(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022155525
(43)【公開日】2022-10-13
(54)【発明の名称】漏電保護向けの誘導モータ
(51)【国際特許分類】
H02K 5/22 20060101AFI20221005BHJP
H02K 5/08 20060101ALI20221005BHJP
【FI】
H02K5/22
H02K5/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045255
(22)【出願日】2022-03-22
(31)【優先権主張番号】202110337952.2
(32)【優先日】2021-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522113350
【氏名又は名称】王 中毅
【氏名又は名称原語表記】Zhongyi WANG
【住所又は居所原語表記】No. 35, Getangshan Village, Dongcheng Street, Yongkang, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】王 中毅
【テーマコード(参考)】
5H605
【Fターム(参考)】
5H605AA13
5H605BB05
5H605BB10
5H605CC01
5H605CC06
5H605EC13
5H605EC14
5H605EC18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】漏電保護向けの誘導モータを提供する。
【解決手段】漏電保護向けの誘導モータは、エンドケース1、放熱ファン、プラスチックケース、ステータ、端蓋5及び回転軸6からなる。エンドケースの開口端はプラスチックケースに固定して取り付けられ、プラスチックケースの内部に放熱ファンが取り付けられ、プラスチックケースの内部にステータが固定して取り付けられる。ステータの内部に回転軸が可動接続され、プラスチックケースにおけるエンドケースから離れる一方端に端蓋が固定して取り付けられ、回転軸の表面には絶縁性を向上するための絶縁層が塗布される。プラスチックケースの表面には結線ボックス7が固定して取り付けられ、結線ボックスの内部にシール板8が可動接続され、結線ボックスの内壁に接続柱が固定して接続され、シール板は接続柱によって結線ボックスと摺動する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
漏電保護向けの誘導モータであって、
エンドケース(1)、放熱ファン(2)、プラスチックケース(3)、ステータ(4)、端蓋(5)及び回転軸(6)からなり、
前記エンドケース(1)の開口端はプラスチックケース(3)に固定して取り付けられ、前記プラスチックケース(3)の内部に放熱ファン(2)が取り付けられ、
前記プラスチックケース(3)の内部にステータ(4)が固定して取り付けられ、前記ステータ(4)の内部に回転軸(6)が可動接続され、
前記プラスチックケース(3)におけるエンドケース(1)から離れる一方端に端蓋(5)が固定して取り付けられ、
前記回転軸(6)の表面に絶縁性を向上するための絶縁層が塗布され、
前記プラスチックケース(3)の表面に結線ボックス(7)が固定して取り付けられ、前記結線ボックス(7)の内壁にシール板(8)が可動接続され、
前記結線ボックス(7)の内壁に接続柱(9)が固定して接続され、
前記シール板(8)は接続柱(9)によって結線ボックス(7)と摺動し、前記シール板(8)の底端に接続フレーム(13)が固定して接続され、
前記接続柱(9)の内部に挿入ブロック(10)が摺動して挿設される、ことを特徴とする漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項2】
前記挿入ブロック(10)の形状は、アルファベットの「L」形をなし、「L」形の挿入ブロック(10)の短腕端にバネが固定して接続され、
前記接続柱(9)の内壁に回転ブロック(11)が回動して接続され、
バネにおける回転ブロック(11)から離れる一方端は、接続柱(9)の内壁に固定して接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項3】
前記回転ブロック(11)の内部に円柱(12)が可動挿設され、
前記円柱(12)の円弧面に矩形ブロック(14)が固定して接続され、
