特開2022-157478IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

インスタント粉末茶飲料において簡便に甘味を抑制する方法、並びに該方法を用いて得られたインスタント粉末茶飲料

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】インスタント粉末茶飲料の簡便な甘味抑制方法を提供すること。
【解決手段】ホトリエノールをごく少量添加することにより、甘味が抑制されたインスタント粉末茶飲料が得られた。よって本発明のインスタント粉末茶飲料は大きく組成を変更させることなく効果的に甘味を抑制できる。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

インスタント粉末飲料としての物性的な問題の解決に関しては、上述のようにいくつかの解決方法が開示されているものの、主成分が糖質であることからなる甘味の調整については依然として決定的な解決方法はない。また、これまでの甘味の抑制方法では、添加するデキストリン等の成分独特の味が追加されてしまい、香味の点では、満足できるものではない。なかでも、茶成分を含むインスタント粉末飲料は茶由来の渋味や爽やかな香りも重要な要素であることから、強い甘味によって茶由来の香味が引き立たなくなってしまい、さらにデキストリンの添加によって異味異臭が追加されて茶の香味が損なわれてしまう。そこで本発明は、簡易的な方法で違和感なくインスタント粉末茶飲料の糖由来の甘味を抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、インスタント粉末飲料、特に茶成分を含むインスタント粉末飲料で、飲用濃度での溶解時の甘味度が1.0~16.0のものについて、ある紅茶由来の香気成分を添加することで、飲料全体のボディ感を維持したまま、甘味の後引きが抑制されたインスタント粉末茶飲料が得られることを発見した。また、その作用について具体的に検討を進めた結果、ホトリエノールという特定・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の方法によれば、結晶状の糖質を主成分とし、飲用濃度にて溶解時に甘味度が1.0~16.0となるインスタント粉末茶飲料に、溶解時にホトリエノールを1ppb以上10000ppb以下となるように配合することによって、溶解性やボディ感は保持されたまま、甘味が抑制され、さらには茶の香味が良好となり、特に紅茶においては紅茶感(紅茶らしい渋味、爽やかな茶葉の香り)に優れたインスタント粉末茶飲料が得られる。なお、本発明における甘味の抑制は、具体的に表現すると甘味の後引きがなく、後味がすっきりとしたと認識されるものである。
本発明によれば、ホトリエノールの添加はごく微量であることから、組成を大きく変えることなく、かつ主たる香味に影響を与えることなく、甘味の後引きが改善されたインスタント粉末茶飲料を提供することが可能である。
また、ホトリエノールは粉末香料として添加するが、そのホトリエノールを含む粉末香料は、溶解時にも濁り等を伴わず、原料素材の色調に影響を与えることがないため、例えば、ミルクティーなどの濁りのある粉末茶飲料に限定されず、ストレートティー、レモンティーやアップルティーなどのフルーツティーなど幅広く使用することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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