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特開2022-160217出力プログラム、出力方法、および出力装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022160217
(43)【公開日】2022-10-19
(54)【発明の名称】出力プログラム、出力方法、および出力装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20221012BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20221012BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021064842
(22)【出願日】2021-04-06
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 和宏
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】利用者により適したWebサイトを提供できる出力プログラム、出力方法および出力装置を提供する。
【解決手段】利用者に対してコンシェルジュ機能を提供する方法であって、利用者端末は、入力フォームに対する選択又は入力が行われた場合、選択又は入力が行われた入力フォームの識別子を出力装置に送信する。出力装置は、入力フォームの識別子を受信した場合、利用者によって選択又は入力が行われた入力フォームの入力に関する選択肢を生成し、生成した選択肢を利用者端末に送信する。利用者端末は、入力フォームの入力に関する選択肢を受信した場合、受信した選択肢をダイアログボックスで表示し、表示した選択肢から何れかの選択肢が選択された場合、選択された選択肢の識別子を出力装置に送信する。出力装置は、選択肢の識別子を受信した場合、選択された選択肢に対する回答を生成する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理を実行させることを特徴とする出力プログラム。
【請求項2】
前記コンピュータに、
前記第1の入力フォームへの入力に関する質問を入力するための第2の入力フォームを出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の出力プログラム。
【請求項3】
前記コンピュータに、
前記第2の入力フォームに対する入力が前記利用者によって行われた場合に、前記第2の入力フォームへの入力に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする請求項2に記載の出力プログラム。
【請求項4】
前記チャットボットを用いた出力は、音声によって行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力プログラム。
【請求項5】
前記コンピュータに、
前記利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、前記複数の選択肢を生成する
処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の出力プログラム。
【請求項6】
前記利用履歴は、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つであることを特徴とする請求項5に記載の出力プログラム。
【請求項7】
前記属性情報は、前記利用者の権限であることを特徴とする請求項5に記載の出力プログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、
前記チャットボットを用いた出力と共に、前記利用者に対する応対を行うためのアバターを出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載の出力プログラム。
【請求項9】
コンピュータが、
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理を実行することを特徴とする出力方法。
【請求項10】
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
制御部を有することを特徴とする出力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出力プログラム、出力方法、および出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
利用者は、商品購入など様々なサービスを利用するためにWebサイトにアクセスし、各種情報を入力するなどしてサービスを受けることができる。一方、サービス提供を行う企業などは、アクセスしてきた利用者のコンバージョン率を向上させるために自社のWebサイトをより最適化しようとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-519822号公報
【特許文献2】特開2019-211874号公報
【特許文献3】特開2015-153410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、各種企業などが提供するWebサイトはWebサービス提供者側主体の内容になっており、利用者にとって必要な情報にたどり着けなかったり、Webサイト間で同じような確認をされたり、といった問題がある。このような問題は、Webサービス提供者側にとってもコンバージョン率を低下させる要因になり得る。