前記回転ブロック(11)の表面に矩形溝が開設され、矩形溝のサイズと矩形ブロック(14)のサイズは同じであり、矩形溝は矩形ブロック(14)を挿入するために用いられる、ことを特徴とする請求項2に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項4】
前記円柱(12)の円弧面に長板(15)が固定して接続され、
前記長板(15)の内部にインサート(16)が固定して取り付けられ、
前記接続柱(9)の内壁に挿入溝が開設され、挿入溝はインサート(16)を挿入するために用いられ、
挿入溝は、円柱(12)を中心軸として回転ブロック(11)の周りに円周分布される、ことを特徴とする請求項3に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項5】
前記シール板(8)の底端に長柱(17)が固定して接続され、
前記長柱(17)の表面に円盤(18)が摺動して外嵌され、
前記長柱(17)の底端にシャーシ(19)が固定して接続され、
前記シャーシ(19)の表面にバネが固定して接続され、バネにおけるシャーシ(19)から離れる一方端は円盤(18)に固定して接続され、バネは長柱(17)の表面に外嵌され、
前記円盤(18)の内部に長棒(20)が摺接され、
前記長棒(20)の表面にスライドバー(21)が摺動して外嵌される、ことを特徴とする請求項1に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項6】
前記長棒(20)の内部に丸棒(22)が可動挿設され、前記丸棒(22)の表面と円盤(18)は回動して接続され、前記丸棒(22)の円弧面に位置規制ブロック(23)が固定して接続され、前記長棒(20)の丸棒(22)に対する位置に接続溝が開設され、接続溝は、位置規制ブロック(23)が貫通するために用いられる、ことを特徴とする請求項5に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項7】
前記長棒(20)の表面にバネが固定して接続され、バネにおける長棒(20)から離れる一方端は円盤(18)に固定して接続され、バネは丸棒(22)の表面に外嵌され、バネの内径サイズは位置規制ブロック(23)のサイズよりも大きい、ことを特徴とする請求項5に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項8】
前記プラスチックケース(3)の表面にベース(24)が固定して接続され、前記ベース(24)の表面に凹溝(29)が開設され、前記凹溝(29)の内壁にブロック(25)が回動して接続され、前記ブロック(25)の内部に接続ブロック(27)が可動挿設され、前記接続ブロック(27)の表面にハンドル(28)が回動して接続され、前記ブロック(25)の内部に挿入棒(26)が螺合される、ことを特徴とする請求項1に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項9】
前記ハンドル(28)の数は二つであり、二つの前記ハンドル(28)はプラスチックケース(3)の両側に位置する、ことを特徴とする請求項8に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【請求項10】
前記スライドバー(21)の内壁にバネが固定して接続され、バネにおけるスライドバー(21)から離れる一方端は長棒(20)に固定して接続される、ことを特徴とする請求項5に記載の漏電保護向けの誘導モータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導モータ技術分野に関し、特に漏電保護向けの誘導モータに関する。
【背景技術】
【0002】
誘導モータとは、ステータとロータの間は電磁誘導作用に依存して、ロータ内に電流を誘導し、電気機械エネルギー変換を実現するモータである。誘導モータのステータは、ステータコア、ステータ巻線及び台座の三つの部分からなる。ロータは、ロータコア、ロータ巻線及び回転軸からなる。ロータコアも主磁気回路の一部であり、一般的には、厚さ0.5mmのケイ素鋼板が積み重ねて形成され、コアは、回転軸又はロータブラケットに固定される。ロータ全体の外観は円柱形状となる。ロータ巻線は、かご型と巻き線型の二タイプに分けられる。
【0003】
