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特開2022-160085情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022160085
(43)【公開日】2022-10-19
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20221012BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20221012BHJP
【FI】
H04N7/15 120
G06Q10/10 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021064613
(22)【出願日】2021-04-06
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】奥村 允
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 和輝
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164SB31S
5C164UB81S
5C164VA07S
5C164VA13P
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】会議を延長する際のユーザーの作業負担を軽減するとともに、会議を再開するまでの時間を短縮することが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索処理部と、前記検索処理部により検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示処理部と、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長処理部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索処理部と、
前記検索処理部により検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示処理部と、
前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長処理部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記検索処理部は、前記会議の延長指示を受け付けた場合、又は、前記終了予定時刻までの残り時間が所定時間になった場合に、当該終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記検索処理部は、前記終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長後の前記会議に参加するユーザーの人数に応じた会議室を検索する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記検索処理部は、前記終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長後の前記会議に参加するユーザーのスケジュールに応じた会議室を検索する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記検索処理部は、前記終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長前の前記会議に利用されている会議室との位置関係に応じた会議室を検索する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記検索処理部は、前記終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長前の前記会議に利用されている会議室に設置されている機器と同一の機器が設置されている会議室を検索する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記機器には、前記会議の資料を表示する表示装置、前記会議の参加者の発話音声を受信する音声処理装置、前記会議室の照明、及び前記会議室の空調の少なくともいずれかが含まれる、
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記会議は、第1拠点の会議室と第2拠点の会議室とを繋いで行われる会議であり、
前記検索処理部は、前記終了予定時刻以降に前記第1拠点で利用可能な会議室と前記第2拠点で利用可能な会議室とを検索し、
前記提示処理部は、前記第1拠点で利用可能な会議室と前記第2拠点で利用可能な会議室とを組み合わせた検索結果を提示する、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記延長処理部は、前記終了予定時刻になった場合又はユーザーから前記会議の中断指示を取得した場合に前記会議を中断し、延長後の前記会議の再開時刻になった場合又はユーザーから前記会議の再開指示を取得した場合に前記会議を中断前の状態から再開させる、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記延長処理部は、前記会議が中断された場合に中断前の前記会議に利用されている表示装置に表示されている表示内容を保存し、前記会議が再開された場合に再開後の前記会議に利用される表示装置に前記表示内容を表示させる、
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記延長処理部は、再開後の前記会議に利用される会議室に設置されている機器の動作を制御する、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記延長処理部は、再開後の前記会議の終了予定時刻又は前記終了予定時刻までの残り時間を表示させる、
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項13】
一又は複数のプロセッサーが、
会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示ステップと、
前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項14】
会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示ステップと、
