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特開2022-161354コンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生方法
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  • 特開-コンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161354
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】コンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生方法
(51)【国際特許分類】
   G11B 31/00 20060101AFI20221014BHJP
   H04N 5/93 20060101ALI20221014BHJP
   G11B 20/10 20060101ALI20221014BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20221014BHJP
【FI】
G11B31/00 541N
H04N5/93
G11B20/10 321Z
G11B31/00 519A
G06F3/01 570
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021066092
(22)【出願日】2021-04-08
(71)【出願人】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮内 伸隆
(72)【発明者】
【氏名】小原澤 正弘
(72)【発明者】
【氏名】岩瀬 美帆
【テーマコード(参考)】
5C053
5D044
5E555
【Fターム(参考)】
5C053FA29
5C053HA26
5C053LA06
5D044AB05
5D044AB07
5D044BC02
5D044CC04
5D044FG23
5D044GK11
5E555AA09
5E555AA10
5E555BA01
5E555BA23
5E555BB01
5E555BB23
5E555BC01
5E555CA42
5E555CB42
5E555CB66
5E555DA01
5E555DB11
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コンテンツを適切に再生するコンテンツ再生装置を提供する。
【解決手段】コンテンツを再生するコンテンツ再生装置100であって、第1のコンテンツの再生の終了後、利用者がコンテンツ再生装置100を操作しようとする動作を検知し、操作しようとする動作が検知されない場合、所定の動作を自動的に実行し、操作しようとする動作が検知された場合、所定の動作の自動的な実行を行わない制御部を備えるコンテンツ再生装置100とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
第1のコンテンツの再生の終了後、利用者が前記コンテンツ再生装置を操作しようとする動作を検知し、前記操作しようとする動作が検知されない場合、所定の動作を自動的に実行し、前記操作しようとする動作が検知された場合、前記所定の動作の自動的な実行を行わない制御部を
備えるコンテンツ再生装置。
【請求項2】
ディスプレイをさらに備え、前記制御部は、第1のコンテンツの再生の終了後、前記ディスプレイにメニュー画面を表示し、利用者が前記メニュー画面を操作しようとする動作を検知し、前記操作しようとする動作が検知されない場合、所定の動作を自動的に実行し、前記操作しようとする動作が検知されない場合、前記所定の動作の自動的な実行を行わない、
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記操作しようとする動作が検知されない場合、前記メニュー画面に含まれる項目に対応する所定の動作を自動的に実行する、
請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記利用者を撮影した画像に基づいて前記利用者が入力装置を手に持っていると検知した場合、前記所定の動作を自動的には実行しない、
請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記利用者を撮影した画像に基づいて前記利用者が身体を動かしていると検知した場合、前記所定の動作を自動的には実行しない、
請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記利用者を撮影した画像に基づいて、前記利用者が首を左右に振っている、または、前記利用者が腕を床面または座面に這わしていると検知した場合、前記所定の動作を自動的には実行しない、
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項7】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置が、