モータを組み立てた後、電源に接続して使用する必要がある場合が多く、この時、電線の取り付けと使用を容易にするために、モータのケーシングに結線ボックスを取り付ける必要がある。従来の結線ボックスは、電線が取り付けられた後、ボルトでシール板を取り付ける必要があり、一方、モータが生産されたばかりの場合デバックする時、シールカバーの取り付けと取り外しを頻繁に繰り返すと、ユーザの時間が大幅に無駄になる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、従来の結線ボックスは電線が取り付けられた後、ボルトでシール板を取り付ける必要がある場合が多く、モータが生産されたばかりの場合デバックする時、シールカバーの取り付けと取り外しを頻繁に繰り返すと、ユーザの時間が大幅に無駄になるという問題を解決するために、漏電保護向けの誘導モータを提供することである。
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は以下の技術案を採用する。漏電保護向けの誘導モータであって、エンドケース、放熱ファン、プラスチックケース、ステータ、端蓋及び回転軸からなり、前記エンドケースの開口端はプラスチックケースに固定して取り付けられ、プラスチックケースのケーシングによって従来のモータの金属ケースを置き換えて、漏電防止作用を有し、前記プラスチックケースの内部に放熱ファンが取り付けられ、前記プラスチックケースの内部にステータが固定して取り付けられ、前記ステータの内部に回転軸が可動接続され、前記プラスチックケースにおけるエンドケースから離れる一方端に端蓋が固定して取り付けられ、前記回転軸の表面に絶縁性を向上するための絶縁層が塗布され、前記プラスチックケースの表面に結線ボックスが固定して取り付けられ、前記結線ボックスの内壁にシール板が可動接続され、前記結線ボックスの内壁に接続柱が固定して接続され、前記シール板は接続柱によって結線ボックスと摺動し、前記シール板の底端に接続フレームが固定して接続され、前記接続柱の内部に挿入ブロックが摺動して挿設される。
【0006】
好ましくは、前記挿入ブロックの形状は、アルファベットの「L」形をなし、前記「L」形の挿入ブロックの短腕端にバネが固定して接続され、前記接続柱の内壁に回転ブロックが回動して接続され、バネにおける回転ブロックから離れる一方端は、接続柱の内壁に固定して接続される。
【0007】
好ましくは、前記回転ブロックの内部に円柱が可動挿設され、前記円柱の円弧面に矩形ブロックが固定して接続され、前記回転ブロックの表面に矩形溝が開設され、矩形溝のサイズと矩形ブロックのサイズは同じであり、矩形溝は矩形ブロックを挿入するために用いられる。
【0008】
好ましくは、前記円柱の円弧面に長板が固定して接続され、前記長板の内部にインサートが固定して取り付けられ、前記接続柱の内壁に挿入溝が開設され、挿入溝はインサートを挿入するために用いられ、挿入溝は、円柱を中心軸として回転ブロックの周りに円周分布される。
【0009】
好ましくは、前記シール板の底端に長柱が固定して接続され、前記長柱の表面に円盤が摺動して外嵌され、前記長柱の底端にシャーシが固定して接続され、前記シャーシの表面にバネが固定して接続され、バネにおけるシャーシから離れる一方端は円盤に固定して接続され、バネは長柱の表面に外嵌され、前記円盤の内部に長棒が摺接され、前記長棒の表面にスライドバーが摺動して外嵌され、前記スライドバーの内壁にバネが固定して接続され、バネにおけるスライドバーから離れる一方端は長棒に固定して接続される。
【0010】
好ましくは、前記長棒の内部に丸棒が可動挿設され、前記丸棒の表面と円盤は回動して接続され、前記丸棒の円弧面に位置規制ブロックが固定して接続され、前記長棒の丸棒に対する位置に接続溝が開設され、接続溝は、位置規制ブロックが貫通するために用いられる。
【0011】
好ましくは、前記長棒の表面にバネが固定して接続され、バネにおける長棒から離れる一方端は円盤に固定して接続され、バネは丸棒の表面に外嵌され、バネの内径サイズは位置規制ブロックのサイズよりも大きい。
【0012】
好ましくは、前記プラスチックケースの表面にベースが固定して接続され、前記ベースの表面に凹溝が開設され、前記凹溝の内壁にブロックが回動して接続され、前記ブロックの内部に接続ブロックが可動挿設され、前記接続ブロックの表面にハンドルが回動して接続され、前記ハンドルの数は二つであり、二つの前記ハンドルはプラスチックケースの両側に位置し、前記ブロックの内部に挿入棒が螺合される。
【0013】
従来技術に比べて、本発明の利点と積極的な効果は以下である。
【0014】
