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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022158134
(43)【公開日】2022-10-17
(54)【発明の名称】モーアユニット
(51)【国際特許分類】
   A01D 34/64 20060101AFI20221006BHJP
【FI】
A01D34/64 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021062832
(22)【出願日】2021-04-01
(71)【出願人】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】山田 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】伊東 寛和
(72)【発明者】
【氏名】小田切 誠
【テーマコード(参考)】
2B083
【Fターム(参考)】
2B083AA02
2B083BA12
2B083BA18
2B083CA07
2B083CA28
2B083DA03
2B083EA06
2B083FA09
2B083GA01
(57)【要約】
【課題】少なくとも3枚のブレードを有するモーアユニットの構成部材を簡単化することで、コンパクトなモーアユニットを提供する。
【解決手段】モーアユニット3は、天板31と側壁32とを有するモーアデッキ30と、モーアデッキ30に設けられた電気モータ4と、少なくとも3つのブレードユニット20a、20b、20cに電気モータ4の動力を伝達する巻き掛け伝動機構BMとを備える。各ブレードユニット20a、20b、20cは、ブレード21a、21b、21cと、ブレード軸22a、22b、22cを有する。巻き掛け伝動機構BMは、電気モータ4の出力軸41に設けられた出力プーリ42と、各ブレード軸に設けられた入力プーリ23a、23b、23cと、出力プーリ42と各入力プーリとにわたって巻き掛けられた1本の伝動帯とを有する。伝動帯は、天板31に水平な基準面を走行するように配置されている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板と側壁とを有するモーアデッキと、
前記モーアデッキに設けられた電気モータと、
少なくとも3つのブレードユニットと、
前記ブレードユニットに前記電気モータの動力を伝達する巻き掛け伝動機構と、
を備えたモーアユニットであって、
前記ブレードユニットは、それぞれに、前記モーアデッキの内部に配置されたブレードと、その下部で前記ブレードを取り付けているとともにその上部を前記天板の上方に突き出しているブレード軸とを有し、
前記巻き掛け伝動機構は、前記電気モータの出力軸に設けられた出力プーリと、前記ブレード軸の前記上部に設けられた入力プーリと、前記出力プーリと前記入力プーリとにわたって巻き掛けられた1本の伝動帯とを有し、前記伝動帯は、前記天板に水平な基準面を走行するように配置されている、モーアユニット。
【請求項2】
前記伝動帯に巻き掛けられる複数の補助プーリが備えられ、前記補助プーリは前記基準面に配置されている請求項1に記載のモーアユニット。
【請求項3】
前記補助プーリには、テンションプーリとアイドラープーリとが含まれている請求項2に記載のモーアユニット。
【請求項4】
前記出力プーリと前記入力プーリとは前記伝動帯の内側面と接しており、前記補助プーリは、前記伝動帯の外側面と接して、前記伝動帯を内側に押し付けるように配置されている請求項2または3に記載のモーアユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈り作業のためにトラクタや専用の走行車両に装備されるモーアユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
モーアユニットには、草刈りブレードを回転させる動力がエンジンから供給されるタイプ(特許文献1参照)と、電気モータから供給されるタイプ(特許文献2参照)とがある。いずれのタイプにおいても、モーアユニットの構造を簡単にするために、駆動源からの動力をブレードに伝達するベルト伝動機構は1本の伝動ベルトで構成されており、その際、伝動ベルトを上下に交差させる巻き掛けにより、1本の伝動ベルトによって3本のブレードが回転される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許10,306,833号公報
【特許文献2】米国特許10,485,175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1や特許文献2によるモーアユニットでは、ベルトを上下に交差させているため、モーアユニットの高さが高くなり、走行機体に吊り下げ方式で昇降可能に配置する場合、十分な昇降ストロークが取れないという問題がある。また、特許文献2に示すモーアユニットでは、モーアユニットの動力源である電気モータがモーアユニットに設けてられているので、特許文献1に示すような動力源がエンジンであるモーアユニットに比べ、モーアユニットが重くなる。特にブレードの数が3枚を超えると、電気モータ自体が大きくなるだけでなく、モータ駆動制御のためのインバータの数も増え、重量化する。さらに、上下交差させた複雑な伝動ベルトの巻き掛けが、ベルト伝動機構を重く、かつ嵩高いものにする。この問題は、ブレードの数を2枚に減らすことで解決するが、2枚ブレードのモーアユニットでは、草刈り幅が狭いという大きな欠点をもつ。