第1のコンテンツの再生の終了後、利用者が前記コンテンツ再生装置を操作しようとする動作を検知し、前記操作しようとする動作が検知されない場合、所定の動作を自動的に実行し、前記操作しようとする動作が検知された場合、前記所定の動作を自動的には実行しない、
ことを実行するコンテンツ再生方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
乗用車の車両において、映画などのコンテンツを再生するコンテンツ再生装置が搭載されている。コンテンツを再生する画面は、車両の前席だけでなく、後席にも設置されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-247499号公報
【特許文献2】特開2002-42449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、コンテンツ再生装置を搭載する車両で、選択肢が存在するメニュー画面を持つコンテンツ(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)の映像など)を再生している際にメニュー画面でコンテンツの再生が止まり、メニュー画面から映像が進まないという問題があった。その解決策として、コンテンツ再生装置が、メニュー画面が表示されていると判断した場合、メニュー画面のデフォルトで選択されている選択肢を選択するコマンドを定期的に送信するという解決策がとられていた。しかし、この場合、車両の後席に乗員がおり、後席のモニタで映像を見ている場合、後席の乗員がメニュー画面の操作を自由にできないという問題があった。
【0005】
本発明は、コンテンツを適切に再生するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
第1のコンテンツの再生の終了後、利用者が前記コンテンツ再生装置を操作しようとする動作を検知し、前記操作しようとする動作が検知されない場合、所定の動作を自動的に実行し、前記操作しようとする動作が検知された場合、前記所定の動作の自動的な実行を行わない制御部を備えるコンテンツ再生装置である。
【0007】
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した情報処理装置が読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。なお、情報処理装置は、例えば、コンピュータである。コンピュータは、パソコンや、サーバと呼ばれることもある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンテンツを適切に再生するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ
再生方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態にかかるコンテンツ再生装置100を含むシステム10の構成例を示す図である。
図2図2は、コンテンツ再生装置100の動作フローの例(1/2)を示す図である。
図3図3は、コンテンツ再生装置100の動作フローの例(2/2)を示す図である。
図4図4は、メニュー画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
【0011】
〈実施形態〉
(構成例)
図1は、本実施形態にかかるコンテンツ再生装置を含むシステムの構成例を示す図である。図1のシステムは、コンテンツ再生装置100、表示装置200、入力装置300、カメラ400、車両制御装置500を含む。図1のシステムは、前席及び後席を有する乗用車などの車両に搭載される。コンテンツ再生装置100は、制御部102、記憶部104、入出力IF(Interface)106、通信IF(Interface)108、外部記録媒体読出部110を含む。これらは、互いにバスによって接続される。表示装置200は、車両の後席の乗員が表示装置200の画面を見られる位置に設置される。車両の後席の乗員が表示装置200の画面を見られる位置に設置される。表示装置200は、車両の後席の乗員が表示装置200の画面を見られる位置(前席の後部等)にも設置されてもよい。カメラ400は、車両の後席の乗員を撮影できる位置に設置される。カメラ400は、例えば、表示装置200の周囲に設置される。コンテンツ再生装置100は、例えば、コンピュータを搭載するカーナビゲーション装置、パーソナルコンピュータなどによって実現され得る。
【0012】
コンテンツ再生装置100は、DVDなどに格納される映像などのコンテンツのデータを読み出し、再生する。コンテンツ再生装置100は、1つのコンテンツの再生が終了すると、状況に応じて、次のコンテンツを再生したり、利用者による入力を待機したりする。コンテンツは、例えば、それぞれ一定の時間をかけて再生される、映画などの動画像(動画)、音楽などの音声などである。
【0013】
