(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022159772
(43)【公開日】2022-10-18
(54)【発明の名称】梱包具および梱包体
(51)【国際特許分類】
B65D 77/26 20060101AFI20221011BHJP
【FI】
B65D77/26 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021064171
(22)【出願日】2021-04-05
(71)【出願人】
【識別番号】514037549
【氏名又は名称】大洋紙業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】金丸 正明
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA11
3E067AC01
3E067BA06C
3E067BA20B
3E067BB01B
3E067BC06C
3E067EA01
3E067EC03
3E067EC32
3E067FA04
3E067FC01
3E067GD10
(57)【要約】
【課題】フィルムを使用せずに、容易に物品を梱包することができる梱包具を提供する。
【解決手段】梱包具100は、物品50を梱包するために用いられる。梱包具100は、配置面110と、2つの折返し面120と、少なくとも2つの突起面130とを備える。配置面110には、物品50が配置される。2つの折返し面120は、配置面110に接続する。2つの折返し面120は、配置面110に対して物品50が位置する側に折り返される。少なくとも2つの突起面130は、折返し面120から突起する。少なくとも2つの突起面130は、配置面110に対して高さ方向に折り曲げられている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を梱包するために用いられる梱包具であって、
前記物品が配置される配置面と、
前記配置面に接続し、前記配置面に対して前記物品が位置する側に折り返される2つの折返し面と、
前記折返し面から突起し、前記配置面に対して高さ方向に折り曲げられている少なくとも2つの突起面と
を備える、梱包具。
【請求項2】
前記配置面と前記2つの折返し面との間には、切込が形成されている、請求項1に記載の梱包具。
【請求項3】
第1方向に延びる折返し線と、
第2方向に延びる第1折曲線と、
前記配置面に接続し、前記第1折曲線において折り曲げ可能な第1折曲面と
をさらに備え、
前記第2方向は、前記第1方向と交差しており、
前記2つの折返し面は、前記折返し線において折返し可能であり、
前記第1折曲面は、前記配置面に対して、前記突起面よりも外側に位置する、請求項1または請求項2に記載の梱包具。
【請求項4】
前記第2方向に延びる第2折曲線と、
前記配置面に接続し、前記第2折曲線において折り曲げ可能な第2折曲面と
をさらに備える、請求項3に記載の梱包具。
【請求項5】
前記第2折曲面は、前記突起面に当接する、請求項4に記載の梱包具。
【請求項6】
前記折返し面は、端部に高さ調節折曲線を有し、
前記高さ調節折曲線は、前記物品の高さに応じて折れ曲がる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の梱包具。
【請求項7】
前記配置面は、前記高さ方向に移動可能であり、前記物品の上部を押さえる押さえ部を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の梱包具。
【請求項8】
前記配置面は、配置折曲線を有し、
前記配置折曲線において前記配置面が折り曲げられることによって、前記押さえ部が前記高さ方向に移動する、請求項7に記載の梱包具。
【請求項9】
前記突起面は、前記2つの折返し面のうちのいずれにも設けられる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の梱包具。
【請求項10】
前記突起面は、前記2つの折返し面のうちのいずれか一方のみに設けられる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の梱包具。
【請求項11】
前記2つの折返し面のうちの一方の前記折返し面に設けられる前記突起面の高さと、
前記2つの折返し面のうち他方の前記折返し面に設けられる前記突起面の高さとは、異なる、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の梱包具。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の梱包具と、
前記梱包具が収容される収容部材と
を備える、梱包体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包具および梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
