケーブル11Cは、トレーニングバー4の下端に交差させた状態で取り付ける。
【0036】
上記の状態で、
図8(a)に示すように、スタンディングで脇を軽く締めて肘を90°程度曲げて手を前に突き出し、このとき、前腕部分が把持部4aに沿うようにしてトレーニングバー4を把持する。
【0037】
図8(a)に示す状態から、肘の角度を変えずに脇を開くように、肘が肩の高さとなるまで上腕を身体の側方にゆっくりと上げ、
図8(b)の状態とし、この位置で一旦静止する。その後、ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻る。これを繰り返す。このとき、トレーニングバー4の操作は腕の力に頼らず、肩の上げ下げの動きに追従するように操作することでトレーニングが効果的に行える。
【0038】
なお、本発明のトレーニング補助具1を用いたスタンディングラテラルレイズ(トレーニング)は、上記ではケーブルクロスオーバーマシン11に取り付けて行ったが、これに代えて、本発明のトレーニング補助具1をどこか屋内の上方の荷重に耐えうる横桟や家具などに取り付けて、ケーブル11Cの代わりに例えばバーベルGや水の入ったペットボトルを掛けて行うこともできる。
【0039】
以上のとおり、本発明は、余計な筋肉を鍛えることなく、目的とする筋肉のみを効果的に鍛えることができる。また、本発明は、例えばケーブルクロスオーバーマシンがあれば、スタンディングラテラルレイズマシン(ケーブルではなくアームとされた構成)やラテラルレイズマシンを別途で購入、設置しなくても同等のトレーニングが行える。さらに、本発明は、例えばケーブルクロスオーバーマシンといったトレーニング専用マシンがなくとも、そういった専門マシンを使ったのと同等のトレーニングが行える。