制御部102は、コンテンツ再生装置100全体の制御を行う中央処理演算装置(Central Processing Unit)である。制御部102はプロセッサとも呼ばれる。ただし、制御
部102は、単一のプロセッサに限定されるものではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一の制御部102がマルチコア構成であってもよい。制御部102は、記憶部104に記憶されたプログラムを作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器等の制御を行うことで所定の目的に合致した機能を提供する。制御部102は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(Large ScaleIntegration)、その他のデジタル回路等を含んでもよい。
【0014】
記憶部104は、制御部102がプログラムやデータを記憶したり、作業領域を展開したり、動作の設定情報などを記憶したりする記録媒体である。記憶部104は、例えば、
フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard-disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、USBメモリ、SD(Secure Digital)メモリカー
ド等である。
【0015】
入出力IF106は、入力装置300、表示装置200などの装置との間でデータの入出力を行うインタフェースである。入出力IF106は、キーボード、リモートコントローラ(リモコン)、ポインティングデバイス、タッチパネルなどの入力装置300、カメラ400などの映像入力装置、マイクなどの音響入力装置などと接続される。入出力IF106は、ディスプレイなどの映像を出力する表示装置200、スピーカなどの音声を出力する音声出力装置などと接続される。
【0016】
通信IF108は、通信ネットワーク等を介して他の情報処理装置などと通信をする通信インタフェースである。通信IF108は、車両の動作を制御する車両制御装置500などと通信可能に接続される。通信IF108は、通信ネットワークを介して、他の情報処理装置から、コンテンツ再生装置100で再生する映像などのコンテンツのデータを取得してもよい。
【0017】
外部記録媒体読出部110は、外部記録媒体に記録された映画(映像)、音楽などのコンテンツのデータを読み出すディスクドライブである。外部記録媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray(
登録商標) Disc)等である。外部記録媒体読出部110は、メモリカードなどのフラッ
シュメモリのデータを読み出すドライブであってもよい。このとき、外部記録媒体は、メモリカードなどのフラッシュメモリである。外部記録媒体には、あらかじめ、コンテンツのデータが格納されている。
【0018】
なお、上記の構成要素はそれぞれ複数に設けられてもよいし、一部の構成要素を設けないようにしてもよい。また、上記の構成要素は、車両に搭載される装置(例えば、カーナビゲーションシステム等)の構成要素に含まれるとしてもよい。
【0019】
表示装置200は、映像や文字情報を表示するディスプレイである。表示装置200は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル、
CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等である。表示装置200は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。表示装置200は、コンテンツ再生装置100と通信可能に接続される。表示装置200は、車両の前席の乗員がディスプレイの画面を見られる位置や、車両の後席の乗員がディスプレイの画面を見られる位置に設置される。車両内に複数の表示装置200が設置され得る。
【0020】
入力装置300は、例えば、利用者がコンテンツ再生装置100を操作する際に情報を入力する装置である。入力装置300は、キーボード、リモートコントローラ(リモコン)、ポインティングデバイス、タッチパネルなどである。入力装置300と、コンテンツ再生装置100とは、有線で通信可能に接続されても、無線(電波、赤外線など)で通信可能に接続されてもよい。
【0021】
カメラ400は、表示装置200の画面を見る利用者を撮影するカメラである。カメラ400は、利用者を撮影できる位置(例えば、表示装置200の周囲、車両の天井、車両のドアなど)に設置される。カメラ400は、動画または静止画を撮影する。カメラ400は、コンテンツ再生装置100と通信可能に接続される。
【0022】
車両制御装置500は、コンテンツ再生装置100等が搭載される車両の走行を制御す
る装置である。車両制御装置500は、コンテンツ再生装置100の要求に応じて、車両の走行状態(例えば、停止してるか、走行しているか)や、自動運転の状態(自動運転中か否か)などの情報を、コンテンツ再生装置100に出力する。