【0005】
一つの側面では、利用者により適したWebサイトを提供できる出力プログラム、出力方法、および出力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の案では、コンピュータに、第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、複数の選択肢のいずれかが利用者によって選択された場合に、選択された選択肢に対する回答を、チャットボットを用いて出力する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面では、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施例1にかかる情報処理システムの全体構成例を示す図である。
図2図2は、実施例1にかかる出力装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。
図3図3は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の概要を示す図である。
図4図4は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の一例を示す図である。
図5図5は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(1)を示す図である。
図6図6は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(2)を示す図である。
図7図7は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(3)を示す図である。
図8図8は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(4)を示す図である。
図9図9は、実施例1にかかるコンシェルジュ処理の流れを示すフローチャートである。
図10図10は、ハードウェア構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示する出力プログラム、出力方法、および出力装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【実施例0010】
[全体構成例]
図1は、実施例1にかかる情報処理システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、実施例1にかかる情報処理システムは、出力装置100と、利用者端末200、およびWebサービスサーバ300-1~300-n(nは任意の整数。以下、まとめて「Webサービスサーバ300」という)とがネットワークNを介して相互に通信可能に接続されるシステムである。なお、ネットワークNには、有線や無線を問わず、イントラネットなどの各種通信網を採用できる。また、ネットワークNは、単一のネットワークではなく、例えば、イントラネットとインターネットとがゲートウェイなどネットワーク装置やその他の装置(図示せず)を介して構成されてよい。
【0011】
出力装置100は、実施例1を含む本実施形態の実行主体であり、利用者に対してコンシェルジュ機能を提供するコンシェルジュサービス提供者によって管理される、サーバコンピュータなどの情報処理装置である。当該コンシェルジュ機能について、例えば、利用者端末200に表示された入力フォームに対して選択または入力が利用者によって行われた場合に、出力装置100は、入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を出力する。また、複数の選択肢のいずれかが利用者によって選択された場合に、出力装置100は、選択された選択肢に対する回答を出力する。なお、出力装置100による複数の選択肢や回答の出力は、例えば、チャットボットを用いて、利用者端末200を介した画面表示または音声によって行われる。
【0012】
利用者端末200は、Webサービスサーバ300によって提供されるWebサイトにアクセスし、商品購入など様々なサービスを利用する利用者によって使用される情報処理端末である。利用者端末200は、利用者の自宅などに設置されるデスクトップPC(Personal Computer)やノートPCであってもよいし、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末であってもよい。
【0013】
利用者は、利用者端末200を介して、Webサービスサーバ300によって提供されるWebサイトにアクセスし、各種情報を入力するなどしてサービスを受ける。この際、利用者は、利用者端末200を介して、出力装置100によって提供されるコンシェルジュ機能のチャットボットとやり取りし、Webサイトの利用に対する支援を受けることができる。
【0014】
Webサービスサーバ300は、Webサイトを介して利用者にサービスを提供する各種企業などのWebサービス提供者によって管理される、サーバコンピュータなどの情報処理装置である。Webサービスサーバ300は、利用者に対して、商品購入など様々なサービスを利用するためのWebサイトを提供する。
【0015】
なお、出力装置100やWebサービスサーバ300は、クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサービス提供者によって管理されるクラウドサーバ装置であってもよい。
