(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022016240
(43)【公開日】2022-01-21
(54)【発明の名称】使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法
(51)【国際特許分類】
B26B 1/08 20060101AFI20220114BHJP
B26D 7/22 20060101ALI20220114BHJP
B26D 7/26 20060101ALI20220114BHJP
【FI】
B26B1/08 Z
B26D7/22 A
B26D7/26
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020172250
(22)【出願日】2020-10-13
(31)【優先権主張番号】202010655966.4
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520397884
【氏名又は名称】蔡麗丹
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】蔡麗丹
【テーマコード(参考)】
3C021
3C061
【Fターム(参考)】
3C021HA05
3C061AA10
3C061AA27
3C061EE02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】握りやすく、裁断強度を増加でき、ブレードを保護でき、付着の紙切れを除くことができ、直線に沿う裁断を保証でき、使用に便利な携帯式紙裁断機を提供する。
【解決手段】頂部筐体1と、前記頂部筐体の内側に設けられる第一伸縮板2と、前記第一伸縮板内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロックと、前記頂部筐体の側方に設けられる第二筐体3と、前記頂部筐体の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、前記紙押さえ装置は、前記頂部筐体の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体4と、前記第二伸縮筐体の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板5と、前記第二伸縮筐体内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板と固定して接続される第一ばねと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用に便利な携帯式紙裁断機であって、
頂部筐体(1)と、
前記頂部筐体(1)の内側に設けられる第一伸縮板(2)と、
前記第一伸縮板(2)内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロック(11)と、
前記頂部筐体(1)の側方に設けられる第二筐体(3)と、
前記頂部筐体(1)の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、
前記紙押さえ装置は、
前記頂部筐体(1)の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体(4)と、
前記第二伸縮筐体(4)の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板(5)と、
前記第二伸縮筐体(4)内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体(4)の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板(5)と固定して接続される第一ばね(23)と、
前記第二伸縮板(5)の底部に固定して設けられる紙押さえ板(40)と、
前記頂部筐体(1)の内部に設けられる裁断ブレード(20)と、
前記第二伸縮筐体(4)の上側面に設けられる位置規制装置と、
前記頂部筐体(1)の内部に設けられるブレード押し装置と、
前記裁断ブレード(20)の両側に設けられるブレード挟持装置と、
前記第二筐体(3)の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含む、
ことを特徴とする使用に便利な携帯式紙裁断機。
【請求項2】
前記位置規制装置は、
前記第二伸縮筐体(4)に形成される第一摺動溝(300)と、
前記第二伸縮筐体(4)の左方に設けられる第三伸縮柱(6)と、
前記第三伸縮柱(6)の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒(7)と、
前記第三伸縮棒(7)の下端に固定して設けられる台座(41)と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用に便利な携帯式紙裁断機。
【請求項3】
前記位置規制装置は、
前記第三伸縮柱(6)の両側に設けられる挟持板(100)と、
前記第三伸縮柱(6)と前記挟持板(100)の間に固定して設けられる第二ばね(101)と、
