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特開2022-162395情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022162395
(43)【公開日】2022-10-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/06 20120101AFI20221017BHJP
【FI】
G06Q40/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021067221
(22)【出願日】2021-04-12
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】397062641
【氏名又は名称】野村アセットマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】荻原 務
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB56
(57)【要約】      (修正有)
【課題】金融商品の評価に関する要因を容易に把握可能とする情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】金融商品管理装置1は、金融商品の営業要因に関する営業要因情報SFIと運用要因に関する運用要因情報OFIとを取得する取得部13と、営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとに基づいて金融商品を評価する評価部15と、金融商品の評価を出力するための出力情報OIを生成する生成部17と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得する取得部と、
前記営業要因情報と前記運用要因情報とに基づいて前記金融商品を評価する評価部と、
前記金融商品の評価を出力するための出力情報を生成する生成部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記出力情報は、前記営業要因情報及び前記運用要因情報に応じて設定される複数の領域のうち一の領域に前記金融商品に対応するプロットを配置する態様で前記評価を出力するための出力情報を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記出力情報は、前記金融商品の異なる期間における前記評価を出力するための出力情報を含む、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記出力情報は、前記金融商品の前記評価の変化を示す情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力情報は、前記金融商品の種類、前記金融商品の販売者の属性、又は、前記金融商品の購入者の属性ごとに前記金融商品の前記評価を出力するための出力情報を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記営業要因情報は、前記金融商品の販売額、解約額、及び、償還額の少なくとも一つに関する情報を含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記運用要因情報は、前記金融商品の所定期間の残高に関する情報と、前記営業要因情報と、を含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、
金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得するステップと、
前記営業要因情報と前記運用要因情報とに基づいて前記金融商品を評価するステップと、
前記金融商品の評価を出力するための出力情報を生成するステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得することと、
前記営業要因情報と前記運用要因情報とに基づいて前記金融商品を評価することと、
前記金融商品の評価を出力するための出力情報を生成することと、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、金融機関等の資産運用会社における資産運用業務を支援する技術が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のファンドを組み入れた特定ファンドの運用状況を管理する金融商品管理システムが記載されている(特許文献1)。当該金融商品管理システムは、特定ファンド内の各ファンドの残高データを取得し、所定の残高計算を実行することによって、特定ファンドの資産構成の把握が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-60543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したような従来システムにおいては、資産運用会社が管理する金融商品の評価に関する要因を把握することは容易ではない。つまり、金融商品の評価は、金融商品の販売動向に加え、金融商品のパフォーマンス、及び、再投資及び払い出し等を含む分配金動向等の多種多様なデータに基づいて決定される。したがって、資産運用会社が管理する特定の金融商品の評価に関する要因を把握することは容易ではない。
【0006】