物品を梱包するために用いられる梱包具として、フィルムと板状部材との間に梱包対象物を挟んだ状態でフィルムを張ることで梱包対象物を板状部材に押さえつけ、梱包対象物を定位置に保持するものが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の梱包具では、物品を梱包するためにフィルムが必要である。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的はフィルムを使用せずに、容易に物品を梱包することができる梱包具および梱包体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る梱包具は、物品を梱包するために用いられる。前記梱包具は、配置面と、2つの折返し面と、少なくとも2つの突起面とを備える。前記配置面には、前記物品が配置される。前記2つの折返し面は、前記配置面に接続する。前記2つの折返し面は、前記配置面に対して前記物品が位置する側に折り返される。前記少なくとも2つの突起面は、前記折返し面から突起する。前記少なくとも2つの突起面は、前記配置面に対して高さ方向に折り曲げられている。
【0007】
ある実施形態において、前記配置面と前記2つの折返し面との間には、切込が形成されている。
【0008】
ある実施形態において、前記梱包具は、折返し線と、第1折曲線と、第1折曲面とをさらに備える。前記折返し線は、第1方向に延びる。前記第1折曲線は、第2方向に延びる。前記第1折曲面は、前記配置面に接続する。前記第1折曲面は、前記第1折曲線において折り曲げ可能である。前記第2方向は、前記第1方向と交差している。前記2つの折返し面は、前記折返し線において折返し可能である。前記第1折曲面は、前記配置面に対して、前記突起面よりも外側に位置する。
【0009】
ある実施形態において、前記梱包具は、第2折曲線と、第2折曲面とをさらに備える。前記第2折曲線は、前記第2方向に延びる。前記第2折曲面は、前記配置面に接続する。前記第2折曲面は、前記第2折曲線において折り曲げ可能である。
【0010】
ある実施形態において、前記第2折曲面は、前記突起面に当接する。
【0011】
ある実施形態において、前記折返し面は、端部に高さ調節折曲線を有する。前記高さ調節折曲線は、前記物品の高さに応じて折れ曲がる。
【0012】
ある実施形態において、前記配置面は、押さえ部を有する。前記押さえ部は、前記高さ方向に移動可能である。前記押さえ部は、前記物品の上部を押さえる。
【0013】
ある実施形態において、前記配置面は、配置折曲線を有する。前記配置折曲線において前記配置面が折り曲げられることによって、前記押さえ部が前記高さ方向に移動する。
【0014】
ある実施形態において、前記突起面は、前記2つの折返し面のうちのいずれにも設けられる。
【0015】
ある実施形態において、前記突起面は、前記2つの折返し面のうちのいずれか一方のみに設けられる。
【0016】
ある実施形態において、前記2つの折返し面のうちの一方の前記折返し面に設けられる前記突起面の高さと、前記2つの折返し面のうち他方の前記折返し面に設けられる前記突起面の高さとは、異なる。
【0017】
本発明に係る梱包体は、上記に記載の梱包具と、収容部材とを備える。前記収容部材には、前記梱包具が収容される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、フィルムを使用せずに、容易に物品を梱包することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態1に係る梱包具の斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態1に係る梱包具の展開図である。
【
図3】(a)および(b)は、梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図4】梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態1に係る梱包体の分解斜視図である。
【
図6】本発明の実施形態2に係る梱包具の斜視図である。
【
図7】本発明の実施形態2に係る梱包具の展開図である。
【
図8】本発明の実施形態3に係る梱包具の斜視図である。
【
図9】本発明の実施形態3に係る梱包具の展開図である。
【
図10】(a)および(b)は、梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図11】梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図12】本発明の実施形態4に係る梱包具の斜視図である。
【
図13】本発明の実施形態4に係る梱包具の展開図である。
【
図14】(a)および(b)は、梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図15】梱包具を用いた物品の梱包方法を示す斜視図である。
【
図16】本発明の実施形態5に係る梱包具の展開図である。
【
図17】本発明の実施形態6に係る梱包具の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0021】
[実施形態1]