前記第三伸縮柱(6)の端部に固定して設けられる活動柱(103)と、
前記第二伸縮筐体(4)と前記活動柱(103)との間に設けられる摺動空間(102)と、を更に含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の使用に便利な携帯式紙裁断機。
【請求項4】
前記ブレード押し装置は、
前記頂部筐体(1)の内部に固定して設けられる第一コンロッド(32)と、
前記第一コンロッド(32)の左端に設けられる第一回転台座(33)と、
前記回転台座(33)の左端に固定して設けられる弧状押し棒(36)と、
前記弧状押し棒(36)と前記頂部筐体(1)との間に固定して設けられる第三ばね(34)と、
前記弧状押し棒(36)の底部に固定して設けられる押しブロック(35)と、
前記弧状押し棒(36)の左端に設けられる第一押し板(26)と、
前記第一押し板(26)に固定して設けられる第二回転台座(25)と、
前記第一押し板(26)の側面に摺動して設けられる摺動押し板(29)と、
前記第一押し板(26)と前記摺動押し板(29)との間に固定して設けられる第四ばね(27)と、
前記摺動押し板(29)の下方に設けられる位置規制台板(31)と、
前記摺動押し板(29)と前記位置規制台板(31)との間に固定して設けられる第五ばね(30)と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用に便利な携帯式紙裁断機。
【請求項5】
前記ブレード挟持装置は、
前記裁断ブレード(20)の両端に設けられるブレード挟持板(800)と、
前記ブレード挟持板(800)の下方に設けられる第二摺動溝(16)と、
前記頂部筐体(1)と前記第二筐体(3)との間に固定して設けられる接続ブロック(9)と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用に便利な携帯式紙裁断機。
【請求項6】
前記ブレード位置規制装置は、
前記第二筐体(3)内に設けられるコア柱(44)と、
前記コア柱(44)に巻回される特殊巻尺(48)と、
前記特殊巻尺(48)の一端に固定して設けられる引き出しブロック(45)と、
前記第二筐体(3)の下端に設けられる尺出口(47)と、
前記第二筐体(3)の下端に固定して設けられる位置規制ブロック(49)と、
前記特殊巻尺(48)の内側に形成されるブレード溝(90)と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用に便利な携帯式紙裁断機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙裁断機分野に関し、具体的には、使用に便利な携帯式紙裁断機に関する。
【背景技術】
【0002】
裁断必要のある紙の枚数が多い場合、手では引き裂きにくく、ブレードでは整然として裁断しにくく、また、ブレードが薄いため、力を入れて握るとブレードを折りやすく、使用者に傷つけやすく、裁断後の紙切れがブレードに付着し、裁断効率に影響する。また、ブレードで裁断する時に、紙を通ってテーブル等の表面に傷つけやすい。紙裁断機を使用する場合、従来の紙裁断機が大きいため、携帯や使用に便利ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第110856947号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術における上記課題を解決するために、握りやすく、裁断強度を増加でき、ブレードを保護でき、付着の紙切れを除くことができ、直線に沿う裁断を保証でき、使用に便利な携帯式紙裁断機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、使用に便利な携帯式紙裁断機であって、頂部筐体と、前記頂部筐体の内側に設けられる第一伸縮板と、前記第一伸縮板内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロックと、前記頂部筐体の側方に設けられる第二筐体と、前記頂部筐体の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、前記紙押さえ装置は、前記頂部筐体の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体と、前記第二伸縮筐体の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板と、前記第二伸縮筐体内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板と固定して接続される第一ばねと、前記第二伸縮板の底部に固定して設けられる紙押さえ板と、前記頂部筐体の内部に設けられる裁断ブレードと、前記第二伸縮筐体の上側面に設けられる位置規制装置と、前記頂部筐体の内部に設けられるブレード押し装置と、前記裁断ブレードの両側に設けられるブレード挟持装置と、前記第二筐体の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含む。
【0006】