そこで、本発明のいくつかの態様はかかる事情に鑑みてなされたものであり、金融商品の評価に関する要因を容易に把握可能とする情報処理技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得する取得部と、営業要因情報と運用要因情報とに基づいて金融商品を評価する評価部と、金融商品の評価を出力するための出力情報を生成する生成部と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得するステップと、営業要因情報と運用要因情報とに基づいて金融商品を評価するステップと、金融商品の評価を出力するための出力情報を生成するステップと、を実行する。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得することと、営業要因情報と運用要因情報とに基づいて金融商品を評価することと、金融商品の評価を出力するための出力情報を生成することと、を実行させる。
【0010】
「金融商品」とは、金融取引における商品を指す。金融商品は、例えば、預金、株式、国債、社債、投資信託(ファンド)、又は、保険等を含むがこれらに限られない。金融商品は、例えば、金利や通貨を交換する取引であるスワップ、予め約束した価格で所定期間(一か月、又は、一年)後に売買可能な権利に関するオプション、又は、先物取引等を含む金融商品、いわゆる「デリバティブ」に関する金融派生商品を含んでもよい。
【0011】
「営業要因」とは、「金融商品」の評価に起因する、「金融商品」の「営業」に関する要因をいう。「営業要因」は、例えば、金融商品の所定期間(例えば、数年単位、一年単位、数か月単位、一か月単位、数日単位、又は、数時間単位)における販売額、解約額、及び、償還額の少なくとも一つに関する情報を含む。
「運用要因」とは、「金融商品」の評価に起因する、「金融商品」の「運用」に関する要因をいう。「運用要因」は、金融商品の所定期間の残高に関する情報と、営業要因に関する情報と、を含む。
【0012】
なお、本発明において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、金融商品の評価に関する要因を容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る金融商品管理装置の機能ブロックの一例を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図3】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価情報の一例を示す概念図である。
図4】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価を出力するための出力情報生成処理の一例を示すフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図7】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図8】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図9】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図10】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図11】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図12】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図13】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
図14】本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例の一例を示す図である。
図15】本発明の一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る金融商品管理装置の概要を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る金融商品管理装置1の機能ブロックの一例を示す図である。図2は、本発明の一実施形態に係る金融商品の評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。
【0017】
上記したとおり、近年、資産運用会社における資産運用業務を支援する技術が開発されている。従来の資産運用業務システムにおいては、金融商品の評価が、金融商品の販売動向に加え、金融商品のパフォーマンス、及び、再投資及び払い出し等を含む分配金動向等の多種多様なデータに基づいて決定される。したがって、金融商品の評価が、金融商品の販売動向、金融商品のパフォーマンス、及び、分配金動向に関する情報のうちどの情報に影響を受けたか、又は、どの情報に強く影響を受けたかを判定することは困難をともなう。つまり、資産運用会社が管理する特定の金融商品の評価に関する要因を把握することは容易ではない。
【0018】
そこで、金融商品の評価に関する要因を容易に把握するために、図1に示す金融商品管理装置1においては、金融商品の営業要因に関する営業要因情報と運用要因に関する運用要因情報とを取得し、営業要因情報と運用要因情報とに基づいて金融商品を評価し、金融商品の評価を出力するための出力情報を生成する。以下では、金融商品の一例として、投資信託(「ファンド」)を挙げる。
【0019】