1、本発明において、シール板を取り付ける必要がある時、先ず、シール板を結線ボックスに配置し、シール板の先端は接続柱の先端と面一になった後、シール板の底端の接続フレームは挿入ブロックに面一となり、この時、先ず、円柱を上に向けて引き上げて、円柱はその表面の矩形ブロックが上昇するように駆動するとともに、円柱は長板によってインサートを挿入溝内から引き出し、この時、インサートは挿入溝によって円柱の回動を規制しなくなり、この時、円柱を回動して、円柱は矩形ブロックによって回転ブロックが回動するように駆動し、この時、回転ブロックは接続柱内に回動し、回転ブロックにおける挿入ブロックに近い一方端の一部が突き出されているため、この時、回転ブロックは挿入ブロックを押圧することによって、挿入ブロックを接続柱内から押し出して接続フレーム内に挿入し、この時、シール板は接続フレームによって上下に移動することが規制され、この時、円柱を回転ブロックの方向に向けて押圧し、円柱はその表面の長板が移動するように駆動し、この時、長板はインサートが接続柱の内壁の挿入溝内に挿入するように駆動し、この時、インサートは挿入溝内に係合されるとともに、挿入溝はインサートによって円柱の回動を規制し、そのうち、回転ブロックの表面の矩形溝は、矩形ブロックを挿入するために用いられ、それによって、円柱が回動する時に回転ブロックを回動させるように駆動することができる。シール板を取り外す必要がある時、先ず、円柱を移動して、インサートを挿入溝内から引き出して、この時、さらに矩形ブロックによって回転ブロックが回動するように駆動し、回転ブロックの突き出した端は、挿入ブロックから離れる方向に向けて回動し、この時、挿入ブロックは回転ブロックに当接しなくなり、挿入ブロックの表面のバネは弾性力を回復することによって、挿入ブロックを密封する方向から離れる方向に向けて押圧し、この時、挿入ブロックは接続フレームの内部から移り出すことによって、接続フレームの移動を規制しなくなり、この時、シール板が開かれることができる。構造全体は、従来の結線ボックスは電線を取り付けた後に、ボルトでシール板を取り付ける必要がある場合が多く、一方、モータが生産されたばかりの場合デバックする時、シールカバーの取り付けと取り外しを頻繁に繰り返すと、ユーザの時間が大幅に無駄になる問題を解決した。
【0015】
2、本発明では、円盤とスライドバーをシャーシの方向に向けて押圧し、この時、長柱の先端の一部が露出され、この時、電線を長柱の表面に巻き付けて、電線が巻き付けられた後、円盤とスライドバーを緩めて、この時、円盤は、シャーシ表面のバネに押圧されることによって、シール板に近づき、スライドバーも長棒の先端のバネに押圧されてシール板に近づき、これと同時に、長棒を摺動して、長棒を長柱の方向に向けて摺動して、この時、長棒とスライドバーは電線を押圧することによって、電線がバラバラになることが回避され、長棒とスライドバーはこの電線を押圧する時、長棒はその自身の表面のバネも同時に押圧し、この時、丸棒を回動して、丸棒はその表面の位置規制ブロックが回動するように駆動し、この時、位置規制ブロックは接続溝と位置ずれて、この時、位置規制ブロックは長棒に当接するとともに、長棒は電線とバネに押圧されるため、逆に位置規制ブロックに対して横方向の押圧力を与えて、それによって、長棒と位置規制ブロックとの間の摩擦が増加し、位置規制ブロックが摺動しやすい問題を避ける。構造全体は、電線が長すぎる時、手元にツールがないと、結線ボックスに直接に配置すると乱雑になる問題を解決した。
【0016】
3、本発明において、モータを移動する必要がある時、先ず、ブロックを凹溝内から転出させて、この時、二つの接続ブロックをそれぞれ二つのブロック内に挿入するとともに、挿入棒を締め付けて、挿入棒は、ブロック内を貫通して接続ブロック内に挿入し、この時、挿入棒は接続ブロックの移動を規制し、この時、ベースの両端はいずれにもハンドルが取り付けられ、作業者はハンドルによってモータより容易に持ち運ぶ。モータにおける持ち運ぶことが可能な箇所はいずれにも角部があり、作業者が長期間で持ち運ぶ場合、手が角部に当接して痛くなりやすい問題が回避された。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明による漏電保護向けの誘導モータの立体構造概略図である。
【
図2】本発明による漏電保護向けの誘導モータの
図1の分解概略図である。
【
図3】本発明による漏電保護向けの誘導モータにおけるシール板の一部構造概略図である。
【
図4】本発明による漏電保護向けの誘導モータの
図3の底側構造概略図である。
【
図5】本発明による漏電保護向けの誘導モータにおける接続柱の一部構造概略図である。
【
図6】本発明による漏電保護向けの誘導モータにおける円柱の一部構造概略図である。
【
図7】本発明による漏電保護向けの誘導モータにおける長柱の一部構造概略図である。
【