前記位置規制装置は、前記第二伸縮筐体に形成される第一摺動溝と、前記第二伸縮筐体の左方に設けられる第三伸縮柱と、前記第三伸縮柱の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒と、前記第三伸縮棒の下端に固定して設けられる台座と、を含む。
【0007】
前記位置規制装置は、前記第三伸縮柱の両側に設けられる挟持板と、前記第三伸縮柱と前記挟持板の間に固定して設けられる第二ばねと、前記第三伸縮柱の端部に固定して設けられる活動柱と、前記第二伸縮筐体と前記活動柱との間に設けられる摺動空間と、を更に含み、外方へ前記第三伸縮柱を動かすことで前記活動柱を前記第一摺動溝内を上下運動できるようにし、初期状態において、前記第三伸縮柱が前記第一摺動溝の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒が前記第三伸縮柱の内部に位置する。前記第三伸縮棒を引き出して前記台座を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、前記紙押さえ板が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱を摺動させることで前記第三伸縮柱を前記第三伸縮棒と前記台座と共に上方に移動させ、そして前記台座を二枚の前記紙押さえ板と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱を前記摺動溝内に押し入れ、前記第三伸縮柱の上端側面における二枚の前記挟持板が前記第二ばねの作用によって前記第一摺動溝内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板の位置を規制する。これによって紙の高さによって速く裁断深さを確認できる。前記第二伸縮板の活動高さを規制することで、ブレードの最大露出深さを保証し、紙下の平面に傷つけないように保護する。
【0008】
前記ブレード押し装置は、前記頂部筐体の内部に固定して設けられる第一コンロッドと、前記第一コンロッドの左端に設けられる第一回転台座と、前記回転台座の左端に固定して設けられる弧状押し棒と、前記弧状押し棒と前記頂部筐体との間に固定して設けられる第三ばねと、前記弧状押し棒の底部に固定して設けられる押しブロックと、前記弧状押し棒の左端に設けられる第一押し板と、前記第一押し板に固定して設けられる第二回転台座と、前記第一押し板の側面に摺動して設けられる摺動押し板と、前記第一押し板と前記摺動押し板との間に固定して設けられる第四ばねと、前記摺動押し板の下方に設けられる位置規制台板と、前記摺動押し板と前記位置規制台板との間に固定して設けられる第五ばねと、を含み、手で前記頂部筐体を握って中心へ押し動かし、前記押しブロックがブレード挟持板の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒が前記第一コンロッドとヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒が前記押しブロックに連動して前記第一コンロッドに対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒がそれぞれ二つの前記第三ばねを圧縮すると同時に、前記弧状押し棒の頂部が前記第一押し板とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒がそれぞれ四つの前記第四ばねを圧縮して前記摺動押し板に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板がそれぞれ前記第一押し板から下向きの力を受けて四つの前記第五ばねを圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレードに対する鉛直方向の推力に転化し、ブレードの裁断強度を増加し、紙に対する裁断効果が向上する。使用過程において、前記ブレードに対する挟持効果がよく、縦向き裁断強度が増加し、手で前記ブレードと直接接触するに比べ、手で筐体と接触する方が便利であり、使いやすい。
【0009】
前記ブレード挟持装置は、前記裁断ブレードの両端に設けられるブレード挟持板と、前記ブレード挟持板の下方に設けられる第二摺動溝と、前記頂部筐体と前記第二筐体との間に固定して設けられる接続ブロックと、を含み、両側の前記挟持板が前記裁断ブレードと緊密に密着し、前記裁断ブレードを挟持すると同時に、縦方向に力を入れる接触部位が設けられ、力を均一的に前記裁断ブレードに伝達でき、前記接続ブロックが前記頂部筐体と前記第二筐体を接続固定し、二つの筐体を緊密的に固定する。左右両側の前記第二摺動溝は、前記頂部筐体の下端が左右摺動するために設けられ、これで前記頂部筐体の挟持時の収縮方向が水平方向であり、不適当の力によって損害を引き起こすことが回避される。また、前記第二摺動溝が前記外部筐体に対し位置規制作用を果たし、前記外部筐体が外力によって脱落することが回避される。
【0010】