図2に示すように、金融商品管理装置1は、例えば、複数の異なるファンドを評価し、その評価結果をバブルチャートBC1で表現する。ファンドの評価手法については、後述する。金融商品管理装置1は、営業要因情報(図2における横軸に紐づく情報)及び運用要因情報(図2における縦軸に紐づく情報)に応じて設定される複数のセグメントA,B,C,D(領域)のうち一のセグメント(領域)に各ファンドに対応するプロットF1~F5を配置する態様で各ファンド評価を出力するための出力情報を生成する。
【0020】
各セグメントの特徴は以下のとおりである。
(1)セグメントA:営業推進が有り(例えば、特定ファンドの総買付額が解約額よりも大きいこと)、かつ残高が増加した(例えば、特定ファンドが運用益を獲得した、又は、分配金水準の払い出しが実績リターン未満に収まっていた)ファンドが配置されるセグメント
(2)セグメントB:営業推進が有り、かつ残高が減少した(例えば、特定ファンドについて評価損が発生した、又は、実績リターン以上に分配金水準の払い出しがあった)ファンドが配置されるセグメント
(3)セグメントC:営業推進が無く(例えば、特定ファンドの総買付額が解約額よりも小さいこと)、かつ残高は増加した(例えば、特定ファンドが運用益を獲得した、又は、分配金水準の払い出しが実績リターン未満に収まっていた)ファンドが配置されるセグメント
(4)セグメントD:営業推進が無く(例えば、特定ファンドの総買付額が解約額よりも小さいこと)、かつ残高が減少した(例えば、特定ファンドについて評価損が発生した、又は、実績リターン以上に分配金水準の払い出しがあった)ファンドが配置されるセグメント
【0021】
(1)に関して、セグメントAに配置されるファンドF1は、例えば、残高が増加し資産形成に貢献するファンドであり、ファンドリターンがプラスまたは分配金の払い出し状況がファンドリターンの範囲内で適切に実行されたファンドであり、投資家の満足度は相対的に高いものと評価される。
【0022】
(2)に関して、セグメントBに配置されたファンドF2は、例えば、パフォーマンスが不調なファンドまたは分配金の払い出し水準が実績リターンより超過する(例えば、リターンを上回る分配金が払い出された)ファンドであり、投資家の満足度は相対的に低くなる可能性があるものと評価される。
【0023】
(3)に関して、セグメントCに配置されたファンドF3は、例えば、パフォーマンスが好調なため利益確定の売りに晒されたファンド、又は、パフォーマンスが低調な期間が続き、戻り売りに晒されたファンドであり、投資家の満足度が高い状況にあるものと不満により売りの行為を行う場合の2つのパターンがあるものと評価される。
【0024】
(4)に関して、セグメントDに配置されたファンドF4及びF5は、例えば、パフォーマンスが軟調かつ分配金の払い出し水準が実績リターンより超過する(例えば、リターンを上回る分配金が払い出された)ファンドであり、投資家の満足度が他のセグメントと比べ低いケースが想定される。
【0025】
以上、金融商品管理装置1は、図2に示すような、金融商品の評価に関する営業要因と運用要因とが一見して把握容易となるバブルチャートBC1に関する出力情報を生成するから、金融商品の評価に関する要因を容易に把握できる。
【0026】
図2には、複数のファンドに対応するプロットとして、プロットF1~F5を図示している。ただし、以下の説明において、これら複数のファンドのプロットを区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「プロットF」と呼ぶ。また、図2に示す各プロットは、丸形状の図形で表現されているが、これに限られず、各プロットは、多角形状の図形、又は、テキスト情報で表現されてもよい。さらに、図2に示すセグメントは、4つのセグメントA,B,C,Dに分割されているが、他の数のセグメントに分割されてもよい。
【0027】
なお、金融商品の評価の出力態様は任意である。上記では、出力態様の一例として、バブルチャートを挙げたが、これに限定されない。金融商品の評価の出力態様は、金融商品の評価情報を表(テーブル)形式の出力態様(図14参照)や他の形式での出力態様を含んでもよい。
以下では、金融商品管理装置1の具体的構成について説明する。
【0028】
図1に戻り、金融商品管理装置1は、例示的に、金融商品を管理するための情報処理を実行する情報処理部11と、当該情報処理を実行するための情報を記録する記録部20と、を備える。
【0029】
情報処理部11は、機能的に、情報取得部13(取得部)と、金融商品評価部15(評価部)と、出力情報生成部17(生成部)と、出力部19と、を備える。なお、情報処理部11の上記各部は、例えば、メモリやハードディスク等の記憶領域を用いたり、記憶領域に格納されているプログラムをプロセッサが実行したりすることにより実現することができる。
【0030】
情報取得部13は、金融商品の営業要因に関する営業要因情報SFIと運用要因に関する運用要因情報OFIとを取得する。情報取得部13は、例えば、記録部20に予め記録された営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとを取得する。また、情報取得部13は、営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとを、金融商品管理装置1の外部のデータベースから取得してもよい。
【0031】
情報取得部13は、金融商品の特徴情報CIを記録部20又は外部のデータベースから、さらに取得してもよい。特徴情報CIは、金融商品情報FPIとして、例えば、金融商品ごとに関連づけられた、金融商品の種類、金融商品の販売者の属性、及び、金融商品の購入者の属性の少なくとも一つの情報を含んでもよい。
