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特開2022-154909半導体装置、および半導体装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022154909
(43)【公開日】2022-10-13
(54)【発明の名称】半導体装置、および半導体装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   H03K 19/0175 20060101AFI20221005BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20221005BHJP
   H01L 21/82 20060101ALI20221005BHJP
   H01L 21/8238 20060101ALI20221005BHJP
   H03K 5/134 20140101ALI20221005BHJP
【FI】
H03K19/0175 240
H01L27/04 F
H01L21/82 D
H01L27/092 L
H03K5/134
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021058177
(22)【出願日】2021-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】海士 航太
(72)【発明者】
【氏名】松井 克晃
【テーマコード(参考)】
5F038
5F048
5F064
5J001
5J056
【Fターム(参考)】
5F038BE07
5F038CD02
5F038CD08
5F038CD09
5F038DF05
5F048AB01
5F048AB04
5F048AB06
5F048AC03
5F048BD10
5F064BB07
5F064BB14
5F064BB27
5F064BB30
5F064CC12
5F064DD32
5F064EE47
5J001AA05
5J001BB12
5J001CC03
5J001DD04
5J056AA01
5J056CC05
5J056DD13
5J056DD29
5J056FF08
5J056KK01
(57)【要約】
【課題】異なる電源電圧の回路に跨って信号を伝送させる場合において、立ち上がりおよび立ち下りの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制することが可能な半導体装置、および半導体装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】第1の電源電圧で動作する、第1の極性のトランジスタおよび第1の極性とは異なる第2の極性のトランジスタを含む第1のインバータと、第1の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに予め定められた複数個のインバータが直列に接続され、かつ第1の電源電圧で動作する第1のインバータ列と、第2の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに予め定められた複数個のインバータが直列に接続された第2のインバータ列と、を含み、第2のインバータ列の初段のインバータが第1の電源電圧より高い第2の電源電圧で動作し、初段のインバータの後段のインバータが第1の電源電圧で動作する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電源電圧で動作する、第1の極性のトランジスタおよび前記第1の極性とは異なる第2の極性のトランジスタを含む第1のインバータと、
前記第1の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに予め定められた複数個のインバータが直列に接続され、かつ前記第1の電源電圧で動作する第1のインバータ列と、
前記第2の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに前記予め定められた複数個のインバータが直列に接続された第2のインバータ列と、を含み、
前記第2のインバータ列の初段のインバータが前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧で動作し、前記初段のインバータの後段のインバータが前記第1の電源電圧で動作する
半導体装置。
【請求項2】
予め定められた信号を出力するとともに前記第2の電源電圧で動作する前段回路をさらに含み、
前記第1のインバータ列および前記第2のインバータ列の各々には、前記前段回路の2分岐された出力信号の各々が入力される
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記出力信号がデータ信号であり、
前記第1のインバータの出力に接続された遅延調整回路をさらに含み、
前記前段回路から入力されたデータ信号の遅延を調整する
