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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161377
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】印刷装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/00 20060101AFI20221014BHJP
   B41J 2/32 20060101ALI20221014BHJP
   H05K 3/36 20060101ALI20221014BHJP
【FI】
B41J29/00 C
B41J2/32 Z
H05K3/36 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021066153
(22)【出願日】2021-04-08
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003096
【氏名又は名称】特許業務法人第一テクニカル国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】池本 友亮
(72)【発明者】
【氏名】加藤 雄士
(72)【発明者】
【氏名】浅井 翔
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 将太郎
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 武彦
【テーマコード(参考)】
2C061
2C065
5E344
【Fターム(参考)】
2C061AQ04
2C061AS08
2C061BB35
2C061CG06
2C065AA01
2C065AB01
2C065CZ14
5E344AA01
5E344AA15
5E344AA22
5E344BB02
5E344BB06
5E344CD18
5E344DD07
5E344EE11
(57)【要約】
【課題】電子基板を備える印刷装置において、部品点数を削減し、組立手順を簡素化する。
【解決手段】第1フレーム20と、第1フレーム20に設けられた電子基板ユニット60と、を備え、電子基板ユニット60は、第1フレーム20にある第1面63aと、第1面63aと反対側にある第2面63bを有するホルダ63と、第1面63aに対向して保持される第1基板61と、第2面63bに対向して保持され、第1フレーム20に取り付けられる第2基板62と、を有し、ホルダ63は、平面視にて第1基板61と重なる第1領域A1と、平面視にて第1基板61と重ならない第2領域A1とを有し、第2領域A2には、所定の電子部品としてのフェライトコアF及びハーネスHのうち、少なくとも一方を保持する保持部63e2,63f1,63f2,63gが設けられている。
【選択図】図19
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
前記フレームに設けられた電子基板ユニットと、
を備え、
前記電子基板ユニットは、
前記フレーム側にある第1面と、前記第1面と反対側にある第2面を有するホルダと、
前記第1面に対向して保持される第1基板と、
前記第2面に対向して保持され、前記フレームに取り付けられる第2基板と、
を有し、
前記ホルダは、
平面視にて前記第1基板と重なる第1領域と、平面視にて前記第1基板と重ならない第2領域とを有し、
前記第2領域には、所定の電子部品及びハーネスのうち少なくとも一方を保持する保持部が設けられていることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記保持部は、
前記所定の電子部品を保持する第1保持部と、
前記ハーネスを保持する第2保持部と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記所定の電子部品は、
ハーネスが巻回される略円環状のフェライトコアであり、
前記第1保持部は、
前記フェライトコアの径方向中央部の貫通孔に略水平に挿入される突起部であって、前記フェライトコアを保持する突起部であることを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第2保持部は、
前記突起部が挿入された前記フェライトコアから延びるハーネスを保持する保持溝を有する第1リブと、
前記ハーネスの延設方向に沿って前記フェライトコアと前記第1リブとの間に設けられる第2リブであって、前記フェライトコアから前記第1リブへと曲折して伸びる前記ハーネスに当接可能な第2リブと、
を含むことを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
【請求項5】
前記突起部は、
平面視にて前記第1基板に対応した外形を備える枠状部に一体的に形成される保持板部から上方へ立設される基部と、