【0032】
金融商品の種類は、金融商品を分類するための情報である。金融商品の種類は、例えば、金融商品が預金、株式、国債、社債、投資信託(ファンド)、又は、保険等のいずれの商品であるかを示すものである。金融商品の種類は、特定金融商品、例えば投資信託(ファンド)のうち、株式ファンドであるか、リート(REIT)ファンドであるかを示す情報を含んでもよい。
【0033】
金融商品の販売者の属性は、当該販売者の性質や特徴である。金融商品の販売者の属性は、例えば、主に証券会社や銀行など金融商品を販売する事業者を想定し、事業者、特定ブロック・エリア、店舗、部署、課、又は従業員等を示す情報を含む。金融商品の購入者の属性は、居住都道府県、地域、世代、保有金融資産状況などの情報を含んでもよい。
【0034】
金融商品の購入者の属性は、当該購入者の性質や特徴である。金融商品の購入者の属性は、例えば、購入者が法人もしくは個人であるか、購入者の保有資産(富裕層であるか等)、購入者の業種もしくは職種、又は、購入者の住所等に関する情報を含む。
【0035】
金融商品評価部15は、営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとに基づいて金融商品を評価する。金融商品評価部15は、例えば式(1)及び(2)を用いて、図3に示すような金融商品の評価情報EIを生成する。
【0036】
【数1】
…(1)
【0037】
【数2】
…(2)
ここで、「I」は、対象ファンドの数(自然数:1~N)を示すものである。「T」は、営業要因情報SFI、及び、運用要因情報OFIの対象期間を示すものである。対象期間は、例えば、数年単位、一年単位、数か月単位、一か月単位、数日単位、又は、数時間単位でもよい。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態に係る金融商品の評価情報EIの一例を示す概念図である。金融商品評価部15は、ファンドAに関して、式(1)に、「販売_1期」「E」の「20」、「解約_1期」「F」の「0」、及び、「償還_1期」「H」の「0」を代入することによって、「営業要因」「A」の「20」を算出する。また、金融商品評価部15は、式(2)に、「残高_1期」「D」の「80」、「残高_0期」「C」の「100」、及び、「営業要因」「A」の「20」を代入することによって、「運用要因」「B」の「-40」を算出する。
【0039】
同様に、金融商品評価部15は、ファンドAと異なるファンドBに関して、式(1)に、「販売_1期」「E」の「0」、「解約_1期」「F」の「40」、及び、「償還_1期」「H」の「0」を代入することによって、「営業要因」「A」の「-40」を算出する。また、金融商品評価部15は、式(2)に、「残高_1期」「D」の「30」、「残高_0期」「C」の「80」、及び、「営業要因」「A」の「-40」を代入することによって、「運用要因」「B」の「-10」を算出する。
【0040】
出力情報生成部17は、金融商品の評価を出力するための出力情報を生成する。例えば、出力情報生成部17は、金融商品評価部15によって算出された図3に示す評価情報EIに基づいて、ファンドA及びBの評価結果をバブルチャート等で出力するための出力情報を生成する。
【0041】
出力部19は、出力情報生成部17が生成した出力情報に基づいて、金融商品の評価を出力する。
【0042】
図4は、本発明の一実施形態に係るファンドの評価の出力例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図4に示すように、図2に示す出力部19は、ファンドAについて、「営業要因」(横軸)の値を「20」、及び、「運用要因」(縦軸)の値を「-40」とするプロットFAを含むバブルチャートBC3を出力する。また、出力部19は、ファンドBについて、「営業要因」(横軸)の値を「-40」、及び、「運用要因」(縦軸)の値を「-10」とするプロットFBを含むバブルチャートBC3を出力する。
【0043】
図1に戻り、記録部20は、例えば、金融商品情報FPIと、出力情報生成部17が生成する出力情報OIと、を金融商品ごとに関連づけて記録する。金融商品情報FPIは、例えば、営業因子情報SFIと、運用因子情報OFIと、金融商品評価部15が生成した評価情報EIと、特徴情報CIと、を金融商品ごとに関連づけて記録する。
【0044】
金融商品管理装置1は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又は、スマートフォン等により実現される。金融商品管理装置1は、例えば、1つ又は複数のサーバ装置により実現されてもよい。なお、図1では、出力部19は、金融商品管理装置1が備える構成として説明されているが、出力情報は、金融商品管理装置1の外部装置(ディスプレイ等)で出力されてもよい。
【0045】
<出力情報生成処理>
図5から図14を参照して、本発明の一実施形態に係るファンドの評価を出力するための出力情報生成処理の例を説明する。
【0046】
(第1例)
図5は、本発明の一実施形態に係るファンドの評価を出力するための出力情報生成処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、図1に示す金融商品管理装置1は、金融商品の営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとを取得する(ステップS1)。金融商品管理装置1は、営業要因情報SFIと運用要因情報OFIとに基づいて金融商品を評価する(ステップS3)。金融商品管理装置1は、金融商品の評価を出力するための出力情報OIを生成する(ステップS5)。例えば、金融商品管理装置1は、図4に示すようなバブルチャートBC3を出力する。
