(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022160330
(43)【公開日】2022-10-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20120101AFI20221012BHJP
G06Q 50/30 20120101ALI20221012BHJP
G06Q 10/04 20120101ALI20221012BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20221012BHJP
【FI】
G06Q10/10 340
G06Q50/30
G06Q10/04
G01C21/26 P
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021065014
(22)【出願日】2021-04-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】313012741
【氏名又は名称】株式会社Special Medico
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】中曽根 暁子
(72)【発明者】
【氏名】ユー ヒョンジェ
(72)【発明者】
【氏名】フゥ シウ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジュンヒョク
(72)【発明者】
【氏名】レー タイン
(72)【発明者】
【氏名】加藤 敏春
(72)【発明者】
【氏名】横井 正之
(72)【発明者】
【氏名】金井 誠
【テーマコード(参考)】
2F129
5L049
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129DD20
2F129DD65
2F129FF11
2F129FF12
2F129FF32
2F129HH20
2F129HH21
5L049AA04
5L049AA13
5L049CC42
(57)【要約】 (修正有)
【課題】出発地から目的地までのルートにおいて移動体に関する遅延が発生した場合であっても、目的とする場所に定められた時間までに到着しておくことができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザーごとに確認開始時刻が含まれる確認スケジュールを作成する。確認開始時刻になった場合、ユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていた場合は、遅延情報をユーザーに送信すると共に、迂回ルートを探索する。迂回ルートが存在する場合は、ユーザーに迂回ルートを送信する。迂回ルートが存在しない場合は、第1の移動体とは異なる第2の移動体を利用してユーザーが設定された時刻に目的地点に辿り着けるか判定する。第2の移動体を利用してユーザーが設定された時刻に目的地点に辿り着ける場合は、ユーザーに第2の移動体に関する情報を送信する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定し、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記第2の移動体に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第1の移動体は、電車であり、
前記第2の移動体は、前記目的地点に関する自動車である、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記目的地点に到着するべき時刻に基づき前記確認スケジュールを作成する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、ユーザーの過去の行動履歴と、前記目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーの確認スケジュールを作成する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に目的しているかの情報である、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けない場合は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける、登録されている他のユーザーを検索する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける他のユーザーが存在した場合には、前記他のユーザーに対して前記目的地点に向かって貰う旨の依頼を送信する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記制御部は、外部の情報処理システムから取得した路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関して遅延情報が出されていると判定した場合、ソーシャルネットワークより前記第1の移動体の遅延に関する投稿情報を取得し、前記遅延情報と前記投稿情報とに基づき迂回ルートを探索する、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記制御部は、前記目的地点の装置に前記遅延情報に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記ユーザーが前記迂回ルートで前記目的地点まで行くことを選択した場合は、前記制御部は、前記迂回ルートで前記目的地点に到着する時間を予測し、前記目的地点の装置に前記時間に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定し、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記第2の移動体に関する情報を送信する、
情報処理方法。
【請求項13】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項11までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
