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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161924
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】発電機
(51)【国際特許分類】
   H02N 11/00 20060101AFI20221014BHJP
【FI】
H02N11/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022122151
(22)【出願日】2022-07-29
(62)【分割の表示】P 2020103143の分割
【原出願日】2015-09-29
(31)【優先権主張番号】62/058,019
(32)【優先日】2014-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】14/608,019
(32)【優先日】2015-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517111550
【氏名又は名称】レイーン、バーラム
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レイーン、バーラム
(57)【要約】
【課題】制御し、利用することができる質量粒子の流れを生成することができ、それによって、電力またはエネルギーの抽出に利用して発電機を形成すること。
【解決手段】発電機は、一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石を備え、該磁石は、上面と、下面と、対向縁部と、を有する。第1の金属板が磁石の上面に形成され、第2の金属板が磁石の下面に形成される。一対のワイヤが、第1または第2の金属板のうちの1つおよび磁石の縁部に接続され、該一対のワイヤが、発電機によって生成される、使用するためのエネルギーまたは電力を取り込む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電機であって、
一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面、下面、および対向縁部を有する、前記磁石と、
前記磁石の前記上面に形成される第1の金属板と、
前記磁石の前記下面に形成される第2の金属板と、
前記第1または第2の金属板のうちの1つおよび前記磁石の縁部に接続される一対のワイヤであって、前記発電機によって生成される、使用するためのエネルギーまたは電力を取り込む、一対のワイヤと、を備える、発電機。
【請求項2】
前記第1の金属板が、アルミ箔で構成される、請求項1に記載の発電機。
【請求項3】
前記第2の金属板が、アルミ箔で構成される、請求項1に記載の発電機。
【請求項4】
前記第1または第2の金属板のうちのいずれかの上に載置される追加的な金属板をさらに備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項5】
前記追加的な金属板が、銅で構成される、請求項4に記載の発電機。
【請求項6】
前記磁石が、交互のN極およびS極の一連の部分を備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項7】
前記一対のワイヤのうちの1つが、前記第1の金属板に接続され、前記一対のワイヤのうちのもう1つが、前記磁石の縁部から延在する金属ロッドに接続される、請求項1に記載の発電機。
【請求項8】
前記磁石の縁部から延在する前記ワイヤにダイオードをさらに備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項9】
複数の当該発電機が、互いに接続される、請求項1に記載の発電機。
【請求項10】
前記複数の発電機が、互いに直列に接続される、請求項9に記載の発電機。
【請求項11】
前記複数の発電機が、互いに並列に接続される、請求項9に記載の発電機。
【請求項12】
前記磁石の厚さが、約15/256インチ(約1.5mm)である、請求項1に記載の発電機。
【請求項13】
前記磁石が、約1インチ×1インチ×0.11インチ(約25.4mm×25.4mm×2.8mm)の寸法である、請求項1に記載の発電機。
【請求項14】
交流(AC)および直流(DC)の両方を発生させることができる、請求項1に記載の発電機。