【0047】
出力情報生成処理の第1例では、金融商品管理装置1は、例えば図4に示すような、ファンドの評価に関する営業要因と運用要因とを把握容易となるバブルチャートBC3を出力するための出力情報を生成するから、ファンドの評価に関する要因を容易に把握できる。
【0048】
<変形例1>
図6を参照して、出力情報生成処理の第1例の変形例1を説明する。出力情報生成処理の第1例の変形例1では、金融商品管理装置1は、ファンドの評価の遷移トレンド(変化)を示す情報を含む出力情報を生成する。
【0049】
図6は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第1例の変形例1としてのバブルチャートの一例を示す図である。特に図6は、図4に示すファンドA(プロットFA)の評価の遷移トレンドを示すバブルチャートの例である。図4に示すように、例えばユーザがマウスポインタMPを操作してプロットFAを押下すると、金融商品管理装置1は、図6に示すバブルチャートBC5を生成するための出力情報を生成する。
【0050】
図6の矢印(1)が示すように、過去の特定対象期間におけるファンドAの評価を示すプロットFA2から、今回の特定対象期間におけるファンドAの評価を示すプロットFA1に評価がセグメントB内で遷移したことが把握できる。より具体的には、ファンドAに関して、過去の特定時点から今回までに、例えば、分配金の払い出しがありながらも、好調な販売実績を獲得している傾向が読み取れる。
【0051】
図6の矢印(2)が示すように、過去の特定対象期間におけるファンドAの評価を示すプロットFA3から、今回の特定対象期間におけるファンドAの評価を示すプロットFA1に評価がセグメントAからセグメントBに遷移したことが把握できる。より具体的には、ファンドAに関して、過去の特定時点から今回までに、例えば、実績リターンを上回る分配金の払い出しによる、運用要因による残高減少の傾向が読み取れる。
【0052】
<変形例2>
図7を参照して、出力情報生成処理の第1例の変形例2を説明する。
【0053】
図7は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第1例の変形例2としてのバブルチャートの一例を示す図である。特に図7は、図4に示すファンドB(プロットFB)の評価の遷移トレンドを示すバブルチャートの例である。図4に示すように、例えばユーザがマウスポインタMPを操作してプロットFBを押下すると、金融商品管理装置1は、図7に示すバブルチャートBC7を生成するための出力情報を生成する。
【0054】
図7の矢印(3)が示すように、過去の特定対象期間におけるファンドBの評価を示すプロットFB2から、今回の特定対象期間におけるファンドBの評価を示すプロットFB1に評価がセグメントD内で遷移したことが把握できる。より具体的には、ファンドBに関して、過去の特定時点から今回までに、例えば、分配金の引き下げに伴うファンドの魅力度の低下により解約数が増加した傾向が読み取れる。
【0055】
図7の矢印(4)が示すように、過去の特定対象期間におけるファンドBの評価を示すプロットFB3から、今回の特定対象期間におけるファンドBの評価を示すプロットFB1に評価がセグメントCからセグメントDに遷移したことが把握できる。より具体的には、ファンドBに関して、過去の特定時点から今回までに、例えば、分配金の引き下げ後も相対的に高い分配水準による残高減少の傾向が読み取れる。
【0056】
出力情報生成処理の第1例の変形例1及び2では、ユーザにより、特定のファンドが指定される場合、金融商品管理装置1は、特定のファンドの評価の遷移トレンドを示すバブルチャートを生成するための出力情報を生成する。よって、ユーザは、特定のファンドの評価の遷移トレンドを容易に把握可能である。
【0057】
<変形例3>
図8を参照して、出力情報生成処理の第1例の変形例3を説明する。出力情報生成処理の第1例の変形例3では、金融商品管理装置1は、ファンドの評価の遷移トレンドを示す情報を含む出力情報を生成する。
【0058】
図8は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第1例の変形例3としてのバブルチャートの一例を示す図である。特に図8は、図4に示すファンドA(プロットFA)及びファンドB(プロットFB)双方の評価の遷移トレンドを示す単一のバブルチャートの例である。図4に示すように、例えばユーザがマウスポインタMPを操作してプロットFA及びプロットFbを押下すると、金融商品管理装置1は、図8に示すバブルチャートBC9を生成するための出力情報を生成する。
【0059】
出力情報生成処理の第1例の変形例3では、ユーザにより、特定の複数のファンドが指定される場合、金融商品管理装置1は、複数のファンドそれぞれの評価の遷移トレンドを示す単一のバブルチャートを生成するための出力情報を生成する。よって、ユーザは、複数のファンドの評価の遷移トレンドを容易に把握可能である。
【0060】
(第2例)
図9及び図10を参照して、出力情報生成処理の第2例を説明する。出力情報生成処理の第2例では、金融商品管理装置1は、例えば同一のファンドの異なる期間における評価を出力するための出力情報を生成する。
【0061】