前記基部の上端に連設される水平部であって、前記フェライトコアの前記貫通孔に挿入される水平部と、
を有し、
前記ホルダは、さらに、
前記保持板部に立設されたハーネス支持壁であって、前記基部又は前記水平部の上方を跨ぐ開口部を下部に備え前記フェライトコアとの間で前記ハーネスの拘束空間を形成するハーネス支持壁を有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子基板を備える印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置等の電子装置においては、制御を行うための構成として、一般に、電子基板が用いられる。この種の電子基板は、複数の基板を備える場合が多い。複数の基板を取り付けるため、例えば、特許文献1には、メイン基板に、サブ基板を取り付けるホルダが開示されている。このホルダは、サブ基板を保持可能なフレーム、位置決め部、及び、固定部を備えている。サブ基板をフレームに固定した状態で、位置決め部をメイン基板の被位置決め部に篏合させて、固定部がメイン基板の被固定部に固定される。これにより、メイン基板とサブ基板とを、的確な配置で取り付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-139697号公報(図7等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の電子基板においては、電子部品やハーネスなどが基板に付随する場合が多い。この場合、上記文献に開示の構成では、電子部品やハーネスなどを保持する部品を設ける必要が生じ、部品点数が増大し組立手順が複雑化するという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、電子基板を備える印刷装置において、部品点数の削減及び組立手順の簡素化が可能な印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明の印刷装置は、フレームと、前記フレームに設けられた電子基板ユニットと、を備え、前記電子基板ユニットは、前記フレーム側にある第1面と、前記第1面と反対側にある第2面を有するホルダと、前記第1面に対向して保持される第1基板と、前記第2面に対向して保持され、前記フレームに取り付けられる第2基板と、を有し、前記ホルダは、平面視にて前記第1基板と重なる第1領域と、平面視にて前記第1基板と重ならない第2領域とを有し、前記第2領域には、所定の電子部品及びハーネスのうち少なくとも一方を保持する保持部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
本願発明の印刷装置においては、フレームに電子基板ユニットが設けられる。電子基板ユニットは、第1基板と、第2基板と、ホルダと、を有し、これらが一体化されてユニットが構成されている。ホルダの第1面に対向して第1基板が取り付けられ、ホルダの第2面に対向して第2基板が取り付けられる。第2基板が印刷装置のフレームに取り付けられることで、電子基板ユニットが、印刷装置の内部において固定的に配置される。本願発明によれば、2つの基板がホルダによりユニット化された状態で、印刷装置内に取り付けられることにより、例えば印刷装置のカバー、ケーシング等の形状にかかわらず共通の電子基板ユニットを汎用的に用いることができる。
【0008】
また、電子基板ユニットに含まれるホルダは、第1領域及び第2領域に区画される。第2領域には、保持部が設けられている。保持部には、所定の電子部品及びハーネスのうち少なくとも一方が保持される。これにより、電子基板に付随する所定の電子部品や、電子部品からその外部へと延設されるハーネスを、保持するための別部品を設ける必要がない。その結果、部品点数の削減及び組立手順の簡素化等による製造コストの低減を図ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電子基板を備える印刷装置において、部品点数の削減及び組立手順の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態による印刷装置の斜視図である。
図2】上前カバー等を取り外した状態における印刷装置の斜視図である。
図3】上前カバー等及び第1、第2フレームを取り外した状態における印刷装置の斜視図である。
図4】各カバー、フレーム、電子基板ユニット、及び、下ケースをそれぞれ組み付ける状態における印刷装置の斜視図である。
図5図1に示す印刷装置を前後方向の切断線に沿って切断した縦断面図、及び、当該縦断面図の一部を拡大した拡大図である。
図6図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニット、及び、第1フレームの斜視図である。
図7図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットが固定された状態における第1フレームの斜視図である。
図8図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをA-A切断線に沿って切断した斜視図である。
