(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161783
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】せんべい成形コーン
(51)【国際特許分類】
A23G 9/50 20060101AFI20221014BHJP
A23G 3/34 20060101ALI20221014BHJP
【FI】
A23G9/50
A23G3/34 104
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021089630
(22)【出願日】2021-04-09
(71)【出願人】
【識別番号】515250325
【氏名又は名称】株式会社ピースメイン
(72)【発明者】
【氏名】中野 和明
【テーマコード(参考)】
4B014
【Fターム(参考)】
4B014GB19
4B014GB22
4B014GE13
4B014GG17
4B014GK01
(57)【要約】
【課題】 従来技術は、単にソフトクリームにとうもろこし粒を混ぜたものであり、食感を楽しむものである。よって、本発明のようなソフトクリームとコーンをバラエティよく食感等を楽しむことはできない。
また、別の従来技術は、パン生地を入れて焼成した後、食べることができる焼成用容器である。これもまた、本発明のような同じ味等を楽しむことができない。
【解決手段】 ソフトクリームに使用するコーンにあって、せんべいによりコーン形状に成形してなることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトクリームに使用するコーンであって、せんべいによりコーン形状に成形してなることを特徴とするせんべい成形コーン。
【請求項2】
ソフトクリームに添加する食材あるいは調味料をコーンにも添加してなることを特徴とする請求項1記載のせんべい成形コーン。
【請求項3】
通常のコーンの外側に使用することを特徴とする請求項1又は2記載のせんべい成形コーン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主にソフトクリームに使用するコーンにおいて、せんべいにより成形したコーンであるせんべい成形コーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術としては、とうもろこし入りソフトクリームは、ソフトクリームと、該ソフトクリームに混合したとうもろこし粒とからなるソフトクリーム本体をコーン菓子に収容したことを特徴とするものがある。(特許文献1参照)
【0003】
別の従来技術として、煎餅などに例示される食品により成り、容器形状の形成が可能で、且つ、パン生地を入れてこのパン生地を焼成した際に前記容器形状が保形できると共に焼成後に食することができる焼成用容器である。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3177305号
【特許文献2】特開平11-225659号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記前者従来技術は、単にソフトクリームにとうもろこし粒を混ぜたものであり、食感を楽しむものである。
よって、本発明のようなソフトクリームとコーンをバラエティよく食感等を楽しむことはできない。
【0006】
前記後者の従来技術は、パン生地を入れて焼成した後、食べることができる焼成用容器である。
これもまた、本発明のような同じ味等を楽しむことができない。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、ソフトクリーム用のコーンをせんべいにより成形してなり、ソフトクリームとコーンの味や食感をバラエティに楽しむことのできるせんべい成形コーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、ソフトクリームに使用するコーンにあって、せんべいによりコーン形状に成形してなること。ソフトクリームに添加する食材あるいは調味料をコーンにも添加してなること。通常のコーンの外側に使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
1)、ソフトクリームのコーンにおいて、せんべいにより成形することにより、従来のコ ーンと比較し、新しい味や食感等を楽しむことができる。
2)、ソフトクリームとコーンに同じ食材や調味料を添加することにより、ソフトクリー ムとコーンとを同じ素材の味の流れで楽しむことができる。
3)、通常のコーンの外側に設けることにより、溶けたソフトクリームが中に入り込むの で、手を汚すことなく食べることができ、コーンと異なる味や食感等を同時に楽しむ ことができる。
4)、地域の特産品を使用することにより、新しい特産品(お土産)ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】 本発明の第1実施例を示すせんべい成形コーンの一部縦断正面図。
【
図2】 本発明の第1実施例を示すせんべい成形コーンの使用状態図。
【
図3】 本発明の第2実施例を示すせんべい成形コーンの使用状態図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1は、ソフトクリームに使用するコーンであって、せんべいによりコーン形状に成形したせんべい成形コーンである。
このままでも、楽しめるのですが、一考として地域特産の小エビ2を多数入れてある。(
図1参照)
【0012】
このせんべい成形コーン1の使用例としては、ソフトクリームSの中に同様な小エビ2―――を入れてなる。
このように、せんべいをベースとしたせんべい成形コーン1と同様な食材をソフトクリームSに入れることにより、小エビ2―――の味をソフトクリームS上とせんべい成形コーン1上で2度美味しくいただくことができる。
【0013】
つぎに、第2実施例のせんべい成形コーン21について説明する。
せんべい成形コーン21は、例えば、調味料としてしょう油22を混合して成形してなるもので、ソフトクリームS1にも同様なしょう油22を混合してある。
なお、せんべい成形コーン21は、通常のコーンKの外側に取り付けるもので、第1実施例せんべい成形コーン1と同じような楽しみに加え、コーンKも合せて味や食感を楽しむことができるものである。
【0014】
上記各実施例において、ソフトクリームやせんべい内に入れる同じ食材や調味料は、特に限定するものではなく、自由に選定すればよい。
また、地域の特産品を使用することにより新しい特産品(お土産)ができることが期待できる。
【符号の説明】
【0015】
1―――せんべい成形コーン
2―――小エビ
S―――ソフトクリーム