図9は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第2例としてのバブルチャートの一例を示す図である。金融商品管理装置1は、同一ファンドの異なる対象期間T1、T2及びT3のそれぞれにおける評価に対応する複数のプロットF7を含む単一のバブルチャートBC11を出力するための出力情報を生成する。
【0062】
出力情報生成処理の第2例では、金融商品管理装置1は、同一ファンドの異なる対象期間における評価に対応する複数のプロットを含む単一のバブルチャートを出力するための出力情報を生成する。したがって、単一のバブルチャートにおいて、同一ファンドの異なる対象期間における評価を容易に把握可能である。
【0063】
<変形例>
図10は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第2例の変形例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図10(A)に示すように、金融商品管理装置1は、同一ファンドの対象期間T1における評価に対応するプロットF7を含むバブルチャートBC13を出力するための出力情報を生成する。図10(B)に示すように、金融商品管理装置1は、同一ファンドの対象期間T2における評価に対応するプロットF7を含むバブルチャートBC15を出力するための出力情報を生成する。図10(C)に示すように、金融商品管理装置1は、同一ファンドの対象期間T3における評価に対応するプロットF7を含むバブルチャートBC17を出力するための出力情報を生成する。図10(A)~(C)の各図は、図1に示す出力部19において同時に出力されてもよいし、対象期間T1、T2、T3の順に異なるタイミングで出力されてもよい。
【0064】
出力情報生成処理の第2例の変形例では、金融商品管理装置1は、同一ファンドの異なる対象期間における評価に対応する各プロットをそれぞれ含む複数のバブルチャートを出力するための出力情報を生成する。したがって、対象期間ごとに対応づけられたバブルチャートにおいて、同一ファンドの評価を容易に把握可能である。
【0065】
(第3例)
図11を参照して、出力情報生成処理の第3例を説明する。出力情報生成処理の第3例では、金融商品管理装置1は、例えば、ファンドの種類ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。
【0066】
図11は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第3例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図11(A)に示すように、金融商品管理装置1は、複数の株式ファンドそれぞれの評価に対応する複数のプロットFを含むバブルチャートBC19を出力するための出力情報を生成する。図11(B)に示すように、金融商品管理装置1は、複数のリートファンドそれぞれの評価に対応するプロットFを含むバブルチャートBC21を出力するための出力情報を生成する。
【0067】
出力情報生成処理の第3例では、金融商品管理装置1は、ファンドの種類ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。よって、異なる種類のファンドごとに、評価に関する営業要因と運用要因とを把握容易となる。
【0068】
(第4例)
図12を参照して、出力情報生成処理の第4例を説明する。出力情報生成処理の第4例では、金融商品管理装置1は、例えば、ファンドの販売者の属性ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。
【0069】
図12は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第4例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図12(A)に示すように、金融商品管理装置1は、例えば、ファンドの販売企業の支店Aが管理する複数のファンドそれぞれの評価に対応する複数のプロットFを含むバブルチャートBC23を出力するための出力情報を生成する。図12(B)に示すように、金融商品管理装置1は、例えば、ファンドの販売企業の支店Bが管理する複数のファンドそれぞれの評価に対応する複数のプロットFを含むバブルチャートBC25を出力するための出力情報を生成する。
【0070】
出力情報生成処理の第4例では、金融商品管理装置1は、ファンドの販売者の属性ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。よって、販売者の属性ごとに、ファンドの評価に関する営業要因と運用要因とを把握容易となる。
【0071】
(第5例)
図13を参照して、出力情報生成処理の第5例を説明する。出力情報生成処理の第5例では、金融商品管理装置1は、例えば、ファンドの購入者の属性ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。
【0072】
図13は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第5例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図13(A)に示すように、金融商品管理装置1は、例えば、法人向けの複数のファンドそれぞれの評価に対応する複数のプロットFを含むバブルチャートBC27を出力するための出力情報を生成する。図13(B)に示すように、金融商品管理装置1は、例えば、リテール向けの複数のファンドそれぞれの評価に対応する複数のプロットFを含むバブルチャートBC29を出力するための出力情報を生成する。