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の電源電圧で動作する場合の信号は、前記第1の電源電圧をハイレベルとし第1の電圧をロウレベルとする信号であり、
前記第2の電源電圧で動作する場合の信号は、前記第2の電源電圧をハイレベルとし前記第1の電圧をロウレベルとする信号である
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記予め定められた複数個が2個である
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項6】
高い電源電圧の回路から低い電源電圧の回路へ信号を伝送させる場合において、立ち上がりおよび立ち下りの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制する半導体装置の制御方法であって、
前記高い電源電圧で動作する高電圧インバータのハイレベルとロウレベルのレベル差を、前記低い電源電圧で動作する低電圧インバータのハイレベルとロウレベルのレベル差より大きくし、
前記高電圧インバータからの信号を前記低電圧インバータで受ける際の、前記高電圧インバータのハイレベルからロウレベルへの遷移における当該ハイレベルと前記低電圧インバータに含まれる第1の極性のトランジスタの閾値との差による遅延の発生を用いて前記遅延時間の差を抑制する
半導体装置の制御方法。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置、および半導体装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置においては、入力信号が半導体装置内の回路を伝送する場合において、該入力信号の立ち上がりと立ち下がりに起因する出力信号の遅延時間の差が問題となる場合がある。立ち上がりとは電気信号がロウレベル(以下、「L」)からハイレベル(以下、「H」)へ遷移する部分の波形をいい、立ち下がりとはHからLに遷移する部分の波形をいう。また、LからHへの遷移の途中にある信号を「立ち上がり信号」、HからLへの遷移の途中にある信号を「立ち下がり信号」という。上記問題に関連する技術を開示した文献として、例えば特許文献1が知られている。
【0003】
特許文献1に係る半導体回路は、相対的に利得の大きいPMOSトランジスタと相対的に利得の小さいNMOSトランジスタが直列に接続されてなる第1のCMOSインバータと、相対的に利得の小さいPMOSトランジスタと相対的に利得の大きいNMOSトランジスタが直列に接続されてなる、第1のCMOSインバータと共通の入力端子に接続された第2のCMOSインバータと、第1のCMOSインバータの出力の立ち上がりと第2のCMOSインバータの出力の立ち下がりを捉えて反転する信号合成回路とを備えている。
特許文献1では、上記構成の半導体回路によれば、入力信号の波形鈍りの大きさにかかわらず、入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりに対する出力信号の遅延時間を一定に抑えることができるとしている。
【0004】
図6(a)は、従来技術に係るインバータ30を示しており、図6(b)は、立ち上がりと立ち下がりの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制する回路(以下、「遅延整合回路」)の一例である比較例に係る遅延整合回路40を示している。図6(a)の従来技術に係るインバータ30は、P型MOS(Metal Oxide Semiconductor)-FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)(以下「PMOSトランジスタ」)31、N型MOS-FET(以下、「NMOSトランジスタ」)32を含むインバータであり、入力INの端子である入力端子33がPMOSトランジスタ31とNMOSトランジスタ32のゲートに接続され、出力OUTの端子である出力端子34がPMOSトランジスタ31のドレインとNMOSトランジスタ32のドレインに接続されている。PMOSトランジスタ31のソースには電源VPERIとして1.5Vの電源電圧が印加されており、NMOSトランジスタ32のソースには接地電位であるGNDが印加されている。図6(b)の遅延整合回路40は、PMOSトランジスタ41、NMOSトランジスタ42を含むインバータである。遅延整合回路40の基本構成は従来技術に係るインバータ30と同様であるが、遅延整合回路40では、NMOSトランジスタ42のW/L比に対してPMOSトランジスタ41のW/L比を相対的に大きくしている。W/L比とは、MOSトランジスタのゲート幅Wとゲート長Lの比をいう。一般にW/Lが大きくなるほどドレイン電流が増加し、駆動能力が増す。
【0005】