図9図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをB-B切断線に沿って切断した斜視図である。
図10図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをC-C切断線に沿って切断した斜視図である。
図11図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをA-A切断線に沿って切断した縦断面図である。
図12図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをB-B切断線に沿って切断した縦断面図である。
図13図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットをC-C切断線に沿って切断した縦断面図である。
図14図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットの平面図である。
図15図7に示す第1フレーム及び電子基板ユニットの裏面図である。
図16図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットにおけるホルダの左側面図、正面図、右側面図、及び、平面図である。
図17図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットにおけるホルダの斜視図、後面図、及び、裏面図である。
図18図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットの右前斜め上から見た斜視図である。
図19図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットの左後斜め上から見た斜視図である。
図20図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットの6面図である。
図21図1に示す印刷装置が備える電子基板ユニットの保持部に、フェライトコア及びハーネスが保持された状態における電子基板ユニットの6面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、印刷装置のユーザから見て、手前・奥手方向、左・右方向、及び、上・下方向を、各図に示す矢印のように、前・後方向、左・右方向、及び、上・下方向と定義する。
【0012】
<印刷装置の構成>
図1において、印刷装置1は、略矩形の立体形状の筐体10で構成されており、本体部としての下ケース11と、上前カバー12と、開閉カバーとしての上後カバー13とを備える。
【0013】
下ケース11には、その前面に各種操作スイッチを配置した操作パネル部14が設けられ、その前面から側面に至る左右角部に肩掛けベルト(図示せず)の両端が係合するフック部15が設けられている。印刷装置1は、肩掛けベルトにより肩に掛けられたりして、ユーザに携帯されて使用される。
【0014】
なお、下ケース11には、図示は省略するが、例えば、通信手段として、USBポートやRS-232Cコネクタ等の各種接続部が設けられており、電力供給の他、印刷データ入力端末(例えば、パーソナルコンピュータやバーコードリーダー等)等との接続が可能となっている。また、上記通信手段に加え、有線LAN、無線LAN、Bluetooth(登録商標)の各種機能を搭載しており、これらの各種通信手段を用いてテキストデータを印刷装置1に送信するだけで、可変データ(テキスト、バーコード)を含むラベル発行が可能となっている。また、ラベル発行には、製造/物流向けには現品票ラベルや荷札ラベル、小売向けには食品表示ラベルや値札ラベル、医療向けには検体ラベルやお薬手帳ラベルなど、さまざまな現場で使用されるラベル等を含ませることができる。
【0015】
図2は、図1の状態から、上前カバー12、操作パネル部14、及びフック部15を取り外した状態を示す。図2に示すように、印刷装置1の内部における前方側の領域には、第1フレーム20が設けられる。第1フレーム20は、上前カバー12を取り付ける場合(図1参照)、上前カバー12の下方に位置する。第1フレーム20には、後述するように、サーマルヘッド21、切断刃22、検出部23、電子基板ユニット60等が設けられる(図5参照)。
【0016】
印刷装置1の内部における後方側の領域には、第1フレーム20の後方に固定されるように、第2フレーム30が設けられる(図4参照)。第2フレーム30は、上後カバー13に覆われており、後述するようにロール31が収容される(図5参照)。上後カバー13は、後端部にて下ケース11に支持されており、この後端部を支点として揺動可能となっている。図2に示す状態では、上後カバー13は閉状態である。閉状態から上後カバー13を上斜後方向に揺動させて、上後カバー13を開状態とすることで、ロール31が着脱可能となっている。
【0017】