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る梱包具100について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る梱包具100の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態1に係る梱包具100の展開図である。
【0022】
以下の説明において、
図1に示す座標のY軸方向を左右方向(原点から見てY軸で正となる方向が左方向)、X軸方向を前後方向(原点から見てX軸で正となる方向が後方向)、Z軸方向(XY平面に垂直な方向)を上下方向(原点から見てZ軸で正となる方向が上方向)ということがある。
【0023】
図1に示すように、梱包具100は、物品50を梱包するために用いられる。梱包具100は、例えば、厚みが5ミリメートル程度の、1枚の段ボール製である。
【0024】
図1および
図2に示すように、梱包具100は、配置面110と、2つの折返し面(折返し面120aおよび折返し面120b)と、少なくとも2つの突起面(突起面130a、突起面130b、突起面130cおよび突起面130d)と、2つの第1折曲面(第1折曲面140aおよび第1折曲面140b)と、2つの折返し線(折返し線21aおよび折返し線21b)と、4つの突起面折曲線(突起折曲線22a、突起折曲線22b、突起折曲線22cおよび突起折曲線22d)と、2つの第1折曲線(第1折曲線23aおよび第1折曲線23b)とを備える。
【0025】
本明細書において、折返し面120aおよび折返し面120bを、折返し面120と総称する場合がある。また、突起面130a、突起面130b、突起面130cおよび突起面130dを、突起面130と総称する場合がある。また、第1折曲面140aおよび第1折曲面140bを、第1折曲面140と総称する場合がある。また、折返し線21aおよび折返し線21bを、折返し線21と総称する場合がある。また、突起折曲線22aおよび突起折曲線22bを、突起折曲線22と総称する場合がある。また、第1折曲線23aおよび第1折曲線23bを、第1折曲線23と総称する場合がある。
【0026】
配置面110には、物品50が配置される。配置面110は、矩形状である。
【0027】
2つの折返し面120は、配置面110に接続する。詳しくは、折返し面120aは、配置面110の+Y方向側の端部に接続する。折返し面120bは、配置面110の-Y方向側の端部に接続する。
【0028】
2つの折返し面120は、折返し線21において折返し可能である。詳しくは、折返し面120aは、折返し線21aにおいて折返し可能である。折返し面120bは、折返し線21bにおいて折返し可能である。折返し線21は、第1方向に延びる。本実施形態では、第1方向は、X軸方向に平行である。
【0029】
2つの折返し面120は、配置面110に対して物品50が位置する側に折り返される。詳しくは、折返し面120aは、-Y方向側に折り返される。折返し面120bは、+Y方向側に折り返される。2つの折返し面120は、物品50の上部と接触する。したがって、物品50の上下方向(Z軸方向)および左右方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。本実施形態では、2つの折返し面120は、物品50を梱包した状態で、一部が重なっている。
【0030】
折返し面120aは、凹面122aを有する。折返し面120bは、凹面122bを有する。凹面122aおよび凹面122bは、三角形状である。なお、凹面122aおよび凹面122bの形状は、三角形状に限定されない。例えば、凹面122aおよび凹面122bの形状は、半円状であってもよい。凹面122aおよび凹面122bが形成されていることによって、物品50を梱包した状態で、物品50を視認することができる。
【0031】
本実施形態では、突起面130は、2つの折返し面120のうちのいずれにも設けられる。詳しくは、突起面130aは、折返し面120aに設けられる。突起面130bは、折返し面120aに設けられる。突起面130cは、折返し面120bに設けられる。突起面130dは、折返し面120bに設けられる。
【0032】
突起面130は、矩形状である。なお、突起面130の形状は矩形状に限定されない。例えば、突起面130は、台形状でもよい。突起面130は、折返し面120から突起する。詳しくは、突起面130aは、折返し面120aの一方側の端部(-X方向側の端部)から突起する。突起面130bは、折返し面120aの他方側の端部(+X方向側の端部)から突起する。突起面130cは、折返し面120bの一方側の端部(-X方向側の端部)から突起する。突起面130dは、折返し面120bの他方側の端部(+X方向側の端部)から突起する。本実施形態では、突起面130は、物品50を梱包した状態で、Y軸方向において中央側に位置する。
【0033】
突起面130は、配置面110に対して高さ方向(+Z方向)に折り曲げられている。突起面130が、配置面110に対して高さ方向(+Z方向)に折り曲げられることによって、折返し面120に対して下向き(-Z方向)に力が加わる。一方、折返し面120は物品50によって上向き(+Z方向)に力が加わる。したがって、突起面130によって折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)の動きを固定することができる。
