(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022154865
(43)【公開日】2022-10-13
(54)【発明の名称】画面生成支援プログラム、装置、及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/14 20060101AFI20221005BHJP
G06F 3/04845 20220101ALI20221005BHJP
G05B 19/418 20060101ALI20221005BHJP
【FI】
G06F3/14 310C
G06F3/14 320A
G06F3/0484 150
G05B19/418 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021058122
(22)【出願日】2021-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小山 健児
(72)【発明者】
【氏名】宮原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】塩入 裕太
【テーマコード(参考)】
3C100
5B069
5E555
【Fターム(参考)】
3C100AA18
3C100AA29
3C100AA38
3C100BB15
3C100BB33
5B069AA01
5B069AA02
5B069AA15
5B069DD15
5B069FA01
5B069FA04
5E555AA07
5E555AA09
5E555AA28
5E555BA01
5E555BA69
5E555BB01
5E555BC08
5E555BC19
5E555BE09
5E555CA24
5E555CB02
5E555CB74
5E555CC19
5E555DB03
5E555DB41
5E555DB53
5E555DB56
5E555DC13
5E555DC15
5E555DC18
5E555DC63
5E555DD05
5E555DD06
5E555EA09
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】階層的にデータを表示する画面の生成において、階層間の関係性の登録誤りを抑制するように支援する。
【解決手段】画面生成支援装置は、工場入力画面70において、工場に含まれる生産ライン数を受け付け、生産ライン入力画面80において、各生産ラインに含まれる設備数を受け付け、工場画面を生成するための工場テンプレート21Aと、生産ライン画面を生成するための、生産ライン数分の生産ラインテンプレート21Bとを対応付け、各生産ラインテンプレート21Bと、設備数分の設備テンプレート21Cとを対応付け、各テンプレートの予め設定された領域に、設備に関するデータを表示することにより各画面を生成し、その際、上位層のテンプレートには、下位層の要素数分の画面に表示したデータの集計値を表示する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援プログラムであって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付け、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付け、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための画面生成支援プログラム。
【請求項2】
前記第2の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面に、前記要素数分の入力領域を設ける請求項1に記載の画面生成支援プログラム。
【請求項3】
前記データの集計値は、前記要素数分の前記第2の階層のデータの合計又は平均である請求項1又は請求項2に記載の画面生成支援プログラム。
【請求項4】
前記第1の階層の画面には、前記第2の階層の各要素に対応した前記第2の階層の画面へ遷移するためのリンクが含まれる請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の画面生成支援プログラム。
【請求項5】
前記データを階層的に表示する画面が、工場の各生産ラインに含まれる各設備に関するデータを表示するための画面の場合において、
前記工場の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記工場に含まれる生産ライン数を受け付け、
前記生産ラインの各々の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記生産ラインの各々に含まれる設備数を受け付ける
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の画面生成支援プログラム。
【請求項6】
前記工場の画面に表示されるデータは、前記生産ライン数分の前記生産ラインの画面に表示されるデータの集計値であり、
前記生産ラインの画面の各々に表示されるデータは、各生産ラインに対応する前記設備数分の前記設備の画面に表示されるデータの集計値である
請求項5に記載の画面生成支援プログラム。
【請求項7】