図3は、図2の状態から、第1、第2フレーム20,30を取り外した状態を示す。図3に示すように、上後カバー13の前側には、センサホルダ40が設けられる。センサホルダ40には、プラテンホルダ41、及び、センサ42が設けられる。プラテンホルダ41は、センサホルダ40を介して上後カバー13の前端部に設けられ、回転軸が左右方向に延設されたプラテンローラ43を、回転可能に支持する。プラテンローラ43は、上後カバー13が閉状態のときに、サーマルヘッド21と対向する位置でロール31から繰り出されるテープを搬送する(図5参照)。センサ42は、例えば光学式の反射センサであり、プラテンローラ43により搬送されるテープの有無を検出するようになっている。
【0018】
下ケース11の前方側の領域において、略直方体状の凹部11aが設けられている。凹部11aは、底面から上側に向けて凹んでおり、バッテリ50を収容可能となっている(図5参照)。凹部11aの上側には、電子基板ユニット60が配置される。
【0019】
図4に示すように、第1フレーム20の下側に電子基板ユニット60が取り付けられて、第1フレーム20及び第2フレーム30が、下ケース11の前方側及び後方側の領域にそれぞれ収容される。これにより、電子基板ユニット60は、第1フレーム20の下側、及び、凹部11aの上側に介装される(図5参照)。上前カバー12及び上後カバー13は、収容される第1フレーム20及び第2フレーム30をそれぞれ覆うように、下ケース11と接続されるようになっている。
【0020】
図1の前後方向における縦断面図である図5に示すように、下ケース11の凹部11aに収容されるバッテリ50は、充電された電力を印刷装置1の各駆動部に給電する。凹部11aの上側に配置される電子基板ユニット60は、略平板状であり、左右方向および前後方向に対し水平となるよう第1フレーム20に設けられる。電子基板ユニット60は、印刷装置1を駆動制御する。図5の円で囲まれた領域の拡大図にも示すように、電子基板ユニット60よりも上側であって第1フレーム20の後側に、サーマルヘッド21が設けられる。サーマルヘッド21は、プラテンローラ43と対向するように左右方向に延設され、加熱により感熱ラベルにキャラクタを印刷する。サーマルヘッド21の上側に、切断刃22が設けられる。切断刃22は、左右方向に延設され、テープのうち印刷された部分を切り離す。
【0021】
第1フレーム20の後方に固定された第2フレーム30には、ロール31が収容される。ロール31は、例えば複数の感熱ラベルが長尺状の台紙に離散的に貼付されたテープが、筒状の芯に巻回されて構成される。テープは被印刷媒体の一例である。第2フレーム30には、ロール31のうち左右方向における両端面を支持する支持部が設けられる。即ち、ロール31は、軸心方向が左右方向を向いた姿勢で、支持部により回転可能に支持される。
【0022】
上前カバー12の後端部と上後カバー13の先端部とは離隔しており、この離隔した部分に排出口16が設けられている。ロール31から引き出されて印刷されたテープは、排出口16から排出される。光学センサを含む検出部23は、切断刃22の前側に設けられ、排出口16から排出されるテープ、即ち、本実施の形態では印刷済みのラベルの有無を検出する。
【0023】
ここでユーザは、所望の印刷データを用いてラベルを作成した後、排出口16から排出されたテープ(ラベル)の先端を摘まみ、切断刃22を用いて切り離すことができる。また、例えば、被印刷媒体としてレシートのように台紙がない感熱テープが巻回されたロールを使用する場合でも、印刷済みのテープ部分を切断刃22を用いて切り離すことができる。
【0024】
<第1フレーム及び電子基板ユニットの位置関係>
図6に示すように、第1フレーム20には、特に、電子基板ユニット60が設けられる。第1フレーム20は、ガラス繊維などが含有された繊維強化樹脂材料からなる高剛性の部材であって、電子基板ユニット60に加え、上述した各部位が設けられる。電子基板ユニット60は、第1基板61と、第2基板62と、ホルダ63と、を有している。
【0025】
第1基板61及び第2基板62は、上下方向における平面視にて略長方形状の平板であり、平面視における第1基板61の面積は、第2基板62の面積よりも小さい。第1基板61及び第2基板62は、IC等の電子部品が実装されており、第1基板61に設けられた第1コネクタ61aと、第2基板62に設けられた第2コネクタ62a同士の接続を介して、互いに電気的に接続される。また、第2基板62は、図示しないハーネスHを介して、検出部23及びセンサ42とも電気的に接続されている。これにより、印刷装置1が制御されるようになっている。
【0026】
ホルダ63は、樹脂材料から形成され、第1面63aと、第2面63bと、を有する。第1フレーム20側にある第1面63aには、第1基板61が対向して保持される。第1面63aと反対側にある第2面63bには、第2基板62が対向して保持される。ホルダ63の第1面63a及び第2面63bに、第1基板61及び第2基板62がそれぞれ保持された状態で、第1フレーム20の下側に、第2基板62が3つのネジ71,72,73により下方から固定される。