前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、互いに離れた場所においてネットワークを介して音声、映像、ファイルなどを送受信して行う会議システム(オンライン会議)が提案されている。例えば特許文献1には、ウェブ会議において、クライアント端末を介してユーザーから会議の延長指示を受け付けた場合に当該会議の後に会議室の予約が入っているか否かを判定し、予約が入っていないと判定された場合に当該会議の終了予定時刻を延長し、当該会議の後に予約が入っていると判定された場合に、他の空いている会議室を予約するするシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-112601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、例えば延長後の会議を他の会議室に移動して行う場合には、ユーザー(会議参加者)は、移動前の会議室において会議を一旦終了し、移動後の会議室において当該会議を再開するための準備作業を行わなければならない。例えばユーザーは、会議に使用する機器(ディスプレイ、照明など)を立ち上げたり、移動前の会議室の表示装置に表示されていた資料を、移動後の会議室の表示装置に表示し直したりする準備作業を行わなければならない。このため、会議を延長する際のユーザーの作業負担が多くなり、また会議を再開するまでの時間が多くかかる問題が生じる。
【0005】
本発明の目的は、会議を延長する際のユーザーの作業負担を軽減するとともに、会議を再開するまでの時間を短縮することが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様に係る情報処理システムは、会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索処理部と、前記検索処理部により検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示処理部と、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長処理部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、一又は複数のプロセッサーが、会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索ステップと、前記検索ステップにおいて検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示ステップと、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長ステップと、を実行する方法である。
【0008】
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、会議の延長を要する場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索ステップと、前記検索ステップにおいて検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示ステップと、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、会議を延長する際のユーザーの作業負担を軽減するとともに、会議を再開するまでの時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す模式図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る会議システムの構成を示す機能ブロック図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議室情報の一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される機器情報の一例を示す図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用されるユーザー情報の一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る会議システムで利用される会議情報の一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図11図11は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図12図12は、本発明の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図13図13は、本発明の実施形態に係る会議システムで実行される会議支援処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図14図14は、本発明の他の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す模式図である。
図15図15は、本発明の他の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図16図16は、本発明の他の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図17図17は、本発明の他の実施形態に係るユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0012】
本発明に係る情報処理システムは、例えば一つの会議室において複数のユーザーが参加する会議、複数の会議室において複数のユーザーが参加する会議(オンライン会議)などに適用することができる。また、前記オンライン会議では、複数の会議室のそれぞれが異なる拠点に配置されてもよい。本実施形態に係る会議システムは、本発明に係る情報処理システムの一例である。例えば本実施形態に係る会議システムでは、会議室に、会議に参加する各ユーザーが利用するユーザー端末と、会議に使用する資料などを表示する表示装置と、ユーザーの発話音声を受信して所定の処理を実行する音声処理装置とが配置される。また、前記会議システムは、会議を管理する管理サーバーを含む。なお、前記音声処理装置は、例えばユーザーの発話音声を集音及び放音するマイクスピーカー装置であってもよいし、ユーザーの発話音声(音声コマンド)に基づいて所定のコマンドを実行するAIスピーカーであってもよい。
【0013】
[会議システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す図である。会議システム100は、管理サーバー1と、ユーザー端末2と、表示装置3と、音声処理装置4と、データベースDBとを含んでいる。図1には、一つの会議室Aを示している。会議室Aには、会議の参加者であるユーザーU1~U4それぞれのユーザー端末2a~2dと、表示装置3aと、音声処理装置4aとが配置されている。ここでは、音声処理装置4aは、例えば会議中のユーザーの発話音声を録音する。
【0014】
管理サーバー1は、例えば1台又は複数台のデータサーバ(仮想サーバ)で構築される。データベースDBは、各種データを記憶する。データベースDBは、管理サーバー1又はユーザー端末2に含まれてもよいし、複数の機器に分散して含まれてもよい。ユーザー端末2は、会議に参加するユーザーが会議室に持ち込む自身の端末装置(パーソナルコンピューター)であってもよい。
【0015】
管理サーバー1、ユーザー端末2、表示装置3、音声処理装置4、及びデータベースDBは、ネットワークN1を介して互いに接続されている。ネットワークN1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。表示装置3及び音声処理装置4は、本発明の機器の一例である。