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援装置であって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付ける受付部と、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付ける対応付け部と、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する生成部と、
を含む画面生成支援装置。
【請求項8】
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援方法であって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付け、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付け、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する
ことを含む処理をコンピュータが実行する画面生成支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、画面生成支援プログラム、画面生成支援装置、及び画面生成支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、データに対して、階層的に監視、管理、解析等を行うための画面を生成する技術が存在する。例えば、工場内の各設備に関するデータを収集し、収集したデータを、工場の設備群の構成に合わせて解析し、解析結果を表示する場合等である。この場合、工場には複数の生産ラインがあり、各生産ラインには複数の設備が設置されるため、各設備に関するデータは、工場、生産ライン、及び設備の階層構造で扱うことが可能なデータとなる。
【0003】
データを階層的に処理する技術として、例えば、階層的に分類された各項目のコード体系を定義してファイル化する場合に、簡単な操作にてコード体系全体の階層構造を把握しながらデータ入力を行ってファイル化するファイル作成システムが提案されている。このシステムでは、基本項目の入力部に階層数を含む基本項目の入力を行い、入力された基本項目に基づいて各階層からなる見出し枠が画面上に描画され、この各階層の見出し枠の中で最下位層を包含する上位階層を指定する。これにより、指定された上位階層に属する各項目のレコードを入力するための入力枠が画面上に階層的に描画される。そして、これらの入力枠に各階層に対応した項目のレコードを入力することで、これらのレコードがファイルに階層順に連結付けられて格納される。
【0004】
また、階層型データの階層構造の変更に柔軟に対応し、階層型データを関係データベース形式のデータに変換して出力するデータ格納装置が提案されている。この装置は、階層型データの構造を解析して階層型データのデータ項目を示す階層構造情報を作成し、テーブル定義情報のデータ項目と階層構造情報のデータ項目とを照合し、階層構造情報に新規な項目がある場合は、テーブル定義情報に新規な項目を追加する。また、この装置は、追加後のテーブル定義情報に従って階層型データを項目毎に格納し、テーブル定義情報に従ってデータ格納領域から階層型データを読み出し、読み出した階層型データを関係データベース形式のデータにして出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002-041344号公報
【特許文献2】特開2002-183142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、上述したように、工場の設備に関するデータについて、階層的に監視、管理、解析等を行うための画面を表示するツールを利用するためには、工場内の各設備の配置(構成)に関する情報を、階層間の関係を定義しながら登録する必要がある。ツールの利用者であるユーザがこのような登録を行うことを想定した場合、そのユーザがSI(System Integration)的な作業への熟練度が高いとは限らないため、登録内容に階層間の関係の誤りが生じ、適切な画面を生成することができない場合がある。
【0007】
一つの側面として、開示の技術は、階層的にデータを表示する画面の生成において、階層間の関係性の登録誤りを抑制するように支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つの態様として、開示の技術は、データを階層的に表示する画面の生成を支援する。開示の技術は、第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付ける。また、開示の技術は、前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付ける。そして、開示の技術は、前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成する。さらに、開示の技術は、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面として、階層的にデータを表示する画面の生成において、階層間の関係性の登録誤りを抑制するように支援することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】データを階層的に表示する画面を説明するための図である。
【
図7】テンプレートの対応付けを説明するための図である。
【
図11】画面生成支援装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【