【0027】
以下、第1フレーム20に電子基板ユニット60を固定した状態における、第1フレーム20及び電子基板ユニット60の位置関係を、図7乃至図15を参照しながら説明する。
【0028】
図7及び図14に示すように、筐体である第1フレーム20は、前端面201と、上側面202と、右端面203と、左端面204と、を備えている。第1フレーム20は、上下方向の平面視において略長方形状をなす。図15に示すように、電子基板ユニット60は、第2基板62の前端及び右端が、第1フレーム20の前端面201及び右端面203にそれぞれ沿うように、第1フレーム20の右前側に寄せて配置される。第2基板62には、ネジ71,72,73がそれぞれ貫通可能な貫通孔71a,72a,73aを3つ備えている(図18及び図19参照)。ネジ71,72に対応する貫通孔71a,72aは、第2基板62の右後側の隅及びの左前側の隅に、それぞれ設けられる。ネジ73に対応する貫通孔73aは、第2基板62の前後方向略中央部よりも後側であって、ネジ71よりも前側に位置している。また、ネジ73に対応する貫通孔73aは、第2基板62の左右方向略中央部よりも左側であって、ネジ72よりも右側に位置している。なお、第1フレーム20は、3つの貫通孔に対応する位置に、後述するようにネジ71,72,73とそれぞれ螺合可能な3つのネジ穴を備えている。第2基板62の各貫通孔71a,72a,73aを介して、ネジ71,72,73が各ネジ穴に螺合されて、第1フレーム20に電子基板ユニット60が固定される。以下、図7図14、及び図15の前後方向において、ネジ71,72,73をそれぞれ通る縦切断線をA-A切断線、B-B切断線、及び、C-C切断線と称呼する。
【0029】
A-A切断線における縦断面図である図11、及び、対応する斜視図である図8に示すように、第1基板61の下側及び第2基板62の上側は、ホルダ63の枠状部63cの上端及び下端とそれぞれ接している。ホルダ63の枠状部63cにおける前端は、第1基板61の前端下側、及び、第2基板62の前端上側の間に介装される(図19参照)。枠状部63cの後端は、第1基板61の後端下側、及び、第2基板62におけるネジ71よりも前側の部位上側の間に介装される(図18参照)。枠状部63cの後端付近および前端から、それぞれ下側に向けて伸長する突起63c1は、第2基板62の右後側および前側の部位に係合する。
【0030】
第1フレーム20の前後方向略中央部であって、枠状部63cの後端よりも後側において、基板支持部20aが設けられる。上側面202から下方に伸長する基板支持部20aは、下方から螺合可能なネジ穴を備えており、下方端にて第2基板62の上側と当接するようになっている。第2基板62は、貫通孔71aを介して、ネジ71により第1フレーム20の基板支持部20aに固定される。これにより、第1基板61及び第2基板62は、ホルダ63の枠状部63cを介装しつつ、ホルダ63の第1フレーム20側の第1面63a及び反対側の第2面63bと、それぞれ略平行に対向するよう配置される(図6参照)。なお、ホルダ63において、平面視にて第1基板61と重なる領域を、第1領域A1と称呼する(図18及び図19参照)。
【0031】
B-B切断線における縦断面図である図12、及び、対応する斜視図である図9に示すように、第2基板62の上側は、ホルダ63の保持板部63dの下面と対向している。保持板部63dは、枠状部63cの左端から水平に左側へ延伸するように、枠状部63cと一体的に形成されている。保持板部63dは、平面視にて第1基板61とは重ならず、第2基板62の前後方向略中央部であって、第2基板62の左側に配置される。なお、ホルダ63において、平面視にて第1基板61と重ならない領域を、第2領域A2と称呼する(図18及び図19参照)。
【0032】
保持板部63dの後側であって、上下方向において第2基板62の貫通孔73aと重なる位置に、貫通孔73bが設けられている。第1フレーム20の前後方向略中央部であって、保持板部63dの後端よりも前側において、基板支持部20bが設けられる。上側面202から下方に伸長する基板支持部20bは、下方から螺合可能なネジ穴を備えており、保持板部63dの貫通孔73bを貫通しつつ、下方端にて第2基板62の貫通孔73aに篏合される。第2基板62は、貫通孔73aを介して、ネジ73により第1フレーム20の基板支持部20bに固定される。これにより、第2基板62は、第2領域A2における保持板部63dの下面と、略平行に対向するよう配置される。
【0033】
C-C切断線における縦断面図である図13、及び、対応する斜視図である図10に示すように、B-B切断線での配置と同様、第2基板62の上側は保持板部63dの下面と対向している。保持板部63d及び第2領域A2は、C-C切断線を越えて左側に延伸する。
【0034】
第1フレーム20の前側であって、保持板部63dの前端よりも前側において、基板支持部20cが設けられる。上側面202から下方に伸長する基板支持部20cは、下方から螺合可能なネジ穴を備えており、下方端にて第2基板62の上側と当接するようになっている。第2基板62は、貫通孔72aを介して、ネジ72により第1フレーム20の基板支持部20cに固定される。