【0016】
[出力装置100の機能構成]
次に、図1に示される出力装置100の機能構成について説明する。図2は、実施例1にかかる出力装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、出力装置100は、通信部110、記憶部120、および制御部130を有する。
【0017】
通信部110は、利用者端末200など、他の装置との間の通信を制御する処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースカードなどの通信インタフェースである。
【0018】
記憶部120は、各種データや、制御部130が実行するプログラムを記憶する記憶装置の一例であり、例えば、メモリやハードディスクなどである。記憶部120は、利用履歴121、利用者属性情報122、および応対設定情報123を記憶する。
【0019】
利用履歴121は、例えば、Webサイトごとに、利用者の訪問回数、入力内容、および出力内容などを記憶する。なお、入力内容や出力内容は、データ項目単位で記憶してよい。また、例えば、訪問回数などをcookieによって利用者端末200側に保持させる場合は、利用履歴121に記憶しなくてもよい。
【0020】
利用者属性情報122は、例えば、予め利用者ごとに設定される利用者の権限などを記憶する。
【0021】
応対設定情報123は、例えば、各種Webサイトの入力フォームごとに、コンシェルジュ機能によって出力される、入力フォームへの入力に関する複数の選択肢や、選択された選択肢に対する回答などを記憶する。
【0022】
なお、記憶部120には、上記情報以外にも様々な情報を記憶できる。また、各情報のデータ構成は、上記内容に限定されない。
【0023】
制御部130は、出力装置100全体を司る処理部であり、例えば、プロセッサなどである。制御部130は、受付部131、生成部132、および出力部133を備える。なお、各処理部は、プロセッサが有する電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。
【0024】
受付部131は、利用者端末200に表示された入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、当該入力フォームの識別子を利用者端末200から受け付ける。また、受付部131は、利用者端末200に表示された、入力フォームへの入力に関する複数の選択肢のいずれかが利用者によって選択された場合に、選択された選択肢の識別子を利用者端末200から受け付ける。
【0025】
生成部132は、利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、利用者によって選択または入力が行われた入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を生成する。なお、利用者の利用履歴は、例えば、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つである。また、利用者の属性情報は、例えば、利用者の権限である。同様に、生成部132は、複数の選択肢から利用者によって選択された選択肢に対する回答を生成する。
【0026】
出力部133は、生成部132によって生成された、入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて利用者端末200に出力する。利用者端末200への出力は、画面表示のみならず、音声による出力であってもよい。また、出力部133は、利用者によって選択または入力が行われた入力フォームへの入力に関する質問を入力するための入力フォームを出力する。
【0027】
また、出力部133は、複数の選択肢から利用者によって選択された選択肢に対する回答を、チャットボットを用いて出力する。また、利用者によって選択または入力が行われた入力フォームへの入力に関する質問するための入力フォームに対する入力が利用者によって行われた場合に、第2の入力フォームへの入力に対する回答を、チャットボットを用いて出力する。
【0028】
また、出力部133は、チャットボットを用いた出力と共に、利用者に対する応対を行うためのチャットボットのアバターを出力する。これにより、利用者は、チャットボットと対話している感覚を得ることができるので、より利用者に寄り添ったUX(ユーザ体験)が可能となり、Webサイトの利用率、延いてはコンバージョン率を向上させることができる。
【0029】
[機能概要]
次に、実施例1にかかるコンシェルジュ機能について説明する。図3は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の概要を示す図である。まず、一般的なWebページの制御について説明する。例えば、Webサービスサーバ300-1によって提供されるWebページAの制御は、Webサービスサーバ300-1に記憶されるWebページAの利用履歴321などを用いて、Webサービスサーバ300-1によって行われる。同様に、Webサービスサーバ300-2によって提供されるWebページB-1やB-2は、Webサービスサーバ300-2に記憶されるWebページBの利用履歴322などを用いて、Webサービスサーバ300-2によって行われる。このようにして、各Webサイトは、例えば、利用者が再訪問した場合であっても、前回と同じ確認を繰り返したり、利用者に必要な情報を利用者から要求がない限り提供しなかったり、といった問題が発生しないようにしている。
【0030】
