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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022157256
(43)【公開日】2022-10-14
(54)【発明の名称】クランプ
(51)【国際特許分類】
   F16L 3/13 20060101AFI20221006BHJP
   F16L 47/02 20060101ALI20221006BHJP
【FI】
F16L3/13
F16L47/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021061376
(22)【出願日】2021-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100152272
【弁理士】
【氏名又は名称】川越 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(72)【発明者】
【氏名】藤原 昂平
(72)【発明者】
【氏名】竹内 祥人
【テーマコード(参考)】
3H019
3H023
【Fターム(参考)】
3H019GA12
3H023AA03
3H023AD19
(57)【要約】
【課題】管の保持力を損なうことなく、容易に仮止めができるクランプを提供する。
【解決手段】電気融着継手Fに挿入された管Pを保持するクランプ1000であって、管Pに接する帯状の本体部10と、本体部10の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部20と、本体部10の他方の端に設けられ、鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、鋸刃形状と係合する係合部30と、本体部10に設けられ、本体部10を電気融着継手Fに取り付ける取付部40と、を備え、鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、
前記管に接する帯状の本体部と、
前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、
前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状と係合する係合部と、
前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、
を備え、
前記鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い、
クランプ。
【請求項2】
電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、
前記管に接する帯状の本体部と、
前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、
前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状が挿入される係合部と、
前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、
を備え、
前記雌鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い、
クランプ。
【請求項3】
電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、
前記管に接する帯状の本体部と、
前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、
前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状が挿入される係合部と、
前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、
を備え、
前記鋸刃形状が備える鋸刃において、前記鋸刃形状の先端に位置する鋸刃の厚さが、前記鋸刃形状の基端側の鋸刃の厚さよりも薄い、
クランプ。
【請求項4】
前記本体部において前記管に接する面に、間欠突起部が間隔をあけて複数設けられている、
請求項1から3のいずれか1項に記載のクランプ。
【請求項5】
前記鋸刃部と前記係合部の対応する部位に、挿入量指示マーキングが設けられている、
請求項1から4のいずれか1項に記載のクランプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプに関する。
【背景技術】
【0002】
管と管とを接合する際、電気融着継手が好適に用いられる。電気融着継手による管の融着作業時に、管と電気融着継手とがずれることを防ぐために、クランプによって管を仮保持することがある。