【0016】
[管理サーバー1]
図2に示すように、管理サーバー1は、制御部11、記憶部12、通信部13などを備える。管理サーバー1は、1台又は複数台の仮想サーバ(クラウドサーバ)であってもよいし、1台又は複数台の物理サーバーであってもよい。
【0017】
通信部13は、管理サーバー1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えばユーザー端末2、表示装置3、音声処理装置4、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0018】
記憶部12は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部11に後述の会議支援処理(図13)を実行させるための会議支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、管理サーバー1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶されてもよい。
【0019】
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー1を制御する。
【0020】
また制御部11は、データベースDBを参照して各種処理を実行する。データベースDBには、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザー情報D3、会議情報D4などのデータが記憶される。また、データベースDBに各ユーザーの勤怠情報(スケジュール情報)が記憶されてもよい。
【0021】
図3には会議室情報D1の一例を示している。会議室情報D1には、会議室ごとに、対応する「会議室ID」、「会議室名」、「拠点」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「会議室ID」は、会議室の識別情報である。「会議室名」は会議室の名前であり、部屋番号などが登録される。「拠点」は、会議室の場所を示す情報である。例えば、複数の事業所(工場、事務所など)を有する企業の場合、各事業所が前記拠点に相当する。例えば「拠点」には、事業所の名前が登録される。
【0022】
図4には機器情報D2の一例を示している。機器情報D2には、各会議室に設置されている機器ごとに、対応する「機器ID」、「機器名」、「IPアドレス」、「会議室ID」などの情報が互いに関連付けられて登録される。「機器ID」は機器の識別情報である。「機器名」は、機器の名前である。「会議室ID」は、機器が設置されている会議室の識別情報である。例えば会議室A(会議室ID:R001)には、表示装置DP1と音声処理装置MS1と照明L1と空調A1とが設置されており、会議室B(会議室ID:R002)には、表示装置DP2と音声処理装置MS2と照明L2と空調A2とが設置されている。なお、表示装置、音声処理装置、照明、空調は本発明の機器の一例である。前記機器は、カメラ、複合機、プロジェクターなどであってもよい。
【0023】
図5にはユーザー情報D3の一例を示している。ユーザー情報D3には、ユーザーごとに、対応する「ユーザーID」、「ユーザー名」、「パスワード」などの情報が互いに関連付けられて登録される。ユーザー情報D3には、会議に参加するユーザーだけでなく、会議システム100を利用する権限を有する全てのユーザーに関する情報が事前に登録される。例えば、企業の全社員の情報がユーザー情報D3に登録される。「ユーザーID」はユーザーの識別情報であり、「ユーザー名」はユーザーの名前である。「ユーザーID」及び「パスワード」はユーザーが会議に参加する際のログインに利用される情報である。
【0024】
例えば、会議に参加するユーザーは、会議を開始する際に自身のユーザー端末2において会議アプリケーションを起動させて、ログイン画面にログイン情報である前記ユーザーID及び前記パスワードを入力する。管理サーバー1は前記ログイン情報に基づいてログイン処理(認証処理)を行う。会議が行われる会議室に会議アプリケーションのライセンスが付与されている場合には、ログインしたユーザーは、会議アプリケーションを利用した会議に参加することが可能となる。
【0025】
図6には会議情報D4の一例を示している。会議情報D4には、会議ごとに、対応する「会議ID」、「会議名」、「会議室ID」、「開始日時」、「終了日時」、「参加者ID」、「ファイルID」などの情報(予約情報)が互いに関連付けられて登録される。「会議ID」は会議の識別情報であり、「会議名」は会議の名称(件名)である。「開始日時」は会議の開始予定日時であり、「終了日時」は会議の終了予定日時である。「参加者ID」は、会議に参加するユーザーの識別情報(ユーザーID)である。「ファイルID」は、会議に使用されるファイル(資料)の識別情報であり、ファイルIDに対応するファイルデータは、データベースDBに記憶される。会議情報D4は、会議の開催予定が決定すると責任者などにより事前に登録される。
【0026】
記憶部12には、例えば企業ごとに、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザー情報D3、及び会議情報D4が記憶される。なお、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザー情報D3、会議情報D4などの情報の一部又は全部が、管理サーバー1及びユーザー端末2のいずれかに記憶されてもよいし、これら複数の装置に分散して記憶されてもよい。
【0027】
図2に示すように、制御部11は、登録処理部111、検索処理部112などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0028】
登録処理部111は、会議室情報D1、機器情報D2、ユーザー情報D3、及び会議情報D4をデータベースDBに登録する。登録処理部111は、ユーザーによる登録操作に基づいて各情報をデータベースDBに予め登録する。例えばユーザーが自身のユーザー端末2においてユーザー情報D3及び会議情報D4を登録する操作を行うと、登録処理部111は、当該操作を受け付けてユーザー情報D3及び会議情報D4をデータベースDBに登録する。また、例えば会議室及び機器の管理者が自身のユーザー端末2又は管理端末において会議室情報D1及び機器情報D2を登録する操作を行うと、登録処理部111は、当該操作を受け付けて会議室情報D1及び機器情報D2をデータベースDBに登録する。
【0029】
検索処理部112は、会議の延長を要する場合に、延長後の会議に利用可能な会議室を検索する検索処理を実行する。具体的には、検索処理部112は、会議を延長する場合において、延長後の会議に利用可能な会議室を検索する検索要求をユーザー端末2から取得した場合に、当該会議室を検索する検索処理を実行する。また、検索処理部112は、会議に対して予め設定された終了予定時刻までの残り時間が所定時間(例えば5分)になった場合に、当該会議室を検索する検索処理を実行する。また検索処理部112は、検索結果を前記検索要求の要求元のユーザー端末2に出力する。会議室の検索方法の具体例については後述する。なお、前記検索処理は、ユーザー端末2の制御部21が実行してもよい。