【0023】
(動作例)
図2及び図3は、コンテンツ再生装置100の動作フローの例を示す図である。図2の「A」、「B」、「C」は、それぞれ、図3の「A」、「B」、「C」と接続する。ここでは、コンテンツ再生装置100の制御部102は、外部記録媒体読出部110により、外部記録媒体に格納される映像などのコンテンツのデータを読み出し、表示装置200に1つのコンテンツ(例えば、映画などの映像)を再生(表示)しているとする。制御部102は、コンテンツのデータを、通信IF108、通信ネットワークを介して、他の情報処理装置などから取得してもよい。
【0024】
S101では、コンテンツ再生装置100の制御部102は、コンテンツ再生装置100に車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されているか否かを判定する。制御部102は、例えば、入出力IF106に、複数の表示装置200が接続されていることを認識することをもって、車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されていると判定する。また、制御部102は、表示装置200の設置位置を示す情報を求める信号を入出力IF106を介して送信してもよい。このとき、表示装置200は、当該信号を受信すると、表示装置200の設置位置(例えば、後席の乗員が画面を見られる位置)の情報を含む信号を、コンテンツ再生装置100に送信する。さらに、制御部102は、表示装置200からの設置位置の情報を含む信号を、入出力IF106を介して受信する。そして、制御部102は、当該信号に含まれる設置位置の情報が後席の乗員が画面を見られる位置である場合、車両の後席の乗員用の表示装置200が接続されていると判定する。また、制御部102は、表示装置200から、入出力IF106を介して、後席の乗員が見られる位置に設置されていることを示す所定の信号を受信することにより、コンテンツ再生装置100に車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されていると判定してもよい。制御部102は、他の方法により、コンテンツ再生装置100に車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されているか否かを判定してもよい。コンテンツ再生装置100に車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されていると判定した場合(S101;YES)、処理がS107に進む。コンテンツ再生装置100に車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されていないと判定した場合(S101;NO)、処理がS102に進む。
【0025】
S102では、制御部102は、表示装置200(ディスプレイ)にメニュー画面が表示されているか否かを判定する。メニュー画面は、例えば、1つのコンテンツの再生が終了した後に表示される画面である。メニュー画面は、利用者に所望の動作を選択させる画面である。メニュー画面は、例えば、コンテンツの再生を終了する、次のコンテンツを再生する、現在のコンテンツの再生を繰り返す、などの動作をさせる選択肢を含む。また、メニュー画面は、例えば、次に再生するコンテンツを、再生可能なコンテンツのリストであるコンテンツリストの中から選択して、再生することを指示するような画面であってもよい。ここでは、現在のコンテンツの次に再生されるコンテンツは、あらかじめ決められているとする。
【0026】
図4は、メニュー画面の例を示す図である。図4のメニュー画面は、1つのコンテンツの再生の終了後に表示される画面である。図4のメニュー画面には、「もう一度、再生」、「次を再生」、「終了」の3つの選択肢が表示されている。メニュー画面には、少なくとも2以上の選択肢が含まれる。また、メニュー画面では、「次を再生」がデフォルトで選択されている。「もう一度、再生」は、再生が終了した現在のコンテンツを、再度、再生させる選択肢である。「次を再生」は、再生が終了した現在のコンテンツの次のコンテ
ンツを再生させる選択肢である。「終了」は、コンテンツ再生装置100におけるコンテンツの再生を終了させる選択肢である。デフォルトで選択されている選択肢は、優先的に選択される選択肢である。デフォルトで選択されている選択肢は、例えば、利用者が入力装置300などにより、単に「Enter」や「実行」を入力する(例えば、「Enter」キーや「実行」キーを押し下げる、ポインティングデバイスのボタンをクリックする等)ことにより選択される。選択された選択肢に基づく動作が実行される。デフォルトで選択されている選択肢以外の選択肢を選択するには、例えば、利用者が入力装置300などにより、カーソルやポインティングデバイスにより、所望の選択肢を選択し、さらに、「Enter」や「実行」を入力することにより、選択される。単に「Enter」や「実行」を入力する操作や、カーソルやポインティングデバイスにより、所望の選択肢を選択して、さらに、「Enter」や「実行」を入力する操作は、選択操作の例である。