例えば、電気融着継手に管が挿入された状態で取付部を電気融着継手に取り付け、取付部と連結された締付帯部によって管を締め付けることで保持するクランプが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-211063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のクランプは、通常工具により加締められる。このとき、工具による加締めの前に作業者の手によって簡単に仮止めしたい旨の要望がある。
しかしながら、前記従来のクランプでは、工具による加締めが主であることから、仮止め程度であっても工具による大きな締付力を要する。あるいは、工具による加締めについても大きな締付力を要する。これらのことから、施工現場での作業性について課題があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、管の保持力を損なうことなく、容易に仮止めができるクランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るクランプは、電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、前記管に接する帯状の本体部と、前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状と係合する係合部と、前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、を備え、前記鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い。
【0007】
この発明によれば、鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い。これにより、雌鋸刃形状に鋸刃形状の先端を挿入して係合させる時、鋸刃形状の先端に力が集中する。これにより、より少ない力で鋸刃形状が雌鋸刃形状を乗り越えることができる。よって、比較的容易に鋸刃形状を係合部に係合させることができる。
【0008】
また、上述の作用効果は鋸刃形状の先端の幅が基端の幅よりも狭いことによってもたらされる。つまり、上述のように鋸刃形状の先端の幅が狭いため、初期の係合は軽い力で行うことができるが、先端よりも幅が広い基端は、工具などによる加締めによって係合される。このように、加締め作業によって完全に鋸刃形状と雌鋸刃形状とが噛み合った後は、本体部による管に対する十分な保持力を確保することができる。よって、本体部による管の保持力を損なうことなく、容易にクランプの仮止めを行うことができる。
【0009】
また、電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、前記管に接する帯状の本体部と、前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状が挿入される係合部と、前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、を備え、前記雌鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭くてもよい。
【0010】
この発明によれば、雌鋸刃形状の先端の幅が、基端の幅よりも狭い。これにより、雌鋸刃形状に鋸刃形状の先端が挿入され係合される時、雌鋸刃形状の先端に力が集中する。これにより、より少ない力で鋸刃形状を受け入れることができる。よって、比較的容易に鋸刃形状を係合部に挿入して係合させることができる。
【0011】
また、上述の作用効果は雌鋸刃形状の先端の幅が基端の幅よりも狭いことによってもたらされる。つまり、上述のように雌鋸刃形状の先端の幅が狭いため、初期の係合は軽い力で行うことができるが、先端よりも幅が広い基端は、工具などによる加締めによって係合される。このように、加締め作業によって完全に鋸刃形状と雌鋸刃形状とが噛み合った後は、本体部による管に対する十分な保持力を確保することができる。よって、本体部による管の保持力を損なうことなく、容易にクランプの仮止めを行うことができる。
【0012】
また、電気融着継手に挿入された管を保持するクランプであって、前記管に接する帯状の本体部と、前記本体部の一方の端に設けられ、少なくとも一方の面に鋸刃形状を備える鋸刃部と、前記本体部の他方の端に設けられ、前記鋸刃形状に対応した雌鋸刃形状を備え、前記鋸刃形状が挿入される係合部と、前記本体部に設けられ、前記本体部を前記電気融着継手に取り付ける取付部と、を備え、前記鋸刃形状が備える鋸刃において、前記鋸刃形状の先端に位置する鋸刃の厚さが、前記鋸刃形状の基端側の鋸刃の厚さよりも薄くてもよい。
【0013】