出発地と目的地とが入力されると乗り物の乗換案内を行う技術がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
出発地から目的地までのルートにおいて移動体に関する遅延が発生する場合がある。遅延が発生した場合であっても、目的とする場所に定められた時間までに到着しておくことが求められることがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部を有する。制御部は、ユーザーごとに確認スケジュールを作成する。確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれる。確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定する。遅延情報が出されていた場合は、遅延情報をユーザーに送信すると共に、迂回ルートを探索する。迂回ルートが存在する場合は、ユーザーに迂回ルートを送信する。迂回ルートが存在しない場合は、第1の移動体とは異なる第2の移動体を利用してユーザーが設定された時刻に目的地点に辿り着けるか判定する。第2の移動体を利用してユーザーが設定された時刻に目的地点に辿り着ける場合は、ユーザーに第2の移動体に関する情報を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバー装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、クライアント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、クライアント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、サーバー装置における確認スケジュールの作成に関する情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図8】
図8は、サーバー装置における確認スケジュールに基づく情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図9】
図9は、クライアント装置の入出力部に表示された遅延情報の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、アルバイト先の医療機関のクライアント装置に送信する電子メールの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、変形例3のクライアント装置の入出力部に表示された遅延情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0009】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0010】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、情報処理システム1000は、システム構成として、サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、を含む。本実施形態では、医師をアルバイト先の医療機関に向かわせる例を用いて説明する。クライアント装置110は、医師が携帯している装置であって、例えばスマートフォンである。クライアント装置120は、医師のアルバイト先の医療機関の装置であって、例えばPC(Personal Computer)である。サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、はネットワーク150を介して通信可能に接続されている。
【0011】
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、クライアント装置110及びクライアント装置120はそれぞれ1台しか図示していない。しかし、情報処理システム1000には、情報処理システム1000に登録されている医師の数だけクライアント装置110が含まれる。また、情報処理システム1000には、情報処理システム1000に登録されている医療機関の数だけクライアント装置120が含まれる。クライアント装置110は、スマートフォンに限られず、タブレット型コンピュータ等であってもよい。また、クライアント装置120は、PCに限られず、タブレット型コンピュータ、スマートフォン等であってもよい。サーバー装置100は、情報処理装置の一例である。
【0012】
2.ハードウェア構成
(1)サーバー装置100のハードウェア構成
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、を含む。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。記憶部202は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等であって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部201が、記憶部202に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能及び後述する
図5、
図8に示すアクティビティ図の処理等が実現される。通信部203は、NIC(Network Interface Card)等であって、サーバー装置100をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、クライアント装置110及びクライアント装置120等)との通信を司る。記憶部202は、記憶媒体の一例である。
【0013】
(2)クライアント装置110のハードウェア構成