図12】画面生成支援処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、開示の技術に係る実施形態の一例を説明する。以下の実施形態では、開示の技術を、工場内の生産ラインに含まれる設備に関するデータについて、階層的に監視、管理、解析等を行うための画面の生成を支援する場合に適用した例について説明する。
【0012】
本実施形態に係る画面生成支援装置10は、
図1に示すように、設備に関するデータを工場単位で表示する工場画面100A、生産ライン単位で表示する生産ライン画面100B、及び設備単位で表示する設備画面100Cを含む画面群100の生成を支援する。工場画面100Aと生産ライン画面100Bとの関係においては、工場画面100Aが開示の技術の「第1の階層の画面」の一例であり、生産ライン画面100Bが開示の技術の「第2の階層の画面」の一例である。また、生産ライン画面100Bと設備画面100Cとの関係においては、生産ライン画面100Bが開示の技術の「第1の階層の画面」の一例であり、設備画面100Cが開示の技術の「第2の階層の画面」の一例である。各画面の詳細については後述する。
【0013】
本実施形態に係る画面生成支援装置10は、
図2に示すように、機能的には、受付部12と、対応付け部14と、生成部16とを含む。また、画面生成支援装置10の所定の記憶領域には、画面マスタ20と、画像DB(Database)24と、集計DB26とが記憶される。
【0014】
受付部12は、第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付ける。
【0015】
具体的には、
図3に示すように、受付部12は、工場画面100Aを生成するための情報を受け付ける工場入力画面70を表示部に表示する。
図3の例では、工場入力画面70には、画面群100の識別情報である画面IDを入力するための画面ID入力領域71と、工場及び工場画面100Aの識別情報である工場IDを入力するための工場ID入力領域72とが含まれる。なお、工場IDと工場画面IDとを別々に設定してもよい。また、工場入力画面70には、工場IDが示す工場に含まれる生産ライン数を入力するための生産ライン数入力領域73が含まれる。また、工場入力画面70には、例えば、メインメニュー等の表示に戻る場合に選択される「戻る」ボタン74が含まれる。また、工場入力画面70には、工場画面100Aの下位層の画面である生産ライン画面100Bを生成するための情報を受け付ける生産ライン入力画面80へ遷移する際に選択される「次へ」ボタン75が含まれる。
【0016】
受付部12は、工場入力画面70において、画面ID入力領域71、工場ID入力領域72、及び生産ライン数入力領域73の各々に値が入力され、「次へ」ボタン75が選択されると、
図4に示すような、生産ライン入力画面80を表示部に表示する。この際、受付部12は、生産ライン入力画面80に、工場入力画面70の生産ライン数入力領域73に入力された生産ライン数分の入力領域を設ける。
図4は、工場入力画面70の生産ライン数入力領域73に「3」と入力された場合の、生産ライン入力画面80の一例である。
【0017】
より具体的には、
図4の例では、生産ライン入力画面80には、工場入力画面70で入力された画面IDの表示領域81、及び工場IDの表示領域82が含まれる。また、生産ライン入力画面80には、生産ライン毎に、生産ライン及び生産ライン画面100Bの識別情報である生産ラインIDを入力するための生産ラインID入力領域83が含まれる。なお、生産ラインIDと生産ライン画面IDとを別々に設定してもよい。また、生産ライン入力画面80には、生産ライン毎に、その生産ラインに含まれる設備数を入力するための設備数入力領域84が含まれる。また、生産ライン入力画面80には、工場入力画面70の表示に戻る場合に選択される「戻る」ボタン85が含まれる。また、生産ライン入力画面80には、生産ライン画面100Bの下位層の画面である設備画面100Cを生成するための情報を受け付ける設備入力画面90へ遷移する際に選択される「次へ」ボタン86が含まれる。
【0018】
受付部12は、生産ライン入力画面80において、各生産ラインについての、生産ラインID入力領域83及び設備数入力領域84の各々に値が入力され、「次へ」ボタン86が選択されると、
図5に示すような、設備入力画面90を表示部に表示する。この際、受付部12は、設備入力画面90に、生産ライン毎に、生産ライン入力画面80の設備数入力領域84に入力された設備数分の入力領域を設ける。
図5は、生産ラインIDがL001で示される生産ラインについて、生産ライン入力画面80の設備数入力領域84に「2」と入力された場合の、設備入力画面90の一例である。
【0019】
より具体的には、
図5の例では、設備入力画面90には、画面IDの表示領域81及び工場IDの表示領域82と、生産ライン入力画面80で入力された、生産ライン毎の生産ラインIDの表示領域91とが含まれる。また、設備入力画面90には、生産ライン毎に、生産ラインIDの表示領域91に対応付けて、生産ライン毎の入力領域が含まれる。生産ライン毎の入力領域には、その生産ラインに含まれる設備及び設備画面100Cの識別情報である設備IDを入力するための設備ID入力領域92と、その設備の型番を入力するための型番入力領域93とが含まれる。なお、設備IDと設備画面IDとを別々に設定してもよい。型番入力領域93は、予め登録されている設備の型番から選択して入力するプルダウンメニュー等の入力領域であってよい。また、設備入力画面90には、生産ライン入力画面80の表示に戻る場合に選択される「戻る」ボタン94が含まれる。また、設備入力画面90には、各入力画面に入力された値に基づいて画面群100を生成する際に選択される「画面生成」ボタン95が含まれる。