【請求項15】
前記金属の劣化を低減させるために、前記銅層と前記第1の金属板または第2の金属板のうちのいずれかとの間にフィルムをさらに備える、請求項5に記載の発電機。
【請求項16】
電気を発生させる方法であって、
一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面および下面を有する前記磁石を提供することと、
前記磁石の前記上面および下面の両方の上にアルミニウム層を配置することと、
前記アルミニウム層を覆うために、前記上面または下面のうちの少なくとも1つの上に追加的な金属層を配置することと、
前記発電機全体にわたってワイヤを接続することによって、前記システムによって発生される電力またはエネルギーを取り込むことと、を含む、システム。
【請求項17】
さらに、前記追加的な金属層が銅である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記システムによって発生される電圧および電流の量の増加を促進するために、ダイオードを前記ワイヤに配置することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
複数の磁石を直列または並列に接合するステップを含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(技術分野及び背景技術)
本書は、発電機に関する発明である。より具体的には、本発明は、1つ以上の選択された金属の層によって挟まれた磁石を利用する発電機に関する。本発明の発電機の構成および構造は、制御し、利用することができる質量粒子の流れを生成することができ、それによって、電力またはエネルギーの抽出に利用して本発明の発電機を形成することができる電荷の流れがシステム内に作り出される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明の1つの態様によれば、発電機が提供され、該発電機は、一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面、下面、および対向縁部を有する、磁石と、磁石の上面に形成される第1の金属板と、磁石の下面に形成される第2の金属板と、第1または第2の金属板のうちの1つおよび磁石の縁部の任意の地点に接続される一対のワイヤであって、発電機によって生成される、使用するためのエネルギーまたは電力を取り込む、一対のワイヤと、を備える。
【0003】
好ましくは、第1の金属板は、アルミ箔で構成され、第2の金属板は、アルミ箔で構成される。
【0004】
追加的な金属板を、第1または第2の金属板のうちのどちらかに載置することができる。追加的な金属板は、銅で構成することができる。
【0005】
1つの実施形態において、磁石は、交互のS極およびN極の一連の部分を備える。一対のワイヤのうちの1つは、第1の金属板に接続することができ、一対のワイヤのうちのもう1つは、磁石の縁部から延在する金属ロッドに接続することができる。磁石の縁部の任意の地点は、磁石の他の縁部地点の電気の量に関連し得ない、異なる量の電気を生成する。
【0006】
加えて、ダイオードを、磁石の縁部から延在するワイヤに提供することができる。複数の当該発電機は、直列、並列、またはこれらの組み合わせのいずれかで互いに接続される。
【0007】
1つの実施形態において、磁石の厚さは、約15/256インチ(約1.5mm)である。さらに、磁石は、約1インチ×1インチ×0.11インチ(約25.4mm×25.4mm×2.8mm)の寸法を有することができる。
【0008】
本発明の別の形態では、金属の劣化を低減させるために、銅層と第1の金属板または第2の金属板のうちのいずれかとの間にフィルムが提供される。
【0009】
本発明のさらに別の態様では、電気を発生させる方法が提供され、該方法は、一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面および下面を有する磁石を提供することと、
磁石の上面および下面の両方の上にアルミニウム層を配置することと、アルミニウム層を覆うために、上面または下面のうちの少なくとも1つの上に追加的な金属層を配置することと、発電機全体にわたってワイヤを接続することによって、システムによって発生される電力またはエネルギーを取り込むことと、を含む。
【0010】
好ましくは、追加的な金属層は、銅である。システムによって発生される直流電圧および電流の量の増加を促進するために、ダイオードをワイヤに配置することができる。さらに、複数の当該磁石を、直列に、並列に、または双方の組み合わせで接合することができる。