【0027】
制御部102は、例えば、記憶部104に格納されるメニュー画面と、表示装置200の画面に表示されるメニュー画面とを比較して、一致した場合に、メニュー画面が表示されていると判定する。記憶部104には、複数のメニュー画面が格納されていてもよい。この場合、制御部102は、表示装置200に表示されるメニュー画面と、記憶部104に格納されるメニュー画面のいずれかが、一致したときに、メニュー画面が表示されていると判定する。制御部102は、表示装置200に表示されるメニュー画面がメニュー画面を示す所定の特徴を有している場合に、メニュー画面が表示されていると判定してもよい。また、制御部102は、1つのコンテンツの再生が終了したことを認識して、メニュー画面が表示されていると判定してもよい。制御部102は、他の方法により、表示装置200にメニュー画面が表示されているか否かを判定してもよい。メニュー画面が表示されていると判定した場合(S102;YES)、処理がS103に進む。メニュー画面が表示されていないと判定した場合(S102;NO)、S102の動作を繰り返す。
【0028】
S103では、制御部102は、コンテンツ再生装置100が搭載される車両が走行中であるか否かを判定する。制御部102は、通信IF108を介して、車両制御装置500に、車両が走行中であるか否かを判定できる情報を要求する。例えば、車両が走行中であるか否かを判定できる情報は、車両の速さ(スピード)を示す情報である。ここでは、車両が走行中であるか否かを判定できる情報は、車両の速さを示す情報とする。車両制御装置500は、車両の速さを示す情報を、コンテンツ再生装置100に送信する。制御部102は、通信IF108を介して、車両制御装置500から、車両の速さを示す情報を受信する。制御部102は、例えば、当該情報で示される車両の速さが0km/hであるとき、車両が停車している(走行していない)と判定する。また、制御部102は、当該情報で示される車両の速さが0km/hでない(0km/hよりも大きい)とき、車両が走行していると判定する。車両が走行中であると判定した場合(S103;YES)、処理がS105に進む。車両が走行中でない(車両が停車中である)と判定した場合(S103;NO)、処理がS106に進む。
【0029】
S104では、制御部102は、コンテンツ再生装置100が搭載される車両が自動運転中であるか否かを判定する。自動運転とは、運転者が車両の運転操作をせずに、自動制御で走行している状態である。車両が自動運転中であるとき、運転者等は、運転以外の操作、例えば、コンテンツ再生装置100の操作などを行うことができる。制御部102は、通信IF108を介して、車両制御装置500に、車両が自動運転中であるか否かを示す情報を要求する。車両制御装置500は、車両が自動運転中であるか否かを示す情報を、コンテンツ再生装置100に送信する。制御部102は、当該情報に基づいて、車両が自動運転中であるか否かを判定する。車両が自動運転中であると判定した場合(S104;YES)、処理がS105に進む。車両が自動運転中でない(運転者が運転操作をしている)と判定した場合(S104;NO)、処理がS106に進む。
【0030】
S105では、制御部102は、メニュー画面の選択肢に対する選択操作を待機する。利用者は、入力装置300により、表示装置200に表示されるメニュー画面の選択肢から、所望の動作の選択肢を選択して、コンテンツ再生装置100に所望の動作を実行させることができる。利用者は、入力装置300により、メニュー画面に表示される選択肢のうちのいずれかを選択する選択操作を行う。入力装置300は、利用者による選択操作を受け付ける。制御部102は、入力装置300、入出力IF106を介して、選択操作の情報を受け付ける。制御部102は、選択操作の情報により選択された選択肢を判定する。制御部102は、選択された選択肢に基づく動作(処理)を実行する。例えば、「次を再生」が選択された場合、制御部102は、あらかじめ現在のコンテンツの次に再生すると決められているコンテンツのデータを、外部記録媒体読出部110の外部記録媒体から読み出す。制御部102は、表示装置200などにより、読み出した当該コンテンツを再生する。例えば、「もう一度、再生」が選択された場合、制御部102は、現在のコンテンツ(再生を終了したコンテンツ)のデータを、外部記録媒体読出部110の外部記録媒体から読み出す。制御部102は、表示装置200などにより、読み出した当該コンテンツを再生する。制御部102は、当該コンテンツのデータが記憶部104に格納されている場合、外部記録媒体読出部110の外部記録媒体から読み出す代わりに、記憶部104から読み出して、再生してもよい。その後、処理はS102に戻る。また、「終了」が選択された場合、制御部102は、コンテンツを再生する処理を終了する。利用者(運転者等)は、車両が停車していたり自動運転していたりする場合に、メニュー画面に表示されている選択肢を選択する選択操作を行うことができる。