この発明によれば、鋸刃形状が備える鋸刃において、鋸刃形状の先端に位置する鋸刃の厚さが、鋸刃形状の基端側の鋸刃の厚さよりも薄い。これにより、先端の鋸刃が鋸刃形状における他の鋸刃よりも容易に変形する。このため、鋸刃形状を係合部に挿入するとき、加締めに必要な締付力に対して、仮止めに必要な挿入力を小さくすることができる。
よって、本体部による管の保持力を損なうことなく、容易にクランプの仮止めを行うことができる。
【0014】
また、前記本体部において前記管に接する面に、間欠突起部が間隔をあけて複数設けられていてもよい。
【0015】
この発明によれば、本体部において前記管に接する面に、間欠突起部が間隔をあけて複数設けられている。これにより、内周面の全周に突起部が設けられている場合と比較して、クランプを加締めたときの管への接触面積を小さくすることができる。よって、より小さい加締め力で管への接触圧力を確保することができる。よって、より小さい加締め力でクランプの管に対する保持力を確保することができる。
【0016】
また、前記鋸刃部と前記係合部の対応する部位に、挿入量指示マーキングが設けられていてもよい。
【0017】
この発明によれば、鋸刃部と係合部との対応する部位に、挿入量指示マーキングが設けられている。これにより、クランプの加締め作業後に、挿入量が十分であるかを目視で容易に確認することができる。よって、より作業性を向上することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、容易に仮止めができるクランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施形態に係るクランプの、電気融着継手への取付け例である。
図2】本発明に係る、鋸刃部の先端が切り欠かれたクランプを示す図である。
図3図2に示すIII-III方向の断面図である。
図4】本発明に係る、クランプの鋸刃形状及び雌鋸刃形状の断面図である。
図5】本発明に係る、係合部の先端が切り欠かれたクランプを示す図である。
図6】本発明に係る、鋸刃部先端の歯が薄くなっているクランプを示す図である。
図7図6に示すVII部の拡大図である。
図8】本発明に係る、本体部の内周面に突起を間隔をあけて複数備えたクランプを示す図である。
図9】本発明に係るクランプにおいて、鋸刃部と係合部との対応する位置にマークが設けられた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るクランプ1000を説明する。
図1に示すように、円筒状の電気融着継手Fに挿入された管Pを、本実施形態に係るクランプ1000によって支持する。電気融着継手Fは内周面側に電熱線Eを有する。また、管Pは樹脂製のものが好適に用いられる。
図1に示す状態において、端子Tより通電することで電熱線Eに電流を負荷する。これにより電熱線Eの温度が上昇することで、電気融着継手Fの内周面と、電気融着継手Fに挿入された管Pの外周面が溶融する。これにより、電気融着継手Fと管Pとが融着する。
以下において、各構成部品の方向を示すとき、図1に示す電気融着継手F及び管Pを基準として、軸方向、径方向、周方向と称することがある。
【0021】
本実施形態に係るクランプ1000は、上述の融着工程において電気融着継手Fと管Pとの位置がずれることを防ぐために仮保持するために用いられる。
本実施形態において、クランプ1000は、後述する第1クランプ100、第2クランプ200、第3クランプ300の総称であるとする。
以下に説明する第1クランプ100、第2クランプ200、第3クランプ300は、それぞれ形状に関する特徴が異なる例である。
【0022】
図2に示すように、第1クランプ100は、本体部10と、第1鋸刃部21と、第1係合部31と、取付部40と、脱落防止部50と、を備える。
本体部10は、管Pに直接接する帯状の部材である。本体部10における前記帯状の長手方向は、管Pの周方向に沿って設けられる。以下において、本体部10の軸方向の寸法を幅、周方向の寸法を長さ、径方向の寸法を厚さと称することがある。
【0023】
本体部10は、前記帯状の一方の端部に第1鋸刃部21を備える。また、本体部10は、前記帯状の他方の端に第1係合部31を備える。この構成によって、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入すると、本体部10が環状となり、管Pと接する。この状態で更に第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入する方向へ送ると、本体部10によって管Pを締め付ける状態となる。これにより、本体部10によって管Pを保持する。以下において、環状に成形された本体部10における管Pに接する面を、内周面と呼ぶことがある。
【0024】