【0020】
受付部12は、設備入力画面90において、生産ライン毎の各設備についての設備ID入力領域92及び型番入力領域93の各々に値が入力され、「画面生成」ボタン95が選択されると、各入力画面で入力された値を、対応付け部14へ受け渡す。なお、生産ライン数及び設備数は、開示の技術の要素数の一例である。
【0021】
ここで、画面マスタ20について説明する。
図6に、画面マスタ20の一例を概略的に示す。画面マスタ20には、工場テンプレート21Aと、生産ラインテンプレート21Bと、設備テンプレート21Cと、画面定義22とが含まれる。工場テンプレート21Aは、工場画面100Aを生成するためのテンプレートである。生産ラインテンプレート21Bは、生産ライン画面100Bを生成するためのテンプレートである。設備テンプレート21Cは、設備画面100Cを生成するためのテンプレートである。設備テンプレート21Cは、設備の型番毎に用意されている。以下では、工場テンプレート21Aと、生産ラインテンプレート21Bと、設備テンプレート21Cとを区別なく説明する場合には、単に「テンプレート21」と表記する。
【0022】
テンプレート21は、画像、表、グラフ等の画面要素の各々を表示する領域を含み、その領域に表示するデータ及びパーツ等の設定情報が紐付いている。具体的には、各テンプレート21の設定情報として、「画面」、「画像」、「表」、及び「グラフ」の各項目が指定される。また、工場テンプレート21A及び生産ラインテンプレート21Bの設定情報では、「リンク」の項目も指定される。
【0023】
「画面」では、工場画面100A、生産ライン画面100B、及び設備画面100Cの各々のベースとなるフレームが指定される。「画像」では、テンプレート21内で画像表示用に設定された領域に表示する画像が指定される。画像表示用に設定された領域に表示する画像は、各階層に含まれるオブジェクトを含む画像である。具体的には、工場画面100Aであれば、生産ラインIDが対応付けられた各生産ラインを示すオブジェクトが、工場内での配置(構成)に従って描画された画像である。生産ライン画面100Bであれば、設備IDが対応付けられた各設備を示すオブジェクトが、生産ライン内での配置(構成)に従って描画された画像である。設備画面100Cであれば、設備IDが対応付けられた設備を示すオブジェクトが描画された画像である。各画像は、例えば、三次元コンピュータグラフィックス等で予め作成され、画像DB24に記憶されている。
【0024】
「リンク」では、リンクを設定する画像内のオブジェクト、及びリンク先となる下位層の画面が指定される。具体的には、工場テンプレート21Aの「リンク」では、「画像」で指定される画像に含まれる各生産ラインのオブジェクトと、そのオブジェクトと同一の生産ラインIDが対応付けられる生産ライン画面100Bとをリンクで対応付けることが指定される。また、生産ラインテンプレート21Bの「リンク」では、「画像」で指定される画像に含まれる各設備のオブジェクトと、そのオブジェクトと同一の設備IDが対応付けられる設備画面100Cとをリンクで対応付けることが指定される。
【0025】
「表」及び「グラフ」では、テンプレート21内で表又はグラフ用に設定された領域に表示するデータ、及び表又はグラフの様式やパーツ等が指定される。設備テンプレート21Cで指定されるデータは、後述する集計DB26の項目である。また、工場テンプレート21A及び生産ラインテンプレート21Bの各々で指定されるデータは、下位層の画面の対応する領域に表示される表又はグラフのデータの集計値である。
【0026】
なお、
図6の例では、テンプレート21の設定情報は、指定するデータや画像のファイル名や、指定するデータや画像のファイルを取得するためのSQL(Structured Query Language)等のファイル名が設定されている例を示している。
【0027】
画面定義22には、上述したフレーム、パーツ等の画像データと、それらを画面に表示する際の位置及びサイズ等の定義が登録されている。
【0028】
対応付け部14は、画面マスタ20内のテンプレート21を用いて、第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、第2の階層の画面を生成するための、要素数分の第2のテンプレートとを対応付ける。
【0029】
具体的には、
図7に示すように、対応付け部14は、工場入力画面70の生産ライン数入力領域73に入力された値数分の生産ラインテンプレート21Bを用意し、各生産ラインテンプレート21Bに、生産ラインIDを対応付ける。また、対応付け部14は、工場テンプレート21Aの設定情報で指定される画像に含まれる、生産ラインを示す各オブジェクトと、そのオブジェクトと同一の生産ラインIDが対応付けられた生産ラインテンプレート21Bとにリンクを設定する。具体的には、対応付け部14は、画像からいずれかの生産ラインを示すオブジェクトが選択された際に、そのオブジェクトと同一の生産ラインIDが対応付けられた生産ラインテンプレート21Bから生成された生産ライン画面100Bに遷移するリンクを設定する。
【0030】