しかしながら、一般的なWebページの制御では、各Webサービスサーバ300が制御できるのは、自らが提供するWebサイトのWebページに限定される。特に、異なる企業によって提供されるWebサイト間でお互いのWebページを制御するというのは一般的でない。
【0031】
このような限定的な制御は、利用者からすると、例えば、異なるWebサイトで何度も同じような確認をされたり、同一または類似の入力項目に対して入力のルールなどが異なったりすることになり、非常に煩わしい。
【0032】
そこで、図3に示すように、出力装置100によって提供されるコンシェルジュ機能150を用いて、異なるWebサービスサーバ300間のWebページ間の制御を行う。コンシェルジュ機能150は各Webページにプログラムとして組み込まれる。厳密には、例えば、各Webページから呼び出され、独自の別プログラムとして機能する。そのため、例えば、既存Webページにコンシェルジュ機能150のプログラムを呼び出すための記述を追記する必要はあるが、コンシェルジュ機能150のプログラムのアップデートなどによって、既存Webページは影響を受けない。
【0033】
コンシェルジュ機能150は、各Webページの表示や、利用者によるデータ入力などに応答して、出力装置100に記憶される利用履歴121などを用いて、各Webページの制御を行うことができる。例えば、図3を例とすると、WebページAで既に確認された内容は、利用履歴121などに記憶され、WebページB-1で同じような確認はされないように制御される。
【0034】
また、例えば、WebページAでデータ入力などして手続きを行った後、WebページB-1で次の手続きが必要な旨をコンシェルジュ機能150によって利用者に提示し、WebページB-1に自動的にリダイレクトさせることもできる。この際、コンシェルジュ機能150は、WebページAで入力された手続の内容に基づいて、WebページB-1での手続きに対し、WebページAの手続きの内容やその関係性を示すなどし、利用者を支援できる。また、当然ながら、WebページB-2など別のWebページにリダイレクトさせることもでき、さらに、リダイレクト先の設定や変更の際に、既存のWebページのプログラムを改修する必要はない。コンシェルジュ機能150のプログラムの改修のみで、制御内容の新規設定や変更が可能である。
【0035】
[機能詳細]
次に、実施例1にかかるコンシェルジュ機能について、より具体的に説明する。図4は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の一例を示す図である。図4は、利用者端末200を用いてWebサイトにアクセスして表示されたWebページCを示す。
【0036】
図4に示すように、例えば、利用者がマウスカーソル250をマウスオーバさせるなどの操作をすることにより、所定の入力フォーム(図4の例では、データ項目「用途」の入力フォームとする)が選択されたとする。この場合、コンシェルジュ機能150によって、選択された入力フォームに対応したダイアログボックス151-1が表示される。なお、ダイアログボックス151-1や151-2などをまとめて「ダイアログボックス151」という。
【0037】
ダイアログボックス151-1は、コンシェルジュ機能150による出力の一部であり、チャットボットによる出力を含む。チャットボットによる出力とは、図4の例では、選択された入力フォームの入力に関する複数の選択肢が表示である。なお、コンシェルジュ機能150による出力は、図4に示すような表示に限定されず、ダイアログボックス151でなくてもよいし、表示の代わり、または表示と共に音声により行われてもよい。また、ダイアログボックス151-1と共に、利用者に対する応対を行うためのチャットボットのアバター152が表示されてもよい。
【0038】
また、図4の例では、所定の入力フォームが選択された場合を示しているが、例えば、所定の入力フォームに対して入力が行われた場合に、ダイアログボックス151-1が表示されてもよい。また、ダイアログボックス151-1に表示されるメッセージや選択肢の内容は、入力フォームに対する入力の状況や、利用履歴121や利用者属性情報122などに基づいて、出力装置100によって動的に生成される。
【0039】
また、図4に示すように、ダイアログボックス151-1に表示された複数の選択肢のいずれかが選択された場合に、選択された選択肢の回答を、チャットボットを用いて出力する。図4の例は、ダイアログボックス151-1に表示された複数の選択肢から選択肢“用途の入力文字数”が選択された場合を示すため、選択肢“用途の入力文字数”に対する回答としてダイアログボックス151-2が表示される。ダイアログボックス151-1に表示される内容も、選択された選択肢や、利用履歴121や利用者属性情報122などに基づいて、出力装置100によって動的に生成される。なお、ダイアログボックス151-2を表示するタイミングでダイアログボックス151-1は非表示に切り替わってもよいし、両方が同時に表示されてもよい。
【0040】
また、実施例1にかかるコンシェルジュ機能150は、図4に示すような単一のWebページの制御のみならず、Webページ間の制御を行うこともできる。図5~8を用いて、Webページ間の制御について説明する。
【0041】
