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  • 特開-食材ロス削減方法 図1
  • 特開-食材ロス削減方法 図2
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  • 特開-食材ロス削減方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022162224
(43)【公開日】2022-10-24
(54)【発明の名称】食材ロス削減方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20120101AFI20221017BHJP
【FI】
G06Q50/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021066925
(22)【出願日】2021-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】507157285
【氏名又は名称】株式会社ショウワ
(74)【代理人】
【識別番号】100154014
【弁理士】
【氏名又は名称】正木 裕士
(74)【代理人】
【識別番号】100154520
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 祐子
(72)【発明者】
【氏名】藤村 俊秀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC35
(57)【要約】
【課題】食材のロスを最小限に抑制することができる食材ロス削減方法を提供する。
【解決手段】飲食店端末2と、供給先端末3と、事務局サーバ1とがネットワークを介して接続されてなる食材ロス削減方法であって、
飲食店端末2を用いて、破棄する食材を事務局サーバ1に送信するステップと、
事務局サーバ1を用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、複数の料理のメニューを生成するステップと、
事務局サーバ1を用いて、生成した複数の料理のメニューを供給先端末3に送信するステップと、
供給先端末3を用いて、生成した複数の料理のメニューの中から、少なくとも一つの料理のメニューを選択するステップと、を含んでなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店端末と、供給先端末と、サーバとがネットワークを介して接続されてなる食材ロス削減方法であって、
前記飲食店端末を用いて、破棄する食材を前記サーバに送信するステップと、
前記サーバを用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成するステップと、
前記サーバを用いて、前記生成した料理のメニューを前記供給先端末に送信するステップと、
前記供給先端末を用いて、前記生成した料理のメニューの中から、少なくとも一つの料理のメニューを選択するステップと、を含んでなる食材ロス削減方法。
【請求項2】
飲食店端末と、供給先端末と、サーバとがネットワークを介して接続されてなる食材ロス削減方法であって、
前記飲食店端末を用いて、破棄する食材を前記サーバに送信するステップと、
前記サーバを用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成するステップと、
前記サーバを用いて、前記生成した料理のメニューを前記供給先端末及び前記飲食店端末に送信するステップと、を含んでなる食材ロス削減方法。
【請求項3】
農家端末と、自治体端末とが前記ネットワークを介してさらに接続されてなる請求項1又は2に記載の食材ロス削減方法であって、
前記農家端末を用いて、余剰・廃棄する農作物を前記サーバに送信するステップと、
前記サーバを用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物を前記飲食店端末、前記供給先端末、前記自治体端末に送信するステップと、をさらに含んでなる食材ロス削減方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材ロス削減方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球規模で進行中の人口爆発に伴う食糧危機問題に対処するために、食材のロスを最小限に抑制することも重要な課題の一つである。
【0003】
このような食材のロスを低減させる方法として、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の発明は、ITネットワークを利用して、生産者と消費者との間をネットワークで結んで、需要と供給のバランスを保ちながら食材を迅速に流通させるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007-87351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の発明では、食材のロスを最小限に抑制するには、まだ改善の余地があるという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、上記問題に鑑み、食材のロスを最小限に抑制することができる食材ロス削減方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】