同様に、対応付け部14は、生産ライン入力画面80の設備数入力領域84に入力された値数分の設備テンプレート21Cを用意し、各設備テンプレート21Cに、設備IDを対応付ける。また、対応付け部14は、生産ラインテンプレート21Bの設定情報で指定される画像に含まれる、設備を示す各オブジェクトと、そのオブジェクトと同一の設備IDが対応付けられた設備テンプレート21Cとにリンクを設定する。具体的には、対応付け部14は、画像からいずれかの設備を示すオブジェクトが選択された際に、そのオブジェクトと同一の設備IDが対応付けられた設備テンプレート21Cから生成された設備画面100Cに遷移するリンクを設定する。
【0031】
対応付け部14は、1つの工場テンプレート21Aと、生産ライン数分の生産ラインテンプレート21Bと、設備数分の設備テンプレート21Cとを含み、上下の階層間での対応が設定されたテンプレート群を生成部16へ受け渡す。
【0032】
生成部16は、各テンプレート21の予め設定された領域に、テンプレート21の設定情報に従って、画像、表、グラフ等を表示することにより、各画面を生成する。表及びグラフについて、より具体的には、生成部16は、テンプレート21の設定情報で指定されているデータを集計DB26から取得し、表及びグラフを形成して、テンプレート21の設定された領域に表示する。この際、生成部16は、表及びグラフとして表示するデータとして、下位の階層のデータの集計値を用いる。
【0033】
ここで、集計DB26について説明する。集計DB26には、例えば、
図8に示すような設備毎の実績データを、集計マスタ(図示省略)等で定められた集計方法により集計したデータが記憶される。
図8では、実績データの項目に、データサンプリングの「日時」毎の設備の「稼働状態」、「アラーム」等が含まれる例を示している。「アラーム」は、対象日時にアラームがあがっているか否かを示すデータであり、アラームがあがっている場合には「1」、あがっていない場合には「0」の値となるデータである。なお、実績データに含まれる項目は、
図8に示す例に限定されず、設備の温度、動作速度、消費電力等、設備の稼働に関する様々なデータを採用してよい。
【0034】
また、集計方法としては、例えば、所定時間毎、日毎、月毎等の集計のタイミング、所定時間分、1日分、1か月分等の集計期間、集計期間にけるデータの平均、合計等の算出式等を定めておいてよい。また、算出式としては、項目間の差分、比率等を算出する算出式を定めてもよい。集計DB26は、集計のタイミング毎に行われるバッチ処理により更新される。
図9に、集計DB26の一例を示す。
図9の例では、設備毎に、その設備の「設備ID」に、集計された「運転時間」、「停止時間」、「アラーム回数」等のデータが対応付けられている。
【0035】
集計DB26は、外部装置において、バッチ処理により実績データを集計し、更新されたものを、更新される都度、画面生成支援装置10の所定の記憶領域に記憶するようにしてよい。また、画面生成支援装置10に集計部を設け、集計部が実績データを取得して、バッチ処理により集計し、画面生成支援装置10の所定の記憶領域に記憶された集計DB26を更新するようにしてもよい。
【0036】
例えば、テンプレート21の設定情報の「表」又は「グラフ」に、「運転時間」、「停止時間」、及び「アラーム回数」を表示することが指定されているとする。この場合、生成部16は、集計DB26から取得した該当項目の各データから表又はグラフを形成して、設備テンプレート21Cに設定された表又はグラフを表示する領域に表示することにより、設備画面100Cを生成する。また、生成部16は、生産ラインテンプレート21Bに設定された表又はグラフを表示する領域に、その生産ラインテンプレート21Bにリンクで対応付けられた設備テンプレート21Cの各々の対応する領域に表示するデータの集計結果を表示する。これにより、生成部16は、生産ライン画面100Bを生成する。集計結果は、例えば、生産ラインテンプレート21Bにリンクで対応付けられた設備テンプレート21Cの各々のデータの合計、平均等である。また、生成部16は、工場テンプレート21Aに設定された表又はグラフを表示する領域に、その工場テンプレート21Aにリンクで対応付けられた生産ラインテンプレート21Bの各々の対応する領域に表示するデータの集計結果を表示する。これより、生成部16は、工場画面100Aを生成する。集計結果は、例えば、工場テンプレート21Aにリンクで対応付けられた生産ラインテンプレート21Bの各々のデータの合計、平均等である。
【0037】
上記の処理により、
図1に概略的に示すような、工場画面100A、生産ライン画面100B、及び設備画面100Cを含む画面群100が生成される。なお、
図1では、画面群100に含まれる複数の生産ライン画面100Bの1つ、及び複数の設備画面100Cの1つを図示している。
図1の例では、工場画面100Aには、生産ラインのオブジェクト104Aを含む工場の画像102A、表106A、及びグラフ108Aが含まれる。生産ライン画面100Bには、設備のオブジェクト104Bを含む生産ラインの画像102B、表106B、及びグラフ108Bが含まれる。設備画面100Cには、設備のオブジェクト104Cを含む設備の画像102C、表106C、及びグラフ108Cが含まれる。表106A及びグラフ108Aには、工場画面100Aの下位層の生産ライン画面100Bの各々の表106B及びグラフ108Bに使用されるデータの集計結果が使用される。表106B及びグラフ108Bには、生産ライン画面100Bの下位層の設備画面100Cの各々の表106C及びグラフ108Cに使用されるデータの集計結果が使用される。
【0038】