前記ブレード位置規制装置は、前記第二筐体内に設けられるコア柱と、前記コア柱に巻回される特殊巻尺と、前記特殊巻尺の一端に固定して設けられる引き出しブロックと、前記第二筐体の下端に設けられる尺出口と、前記第二筐体の下端に固定して設けられる位置規制ブロックと、前記特殊巻尺の内側に形成されるブレード溝と、を含み、裁断跡を直線にする必要がある時、前記位置規制ブロックから前記引き出しブロックを引き動かして前記特殊巻尺を前記尺出口から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺における前記ブレード溝を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレードを前記ブレード溝内に置き、前記裁断ブレードが裁断を行う時に、前記裁断ブレードの摺動に従い、前記特殊巻尺が次第時に復位する。前記ブレード溝の直線に沿う裁断を保証し、切口が整っており、裁断効果がいい。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、従来技術に比べ、下記のメリットを有する:
【0012】
本発明は、体積が小さく、携帯が便利であり、使用が便利である。厚い紙を裁断する場合、まず位置規制装置によって紙の厚さを確認することで裁断深さを規制し、紙下方の平面に傷つけない。裁断跡を直線にする必要がある時、ブレード位置規制装置を使用し、ブレードをブレード位置規制装置における直線に沿って裁断させ、裁断縁が傾斜しない。裁断する時に、紙裁断機の頂部筐体を握り、横向きの握力を裁断ブレードに対する鉛直方向の推力に転化し、ブレードの裁断強度を向上させ、紙を完全的に裁断できる。裁断時に、ブレード側面の紙押さえ装置がブレードの隣の紙を平らに押さえることができる他、ブレードを曲がらなく、断裂しないように保護でき、また、裁断が完了後に、ブレードに付着の紙切れを払い、ブレードを清掃できる。紙裁断機における頂部筐体内部の第一伸縮板と第一伸縮筐体は、使用者の手が二つの頂部筐体の隙間内に引っかからないように保護できる他、二つの頂部筐体の接続に対し水平方向における固定機能を果たし、外力による変形を防止する。
【0013】
ブレードに力を入れても大丈夫な設計を有する。
【0014】
紙を平らに押さえることができる。
【0015】
横向きの挟持力を鉛直の裁断力に転化でき、裁断強度を向上させる。
【0016】
直線裁断を保証でき、裁断時に保護装置がブレードを保護でき、ブレードに付着の紙切れを除け、紙裁断機の使用寿命を延ばす。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0018】
【
図1】使用に便利な携帯式紙裁断機の斜視図である。
【
図2】使用に便利な携帯式紙裁断機の俯瞰図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1~9に示すように、使用に便利な携帯式紙裁断機であって、頂部筐体1と、前記頂部筐体1の内側に設けられる第一伸縮板2と、前記第一伸縮板2内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロック11と、前記頂部筐体1の側方に設けられる第二筐体3と、前記頂部筐体1の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、前記紙押さえ装置は、前記頂部筐体1の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体4と、前記第二伸縮筐体4の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板5と、前記第二伸縮筐体4内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体4の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板5と固定して接続される第一ばね23と、前記第二伸縮板5の底部に固定して設けられる紙押さえ板40と、前記頂部筐体1の内部に設けられる裁断ブレード20と、前記第二伸縮筐体4の上側面に設けられる位置規制装置と、前記頂部筐体1の内部に設けられるブレード押し装置と、前記裁断ブレード20の両側に設けられるブレード挟持装置と、前記第二筐体3の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含む。
前記位置規制装置は、前記第二伸縮筐体4に形成される第一摺動溝300と、前記第二伸縮筐体4の左方に設けられる第三伸縮柱6と、前記第三伸縮柱6の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒7と、前記第三伸縮棒7の下端に固定して設けられる台座41と、を含む。
【0020】