図7は、遅延整合回路40の各部波形を、従来技術に係るインバータ30の各部波形と比較して示した図であり、図7(a)は従来技術に係るインバータ30の各部波形を、図7(b)は遅延整合回路40の各部波形を、各々示している。図7(a)<1>は、従来技術に係るインバータ30において、入力INに立ち上がりの入力信号を入力した場合の出力OUTから出力される立ち下がりの出力信号の波形を、図7(a)<2>は、入力INに立ち下がりの入力信号を入力した場合の出力OUTから出力される立ち上がりの出力信号の波形を、各々示している。図7(a)<3>は、<1>の出力信号の波形と<2>の出力信号の波形とを重ねて図示したものである。従来技術に係るインバータ30のNMOSトランジスタ32の閾値VTN32は、GNDの近くに位置し、PMOSトランジスタ31の閾値VTP31は、1.5Vから少し電位の下がったところに位置している。ここでは、入力信号が3.0/2Vに達してから、出力信号が1.5/2Vに達するまでの時間を遅延時間とする。図7(a)<3>に示すように、出力波形のクロスポイントが電圧軸(縦軸)方向の中央に位置していない。つまり、立ち上がりと立ち下がりの入力信号は、電圧軸方向の中央である3.0/2Vに達するタイミングは同じであるのに対し、立ち上がりの出力信号の方が立ち下がりの出力信号より電圧軸方向の中央である1.5/2Vに達するタイミングが遅れている。このように、従来技術に係るインバータ30では、入力信号の立ち上がり、立ち下がりによって出力信号の遅延時間が異なる。これは、PMOSトランジスタ31を介した立ち上がりの出力より、NMOSトランジスタ32を介した立ち下がりの出力の方が遅延時間が小さいためである。
【0006】
図7(b)も図7(a)と同様に、図7(b)<1>が、遅延整合回路40において、入力INに立ち上がりの入力信号を入力した場合の出力OUTから出力される立ち下がりの出力信号の波形を、図7(b)<2>が、入力INに立ち下がりの入力信号を入力した場合の出力OUTから出力される立ち上がりの出力信号の波形を示し、図7(b)<3>が、<1>の出力信号の波形と<2>の出力信号の波形とを重ねて図示している。遅延整合回路40のNMOSトランジスタ42の閾値VTN42は、GNDの近くに位置し、PMOSトランジスタ41の閾値VTP41は、1.5Vから少し電位の下がったところに位置している。図7(b)<1>の出力信号の波形と、<2>の出力信号の波形とを比較して明らかなように、立ち上がりの出力信号における立ち上がり時間より立ち下がりの出力信号における立ち下がり時間の方が長くなっている。これは、NMOSトランジスタ42のW/L比がPMOSトランジスタ41のW/L比より小さいためにNMOSトランジスタ42の電流が絞られ、NMOSトランジスタ42の出力である立ち下がりの出力信号の方が鈍ることによる。しかしながら、図7(b)<3>を参照すると立ち上がりの出力信号と立ち下がりの出力信号のクロスポイントが電圧軸の中央付近となっており、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合とにおいて、出力信号の遅延時間の差が抑制されていることがわかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11-274317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、半導体装置内に複数の機能の回路が混載されている場合、回路間で電源電圧が異なる場合がある。このような場合、電源電圧の異なる前段の回路から後段の回路に電気信号が伝送される場合であっても、遅延整合回路は立ち上がり、立ち下がりの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制することが求められる。この点上記遅延整合回路40は、MOSトランジスタのW/L比を変えて遅延時間の差を抑制しているので、前段回路の電源電圧に電位の変動が生じると、所望の特性を発揮できなくなる場合がある。また、上記特許文献1に係る半導体回路も、入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりに対する出力信号の遅延時間を一定に抑えることを目的としているが、特許文献1では回路間の電源電圧の差は問題としていない。
【0009】
本発明は、上記の事情を踏まえ、異なる電源電圧の回路に跨って信号を伝送させる場合において、立ち上がりおよび立ち下がりの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制することが可能な半導体装置、および半導体装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置は、第1の電源電圧で動作する、第1の極性のトランジスタおよび前記第1の極性とは異なる第2の極性のトランジスタを含む第1のインバータと、前記第1の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに予め定められた複数個のインバータが直列に接続され、かつ前記第1の電源電圧で動作する第1のインバータ列と、前記第2の極性のトランジスタのゲートに接続されるとともに前記予め定められた複数個のインバータが直列に接続された第2のインバータ列と、を含み、前記第2のインバータ列の初段のインバータが前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧で動作し、前記初段のインバータの後段のインバータが前記第1の電源電圧で動作する。