【0035】
以上のように、電子基板ユニット60における最下方の第2基板62が、第1フレーム20の基板支持部20a,20b,20cに固定される。電子基板ユニット60は、前端面201、上側面202、右端面203、及び、左端面204に囲われるように、第1フレーム20の下側に位置する。
【0036】
<電子基板ユニットの構成>
以下、上述のように第1フレーム20に固定される電子基板ユニット60の構成を、図16乃至図21を参照しながら説明する。
【0037】
電子基板ユニット60は、ホルダ63と、ホルダ63の第1面63aに対向して保持される第1基板61と、ホルダ63の第2面63bに対向して保持され第1フレーム20に取り付けられる第2基板62と、を有する。また、ホルダ63の斜視図である図17(a)、及び、平面図である図16(d)に示すように、ホルダ63は、第1領域A1(上述の「平面視にて第1基板61と重なる領域」)及び第2領域A2(上述の「平面視にて第1基板61と重ならない領域」)に区画される。なお、ホルダ63は、例えば、第1領域A1部分からなる第1部材と、第2領域A2部分からなる第2部材とを接着又は接合した構成であってもよい。
【0038】
ホルダ63の第1領域A1には、平面視にて略矩形状の枠状部63cが設けられている。ホルダ63の左側面図、正面図、右側面図、及び後面図をそれぞれ示す図16(a),(b),(c)、及び図17(b)のように、枠状部63cは、上下方向に所定の幅を有する。ホルダ63の平面図及び裏面図である図16(d)及び図17(c)に示すように、枠状部63cは、平面視にて第1基板61に対応した外形を備える。図17(a)に示すように、枠状部63cの上端に、第1基板61の下側における縁部が当接するようになっている。枠状部63cの前端及び右端後側には、下側に向けて伸長する突起63c1がそれぞれ設けられる。突起63c1の下側先端は、フック形状となっており、第2基板62の前側および右後側とそれぞれ係合可能である。
【0039】
ホルダ63の第2領域A2には、図17(a)に示すように、保持板部63dと、第1保持部63eと、第2保持部63fと、ハーネス支持壁63gと、が設けられている。図16(d)、及び図17(c)に示すように、枠状部63cに一体的に形成される保持板部63dは、略長方形状の平板部材である。図17(a)に示すように、保持板部63dは、枠状部63cの左端における前後方向略中央部から、左方向へ略水平に延伸する。保持板部63dの左端には、下側に向けて伸長する突起63d1が設けられる。突起63d1の下側先端は、フック形状となっており、第2基板62の左側と係合可能である。
【0040】
第1保持部63eは、後述するフェライトコアFを保持する突起部である。第1保持部63eは、図17(a)に示すように、保持板部63dの上面における右側であって、前後方向略中央部に設けられる。突起部としての第1保持部63eは、図16(a),(b)に示すように、基部63e1と、水平部63e2と、を有している。
【0041】
基部63e1は、保持板部63dの上方ヘ立設され、突起部の根元を構成している。水平部63e2は、基部63e1の上端に連設され、左方向に略水平に突出することで、突起部の先端を構成している。即ち、第1保持部63eの突起部は、図16(b)に示すように、正面視にて逆L字状形状をなしている。水平部63e2は、図16(d)、及び図17(c)に示すように、平面視にてT字形状をなしており、その先端は基部63e1から左側に突出している。水平部63e2の左側に突出した先端から、円環状のフェライトコアFの貫通孔F1を挿入可能となっている。
【0042】
第2保持部63fは、フェライトコアFからの延びるハーネスH(図19(b)参照)を保持するリブである。図17(a)に示すように、第2保持部63fは、第1リブ63f1と、第2リブ63f2と、を有している。左右方向に延伸する板状の第1リブ63f1は、保持板部63dの後端における右側にて、上方へ立設される。第1リブ63f1は、その上端から下方へ向かう保持溝63f11を有している。保持溝63f11は、ハーネスHを保持可能となっている。
【0043】
第1リブ63f1と略平行な板状の第2リブ63f2は、第1保持部63eと、第1リブ63f1との間に設けられる。第2リブ63f2は、図16(d)に示すように、保持板部63dにおける貫通孔73bより前側にて、上方へ立設される。第2リブ63f2の右端63f21は、貫通孔73bより右側であって、ハーネス支持壁63gより左側に位置している。第2リブ63f2の右端63f21は、フェライトコアFから保持溝63f11へ延びるハーネスHと、当接可能となっている。
【0044】