【0034】
第1折曲面140は、配置面110に接続する。詳しくは、第1折曲面140aは、配置面110の-X方向側の端部に接続する。第1折曲面140bは、配置面110の+X方向側の端部に接続する。
【0035】
第1折曲面140は、第1折曲線23において折り曲げ可能である。詳しくは、第1折曲面140aは、第1折曲線23aにおいて折り曲げ可能である。第1折曲面140bは、第1折曲線23bにおいて折り曲げ可能である。第1折曲面140は、第2方向に延びる。本実施形態では、第1方向は、X軸方向に平行である。第2方向は、第1方向と交差している。本実施形態では、第2方向は、第1方向と直交している。
【0036】
第1折曲面140が折り曲げられることによって、突起面130も折り曲げられる。詳しくは、第1折曲面140aが折り曲げられることによって、突起面130aおよび突起面130cも折り曲げられる。第1折曲面140bが折り曲げられることによって、突起面130bおよび突起面130dも折り曲げられる。
【0037】
第1折曲面140は、配置面110に対して、突起面130よりも外側に位置する。詳しくは、第1折曲面140aは、配置面110に対して、突起面130aおよび突起面130cよりも外側(-X方向側)に位置する。第1折曲面140bは、配置面110に対して、突起面130bおよび突起面130dよりも外側(+X方向側)に位置する。第1折曲面140が配置面110に対して、突起面130よりも外側に位置することによって、突起面130が外側に広がることを抑制することができる。
【0038】
図2に示すように、配置面110と折返し面120aとの間には、切込30aおよび切込30bが形成されている。切込30aおよび切込30bは、折返し線21aから延びる。配置面110と折返し面120bとの間には、切込30cおよび切込30dが形成されている。切込30cおよび切込30dは、折返し線21bから延びる。本明細書において、切込30a、切込30b、切込30cおよび切込30dを、切込30と総称する場合がある。切込30が形成されていることによって、物品50を梱包する際に、折返し面120の端部が可動しやすくなるため、折返し面120をさらにしならせることができる。したがって、折返し面120によって物品50が押さえつけられる力を強くすることができる。その結果、物品50の動きを固定することができる。
【0039】
図1および
図3(a)~
図4を参照して、梱包具100を用いた物品50の梱包方法について説明する。
図3(a)~
図4は、梱包具100を用いた物品50の梱包方法を示す斜視図である。
【0040】
まず、
図3(a)に示すように、展開した状態の梱包具100を用意する。
【0041】
次に、
図3(a)に示す状態から、
図3(b)に示すように、物品50を配置面110に配置する。
【0042】
次に、
図3(b)に示す状態から、
図4に示すように、折返し面120を配置面110に対して物品50が位置する側に折り返す。詳しくは、折返し面120aを-Y方向側に折り返す。折返し面120bを+Y方向側に折り返す。
図1を参照して説明したように、2つの折返し面120は、物品50の上部と接触する。したがって、物品50の上下方向(Z軸方向)および左右方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。
【0043】
次に、
図4に示す状態から、
図1に示すように、第1折曲面140を高さ方向に折り曲げることによって、突起面130が高さ方向に折り曲げられる。詳しくは、第1折曲面140aを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130aおよび突起面130cが+Z側方向に折り曲げられる。第1折曲面140bを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130bおよび突起面130dが+Z側方向に折り曲げられる。
図1を参照して説明したように、突起面130が、配置面110に対して高さ方向(+Z方向)に折り曲げられることによって、折返し面120に対して下向き(-Z方向)に力が加わる。一方、折返し面120は物品50によって上向き(+Z方向)に力が加わる。したがって、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)の動きを固定することができる。
【0044】
図5を参照して、本発明の実施形態1に係る梱包体80について説明する。
図5は、本発明の実施形態1に係る梱包体80の分解斜視図である。
【0045】