【0073】
出力情報生成処理の第5例では、金融商品管理装置1は、ファンドの購入者の属性ごとにファンドの評価を出力するための出力情報を生成する。よって、購入者の属性ごとに、ファンドの評価に関する営業要因と運用要因とを把握容易となる。
【0074】
(第6例)
図14を参照して、出力情報生成処理の第6例を説明する。上記出力情報生成処理の第1例から第5例では、金融商品の評価がバブルチャートとして出力されるが、出力情報生成処理の第6例では、金融商品管理装置1は、例えば図14に示すような評価情報を、金融商品の評価として表(テーブル)形式で出力するための出力情報を生成する。
【0075】
図14は、本発明の一実施形態に係る出力情報生成処理の第6例としてのバブルチャートの一例を示す図である。図14に示すように、金融商品管理装置1は、各ファンドX及びYそれぞれの評価情報を、表(テーブル)形式で出力するための出力情報を生成する。
【0076】
ここで、実線枠L1で示すように、各ファンドX及びYにおいては、「残高」が「0期」「80」から「1期」「100」と共通して「20」増加している。これは、破線枠L2を見ると明らかなとおり、ファンドXでは、「運用要因」が「-10」である一方で、「営業要因」が「30」であるから、「残高」の増加が「営業要因」の増加に基づくものであることがわかる。同様に、ファンドYでは、「営業要因」が「-10」である一方で、「運用要因」が「30」であるから、「残高」の増加が「運用要因」の増加に基づくものであることがわかる。
【0077】
出力情報生成処理の第6例では、金融商品管理装置1は、一又は複数のファンドの評価情報を、表(テーブル)形式で出力するための出力情報を生成する。よって、ファンドの残高(運用要因情報)等の増減の要因を容易に把握可能である。
【0078】
図15は、本発明の一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。図15を参照して、図1に示す金融商品管理装置1を構成するのに用いることができるコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。
【0079】
図15に示すように、コンピュータ40は、ハードウェア資源として、主に、プロセッサ41と、主記録装置42と、補助記録装置43と、入出力インターフェイス44と、通信インターフェイス45とを備えており、これらはアドレスバス、データバス、コントロールバス等を含むバスライン46を介して相互に接続されている。なお、バスライン46と各ハードウェア資源との間には適宜インターフェイス回路(図示せず)が介在している場合もある。
【0080】
プロセッサ41は、コンピュータ全体の制御を行う。プロセッサ41は、例えば、図4に示すコミュニケーション支援装置1の情報処理部11に相当する。主記録装置42は、プロセッサ41に対して作業領域を提供し、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。補助記録装置43は、ソフトウェアであるプログラム等やデータ等を格納する、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。当該プログラムやデータ等は、任意の時点で補助記録装置43からバスライン46を介して主記録装置42へとロードされる。補助記録装置43は、例えば図1に示す金融商品管理装置1の記録部20に相当する。
【0081】
入出力インターフェイス44は、情報を提示すること(図1に示す出力部19に対応)及び情報の入力を受けることの一方又は双方を行うものであり、カメラ、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル・ディスプレイ、マイク、スピーカ等である。通信インターフェイス45は、所定の通信ネットワークを介して、外部装置又は外部データベースと各種データを送受信するためのものである。通信インターフェイス45と所定の通信ネットワークとは、有線又は無線で接続されうる。通信インターフェイス45は、ネットワークに係る情報、例えば、Wi-Fiのアクセスポイントに係る情報、通信キャリアの基地局に関する情報等も取得することがある。
【0082】
上に例示したハードウェア資源とソフトウェアとの協働により、コンピュータ40は、所望の手段として機能し、所望のステップを実行し、所望の機能を実現させることできることは、当業者には明らかである。
【0083】
なお、上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。また、本発明は、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の開示を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素は削除してもよい。さらに、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0084】
1…金融商品管理装置、11…情報処理部、13…情報取得部、15…金融商品評価部、17…出力情報生成部、19…出力部、20…記録部、40…コンピュータ、41…プロセッサ、42…主記録装置、43…補助記録装置、44…入出力インターフェイス、45…通信インターフェイス、46…バスライン
図1
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図10
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図15