(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022156015
(43)【公開日】2022-10-14
(54)【発明の名称】屋根体
(51)【国際特許分類】
E04B 7/02 20060101AFI20221006BHJP
【FI】
E04B7/02 521Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021059505
(22)【出願日】2021-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】上野 毅
(72)【発明者】
【氏名】宮田 知典
(72)【発明者】
【氏名】纐纈 誉士
(72)【発明者】
【氏名】田所 丈季
(57)【要約】
【課題】野縁を垂木に容易に取り付けることができる屋根体を提供すること。
【解決手段】屋根体2は、所定方向に延びると共に所定方向に交差する方向に並んで配置される複数の垂木5と、複数の垂木5のうちの隣り合う垂木5の間に亘って延びると共に垂木5に取り付けられる野縁6と、野縁6の上方側において、隣り合う垂木5の間に取り付けられるパネル材7と、を備え、垂木5は、垂木5の長手方向の途中において垂木5の側面に設けられる側面開口部513を有し、野縁6は、長尺状の野縁本体61と、野縁本体61の長手方向Xの端部に設けられ垂木5側に突出して側面開口部513に係合可能な係合部材62と、を備える。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定方向に延びると共に所定方向に交差する方向に並んで配置される複数の垂木と、
前記複数の垂木のうちの隣り合う垂木の間に亘って延びると共に前記垂木に取り付けられる野縁と、
前記野縁の上方側において、前記隣り合う垂木の間に取り付けられるパネル材と、を備える屋根体であって、
前記垂木は、前記垂木の長手方向の途中において前記垂木の側面に設けられる側面開口部を有し、
前記野縁は、長尺状の野縁本体と、前記野縁本体の長手方向の端部に設けられ前記垂木側に突出して前記側面開口部に係合可能な係合部材と、を備える、屋根体。
【請求項2】
前記係合部材は、弾性変形可能に構成され、前記隣り合う垂木の間に上方側から下方側に前記野縁を移動させた場合に、前記垂木の側面に押圧されて弾性変形した状態から前記側面開口部において弾性変形が解除されることで、前記側面開口部に係合する、請求項1に記載の屋根体。
【請求項3】
前記垂木は、下部において側方に延出すると共に前記野縁が配置される下部側方延出部を備え、
前記下部側方延出部は、前記垂木の長手方向への前記野縁の移動を規制する規制部を有する、請求項1又は2に記載の屋根体。
【請求項4】
前記係合部材は、前記野縁本体の長手方向の端部に装着され、前記野縁本体の長手方向の端部に係合可能な野縁本体側係合部を有する、請求項1~3のいずれかに記載の屋根体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、屋根体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所定方向に延びると共に所定方向に交差する方向に並んで配置される複数の垂木と、複数の垂木のうちの隣り合う垂木の間に亘って延びる野縁と、隣り合う垂木の間に取り付けられるパネル材と、を備える屋根体が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の屋根体においては、屋根体の下方からのネジにより、野縁を垂木にネジ止めるすることで、野縁を垂木に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、屋根体の下方からのネジにより野縁を垂木にネジ止めして固定する構成とすると、屋根体の下方側からのネジ止めの作業が必要となり、作業者に負担となることがある。そのため、野縁を垂木に容易に取り付けることが求められている。
【0005】
本開示は、野縁を垂木に容易に取り付けることができる屋根体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、所定方向に延びると共に所定方向に交差する方向に並んで配置される複数の垂木と、前記複数の垂木のうちの隣り合う垂木の間に亘って延びると共に前記垂木に取り付けられる野縁と、前記野縁の上方側において、前記隣り合う垂木の間に取り付けられるパネル材と、を備える屋根体であって、前記垂木は、前記垂木の長手方向の途中において前記垂木の側面に設けられる側面開口部を有し、前記野縁は、長尺状の野縁本体と、前記野縁本体の長手方向の端部に設けられ前記垂木側に突出して前記側面開口部に係合可能な係合部材と、を備える、屋根体に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】垂木と野縁との取り付け構造を斜め上方側から見た斜視図である。