図2に示すように、本体部10の内周面には突起部11が設けられている。突起部11は、図3に示すように、本体部10における軸方向の中央に設けられた突起である。つまり、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入し、本体部10を締め付けた時、突起部11のみが管Pに接する。これにより、本体部10の全体が管Pに接する場合と比較して、管Pに対する接触面積を小さくすることができる。よって、本体部10の締付による接触圧力を向上し、管Pの保持力を向上する役割を有する。
【0025】
また、本体部10が環状となった状態において、取付部40(後述する)に対向する部位には、軸ずれ防止部12が設けられている。軸ずれ防止部12は、本体部10から軸方向に突出した形状である。軸ずれ防止部12の突出量、すなわち図1に示すL12は、取付部40に係る本体部10からの突出量、すなわちL40と等しい。これにより、第1クランプ100を電気融着継手Fに取付けたとき、本体部10の環状の軸方向と電気融着継手Fの軸方向とにずれが生じることを防ぐ役割を有する。
【0026】
第1鋸刃部21は、本体部10の一方の端に設けられている。第1鋸刃部21は、本体部10に一体に成形することで設けられる。第1鋸刃部21は、本体部10の他方の端に設けられた第1係合部31に挿入する。
第1鋸刃部21は、第1鋸刃形状21aと、鋸刃把持部21bと、を備える。
【0027】
第1鋸刃形状21aは、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入した時、第1係合部31の備える第1雌鋸刃形状31a(後述する)と係合する部位である。これにより、第1係合部31に挿入された第1鋸刃部21が、第1係合部31から抜ける方向に移動することを防ぐ。第1鋸刃形状21aは、平行部21a1と、傾斜部21a2と、を交互に複数備える。以下において、1つの平行部21a1と1つの傾斜部21a2との組を、鋸刃と称することがある。つまり、第1鋸刃形状21aは、複数の鋸刃を備えた形状である。
【0028】
平行部21a1は、その表面が第1鋸刃形状21aの厚さ方向に対し平行に位置した部位である。言い換えれば、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に挿入する際の第1鋸刃形状21aの進行方向に対して、直角に設けられた面である。このような形状とすることで、平行部21a1は、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入した時、第1雌鋸刃形状31aの雌平行部31a1(後述する)と当接する。このことで、第1鋸刃部21が第1係合部31から抜けることを防ぐ役割を有する。
【0029】
以下において、平行部21a1と傾斜部21a2とが接している部位において、特に第1鋸刃形状21aの外側に位置しているものを山、第1鋸刃形状21aの内側に位置しているものを谷、と称することがある。また、山と谷との間における寸法、すなわち、平行部21a1の径方向の寸法を、第1鋸刃形状21aの高さと称することがある。後述する雌平行部31a1と雌傾斜部31a2においても、同様とする。
【0030】
傾斜部21a2は、その表面が平行部21a1に対して角度を有して位置した部位である。なお、平行部21a1と傾斜部21a2との角度は少なくとも直角以下であって、15°以上80°以下であることが好ましい。傾斜部21a2は、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に挿入する時、第1雌鋸刃形状31aの雌傾斜部31a2(後述する)と当接する。このとき、第1鋸刃形状21aが第1係合部31に向かって進む力によって第1雌鋸刃部31Sを押し上げることで、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に対して挿入する役割を有する。
【0031】
本実施形態において、第1鋸刃形状21aの先端には、鋸刃狭小部21asが設けられている。以下において、第1鋸刃形状21aの先端に対して、前記先端から本体部10の他方の端側の部位を基端と呼ぶことがある。鋸刃狭小部21asは、図2に示すように、第1鋸刃形状21aの幅が、基端から先端に向けて小さくなっている部位である。すなわち、第1鋸刃形状21aの先端の幅が、基端の幅よりも狭くなっている部位である。
鋸刃狭小部21asの先端の幅は、第1鋸刃部21の基端の幅に対して95%以下であることが好ましい。また、周方向(本体部10の帯状における長手方向)において、鋸刃狭小部21asの長さは、第1鋸刃部21の全体の長さに対して5%~75%であることが好ましい。
【0032】
第1鋸刃形状21aの側面には、脱落防止部50(後述する)が一体に成形されている。このため、鋸刃狭小部21asは、脱落防止部50が成形されている側と反対の側に形成されることが好ましい。すなわち、第1鋸刃形状21aの幅が基端から先端に向けて小さくなっている部位は、脱落防止部50の設けられている箇所と反対の側であることが好ましい。
