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▶ 高橋 晃世の特許一覧

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  • 特開-カボチャ切包丁 図1
  • 特開-カボチャ切包丁 図2
  • 特開-カボチャ切包丁 図3
  • 特開-カボチャ切包丁 図4
  • 特開-カボチャ切包丁 図5
  • 特開-カボチャ切包丁 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022016225
(43)【公開日】2022-01-21
(54)【発明の名称】カボチャ切包丁
(51)【国際特許分類】
   B26B 3/00 20060101AFI20220114BHJP
【FI】
B26B3/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020132014
(22)【出願日】2020-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】510194459
【氏名又は名称】高橋 晃世
(72)【発明者】
【氏名】高橋 宏彰
【テーマコード(参考)】
3C061
【Fターム(参考)】
3C061AA02
3C061BA03
3C061BA06
3C061BB01
3C061EE13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カボチャ等の硬い食物を切断するとき、補助具無しで、安全で容易にカボチャ等の硬い食物を切断することができるカボチャ切包丁を提供する。
【解決手段】このカボチャ切包丁10は、略平板状の本体部20と、この本体部20の一端に取り付けられた柄30とから構成されている。この本体部20の下端には刃21が設けられ、この本体部20の上端には押さえ部40が設けられている。この刃21と押さえ部40の距離は切断しようとする食物の高さより同等か大きくしてある。本体部20の、刃21と押さえ部40の間には空洞部60が設けられており、食物と本体部20との摩擦力を小さくすることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カボチャ等の硬い食物を切断するためのカボチャ切包丁であって、このカボチャ切包丁は、略平板状の本体部と、この本体部の一端に取り付けられた柄とから構成され、この本体部の下端には刃を設け、この本体部の上端には押さえ部を設け、この刃と押さえ部の距離は切断しようとする食物の高さと同等か、大きいことを特徴とするカボチャ切包丁。
【請求項2】
請求項1に記載のカボチャ切包丁の刃と押さえ部の間に空洞部を設けたことを特徴とするカボチャ切包丁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カボチャ等の硬い食物を切るためのカボチャ切包丁に関する。
【背景技術】
【0002】
カボチャ等の硬い食物を包丁で切るには、硬い食物に包丁がなかなか切り込んで行かず、しかも不安定で危険でもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-028748
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、特許技術1に示すように、包丁を挟むための挟持部2と手を支持するための支持部3を有する技術が開示されていた。しかしながら、この技術であっても、包丁に加え、余分な道具を用意しなければならず面倒であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
カボチャ等の硬い食物を切断するためのカボチャ切包丁であって、このカボチャ切包丁は、略平板状の本体部と、この本体部の一端に取り付けられた柄とから構成され、この本体部の下端には刃を設け、この本体部の上端には押さえ部を設け、この刃と押さえ部の距離は切断しようとする食物の高さと同等か、大きいことを特徴とするカボチャ切包丁。
【0006】
上記のカボチャ切包丁の刃と押さえ部の間に空洞部を設けたことを特徴とするカボチャ切包丁。
【発明の効果】
【0007】
この発明により上記の問題点を解決し、補助具無しで、安全で容易にカボチャ等の硬い食物を切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第一の実施形態のカボチャ切包丁の正面図である。
図2】第一の実施形態のカボチャ切包丁の六面図である。背面図は正面図と対称に表れる。
図3】第一の実施形態のカボチャ切包丁の使用状態を示す正面図である。
図4】第二の実施形態のカボチャ切包丁の正面図である。
図5】第二の実施形態のカボチャ切包丁の六面図である。背面図は正面図と対称に表れる。
図6】第二の実施形態のカボチャ切包丁の使用状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1図2図3により第一の実施形態のカボチャ切包丁10を説明する。このカボチャ切包丁10は、略平板状の本体部20と、この本体部20の一端に取り付けられた柄30とから構成されている。この本体部20の下端には刃21が設けられ、この本体部20の上端には押さえ部40が設けられている。この刃21と押さえ部40の距離は切断しようとする食物の高さより同等か大きくしてある。
【0010】
本体部20の、刃21と押さえ部40の間には空洞部60が設けてある。食物と本体部20との摩擦力を小さくすることができる。
【0011】
図3により使用方法を説明すると、Aのようにカボチャ切包丁10で食物50の右半分に切り込み、Bのように食物の半分を切断することができる。この時、刃21の略真上の押さえ部40に力を加えることにより、効率よく安全に切断することができる。又、従来の方法に比べ、カボチャ切包丁10に半分の力を加えることにより、食物を切断できる効果も得られる。
【0012】
図4図5図6により第二の実施形態のカボチャ切包丁10を説明する。この実施形態では、空洞部60が図の左側に大きく開口している。このため、図6のCのように、刃21の先端を食物50の上部の中心近傍に突き刺して、Dのように、カボチャ切包丁10を回転させながら食物50に切り込む。
【0013】
そして、Dのように、食物50の半分を切断することができる。空洞部60が大きく開口しているので、本体部20と食物50の摩擦が少ないので、手にかかる力を軽減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0014】
この発明は、カボチャだけでなく、スイカや大型の肉や魚の切断にも利用可能である。
【符号の説明】
【0015】
10はカボチャ切包丁
20は本体部
21は刃
30は柄
40は押さえ部
50は食物
60は空洞
図1
図2
図3
図4
図5
図6