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置の制御方法は、高い電源電圧の回路から低い電源電圧の回路へ信号を伝送させる場合において、立ち上がりおよび立ち下りの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制する半導体装置の制御方法であって、前記高い電源電圧で動作する高電圧インバータのハイレベルとロウレベルのレベル差を、前記低い電源電圧で動作する低電圧インバータのハイレベルとロウレベルのレベル差より大きくし、前記高電圧インバータからの信号を前記低電圧インバータで受ける際の、前記高電圧インバータのハイレベルからロウレベルへの遷移における当該ハイレベルと前記低電圧インバータに含まれる第1の極性のトランジスタの閾値との差による遅延の発生を用いて前記遅延時間の差を抑制する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、異なる電源電圧の回路に跨って信号を伝送させる場合において、立ち上がりおよび立ち下りの入力信号に対する出力信号の遅延時間の差を抑制することが可能な半導体装置、および半導体装置の制御方法を提供することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施の形態に係る入力インタフェースの構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施の形態に係るDRAMメモリの構成の一例を示すブロック図である。
図3】実施の形態に係る入出力インタフェースの構成の一例を示すブロック図である。
図4】実施の形態に係る遅延整合回路の、(a)はP経路の、(b)はN経路の各部波形を示す図である。
図5】実施の形態に係る遅延整合回路の動作をまとめた図である。
図6】(a)は従来技術に係るインバータの回路図、(b)は比較例に係る遅延整合回路の回路図である。
図7】(a)は従来技術に係るインバータの各部波形を示す図、(b)は比較例に係る遅延整合回路の各部波形を示す図である。
図8】(a)は比較例に係る入力インタフェースの構成を示すブロック図、(b)は比較例に係る入力インタフェースの動作をまとめた図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下に説明する実施の形態では、本発明に係る半導体装置を遅延整合回路を含む回路に適用した形態を例示して説明する。すなわち、本実施の形態に係る半導体装置は遅延整合回路単独の形態であってもよいし、周辺の回路を含む形態であってもよい。本実施の形態において遅延整合回路とは、上述したように、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合とで出力信号の遅延時間の差を抑制する回路である。
【0015】
図1は、本実施の形態に係る遅延整合回路10を含む入力インタフェース60を、前段回路の入力回路61とともに示すブロック図である。入力インタフェース60は、入力回路61から送られた入力信号であるデータ信号のセットアップタイム、ホールドタイムの調整回路であり、クロック信号(図示省略)に対するデータ信号の相対的な時間的関係を調整する機能を有する。入力回路61は、入力インタフェース60にデータ信号を送信する部位である。遅延整合回路10は、上記時間的関係の調整の前段階として、入力回路61から送られた信号の立ち上がり、立ち下がりに対する遅延時間の差を抑制する機能を有する。ここで、本実施の形態では、前段回路の入力回路61の電源VPERFは3.0Vの電源電圧、入力インタフェース60(後述する一部を除く)の電源VPERIは1.5Vの電源電圧としている。すなわち、入力インタフェース60の電源電圧は、前段回路の入力回路61の電源電圧より低い電源電圧となっている。これは、入力インタフェース60の出力が入力される回路が、例えば微細化されたプロセスの場合には耐圧の確保が必要のため、インタフェース60によって高い電源電圧を低い電源電圧に変換している。本実施の形態に係る前段回路の入力回路61は外部回路とのインタフェース部分に配置され、外部回路の電源電圧に合わせた高い電源電圧となっている。ただし、上記の電源電圧は一例であり、前段回路の入力回路61の電源電圧の方が入力インタフェース60の電源電圧より高い、という条件を充足する限り他の電源電圧としてもよい。また、本実施の形態ではデータ信号に対する入力インタフェースを例示して説明するが、これに限られず、クロック信号等他の信号であってもよい。
【0016】
図1に示すように、遅延整合回路10は、インバータ11、12、13、14、PMOSトランジスタ15、およびNMOSトランジスタ16を含んでいる。PMOSトランジスタ15およびNMOSトランジスタ16は、それぞれのゲートに異なる信号を受けるインバータである。遅延整合回路10は基本的に電源電圧が電源VPERIの一例として1.5V(以下、1.5V系)であるが、インバータ13のみ電源電圧が電源VPERFの一例として3.0V(以下、3.0V系)となっている。