図8】本発明による漏電保護向けの誘導モータにおける長棒の一部構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解することができるために、以下は、添付図面と実施例を結び付けながら本発明をさらに説明する。説明すべきことは、矛盾しない限り、本出願の実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わせることができる。
【0019】
以下の記述において、本発明を十分に理解するために、沢山の具体的な詳細を記述するが、本発明は、ここで記述される形態と異なる形態を採用して実施することもできるため、本発明は、以下に開示される明細書の具体的な実施例に限定されるものではない。
【0020】
実施例1:
図1~8に示すように、本発明は、漏電保護向けの誘導モータを提供する。この漏電保護向けの誘導モータは、エンドケース1、放熱ファン2、プラスチックケース3、ステータ4、端蓋5及び回転軸6を含む。
【0021】
図1と
図3に示すように、エンドケース1の開口端はプラスチックケース3に固定して取り付けられ、プラスチックケース3の内部に放熱ファン2が取り付けられ、プラスチックケース3の内部にステータ4が固定して取り付けられ、ステータ4の内部に回転軸6が可動接続され、プラスチックケース3におけるエンドケース1から離れる一方端に端蓋5が固定して取り付けられ、回転軸6の表面に絶縁性を向上するための絶縁層が塗布され、プラスチックケース3の表面に結線ボックス7が固定して取り付けられ、結線ボックス7の内壁にシール板8が可動接続され、結線ボックス7の内壁に接続柱9が固定して接続され、シール板8は接続柱9によって結線ボックス7と摺動し、シール板8の底端に接続フレーム13が固定して接続され、接続柱9の内部に挿入ブロック10が摺動して挿入され、挿入ブロック10の形状はアルファベットの「L」形をなし、「L」形の挿入ブロック10の短腕端にバネが固定して接続され、接続柱9の内壁に回転ブロック11が回動して接続され、バネにおける回転ブロック11から離れる一方端は接続柱9の内壁に固定して接続され、シール板8を取り付ける必要がある時、先ず、シール板8を結線ボックス7に配置し、シール板8の先端は接続柱9の先端と面一になった後、シール板8の底端の接続フレーム13は挿入ブロック10と面一になり、この時、先ず、円柱12を上に向けて引き上げて、円柱12はその表面の矩形ブロック14が上昇するように駆動するとともに、円柱12は長板15によってインサート16を挿入溝内から引き出し、この時、インサート16は挿入溝によって円柱12の回動を規制しなくなり、この時、円柱12を回動して、円柱12は矩形ブロック14によって回転ブロック11が回動するように駆動し、この時、回転ブロック11は接続柱9内に回動し、回転ブロック11における挿入ブロック10に近い一方端の一部が突き出されているため、この時、回転ブロック11は挿入ブロック10を押圧することによって、挿入ブロック10を接続柱9内から押し出して接続フレーム13内に挿入し、この時、シール板8は接続フレーム13によって上下に移動することが規制され、この時、円柱12を回転ブロック11の方向に向けて押圧し、円柱12はその表面の長板15が移動するように駆動し、この時、長板15はインサート16が接続柱9の内壁の挿入溝内に挿入するように駆動し、この時、インサート16は挿入溝内に係合されるとともに、挿入溝はインサート16によって円柱12の回動を規制し、そのうち、回転ブロック11の表面の矩形溝は、矩形ブロック14を挿入するために用いられ、それによって、円柱12が回動する時に回転ブロック11を回動させるように駆動することができ、回転ブロック11の内部に円柱12が可動挿設され、円柱12の円弧面に矩形ブロック14が固定して接続され、回転ブロック11の表面に矩形溝が開設され、矩形溝のサイズと矩形ブロック14のサイズは同じであり、矩形溝は矩形ブロック14を挿入するために用いられ、円柱12の円弧面に長板15が固定して接続され、長板15の内部にインサート16が固定して取り付けられ、接続柱9の内壁に挿入溝が開設され、挿入溝はインサート16を挿入するために用いられ、挿入溝は円柱12を中心軸として回転ブロック11の周りに円周分布される。シール板8を取り外す必要がある時、先ず、円柱12を移動して、インサート16を挿入溝内から引き出して、この時、さらに矩形ブロック14よって回転ブロック11が回動するように駆動し、回転ブロック11の突き出した端は、挿入ブロック10から離れる方向に向けて回動し、この時、挿入ブロック10は回転ブロック11に当接しなくなり、挿入ブロック10の表面のバネは弾性力を復帰することによって、挿入ブロック10を密封する方向から離れる方向に向けて押圧し、この時、挿入ブロック10は接続フレーム13の内部から移り出すことによって、接続フレーム13の移動を規制しなくなり、この時、シール板8が開かれることができる。