【0011】
本発明の発電機の説明を補助することができるいくつかの若干の背景となる定義および理論が記載される。
【0012】
A.エネルギー:
【0013】
エネルギーは、運動する質量である(E=1/2M×V)
【0014】
B.質量粒子:
【0015】
質量粒子は、我々の宇宙に含まれる最も小さい粒子である。質量粒子の空間サイズは、三次元である。粒子が保有する空間体積はまだ測定されていなが、この説明の目的で、該粒子は、有限で、かつ特有であることが提案される。質量粒子は、ゼロに近い容積を有し得るが、質量粒子は、実際には、ゼロ容積にはなり得ない。
【0016】
C.電荷:
【0017】
電荷は、ワイヤ内を移動することができる一群の小質量粒子(典型的には、光子よりも小さい)で構成されるとみなすことができる。
【0018】
D.磁場:
【0019】
反平行方向におけるある質量の他の質量に対する指向性運動は、我々が電磁力と称するものを生成する。電流の下で伝播される電荷は、電気電荷である。電荷の流れの方向に対して垂直である、電荷の運動の外側に形成する力は、磁場である。電気電荷の指向性電流を取り囲む磁気エネルギー場は、実際には、動いている質量粒子である。これらの質量粒子は、クオーク、電子、または陽子の粒子よりもはるかに小さい。我々の技術は、我々が、ある特定のサイズまでの粒子の存在を検出することを可能にする。
【0020】
E.電子は、一方の原子からもう一方の原子へ移動しない。原子を取り囲む原子雲は、一方の原子からもう一方の原子へ移動する。原子雲(質量粒子)の運動は、電気になることができるエネルギーを生成する。雲の特性および密度は、材料の形状を左右する。温度の変化によって、各原子を取り囲む原子雲の密度が減少または増加する。したがって、材料の形状は、蒸気から、液体に、そして固体に、またはその逆に変化する。
【0021】
磁気嵐は、一方の原子からもう一方の原子へ原子雲(質量粒子)を移動させる能力を有する。原子の周囲の原子雲の縮小または超過は、物質の原子を不安定にし、したがって、原子は、それらの場を平衡させようとし、そうすることによって、原子雲(質量粒子)の運動が場の中で検出されるようになる。原子対原子または物質対物質内の質量雲の差は、電気を生成する。
【0022】
本明細書で開示される本発明の発電機は、上に記載した説明を利用し、活用する。
【0023】
磁石の性質は、空間場において質量粒子の指向性運動を提供することである。この指向性運動は、顕著でない場合があり得るが、近くに位置する任意の原子に影響を及ぼす。第1の影響は、原子を取り囲む原子雲が、原子場から移動されることによって、またはいくらか多くの質量が場に加えられることによって不安定になることである。この嵐によって攻撃される原子雲(質量粒子)は、磁場の方向と同じ方向に空間の中を移動する。物質としての群における任意の原子の形状の安定性は、該原子を取り囲む雲の量に主に依存する。雲の中の質量の厚さおよび濃度は、物質の形状を決定し、左右する。したがって、原子は、取り囲む場または他の場の中に存在する任意の粒子を吸収することによって、失われた雲を直ちに満たそうとする。電荷の定義(上記を参照されたい)による、場における質量粒子のこうした運動は、電荷として作用し、電圧をシステムに提供すると考えられる。
【0024】
本発明の発電機は、2つのアルミ箔(アルミニウムNo.1およびアルミニウムNo.2)から作製することができるが、アルミ箔の代わりに、最も少ない原子を含有する元素周期表の中の任意の他の適切な金属(Siが1つのそのような例である)も使用することができる。アルミニウムまたは他の金属箔が、1/16インチ(約1.6mm)で、下に説明される図面に示されるような交互の様式で互いに接続されるN-S部分を有するゴム磁石などの、フェライト磁石の両側に取り付けられる。
【0025】
磁石の厚さ、ならびに磁石の強度は、磁鉄鉱に、ならびにシステムの電圧および電流に対して大きな影響を有する。さらに、金属の強度および厚さは、同様の影響を有する。磁石によって生成される質量粒子の嵐は、アルミニウム(1)箔層からアルミニウム(2)箔層へ原子雲からの質量粒子を移動させる。この質量の運動は、システムにおける質量粒子の流れを起こす。数秒後に、この流れは、大部分が磁石からアルミニウム(2)箔層に達する。
【0026】