請求項1に係る食材ロス削減方法は、飲食店端末(2)と、供給先端末(3)と、サーバ(事務局サーバ1)とがネットワークを介して接続されてなる食材ロス削減方法であって、
前記飲食店端末(2)を用いて、破棄する食材を前記サーバ(事務局サーバ1)に送信するステップ(ステップS1)と、
前記サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成するステップ(ステップS2)と、
前記サーバ(事務局サーバ1)を用いて、前記生成した料理のメニューを前記供給先端末(3)に送信するステップ(ステップS3)と、
前記供給先端末(3)を用いて、前記生成した料理のメニューの中から、少なくとも一つの料理のメニューを選択するステップ(ステップS4)と、を含んでなることを特徴としている。
【0009】
一方、請求項2に係る食材ロス削減方法は、飲食店端末(2)と、供給先端末(3)と、サーバ(事務局サーバ1)とがネットワークを介して接続されてなる食材ロス削減方法であって、
前記飲食店端末(2)を用いて、破棄する食材を前記サーバ(事務局サーバ1)に送信するステップ(ステップS1)と、
前記サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成するステップ(ステップS2)と、
前記サーバ(事務局サーバ1)を用いて、前記生成した料理のメニューを前記供給先端末(3)及び前記飲食店端末(2)に送信するステップ(ステップS3)と、を含んでなることを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に係る食材ロス削減方法は、農家端末(4)と、自治体端末(5)とが前記ネットワークを介してさらに接続されてなる請求項1又は2に記載の食材ロス削減方法であって、
前記農家端末(4)を用いて、余剰・廃棄する農作物を前記サーバ(事務局サーバ1)に送信するステップ(ステップS10)と、
前記サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物を前記自治体端末(5)、前記飲食店端末(2)、前記供給先端末(3)に送信するステップ(ステップS11)と、をさらに含んでなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
請求項1に係る発明によれば、飲食店端末(2)を用いて、破棄する食材をサーバ(事務局サーバ1)に送信する。そして、サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成する。さらに、サーバ(事務局サーバ1)を用いて、生成した料理のメニューを供給先端末(3)に送信し、供給先端末(3)を用いて、生成した料理のメニューの中から、少なくとも一つの料理のメニューを選択するようにしている。これにより、飲食店は、選択された料理のメニュー情報に基づいて、料理を調理し、調理した料理を、供給先に供給することができることとなる。
【0013】
しかして、本発明によれば、破棄されるはずだった食材が、料理されて供給先に供給されることとなるから、食材のロスを最小限に抑制することができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、飲食店端末(2)を用いて、破棄する食材をサーバ(事務局サーバ1)に送信する。そして、サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた破棄する食材に基づいて、料理のメニューを生成する。さらに、サーバ(事務局サーバ1)を用いて、生成した料理のメニューを供給先端末(3)及び飲食店端末(2)に送信する。これにより、飲食店は、送信されてきた料理のメニュー情報に基づいて、料理を調理し、調理した料理を、供給先に供給することができることとなる。
【0015】
しかして、本発明によれば、破棄されるはずだった食材が、料理されて供給先に供給されることとなるから、食材のロスを最小限に抑制することができる。
【0016】
また、請求項3に係る発明によれば、農家端末(4)を用いて、余剰・廃棄する農作物をサーバ(事務局サーバ1)に送信する。そして、サーバ(事務局サーバ1)を用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物を飲食店端末(2)、供給先端末(3)、自治体端末(5)に送信するようにしている。これを受けて、飲食店、供給先は、余剰・廃棄する農作物を引き取ることが可能となる。また、自治体は、事務局より事前に提供されている、洗浄機(Ta)と、ミキサー装置(Tb)と、冷凍装置(Tc)とを積んだトラック(T)にて、事務局から、送信されてきた余剰・廃棄する農作物を引き受ける。そして、引き受けた農作物を、洗浄機(Ta)にて洗浄し、ミキサー装置(Tb)にてペースト状にした上で、冷凍装置(Tc)にて冷凍を行うようにする。これにより、自治体は、余剰・廃棄する農作物を災害物資として利用することが可能となる。
【0017】
しかして、本発明によれば、余剰・廃棄する農作物を有効利用することができるため、食材のロスを最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の食材ロス削減方法に係る食材ロス削減システムの一実施形態を示すブロック図である。
図2】同実施形態に係る食材ロス削減システムの一使用例を説明するフローチャート図を示す図である。