【0017】
入力インタフェース60は、遅延整合回路10、インバータ17、バッファ18、遅延調整回路19、およびインバータ20を含んでいる。入力インタフェース60は、前段回路の入力回路61から入力されたデータ信号に対して遅延整合回路10により立ち上がり、立ち下がりの入力信号の遅延時間を揃え、遅延調整回路19により遅延時間を調整する。遅延整合回路10の出力はインバータ17およびバッファ18を介して遅延調整回路19に送られ、遅延調整回路19の出力はインバータ20を介して出力OUT_Bの端子である出力端子21から出力される。
【0018】
ここで、図2および図3を参照して、半導体装置内において入力インタフェース60が適用される形態の一例について説明する。図2は、入力インタフェース60を備えたDRAMメモリ50の構成を示している。図2に示すように、DRAMメモリ50はメモリセルアレー51、行デコーダ52、列デコーダ53、I/O制御回路54、入出力インタフェース55、パッド56、およびクロック回路57を含んでいる。本例では、入力インタフェース60はパッド56と、メモリセルアレー51およびその付属回路とのインタフェース部分に設けられ、様々なデータ信号の受け渡しを行う。
【0019】
本例において、入出力インタフェース55は、パッド56からの書き込み、読み出しなどの要求に基づき、行デコーダ52、列デコーダ53に対して該当するアドレスの受け渡しを行う。I/O制御回路54は、メモリセルアレー51へのデータの書き込み、メモリセルアレー51からのデータの読み出しを行う。クロック回路57は、DRAMメモリ50の全体を同期制御するためのクロック信号を生成する。
【0020】
図3は、入出力インタフェース55をより詳細に説明する図である。図3に示すように、入出力インタフェース55には、パッド56(ここでは、PADと表記している)を介して外部から、データ、アドレス、コマンド、イネーブル、モード等の様々なデータ信号が入力される。入出力インタフェース55は、入力回路61、入力インタフェース60および出力インタフェース65を含む。本実施の形態では出力インタフェース65については、詳細な説明を省略する。入力インタフェース60は、遅延整合回路10、遅延調整回路63、およびバッファ64を含んでいる。遅延整合回路10は図1に示す遅延整合回路10と同じ回路であり、遅延調整回路63は図1に示す遅延調整回路19にインバータ17およびバッファ18を付加した回路に対応し、バッファ64はインバータ20に対応する。また、入力回路61は図1に示す入力回路61に対応する。
【0021】
入力回路61は、パッド56から送られたデータ信号について、当該データを受け付けるか、次へ受け渡すかの判断を行う。具体的には、テストモードの選択、イネーブル信号類などの入力組合せの判定を行う。入力回路61から受け渡された入力信号は遅延整合回路10において、入力信号が立ち上がり信号の場合と、立ち下がり信号の場合の遅延時間の差が抑制される。遅延調整回路63は図示しないクロック信号に対するデータ信号のセットアップタイム、ホールドタイムの調整を行う。遅延が調整された信号は、バッファ64を介して出力される。
【0022】
ここで図1を再び参照し、遅延整合回路10の構成、動作についてより詳細に説明する。上述したように、遅延整合回路10は、インバータ11、12、13、14、PMOSトランジスタ15、およびNMOSトランジスタ16を含み、インバータ11とインバータ12、インバータ13とインバータ14がそれぞれ直列接続されたインバータ列を構成している。インバータ13の電源電圧のみ電源VPERFとして3.0Vであり、他のインバータ11、12、14、PMOSトランジスタ15及びNMOSトランジスタ16で形成するインバータは電源VPERIとして1.5Vとなっている。入力回路61からの入力信号を2つに分岐し、一方を1.5V系のインバータ11で受け、他方を3.0V系のインバータ13で受ける。インバータ11の出力はインバータ12で受け、インバータ13の出力はインバータ14で受けるが、インバータ12およびインバータ14はともに1.5V系である。インバータ12の出力はPMOSトランジスタ15のゲートに入力してPMOSトランジスタ15を駆動し、インバータ14の出力はNMOSトランジスタ16のゲートに入力してNMOSトランジスタ16を駆動する。PMOSトランジスタ15とNMOSトランジスタ16とで構成されるインバータの出力は、インバータ17およびバッファ18を介して遅延調整回路19に伝達される。
【0023】

次に図4および図5を参照して、遅延整合回路10の動作についてより詳細に説明する。図4(a)、(b)は、遅延整合回路10に立ち上がり信号、立ち下がり信号が入力された場合の各部波形を示している。図4(a)は入力回路61からインバータ11、12を介してPMOSトランジスタ15に至る経路(以下、「P経路」という場合がある)の各部波形、図4(b)は入力回路61からインバータ13、14を介してNMOSトランジスタ16に至る経路(以下、「N経路」という場合がある)の各部波形、を各々示している。