【
図3】垂木と野縁との取り付け構造を斜め下方側から見た斜視図である。
【
図5】野縁を垂木に取り付ける状態を斜め下方側から見た斜視図である。
【
図6】野縁を垂木に取り付ける状態を斜め上方側から見た斜視図である。
【
図7】垂木本体に野縁係合部材を取り付ける状態を示す斜視図である。
【
図8】野縁を垂木と垂木との間に取り付ける状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の屋根体2を備える屋根構造体について、図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、屋根構造体をテラス1に適用した例について説明する。なお、例えば、屋根構造体を、テラス以外の構造物、例えば、カーポート、駐輪場、シェルター、休憩所、バス停などの構造物に適用してもよい。
【0009】
本実施形態の説明においては、テラス1において、建物10の壁部10a側を後側といい、建物10の壁部10aと反対側の支柱11側を前側という。垂木掛け3及び前枠4が延びる方向を左右方向という。
【0010】
本実施形態のテラス1は、
図1に示すように、屋根体2と、2つの支柱11と、を備える。屋根体2の後側は、建物10の壁部10aに接続され、屋根体2の前側の端部は、2つの支柱11に支持されている。屋根体2は、建物10の壁部10aに固定される垂木掛け3(後側材)と、垂木掛け3から建物10の壁部10aと反対側に離間して配置される前枠4(前側材)と、垂木掛け3と前枠4との間に亘って延びると共に左右方向に並んで配置される複数の垂木5と、隣り合う垂木5の間に亘って延びる複数の野縁6と、野縁6の上方側において隣り合う垂木5の間に取り付けられて左右方向に並んで配置される複数のパネル材7と、を備える。屋根体2は、垂木掛け3側から前枠4側に向かうに従って下るように傾斜している。
【0011】
複数の垂木5は、
図1に示すように、屋根体2の左右方向の両端部に配置される2つの端部垂木501(垂木)と、2つの端部垂木501の間において左右方向(垂木5が延びる方向に交差する方向)に並んで配置される複数の中間垂木502(垂木)と、を有する。端部垂木501は、端部垂木501における左右方向の一方側(屋根体2の左右方向の内側)において、パネル材7の幅方向の端部を上下方向において挟んで固定する。中間垂木502は、中間垂木502における左右方向の両側において、パネル材7の幅方向の端部を上下方向において挟んで固定する。
【0012】
垂木5は、
図2に示すように、垂木本体51と、垂木本体51の上部に配置され垂木本体51との間にパネル材7の端部を挟み込む垂木カバー52(垂木上部材)と、を有する。
【0013】
垂木本体51は、
図2~
図6に示すように、中空部を有する垂木本体ホロー部511と、垂木本体ホロー部511の下部において側方の両側に延出する一対の下部側方延出部515と、を有する。垂木本体ホロー部511の垂木側面板512には、垂木5の長手方向の途中において、複数の野縁6が取り付けられる位置に対応して複数の側面開口部513が形成される。
【0014】
側面開口部513は、垂木本体51の幅方向の端部に形成される垂木側面板512を貫通して形成される。側面開口部513は、端部垂木501(
図1参照)においては、垂木本体51の幅方向の一方側である屋根体2の左右方向の内側において、側方に開口し、中間垂木502(
図1参照)においては、垂木本体51の幅方向の両側において、側方に開口する。本実施形態においては、側面開口部513は、例えば、四角形状に開口する。
【0015】
一対の下部側方延出部515は、
図3~
図6に示すように、横延出板516と、横延出板516の外側の端部から上方に突出する突出板517と、を有する。突出板517における野縁6が取り付けられる位置には、切り欠き規制部517a(規制部)が形成される。切り欠き規制部517aには、野縁6が垂木本体51の下部側方延出部515に配置された場合に、野縁6の野縁係合部材62(後述)の下部規制凸部624が配置される。これにより、切り欠き規制部517aは、野縁6の野縁係合部材62の下部規制凸部624の前後方向へ移動を規制することで、垂木5の長手方向への野縁6の移動を規制する。
【0016】
複数の野縁6は、それぞれ、垂木5に取り付けられる。複数の野縁6は、
図6に示すように、それぞれ、長尺状の野縁本体61と、野縁本体61の長手方向Xの端部に設けられる一対の野縁係合部材62(係合部材)と、を有する。
【0017】
野縁本体61は、
図7に示すように、中空部を有する野縁本体ホロー部611を有する。野縁本体ホロー部611は、野縁6の長手方向Xの端面において開放する小口615を有する。野縁本体ホロー部611は、一対の野縁本体側面板612と、底面板613と、を有する。