【0033】
鋸刃把持部21bは、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に挿入する際、ペンチ等をはじめとする工具を当接させるために設けられた部位である(後述する)。鋸刃把持部21bは、本体部10の一方の端において、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に挿入する際、工具を当接させる面である。鋸刃把持部21bは、第1鋸刃部21における第1鋸刃形状21aよりも本体部10の他方の端側に、本体部10の環状における径方向に突出した形状を設けることにより形成されている。
【0034】
第1係合部31は、本体部10の他方の端に設けられる。第1係合部31は、第1鋸刃部21が挿入され係合する部位である。また、第1係合部31は、挿入された第1鋸刃部21が抜け出さないように保持することで、本体部10によって管Pに負荷している保持力を保つ役割を有する。第1係合部31は、第1雌鋸刃部31Sと、根元部31bと、係合把持部31cと、連結部31dと、を備える。
【0035】
図4に示すように、第1雌鋸刃部31Sは、本体部10の他方の端部において、本体部10に対して径方向に間隔をあけて設けられた部位である。図2に示すように、第1雌鋸刃部31Sは、連結部31dから軸方向に突出するように設けられた根元部31bから、更に周方向における他方の端側に突出するように一体成型される(後述する)。第1雌鋸刃部31Sは、本体部10に面している側の面に、第1雌鋸刃形状31aを備える。
【0036】
第1雌鋸刃形状31aは、第1係合部31に挿入された第1鋸刃部21の第1鋸刃形状21aと噛み合う部位である。図3に示すように、第1雌鋸刃形状31aは、雌平行部31a1と、雌傾斜部31a2と、を交互に複数備える。以下において、1つの雌平行部31a1と1つの雌傾斜部31a2との組を、鋸刃と称することがある。つまり、第1雌鋸刃形状31aは、複数の鋸刃を備えた形状である。
【0037】
雌平行部31a1は、その表面が第1雌鋸刃形状31aの厚さ方向に対し平行に位置した部位である。言い換えれば、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入する際の第1鋸刃形状21aの進行方向に対して、直角に設けられた面である。このような形状とすることで、雌平行部31a1は、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入した時、第1鋸刃形状21aの平行部21a1と当接する。このことで、第1鋸刃部21が第1係合部31から抜けることを防ぐ役割を有する。
【0038】
雌傾斜部31a2は、その表面が雌平行部31a1に対して角度を有して位置した部位である。なお、雌平行部31a1と雌傾斜部31a2との角度は第1鋸刃部21の傾斜部21a2と平行であることが好ましい。雌傾斜部31a2は、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入する時、第1鋸刃形状21aの傾斜部21a2と当接する。このとき、第1雌鋸刃形状31aは、第1鋸刃形状21aが第1係合部31に向かって進む力によって押し上げられる。これにより、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入可能とする。
【0039】
本実施形態において、第1雌鋸刃部31Sに変形代を持たせつつ第1雌鋸刃部31Sの強度、すなわち第1雌鋸刃部31Sの厚さを確保するために、第1雌鋸刃形状31aの高さは、第1鋸刃形状21aの高さよりも低いことが好ましい。もっとも、第1雌鋸刃部31Sの厚さを増加することで強度を確保する場合には、この限りではない。
また、第1鋸刃形状21a及び第1雌鋸刃形状31aの高さによって互いの噛み合いが確保できない場合は、第1鋸刃部21が厚さ方向の両面に第1鋸刃形状21aを備え、第1係合部31が第1鋸刃部21の厚さ方向の両側に第1雌鋸刃形状31aを備えていてもよい。
【0040】
根元部31bは、第1雌鋸刃形状31aの根元となる部位である。根元部31bは、軸方向に面した連結部31dの面の一部が、軸方向と平行に本体部10のある側に突出するように設けられた部位である。また、根元部31bは、連結部31d及び本体部10と連結されている。上述のように、このように設けられた根元部31bの、径方向に面する面の一部が、周方向における本体部10の他方の端側に突出することで、第1雌鋸刃部31Sが形成される。
【0041】
係合把持部31cは、根元部31bにおける本体部10の一方の端側に面した面である。係合把持部31cには、第1鋸刃形状21aを第1係合部31に挿入する際、工具を当接させる。つまり、第1鋸刃部21の鋸刃把持部21bと、第1係合部31の係合把持部31cは、工具によって同時に把持できる位置に設けられている。このため、鋸刃把持部21bと係合把持部31cとは、互いに平行となるように設けられることが好ましい。