【0030】
また、制御部11は、上述の処理に加えて、会議に参加するユーザーのログイン処理(認証処理)など周知の処理を実行する。
【0031】
[ユーザー端末2]
図2に示すように、ユーザー端末2は、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、通信部25などを備える。図2では、会議室Aで会議に参加するユーザーU1~U4のうちユーザーU1のユーザー端末2aを例示している。各ユーザーのユーザー端末2は同一の機能を備える。なお、図2では、会議室Aに設置されている表示装置DP1、音声処理装置MS1、照明L1、空調A1(図4参照)を「機器」と総称して表している。
【0032】
操作部23は、ユーザー端末2を利用するユーザーの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどである。表示部24は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示パネルである。操作部23及び表示部24は、一体に形成されたユーザインターフェースであってもよい。
【0033】
通信部25は、ユーザー端末2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバー1、表示装置3、音声処理装置4、データベースDB)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0034】
記憶部22は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、制御部21に後述の会議支援処理(図13参照)を実行させるための会議支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会議支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、ユーザー端末2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶されてもよい。
【0035】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザー端末2を制御する。
【0036】
具体的には、制御部21は、受付処理部211、取得処理部212、実行処理部213、検索処理部214、提示処理部215、延長処理部216などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0037】
受付処理部211は、ユーザーから各種操作を受け付ける。例えば、受付処理部211は、ユーザーから前記会議アプリケーションを起動する操作を受け付ける。例えば、会議室Aにおいて会議M1が開始される際に、ユーザーU1がユーザー端末2aにおいて前記会議アプリケーションを起動させる操作を行うと、受付処理部211は当該操作を受け付ける。また、受付処理部211は、前記会議アプリケーションのログイン画面においてユーザーU1が前記ユーザーID及び前記パスワードを入力する操作を行うと、受付処理部211は前記ユーザーID及び前記パスワードを取得する。受付処理部211が前記ユーザーID及び前記パスワードを取得すると、管理サーバー1は前記ログイン情報に基づいて前記ログイン処理を行う。各ユーザーは、自身のユーザー端末2において前記会議アプリケーションを起動させてログイン操作を行う。
【0038】
取得処理部212は、データベースDBから会議情報を取得する。具体的には、取得処理部212は、会議情報D4(図6参照)から、ログインされたユーザーのユーザーIDに対応する前記会議情報を取得する。例えば、ユーザーU1がユーザー端末2aにおいてログインした場合に、ユーザー端末2aの取得処理部212は、データベースDBの会議情報D4を参照して、ユーザーID「U001」に対応する前記会議情報を取得する。
【0039】
実行処理部213は、前記会議アプリケーションに基づく会議を実行する。具体的には、会議に参加する各ユーザーがログインし、所定のユーザー(例えば会議責任者のユーザーU1)が会議を開始する開始操作を行うと、実行処理部213は、会議に使用する資料F1を表示装置3aに表示させる。また実行処理部213は、会議の終了予定時刻までの残り時間と、会議を延長する延長指示(延長要求)の操作を受け付ける延長ボタンB1とを含む会議支援情報P1をユーザー端末2に表示させる。
【0040】
図7には、会議M1に参加するユーザーU1のユーザー端末2aの表示画面の一例を示している。図7に示すように、ユーザー端末2aには資料F1(ファイルID:F001)が表示され、表示画面の端部に会議支援情報P1が表示される。会議支援情報P1には、会議M1の残り時間の情報と、延長ボタンB1と、会議を終了させる終了ボタンB2とが含まれる。ここでは、会議M1の終了予定時刻(「12:00」)まで残り3分であることを示している。
【0041】
ここで、例えばユーザーU1は、会議M1を終了予定時刻(「12:00」)までに終了できないと判断した場合に、図7に示す表示画面において延長ボタンB1を押下する。ユーザーU1が延長ボタンB1を押下すると、受付処理部211は延長指示を受け付ける。なお、図7に示す画面は会議M1に参加する全てのユーザーのユーザー端末2に表示されてもよい。このように、受付処理部211は、会議中に会議参加者のユーザーから当該会議の延長指示を受け付けることが可能である。なお、ユーザーは、前記延長指示を行う際に、会議を再開する日時を設定可能であってもよい。例えば、ユーザーは、後日の日時を設定して前記延長指示を行ってもよい。
【0042】
検索処理部214は、会議の延長を要する場合に、延長後の会議に利用可能な会議室を検索する検索要求を管理サーバー1に送信する。具体的には、検索処理部214は、受付処理部211が会議の延長指示を受け付けた場合に、前記検索要求を管理サーバー1に送信する。また、検索処理部214は、会議に対して予め設定された終了予定時刻までの残り時間が所定時間(例えば5分)になった場合に、前記検索要求を管理サーバー1に送信してもよい。管理サーバー1の検索処理部112は、ユーザー端末2から前記検索要求を取得すると、検索処理を実行する。具体的には、検索処理部112は、会議M1に対して予め設定された終了予定時刻(「12:00」)以降に利用可能(予約可能)な会議室を検索する。
【0043】
例えば、検索処理部112は、会議情報D4(図6参照)を参照して、会議M1の終了予定時刻(「12:00」)以降の会議室の予約状況を確認して、終了予定時刻以降で所定時間予約可能な会議室を検索する。前記所定時間は、予め設定(例えば30分)されてもよいし、ユーザーが前記検索要求を行う際に設定(入力)してもよい。検索処理部112は、検索した会議室の情報を含む検索結果を前記検索要求の要求元のユーザー端末2に出力する。
【0044】
なお、ユーザー端末2の検索処理部214が、前記検索処理を実行してもよい。この場合、検索処理部214は、会議情報D4(図6参照)を参照して、前記検索処理を実行する。すなわち、検索処理部214は、受付処理部211が会議の延長指示を受け付けた場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索してもよい。