この質量粒子の運動は、元素周期表からより高い族の別の金属をアルミニウムの上のより強い磁石の端部に加えることによって、質量粒子が場から脱出することを止めること、または大幅に低減させることができる。追加的な金属層に使用される1つのオプションは、約5/264インチ(約0.5mm)の銅層である。追加的な金属層に使用される別のオプションは、約0.027インチ(約0.7mm)の銅層である。このような層の厚さの変形例は、すべて本発明の範囲内である。元素周期表におけるより高い族の元素は、場から脱出する粒子の数を低減させるために使用されるより良好な元素になる。1つの例は、鉛(Pb)の使用を含むことができる。隣り合わせのN-Sを有するゴム磁石の使用は、場内で最も高い嵐をもたらす。磁石のN極とS極との間の距離が亡くなるにつれて、システムの効率および出力が増加する。
【0027】
ワイヤを銅に、また、磁石の中立側にも接続することによって、電荷(質量粒子)の差が生じる。電荷は、システム内を流れ、これが電気を生成する。磁石における相対的なN-S(図面に示されるように、N、S、N、S)配設のため、嵐が流れを増加させる。システムの電圧は、どの磁石の中立側を第2のワイヤに使用することができるのかに依存して、いくらかの差を有する。
【0028】
ダイオードをシステムに取り付けることができ、これは、ワイヤ内部での電荷の2つの指向性運動を低減させ、これがシステムにおける電圧および電流の増加を補助する。
【0029】
本発明の1つの実施形態において、アルミ箔を有し、1インチ×1インチ×0.11インチの全体寸法を有する各セルから得られる電圧は、390ミリボルトDCを超え、また同時に、約50ミリボルトACも測定された。別の実施形態において、約1/16インチのアルミニウムの厚さを有するアルミニウム板1および2、ならびに同じ厚さおよび同じ磁石を有する2層の銅のセルを作製し、このセルからは、ほぼ同じ電圧が出力されたが、システムからのAC電圧は、DC電圧(390ミルボルト)と同じであった。アルミ箔を有するシステムの電流は、金属板よりも数値がはるかに大きかった。さらに、モデルがより大きいまたはより小さい厚さおよびサイズを有するときに、出力電圧にはあまり変化がないことが観察された。本発明の1つの実施形態に従う最も小さいモデルは、1/2インチ×1/2インチ×0.11インチ(約12.7mm×12.7mm×2.8mm)であり、検出された電圧は、上で説明した他のモデルのいくつかとほぼ同じであり、同じまたは類似する出力で、サイズをより小さくすることができることを示した。システムからアルミニウム1を取り除くことによって、同じ電圧が得られたが、電圧がシステムに現れるまでにより長い時間がかかった。
【0030】
本発明に従う別の実施形態は、約1/4インチ×1/4インチ(約6.4mm×6.4mm)の寸法を有するモデルを備え、おそらくはN-S磁石がそのモデルに提供されていなかったため、電流の低下が観察された。モデルの約0.20インチ×0.25インチ(約5.1mm×6.4mm)の磁石の各NまたはSは、1サイクルを網羅しない。同じ実験をセラミックフェライト磁石によって行ったところ、電圧は同じであったが、電圧がシステムに現れるまでにより長い時間がかかった。さらに、電流は、他のモデルよりも少なかった。
【0031】
さらなる実施形態において、アルミ箔を有し、1インチ×1インチ×0.0505インチ(約25.4mm×25.4mm×1.3mm)の全体寸法を有する各セルから得られる電圧は、520ミリボルトDCを超え、また同時に、約2ミリボルトACも測定された。別の実施形態は、1/16インチのアルミニウムの厚さを有するアルミニウム板1および2、ならびに同じ厚さおよび同じ磁石を有する2層の銅のセルで構成した。このセルからは、ほぼ同じ電圧が出力されたが、システムからのAC電圧は、DC電圧(520ミルボルト)と同じであった。アルミ箔を有するシステムの電流は、金属板よりも数値がはるかに大きかった。磁気中立点の縁部または別の適切な場所に沿ってワイヤを接続することによって、より多くの電流が生じる。ワイヤを接続し、さらに磁気中立点に別の側部を加えることによって、システムの電流は、2倍になる。もう1つの側部を中立点ワイヤに加えた場合、電流は、3倍になり、第4の側部についても同じである。同様に、モデルがより大きいまたはより小さい厚さおよびサイズを有するときに、出力電圧にはあまり変化がないことに留意されたい。作製した最も小さいモデルは、1/2インチ×1/2インチ×0.189インチ(約12.7mm×12.7mm×4.8mm)であり、同じ出力で、また、おそらくはより大きいサイズよりも多い電流で、サイズを十分により小さくすることができることを示した。