【0042】
連結部31dは、根元部31b及び取付部40の基礎となる部位である。連結部31dは、本体部10の他方の端部の一部が軸方向に突出し、更に径方向の外側へ向けて突出するように一体成型されることで設けられる。連結部31dを基準として、軸方向における本体部10のある側には根元部31bが突出し、本体部10から更に離れる側には、取付部40が取付けられている。
【0043】
取付部40は、クランプ1000を電気融着継手Fの端子Tに取り付けるために用いられる。取付部40には、端子Tの直径に合わせた穴40hが形成され、これを端子Tに掛けることで取り付ける。取付部40は、連結部31dとともに本体部10に一体成型されている。
【0044】
脱落防止部50は、第1係合部31と第1鋸刃部21とが係合した状態において、第1鋸刃部21が軸方向、特に連結部31dの面する側と反対の側に移動することで第1係合部31から脱落することを防ぐ部材である。図2に示すように、脱落防止部50は、第1鋸刃形状21aの先端に一体に設けられている。このような形状により、第1鋸刃形状21aが第1雌鋸刃形状31aと係合した時、脱落防止部50の軸方向に面する面が、第1雌鋸刃部31Sにおける連結部31dに面する側の面に接する。これにより、第1鋸刃部21が軸方向に移動することを防ぐ。このことで、脱落防止部50は、第1鋸刃部21が第1係合部31から脱落することを防ぐ役割を有する。
【0045】
このような構成において、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入する時は、まず鋸刃狭小部21asの先端が第1雌鋸刃部31Sの先端に接する。このとき、第1鋸刃部21を第1係合部31に向けて移動させる力が、鋸刃狭小部21asの先端に集中する。このため、第1鋸刃部21の基端の幅全体が第1雌鋸刃部31Sの先端に接した場合と比較して、同じ力でより第1雌鋸刃部31Sの内部に進入しやすくなる。これにより、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入し易くする。
【0046】
次に、第2クランプ200及び第3クランプ300について説明する。以下、第1クランプ100における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0047】
なお、以下において、第1鋸刃部21と、後述する第2鋸刃部22及び第3鋸刃部23とを総称して鋸刃部20と、第1鋸刃形状21aと、後述する第2鋸刃形状22a及び第3鋸刃形状23aとを総称して鋸刃形状20aと呼ぶことがある。
また、第1係合部31と、後述する第2係合部32とを総称して係合部30と、第1雌鋸刃部31Sと、後述する第2雌鋸刃部32Sとを総称して雌鋸刃部30Sと、第1雌鋸刃形状31aと、後述する第2雌鋸刃形状32aとを総称して雌鋸刃形状30aと呼ぶことがある。
【0048】
図3に示すように、第2クランプ200は、本体部10と、第2鋸刃部22と、第2係合部32と、取付部40と、脱落防止部50と、を備える。
本体部10は第1クランプ100と同一の構成である。第2クランプ200における本体部10の一方の端部には第2鋸刃部22が設けられている。本体部10の他方の端部には第2係合部32が設けられている。
【0049】
第2鋸刃部22は、本体部10の一方の端に設けられている。第2鋸刃部22は、第2鋸刃形状22aと、鋸刃把持部21bと、を備える。
第2鋸刃形状22aについて、平行部21a1と、傾斜部21a2と、を備え、先端に脱落防止部50が一体に成形されている点では第1鋸刃形状21aと同じであるが、先端に鋸刃狭小部21asを有さない点で第1鋸刃部21と相違する。つまり、第2鋸刃形状22aの幅は、基端側から先端側にかけて同一である。
鋸刃把持部21bの構成は、第1鋸刃部21と同一である。
【0050】
第2係合部32は、本体部10の他方の端に設けられている。第2係合部32は、第2雌鋸刃部32Sと、根元部31bと、係合把持部31cと、連結部31dと、を備える。
第2雌鋸刃部32Sの基本的な構成は第1雌鋸刃部31Sと同一である。第2雌鋸刃部32Sは、本体部10に面している側の面に、第2雌鋸刃形状32aを備える。
【0051】
第2雌鋸刃形状32aは、雌平行部31a1と、雌傾斜部31a2と、を備える点では第1雌鋸刃形状31aを備える点では第1雌鋸刃形状31aと同じであるが、雌鋸刃狭小部32asを更に備える点で第1雌鋸刃形状31aと相違する。以下において、第2雌鋸刃形状32aの、本体部10の他方の端側の端部を先端、一方の端側の端部を基端側と呼ぶことがある。
【0052】