図5は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(1)を示す図である。図4は、利用者端末200を用いてWebサイトにアクセスして表示されたWebページXを示す。図5に示すように、例えば、利用者がマウスカーソル250をマウスオーバさせるなどの操作をすることにより、所定の入力フォーム(図5の例では、データ項目「発注先パートナー企業」の入力フォームとする)が選択されたとする。この場合、コンシェルジュ機能150は、選択された入力フォームに対応したダイアログボックス151-3を表示する。
【0042】
ダイアログボックス151-3は、発注先パートナーを入力するために、発注先パートナーの検索を促すメッセージを含む。また、ダイアログボックス151-3は、フリーワードで質問するための入力フォームを含んでもよい。そして、例えば、発注先パートナーを検索したがヒットせず一定時間が経過してしまった場合など、所定の条件を満たした場合、コンシェルジュ機能150は、選択された入力フォームに対応したダイアログボックス151-4を表示する。
【0043】
ダイアログボックス151-4は、発注先パートナーの入力に関する複数の選択肢を含む。そして、例えば、利用者によって選択肢“発注先パートナーが見つからない”が選択されると、コンシェルジュ機能150は、選択肢“発注先パートナーが見つからない”に対する回答としてダイアログボックス151-5を表示する。
【0044】
ダイアログボックス151-5は、検索でヒットしない発注先パートナーの登録状況を確認するために、例えば、5秒後に、別のWebページであるパートナー企業管理画面に自動的にリダイレクトする旨を示す表示を含む。自動リダイレクト先のWebページは、同一のWebサイト内のページであってもよいし、別のWebサイト内のページであってもよい。
【0045】
図5に示したWebページXから自動リダイレクトされる別のWebページについては、図6を用いて説明する。図6は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(2)を示す図である。図6は、例えば、図5に示したWebページXからコンシェルジュ機能150によって自動リダイレクトされたWebページYを示す。
【0046】
コンシェルジュ機能150は、利用履歴121などの情報に基づいて、WebページXからどのような経緯でWebページYに自動リダイレクトされたかを判断できる。そのため、コンシェルジュ機能150は、WebページYが表示された際、WebページXでの利用者の利用状況に基づいたメッセージを含むダイアログボックス151-6を表示できる。図6の例では、コンシェルジュ機能150は、WebページXにおいて発注先パートナーが検索でヒットしなかったため、発注先パートナーが登録されているかの確認を促すメッセージをダイアログボックス151-6に表示する。
【0047】
しかしながら、例えば、発注先パートナーは検索したがヒットせず登録されていない場合など、所定の条件を満たした場合、コンシェルジュ機能150は、選択された入力フォームに対応したダイアログボックス151-7を表示する。
【0048】
ダイアログボックス151-7は、発注先パートナーの登録を促すメッセージを含む。そして、例えば、利用者によって選択肢“発注先パートナーを登録する”が選択されると、コンシェルジュ機能150は、選択肢“発注先パートナーを登録する”に対する回答としてダイアログボックス151-8を表示する。
【0049】
ダイアログボックス151-8は、発注先パートナーを登録するために、例えば、5秒後に、さらに別のWebページであるパートナー登録画面に自動的にリダイレクトする旨を示す表示を含む。
【0050】
図6に示したWebページYから自動リダイレクトされるさらに別のWebページについては、図7を用いて説明する。図7は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(3)を示す図である。図7は、例えば、図6に示したWebページYからコンシェルジュ機能150によって自動リダイレクトされたWebページZを示す。
【0051】
コンシェルジュ機能150は、WebページZが表示された際、利用履歴121などの情報に基づいて、WebページYでの利用者の利用状況に基づいたメッセージを含むダイアログボックス151-9を表示する。図7の例では、コンシェルジュ機能150は、WebページYにおいて利用者によって発注先パートナーを登録する旨の選択肢が選択されたため、発注先パートナーの登録に関するメッセージをダイアログボックス151-9に表示する。
【0052】
そして、例えば、利用者が図7に示したWebページZにおいて発注先パートナーを登録するなどし、再び、図5に示したWebページXを表示したとする。図8は、実施例1にかかるコンシェルジュ機能の別例(4)を示す図である。図8は、例えば、図7に示したWebページZにおいて発注先パートナーを登録するなどし、再び、表示されたWebページXを示す。
【0053】
なお、図8におけるWebページXの表示は、後日など、図7に示したWebページZまでの処理と連続して行われないことを想定している。しかしながら、コンシェルジュ機能150は、利用履歴121などの情報に基づいて、図7に示したWebページZまでの処理が行われたことを判断できる。そのため、コンシェルジュ機能150は、WebページXが再表示された際、前回、発注先パートナーが検索でヒットしないため中断された入力内容を復元するかを確認するメッセージを含むダイアログボックス151-10を表示できる。
【0054】
[処理の流れ]
次に、実施例1にかかるコンシェルジュ機能を処理ごとに流れに沿って説明する。図9は、実施例1にかかるコンシェルジュ処理の流れを示すフローチャートである。図9で説明するコンシェルジュ処理は、出力装置100によって提供されたWebページ上の入力フォームに対し、ユーザが利用者端末200を介して選択または入力を行うところから開始される。