前記位置規制装置は、前記第三伸縮柱6の両側に設けられる挟持板100と、前記第三伸縮柱6と前記挟持板100の間に固定して設けられる第二ばね101と、前記第三伸縮柱6の端部に固定して設けられる活動柱103と、前記第二伸縮筐体4と前記活動柱103との間に設けられる摺動空間102と、を更に含み、外方へ前記第三伸縮柱6を動かすことで前記活動柱103を前記第一摺動溝300内を上下運動できるようにし、初期状態において、前記第三伸縮柱6が前記第一摺動溝300の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒7が前記第三伸縮柱6の内部に位置する。前記第三伸縮棒7を引き出して前記台座41を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、前記紙押さえ板40が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱103を摺動させることで前記第三伸縮柱6を前記第三伸縮棒7と前記台座41と共に上方に移動させ、そして前記台座41を二枚の前記紙押さえ板40と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱103を前記摺動溝300内に押し入れ、前記第三伸縮柱6の上端側面における二枚の前記挟持板100が前記第二ばね101の作用によって前記第一摺動溝300内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板5の位置を規制する。これによって紙の高さによって速く裁断深さを確認できる。前記第二伸縮板5の活動高さを規制することで、ブレードの最大露出深さを保証し、紙下の平面に傷つけないように保護すると同時に、ブレードに対するダメージを回避し、ブレードの使用寿命を延ばし、鋭さを維持し、優れる裁断能力を保持できる。
【0021】
前記ブレード押し装置は、前記頂部筐体1の内部に固定して設けられる第一コンロッド32と、前記第一コンロッド32の左端に設けられる第一回転台座33と、前記回転台座33の左端に固定して設けられる弧状押し棒36と、前記弧状押し棒36と前記頂部筐体1との間に固定して設けられる第三ばね34と、前記弧状押し棒36の底部に固定して設けられる押しブロック35と、前記弧状押し棒36の左端に設けられる第一押し板26と、前記第一押し板26に固定して設けられる第二回転台座25と、前記第一押し板26の側面に摺動して設けられる摺動押し板29と、前記第一押し板26と前記摺動押し板29との間に固定して設けられる第四ばね27と、前記摺動押し板29の下方に設けられる位置規制台板31と、前記摺動押し板29と前記位置規制台板31との間に固定して設けられる第五ばね30と、を含み、手で前記頂部筐体1を握って中心へ押し動かし、前記押しブロック35がブレード挟持板800の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒36が前記第一コンロッド32とヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒36が前記押しブロック35に連動して前記第一コンロッド32に対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒36がそれぞれ二つの前記第三ばね34を圧縮すると同時に、前記弧状押し棒36の頂部が前記第一押し板26とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒26がそれぞれ四つの前記第四ばね27を圧縮して前記摺動押し板29に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板29がそれぞれ前記第一押し板26から下向きの力を受けて四つの前記第五ばね30を圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレード20に対する鉛直方向の推力に転化し、厚い紙に対しても手部からの力を全方位的に増加できるため、裁断強度を安全に増加し、ブレードが大きすぎる力により歪まなく、曲がらなく、折れないことが保証される他、横向きの握力に力を集中しにくい欠点を補う。
【0022】
前記ブレード挟持装置は、前記裁断ブレード20の両端に設けられるブレード挟持板800と、前記ブレード挟持板800の下方に設けられる第二摺動溝16と、前記頂部筐体1と前記第二筐体3との間に固定して設けられる接続ブロック9と、を含み、前記ブレード挟持板800が鉛直方向において前記裁断ブレード20を挟持し、使用者が前記頂部筐体1を握ると、二つの前記頂部筐体1が中心へ移動し、前記頂部筐体の下端が前記第二摺動溝16内を摺動して中心へ近づき、前記接続ブロック9が前記頂部筐体1と前記第二筐体3を接続固定し、前記ブレード挟持板800の底部と前記頂部筐体1の下端との滑合により、前記頂部筐体1における力が水平方向に沿って前記ブレード挟持板800に伝達されることが規制され、前記頂部筐体1が不適当な外力により歪み、ねじ曲がることがない。前記接続ブロック9が前記頂部筐体1と前記第二筐体との相対位置の合理性を保証し、前記接続ブロック9は、ブロック状でなくてもよく、金属板又はその他の接続作用を果たせる接続部品でもいい。
【0023】
前記ブレード位置規制装置は、前記第二筐体3内に設けられるコア柱44と、前記コア柱44に巻回される特殊巻尺48と、前記特殊巻尺48の一端に固定して設けられる引き出しブロック45と、前記第二筐体3の下端に設けられる尺出口47と、前記第二筐体3の下端に固定して設けられる位置規制ブロック49と、前記特殊巻尺48の内側に形成されるブレード溝90と、を含み、裁断跡を直線にする必要がある時、前記位置規制ブロック49から前記引き出しブロック45を引き動かして前記特殊巻尺48を前記尺出口47から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺48における前記ブレード溝を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレード20を前記ブレード溝90内に置き、前記裁断ブレード20が前記ブレード溝90内で裁断作業を完了し、裁断後に前記特殊巻尺48を繰り入れ、紙裁断機の使用を終える。前記位置規制ブロック49の存在により、前記ブレード位置規制装置を取り出しやすく、使用が便利である。裁断跡を直線に保証し、ブレードが紙面を摺動して使用者に傷つけることが回避される。