雌鋸刃狭小部32asは、図5に示すように、第2雌鋸刃形状32aの幅が、基端から先端に向けて小さくなっている部位である。すなわち、第2雌鋸刃形状32aの先端の幅が、基端の幅よりも狭くなっている部位である。雌鋸刃狭小部32asの先端の幅は、雌鋸刃部の基端の幅に対して95%以下であることが好ましい。また、周方向(本体部10の帯状における長手方向)において、雌鋸刃狭小部32asの長さは、第2雌鋸刃部32Sの全体の長さに対して5%~75%であることが好ましい。
【0053】
上述のように、第2鋸刃形状22aの先端には脱落防止部50が一体に成形されている。また、第2鋸刃形状22aが第2雌鋸刃形状32aと係合した時、脱落防止部50の軸方向に面する面が、第2雌鋸刃部32Sにおける連結部31dに面する側の面に接する。このため、雌鋸刃狭小部32asは、第2雌鋸刃形状32aにおける連結部31dに面する側と反対の側に形成されることが好ましい。すなわち、第2雌鋸刃形状32aの幅が基端から先端に向けて小さくなっている部位は、連結部31dに面する側と反対の側に形成されることが好ましい。
【0054】
第2係合部32における根元部31b、係合把持部31c、連結部31dの構成は、第1係合部31と同一である。
また、第2クランプ200における取付部40、脱落防止部50の構成は、第1クランプ100と同一である。
【0055】
このような構成において、第2鋸刃部22を第2係合部32に挿入する時は、まず第2鋸刃部22の先端が、第2雌鋸刃部32Sにおける雌鋸刃狭小部32asの先端に接する。このとき、第2鋸刃部22を第2係合部32に向けて移動させる力が、雌鋸刃狭小部32asの先端に集中する。このため、第2雌鋸刃部32Sの基端の幅全体が第2鋸刃部22の先端に接した場合と比較して、同じ力でより第2雌鋸刃部32Sの内部に進入しやすくなる。これにより、第2鋸刃部22を第2係合部32に挿入し易くする。
【0056】
図6に示すように、第3クランプ300は、本体部10と、第3鋸刃部23と、第1係合部31と、取付部40と、脱落防止部50と、を備える。
本体部10は第1クランプ100と同一の構成である。第3クランプ300における本体部10の一方の端部には第3鋸刃部23が設けられている。本体部10の他方の端部には第1係合部31が設けられている。
【0057】
第3鋸刃部23は、本体部10の一方の端に設けられている。第3鋸刃部23は、第3鋸刃形状23aと、鋸刃把持部21bと、を備える。
第3鋸刃形状23aについて、平行部21a1と、傾斜部21a2と、を備える点では第1鋸刃形状21aと同じであるが、先端に減肉鋸刃21atを備える点で相違する。
【0058】
減肉鋸刃21atは、図7に示すように、第3鋸刃形状23aにおける先端の鋸刃(好ましくは1つの鋸刃)の厚さ、すなわち周方向の寸法が、他の鋸刃と比較して薄くなっている部位である。具体的には、図7に示すように、第3鋸刃形状23aの先端の平行部21a1の谷側が、第3鋸刃形状23aの先端の傾斜部21a2に向けて削られたような形状となっている。その他の点は、他の鋸刃と変わらない。以下において、当該削られた部位の表面を減肉部21a1tと呼ぶことがある。
第3鋸刃部23における鋸刃把持部21bの構成は、第1鋸刃部21と同一である。
また、第3クランプ300における第1係合部31、取付部40、脱落防止部50の構成は、第1クランプ100と同一である。
【0059】
このような構成において、第3鋸刃部23を第1係合部31に挿入する時は、まず第3鋸刃部23の先端が第1雌鋸刃部31Sの先端に接する。このとき、第3鋸刃部23の先端に減肉鋸刃21atが設けられていることから、通常の鋸刃形状と比較して変形しやすい。すなわち、第3鋸刃部23を第1係合部31に向けて移動させる力によって、減肉部21a1tが隣に位置する傾斜部21a2に向けて倒れるように変形することで、第1雌鋸刃部31Sに進入しやすくなる。これにより、第3鋸刃部23を第1係合部31に挿入し易くする。
【0060】
次に、上述の形状についての各特長に加えて更に適用可能な特徴について説明する。以下においては第1クランプ100を用いて説明するが、第2クランプ200及び第3クランプ300に対しても適用可能である。
【0061】
例えば、図8に示すように、本体部10の内周面において、突起部11に代えて間欠突起部11aを設けてもよい。間欠突起部11aは、突起部11が本体部10の内周面に連続して設けられているのに対して、内周面に間隔をあけて複数設けられるものである。これにより、管Pへの接触面積を小さくすることで、本体部10の管Pに対する接触面積を小さくするものである。これにより、本体部10による管Pへの接触圧力の効率を向上し、より小さい加締め力で管Pに対する保持力を確保するための役割を有する。
【0062】