【0005】
このため、本発明の目的は、少なくとも3枚のブレードを有するモーアユニットの構成部材を簡単化することで、コンパクトなモーアユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のモーアユニットは、天板と側壁とを有するモーアデッキと、前記モーアデッキに設けられた電気モータと、少なくとも3つのブレードユニットと、前記ブレードユニットに前記電気モータの動力を伝達する巻き掛け伝動機構とを備え、前記ブレードユニットは、それぞれに、前記モーアデッキの内部に配置されたブレードと、その下部で前記ブレードを取り付けているとともにその上部を前記天板の上方に突き出しているブレード軸とを有し、前記巻き掛け伝動機構は、前記電気モータの出力軸に設けられた出力プーリと、前記ブレード軸の上部に設けられた入力プーリと、前記出力プーリと前記入力プーリの全てとにわたって掛け回された1本の伝動帯とを有し、前記伝動帯は、前記天板に水平な基準面を走行するように配置されている。
【0007】
このモーアユニットでは、少なくとも3つのブレードを回転させるために、モーアデッキに設けられた電気モータからの動力を各ブレードユニットの入力プーリに伝達する巻き掛け伝動機構は、1本の伝動帯で構成されている。しかも、出力プーリと全ての入力プーリとにわたって巻き掛けられているこの1本の伝動帯は、天板に水平な基準面を走行するように配置されているので、実質的に上下に振れることはなく、巻き掛け伝動機構は簡単な構造となり、かつその高さは低い。これにより、このモーアデッキが走行機体に吊り下げ方式で昇降可能に配置される場合、大きな昇降ストロークの確保が可能となる。また、巻き掛け伝動機構が軽量となるので、モーアデッキの昇降も容易となる。なお、伝動帯は、伝動ベルト(タイミングベルトを含む)やチェーンの総称である。
【0008】
巻き掛け伝動機構では、出力プーリと各入力プーリとの間をスムーズに走行するために、出力プーリと入力プーリと以外に、走行する伝動帯を保持する補助プーリが設けられることが好適である。このことから、本発明では、前記伝動帯に巻き掛けられる複数の補助プーリが備えられ、前記補助プーリは前記基準面に配置されている。この構成では、複数の圃場プーリも基準面に配置されているので、補助プーリによって、巻き掛け伝動機構の高さが高くなり、モーアデッキの昇降ストロークが短縮されるという問題は回避される。
【0009】
伝動帯に適正なテンションを与えるためにはテンションプーリが好適であり、伝動帯の走行を安定させるためにはアイドラープーリが好適である。したがって、本発明では、補助プーリには、テンションプーリとアイドラープーリとが含まれている。
【0010】
巻き掛け伝動機構の平面視での占有スペースは、出力プーリと入力プーリと補助プーリとの位置によって規定される。出力プーリは電気モータの出力軸の位置によって、入力プーリはブレードの位置によって、前もって決定される。補助プーリの位置を適切に選択することで、巻き掛け伝動機構の平面視での占有スペースは小さくすることが可能である。つまり、補助プーリが出力軸と入力軸とによって規定される占有スペース内に収まると、巻き掛け伝動機構の占有スペースが抑制され、好都合となる。このことから、本発明では、前記出力プーリと前記入力プーリとは前記伝動帯の内側面と接しており、前記補助プーリは、前記伝動帯の外側面と接して、前記伝動帯を内側に押し付けるように配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】モーアユニットを搭載した草刈機の側面図である。
図2】草刈機の平面図である。
図3】モーアユニットの斜視図である。
図4】モーアユニットの平面図である。
図5】モーアユニットの背面図である。
図6】ベルトとプーリの配置例を示す模式図である。
図7】ベルトとプーリの別な配置例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を用いて、本発明によるモーアユニット3を装備した草刈機の実施形態の1つを説明する。図1は、草刈機の一例であるミッドマウント型乗用電動草刈機の側面図である。図2は草刈機の平面図であり、図3はモーアユニットの斜視図である。この実施形態で、草刈機やモーアユニット3の位置関係は、次のように定義される。図1及び図2及び図3において、符号(F)で示す方向が草刈機の前側を意味し、符号(B)で示す方向が草刈機の後側を意味する。図2及び図3において、符号(L)で示す方向が草刈機の左側を意味し、符号(R)で示す方向が右側を意味する。図1及び図3において、符号(U)で示す方向が草刈機の上側を意味し、符号(D)で示す方向が草刈機の下側を意味する。
【0013】