図3図2とは異なる一使用例を説明するフローチャート図を示す図である。
図4】同実施形態に係る食材ロス削減システムの図2及び図3とは異なる一使用例を説明するフローチャート図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の食材ロス削減方法に係る食材ロス削減システムの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0020】
食材ロス削減システムは、図1に示すように、事務局が保有する事務局サーバ1と、飲食店が保有する飲食店端末2と、子ども食堂,各種老健施設、宅食業者等の供給先が保有する供給先端末3と、農家が保有する農家端末4と、自治体が保有する自治体端末5と、が図示しないネットワークを介して接続されている。なお、事務局サーバ1を保有する事務局は、飲食店端末2を保有する飲食店と、供給先端末3を保有する供給先とに対し、サービスを提供するにあたって、事前に会員になってもらい、毎月定額の会費を、事務局に収めてもらうようにしている。
【0021】
事務局サーバ1は、各種のデータを取得するデータ取得部10と、各種のデータを処理するデータ処理部11と、各種のデータを記憶するデータ記憶部12と、無線等の通信手段でネットワーク(図示せず)に接続可能なデータ通信部13と、メニューデータベース14と、で構成されている。このメニューデータベース14は、食材に応じた料理のメニューが格納されており、さらに、その料理のカロリーも格納されている。
【0022】
飲食店端末2は、iphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話又はPC(Personal Computer)等で構成されてなるもので、所定の飲食店が利用するものである。なお、図1では、説明の都合上、飲食店を1つしか例示していないが、勿論、複数の飲食店が利用可能である。
【0023】
供給先端末3は、iphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話又はPC(Personal Computer)等で構成されてなるもので、子ども食堂,各種老健施設、宅食業者等の供給先が利用するものである。なお、図1では、説明の都合上、供給先を1つしか例示していないが、勿論、複数の供給先が利用可能である。
【0024】
農家端末4は、iphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話又はPC(Personal Computer)等で構成されてなるもので、所定の農家が利用するものである。なお、図1では、説明の都合上、農家を1つしか例示していないが、勿論、複数の農家が利用可能である。
【0025】
自治体端末5は、iphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話又はPC(Personal Computer)等で構成されてなるもので、所定の自治体が利用するものである。なお、図1では、説明の都合上、自治体を1つしか例示していないが、勿論、複数の自治体が利用可能である。
【0026】
かくして、上記のように構成される食材ロス削減システムは、例えば、図2に示すように使用される。
【0027】
まず、飲食店は、食材が余った、或いは、食材が余りそうな場合に、飲食店端末2を用いて、図示しないネットワークを介して、破棄する食材の情報を事務局サーバ1に送信する(ステップS1)。
【0028】
次いで、事務局サーバ1は、データ取得部10にて破棄する食材の情報を取得し、データ処理部11にて、メニューデータベース14を用いて、取得した廃棄する食材の情報にて調理できる料理のメニュー情報を複数又は単数作成する(ステップS2)。
【0029】
次いで、事務局サーバ1は、データ通信部13を用いて、作成した料理のメニュー情報を図示しないネットワークを介して、供給先端末3に送信する(ステップS3)。なお、この料理のメニュー情報には、その料理のカロリーも付加した状態で、供給先端末3に送信される。
【0030】
次いで、供給先は、供給先端末3を用いて、料理のメニュー情報の中から、所望する料理のメニュー情報を選択し、選択した料理のメニュー情報を、図示しないネットワークを介して、事務局サーバ1に送信する(ステップS4)。なお、単数の料理のメニュー情報の場合は、それしか選択することができない。
【0031】
次いで、事務局サーバ1は、データ取得部10にて選択した料理のメニュー情報を取得し、データ通信部13を用いて、取得した料理のメニュー情報を図示しないネットワークを介して、飲食店端末2に送信する(ステップS5)。
【0032】
次いで、飲食店は、飲食店端末2を用いて、送信されてきた料理のメニュー情報を確認する(ステップS6)。これを受けて、飲食店は、確認した料理のメニュー情報に基づいて、料理を調理する。そして、調理した料理を、事務局より事前に提供されている専用容器に入れ、この専用容器に対して、事務局より事前に提供されている冷凍装置及び梱包用機器を用いて、冷凍及び包装を行う。そしてこのように冷凍及び包装を行った専用容器は、宅配業者等によって、供給先に配達されることとなる。
【0033】
しかして、このようにすれば、破棄されるはずだった食材が、料理されて供給先に供給されることとなるから、食材のロスを最小限に抑制することができる。なお、供給先が選択した料理のメニューによっては、破棄されるはずだった食材を、当日全て使い切ることができない可能性があるが、その場合は、余った食材を、次の日に優先的に使用するような料理のメニューを作成するようにデータ処理部11にて実行させるようにすれば良い。