【0045】
ユーザー端末2の提示処理部215は、管理サーバー1から前記検索結果を取得すると、当該検索結果をユーザーに提示する。例えば図8に示すように、提示処理部215は、ユーザー端末2に、終了予定時刻以降で予約可能な会議室及び利用可能な時間帯を含む候補情報P2を表示させる。また、提示処理部215は、候補情報P2において、会議室に設置されている機器の情報(音声処理装置及び表示装置の有無など)を表示させる。図8に示す例では、会議室Bには、表示装置及び音声処理装置が配置されていることが示されており、会議室Cには、表示装置が配置され、音声処理装置が配置されていないことを示している。
【0046】
また、提示処理部215は、候補情報P2を、図8に示すようにリスト形式で一覧表示させてもよいし、図9に示すようにタイムチャート形式で一覧表示させてもよい。
【0047】
また、提示処理部215は、管理サーバー1から予約可能な会議室が存在しないことを示す検索結果を取得すると、ユーザー端末2に会議を延長できない旨のメッセージを表示させる。
【0048】
受付処理部211は、候補情報P2においてユーザーから会議室を選択する操作を受け付ける。例えば図8に示す候補情報P2においてユーザーU1が「12:00~12:30 RoomB(会議室B)」を選択して保存ボタンB5を押下すると、受付処理部211は、当該選択操作を受け付ける。
【0049】
受付処理部211がユーザーから前記選択操作を受け付けると、延長処理部216は、ユーザーにより選択された会議室に基づいて、会議を延長するための延長処理を実行する。具体的には、延長処理部216は、延長された会議の情報を会議情報D4に登録し、当該情報に対応する予約情報P3(図10参照)をユーザー端末2に表示させる。また、延長処理部216は、延長された時間(例えば30分)を会議支援情報P1の残り時間に加算して更新する(図10参照)。また、延長処理部216は、会議支援情報P1に、会議を中断する中断ボタンB3を表示させる(図10参照)。
【0050】
ここで、会議M1の終了予定時刻「12:00」に達した場合又はユーザーが会議支援情報P1の中断ボタンB3(図10参照)を選択した場合に、延長処理部216は、ユーザー端末2及び表示装置3に表示中のファイル(資料F1)を現在の表示状態で保存する。また、延長処理部216は、会議室Aに設置された機器(表示装置、音声処理装置、照明、空調など)の電源をオフ状態にしてもよい。
【0051】
また、会議M1の終了予定時刻「12:00」に達した場合又はユーザーが会議支援情報P1の中断ボタンB3(図10参照)を選択した場合に、延長処理部216は、ユーザー端末2に、会議を再開するための再開情報P4を表示させ、再開情報P4に再開時刻までの残り時間と再開ボタンB4とを表示させる(図11参照)。例えば、延長処理部216は、会議M1に参加する全てのユーザーU1~U4のユーザー端末2a~2dに再開情報P4を表示させる。
【0052】
いずれかのユーザーが再開情報P4の再開ボタンB4を押下した場合、又は、再開時刻に達した場合に、延長処理部216は会議を再開させる。このように、延長処理部216は、会議の終了予定時刻になった場合又はユーザーから会議の中断指示を取得した場合に前記会議を中断し、延長後の前記会議の再開時刻になった場合又はユーザーから当該会議の再開指示を取得した場合に当該会議を中断前の状態から再開させる。
【0053】
具体的には、延長処理部216は、会議が中断された場合に中断前の会議に利用されている会議室に設置された表示装置に表示されている表示内容を保存し、会議が再開された場合に再開後の会議に利用される会議室に設置された表示装置に前記表示内容を表示させる。
【0054】
例えば、ユーザーが会議M1の終了予定時刻よりも前に会議支援情報P1の中断ボタンB3(図10参照)を押下すると、延長処理部216は、会議室Aに設置された表示装置DP1に現在表示されている資料F1の表示ページを保存する。また例えば、ユーザーが再開情報P4の再開ボタンB4(図11参照)を押下すると、延長処理部216は、再開後の会議M1に利用される会議室Bに設置された表示装置DP2に前記表示ページを表示させる。
【0055】
他の実施形態として、延長処理部216は、会議が中断された場合に中断前の会議で画面共有したユーザー端末2aの表示内容を保存し、会議が再開された場合に再開後の会議においてユーザー端末2aに前記表示内容を表示させてもよい。この場合、延長処理部216は、ユーザー端末2aに中断時の資料をダウンロードして表示させる。また、延長処理部216は、会議が中断された場合に中断前の会議で画面共有したユーザー端末2aの表示内容を保存し、会議が再開された場合に再開後の会議に利用される会議室に設置された表示装置に前記表示内容を表示させてもよい。この場合、ユーザーがユーザー端末2aにおいて会議アプリケーションにログインすると、延長処理部216は、中断時の資料を表示装置に表示させる。このように、延長処理部216は、会議開始時にユーザーが使用する機器を選択して会議開始及び再開操作を行った場合に、予め管理者が登録した会議室と、当該会議室に紐づく機器情報(IPアドレス等)とに基づいて画面共有を行う。
【0056】
このように、延長処理部216は、会議が中断された場合に中断前の会議に利用されている表示装置に表示されている表示内容を保存し、会議が再開された場合に再開後の会議に利用される表示装置に表示内容を表示させる。すなわち、延長処理部216は、会議再開時に会議中断時の表示状態を再現又は復元する。
【0057】
また、延長処理部216は、再開後の会議に利用される会議室に設置された機器の動作を制御する。例えば、延長処理部216は、いずれかのユーザーが再開情報P4の再開ボタンB4を押下した場合、又は、再開時刻に達した場合に、会議室Bに設置された表示装置DP2、音声処理装置MS2、及び照明L2の電源をオン状態にする。また、延長処理部216は、会議室Bの各機器の設定値を中断前に使用していた会議室Aに設置された各機器の設定値と同じ値に設定する。例えば、前記設定値には、表示装置の明るさ及び解像度、音声処理装置のマイクゲイン及びスピーカー音量、照明の明るさ、空調の運転モード及び温度などの設定値が含まれる。
【0058】
また、延長処理部216は、会議が再開された場合に、再開後の会議の終了予定時刻又は終了予定時刻までの残り時間を表示させる。例えば図12に示すように、延長処理部216は、延長された会議M1の残り時間(30分)をユーザー端末2に表示させる。これにより、ユーザーは会議M1を延長することができる。また、図12に示す会議支援情報P1において、ユーザーは再度、延長ボタンB1を押下することにより延長要求を行うこともできる。
【0059】
ここで、延長後の会議で利用可能な会議室を検索する検索処理において、管理サーバー1の検索処理部112は、以下に示す実施例の処理を実行してもよい。
【0060】