また、図8に示すように、挿入量指示マーキングMを有していてもよい。ここで、挿入量指示マーキングMとは、例えば、第1鋸刃部21を第1係合部31に挿入した際、好適な挿入量が目視で確認できるように設けられた目印である。挿入量指示マーキングMは、第1鋸刃部21と第1係合部31の対応する部位にそれぞれ設けることが好ましい。すなわち、例えば、図7に示すように、クランプ1000を軸方向から見たとき、好適な挿入量となったときに第1鋸刃部21と第1係合部31とにおける挿入量指示マーキングM同士が一直線上となる位置に設けることが好ましい。
挿入量指示マーキングMは、塗料によって設けられてもよいし、刻印によって設けられてもよい。
【0063】
以上説明したように、本実施形態に係るクランプ1000によれば、鋸刃形状20aの先端の幅が、基端の幅よりも狭い。これにより、雌鋸刃形状30aに鋸刃形状20aの先端を挿入して係合させる時、鋸刃形状20aの先端に力が集中する。これにより、より少ない力で鋸刃形状20aが雌鋸刃形状30aを乗り越えることができる。よって、比較的容易に鋸刃形状20aを係合部30に係合させることができる。
【0064】
また、上述の作用効果は鋸刃形状20aの先端の幅が基端の幅よりも狭いことによってもたらされる。つまり、上述のように鋸刃形状20aの先端の幅が狭いため、初期の係合は軽い力で行うことができるが、先端よりも幅が広い基端は、工具などによる加締めによって係合される。このように、加締め作業によって完全に鋸刃形状20aと雌鋸刃形状30aとが噛み合った後は、本体部10による管Pに対する十分な保持力を確保することができる。よって、本体部10による管Pの保持力を損なうことなく、容易にクランプ1000の仮止めを行うことができる。
【0065】
また、雌鋸刃形状30aの先端の幅が、基端の幅よりも狭い。これにより、雌鋸刃形状30aに鋸刃形状20aの先端が挿入され係合される時、雌鋸刃形状30aの先端に力が集中する。これにより、より少ない力で鋸刃形状20aを受け入れることができる。よって、比較的容易に鋸刃形状20aを係合部30に挿入して係合させることができる。
【0066】
また、上述の作用効果は雌鋸刃形状30aの先端の幅が基端の幅よりも狭いことによってもたらされる。つまり、上述のように雌鋸刃形状30aの先端の幅が狭いため、初期の係合は軽い力で行うことができるが、先端よりも幅が広い基端は、工具などによる加締めによって係合される。このように、加締め作業によって完全に鋸刃形状20aと雌鋸刃形状30aとが噛み合った後は、本体部10による管Pに対する十分な保持力を確保することができる。よって、本体部10による管Pの保持力を損なうことなく、容易にクランプ1000の仮止めを行うことができる。
【0067】
また、鋸刃形状20aが備える鋸刃において、鋸刃形状20aの先端に位置する鋸刃の厚さが、鋸刃形状20aの基端側の鋸刃の厚さよりも薄い。これにより、先端の鋸刃が鋸刃形状20aにおける他の鋸刃よりも容易に変形する。このため、鋸刃形状20aを係合部30に挿入するとき、加締めに必要な締付力に対して、仮止めに必要な挿入力を小さくすることができる。
よって、本体部10による管Pの保持力を損なうことなく、容易にクランプ1000の仮止めを行うことができる。
【0068】
また、本体部10において前記管Pに接する面に、間欠突起部11aが間隔をあけて複数設けられている。これにより、内周面の全周に突起部11が設けられている場合と比較して、クランプ1000を加締めたときの管Pへの接触面積を小さくすることができる。よって、より小さい加締め力で管Pへの接触圧力を確保することができる。よって、より小さい加締め力でクランプ1000の管Pに対する保持力を確保することができる。
【0069】
また、鋸刃部20と係合部30との対応する部位に、挿入量指示マーキングMが設けられている。これにより、クランプ1000の加締め作業後に、挿入量が十分であるかを目視で容易に確認することができる。よって、より作業性を向上することができる。
【0070】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本体部10の一方の端に鋸刃狭小部21asを備える第1鋸刃形状21aを備え、他方の端に雌鋸刃狭小部32asを備える第2係合部32を備えてもよい。
また、鋸刃狭小部21asを備える第1鋸刃形状21aの先端に減肉鋸刃21atを備えてもよい。
また、減肉部21a1tは、第3鋸刃形状23aの先端の1つの鋸刃だけでなく、複数の鋸刃において設けられていてもよい。
【0071】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0072】
10 本体部
11 突起部
11a 間欠突起部
20 鋸刃部
20a 鋸刃形状
21at 減肉鋸刃
30 係合部
30a 雌鋸刃形状
40 取付部
100 第1クランプ
200 第2クランプ
300 第3クランプ
1000 クランプ
F 電気融着継手
M 挿入量指示マーキング
P 管
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9