【0032】
アルミニウム(2)箔層と銅層との間にフィルムを適用することで、両方の金属の劣化を低減させることができる。
【0033】
ダイオードの使用は、システムの電圧を約0.7V低減させる。ダイオードを1つのセルユニットのシステムに加えることによって、システムの電圧は、低下しなかった。システムに維持される電圧は、大部分がAC電圧からDCへの変換部分に起因する。したがって、ダイオードをいくつかのセルのシステムに加えた場合、システムの電圧は、400ミリボルトにセルの数を乗じたよりもはるかに大きくなる。図面の図2を参照されたい。
【0034】
本発明の発電機は、数週間にわたって負荷を印加することによって試験したが、負荷を取り除いた後に、電圧は低下しなかった。また、数日間にわたってワイヤを短絡させた後に、同じ電圧が測定された。最初に構築した発電機の寿命は、10ヶ月を超え、潜在的には18ヶ月を超え、同等以上の電圧の出力が得られる。この発電機の寿命は、24ヶ月を超え、48ヶ月にさえなり得る。これらの試験は、システムが常に電気を発生していることを示した。推定寿命は、金属の劣化に、または磁石が弱くなったという結果に関連し得る。
【0035】
これらのセルの電圧または電流を増加させるために、セルは、電池のように作用する。電圧を増加させるには、セルを直列に接続し、電流を増加させるには、並列に接続しなければならない。多数のセルを並列または直列に接続することができ、ある特定の数のセルの後に、ダイオードを通して接続部を生じさせなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図面において、
【0037】
図1】本発明の一態様による発電機構成要素の概略図である。
図2】それぞれ直列および並列にともに組み立てられた4つおよび5つの当該発電機の概略図である。
図3】それぞれ直列および並列にともに組み立てられた4つおよび5つの当該発電機の概略図である。
図4】本発明の態様に従って並列にともに接続された一連のセルを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、添付図面を参照するが、該添付図面は、本発明の1つの態様に従う発電機の特徴および構成要素を概略的に示す。
【0039】
図面の図1では、概して、交互の一連のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石12で構成される、発電機構成要素10が示される。磁石12は、第1のアルミ箔ストリップ層14が取り付けられる下面、および第2のアルミ箔ストリップ層16が取り付けられる上面を有する。磁石自体は、この図面に例示される実施形態において、約15/256インチの厚さであるが、本発明の1つは、このような厚さに限定されず、必要に応じて異なる厚さの磁石、およびシステムのパラメータを使用することができる。さらに、磁石12は、ゴム磁石であり、また、可撓性とすることができる。
【0040】
銅板層18は、第2のアルミ箔ストリップ層16の上に載置される。端子20は、磁石16の画像から延在し、ワイヤ22がそこに接続される。ワイヤ22は、ダイオード24を含むことができる。さらなるワイヤ26が銅板18に接続される。ワイヤは、本発明の発電機によって発生される電力およびエネルギーを利用するために使用される。
【0041】
図面の図2に示されるように、図面の図1に図示されるタイプとすることができる一連の発電機、または異なる厚さおよび寸法を有する、異なって構成された発電機をともに接続することができる。図2は、配設を例示するために、ともに接続された一連の4つの発電機を示すが、本発明は、この数に限定されず、任意の適切な数の発電機を接合することができる。図面の図2は、別々に、直列に接合された4つの発電機、および並列に接続された4つの電機発電機を示し、各配設は、上で論じたように、電圧または電流を発生させるのに最適である。
【0042】
図面の図3は、並列の一連のセルを例示する。
【0043】