この草刈機は、遊転自在なキャスタ型の左前車輪1aと右前車輪1bとからなる前車輪ユニット1、左後車輪2aと右後車輪2bとからなる駆動輪ユニット2、前車輪ユニット1と駆動輪ユニット2とによって支持される車体10、車体10の後部に配置されたバッテリ9、バッテリ9の前方に配置された運転座席11、運転座席11の後方から立設された転倒保護フレーム12、前車輪ユニット1と駆動輪ユニット2との間で車体10の下方空間に昇降機構13としての昇降リンク機構を介して昇降可能に車体10から吊り下げられたモーアユニット3を備えている。
【0014】
運転座席11の前方には運転者の足載せ場であるフロアプレートが設けられており、そこからブレーキペダル14が突き出している。運転座席11の両側には、車体横断方向の水平揺動軸回りに揺動する左操縦レバー15aと右操縦レバー15bとからなる操縦ユニット15が配置されている。さらに、運転座席11の周辺には、モーアユニット昇降レバー16が配置されている。
【0015】
左後車輪2aを左トランスミッション18a経由で回転駆動する左走行モータ17aと右後車輪2bを右トランスミッション18b経由で回転駆動する右走行モータ17bが車体10に装着されている。左走行モータ17aと右走行モータ17bはそれぞれ独立的に、非図示のインバータ制御ユニットを介して供給される電力量によってその回転速度が変化する。これにより、左後車輪2aと右後車輪2bの回転速度を相違させることができ、この左右後車輪速度差によって草刈機の方向転換が行われる。
【0016】
モーアユニット3は、図3図4図5に示すように、3枚刈刃(ブレード)のサイドディスチャージタイプであり、モーアデッキ30を備えている。モーアデッキ30は、ほぼフラットな天板31と、天板31の周縁から下方に延びる側壁32とを有し、天板31と側壁32によって閉鎖された草刈り空間を形成する。側壁32は、天板31の前側の周縁から下方に延びた前側壁32fと、天板31の後側の周縁から下方に延びた後側壁32rとからなる。側壁32の右端領域は欠如されており、刈草排出口を形成している。刈草排出口には排出カバー33が設けられている。
【0017】
天板31には、ブレードユニットとして、左ブレードユニット20a、右ブレードユニット20b、中央ブレードユニット20cが取り付けられている。左ブレードユニット20aと右ブレードユニット20bとは、モーアデッキ30の横方向に並んでおり、中央ブレードユニット20cは左ブレードユニット20a及び右ブレードユニット20bから前方に離れている。
【0018】
各ブレードユニットは、1枚の水平回転するブレードを有する。つまり、左ブレードユニット20aは、モーアデッキ30の内部に配置された左ブレード21aと、天板31を貫通している左ブレード軸22aとを有する。左ブレード軸22aの下部は左ブレード21aを取り付けており、左ブレード軸22aの上部は天板31の上方に突き出している。同様な形態で、右ブレードユニット20bは、右ブレード21bと右ブレード軸22bとを有し、中央ブレードユニット20cは、中央ブレード21cと中央ブレード軸22cとを有する。
【0019】
図4に示すように、後側壁32rの左右端領域は、平面視で、左ブレード21aの回転軌跡及び右ブレード21bの回転軌跡に沿うように円弧状に屈曲しており、後側壁32rの中央部は左右端領域より前方に位置して、左右端領域の間に凹空間を作り出している。この凹空間に、電気モータ4が配置されている。電気モータ4は、ブラケットや抑え板や載置板などからなるモータ取付ユニット40によって、その出力軸41が垂直方向上方を向く姿勢でモーアデッキ30に固定されている。その際、電気モータ4の出力軸41は、天板31より上方に突き出しており、電気モータ4のハウジングは、後側壁32rに隣接している。なお、図示されていないが、電気モータ4のハウジングには、電気モータ4に電力を供給するインバータユニットが取り付けられている。
【0020】
モーアデッキ30の天板31に、左ブレードユニット20a、右ブレードユニット20b、中央ブレードユニット20cに電気モータ4の動力を伝達する巻き掛け伝動機構が備えられている。この実施形態では、巻き掛け伝動機構は、伝動帯として伝動ベルト29を用いたベルト伝動機構BMである。
【0021】
ベルト伝動機構BMは、電気モータ4の出力軸41に設けられた出力プーリ42と、左ブレード軸22aの上部に設けられた左入力プーリ23aと、右ブレード軸22bの上部に設けられた右入力プーリ23bと、中央ブレード軸22cの上部に設けられた中央入力プーリ23cとを有する。伝動ベルト29は、出力プーリ42と、左入力プーリ23aと、右入力プーリ23bと、中央入力プーリ23cとに巻き掛けられている。つまり、3枚のブレードを回転させる入力プーリが、左入力プーリ23aと、右入力プーリ23bと、中央入力プーリ23cとである。伝動ベルト29の裏面(内側面)が、出力プーリ42と、左入力プーリ23aと、右入力プーリ23bと、中央入力プーリ23cとに接している。
【0022】