例えば、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長後の会議M1に参加するユーザーの人数に応じた会議室を検索してもよい。例えば、会議M1の参加者であるユーザーU1~U4のうち、ユーザーU3,U4が延長後の会議M1に参加できない場合(例えば12:00以降は他の予定が入っている場合)に、延長後の会議M1の参加者の人数はユーザーU1,U2の二人となる。この場合、例えば、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、二人用の会議室を検索する。また例えば、延長後の会議M1にユーザーU1~U4に加えて他のユーザーも参加する場合には、検索処理部112は、延長後の会議M1に参加する合計人数を収容可能な会議室を検索する。この実施例の場合、会議室情報D1(図3参照)に、会議室ごとの収容可能人数の情報が含まれてもよい。
【0061】
また例えば、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長後の会議M1に参加するユーザーのスケジュールに応じた会議室を検索してもよい。例えば、検索処理部112は、会議M1の参加者であるユーザーU1~U4のそれぞれのスケジュール情報を確認して、ユーザーU1~U4が延長後の会議M1に参加可能な日時を判定する。そして、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、ユーザーU1~U4が参加可能な日時で予約できる会議室を検索する。
【0062】
また例えば、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長前の会議M1に利用されている会議室Aとの位置関係に応じた会議室を検索してもよい。例えば、会議室Aから遠い位置の会議室の場合、ユーザーの移動時間が多くかかってしまう。そこで、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長前の会議M1に利用されている会議室Aに近い会議室(同じフロアの会議室、同じ建物内の会議室など)を優先して検索する。この実施例の場合、会議室情報D1(図3参照)に、会議室ごとの位置情報(フロア情報、緯度経度情報など)、会議室間の移動時間の情報(過去の平均移動時間など)が含まれてもよい。
【0063】
また例えば、検索処理部112は、会議M1の終了予定時刻以降に利用可能な会議室であって、延長前の会議M1に利用されている会議室Aに設置されている機器と同一の機器が設置されている会議室を検索してもよい。例えば、会議室Aに表示装置3及び音声処理装置4が設置されている場合に、検索処理部112は、会議情報D4(図6参照)を参照して、表示装置3及び音声処理装置4が設置されている会議室Bを検索対象に含め、音声処理装置4が設置されていない会議室Cを検索対象から除外する。なお、前記機器には、表示装置3、音声処理装置4、照明、及び空調の少なくともいずれかが含まれる。
【0064】
検索処理部112は、上述のいずれかの実施例の検索処理を実行してもよいし、複数の実施例を組み合わせた検索処理を実行してもよい。
【0065】
[会議支援処理]
以下、図13を参照しつつ、会議システム100において実行される会議支援処理の手順の一例について説明する。
【0066】
なお、本発明は、前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する会議支援方法(本発明の情報処理方法の一例)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記会議支援処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記会議支援処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは会議システム100に含まれるユーザー端末2の制御部21が前記会議支援処理における各ステップを実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、一又は複数のプロセッサーが前記会議支援処理における各ステップを分散して実行してもよい。
【0067】
ここでは、上述した会議室Aにおいて開催される会議M1に対応する会議支援処理を例に挙げて説明する。図13は、ユーザー端末2aにおいて実行される前記会議支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0068】
ステップS11において、ユーザー端末2aの制御部21は、会議室Aで開催される会議M1の開始操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、会議M1に参加する各ユーザーが会議アプリケーションにログインし、ユーザーU1が会議を開始する開始操作を行うと、制御部21は、会議M1の開始操作を受け付ける。制御部21は、前記開始操作を受け付けると、会議M1に使用する資料F1を会議室Aの表示装置3aに表示させて会議M1を開始する。また制御部21は、会議M1の終了予定時刻までの残り時間と、会議M1を延長する延長指示(延長要求)の操作を受け付ける延長ボタンB1とを含む会議支援情報P1をユーザー端末2に表示させる(図7参照)。制御部21が前記開始操作を受け付けて会議M1を開始すると(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。
【0069】
ステップS12において、制御部21は、ユーザーから会議M1の延長指示を受け付けたか否かを判定する。図7に示す表示画面においてユーザーU1が延長ボタンB1を押下すると、制御部21は、会議M1の延長指示を受け付ける。制御部21が前記延長指示を受け付けると(S12:Yes)、処理はステップS13に移行する。制御部21が前記延長指示を受け付けない場合(S12:No)、処理はステップS23に移行する。ステップS12は、本発明の受付ステップの一例である。
【0070】
他の実施形態として、ステップS12において、制御部21は、会議M1の終了予定時刻までの残り時間が所定時間(例えば5分)になったか否かを判定してもよい。前記終了予定時刻までの残り時間が前記所定時間になった場合に(S12:Yes)、処理はステップS13に移行する。前記終了予定時刻までの残り時間が前記所定時間にならない場合(S12:No)、処理はステップS23に移行する。
【0071】
ステップS13において、制御部21は、延長後の会議M1に利用可能な会議室を検索する検索処理を実行する。具体的には、制御部21は、会議情報D4(図6参照)を参照して、会議M1の終了予定時刻(「12:00」)以降の会議室の予約状況を確認して、終了予定時刻以降で所定時間(例えば30分)予約可能な会議室を検索する。なお、制御部21は、上述した各実施例の検索処理を実行してもよい。ステップS13は、本発明の検索ステップの一例である。なお、ここではユーザー端末2の制御部21が前記検索処理を実行する例を示しているが、他の実施形態として、管理サーバー1の制御部11が前記検索処理を実行してもよい。
【0072】
次にステップS14において、制御部21は、検索結果をユーザーに提示する。例えば図8又は図9に示すように、制御部21は、ユーザー端末2に、終了予定時刻以降で予約可能な会議室及び利用可能な時間帯を含む候補情報P2を表示させる。ステップS14は、本発明の提示ステップの一例である。