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、撮像部303と、入出力部304と、通信部305と、を含む。制御部301は、CPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。記憶部302は、ROM、RAM等であって、プログラム、制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部301が、記憶部302に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、クライアント装置110の機能等が実現される。撮像部303は、カメラ等であって、被写体を撮像する。入出力部304は、タッチパネルディスプレイ等であって、ユーザー操作に応じて情報を制御部301に入力したり、制御部301による処理の結果等を出力したりする。通信部305は、クライアント装置110をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、サーバー装置100)との通信を司る。
【0014】
(3)クライアント装置120のハードウェア構成
図4は、クライアント装置120のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置120は、ハードウェア構成として、制御部401と、記憶部402と、撮像部403と、入力部404と、出力部405と、通信部406と、を含む。制御部401は、CPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。記憶部402は、ROM、RAM、HDD等であって、プログラム、制御部401がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部401が、記憶部402に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、クライアント装置120の機能等が実現される。撮像部403は、カメラ等であって、被写体を撮像する。入力部404は、マウス、キーボード等であって、ユーザー操作に応じて情報を制御部401に入力する。出力部405は、制御部301による処理の結果等を出力したりする。通信部406は、クライアント装置120をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、サーバー装置100)との通信を司る。
【0015】
3.情報処理
(1)確認スケジュールの作成に関する情報処理
図5は、サーバー装置100における確認スケジュールの作成に関する情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A501において、制御部201は、確認スケジュールに関連付けられていない案件情報があるか否かを判定する。ここで、案件情報には、本実施形態では、
図6に示されるように、医療機関の個々の求人情報と、医師の情報と、を含む。
図6は、案件情報の一例を示す図である。求人情報には、勤務開始時間を含む勤務日時情報、アルバイト先の場所情報、時給、募集人数、仕事内容、アルバイト先の最寄り駅情報等が含まれる。
図6に示される情報は記憶部202等に記憶されている。なお、本実施形態においては、求人に応募してきて採用が決まっている医師の情報は既に求人情報に関連付けられて案件情報として記憶部202等に記憶されているものとする。医師の情報には、医師の名前、医師免許証に関する情報、連絡先情報(電話番号、メールアドレス等)、医師の自宅情報、医師の最寄り駅情報、自宅から最寄り駅までの移動方法、自宅から最寄り駅までの移動時間、アルバイト先の最寄り駅からアルバイト先までの移動方法、アルバイト先の最寄り駅からアルバイト先までの移動時間、過去の勤務情報等が含まれる。過去の勤務情報には、過去のアルバイト先の情報、過去の勤務時間の情報(勤務前にアルバイト先に到着した時間、勤務後にアルバイト先を出発した時間)、過去の勤務態度の情報等が含まれる。
制御部201は、確認スケジュールに関連付けられていない案件情報があると判定すると、処理をA502に進める。制御部201は、確認スケジュールに関連付けられていない案件情報がないと判定すると、A501の処理を繰り返す。
【0016】
A502において、制御部201は、確認スケジュールに関連付けられていない案件情報について、目的地点に到着するべき時刻に基づき、ユーザーの確認スケジュールを作成する。ここで、ユーザーとは、本実施形態の例では、情報処理システム1000に登録している医者等を示す。より具体的に説明すると、制御部201は、案件情報に基づき、
図7に示されるように、ユーザーの自宅から目的地までの移動に関する合計時間を求める。
図7は、合計時間を示す図である。制御部201は、目的地に到着するべき時刻から合計時間を差し引いて出発時間を求める。制御部201は、出発時間より所定時間前(例えば、3時間前)を確認開始時間として、確認開始時間を含む、確認スケジュールを作成する。ここで、確認スケジュールには、ユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する情報、勤務開始時間から所定時間前の時間情報も含まれる。
図7の例では、第1の移動体の例は電車である。以下、本実施形態の例では電車を例に説明を行うが、バス、又は自家用車等であってもよい。
【0017】
A503において、制御部201は、A502で作成した確認スケジュールを、該当する案件情報に関連付けて記憶部202等に記憶する。
(2)確認スケジュールに基づく情報処理
図8は、サーバー装置100における確認スケジュールに基づく情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A601において、制御部201は、記憶部202等に記憶されている確認スケジュールの中で確認開始時刻になっている確認スケジュールがあるか否かを判定する。制御部201は、確認開始時刻になっている確認スケジュールがあると判定すると、その確認スケジュールに関してA602以降の処理を実行する。制御部201は、確認開始時刻になっている確認スケジュールがないと判定すると、A601の処理を繰り返す。
【0018】
