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特開2022-161773フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161773
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダー
(51)【国際特許分類】
   B42D 5/04 20060101AFI20221014BHJP
【FI】
B42D5/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021088789
(22)【出願日】2021-04-08
(71)【出願人】
【識別番号】594157393
【氏名又は名称】株式会社文化ビジネスサ-ビス
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 秀勝
(57)【要約】
【課題】フォトアルバム(フォトブック)と月玉に分割可能で、フォトアルバム(フォトブック)部分が本となるような卓上カレンダーの提供。
【解決手段】卓上カレンダーの美術的要素部分フォトアルバム(フォトブック)パーツ(1)と月玉パーツ(2)との間にミシン目を入れ、もしくは最初から分割してあるシートで台紙(8)に抗(3・4)をリング(5・6)で綴じる。
台紙は底面を分割することで、独立した2枚のシートになり、それが表紙と裏表紙とになるものである。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーであって、
台紙(8)及び月玉シート(9)にあらかじめミシン目(7・11)を入れることで、のちに分割が可能となり、1のフォトアルバム(フォトブック)部分を本として換装することができるフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーである。
【請求項2】
台紙(8)の底面(8’)を切り離すことで、台紙(8)が二枚の独立したシートになり、その1枚をリング(6)に沿って捲ることで、台紙であった厚紙が表紙として換装される仕組みとなっている、
【請求項3】
フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーであって、月玉シート(9)のミシン目(7)は、便宜上一枚シートにする為にミシン目(7)を入れているが、組立時に既に切り離された月玉シート(1+2)でカレンダーを作成することも可能である。
換装時の切離しは台紙(8)のみで行うことでフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの成立も可能である。
【請求項4】
フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーであって、タイトルにフォトアルバム(フォトブック)と記載されているが、写真等に限ったものではない。書、短歌、和歌、及び絵画、並びにスクラップブックとして無地なる様態のものでもフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、卓上カレンダーを分割することで、フォトアルバム(フォトブック)、および換装する仕組みに関する件である。
【背景技術】
【0002】
従来、卓上カレンダーは、月玉だけの予定書き込み用の実用的なものと、写真や絵柄などを用いて美術的要素をもった月玉と絵柄が一枚シート(以下月玉シート:図4(9))の一体型のものが主流となっている。
【0003】
月玉シートと自立させるための立体化する台紙(図3(8))と綴じるためのリング状の綴じ具から成り立っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、美術的要素をもった卓上カレンダーも、一年が過ぎると用をなさなくなるため廃棄されている。一体型ゆえにカレンダーとしての役目がなくなる為、美術的要素部分も廃棄されるので、廃棄量も多くなる。また、オリジナルで作成された、家族写真やペットなどの写真や絵柄など、思い出やアルバム、本となるような部分まで廃棄されている。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、美術的要素部分をフォトアルバム(フォトブック)として換装し、取り置くことが出来るようになる。
【0006】
廃棄する部分(カレンダー部)の削減により環境配慮にもなる、フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの提供をすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様は通常の卓上カレンダーと変わるものではない。しかし、月玉のシート、および台紙に分割用のミシン目が入っている。
【0008】
本態様によれば、台紙に関しては、フォトアルバム(フォトブック)の換装においては、表紙としての役目を持つため、台紙底面に対しても、ミシン目を入れ、底面を分割できるようにする。
【0009】
本態様によれば、ミシン目において分割することで、美術的要素部分で構成された、フォトアルバム(フォトブック)パーツ(1)と月玉のみの月玉パーツ(2)とに分かれることで、取り置く部分と、廃棄する部分とに分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第1実施形態(通常)のフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの正面図である。