【0073】
次にステップS15において、制御部21は、ユーザーから会議室の選択操作を受け付ける。例えば図8に示す候補情報P2においてユーザーU1が「12:00~12:30 RoomB(会議室B)」を選択して保存ボタンB5を押下すると、制御部21は当該選択操作を受け付ける。
【0074】
次にステップS16において、制御部21は、延長された時間(例えば30分)を会議支援情報P1の残り時間に加算して更新する(図10参照)。また、制御部21は、会議支援情報P1に、会議M1を中断する中断ボタンB3を表示させる(図10参照)。また、制御部21は、延長された会議M1の情報(予約情報)を会議情報D4に登録する。
【0075】
次にステップS17において、制御部21は、ユーザーから会議M1の中断指示を取得したか否かを判定する。例えばユーザーが会議支援情報P1の中断ボタンB3(図10参照)を選択した場合に、制御部21は前記中断指示を取得する。制御部21が前記中断指示を取得すると(S17:Yes)、処理はステップS19に移行する。制御部21が前記中断指示を取得しない場合(S17:No)、処理はステップS18に移行する。
【0076】
ステップS18では、制御部21は、会議M1の終了予定時刻に達したか否かを判定する。例えば現在時刻が会議M1の終了予定時刻(「12:00」)に達した場合(S18:Yes)、処理はステップS19に移行する。一方、現在時刻が前記終了予定時刻に達していない場合(S18:No)、処理はステップS17に戻る。
【0077】
ステップS19において、制御部21は、会議M1を中断する。具体的には、制御部21は、ユーザー端末2及び表示装置3に表示中のファイル(資料F1)を保存する。また、制御部21は、会議室Aに設置された機器(表示装置DP1、音声処理装置MS1、照明L1、空調A1など)の電源をオフ状態にする。
【0078】
次にステップS20において、制御部21は、ユーザーから中断した会議M1の再開指示を取得したか否かを判定する。例えばユーザーが再開情報P4の再開ボタンB4(図11参照)を選択した場合に、制御部21は前記再開指示を取得する。制御部21が前記再開指示を取得すると(S20:Yes)、処理はステップS22に移行する。制御部21が前記再開指示を取得しない場合(S20:No)、処理はステップS21に移行する。
【0079】
ステップS21では、制御部21は、会議M1の再開時刻に達したか否かを判定する。例えば現在時刻が会議M1の再開時刻(「12:00」)に達した場合(S21:Yes)、処理はステップS22に移行する。一方、現在時刻が前記再開時刻に達していない場合(S21:No)、処理はステップS20に戻る。
【0080】
ステップS22において、制御部21は、会議M1を再開する。具体的には、制御部21は、会議室Bに設置された機器(表示装置DP2、音声処理装置MS2、及び照明L2)を動作させる。例えば制御部21は、各機器の電源をオン状態にする。また、制御部21は、会議室Bに設置された表示装置DP2に前記ファイル(資料F1)を開いて中断時の表示ページを表示させる。また、制御部21は、会議室Bの各機器の設定値を中断前に使用していた会議室Aに設置された各機器の設定値と同じ値に設定する。例えば、前記設定値には、例えば、表示装置の明るさ及び解像度、音声処理装置のマイクゲイン及びスピーカー音量、照明の明るさ、空調の運転モード及び温度などの設定値が含まれる。ステップS16~S22は、本発明の延長ステップの一例である。
【0081】
次にステップS23では、制御部21は、会議M1が終了したか否かを判定する。例えば、図12に示す会議支援情報P1においてユーザーが終了ボタンB2を押下した場合、又は、会議M1の終了予定時刻に達した場合に、制御部21は会議M1が終了したと判定する。会議M1が終了した場合(S23:Yes)、制御部21は前記会議支援処理を終了する。一方、会議M1が終了していない場合(S23:No)、処理はステップS11に戻る。以上のようにして、制御部21は、前記会議支援処理を実行する。
【0082】
以上説明したように、本実施形態に係る会議システム100は、会議の延長を要する場合、例えば会議において当該会議を延長する延長指示を受け付けた場合、又は、会議に対して予め設定された終了予定時刻までの残り時間が所定時間になった場合に、当該終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索し、検索した前記会議室の情報を含む検索結果を提示する。また、会議システム100は、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する。
【0083】
上記の構成によれば、例えばユーザーが会議の延長指示を行った場合に、延長後に利用可能な会議室の候補が提示され、ユーザーは候補の中から所望の会議室を選択することができる。また、ユーザーが会議室を選択した場合に、所定の延長処理が実行される。例えば、会議を中断した時点の表示装置の表示内容を保存して、会議の再開後に当該表示内容を表示したり、延長後に利用する会議室の機器の電源をオン状態にしたりする。これにより、会議を延長する際のユーザーの作業負担を軽減するとともに、会議を再開するまでの時間を短縮することが可能となる。
【0084】
本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態について以下に説明する。
【0085】
上述の実施形態では、一つの会議室において複数のユーザーが参加する会議を例に挙げたが、他の実施形態では、複数の会議室において複数のユーザーが参加する会議(オンライン会議)を例に挙げて説明する。なお、以下では、上述した実施形態の構成と同一の構成については説明を適宜省略する。
【0086】
図14は、本発明の他の実施形態に係る会議システムの概略構成を示す図である。図1には、拠点1(例えば第1事業所)に含まれる会議室A(図3参照)と、拠点2(例えば第2事業所)に含まれる会議室X(図3参照)とを示している。会議M4は、拠点1の会議室Aと拠点2の会議室Xとを繋いで行われるオンライン会議である。会議室Aには、会議M4の参加者であるユーザーU1~U4それぞれのユーザー端末2a~2dと、表示装置3aと、音声処理装置4aとが配置されており、会議室Xには、会議M4の参加者であるユーザーU5~U8それぞれのユーザー端末2e~2hと、表示装置3bと、音声処理装置4bとが配置されている。ここでは、音声処理装置4aは、ユーザーU1~U4の発話音声を受信(集音)して管理サーバー1に送信し、管理サーバー1から受信するユーザーU5~U8の発話音声を出力(放音)する。また音声処理装置4bは、ユーザーU5~U8の発話音声を受信(集音)して管理サーバー1に送信し、管理サーバー1から受信するユーザーU1~U4の発話音声を出力(放音)する。拠点1は本発明の第1拠点の一例であり、拠点2は本発明の第2拠点の一例である。
【0087】
管理サーバー1と、データベースDBと、拠点1,2それぞれに配置されるユーザー端末2、表示装置3、及び音声処理装置4とは、ネットワークN1を介して互いに接続されている。
【0088】