図5に示すように、梱包体80は、梱包具100と外箱70とを備える。梱包具100は、突起面130および第1折曲面140が高さ方向(+Z方向)に折り曲げられた状態で、外箱70内に収納される。換言すると、外箱70の寸法は、突起面130および第1折曲面140が高さ方向(+Z方向)に折り曲げられた状態で、梱包具100が丁度収納されるように、設定されている。本実施形態では、第1折曲面140の第1折曲線23からの高さh1と、外箱70の高さh2とが、略等しく設定されている。さらに、本実施形態では、突起面130の突起折曲線22からの高さh3と、外箱70の高さh2とが、略等しく設定されている。突起面130および第1折曲面140が高さ方向(+Z方向)に折り曲げられた状態で、梱包具100が外箱70内に収納されていることにより、突起面130および第1折曲面140が配置面110に対して折り曲げられた状態が保持される。なお、外箱70は、「収容部材」の一例である。
【0046】
なお、第1折曲面140の第1折曲線23からの高さh1と、外箱70の高さh2とは、略等しくなくてもよい。例えば、第1折曲面140の第1折曲線23からの高さh1は、外箱70の高さh2よりも短くてもよいし、長くてもよい。また、突起面130の突起折曲線22からの高さh3と、外箱70の高さh2とは、略等しくなくてもよい。例えば、突起面130の突起折曲線22からの高さh3は、外箱70の高さh2よりも短くてもよいし、長くてもよい。
【0047】
外箱70は、例えば一般的な段ボール箱である。
図5に示す状態では、外箱70の上側の蓋が開いている。外箱70に梱包具100が収納され、外箱70の上側の蓋が閉じられると、略直方体状の梱包体80が完成する。外箱70は、内フラップ72と、外フラップ74とを有する。外箱70の上側の蓋が閉じられると、内フラップ72によって、突起面130が押さえられる。したがって、折返し面120に対して下向き(-Z方向)に加わる力を強めることができる。その結果、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)の動きを固定することができる。
【0048】
以上、
図1~
図5を参照した説明したように、梱包具100は、配置面110と、折返し面120と、少なくとも2つの突起面130とを備える。2つの折返し面120は、配置面110に対して物品50が位置する側に折り返される。少なくとも2つの突起面130は、折返し面120から突起する。少なくとも2つの突起面130は、配置面110に対して高さ方向に折り曲げられている。したがって、突起面130によって、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、フィルムを使用せずに、容易に物品50を梱包することができる。したがって、プラスチックを使用しなくてもすむ。その結果、環境保護に役立つ。
【0049】
[実施形態2]
図6および
図7を参照して、本発明の実施形態2に係る梱包具100について説明する。
図6は、本発明の実施形態2に係る梱包具100の斜視図である。
図7は、本発明の実施形態2に係る梱包具100の展開図である。梱包具100が第2折曲面150をさらに備える点で、実施形態2に係る梱包具100は、実施形態1に係る梱包具100と異なる。以下、実施形態2が実施形態1と異なる点を主に説明する。
【0050】
図6および
図7に示すように、梱包具100は、配置面110と、2つの折返し面(折返し面120aおよび折返し面120b)と、少なくとも2つの突起面(突起面130a、突起面130b、突起面130cおよび突起面130d)と、2つの第1折曲面(第1折曲面140aおよび第1折曲面140b)と、2つの折返し線(折返し線21aおよび折返し線21b)と、4つの突起折曲線(突起折曲線22a、突起折曲線22b、突起折曲線22cおよび突起折曲線22d)と、2つの第1折曲線(第1折曲線23aおよび第1折曲線23b)とに加えて、2つの第2折曲面(第2折曲面150aおよび第2折曲面150b)と、2つの第2折曲線(第2折曲線24aおよび第2折曲線24b)とをさらに備える。
【0051】
第2折曲面150は、第1折曲面140に接続する。詳しくは、第2折曲面150aは、第1折曲面140aに接続する。第2折曲面150bは、第1折曲面140bに接続する。
【0052】
第2折曲面150は、第2折曲線24において折り曲げ可能である。詳しくは、第2折曲面150aは、第2折曲線24aにおいて折り曲げ可能である。第2折曲面150bは、第2折曲線24bにおいて折り曲げ可能である。第2折曲面150は、第2方向(Y軸方向)に延びる。
【0053】
第2折曲面150は、内側に折り曲げられる。詳しくは、第2折曲面150aは、+X方向側に折り曲げられる。第2折曲面150bは、-X方向側に折り曲げられる。第2折曲面150は、折り曲げられた状態で、突起面130の上方に位置する。
【0054】
第2折曲面150は、突起面130に当接することが好ましい。本実施形態では、第2折曲面150aは、突起面130aおよび突起面130cに当接する。第2折曲面150bは、突起面130bおよび突起面130dに当接する。第2折曲面150が突起面130に当接することによって、突起面130を押さえつけることができる。したがって、折返し面120に対して突起面130によって下向き(-Z方向)に加わる力を強めることができる。その結果、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)の動きを固定することができる。
【0055】
また、