【0055】
まず、図9に示すように、ユーザによって利用者端末200を介してWebページ上の入力フォームに対する選択または入力が行われていない場合(ステップS101:No)、入力フォームに対する選択または入力を待つ。入力フォームに対する選択とは、例えば、入力フォームに対するマウスクリックやマウスオーバなどの操作であるが、入力フォームの説明テキスト部分など、入力フォームに関連する所定領域に対する選択も含む。
【0056】
一方、入力フォームに対する選択または入力が行われた場合(ステップS101:Yes)、利用者端末200は、ステップS101で選択または入力が行われた入力フォームの識別子を出力装置100に送信する(ステップS102)。
【0057】
次に、出力装置100は、入力フォームの識別子を利用者端末200から受信していない場合(ステップS103:No)、入力フォームの識別子の受信を待つ。一方、入力フォームの識別子を受信した場合(ステップS103:Yes)、出力装置100は、利用者によって選択または入力が行われた入力フォームの入力に関する選択肢を生成する(ステップS104)。なお、選択肢の生成は、入力フォームの識別子のみならず、利用者の利用履歴や属性情報などに基づいて行われてよい。
【0058】
次に、出力装置100は、ステップS104で生成した選択肢を利用者端末200に送信する(ステップS105)。利用者端末200は、入力フォームの入力に関する選択肢を出力装置100から受信していない場合(ステップS106:No)、入力フォームの入力に関する選択肢の受信を待つ。一方、入力フォームの入力に関する選択肢を受信した場合(ステップS106:Yes)、利用者端末200は、受信した選択肢を利用者端末200にダイアログボックス151などで表示する(ステップS107)。
【0059】
次に、ダイアログボックス151が閉じられるなどし、表示した選択肢からいずれかの選択肢も選択されなかった場合(ステップS108:No)、図9に示すコンシェルジュ処理は終了する。一方、表示した選択肢からいずれかの選択肢が選択された場合(ステップS108:Yes)、利用者端末200は、選択された選択肢の識別子を出力装置100に送信する(ステップS109)。
【0060】
次に、出力装置100は、選択肢の識別子を利用者端末200から受信していない場合(ステップS110:No)、選択肢の識別子の受信を待つ。一方、選択肢の識別子を受信した場合(ステップS110:Yes)、出力装置100は、選択された選択肢に対する回答を生成する(ステップS111)。なお、回答の生成も、選択された選択肢の識別子のみならず、利用者の利用履歴や属性情報などに基づいて行われてよい。
【0061】
次に、出力装置100は、ステップS111で生成した回答を利用者端末200に送信する(ステップS112)。利用者端末200は、回答を出力装置100から受信していない場合(ステップS113:No)、回答の受信を待つ。一方、回答を受信した場合(ステップS113:Yes)、利用者端末200は、受信した回答を利用者端末200にダイアログボックス151などで表示する(ステップS114)。ステップS114の実行後、図9に示すコンシェルジュ処理は終了する。
【0062】
[効果]
上述したように、出力プログラムは、出力装置100に、第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、複数の選択肢のいずれかが利用者によって選択された場合に、選択された選択肢に対する回答を、チャットボットを用いて出力する処理を実行させる。
【0063】
これにより、出力装置100は、利用者の選択や入力に基づいて選択肢や回答を生成するので、単純な固定文言を表示するツールチップに比べ、利用者状況にマッチした選択肢や回答を出力できる。このように、出力装置100は、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0064】
また、出力プログラムは、出力装置100に、第1の入力フォームへの入力に関する質問を入力するための第2の入力フォームを出力する処理をさらに実行させる。
【0065】
これにより、出力装置100は、利用者の質問に基づいて回答を生成するので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0066】
また、出力プログラムは、出力装置100に、第2の入力フォームに対する入力が利用者によって行われた場合に、第2の入力フォームへの入力に対する回答を、チャットボットを用いて出力する処理をさらに実行させる。
【0067】
これにより、出力装置100は、利用者の質問に基づいて回答を出力するので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0068】
また、出力プログラムが出力装置100に実行させる、チャットボットを用いた出力は、音声によって行われる。
【0069】
これにより、出力装置100は、利用者との対話を音声によっても行うことができるので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0070】
また、出力プログラムは、出力装置100に、利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、複数の選択肢を生成する処理をさらに実行させる。
【0071】