ハーネス支持壁63gは、図17(a)に示すように、保持板部63dの右端(枠状部63cの左端)にて上方へ立設されて前後方向に延伸する板状をなす。ハーネス支持壁63gは、開口部63g1を備えている。開口部63g1は、ハーネス支持壁63gの前後方向略中央部における下部に位置し、第1保持部63eの基部63e1及び水平部63e2を跨ぐように形成されている。フェライトコアFが、第1保持部63eに保持された場合、フェライトコアFとハーネス支持壁63gとの間で、ハーネスHの拘束空間63g2が形成されるようになっている(図19及び図21参照)。
【0045】
上述のように構成されたホルダ63には、図18乃至図21に示すように、第1基板61、第2基板62、フェライトコアF、及び、ハーネスHが保持される。図18(a)及び図19(a)に示すように、ホルダ63の下面である第2面63bに第2基板62の上面を対向するよう近づけ、突起63c1,63d1を第2基板62に係合させて、第2基板62が保持される。この際、第2基板62の上面右端に沿って延設される基板対基板コネクタ62aは、枠状部63cの外側(右側)に位置する。
【0046】
第1基板61の下面右端に沿って延設される第1コネクタ61aは、上記第2コネクタ62aと接続保持可能に構成されている。ホルダ63の上面である第1面63aに第1基板61の下面を対向するよう近づけ、枠状部63cの上端を当接させつつ、第1コネクタ61aを第2コネクタ62aに接続する。これにより、図18(b)、図19(b)、図20、及び図21に示すように、ホルダ63に、第1基板61及び第2基板62がそれぞれ保持される。第1基板61及び第2基板62の間に、ホルダ63の枠状部63cが介装されて、第1基板61及び第2基板62が互いに略平行に重なるように支持される。ホルダ63において、この重なる領域が第1領域A1となる。
【0047】
ホルダ63において、平面視にて第1基板61が重ならない第2領域A2では、保持板部63dの下面が第2基板62の上面と対向し、保持板部63dの上面は露出している。この保持板部63dの上面に設けられた水平部63e2(第1保持部63e)、第1リブ63f1および第2リブ63f2(第2保持部63f)、及び、ハーネス支持壁63gにより、フェライトコアF、及び、ハーネスHが保持される。円環状のフェライトコアFには、ハーネスHが数回巻き付けられており、ハーネスHに生じるノイズを低減するようになっている。図19(a),(b)に示すように、フェライトコアFは、径方向中央部の貫通孔F1が水平部63e2に挿入されて、第1保持部63eに保持される。
【0048】
ハーネスHは、検出部23及びセンサ42と、第2基板62とを電気的に接続するように構成されている。図19(b)、及び図21に示すように、水平部63e2に挿入されたフェライトコアFから後方向へ延びるハーネスHは、第1リブ63f1における保持溝63f11に介装されて保持される。フェライトコアFから保持溝63f11までの途中のハーネスHは、第2リブ63f2の右端63f21に当接する。これにより、ハーネスHは、貫通孔73bと重なることなく、フェライトコアFから第1リブ63f1へと曲折して伸びる。更に、前方向へ延びるハーネスHは、水平部63e2よりも上側を通過し、ハーネス支持壁63gの左側面と、フェライトコアFの右側面との間で形成される拘束空間63g2により拘束される。
【0049】
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の印刷装置1においては、第1フレーム20に電子基板ユニット60が設けられる。電子基板ユニット60は、第1基板61と、第2基板62と、ホルダ63と、を有し、これらが一体化されてユニットが構成されている。ホルダ63の第1面63aに対向して第1基板61が取り付けられ、ホルダ63の第2面63bに対向して第2基板62が取り付けられる。第2基板62が印刷装置1の第1フレーム20に取り付けられることで、電子基板ユニット60が、印刷装置1の内部において固定的に配置される。本実施形態によれば、2つの基板61,62がホルダ63によりユニット化された状態で、印刷装置1内に取り付けられることにより、例えば印刷装置1のカバー、ケーシング等の形状にかかわらず共通の電子基板ユニット60を汎用的に用いることができる。
【0050】
また、電子基板ユニット60に含まれるホルダ63は、第1領域A1(第1基板61が重なる領域)及び第2領域A2(第1基板61が重ならない領域)に区画される。第1領域A1に設けられた枠状部63cは、ホルダ63の上部に取り付けられる第1基板61に対応した外形を備えており、第1基板61を堅固かつ安定的に取り付けることができる。第2領域A2には、保持部(第1保持部63e、第2保持部63f、及び、ハーネス支持壁63g)が設けられている。保持部には、電子部品としてのフェライトコアF及びハーネスHが保持される。これにより、電子基板に付随するフェライトコアFと、フェライトコアFからその外部へと延設されるハーネスHとを、保持するための別部品を設ける必要がない。その結果、部品点数の削減及び組立手順の簡素化等による製造コストの低減を図ることができる。
【0051】