A602において、制御部201は、確認開始時間になっている確認スケジュールに関して処理を行う。制御部201は、確認スケジュールに含まれる、ユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する情報に基づいて、外部の路線情報を提供する情報処理システム(又はサーバー装置)より出発地点から目的地点までの路線情報を取得する。この路線情報には、出発地点から目的地点までの複数の経路情報と、経路において遅延や事故が発生していた場合はその情報も含まれる。
【0019】
A603において、制御部201は、取得した路線情報に基づき、確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定する。制御部201は、遅延情報が出されていると判定すると、処理をA604に進める。制御部201は、遅延情報が出されていないと判定すると、A602の処理を繰り返す。
【0020】
A604において、制御部201は、確認スケジュールに関連する案件情報の医者の情報に基づき、該当する医者のクライアント装置110に遅延情報を送信する。制御部201は、例えば、電子メールに遅延情報を記載して、医者のクライアント装置110に送信する。
図9は、クライアント装置110の入出力部304に表示された遅延情報の一例を示す図である。
なお、制御部201は、ユーザーである医者に遅延情報を送信するだけでなく、アルバイト先の医療機関のクライアント装置120及び、情報処理システム1000の管理者の不図示のPC等に対して、医師を識別する情報(例えば、医師の名前)、医者が遅れる可能性があることを示す情報、遅延情報が出されていると判定した区間の情報等を含む電子メール等を送信する。アルバイト先の医療機関のクライアント装置120は、目的地点の装置の一例である。
図10は、アルバイト先の医療機関のクライアント装置120に送信する電子メールの一例を示す図である。なお、制御部201は、情報処理システム1000の管理者のPCにも同様の電子メールを送信する。
このように、ユーザーが定められた時間までに到着が困難な場合は、医師のみならず、目的地点の装置や、情報処理システム1000の管理者の装置にも遅延情報に関する情報を送信することによって、現状についての迅速な情報の共有を行うことができる。
A605において、制御部201は、外部の情報処理システムから路線情報を取得し、遅延している電車の路線を迂回して、ユーザーが現在居ると推定される位置から時間情報で示される時間までに目的地点に到着できる迂回ルートを探索する。A605において、制御部201は、迂回ルートとして、第1の移動体(本実施形態では電車)と同じ移動体による迂回ルートを探索する。同じ移動体とは、例えば、第1の移動体が電車の場合、電車である。但し、電車であれば、電車の種類、すなわち、新幹線か、特急か、急行か、快速か、普通か、は問わないものとする。また、電車であれば、鉄道会社も問わないものとする。
なお、制御部201は、ユーザーの位置は推定してもよいし、該当するユーザーのクライアント装置110に対して位置情報の取得要求を送信し、クライアント装置110から位置情報を受信するようにしてもよい。以下においても同様である。
【0021】
A606において、制御部201は、A605における探索の結果、迂回ルートが存在したか否かを判定する。制御部201は、迂回ルートが存在したと判定すると、処理をA607に進める。制御部201は、迂回ルートが存在しないと判定すると、処理をA608に進める。
A607において、制御部201は、確認スケジュールに関連する案件情報の医者の情報に基づき、該当する医者のクライアント装置110に迂回ルートを送信する。
ここで、制御部201は、クライアント装置110より迂回ルートにて目的地点に向かう旨の選択を受け取った場合、迂回ルートで目的地点に到着する時刻を予測する。より具体的に説明すると、制御部201は、現在の時刻情報と、ユーザーが現在居ると推定される位置と、目的地点と、迂回ルートの情報と、に基づいて、迂回ルートで目的地点に到着する時刻を予測する。そして、制御部201は、アルバイト先の医療機関のクライアント装置120に予測した時刻の情報を送信する。
【0022】
A608において、制御部201は、第1の移動体である電車とは異なる第2の移動体を利用してユーザーが設定された時刻に目的地点に辿り着けるか判定する。本実施形態において、第2の移動体は、目的地点に関する自動車である。より具体的に説明すると、第2の移動体は、アルバイト先の医療機関の車である。
例えば、制御部201は、クライアント装置120に遅延情報を送信する際に、医者の位置情報と、医者を迎えに行けるか否かの確認ボタンを含む電子メールをクライアント装置120に送信する。医師を迎えに行けることが選択された場合、制御部201は、医師の位置情報と目的地点の医療機関との距離、外部システム等から取得した交通情報等に基づき、医療機関の車を利用して医師が設定された時刻に辿り着けるか否かを判定する。
制御部201は、第2の移動体である、医療機関の車を用いて、勤務開始時間までに目的地であるアルバイト先の医療機関に辿り着けると判定すると、処理をA609に進める。制御部201は、第2の移動体である、医療機関の車を用いて、勤務開始時間までに目的地であるアルバイト先の医療機関に辿り着けないと判定すると、処理をA610に進める。
【0023】
A609において、制御部201は、確認スケジュールに関連する案件情報の医者の情報に基づき、該当する医者のクライアント装置110に、第2の移動体である、医療機関の車に関する情報を送信する。医療機関の車に関する情報としては、車が迎えに行く旨の情報、到着予定時間、待ち合わせの場所等が含まれる。
【0024】
A610において、制御部201は、情報処理システム1000に登録しているユーザーの中から、勤務開始時間までに医療機関に辿り着ける他のユーザーを検索する。より具体的に説明すると、制御部201は、該当する医療機関の位置情報と、医師の自宅の位置情報と、から勤務開始時間までに医療機関に辿り着けるユーザーを検索し、該当する医師が存在する場合は、その医師のクライアント装置110に対して、急なアルバイトの依頼として、目的地である医療機関に向かって貰う旨の依頼の電子メールを送信する。
【0025】