これにより、出力装置100は、利用者状況によりマッチした選択肢を生成できるので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0072】
また、利用履歴は、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つである。
【0073】
これにより、出力装置100は、利用者状況によりマッチした選択肢を生成できるので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0074】
また、属性情報は、利用者の権限である。
【0075】
これにより、出力装置100は、利用者状況によりマッチした選択肢を生成できるので、利用者により適したWebサイトを提供できる。
【0076】
また、出力プログラムは、出力装置100に、チャットボットを用いた出力と共に、利用者に対する応対を行うためのアバター152を出力する処理をさらに実行させる。
【0077】
これにより、利用者は、チャットボットと対話している感覚を得ることができるので、より利用者に寄り添ったUXが可能となり、出力装置100は、Webサイトの利用率、延いてはコンバージョン率を向上させることができる。
【0078】
[システム]
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更できる。また、実施例で説明した具体例、分布、数値などは、あくまで一例であり、任意に変更できる。
【0079】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、出力装置100の生成部132と出力部133とを統合できる。
【0080】
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0081】
[ハードウェア]
上述した出力装置100のハードウェア構成について説明する。図10は、ハードウェア構成例を示す図である。図10に示すように、出力装置100は、通信部100a、HDD(Hard Disk Drive)100b、メモリ100c、およびプロセッサ100dを有する。また、図10に示した各部は、バスなどで相互に接続される。
【0082】
通信部100aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD100bは、図2に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
【0083】
プロセッサ100dは、図2に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD100bなどから読み出してメモリ100cに展開することで、図2で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。例えば、このプロセスは、出力装置100が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、例えば、プロセッサ100dは、受付部131や生成部132などと同様の機能を有するプログラムをHDD100bなどから読み出す。そして、プロセッサ100dは、受付部131や生成部132などと同様の処理を実行するプロセスを実行する。
【0084】
このように、出力装置100は、プログラムを読み出して実行することで各処理を実行する情報処理装置として動作する。また、出力装置100は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、出力装置100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用できる。
【0085】
なお、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布できる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行できる。
【0086】
なお、以上の実施例1を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0087】
(付記1)コンピュータに、
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理を実行させることを特徴とする出力プログラム。
【0088】
(付記2)前記コンピュータに、
前記第1の入力フォームへの入力に関する質問を入力するための第2の入力フォームを出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする付記1に記載の出力プログラム。
【0089】
(付記3)前記コンピュータに、
前記第2の入力フォームに対する入力が前記利用者によって行われた場合に、前記第2の入力フォームへの入力に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする付記2に記載の出力プログラム。
【0090】
(付記4)前記チャットボットを用いた出力は、音声によって行われることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の出力プログラム。
【0091】
(付記5)前記コンピュータに、
前記利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、前記複数の選択肢を生成する
処理をさらに実行させることを特徴とする付記1に記載の出力プログラム。
【0092】