【0031】
S106では、制御部102は、メニュー画面においてデフォルトで選択されている選択肢に基づく動作を実行する。ここでは、車両が、走行中であって、自動運転中ではないため、運転者等がコンテンツ再生装置100の操作をすることは危険である。そこで、制御部102は、デフォルトで選択されている選択肢に基づく動作を、運転者等の利用者が選択操作をすることなく、自動的に実行する。例えば、「次を再生」がデフォルトで選択されている場合、制御部102は、あらかじめ現在のコンテンツの次に再生すると決められているコンテンツのデータを、外部記録媒体読出部110の外部記録媒体から読み出す。制御部102は、表示装置200などにより、読み出した当該コンテンツを再生する。その後、処理はS102に戻る。利用者(運転者等)は、車両が走行しており自動運転していない場合(運転者が車両を運転している場合)に、メニュー画面に表示されている選択肢を選択する選択操作を行うことができない。次のコンテンツの再生は、所定の動作の一例である。
【0032】
S107では、制御部102は、表示装置200にメニュー画面が表示されているか否かを判定する。S107の動作は、S102と同様である。メニュー画面が表示されていると判定した場合(S107;YES)、処理がS108にすすむ。メニュー画面が表示されていないと判定した場合(S107;NO)、S107の動作を繰り返す。
【0033】
S108では、制御部102は、後席に乗員が存在するか否かを判定する。制御部102は、入出力IF106を介して、カメラ400に、画像を撮影させる。画像は、動画像であっても、静止画像であってもよい。カメラ400は、あらかじめ、後席に向けられている。カメラ400は、撮影した画像を、コンテンツ再生装置100に送信する。コンテンツ再生装置100は、入出力IF106を介して、カメラ400で撮影された画像を受信する。制御部102は、受信した画像と、記憶部104に格納される乗員が存在するか否かを推定する推定モデルとに基づいて、受信した画像に乗員が存在するか否かを判定する。
【0034】
乗員が存在するか否かを推定する推定モデル(学習済み推定モデル)は、教師データを用いて学習(機械学習)された、画像から乗員が存在するか否かを推定する推定モデルで
ある。教師データは、例えば、車両の後席に乗員が存在しない状態で後席が撮影された画像と乗員が存在しないことを示す情報との組、及び、車両の後席に乗員が存在する状態で後席が撮影された画像と乗員が存在することを示す情報との組である。機械学習として、周知の機械学習が適用され得る。当該推定モデルは、あらかじめ、生成され、記憶部104に格納されているとする。
【0035】
また、制御部102は、通信IF108を介して、車両制御装置500に、後席に乗員が存在するか否かを判定できる情報を要求してもよい。例えば、後席に乗員が存在するか否かを判定できる情報は、後席に設置される重量センサの検出値である。当該従量センサは、後席の座面等に設置され、乗員が後席に存在するとき(乗員が後席に座っているとき)に所定値以上の検出値を示す。車両制御装置500は、後席に乗員が存在するか否かを判定できる情報(重量センサの検出値)を、コンテンツ再生装置100に送信する。制御部102は、通信IF108を介して、車両制御装置500から、後席に乗員が存在するか否かを判定できる情報を受信する。このとき、制御部102は、当該情報に基づいて後席に乗員が存在するか否かを判定する。制御部102は、他の方法により、後席に乗員が存在するか否かを判定してもよい。
【0036】
後席に乗員が存在すると判定した場合(S108;YES)、処理がS113に進む。後席に乗員が存在しないと判定した場合(S108;NO)、処理がS109に進む。
【0037】
S109からS112までの動作は、S103からS106の動作と同様である。ここでは、説明を省略する。
【0038】
S113では、制御部102は、後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを判定する。ここでは、後席の乗員が入力装置300を手に持っている場合、乗員(利用者)がメニュー画面で選択操作をしようとしているとみなす。すなわち、制御部102は、後席の乗員がコンテンツ再生装置100を操作しようとしているか否かを判定する。つまり、制御部102は、後席の乗員が入力装置300を手に持っていると判定した場合、乗員がコンテンツ再生装置100を操作しようとしていると判定する。制御部102は、入出力IF106を介して、カメラ400に、画像を撮影させる。画像は、動画像であっても、静止画像であってもよい。カメラ400は、後席に向けられているため、後席の乗員が撮影されることになる。すなわち、画像には、後席の乗員が含まれる。カメラ400は、撮影した画像を、コンテンツ再生装置100に送信する。コンテンツ再生装置100は、入出力IF106を介して、カメラ400で撮影された画像を受信する。制御部102は、受信した画像と、記憶部104に格納される後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを推定する推定モデルとに基づいて、受信した画像の後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを判定する。制御部102は、他の方法により、後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを判定してもよい。後席の乗員が入力装置300を手に持っていることは、コンテンツ再生装置を操作しようとする動作の一例である。ここでの制御部102による判定は、コンテンツ再生装置を操作しようとする動作の検知の例である。また、コンテンツ再生装置を操作しようとする動作には、メニュー画面を操作しようとする動作が含まれる。