図面の図4は、各々が交互のN極およびS極を有する一連のスタックした磁石40を備える、本発明のさらなる実施形態を例示する。示されるように、各磁石のN極は、隣接する磁石のN極の上側および下側にあり、S極も同様である。銅板42は、磁石40の側部に接続する。さらに、銅板44は、スタックの磁石の頂部に載置される。アルミ箔も提供され、また、スタックの磁石のそれぞれの間に、ならびにスタックの片側に延在する。アルミ箔はまた、最底部のゴム磁石40の下側に、および頂部のゴム磁石40と銅板42との間も配置される。図面のこの図に例示される本発明の実施形態は、上記の本発明の他の実施形態を参照して説明されるように接続することができる。図面の図4には、5スタックのゴム磁石40が示されるが、他のスタック数の磁石を使用することができることに留意されたい。加えて、スタックの各ゴム磁石は、同一の長さである必要はない。さらに、アルミ箔は、他の異なる構成の磁石の間に、または磁石に隣接して配置することができる。銅板42はまた、異なる位置に取り付けることもできる。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2022-08-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電機であって、
一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面、下面、および対向縁部を有する、前記磁石と、
前記磁石の前記上面に形成される第1の金属板と、
前記磁石の前記下面に形成される第2の金属板と、
前記第1または第2の金属板のうちの1つおよび前記磁石の前記対向縁部の1つの縁部に接続され、それにより電荷の差を生成する一対のワイヤであって、前記電荷の差によって生成されるエネルギーまたは電力を取り込む、一対のワイヤと、を備える、発電機。
【請求項2】
前記第1の金属板が、アルミ箔で構成される、請求項1に記載の発電機。
【請求項3】
前記第2の金属板が、アルミ箔で構成される、請求項1に記載の発電機。
【請求項4】
前記第1または第2の金属板のうちのいずれかの上に載置される追加的な金属板をさらに備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項5】
前記追加的な金属板が、銅で構成される、請求項4に記載の発電機。
【請求項6】
前記磁石が、交互のN極およびS極の一連の部分を備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項7】
前記一対のワイヤのうちの1つが、前記第1の金属板に接続され、前記一対のワイヤのうちのもう1つが、前記磁石の縁部から延在する金属ロッドに接続される、請求項1に記載の発電機。
【請求項8】
前記磁石の縁部から延在する前記ワイヤにダイオードをさらに備える、請求項1に記載の発電機。
【請求項9】
複数の当該発電機が、互いに接続される、請求項1に記載の発電機。
【請求項10】
前記複数の発電機が、互いに直列に接続される、請求項9に記載の発電機。
【請求項11】
前記複数の発電機が、互いに並列に接続される、請求項9に記載の発電機。
【請求項12】
前記磁石の厚さが、約15/256インチ(約1.5mm)である、請求項1に記載の発電機。
【請求項13】
前記磁石が、約1インチ×1インチ×0.11インチ(約25.4mm×25.4mm×2.8mm)の寸法である、請求項1に記載の発電機。
【請求項14】
交流(AC)および直流(DC)の両方を発生させることができる、請求項1に記載の発電機。
【請求項15】
前記金属の劣化を低減させるために、前記銅層と前記第1の金属板または第2の金属板のうちのいずれかとの間にフィルムをさらに備える、請求項5に記載の発電機。
【請求項16】
電気を発生させる方法であって、
一連の交互のN極およびS極を有する実質的に平坦な磁石であって、上面および下面を有する前記磁石を提供することと、
前記磁石の前記上面および下面の両方の上にアルミニウム層を配置することと、
前記アルミニウム層を覆うために、前記上面または下面のうちの少なくとも1つの上に追加的な金属層を配置することと、
一対のワイヤを、前記第1または第2の金属板のうちの1つおよび前記磁石の前記対向縁部の1つの縁部に接続し、それにより電荷の差を生成する、一対のワイヤを接続することであって、前記一対のワイヤは、前記電荷の差によって生成される、エネルギーまたは電力を取り込む、一対のワイヤを接続することと、を含む、システム。
【請求項17】
さらに、前記追加的な金属層が銅である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記システムによって発生される電圧および電流の量の増加を促進するために、ダイオードを前記ワイヤに配置することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
複数の磁石を直列または並列に接合するステップを含む、請求項18に記載の方法。
【外国語明細書】