図5を参照して説明した梱包体80と同様に、梱包具100を外箱70に収容して使用する場合、第2折曲面150をつかむことによって、外箱70から梱包具100を取り出し易くなる。さらに、外箱70の内フラップ72によって第2折曲面150が押さえられることによって、第2折曲面150を介して突起面130を押さえつけることができる。
【0056】
[実施形態3]
図8および
図9を参照して、本発明の実施形態3に係る梱包具100について説明する。
図8は、本発明の実施形態3に係る梱包具100の斜視図である。
図9は、本発明の実施形態3に係る梱包具100の展開図である。折返し面120aと、折返し面120bとが、折り返された状態で重なっていない点と、折返し面120が高さ調節折曲線を有する点とで、実施形態3に係る梱包具100は、実施形態1に係る梱包具100と異なる。以下、実施形態3が実施形態1と異なる点を主に説明する。
【0057】
図8に示すように、折返し面120aおよび折返し面120bは、物品50の上部と接触する。本実施形態では、折返し面120aと、折返し面120bとが、折り返された状態で重なっていない。
【0058】
本実施形態では、突起面130は、物品50を梱包した状態で、配置面110の4隅に配置される。したがって、折返し面120aおよび、折返し面120bを介して、物品50を4隅から押さえつけることができる。その結果、物品50の動きを固定することができる。
【0059】
図9に示すように、折返し面120は、端部に高さ調節折曲線を有する。詳しくは、折返し面120aは、-X方向側の端部に、高さ調節折曲線27aおよび高さ調節折曲線27bを有する。折返し面120aは、+X方向側の端部に、高さ調節折曲線27cおよび高さ調節折曲線27dを有する。折返し面120bは、-X方向側の端部に、高さ調節折曲線27eおよび高さ調節折曲線27fを有する。折返し面120bは、+X方向側の端部に、高さ調節折曲線27gおよび高さ調節折曲線27hを有する。
【0060】
本明細書において、高さ調節折曲線27a、高さ調節折曲線27b、高さ調節折曲線27c、高さ調節折曲線27d、高さ調節折曲線27e、高さ調節折曲線27f、高さ調節折曲線27gおよび高さ調節折曲線27hを、高さ調節折曲線27と総称する場合がある。
【0061】
高さ調節折曲線27aおよび高さ調節折曲線27bは、突起折曲線22aと折返し線21aとの接点124aから、突起折曲線22aに対して傾斜して延びる。高さ調節折曲線27aの突起折曲線22aに対する傾斜角度は、高さ調節折曲線27bの突起折曲線22aに対する傾斜角度よりも小さい。
【0062】
高さ調節折曲線27cおよび高さ調節折曲線27dは、突起折曲線22bと折返し線21aとの接点124bから、突起折曲線22bに対して傾斜して延びる。高さ調節折曲線27cの突起折曲線22bに対する傾斜角度は、高さ調節折曲線27dの突起折曲線22bに対する傾斜角度よりも小さい。
【0063】
高さ調節折曲線27eおよび高さ調節折曲線27fは、突起折曲線22cと折返し線21bとの接点124cから、突起折曲線22cに対して傾斜して延びる。高さ調節折曲線27eの突起折曲線22cに対する傾斜角度は、高さ調節折曲線27fの突起折曲線22cに対する傾斜角度よりも小さい。
【0064】
高さ調節折曲線27gおよび高さ調節折曲線27hは、突起折曲線22dと折返し線21bとの接点124dから、突起折曲線22dに対して傾斜して延びる。高さ調節折曲線27gの突起折曲線22dに対する傾斜角度は、高さ調節折曲線27hの突起折曲線22dに対する傾斜角度よりも小さい。
【0065】
高さ調節折曲線27は、物品50を梱包した際に、物品50の高さに応じて折れ曲がる。したがって、物品50の高さに応じて、物品50を好適に固定することができる。
【0066】
図8、
図10(a)~
図11を参照して、梱包具100を用いた物品50の梱包方法について説明する。
図10(a)~
図11は、梱包具100を用いた物品50の梱包方法を示す斜視図である。
【0067】
まず、
図10(a)に示すように、展開した状態の梱包具100を用意する。
【0068】
次に、
図10(a)に示す状態から、
図10(b)に示すように、物品50を配置面110に配置する。
【0069】
次に、
図10(b)に示す状態から、
図11に示すように、折返し面120を配置面110に対して物品50が位置する側に折り返す。詳しくは、折返し面120aを-Y方向側に折り返す。折返し面120bを+Y方向側に折り返す。
図8を参照して説明したように、2つの折返し面120は、物品50の上部と接触する。したがって、物品50の上下方向(Z軸方向)および左右方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。
【0070】
次に、
図11に示す状態から、
図8に示すように、第1折曲面140を高さ方向に折り曲げることによって、突起面130が高さ方向に折り曲げられる。詳しくは、第1折曲面140aを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130aおよび突起面130cが+Z側方向に折り曲げられる。第1折曲面140bを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130bおよび突起面130dが+Z側方向に折り曲げられる。実施形態1と同様に、突起面130が、配置面110に対して高さ方向(+Z方向)に折り曲げられることによって、折返し面120に対して下向き(-Z方向)に力が加わる。したがって、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。