さらに、ベルト伝動機構BMには、伝動ベルト29の伝動効率を向上させるために、伝動ベルト29に巻き掛けられる複数の補助プーリが備えられている。この実施形態では、補助プーリとして、1つのテンションプーリ25と2つのアイドラープーリとが用いられている。アイドラープーリは、第1アイドラープーリ26と第2アイドラープーリ27である。テンションプーリ25は、縦軸周りに揺動可能で、任意の揺動位置で固定可能な支持アーム25aの先端部に回転可能にとりつけられている。支持アーム25aがバネ付勢され、テンションプーリ25が伝動ベルト29を常に押しつけるような構成が採用されてもよい。第1アイドラープーリ26及び第2アイドラープーリ27はモーアデッキ30の天板31に設けられた支軸周りで回転可能に取り付けされている。
【0023】
図3及び図4に示されているように、テンションプーリ25と第1アイドラープーリ26と第2アイドラープーリ27とは、伝動ベルト29の表面(外側面)に接触して、伝動ベルト29を、伝動ベルト29が作り出す輪の中央に押しつけるように配置されている。したがって、出力プーリ42と左入力プーリ23aとの間のベルト部分、中央入力プーリ23cと左入力プーリ23aとの間のベルト部分、中央入力プーリ23cと右入力プーリ23bとの間のベルト部分は、内方に屈曲している。このことは、ベルト伝動機構BMのコンパクト化に貢献する。さらに、図5に示されているように、出力プーリ42、左入力プーリ23a、中央入力プーリ23c、右入力プーリ23b、テンションプーリ25、第1アイドラープーリ26、第2アイドラープーリ27は、実質的に、モーアデッキ30の天板31に平行な基準面BFに位置している。これにより、ベルト伝動機構BMの天板31上方の高さがきわめて抑制されている。言い換えると、伝動ベルト29も、基準面BFを走行しており、これにより、伝動ベルト29全体が天板31に接近するとともに、伝動ベルト29の振れのない水平な走行が安定する。
【0024】
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、図6に示されているように、平面視で、電気モータ4の中心、つまり出力プーリ42の中心は、モーアデッキ30の前後中心線MCLに対して左に偏位して配置されている。ここでは、モーアデッキ30の前後中心線MCLは、中央入力プーリ23cの中心を通って、車体10の前後方向に延びる線である。これに代えて、図7に示されているように、電気モータ4がモーアデッキ30の前後中心線MCLに対して右に偏位して配置されてもよい。この両方の実施形態において、左入力プーリ23a、中央入力プーリ23c、右入力プーリ23b、テンションプーリ25、第1アイドラープーリ26、第2アイドラープーリ27の配置は、同じである。これにより、草刈機の種々の部材との干渉問題を避けるため、電気モータ4の配置を、左偏位、右偏位、あるいは中央位置のいずれか最適な配置を、ベルト伝動機構BMの他の部材の配置を変更することなしに、選択することができる。
【0025】
(2)上述した実施形態では、3枚ブレードタイプのモーアユニット3が取り挙げられたが、4枚以上のブレードが横並びしたモーアユニット3も可能である。そのような実施形態であっても、実質的に同様な構成、つまり各プーリや伝動ベルト29が基準面BF上に配置される構成が採用される。
(3)上述した実施形態では、草刈機は、モーアユニット3を前車輪ユニット1と後輪ユニットである駆動輪ユニット2との間に配置するミッドマウント型であったが、モーアユニット3を前車輪ユニット1の前方に配置するフロントモーア型であってもよい。
(4)上述した実施形態では、駆動輪ユニット2の左後車輪2aと右後車輪2bとが独立して駆動可能な、いわゆるゼロターン型車両が取り扱われたが、左後車輪2aと右後車輪2bとが差動機構によって連結され、前車輪ユニット1が操舵輪となる車両であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、巻き掛け伝動装置を用いて電気モータからの動力をブレードユニットに伝達する備えた草刈機に適用することができる。
【符号の説明】
【0027】
1 :前車輪ユニット
2 :駆動輪ユニット
3 :モーアユニット
4 :電気モータ
9 :バッテリ
10 :車体
20a :左ブレードユニット(ブレードユニット)
20b :右ブレードユニット(ブレードユニット)
20c :中央ブレードユニット(ブレードユニット)
21a :左ブレード(ブレード)
21b :右ブレード(ブレード)
21c :中央ブレード(ブレード)
22a :左ブレード軸(ブレード軸)
22b :右ブレード軸(ブレード軸)
22c :中央ブレード軸(ブレード軸)
23a :左入力プーリ(入力プーリ)
23b :右入力プーリ(入力プーリ)
23c :中央入力プーリ(入力プーリ)
25 :テンションプーリ
26 :第1アイドラープーリ(アイドラープーリ)
27 :第2アイドラープーリ(アイドラープーリ)
29 :伝動ベルト(伝動帯)
30 :モーアデッキ
31 :天板
32 :側壁
32f :前側壁
32r :後側壁
41 :出力軸
42 :出力プーリ
BF :基準面
BM :ベルト伝動機構(巻き掛け伝動機構)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7