【0039】
後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを推定する推定モデル(学習済み推定モデル)は、教師データを用いて学習(機械学習)された、画像から後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを推定する推定モデルである。教師データは、例えば、後席の乗員が入力装置300を手に持っていない状態で後席が撮影された画像と乗員が入力装置300を手に持っていないことを示す情報との組、及び、後席の乗員が入力装置を手に持っている状態で後席が撮影された画像と乗員が入力装置300を手に持っていることを示す情報との組である。機械学習として、周知の機械学習が適用され得る。当該
推定モデルは、あらかじめ、生成され、記憶部104に格納されているとする。
【0040】
後席の乗員が入力装置300を手に持っていると判定した場合(S113;YES)、
処理がS115に進む。後席の乗員が入力装置300を手に持っていないと判定した場合(S113;NO)、S114に進む。
【0041】
S114では、制御部102は、後席の乗員が身体を動かしているか否かを判定する。ここでは、後席の乗員が身体を動かしている場合、乗員(利用者)が入力装置300を探しており、メニュー画面で選択操作をしようとしているとみなす。つまり、制御部102は、後席の乗員が身体を動かしていると判定した場合、乗員がコンテンツ再生装置100を操作しようとしていると判定する。制御部102は、入出力IF106を介して、カメラ400に、画像を撮影させる。画像は、動画像であっても、静止画像であってもよい。カメラ400は、後席に向けられているため、後席の乗員が撮影されることになる。すなわち、画像には、後席の乗員が含まれる。カメラ400は、撮影した画像を、コンテンツ再生装置100に送信する。コンテンツ再生装置100は、入出力IF106を介して、カメラ400で撮影された画像を受信する。制御部102は、受信した画像と、記憶部104に格納される後席の乗員が身体を動かしているか否かを推定する推定モデルとに基づいて、受信した画像に後席の乗員が身体を動かしているか否かを判定する。制御部102は、他の方法により、後席の乗員が身体を動かしているか否かを判定してもよい。後席の乗員が身体を動かしていることは、コンテンツ再生装置を操作しようとする動作の一例である。ここでの制御部102による判定は、コンテンツ再生装置を操作しようとする動作の検知の例である。
【0042】
後席の乗員が身体を動かしているか否かを推定する推定モデル(学習済み推定モデル)は、教師データを用いて学習(機械学習)された、画像から後席の乗員が身体を動かしているか否かを推定する推定モデルである。教師データは、例えば、後席の乗員が身体を動かしていない状態で後席が撮影された画像と乗員が身体を動かしていないことを示す情報との組、及び、後席の乗員が身体を動かしている状態で後席が撮影された画像と乗員が身体を動かしていることを示す情報との組である。機械学習として、周知の機械学習が適用され得る。当該推定モデルは、あらかじめ、生成され、記憶部104に格納されているとする。身体の動きは、例えば、首を左右に振る動作、腕を後席の座面または床面に這わす動作である。これらの動作は、乗員が入力装置300を探しているときに行う動作である。これらの動作のような、より具体的な動作で撮影された画像を教師データとすることで、より精度の高い推定モデルを生成することができる。精度の高い推定モデルを使用することで、より正確に、コンテンツ再生装置100を操作しようとしているか否かを判定できる。乗員が入力装置300を探している場合、乗員は、入力装置300を使用して、選択操作を行おうとしているとみなされる。
【0043】
後席の乗員が入力装置300を手に持っていると判定した場合(S113;YES)、
処理がS115に進む。後席の乗員が入力装置300を手に持っていないと判定した場合(S113;NO)、S116に進む。
【0044】
S115では、制御部102は、メニュー画面の選択肢に対する選択操作を待機する。ここでは、利用者は、メニュー画面で選択操作をしようとしているとみなされている。すなわち、制御部102は、利用者がコンテンツ再生装置100を操作しようとしていると判定している。利用者は、入力装置300により、表示装置200に表示されるメニュー画面の選択肢から、所望の動作の選択肢を選択して、コンテンツ再生装置100に所望の動作を実行させることができる。S115の動作は、S105の動作と同様である。S115の動作の後、処理がS107に戻る。