また、工場画面100Aが表示されている状態で、いずれかの生産ラインのオブジェクト104Aが選択されると、そのオブジェクト104Aと同一の生産ラインIDが対応付けられた生産ライン画面100Bへ表示が遷移する。また、いずれかの生産ライン画面100Bが表示されている状態で、いずれかの設備のオブジェクト104Bが選択されると、そのオブジェクト104Bと同一の設備IDが対応付けられた設備画面100Cへ表示が遷移する。
図10に、より詳細な画面の一例を示す。
図10は、生産ライン画面100Bの一例である。
【0039】
画面生成支援装置10は、例えば
図11に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、入力部、表示部等の入出力装置44と、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W(Read/Write)部45とを備える。また、コンピュータ40は、インターネット等のネットワークに接続される通信I/F(Interface)46を備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力装置44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
【0040】
記憶部43は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を、画面生成支援装置10として機能させるための画面生成支援プログラム50が記憶される。画面生成支援プログラム50は、受付プロセス52と、対応付けプロセス54と、生成プロセス56とを有する。また、記憶部43は、画面マスタ20、画像DB24、及び集計DB26の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域60を有する。
【0041】
CPU41は、画面生成支援プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、画面生成支援プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、受付プロセス52を実行することで、
図2に示す受付部12として動作する。また、CPU41は、対応付けプロセス54を実行することで、
図2に示す対応付け部14として動作する。また、CPU41は、生成プロセス56を実行することで、
図2に示す生成部16として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、画面マスタ20、画像DB24、及び集計DB26の各々をメモリ42に展開する。これにより、画面生成支援プログラム50を実行したコンピュータ40が、画面生成支援装置10として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
【0042】
なお、画面生成支援プログラム50により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
【0043】
次に、本実施形態に係る画面生成支援装置10の作用について説明する。ユーザから画面生成が指示されると、画面生成支援装置10が、
図12に示す画面生成支援処理を実行する。なお、画面生成支援処理は、開示の技術の画面生成支援方法の一例である。
【0044】
ステップS10で、受付部12が、例えば
図3に示すような工場入力画面70を表示部に表示する。そして、工場入力画面70において、画面ID、工場ID、及び生産ライン数の各々が入力され、「次へ」ボタン75が選択されると、ステップS12へ移行する。
【0045】
ステップS12では、受付部12が、例えば
図4に示すような生産ライン入力画面80を表示部に表示する。そして、生産ライン入力画面80において、各生産ラインについての、生産ラインID及び設備数の各々が入力され、「次へ」ボタン86が選択されると、ステップS14へ移行する。
【0046】
ステップS14では、受付部12が、例えば
図5に示すような設備入力画面90を表示部に表示する。そして、設備入力画面90において、生産ライン毎の各設備についての設備ID及び型番の各々が入力され、「画面生成」ボタン95が選択されると、受付部12が、ステップS10~S14で受け付けた値を対応付け部14へ受け渡す。
【0047】
次に、ステップS16で、対応付け部14が、上記ステップS10で受け付けられた生産ライン数分の生産ラインテンプレート21Bを用意し、各生産ラインテンプレート21Bに、生産ラインIDを対応付ける。そして、対応付け部14が、工場テンプレート21Aの設定情報で指定される画像に含まれる、生産ラインを示す各オブジェクトと、そのオブジェクトと同一の生産ラインIDが対応付けられた生産ラインテンプレート21Bとにリンクを設定する。これにより、対応付け部14は、工場テンプレート21Aと、生産ライン数分の生産ラインテンプレート21Bとを対応付ける。
【0048】
次に、ステップS18で、対応付け部14が、上記ステップS12で受け付けられた設備数分の設備テンプレート21Cを用意し、各設備テンプレート21Cに、設備IDを対応付ける。そして、対応付け部14が、生産ラインテンプレート21Bの設定情報で指定される画像に含まれる、設備を示す各オブジェクトと、そのオブジェクトと同一の設備IDが対応付けられた設備テンプレート21Cとにリンクを設定する。これにより、対応付け部14は、各生産ラインテンプレート21Bと、設備数分の設備テンプレート21Cとを対応付ける。
【0049】