拠点1及び拠点2の各ユーザー端末2の受付処理部211は、図15に示すように、ユーザーから自身が会議に参加する会議室を選択する操作を受け付ける。例えば、拠点1の会議室Aにおいて会議M4に参加するユーザーは、会議M4が開始される際に、ユーザー端末2において会議アプリケーションを起動させて、図15に示す選択画面P6において会議室A(図15の「RoomA」)を選択する。また、拠点2の会議室Xにおいて会議M4に参加するユーザーは、会議M4が開始される際に、ユーザー端末2において会議アプリケーションを起動させて、選択画面P6において会議室X(図15の「RoomX」)を選択する。また各ユーザーは、ユーザー端末2においてログイン操作を行う。なお、制御部21は、ユーザー端末2において会議アプリケーションを起動した場合に、会議情報D4を取得して予約情報P3を表示させてもよい(図15参照)。
【0089】
各ユーザー端末2の取得処理部212は、会議情報D4(図6参照)から、ログインされたユーザーのユーザーIDに対応する前記会議情報を取得する。
【0090】
各ユーザー端末2の実行処理部213は、前記会議アプリケーションに基づく会議を実行する。具体的には、実行処理部213は、会議M4に使用する資料F4(図6参照)を表示装置3a,3bに表示させる。また実行処理部213は、会議M4の終了予定時刻までの残り時間と、会議M4を延長する延長指示(延長要求)の操作を受け付ける延長ボタンB1とを含む会議支援情報P1をユーザー端末2に表示させる(図16参照)。
【0091】
ここで、例えばユーザーU1は、会議M4を終了予定時刻(「12:00」)までに終了できないと判断した場合に、図16に示す表示画面において延長ボタンB1を押下する。ユーザーU1が延長ボタンB1を押下すると、ユーザーU1のユーザー端末2aの受付処理部211は会議M4の延長指示を受け付ける。
【0092】
ユーザー端末2aの検索処理部214は、受付処理部211が会議M4の延長指示を受け付けた場合に、延長後の会議M4に利用可能な会議室を検索する検索要求を管理サーバー1に送信する。管理サーバー1の検索処理部112は、ユーザー端末2aから前記検索要求を取得すると、検索処理を実行する。具体的には、検索処理部112は、会議M4に対して予め設定された終了予定時刻(「12:00」)以降に利用可能(予約可能)な会議室を検索する処理を実行する。また、検索処理部112は、前記終了予定時刻以降に拠点1で利用可能な会議室と拠点2で利用可能な会議室とを検索する。検索処理部112は、検索した会議室の情報を含む検索結果を前記検索要求の要求元のユーザー端末2aに出力する。
【0093】
ユーザー端末2aの提示処理部215は、管理サーバー1から前記検索結果を取得すると、当該検索結果をユーザーU1に提示する。例えば図17に示すように、提示処理部215は、ユーザー端末2aに、終了予定時刻以降で予約可能な会議室及び利用可能な時間帯を含む候補情報P2を表示させる。ここでは、図17に示すように、提示処理部215は、拠点1で利用可能な会議室と拠点2で利用可能な会議室とを組み合わせた検索結果(候補情報P2)を提示する。
【0094】
受付処理部211は、候補情報P2においてユーザーU1から会議室を選択する操作を受け付ける。例えば図17に示す候補情報P2においてユーザーU1が「12:00~12:30 RoomB(会議室B)-12:00~12:30 RoomX(会議室X)」を選択して保存ボタンB5を押下すると、受付処理部211は、当該選択操作を受け付ける。
【0095】
受付処理部211がユーザーU1から前記選択操作を受け付けると、延長処理部216は、ユーザーU1により選択された会議室に基づいて、会議M4を延長するための延長処理を実行する。具体的には、延長処理部216は、延長された会議M4の情報を会議情報D4に登録し、当該予約情報P3をユーザー端末2に表示させる(図10参照)。また、延長処理部216は、延長された時間(例えば30分)を会議支援情報P1の残り時間に加算して更新する(図10参照)。また、延長処理部216は、会議支援情報P1に、会議を中断する中断ボタンB3を表示させる(図10参照)。
【0096】
また、延長処理部216は、ユーザー端末2に、会議M4を再開するための再開情報P4を表示させ、再開情報P4に再開時刻までの残り時間と再開ボタンB4とを表示させる(図11参照)。例えば、延長処理部216は、会議M4に参加する全てのユーザーU1~U8のユーザー端末2a~2hに再開情報P4を表示させる。
【0097】
いずれかのユーザーが再開情報P4の再開ボタンB4を押下した場合、又は、再開時刻に達した場合に、延長処理部216は会議M4を再開させる。これにより、ユーザーは会議M4を延長することができる。上述の例では、拠点1のユーザーU1~U4は、会議室Aから会議室Bに移動して延長後の会議M4に参加し、拠点2のユーザーU5~U8は、会議室Xのまま延長後の会議M4に参加する。
【0098】
本実施形態において、延長後の会議で利用可能な会議室を検索する検索処理は、上述の実施形態において説明した構成を適用することができる。
【0099】
また、本発明の他の実施形態として、管理サーバー1が、ユーザー端末2の制御部21の各処理を実行してもよい。すなわち、管理サーバー1が、会議において当該会議を延長する延長指示を受け付ける受付処理部と、前記受付処理部が前記会議の延長指示を受け付けた場合に、当該会議に対して予め設定された終了予定時刻以降に利用可能な会議室を検索する検索処理部と、前記検索処理部により検索された前記会議室の情報を含む検索結果を提示する提示処理部と、前記検索結果においてユーザーにより選択された前記会議室に基づいて、前記会議を延長するための延長処理を実行する延長処理部と、を備えてもよい。
【0100】
この場合、各ユーザー端末2の制御部21は、記憶部22に記憶されるブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部として機能する。前記ブラウザ処理部は、管理サーバー1からネットワークN1を介して提供されるウェブページを表示部24に表示させ、操作部23に対する操作を管理サーバー1に入力するブラウザ処理を実行する。すなわち、ユーザー端末2は、制御部21によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー1の操作用端末として機能する。このため、ユーザー端末2は、周知の操作端末を採用することができる。
【0101】
上述の実施形態では、会議システム100が本発明の情報処理システムに相当するが、本発明の情報処理システムは、これに限定されない。例えば、本発明の情報処理システムは、管理サーバー1単体で構成されてもよいし、ユーザー端末2単体で構成されてもよいし、管理サーバー1とユーザー端末2とにより構成されてもよい。
【符号の説明】
【0102】
1 :管理サーバー
2 :ユーザー端末
3 :表示装置
4 :音声処理装置
100 :会議システム
111 :登録処理部
112 :検索処理部
211 :受付処理部
212 :取得処理部
213 :実行処理部
214 :検索処理部
215 :提示処理部
216 :延長処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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図17