【0071】
[実施形態4]
図12および
図13を参照して、本発明の実施形態4に係る梱包具100について説明する。
図12は、本発明の実施形態4に係る梱包具100の斜視図である。
図13は、本発明の実施形態4に係る梱包具100の展開図である。梱包具100が押さえ部160をさらに備える点で、実施形態4に係る梱包具100は、実施形態3に係る梱包具100と異なる。以下、実施形態4が実施形態3と異なる点を主に説明する。
【0072】
図12および
図13に示すように、配置面110は押さえ部160を有する。押さえ部160は、高さ方向に移動可能である。したがって、押さえ部160を高さ方向に移動させることによって、押さえ部160の下方に物品50を配置することができる。押さえ部160は、物品50の上部を押さえる。したがって、押さえ部160と配置面110とによって、物品50を挟むことができる。したがって、物品50を固定することができる。
【0073】
配置面110は、配置折曲線26を有する。配置折曲線26において配置面110が折り曲げられることによって、押さえ部160が高さ方向に移動する。詳しくは、配置折曲線26において配置面110が折り曲げられることによって、押さえ部160を撓ませることができる。したがって、押さえ部160と配置面110との間に隙間が生じる。その結果、隙間に物品50を配置することができる。
【0074】
配置面110には、開口112aと、開口112bとが形成されている。開口112aおよび開口112bは、半円状である。開口112aおよび開口112bに指を入れることによって押さえ部160をつまむことができる。
【0075】
図12、
図14(a)~
図15を参照して、梱包具100を用いた物品50の梱包方法について説明する。
図14(a)~
図15は、梱包具100を用いた物品50の梱包方法を示す斜視図である。
【0076】
まず、
図14(a)に示すように、展開した状態の梱包具100を用意する。
【0077】
次に、
図14(a)に示す状態から、配置折曲線26において配置面110を折り曲げることによって、押さえ部160を高さ方向に移動させる。配置折曲線26において配置面110が折り曲げられることによって、押さえ部160を撓ませることができる。したがって、押さえ部160と配置面110との間に隙間が生じる。その結果、
図14(b)に示すように、隙間に物品50を配置することができる。
【0078】
次に、
図14(b)に示す状態から、
図15に示すように、折返し面120を配置面110に対して物品50が位置する側に折り返す。詳しくは、折返し面120aを-Y方向側に折り返す。折返し面120bを+Y方向側に折り返す。
図12を参照して説明したように、2つの折返し面120は、物品50の上部と接触する。したがって、物品50の上下方向(Z軸方向)および左右方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。
【0079】
次に、
図15に示す状態から、
図12に示すように、第1折曲面140を高さ方向に折り曲げることによって、突起面130が高さ方向に折り曲げられる。詳しくは、第1折曲面140aを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130aおよび突起面130cが+Z側方向に折り曲げられる。第1折曲面140bを+Z側方向に折り曲げることによって、突起面130bおよび突起面130dが+Z側方向に折り曲げられる。実施形態1と同様に、突起面130が、配置面110に対して高さ方向(+Z方向)に折り曲げられることによって、折返し面120に対して下向き(-Z方向)に力が加わる。したがって、折返し面120をしならせるようにして、折返し面120によって物品50が押さえつけられる。その結果、物品50の上下方向(Z軸方向)および前後方向(Y軸方向)の動きを固定することができる。
【0080】
[実施形態5]
図16を参照して、本発明の実施形態5に係る梱包具100について説明する。
図16は、本発明の実施形態5に係る梱包具100の展開図である。突起面130が、2つの折返し面のうちのいずれか一方のみに設けられる点と、梱包具100が突出部40をさらに備える点とで、実施形態5に係る梱包具100は、実施形態2に係る梱包具100と異なる。以下、実施形態5が実施形態2と異なる点を主に説明する。
【0081】
図16に示すように、突起面130は、2つの折返し面120のうちのいずれか一方のみに設けられる。本実施形態では、折返し面120bに突起面130cおよび突起面130dが設けられる。一方、折返し面120aには、突起面130が設けられない。なお、突起面130は、2つの折返し面120のうちのいずれか一方のみに設けられる場合は、