次に、ステップS20で、対応付け部14が、テンプレート群を生成部16へ受け渡す。そして、生成部16が、各テンプレート21の予め設定された領域に、テンプレート21の設定情報に従って、画像、表、グラフ等を表示することにより、各画面を生成する。この際、生成部16は、上位の階層の画面の表及びグラフとして表示するデータとして、その上位の階層に属する下位の階層のデータの集計値を用いる。そして、画面生成支援処理を終了する。
【0050】
以上説明したように、本実施形態に係る画面生成支援装置は、データを階層的に表示する画面の生成を支援する装置である。画面生成支援装置は、工場に含まれる生産ライン数と、各生産ラインに含まれる設備数とを受け付ける。画面生成支援装置は、工場画面を生成するための工場テンプレートと、生産ライン画面を生成するための、生産ライン数分の生産ラインテンプレートとを対応付ける。また、画面生成支援装置は、各生産ラインテンプレートと、設備数分の設備テンプレートとを対応付ける。そして、画面生成支援装置は、設備テンプレートの各々の予め設定された領域に、設備に関するデータを表示することにより設備画面を生成する。また、画面生成支援装置は、生産ラインテンプレートの対応する領域に、設備数分の設備画面に表示したデータの集計値を表示することにより、生産ライン画面を生成する。また、画面生成支援装置は、工場テンプレートの対応する領域に、生産ライン数分の生産ライン画面に表示したデータの集計値を表示することにより、工場画面を生成する。このように、ユーザは各階層の要素数を含む最小限の指定を行うだけで、画面生成支援装置が、予め用意されたテンプレート及びデータを用いて、データを階層的に表示する画面を生成する。したがって、画面生成支援装置によれば、階層的にデータを表示する画面の生成において、階層間の関係性の登録誤りを抑制するように支援することができる。
【0051】
また、本実施形態に係る画面生成支援装置は、生産ライン入力画面に、工場入力画面で指定された生産ライン数分の入力領域を設け、設備入力画面に、生産ライン入力画面で指定された設備数分の入力領域を設ける。このように、画面生成支援装置は、対話式のインターフェースを提供することにより、画面を生成するために必要な情報を漏れなく登録することができる。
【0052】
なお、上記実施形態では、工場の設備に関するデータを階層的に表示する画面の生成を例に説明したが、開示の技術が適用される例は、これに限定されない。
【0053】
また、上記実施形態では、画面生成支援プログラムが記憶部に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
【0054】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0055】
(付記1)
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援プログラムであって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付け、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付け、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための画面生成支援プログラム。
【0056】
(付記2)
前記第2の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面に、前記要素数分の入力領域を設ける付記1に記載の画面生成支援プログラム。
【0057】
(付記3)
前記データの集計値は、前記要素数分の前記第2の階層のデータの合計又は平均である付記1又は付記2に記載の画面生成支援プログラム。
【0058】
(付記4)
前記第1の階層の画面には、前記第2の階層の各要素に対応した前記第2の階層の画面へ遷移するためのリンクが含まれる付記1~付記3のいずれか1項に記載の画面生成支援プログラム。
【0059】
(付記5)
前記データを階層的に表示する画面が、工場の各生産ラインに含まれる各設備に関するデータを表示するための画面の場合において、
前記工場の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記工場に含まれる生産ライン数を受け付け、
前記生産ラインの各々の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記生産ラインの各々に含まれる設備数を受け付ける
付記1~付記4のいずれか1項に記載の画面生成支援プログラム。
【0060】
(付記6)
前記工場の画面に表示されるデータは、前記生産ライン数分の前記生産ラインの画面に表示されるデータの集計値であり、
前記生産ラインの画面の各々に表示されるデータは、各生産ラインに対応する前記設備数分の前記設備の画面に表示されるデータの集計値である
付記5に記載の画面生成支援プログラム。
【0061】
(付記7)
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援装置であって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付ける受付部と、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付ける対応付け部と、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する生成部と、
を含む画面生成支援装置。
【0062】
(付記8)