【0018】
一対の野縁本体側面板612は、野縁6の幅方向Hに離間して配置される。一対の野縁本体側面板612は、それぞれ、野縁6の長手方向Xの端部寄りにおいて開口する一対の側方係合開口部612aを有する。
【0019】
側方係合開口部612aは、野縁本体ホロー部611の長手方向Xの一端部及び他端部それぞれにおいて2つずつ設けられる。2つの側方係合開口部612aは、野縁本体ホロー部611の長手方向Xの一端部及び他端部それぞれにおいて幅方向Hに対向して配置される。
【0020】
底面板613には、
図7に示すように、長手方向Xの野縁係合部材62側の手前側の端部から奥側に凹む凹部613aが形成される。凹部613aには、野縁係合部材62が野縁本体61に装着された場合に、野縁係合部材62の下部規制凸部624が配置される。
【0021】
一対の野縁係合部材62は、それぞれ、野縁本体61の長手方向Xの両端部の小口615に挿入して装着される。野縁係合部材62は、弾性変形可能に構成される。
【0022】
野縁係合部材62は、係合部材本体621と、垂木係合弾性凸部622と、一対の野縁本体係合弾性凸部623(野縁本体側係合部)と、下部規制凸部624と、を有する。
【0023】
係合部材本体621は、野縁本体61の長手方向Xの両端部の小口615において、手前側が前面板621aで閉止されると共に奥側が開放した筒状に形成される。係合部材本体621は、大部分が野縁本体61の内部に配置される。
【0024】
垂木係合弾性凸部622は、係合部材本体621から垂木5側に突出して形成される。垂木係合弾性凸部622は、垂木本体51の側面開口部513に係合可能である。
【0025】
垂木係合弾性凸部622は、野縁係合部材62の垂木5側の端面において、係合部材本体621の前面板621aの下方に設けられる。垂木係合弾性凸部622は、前面板621aにおいて、下方が開放するU字溝の内側の部分が弾性変形可能に垂木5側に突出して形成される。垂木係合弾性凸部622は、押圧されていない場合に、垂木5側に突出する突出位置に配置され、押圧された場合に、押されることで弾性変形した状態から、押圧されなくなることで、弾性変形が解除されて、突出位置に配置される。
【0026】
垂木係合弾性凸部622は、傾斜突出面622aを有する。傾斜突出面622aは、野縁係合部材62の下方から上方に向かうに従って野縁係合部材62の前面板621aの前面から徐々に突出するように傾斜して形成される。傾斜突出面622aは、野縁6を垂木本体51に取り付ける際に、垂木本体51の垂木側面板512の側面512aに押圧される面である。
【0027】
野縁6を隣り合う垂木5の間に取り付ける場合に、
図8に示すように、隣り合う垂木5の間に、野縁6が上方から下方に移動される。野縁6が上方側から下方側に移動されることで、野縁6が隣り合う垂木5の間に挿入されて、垂木係合弾性凸部622の傾斜突出面622aは、垂木本体51の垂木側面板512の側面512aに押圧されることで、垂木係合弾性凸部622は、弾性変形により一旦内側に押圧される。
【0028】
野縁6が更に下方に移動されることで、垂木係合弾性凸部622は、垂木本体51の側面開口部513まで移動されて、弾性変形された状態から、押圧されなくなることで、弾性変形が解除されて、垂木本体51側に突出される。これにより、野縁6の垂木係合弾性凸部622が垂木本体51の側面開口部513に係合することで、野縁6を垂木本体51に取り付けることができる。
【0029】
一対の野縁本体係合弾性凸部623は、
図7に示すように、係合部材本体621の幅方向Hの両端部に形成される一対の係合部材側面板621bに設けられる。野縁本体係合弾性凸部623は、野縁本体61の側方係合開口部612aに係合可能である。野縁本体係合弾性凸部623は、後方が開放するU字の溝の内側の部分が弾性変形可能に側方に突出して形成される。野縁本体係合弾性凸部623は、押圧されていない場合に、突出位置に配置され、押圧された場合に、弾性変形により、一旦内側に押されて、押圧されなくなることで、弾性変形が解除されて、突出位置に配置される。
【0030】
野縁本体係合弾性凸部623は、傾斜突出面623aを有する。傾斜突出面623aは、野縁係合部材62の奥側から手前側に向かうに従って野縁係合部材62の係合部材側面板621bから徐々に突出するように傾斜して形成される。傾斜突出面623aは、野縁係合部材62を野縁本体61に取り付ける際に、野縁本体61の野縁本体側面板612の内面に押圧される面である。
【0031】
野縁本体61に野縁係合部材62を取り付ける場合には、