以上、上述したように本実施形態の処理によれば、ユーザーの勤務開始時間等に基づいて、確認スケジュールを作成し、確認スケジュールに基づいて、出発地点から目的地点までの経路で使用される移動体において遅延情報が出ていないか確認することができる。そして、遅延情報が出ている場合は、迂回ルートや別の移動手段による移動の情報をユーザーに提供することができる。すなわち、これらのことによって、遅刻を防止することができる。また、勤務開始時間までに目的地に辿り着けないような場合は、勤務開始時間までに間に合う他のユーザーを探し、目的地に向かわせるようにすることができる。
【0026】
<変形例1>
実施形態1の変形例を説明する。実施形態1では、A605において、制御部201は、外部の情報処理システムから路線情報を取得し、遅延している電車の路線を迂回して、ユーザーが現在居ると推定される位置から時間情報で示される時間までに目的地点に到着できる迂回ルートを探索した。しかし、変形例1の制御部201は、外部の情報処理システムの路線情報に基づき、確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関して遅延情報が出されていると判定した場合、ソーシャルネットワーク(以下、SNSという)より第1の移動体の遅延に関する投稿情報を取得し、遅延情報と投稿情報とに基づき迂回ルートを探索するよ。SNSの情報のほうが、リアルタイム性に優れるとともに、より詳細な情報も取得することができるからである。例えば、B駅とD駅との間で電車が運転見合わせになり、D駅の一つ手前のE駅もホームに人が溢れてすぐにE駅を利用できない場合であってもSNSの情報からはE駅が人で溢れている旨の情報をリアルタイムで取得することができる。
他の例として、制御部201は、外部の情報処理システムから取得した路線情報と確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関するSNSの投稿情報とに基づいて確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定するようにしてもよい。
【0027】
変形例1によれば、より現場に近い詳細な情報に基づき処理を行うことができる。また、より早く情報を取得し、処理を行うことができる。
【0028】
<変形例2>
実施形態1の変形例を説明する。実施形態1では制御部201は、確認スケジュールに関連付けられていない案件情報について、目的地点に到着するべき時刻に基づき、ユーザーの確認スケジュールを作成した。しかし、変形例2の制御部201は、ユーザーの過去の行動履歴と、目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーの確認スケジュールを作成する。ここで、ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に目的しているかの情報である。過去の行動履歴として、同じアルバイト先の医療機関に関する行動履歴であってもよいし、他のアルバイト先の医療機関に関する行動履歴であってもよい。
例えば、ユーザーによってはアルバイト先の医療機関にいつも1時間前に到着する場合、制御部201は、行動履歴よりこのことを把握すると、実施形態1で説明した合計時間に1時間を足して、目的地に到着するべき時刻から合計時間を差し引いて出発時間を求める。
【0029】
このようにユーザーの行動履歴を加味した確認スケジュールを作成することによって、ユーザーに応じた実際のユーザーの行動に即した情報をユーザーに提供することができる。
【0030】
<変形例3>
実施形態1の変形例を説明する。
図11は、変形例3のクライアント装置110の入出力部304に表示された遅延情報の一例を示す図である。変形例3の遅延情報には、緊急時に表示するWebページのリンクが含まれるオブジェクト1010が含まれている。ユーザーである医者がオブジェクト1010を選択すると、変形例3の制御部201は、クライアント装置110の入出力部304に
図12に示されるような画面を表示させる。
図12は、緊急連絡時の画面の一例を示す図である。ボタン1110は、運転の遅れがあったとしても支障がない場合に選択するボタンである。ボタン1120は、電車又はバスの遅延により遅刻する可能性がある場合に選択するボタンである。ボタン1130は、タクシー待ちにより遅刻する可能性がある場合に選択するボタンである。ボタン1140は、渋滞により遅刻する可能性がある場合に選択するボタンである。ボタン1150は、クライアント装置110を保持しているユーザーの現在地をサーバー装置100に送信する際に選択するボタンである。ボタン1160は、アルバイト先の医療機関の責任者に電話する際に選択するボタンである。ボタン1170は、情報処理システム1000の管理者、又は情報処理システム1000の緊急対応時のスタッフに電話する際に選択するボタンである。ボタン1180は、ユーザーの現在地近くの配車センターを検索する際に選択するボタンである。
【0031】
変形例3によれば、遅延等が発生した場合に様々な連絡手段を示唆する画面を提供することができる。
【0032】
<変形例4>
実施形態1の変形例を説明する。変形例4の制御部201は、A606において、迂回ルートがないと判定した場合、時間情報で示される時間から所定時間遅刻した場合に、目的地点に到着できる迂回ルートを探索するようにしてもよい。制御部201は、ユーザーのアルバイト先の業務内容に基づいて、遅刻に関する所定時間を変更するようにしてもよい。例えば、アルバイト先の業務内容が通常の患者の診察であった場合、制御部201は、所定時間を10分とする。一方、アルバイト先の業務内容が集団健康診察であった場合、検診検査を先にしてもらうことで医師による診察を検診検査の後にして貰う等することによって、制御部201は、所定時間を30分とする。制御部201は、業務内容と許容される遅刻の時間とを関連付けられて記憶部202等に記憶する。
遅刻を許容する迂回ルートがユーザーによって選択され、かつ、到着予定時刻とアルバイト先の業務内容とによって、アルバイト先の業務内容の業務の順序を入れ替えてもらう必要がある場合、制御部201は、到着予定時刻等とともに、アルバイト先の業務内容の業務の順序を入れ替えの依頼をアルバイト先の医療機関のクライアント装置120に送信する。
【0033】