【0022】
その効果は、シール板8を取り付ける必要がある時、先ず、シール板8を結線ボックス7に配置し、シール板8の先端は接続柱9の先端と面一になった後、シール板8の底端の接続フレーム13は挿入ブロック10と面一になり、この時、先ず、円柱12を上に向けて引き上げて、円柱12はその表面の矩形ブロック14が上昇するように駆動するとともに、円柱12は長板15によってインサート16を挿入溝から引き出し、この時、インサート16は挿入溝によって円柱12の回動を規制しなくなり、この時、円柱12を回動して、円柱12は矩形ブロック14によって回転ブロック11が回動するように駆動し、この時、回転ブロック11は接続柱9内に回動し、回転ブロック11における挿入ブロック10に近い一方端の一部が突き出されているため、この時、回転ブロック11は挿入ブロック10を押圧することによって、挿入ブロック10を接続柱9内から押し出して接続フレーム13内に挿入し、この時、シール板8は接続フレーム13によって上下に移動することが規制され、この時、円柱12を回転ブロック11の方向に向けて押圧し、円柱12はその表面の長板15が移動するように駆動し、この時、長板15はインサート16が接続柱9内壁の挿入溝内に挿入するように駆動し、この時、インサート16は挿入溝内に係合されるとともに、挿入溝はインサート16によって円柱12の回動を規制し、そのうち、回転ブロック11の表面の矩形溝は、矩形ブロック14を挿入するために用いられ、それによって、円柱12が回動する時に回転ブロック11を回動させるように駆動することができる。シール板8を取り外す必要がある時、先ず、円柱12を移動して、インサート16を挿入溝内から引き出して、この時、さらに矩形ブロック14によって回転ブロック11が回動するように駆動し、回転ブロック11の突き出した端は、挿入ブロック10から離れる方向に向けて回動し、この時、挿入ブロック10は回転ブロック11に当接しなくなり、挿入ブロック10の表面のバネは弾性力を復帰することによって、挿入ブロック10を密封する方向から離れる方向に向けて押圧し、この時、挿入ブロック10は接続フレーム13の内部から移り出すことによって、接続フレーム13の移動を規制しなくなり、この時、シール板8が開かれることができる。構造全体は、従来の結線ボックス7は電線を取り付けた後に、ボルトでシール板8を取り付ける必要がある場合が多く、一方、モータが生産されたばかりの場合デバックする時、シールカバーの取り付けと取り外しを頻繁に繰り返すと、ユーザの時間が大幅に無駄になる問題を解決した。
【0023】
図1と
図7に示すように、シール板8の底端に長柱17が固定して接続され、長柱17の表面に円盤18が摺動して外嵌され、長柱17の底端にシャーシ19が固定して接続され、シャーシ19の表面にバネが固定して接続され、バネにおけるシャーシ19から離れる一方端は円盤18に固定して接続され、バネは長柱17の表面に外嵌され、円盤18の内部に長棒20が摺動して接続され、長棒20の表面にスライドバー21が摺動して外嵌めされ、スライドバー21の内壁にバネが固定して接続され、バネにおけるスライドバー21から離れる一方端は長棒20に固定して接続される。まず、円盤18とスライドバー21をシャーシ19の方向に向けて押圧し、この時、長柱17の先端の一部が露出され、この時、電線を長柱17の表面に巻き付けて、電線が巻き付けられた後、円盤18とスライドバー21を緩めて、この時、円盤18は、シャーシ19の表面のバネに押圧されることによって、シール板8に近づき、スライドバー21も長棒20先端のバネに押圧されてシール板8に近づき、これと同時に、長棒20を摺動して、長棒20を長柱17の方向に向けて摺動して、この時、長棒20とスライドバー21は電線を押圧することによって、電線がバラバラになることが回避され、長棒20の内部に丸棒22が可動挿設され、丸棒22の表面と円盤18は回動して接続され、丸棒22の円弧面に位置規制ブロック23が固定して接続され、長棒20の丸棒22に対する位置に接続溝が開設され、接続溝は位置規制ブロック23が貫通するために用いられ、長棒20の表面にバネが固定して接続され、バネにおける長棒20から離れる一方端は円盤18に固定して接続され、バネは丸棒22の表面に外嵌され、バネの内径サイズは、位置規制ブロック23のサイズよりも大きく、長棒20とスライドバー21はこの電線を押圧する時、長棒20はその自身の表面のバネも同時に押圧し、この時、丸棒22を回動して、丸棒22はその表面の位置規制ブロック23が回動するように駆動し、この時、位置規制ブロック23は接続溝と位置ずれて、この時、位置規制ブロック23は長棒20に当接するとともに、長棒20は電線とバネに押圧されるため、逆に位置規制ブロック23に対して横方向の押圧力を与えて、それによって、長棒20と位置規制ブロック23との間の摩擦が増加し、位置規制ブロック23が摺動しやすい問題を避ける。