【0024】
図4(a)、(b)において符号Nが付された波形は、図1に示すノードNの波形、すなわち遅延整合回路10への入力信号の波形を示している。図4(a)において符号a、bが付された波形は各々図1に示すノードa、bの出力信号の波形、すなわち各々インバータ11、インバータ12の出力信号の波形を示している。図4(b)において符号c、dが付された波形は各々図1に示すノードc、dの出力信号の波形、すなわち各々インバータ13、インバータ14の出力信号の波形を示している。ノードNの波形では立ち上がりを実線、立ち下がりを破線で区別している。ノードa、b、c、dの波形における実線、破線の区別は、ノードNの入力信号の実線、破線に対応している。また、以下の説明においては、3.0V系の論理レベルはH=3.0V、L=GND(グランド)とし、1.5V系の論理レベルはH=1.5V、L=GNDとしている。ただし、論理レベルはこれらに限定されることはなく、前段回路の入力回路61の論理レベルの方が入力インタフェース60の論理レベルより幅が広いという条件を充足する限り、他の適切な論理レベルとしてもよい。
【0025】
まず図4(a)を参照してP経路について説明する。以下、ノードNの立ち上がり信号を立ち上がり入力信号、立ち下がり信号を立ち下がり入力信号といい、ノードbの立ち上がり信号を立ち上がり出力信号、立ち下がり信号を立ち下がり出力信号という。図4(a)のbで示された波形を参照すると、立ち下がり入力信号に対応する立ち下がり出力信号の波形の方が、立ち上がり入力信号に対応する立ち上がり出力信号の波形より遅れている。すなわち、立ち下がり出力信号の波形の方が、立ち上がり出力信号の波形より遅延時間が大きい。これは以下の理由による。図4(a)のNで示される入力信号に対する閾値はインバータ11の閾値、すなわち1.5V系の閾値となる。立ち上がり入力信号を考えると、インバータ11のNMOSトランジスタ(図示省略)の閾値VTN11は、Nに実線で示されるようにGNDの近くなので、相対的に遅延が小さい状態でインバータ11のNMOSトランジスタがオンとなり、インバータ11の出力はaに実線で示す立ち下がりの波形となる。aに実線で示されたインバータ11の出力信号の波形に対する閾値はインバータ12の閾値、すなわち1.5V系の閾値となる。従って、aに実線で示すように、Hである1.5Vから少し電位の下がったところにインバータ12のPMOSトランジスタ(図示省略)の閾値VTP12が位置するので、相対的に遅延が小さい状態でインバータ12のPMOSトランジスタがオンとなり、インバータ12の出力はbに実線で示す立ち上がりの波形となる。立ち上がり入力信号に対する立ち上がり出力信号の遅延時間は図4(a)に示すように遅延時間t1となる。
【0026】
次に、図4(a)のNに破線で示された立ち下がり入力信号を考えると、インバータ11のPMOSトランジスタの閾値VTP11は1.5Vの近くなので、立ち上がり入力信号の場合と比較し、Hである3.0Vから閾値VTP11に至るまでに時間がかかる。その結果、相対的に遅延が大きい状態でインバータ11のPMOSトランジスタはオンとなり、インバータ11の出力はaに破線で示す立ち上がりの波形となる。aに破線で示されたインバータ11の出力信号の波形に対する閾値はインバータ12の閾値、すなわち1.5V系の閾値となる。従って、aに実線で示すようにLであるGNDから少し電位の上がったところにインバータ12のNMOSトランジスタの閾値VTN12が位置するので、相対的に遅延が小さい状態でインバータ12のNMOSトランジスタがオンとなり、インバータ12の出力はbに破線で示す立ち下がりの波形となる。立ち下がり入力信号に対する立ち下がり出力信号の遅延時間は図4(a)に示すように遅延時間t2となる。
【0027】
以上の説明から明らかなように、遅延時間t2の方が遅延時間t1より大きくなる。つまり、立ち下がり入力信号に対応する立ち下がり出力信号の波形の方が、立ち上がり入力信号に対応する立ち上がり出力信号の波形より遅れる。ここで、遅延時間が大きくなる理由は、図4(a)のNに破線で示された3.0V系の立ち下がり入力信号に対する1.5V系のインバータ11の閾値VTP11が、1.5Vより少し低い電位に位置することによる。図4(a)はP経路であるため、ノードbに接続されているのはPMOSトランジスタ15である。PMOSトランジスタ15は、1.5V系の閾値となり、Hである1.5Vから少し電位の下がったところにPMOSトランジスタ15の閾値VTP15が位置する。従って、PMOSトランジスタ15は、遅延時間の小さいbに実線で示す立ち上がり出力信号でオフとなり、遅延時間が大きいbに破線で示す立ち下がり出力信号でオンとなる。
【0028】