また、印刷装置1のカバーに対し、フェライトコアFを支持するための構造や、ハーネスHを引き回すための構造を設ける場合には、カバーの専用設計が必要となる。これに対し、本実施形態では、ホルダ63の保持部にて、フェライトコアF及びハーネスHが保持されるため、カバーに対する上記構造が不要となる。従って、汎用性を向上することができる。
【0052】
また、電子基板ユニット60においては、第1基板61と第2基板62は、それぞれ右端に設けられた第1コネクタ61aと第2コネクタ62aを介し相互に接続保持されるとともに、第1基板61と第2基板62の間にホルダ63の枠状部63cが介装される。即ち、第1基板61と第2基板62は、第1コネクタ61a、第2コネクタ62a、及びホルダ63の枠状部63cによって保持される。ここで、第1基板61と第2基板62が、第1コネクタ61aと第2コネクタ62aのみで保持される場合は、いわゆる片持ち支持構造になって、第1基板61と第2基板62の姿勢が不安定になる。しかしながら、本実施形態においては、第1基板61と第2基板62の姿勢を安定的に保持することができる。
【0053】
以上の構成により、本実施形態によれば、電子基板を備える印刷装置において、部品点数の削減及び組立手順の簡素化が可能となる。
【0054】
また、本実施形態では特に、保持部が、所定の電子部品(フェライトコアF等)を保持する第1保持部63eと、ハーネスHを保持する第2保持部63fと、を含んでいる。保持部として、第1保持部63eと第2保持部63fとの両方が設けられることにより、所定の電子部品(フェライトコアF等)とハーネスHとの両方を確実に保持することができる。
【0055】
また、本実施形態では特に、第1保持部63eの保持対象の電子部品が、円環状のフェライトコアFである。第1保持部63eとしての突起部が、フェライトコアFの径方向中央部の貫通孔F1に対し略水平に挿入される。これにより、フェライトコアFを安定的に保持することができる。また、外部から振動や衝撃が加わった際に、フェライトコアFに巻き付けたハーネスHが適度に弾性変形することで、その振動・衝撃を緩和できる。さらに外部から振動や衝撃が加わった際に、フェライトコアFと基板61,62とが一体となって動くことになるため、互いの衝突・干渉による破損や耐久性の低下を抑制できる。
【0056】
また、本実施形態では特に、第2保持部63fとして、第1リブ63f1と、第2リブ63f2と、の2つが設けられる。第1リブ63f1は保持溝63f11を有し、前述のように第1保持部63eの突起部が挿入されて保持されているフェライトコアFから延びるハーネスHが、当該保持溝63f11によって保持される。またフェライトコアFから第1リブ63f1に至るまでの中間部に第2リブ63f2が設けられ、フェライトコアFから第1リブ63f1へと曲折して伸びるハーネスHを、当該第2リブ63f2の右端63f21に当接させて保持することができる。フェライトコアFから延びるハーネスHに対する、これらの第1リブ63f1及び第2リブ63f2による保持機能により、ハーネスHに対し外部から振動や衝撃が加わった場合でも、ハーネスHのフェライトF側部分に対する負荷を低減し、健全性を維持することができる。また、振動や衝撃が加わったときに、フェライトコアFが外れる方向に移動することを抑制できる効果、即ち、抜け止め効果も奏する。
【0057】
また、本実施形態では特に、第1保持部63eの突起部が、基部63e1と水平部63e2とを有する、いわゆる逆L字状形状をなしている。水平部63e2は、基部63e1の上部においてフェライトコアFの貫通孔F1に略水平に挿入されることで、前述のフェライトコアFの保持機能を実現する。上記構造により、ハーネスHの配設の際、水平部63e2の下(すなわち逆L字形状の下方)を潜らせる経路とせずに、水平部63e2の上を通る経路とした場合でも、ハーネス支持壁63gとフェライトコアFとの間の拘束空間63g2でハーネスを拘束し、安定的に保持することができる。ハーネスHが水平部63e2の上を通る経路とすることで、水平部63e2の下を潜る経路とする場合に比べ、保持板部63dからの高さ方向距離を大きくとることができるので、ハーネスHに生じるノイズを低減できる。
【0058】
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
【0059】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
【0060】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0061】
1 印刷装置
20 第1フレーム
60 電子基板ユニット
61 第1基板
62 第2基板
63 ホルダ
63a 第1面
63b 第2面
63c 枠状部
63d 保持板部
63e 第1保持部
63e1 基部
63e2 水平部
63f 第2保持部
63f1 第1リブ
63f11 保持溝
63f2 第2リブ
63f21 右端
63g ハーネス支持壁
63g1 開口部
63g2 拘束空間
F フェライトコア
F1 貫通孔
H ハーネス
図1
図2
図3
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