変形例4によれば、許容される遅刻の範囲内でユーザーを目的地にまで到着させるようにすることができる。また、変形例4によれば、アルバイト先の業務内容等に基づいて、業務の順序の入れ替え等をアルバイト先の医療機関に提案することで、遅刻したとしても影響をできるだけ抑えてスムーズな業務の実行を可能とすることができる。
【0034】
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記第1の移動体は、電車であり、前記第2の移動体は、前記目的地点に関する自動車である、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記目的地点に到着するべき時刻に基づき前記確認スケジュールを作成する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、ユーザーの過去の行動履歴と、前記目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーの確認スケジュールを作成する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に目的しているかの情報である、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けない場合は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける、登録されている他のユーザーを検索する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける他のユーザーが存在した場合には、前記他のユーザーに対して前記目的地点に向かって貰う旨の依頼を送信する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記制御部は、外部の情報処理システムから取得した路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関して遅延情報が出されていると判定した場合、ソーシャルネットワークより前記第1の移動体の遅延に関する投稿情報を取得し、前記遅延情報と前記投稿情報とに基づき迂回ルートを探索する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記遅延情報が出されていた場合は、前記制御部は、前記目的地点の装置に前記遅延情報に関する情報を送信する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記ユーザーが前記迂回ルートで前記目的地点まで行くことを選択した場合は、前記制御部は、前記迂回ルートで前記目的地点に到着する時間を予測し、前記目的地の装置に前記時間に関する情報を送信する、情報処理装置。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザーごとに確認スケジュールを作成し、確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の第1の移動体に関する遅延情報が出されていないか判定し、前記遅延情報が出されていた場合は、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、迂回ルートを探索し、迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、迂回ルートが存在しない場合は、前記第1の移動体とは異なる第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、前記第2の移動体を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記第2の移動体に関する情報を送信する、情報処理方法。
プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0035】
例えば、上述のプログラムを記憶させる、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
上述した実施形態では、第2の移動体の例として、アルバイト先の医療機関の車を例に説明を行ったが、これに限定されるものではない。例えば、第1の移動体が電車の場合、第2の移動体は、バス、又はタクシー等であってもよい。バスの場合、サーバー装置100は、バスの路線図情報、時刻情報を保持する。
【0036】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0037】
100 :サーバー装置
110 :クライアント装置
120 :クライアント装置
150 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
303 :撮像部
304 :入出力部
305 :通信部
401 :制御部
402 :記憶部
403 :撮像部
404 :入力部
405 :出力部
406 :通信部
1000 :情報処理システム
1010 :オブジェクト
1110 :ボタン
1120 :ボタン
1130 :ボタン
1140 :ボタン
1150 :ボタン
1160 :ボタン
1170 :ボタン
1180 :ボタン
【手続補正書】
【提出日】2021-05-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの過去の行動履歴と、前記ユーザーの目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