次に図4(b)を参照して、N経路について説明する。以下、ノードNの立ち上がり信号を立ち上がり入力信号、立ち下がり信号を立ち下がり入力信号といい、ノードdの立ち上がり信号を立ち上がり出力信号、立ち下がり信号を立ち下がり出力信号という。図4(b)のdで示された波形を参照すると、立ち上がり入力信号に対応する立ち上がり出力信号の波形の方が、立ち下がり入力信号に対応する立ち下がり出力信号の波形より遅れている。すなわち、立ち上がり出力信号の波形の方が立ち下がり出力信号の波形より遅延時間が大きい。これは以下の理由による。図4(b)のNで示される入力信号に対する閾値はインバータ13の閾値、すなわち3.0V系の閾値となる。立ち上がり入力信号を考えると、インバータ13のNMOSトランジスタ(図示省略)の閾値VTN13はGNDの近くなので、相対的に遅延が小さい状態でインバータ13のNMOSトランジスタがオンとなり、インバータ13の出力はcに実線で示す立ち下がりの波形となる。cに実線で示されたインバータ13の出力信号の波形に対する閾値はインバータ14の閾値、すなわち1.5V系の閾値となる。従って、cに実線で示すように、1.5Vから少し電位の下がったところにインバータ14のPMOSトランジスタの閾値VTP14が位置するので、3.0Vから閾値VTP14に至るまでに時間がかかり、相対的に遅延が大きい状態でインバータ14のPMOSトランジスタがオンとなり、インバータ14の出力はdに実線で示す立ち上がりの波形となる。立ち上がり入力信号に対する立ち上がり出力信号の遅延時間は図4(b)に示すように遅延時間t3となる。
【0029】
次に、図4(b)のNに破線で示された立ち下がり入力信号を考えると、インバータ13のPMOSトランジスタの閾値VTP13は3.0Vの近くなので、相対的に遅延の小さい状態でインバータ13のPMOSトランジスタがオンとなり、インバータ13の出力信号の波形はcに破線で示す波形となる。cに破線で示されたインバータ13の出力信号の波形に対する閾値はインバータ14の閾値、すなわち1.5V系の閾値となる。従って、cに破線で示すように、LであるGNDから少し電位の上がったところにインバータ14のNMOSトランジスタの閾値VTN14が位置するので、相対的に遅延が小さい状態でインバータ14のNMOSトランジスタがオンとなり、インバータ14の出力はdに破線で示す立ち下がりの波形となる。立ち下がり入力信号に対する立ち下がり出力信号の遅延時間は図4(b)に示すように遅延時間t4となる。
【0030】
以上の説明から明らかなように、遅延時間t3の方が遅延時間t4より大きくなる。つまり、立ち上がり入力信号に対応する立ち上がり出力信号の波形の方が、立ち下がり入力信号に対応する立ち下がり出力信号の波形より遅れる。ここで、遅延時間が大きくなる理由は、図4(b)のcに実線で示された3.0V系の立ち下がり入力信号に対する1.5V系のインバータ14のPMOSトランジスタの閾値VTP14が、1.5Vより少し低い電位に位置することによる。図4(b)はN経路であるため、ノードdに接続されているのはNMOSトランジスタ16である。NMOSトランジスタ16は、LであるGNDから少し電位の上がったところにNMOSトランジスタ16の閾値VTN16が位置する。従って、NMOSトランジスタ16は、遅延時間の小さいcに破線で示す立ち下がり出力信号でオフとなり、遅延時間が大きいdに実線で示す立ち上がり出力信号でオンとなる。
【0031】
以上をまとめると、P経路においては、PMOSトランジスタ15は相対的に遅延の大きいインバータ12の立ち下がり出力信号(図4(a)のbに破線で示す信号)でオンとなり、N経路においては、NMOSトランジスタ16は相対的に遅延の大きいインバータ14の立ち上がり出力信号(図4(b)のdに実線で示す信号)でオンとなる。すなわち、遅延整合回路10では、PMOSトランジスタ15もNMOSトランジスタ16も同様に遅延を大きくされた信号でオンとされるので、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合とにおける出力信号の遅延時間の差を抑制することができる。
【0032】
以上の説明を表にしたのが図5である。立ち上がり入力の行は、P経路においてPMOSトランジスタ15がオフになり、N経路においてNMOSトランジスタ16がオンになる動作を示している。遅延小は、遅延時間が相対的に小さいことを示しており、遅延大は、遅延時間が相対的に大きいことを示している。この場合は、インバータ11、12、13の遅延時間は相対的に小さいが、インバータ14の遅延時間が相対的に大きくなる。
このことにより、NMOSトランジスタ16がオンするタイミングが遅れる。立ち下がり入力の行は、N経路においてNMOSトランジスタ16がオフになり、P経路においてPMOSトランジスタ15がオンになる動作を示している。この場合は、インバータ12、13、14の遅延時間は相対的に小さいが、インバータ11の遅延時間が相対的に大きくなる。このことにより、PMOSトランジスタ15がオンするタイミングが遅れる。すなわち、PMOSトランジスタ15、およびNMOSトランジスタ16が同じように相対的に遅延の大きい状態でオンとなるので、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合における出力信号の遅延時間の差を抑制することができる。
【0033】