前記受付部は、前記第2の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面に、前記要素数分の入力領域を設ける付記7に記載の画面生成支援装置。
【0063】
(付記9)
前記データの集計値は、前記要素数分の前記第2の階層のデータの合計又は平均である付記7又は付記8に記載の画面生成支援装置。
【0064】
(付記10)
前記第1の階層の画面には、前記第2の階層の各要素に対応した前記第2の階層の画面へ遷移するためのリンクが含まれる付記7~付記9のいずれか1項に記載の画面生成支援装置。
【0065】
(付記11)
前記データを階層的に表示する画面が、工場の各生産ラインに含まれる各設備に関するデータを表示するための画面の場合において、
前記受付部は、
前記工場の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記工場に含まれる生産ライン数を受け付け、
前記生産ラインの各々の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記生産ラインの各々に含まれる設備数を受け付ける
付記7~付記10のいずれか1項に記載の画面生成支援装置。
【0066】
(付記12)
前記工場の画面に表示されるデータは、前記生産ライン数分の前記生産ラインの画面に表示されるデータの集計値であり、
前記生産ラインの画面の各々に表示されるデータは、各生産ラインに対応する前記設備数分の前記設備の画面に表示されるデータの集計値である
付記11に記載の画面生成支援装置。
【0067】
(付記13)
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援方法であって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付け、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付け、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する
ことを含む処理をコンピュータが実行する画面生成支援方法。
【0068】
(付記14)
前記第2の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面に、前記要素数分の入力領域を設ける付記13に記載の画面生成支援方法。
【0069】
(付記15)
前記データの集計値は、前記要素数分の前記第2の階層のデータの合計又は平均である付記13又は付記14に記載の画面生成支援方法。
【0070】
(付記16)
前記第1の階層の画面には、前記第2の階層の各要素に対応した前記第2の階層の画面へ遷移するためのリンクが含まれる付記13~付記15のいずれか1項に記載の画面生成支援方法。
【0071】
(付記17)
前記データを階層的に表示する画面が、工場の各生産ラインに含まれる各設備に関するデータを表示するための画面の場合において、
前記工場の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記工場に含まれる生産ライン数を受け付け、
前記生産ラインの各々の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記生産ラインの各々に含まれる設備数を受け付ける
付記13~付記16のいずれか1項に記載の画面生成支援方法。
【0072】
(付記18)
前記工場の画面に表示されるデータは、前記生産ライン数分の前記生産ラインの画面に表示されるデータの集計値であり、
前記生産ラインの画面の各々に表示されるデータは、各生産ラインに対応する前記設備数分の前記設備の画面に表示されるデータの集計値である
付記17に記載の画面生成支援方法。
【0073】
(付記19)
データを階層的に表示する画面の生成を支援する画面生成支援プログラムであって、
第1の階層の画面を生成するための情報が入力される入力画面において、前記第1の階層の下位層である第2の階層の要素数の指定を受け付け、
前記第1の階層の画面を生成するための第1のテンプレートと、前記第2の階層の画面を生成するための、前記要素数分の第2のテンプレートとを対応付け、
前記第2のテンプレートの各々の予め設定された領域に、前記データを表示することにより、前記第2の階層の画面を生成すると共に、前記第2のテンプレートの前記領域に対応する、前記第1のテンプレートの予め設定された領域に、前記要素数分の前記第2の階層のデータの集計値を表示することにより、前記第1の階層の画面を生成する
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための画面生成支援プログラムを記憶した記憶媒体。
【符号の説明】
【0074】
10 画面生成支援装置
12 受付部
14 対応付け部
16 生成部
20 画面マスタ
21A 工場テンプレート
21B 生産ラインテンプレート
21C 設備テンプレート
22 画面定義
24 画像DB
26 集計DB
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
49 記憶媒体
50 画面生成支援プログラム
70 工場入力画面
71 画面ID入力領域
72 工場ID入力領域
73 生産ライン数入力領域
80 生産ライン入力画面
83 生産ラインID入力領域
84 設備数入力領域
90 設備入力画面
92 設備ID入力領域
93 型番入力領域
100 画面群
100A 工場画面
100B 生産ライン画面
100C 設備画面