図6に示すように、折返し面120aと折返し面120bとが折り返された場合に、折返し面120aと折返し面120bとが一部重なっていることが好ましい。本実施形態でも、実施形態2と同様に突起面130によって、折返し面120aおよび折返し面120bが押されることによって、物品50を固定することができる。
【0082】
梱包具100は、突出部40をさらに備える。本実施形態では、梱包具100は、突出部40a、突出部40b、突出部40cおよび突出部40dをさらに備える。本明細書において、突出部40a、突出部40b、突出部40cおよび突出部40dを、突出部40と総称する場合がある。突出部40a、突出部40b、突出部40cおよび突出部40dは、配置面110に形成された切込である。第1折曲面140aが折り曲げられることによって、突出部40a、突出部40bが下側に突出する。第1折曲面140bが折り曲げられることによって、突出部40c、突出部40dが下側に突出する。したがって、突出部40によって配置面110を浮かすことができる。その結果、物品50への下側からの衝撃を抑制することができる。
【0083】
[実施形態6]
図17を参照して、本発明の実施形態5に係る梱包具100について説明する。
図17は、本発明の実施形態6に係る梱包具100の展開図である。突起面130の高さが異なる点と、梱包具100が突出部40をさらに備える点とで、実施形態5に係る梱包具100は、実施形態2に係る梱包具100と異なる。以下、実施形態5が実施形態2と異なる点を主に説明する。
【0084】
図17に示すように、2つの折返し面120のうちの一方の折返し面120aに設けられる突起面(突起面130aおよび突起面130b)の高さh4と、2つの折返し面120のうち他方の折返し面120bに設けられる突起面(突起面130cおよび突起面130d)の高さh5とは、異なる。詳しくは、高さh4は、高さh5よりも低い。本実施形態では、梱包する物品50の高さに応じて用いる突起面130を変更することができる。例えば、高さの低い物品50を梱包する場合は、突起面(突起面130cおよび突起面130d)によって折返し面120aおよび折返し面120bが押さえられる。一方、高さが高い物品50を梱包する場合は、突起面(突起面130aおよび突起面130b)によって折返し面120aおよび折返し面120bが押さえられる。高さが高い物品50を梱包する場合は、突起面(突起面130cおよび突起面130d)が意図しない箇所で折れ曲がる可能性がある。したがって、高さが高い物品50を梱包する場合は、突起折曲線22cおよび突起折曲線22dにおいて、突起面(突起面130cおよび突起面130d)をあらかじめ折り曲げておく。その結果、起面(突起面130cおよび突起面130d)が意図しない箇所で折れ曲がることを抑制することができる。このように、本実施形態の梱包具100では、高さの異なる物品50を好適に梱包することができる。
【0085】
以上、図面(
図1~
図17)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)~(5))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0086】
(1)実施形態1~6では、梱包具100は、第1折曲面140を備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、梱包具100は、第1折曲面140を備えてなくてもよい。
【0087】
(2)実施形態1~6では、折返し面120は、凹面122を有していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、折返し面120は、凹面122を有していなくてもよい。例えば、折返し面120は、矩形状であってもよい。
【0088】
(3)実施形態4では、梱包具100は、押さえ部160を1つ備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、梱包具100は、押さえ部160を2つ以上備えていてもよい。
【0089】
(4)実施形態1~6では、梱包具100の材質は、段ボールのほか、厚紙類を用いてもよい。また、梱包具100の材質は、紙製に限らず、ポリエチレンまたはゴムのような樹脂製であってもよい。
【0090】
(5)実施形態1では、梱包体80において、梱包具100は、外箱70に収容されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、梱包体80において、梱包具100は、封筒のような外装袋に収容されてもよい。
【符号の説明】
【0091】
21、21a、21b 折返し線
23、23a、23b 第1折曲線
24、24a、24b 第2折曲線
26 配置折曲線
27、27a、27b、27c、27d、27e、27f、27g、27h 高さ調節折曲線
30、30a、30b、30c、30d 切込
50 物品
70 外箱(収容部材)
80 梱包体
100 梱包具
110 配置面
120、120a、120b 折返し面
130、130a、130b、130c、130d 突起面
140、140a、140b 第1折曲面
150、150a、150b 第2折曲面
160 押さえ部