【0024】
作動原理:外方へ前記第三伸縮柱6を動かし、前記活動柱103が前記第一摺動溝300内を上下運動でき、初期状態において、前記第三伸縮柱6が前記第一摺動溝300の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒7が前記第三伸縮柱6の内部に位置する。前記第三伸縮棒7を引き出して前記台座41を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、二つの前記紙押さえ板40が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱103を摺動させることで前記第三伸縮柱6を前記第三伸縮棒7と前記台座41と共に上方に移動させ、そして前記台座41を二枚の前記紙押さえ板40と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱103を前記摺動溝300内に押し入れ、前記第三伸縮柱6の上端側面における二枚の前記挟持板100が前記第二ばね101の作用によって前記第一摺動溝300内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板5の位置を規制する。高さ規制を完了した後、前記位置規制ブロック49から前記引き出しブロック45を引き動かして前記特殊巻尺48を前記尺出口47から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺48における前記ブレード溝90を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレード20を前記ブレード溝90内に置き、手で前記頂部筐体1を握って中心へ押し動かし、前記押しブロック35がブレード挟持板800の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒36が前記第一コンロッド32とヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒36が前記押しブロック35に連動して前記第一コンロッド32に対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒36がそれぞれ二つの前記第三ばね34を圧縮すると同時に、前記弧状押し棒36の頂部が前記第一押し板26とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒26がそれぞれ四つの前記第四ばね27を圧縮して前記摺動押し板29に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板29がそれぞれ前記第一押し板26から下向きの力を受けて四つの前記第五ばね30を圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレード20に対する鉛直方向の推力に転化し、そして前記ブレード溝90の方向に沿って前記頂部筐体1を握って力を入れて引き動かし、裁断を完了する。裁断後に上方へ紙裁断機を上げ、前記特殊巻尺48が前記第二筐体3内に戻り、前記第三伸縮柱6を抜き出し、前記第二伸縮板5が初期位置まで跳ね返ると同時に、紙切れなどがブレードから除かれる。次回の使用に備える。
【手続補正書】
【提出日】2021-04-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法であって、
前記使用に便利な携帯式紙裁断機は、
頂部筐体(1)と、
前記頂部筐体(1)の内側に設けられる第一伸縮板(2)と、
前記第一伸縮板(2)内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロック(11)と、
前記頂部筐体(1)の側方に設けられる第二筐体(3)と、
前記頂部筐体(1)の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、
前記紙押さえ装置は、
前記頂部筐体(1)の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体(4)と、
前記第二伸縮筐体(4)の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板(5)と、
前記第二伸縮筐体(4)内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体(4)の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板(5)と固定して接続される第一ばね(23)と、