図2】 本発明の第1実施形態(通常)のフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの底面図である。
図3】 本発明の第1実施形態(通常)のフォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの側面図である。
図4】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの月玉シートの正面図である。
図5】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの台紙の展開図である。
図6】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの分割図(正面・側面)である。
図7】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの分割図(底面)及び台紙の表紙換装図である。
図8】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーのアルバム(フォトブック換装図(正面・側面)である。
図9】 フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダーの台紙のBパターンである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<第1実施形態>
(全体の概要)
以下、フォトアルバム(フォトブック)分割式卓上カレンダー(以下、カレンダー)について説明する。図1図3は、立体的に組み立てられた組み立て状態における本発明の第1実施形態のカレンダーを示す。図1はカレンダーの正面図である。図2はカレンダーの底面図(8′)である。図3はカレンダーの側面図である。図4はカレンダーの美術的要素をもったフォトアルバム(フォトブック)パーツ(1)と月玉パーツ(2)を合わせた月玉シート(9)の正面図である。図5はカレンダーの台紙(8)部分の展開図である。
【0012】
図6はカレンダーの美術的要素部分で構成された、フォトアルバム(フォトブック)パーツ(1)と月玉パーツ(2)の分割図である。
【0013】
図6に示すように、美術的要素部分で構成された、フォトアルバム(フォトブック)パーツ(1)と月玉パーツ(2)とに分割することができ、フォトアルバム(フォトブック)として取り置くことが可能となる。
【0014】
図7は、卓上カレンダーとして自立する為に必要であった台紙(8)の底面(8′)の分割図である。
【0015】
(組み立て方法)
本発明のカレンダーは、月玉シート(9)、台紙(8)、リング(5・6)から成り立っている。
【0016】
月玉シート(9)は年間12か月分及び表紙として必要な枚数を要し、図4に示すフォトアルバムパーツ(1)と月玉パーツ(2)の間にミシン目(7)が施されている。
【0017】
ミシン目の位置は、カレンダーの幅bに対して任意に決めることができるが、体裁上左右端より35-50mm程度が理想とする(この限りではない)。
【0018】
上端には、月玉シート(9)と台紙(8)との留め具である、リング(5・6)を嵌めるための抗(3・4)が複数個任意で抜かれいる。
【0019】
台紙(8)に関しては月玉シート(9)より厚めの用紙で作成されている。
【0020】
図5は台紙の展開図であるが、月玉シート(9)同様に組立時に上端部にあたる部分には、リング(5・6)を嵌める抗が月玉シート(9)と同様に抜かれている。
【0021】
台紙には分割用ミシン目(7)が施され、またフォトアルバム(フォトブック)換装時に表紙として使用するため、台紙の折り目(11)にもミシン目を施し、図7のように底面の分割ができるようにしておく。
【0022】
通常使用時には、一般的な卓上カレンダーと同様の仕様となっている。
(分割方法)
【0023】
月玉シート(9)のミシン目(7)で切離しを行う。
【0024】
台紙(8)も同様にミシン目(7)で切離しを行い図6の様態になる。
【0025】
台紙(8)から、底面部分(8′)をミシン目(11)にて切り離す。
(使用方法)
【0026】
図7のように台紙(8)の片面をリングに沿ってかえすことで、図8のフォトアルバム(フォトブック)への換装が可能となる。
【符号の説明】
【0027】
1…フォトアルバム(フォトブック)パーツ、2…月玉パーツ、3…リング抗、4…リング抗2、5…リング、6…リング、7…ミシン目、8…台紙、8’…台紙底面、9…月玉シート、10…底面筋、11…筋及びミシン目
a…カレンダー高さ、b…カレンダー幅、c…月玉パーツ幅、d…フォトアルバム(フォトブック)パーツ幅、e…底面幅、f…底面折り曲げ幅、g…台紙bパターンの場合の幅長、h…台紙bパターンの場合の台紙端から差込抗までの距離、i…台紙bパターンの抗端から反対側抗端の距離、j…台紙bパターンの差込抗幅、k…抗から抗までの距離、l…台紙bパターン底面差込の幅の幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9