【0045】
S116では、制御部102は、メニュー画面においてデフォルトで選択されている選択肢に基づく動作を実行する。ここでは、利用者は、メニュー画面で選択操作をしようとしていないとみなされている。すなわち、制御部102は、利用者がコンテンツ再生装置100を操作しようとしていないと判定している。そこで、制御部102は、デフォルトで選択されている選択肢に基づく動作を、利用者(乗員)が選択操作をすることなく、自動的に実行する。例えば、「次を再生」がデフォルトで選択されている場合、制御部102は、あらかじめ現在のコンテンツの次に再生すると決められているコンテンツのデータを、外部記録媒体読出部110の外部記録媒体から読み出す。制御部102は、表示装置200などにより、読み出した当該コンテンツを再生する。すなわち、制御部102は、メニュー画面に含まれる「次の再生」という項目に対応する所定の動作を行っている。S116の動作の後、処理がS107に戻る。デフォルトで選択されている選択肢に基づく動作(ここでは、次のコンテンツの再生)は、所定の動作の一例である。これにより、乗員がコンテンツ再生装置100を操作しようとしていない場合、制御部102は、自動的に次のコンテンツの再生を行うことができる。メニュー画面においてデフォルトで選択されている選択肢に基づく動作は、所定の動作の一例である。S116では、制御部102は、所定の動作の自動的な実行を行っている。一方、S115では、制御部102は、所定の動作の自動的な実行を行っていない。
【0046】
これにより、コンテンツ再生装置100は、利用者(乗員)がメニュー画面で選択操作をしようとしている場合には、自動的に、次のコンテンツが再生されることなく、利用者に所望の動作を示す選択肢を選択させて、当該所望の動作を実行することができる。
【0047】
(実施形態の作用、効果)
車両に搭載されるコンテンツ再生装置100は、DVDなどの外部記録媒体に格納される映像などのコンテンツのデータを読み出し、再生する。コンテンツ再生装置100は、車両の後席の乗員(利用者)用の表示装置200が接続されているかを判定する。また、コンテンツ再生装置100は、表示装置200にメニュー画面が表示されているか否かを判定する。コンテンツ再生装置100は、メニュー画面が表示されている際に、車両が走行しているか、自動運転をしているかを判定する。コンテンツ再生装置100は、車両が停車していたり、自動運転していたりする場合、利用者(運転者等)にメニュー画面の選択肢を選択操作できるようにする。コンテンツ再生装置100は、運転者が車両を運転している場合に、利用者(運転者等)にメニュー画面の選択肢を選択操作できないようにする。これにより、運転中のメニュー画面の操作による事故を軽減することができる。また、コンテンツ再生装置100は、後席に乗員が存在するか否かを判定する。コンテンツ再生装置100は、後席に乗員が存在する場合に、後席の乗員が入力装置300を手に持っているか否かを判定する。また、コンテンツ再生装置100は、後席の乗員が身体を動かしているか否かを判定する。コンテンツ再生装置100は、乗員が入力装置300を手に持っている場合や乗員が身体を動かしている場合に、メニュー画面で選択操作をしようとしているとみなす。コンテンツ再生装置100は、乗員がメニュー画面で選択操作をしようとしている場合に、利用者(乗員)にメニュー画面の選択肢を選択操作できるようにする。コンテンツ再生装置100は、乗員がメニュー画面で選択操作をしようとしていない場合に、自動的に、メニュー画面のデフォルトの選択肢を選択するようにする。コンテンツ再生装置100によれば、後席の乗員は、車両が走行中であっても、メニュー画面の選択肢を選択操作できる。コンテンツ再生装置100によれば、後席の乗員が所望するように、コンテンツを適切に再生することができる。
【0048】
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させること
により、その機能を提供させることができる。
【0049】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
【0050】
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0051】
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【0052】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0053】
100 コンテンツ再生装置100
102 制御部
104 記憶部
106 入出力IF
108 通信IF
110 外部記録媒体読出部
200 表示装置
300 入力装置
400 カメラ
500 車両制御装置
図1
図2
図3
図4