前記ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に到着しているかの情報であり、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定し、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、電車を利用する迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記電車とは異なる移動体である自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記自動車に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項2】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、外部の情報処理システムから取得した路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定し、前記路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関して遅延情報が出されていると判定した場合、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、ソーシャルネットワークより前記電車の遅延に関する投稿情報を取得し、前記遅延情報と前記投稿情報とに基づき、電車を利用する迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記電車とは異なる移動体である自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記自動車に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記目的地点に到着するべき時刻に基づき前記確認スケジュールを作成する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、ユーザーの過去の行動履歴と、前記目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーの確認スケジュールを作成する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に到着しているかの情報である、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けない場合は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける、登録されている他のユーザーを検索する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記時刻に前記目的地点に辿り着ける他のユーザーが存在した場合には、前記他のユーザーに対して前記目的地点に向かって貰う旨の依頼を送信する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置において、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記制御部は、外部の情報処理システムから取得した路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関して遅延情報が出されていると判定した場合、ソーシャルネットワークより前記電車の遅延に関する投稿情報を取得し、前記遅延情報と前記投稿情報とに基づき迂回ルートを探索する、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記制御部は、前記目的地点の装置に前記遅延情報に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記ユーザーが前記迂回ルートで前記目的地点まで行くことを選択した場合は、前記制御部は、前記迂回ルートで前記目的地点に到着する時間を予測し、前記目的地点の装置に前記時間に関する情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの過去の行動履歴と、前記ユーザーの目的地点に到着するべき時刻と、に基づきユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
前記ユーザーの過去の行動履歴とは、ユーザーが過去に目的地点に到着するべき時刻のどれだけ前に目的地点に到着しているかの情報であり、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定し、
前記遅延情報が出されていた場合は、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、電車を利用する迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記電車とは異なる移動体である自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記自動車に関する情報を送信する、
情報処理方法。
【請求項13】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーごとに確認スケジュールを作成し、
確認スケジュールには、確認開始時刻が含まれ、
確認スケジュールに含まれる確認開始時時刻になった場合、外部の情報処理システムから取得した路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関する遅延情報が出されていないか判定し、前記路線情報に基づき、前記確認スケジュールに関するユーザーの出発地点と目的地点との間の電車に関して遅延情報が出されていると判定した場合、前記遅延情報を前記ユーザーに送信すると共に、ソーシャルネットワークより前記電車の遅延に関する投稿情報を取得し、前記遅延情報と前記投稿情報とに基づき、電車を利用する迂回ルートを探索し、
迂回ルートが存在する場合は、前記ユーザーに前記迂回ルートを送信し、
迂回ルートが存在しない場合は、前記電車とは異なる移動体である自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着けるか判定し、
前記自動車を利用して前記ユーザーが設定された時刻に前記目的地点に辿り着ける場合は、前記ユーザーに前記自動車に関する情報を送信する、
情報処理方法。
【請求項14】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項11までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。