図7に示すように、野縁本体61の小口615に野縁係合部材62を挿入する。これにより、一対の野縁本体係合弾性凸部623の傾斜突出面623aは、野縁本体61の野縁本体ホロー部611の一対の野縁本体側面板612の内面に押圧されて弾性変形により一旦内側に押圧される。野縁係合部材62が更に挿入されることで、野縁本体係合弾性凸部623は、野縁本体61の側方係合開口部612aまで移動されて、弾性変形された状態から、押圧されなくなることで、弾性変形が解除されて、突出位置に配置される。これにより、野縁係合部材62の一対の野縁本体係合弾性凸部623が野縁本体61の一対の側方係合開口部612aに係合することで、野縁係合部材62を野縁本体61に取り付けることができる。
【0032】
下部規制凸部624は、係合部材本体621の垂木5側の端部の下面から下方に突出して設けられる。下部規制凸部624は、野縁6を隣接する垂木5の間に取り付けた場合に、垂木本体51の突出部の切り欠き規制部517aに係合可能である。下部規制凸部624は、垂木5の長手方向への野縁6の移動を規制する。
【0033】
次に、屋根体2を施工する手順について説明する。屋根体2を施工する場合には、まず、前枠4と垂木掛け3とを設置して、前枠4と垂木掛け3とに亘るように、複数の垂木本体51を、左右方向に並べて配置する。
【0034】
この状態で、野縁係合部材62を取り付けた野縁6を、
図8に示すように、隣り合う垂木本体51の間において、上方側から下方側に移動させる。これにより、野縁6が、下方に移動されて、野縁本体係合弾性凸部623は、垂木本体51の垂木側面板512の側面512aに押圧されることで、弾性変形により一旦内側に押圧される。野縁6が更に下方に移動されることで、野縁本体係合弾性凸部623は、垂木本体51の側面開口部513まで移動されて、弾性変形された状態から、押圧されなくなることで、突出位置に配置される。
【0035】
よって、垂木5の垂木本体51の側面に押圧されて弾性変形した状態から側面開口部513において弾性変形が解除されることで、野縁本体係合弾性凸部623は、垂木本体51の側面開口部513に係合する。これにより、隣り合う垂木本体51の間において、上方から下方に野縁6を移動させるだけで、野縁6を隣り合う垂木本体51の間に容易に取り付けることができる。
【0036】
次に、野縁6の上方側において、隣り合う垂木本体51に跨るようにパネル材7を配置して、パネル材7の端部を垂木本体51とで挟み込むように垂木カバー52を取り付ける。このようにして、屋根体2を容易に施工できる。
【0037】
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の屋根体2は、複数の垂木5と、複数の垂木5のうちの隣り合う垂木5の間に亘って延びると共に垂木5に取り付けられる野縁6と、野縁6の上方側において、隣り合う垂木5の間に取り付けられるパネル材7と、を備え、垂木5は、垂木5の長手方向の途中において垂木5の側面に設けられる側面開口部513を有し、野縁6は、長尺状の野縁本体61と、野縁本体61の長手方向Xの端部に設けられ垂木5側に突出して側面開口部513に係合可能な野縁係合部材62と、を備える。
【0038】
これにより、野縁6の野縁係合部材62を垂木5の側面開口部513に係合させることで、野縁6を垂木5に取り付けることができるため、ネジを使用せずに、野縁6を垂木5に容易に取り付けることができる。
【0039】
また、本実施形態においては、野縁係合部材62は、弾性変形可能に構成され、隣り合う垂木5の間に上方側から野縁6を移動させた場合に、垂木5の側面に押圧されて弾性変形した状態から側面開口部513において弾性変形が解除されることで、側面開口部513に係合する。これにより、野縁6を上方側から下方側に移動させることで、垂木5の側面開口部513に容易に係合させることができる。よって、野縁6を垂木5に容易に取り付けることができる。
【0040】
また、本実施形態においては、垂木5は、下部において側方に延出すると共に野縁6が配置される下部側方延出部515を備え、下部側方延出部515は、垂木5の長手方向への野縁6の移動を規制する切り欠き規制部517aを有する。これにより、垂木5の長手方向への野縁6の移動が規制された状態で、野縁6を垂木5に容易に配置できる。
【0041】
また、本実施形態においては、野縁係合部材62は、野縁本体61に係合可能な野縁本体係合弾性凸部623を有する。これにより、野縁係合部材62を野縁本体61に係合させるだけで、野縁係合部材62を野縁本体61に容易に取り付けることができる。
【0042】
以上、本開示の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0043】
2 屋根体、5 垂木、6 野縁、7 パネル材、513 側面開口部、61 野縁本体、62 野縁係合部材(係合部材)、515 下部側方延出部、517a 切り欠き規制部(規制部)、623 野縁本体係合弾性凸部(野縁本体側係合部)