(付記6)前記利用履歴は、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つであることを特徴とする付記5に記載の出力プログラム。
【0093】
(付記7)前記属性情報は、前記利用者の権限であることを特徴とする付記5に記載の出力プログラム。
【0094】
(付記8)前記コンピュータに、
前記チャットボットを用いた出力と共に、前記利用者に対する応対を行うためのアバターを出力する
処理をさらに実行させることを特徴とする付記1に記載の出力プログラム。
【0095】
(付記9)コンピュータが、
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理を実行することを特徴とする出力方法。
【0096】
(付記10)前記コンピュータが、
前記第1の入力フォームへの入力に関する質問を入力するための第2の入力フォームを出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記9に記載の出力方法。
【0097】
(付記11)前記コンピュータが、
前記第2の入力フォームに対する入力が前記利用者によって行われた場合に、前記第2の入力フォームへの入力に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記10に記載の出力方法。
【0098】
(付記12)前記チャットボットを用いた出力は、音声によって行われることを特徴とする付記9乃至11のいずれか1つに記載の出力方法。
【0099】
(付記13)前記コンピュータが、
前記利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、前記複数の選択肢を生成する
処理をさらに実行することを特徴とする付記9に記載の出力方法。
【0100】
(付記14)前記利用履歴は、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つであることを特徴とする付記13に記載の出力方法。
【0101】
(付記15)前記属性情報は、前記利用者の権限であることを特徴とする付記13に記載の出力方法。
【0102】
(付記16)前記コンピュータが、
前記チャットボットを用いた出力と共に、前記利用者に対する応対を行うためのアバターを出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記9に記載の出力方法。
【0103】
(付記17)第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
制御部を有することを特徴とする出力装置。
【0104】
(付記18)前記制御部が、
前記第1の入力フォームへの入力に関する質問を入力するための第2の入力フォームを出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記17に記載の出力装置。
【0105】
(付記19)前記制御部が、
前記第2の入力フォームに対する入力が前記利用者によって行われた場合に、前記第2の入力フォームへの入力に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記18に記載の出力装置。
【0106】
(付記20)前記チャットボットを用いた出力は、音声によって行われることを特徴とする付記17乃至19のいずれか1つに記載の出力装置。
【0107】
(付記21)前記制御部が、
前記利用者の利用履歴および属性情報の少なくとも1つに基づいて、前記複数の選択肢を生成する
処理をさらに実行することを特徴とする付記17に記載の出力装置。
【0108】
(付記22)前記利用履歴は、1つまたは複数のWebページに対する訪問回数、入力内容、および出力内容の少なくとも1つであることを特徴とする付記21に記載の出力装置。
【0109】
(付記23)前記属性情報は、前記利用者の権限であることを特徴とする付記21に記載の出力装置。
【0110】
(付記24)前記制御部が、
前記チャットボットを用いた出力と共に、前記利用者に対する応対を行うためのアバターを出力する
処理をさらに実行することを特徴とする付記17に記載の出力装置。
【0111】
(付記25)プロセッサと、
前記プロセッサに動作可能に接続されたメモリと
を備えた装置であって、前記プロセッサは、
第1の質問事項に対する回答を入力するための第1の入力フォームに対する選択または入力が利用者によって行われた場合に、前記第1の入力フォームへの入力に関する複数の選択肢を、チャットボットを用いて出力し、
前記複数の選択肢のいずれかが前記利用者によって選択された場合に、選択された前記選択肢に対する回答を、前記チャットボットを用いて出力する
処理を実行することを特徴とする出力装置。
【実施例0112】
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
【符号の説明】
【0113】
100 出力装置
100a 通信部
100b HDD
100c メモリ
100d プロセッサ
110 通信部
120 記憶部
121 利用履歴
122 利用者属性情報
123 応対設定情報
130 制御部
131 受付部
132 生成部
133 出力部
150 コンシェルジュ機能
151 ダイアログボックス
152 アバター
200 利用者端末
250 マウスカーソル
300 Webサービスサーバ
321 WebページAの利用履歴
322 WebページBの利用履歴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10