【0034】
ところで、本実施形態においては、供給先に料理のメニュー情報を選択させるようにしたが、選択させないようにすることもできる。以下、図3を参照して具体的に説明する。なお、図2と同一の処理については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0035】
図3に示すように、事務局サーバ1は、データ通信部13を用いて、作成した料理のメニュー情報を図示しないネットワークを介して、供給先端末3及び飲食店端末2に送信する(ステップS3)。なお、この料理のメニュー情報は、その料理のカロリーも付加した状態で、供給先端末3及び飲食店端末2に送信される。この際、その料理のメニューは、本日の献立だけでなく、数日分の献立を含むものでも良い。
【0036】
次いで、供給先は、供給先端末3を用いて、送信されてきた料理のメニュー情報を確認する(ステップS4A)。これにより、供給先は、供給される料理を確認することができる。
【0037】
一方、飲食店は、飲食店端末2を用いて、送信されてきた料理のメニュー情報を確認する(ステップS6A)。これを受けて、飲食店は、確認した料理のメニュー情報に基づいて、料理を調理する。そして、調理した料理を、事務局より事前に提供されている専用容器に入れ、この専用容器に対して、事務局より事前に提供されている冷凍装置及び梱包用機器を用いて、冷凍及び包装を行う。そしてこのように冷凍及び包装を行った専用容器は、宅配業者等によって、供給先に配達されることとなる。
【0038】
しかして、このようにしても、破棄されるはずだった食材が、料理されて供給先に供給されることとなるから、食材のロスを最小限に抑制することができる。また、供給先に料理のメニュー情報を選択させないようにすることにより、破棄されるはずだった食材を効率的に使用することができ、もって、食材のロスをより最小限に抑制することができる。
【0039】
次に、上記のように構成される食材ロス削減システムは、例えば、図4に示すように使用することもできる。
【0040】
まず、農家は、農家端末4を用いて、図示しないネットワークを介して、余剰・廃棄する農作物の情報を事務局サーバ1に送信する(ステップS10)。
【0041】
次いで、事務局サーバ1は、データ取得部10にて余剰・廃棄する農作物の情報を取得し、データ通信部13を用いて、取得した余剰・廃棄する農作物の情報を図示しないネットワークを介して、飲食店端末2に送信する(ステップS11:飲食店)。これにより、飲食店は、飲食店端末2を用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物の情報を確認する(ステップS12)。これを受けて、飲食店は、余剰・廃棄する農作物を引き取ることが可能となる。
【0042】
一方、事務局サーバ1は、データ取得部10にて余剰・廃棄する農作物の情報を取得し、データ通信部13を用いて、取得した余剰・廃棄する農作物の情報を図示しないネットワークを介して、供給先端末3に送信する(ステップS11:供給先)。これにより、供給先は、供給先端末3を用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物の情報を確認する(ステップS13)。これを受けて、供給先は、余剰・廃棄する農作物を引き取ることが可能となる。
【0043】
また一方、事務局サーバ1は、データ取得部10にて余剰・廃棄する農作物の情報を取得し、データ通信部13を用いて、取得した余剰・廃棄する農作物の情報を図示しないネットワークを介して、自治体端末5に送信する(ステップS11:自治体)。
【0044】
次いで、自治体は、自治体端末5を用いて、送信されてきた余剰・廃棄する農作物の情報を確認する(ステップS14)。これを受けて、自治体は、事務局より事前に提供されている、図1に示す洗浄機Taと、ミキサー装置Tbと、冷凍装置Tcとを積んだトラックTにて、事務局から、送信されてきた余剰・廃棄する農作物を引き受ける。そして、引き受けた農作物を、洗浄機Taにて洗浄し、ミキサー装置Tbにてペースト状にした上で、冷凍装置Tcにて冷凍を行うようにする。これにより、自治体は、余剰・廃棄する農作物を災害物資として利用することが可能となる。なお、送信されてきた余剰・廃棄する農作物は、事務局が一旦買い取り、自治体は、その余剰・廃棄する農作物を、事務局から定価で購入し、事務局に支払うこととなる。
【0045】
しかして、このようにすれば、余剰・廃棄する農作物を有効利用することができるため、食材のロスを最小限に抑制することができる。
【0046】
しかして、以上説明した本実施形態によれば、食材のロスを最小限に抑制することができることとなる。
【0047】
なお、本実施形態にて例示した内容は、あくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態においては、料理のメニューを作成するにあたって、メニューデータベース14を用いて作成する例を示したが、それに限らず、データ処理部11にて機械学習によって構築された料理のメニュー提案モデルを用いて、料理のメニューを作成するようにしても良い。
【符号の説明】
【0048】
1 事務局サーバ(サーバ)
2 飲食店端末
3 供給先端末
4 農家端末
5 自治体端末
T トラック
Ta 洗浄機
Tb ミキサー装置
Tc 冷凍装置
図1
図2
図3
図4