ここで、図8を参照し、比較のために、比較例に係る入力インタフェース70について説明する。図8(a)に示すように、入力インタフェース70は、インバータ22、17、20、バッファ18、遅延調整回路19を含んでいる。インバータ17、20、バッファ18、および遅延調整回路19は各々図1に示す、インバータ17、20、バッファ18、および遅延調整回路19と同じものである。すなわち、入力インタフェース60と比較して入力インタフェース70は、遅延整合回路10がインバータ22に置き換わっている点で異なる。入力インタフェース70も入力インタフェース60と同様、前段回路の入力回路61からの入力信号が立ち上がる場合、立ち下がる場合の出力信号の遅延時間の差を抑制し、図示しないクロック信号に対する入力信号の遅延時間を調整してセットアップタイム、ホールドタイムの設定を行う。
【0034】
入力インタフェース70では、インバータ22が遅延整合回路の機能を有している。すなわち、インバータ22は、例えば図6(a)に示す従来技術に係るインバータ30で構成されている。前段回路の入力回路61の電源電圧は電源VPERFで3.0Vであり、入力インタフェース70の電源電圧は電源VPERIで1.5Vである。入力インタフェース70のインバータ22およびインバータ17における遅延は、入力インタフェース60の場合と同様に考えて以下のようになる。すなわち、入力インタフェース70の入力信号、つまり入力回路61の出力信号が立ち上がり信号の場合は、インバータ22のNMOSトランジスタ(図示省略)の閾値VTNがGNDより少し上の電位にあるので、入力信号がGNDからHである3.0Vまで立ち上がる場合であっても、インバータ22は相対的に遅延時間の小さい状態でオンし、立ち下がり信号を出力する。インバータ17のPMOSトランジスタ(図示省略)の閾値は1.5Vより少し下の電位にあるので、相対的に遅延時間の小さい状態でオンし、立ち上がり信号を出力する。
【0035】
一方、入力インタフェース70の入力信号が立ち下がり信号の場合は、インバータ22のPMOSトランジスタ(図示省略)の閾値VTPが1.5Vより少し下の電位にあるので、入力信号がHである3.0Vから閾値VTPに到達するまでに時間がかかり、インバータ22は相対的に遅延時間の大きい状態でオンし、立ち上がり信号を出力する。インバータ17のNMOSトランジスタの閾値はGNDより少し上の電位にあるので、インバータ17は相対的に遅延時間の小さい状態でオンし、立ち下がり信号を出力する。
【0036】
図8(b)は、入力インタフェース70の以上の動作をまとめた表である。図8(b)に示すように、立ち上がり入力の場合は、インバータ22、インバータ17とも遅延時間が相対的に小さいので、入力インタフェース70の出力信号の遅延時間は相対的に小さくなる。一方、立ち下がり入力の場合は、インバータ17の遅延時間は相対的に小さいが、インバータ22の遅延時間が相対的に大きいことから、入力インタフェース70の出力信号の遅延時間は相対的に大きくなる。このことから、比較例に係る入力インタフェース70では、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合とで、出力信号の遅延時間の差を抑制することができない。
【0037】
また、図6(b)に示す遅延整合回路30を用いたとしても、前段回路である入力回路61の電源電圧に電位の変動があると、入力信号が立ち上がる場合と立ち下がる場合とで、出力信号の遅延時間に差ができてしまう。これは、遅延整合回路30のPMOSトランジスタ31とNMOSトランジスタ32のW/L比を、入力回路61の決まったある電源電圧に対して、出力信号の遅延時間の差を抑制するように調整しているためである。
【0038】
本実施の形態に係る遅延整合回路10は、前段回路である入力回路61の電源電圧に電位の変動があったとしても、その電位の変動が、P経路の立ち下がり入力信号とN経路の立ち上がり入力信号の両方で起こるため、結果として出力信号の遅延時間の差は変わらない。
【0039】
なお、上記実施の形態では、遅延整合回路10においてP経路、N経路の各々に2個ずつのインバータを接続する形態を例示して説明したが、これに限られず、駆動能力等を勘案して必要となる個数接続した形態としてもよい。また、入力インタフェース60においても、インバータ、バッファ等の個数は論理、駆動能力等を勘案して必要となる個数接続してもよい。
【符号の説明】
【0040】
10 遅延整合回路
11、12、13、14 インバータ
15 PMOSトランジスタ
16 NMOSトランジスタ
17 インバータ
18 バッファ
19 遅延調整回路
20 インバータ
21 出力端子
22 インバータ
30 遅延整合回路
31 PMOSトランジスタ
32 NMOSトランジスタ
33 入力端子
34 出力端子
50 DRAMメモリ
51 メモリセルアレー
52 行デコーダ
53 列デコーダ
54 I/O制御回路
55 入出力インタフェース
56 パッド
57 クロック回路
60 入力インタフェース
61 入力回路
63 遅延調整回路
64 バッファ
65 出力インタフェース
70 入力インタフェース
VTN、VTP 閾値


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8