【0024】
その効果は、先ず、円盤18とスライドバー21をシャーシ19の方向に向けて押圧し、この時、長柱17の先端の一部が露出され、この時、電線を長柱17の表面に巻き付けて、電線が巻き付けられた後、円盤18とスライドバー21を緩めて、この時、円盤18は、シャーシ19の表面のバネに押圧されることによって、シール板8に近づき、スライドバー21も長棒20先端のバネに押圧されてシール板8に近づき、これと同時に、長棒20を摺動して、長棒20を長柱17の方向に向けて摺動して、この時、長棒20とスライドバー21は電線を押圧することによって、電線がバラバラになることが回避される。長棒20とスライドバー21はこの電線を押圧する時、長棒20はその自身の表面のバネも同時に押圧し、この時、丸棒22を回動して、丸棒22はその表面の位置規制ブロック23が回動するように駆動し、この時、位置規制ブロック23は接続溝と位置ずれて、この時、位置規制ブロック23は長棒20に当接するとともに、長棒20は電線とバネに押圧されるため、逆に位置規制ブロック23に対して横方向の押圧力を与えて、それによって、長棒20と位置規制ブロック23との間の摩擦が増加し、位置規制ブロック23が摺動しやすい問題を避ける。構造全体は、電線が長すぎる時、手元にツールがないと、結線ボックス7に直接に配置すると乱雑になる問題を解決した。
【0025】
実施例2:実施例1に基づいて、
図1と
図2に示すように、プラスチックケース3の表面にベース24が固定して接続され、ベース24の表面に凹溝29が開設され、凹溝29の内壁にブロック25が回動して接続され、ブロック25の内部に接続ブロック27が可動挿設され、接続ブロック27の表面にハンドル28が回動して接続され、ブロック25の内部に挿入棒26が螺合される。モータを移動する必要がある時、先ず、ブロック25を凹溝29内から転出させて、この時、二つの接続ブロック27を、ぞれぞれ二つのブロック25内に挿入するとともに、挿入棒26を締め付けて、挿入棒26は、ブロック25内を貫通して接続ブロック27内に挿入し、この時、挿入棒26は接続ブロック27の移動を規制し、この時、ベース24の両端はいずれにもハンドル28が取り付けられ、作業者はハンドル28によってモータをより容易に持ち運び、ハンドル28の数は二つであり、二つのハンドル28は、プラスチックケース3の両側に位置する。
【0026】
その効果は、モータを移動する必要がある時、先ず、ブロック25を凹溝29内から転出させて、この時、二つの接続ブロック27をそれぞれ二つのブロック25に挿入するとともに、挿入棒26を締め付けて、挿入棒26は、ブロック25内を貫通して接続ブロック27内に挿入し、この時、挿入棒26は接続ブロック27の移動を規制し、この時、ベース24の両端はいずれにもハンドル28が取り付けられ、作業者はハンドル28によってモータをより容易に持ち運ぶ。モータにおける持ち運ぶことが可能な箇所はいずれにも角部があり、作業者は長期間で持ち運ぶ場合、手は角部に当接して痛くなりやすい問題が回避された。
【0027】
以上の記述は、単に本発明の比較的に好ましい実施例であり、本発明に対する他の形式の制限を構成しないものとする。当業者は、上述した技術内容を利用して同等変化する等効果の実施例を変更又は改良して他の分野に適用することができる。ただし、本発明の技術案を逸脱しない内容、本発明の技術趣旨に基づいて以上の実施例に対してなされたすべての簡単な修正、同等変化及び改良は、依然として本発明の技術案の保護範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0028】
1、エンドケース;2、放熱ファン;3、プラスチックケース;4、ステータ;5、端蓋;6、回転軸;7、結線ボックス;8、シール板;9、接続柱;10、挿入ブロック;11、回転ブロック;12、円柱;13、接続フレーム;14、矩形ブロック;15、長板;16、インサート;17、長柱;18、円盤;19、シャーシ;20、長棒;21、スライドバー;22、丸棒;23、位置規制ブロック;24、ベース;25、ブロック;26、挿入棒;27、接続ブロック;28、ハンドル;29、凹溝