前記第二伸縮板(5)の底部に固定して設けられる紙押さえ板(40)と、
前記頂部筐体(1)の内部に設けられる裁断ブレード(20)と、
前記第二伸縮筐体(4)の上側面に設けられる高度位置規制装置と、
前記頂部筐体(1)の内部に設けられるブレード押し装置と、
前記裁断ブレード(20)の両側に設けられるブレード挟持装置と、
前記第二筐体(3)の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含み、
前記高度位置規制装置は、
前記第二伸縮筐体(4)に形成される第一摺動溝(300)と、
前記第二伸縮筐体(4)の左方に設けられる第三伸縮柱(6)と、
前記第三伸縮柱(6)の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒(7)と、
前記第三伸縮棒(7)の下端に固定して設けられる台座(41)と、を含み、
前記高度位置規制装置は、
前記第三伸縮柱(6)の両側に設けられる挟持板(100)と、
前記第三伸縮柱(6)と前記挟持板(100)の間に固定して設けられる第二ばね(101)と、
前記第三伸縮柱(6)の端部に固定して設けられる活動柱(103)と、
前記第二伸縮筐体(4)と前記活動柱(103)との間に設けられる摺動空間(102)と、を更に含み、
前記ブレード押し装置は、
前記頂部筐体(1)の内部に固定して設けられる第一コンロッド(32)と、
前記第一コンロッド(32)の左端に設けられる第一回転台座(33)と、
前記回転台座(33)の左端に固定して設けられる弧状押し棒(36)と、
前記弧状押し棒(36)と前記頂部筐体(1)との間に固定して設けられる第三ばね(34)と、
前記弧状押し棒(36)の底部に固定して設けられる押しブロック(35)と、
前記弧状押し棒(36)の左端に設けられる第一押し板(26)と、
前記第一押し板(26)に固定して設けられる第二回転台座(25)と、
前記第一押し板(26)の側面に摺動して設けられる摺動押し板(29)と、
前記第一押し板(26)と前記摺動押し板(29)との間に固定して設けられる第四ばね(27)と、
前記摺動押し板(29)の下方に設けられる位置規制台板(31)と、
前記摺動押し板(29)と前記位置規制台板(31)との間に固定して設けられる第五ばね(30)と、を含み、
前記ブレード挟持装置は、
前記裁断ブレード(20)の両端に設けられるブレード挟持板(800)と、
前記ブレード挟持板(800)の下方に設けられる第二摺動溝(16)と、
前記頂部筐体(1)と前記第二筐体(3)との間に固定して設けられる接続ブロック(9)と、を含み、
前記ブレード位置規制装置は、
前記第二筐体(3)内に設けられるコア柱(44)と、
前記コア柱(44)に巻回される特殊巻尺(48)と、
前記特殊巻尺(48)の一端に固定して設けられる引き出しブロック(45)と、
前記第二筐体(3)の下端に設けられる尺出口(47)と、
前記第二筐体(3)の下端に固定して設けられる位置規制ブロック(49)と、
前記特殊巻尺(48)の内側に形成されるブレード溝(90)と、を含み、
外方へ前記第三伸縮柱(6)を動かし、前記活動柱(103)が前記第一摺動溝(300)内を上下運動でき、初期状態において、前記第三伸縮柱(6)が前記第一摺動溝(300)の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒(7)が前記第三伸縮柱(6)の内部に位置し、前記第三伸縮棒(7)を引き出して前記台座(41)を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、二つの前記紙押さえ板(40)が紙の上表面と接触し、そして前記活動柱(103)を摺動させることで前記第三伸縮柱(6)を前記第三伸縮棒(7)と前記台座(41)と共に上方に移動させ、そして前記台座(41)を二枚の前記紙押さえ板(40)と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱(103)を前記摺動溝(300)内に押し入れ、前記第三伸縮柱(6)の上端側面における二枚の前記挟持板(100)が前記第二ばね(101)の作用によって前記第一摺動溝(300)内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板(5)の位置を規制し、高さ規制を完了した後、前記位置規制ブロック(49)から前記引き出しブロック(45)を引き動かして前記特殊巻尺(48)を前記尺出口(47)から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺(48)における前記ブレード溝(90)を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレード(20)を前記ブレード溝(90)内に置き、手で前記頂部筐体(1)を握って中心へ押し動かし、前記押しブロック(35)がブレード挟持板(800)の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒(36)が前記第一コンロッド(32)とヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒(36)が前記押しブロック(35)に連動して前記第一コンロッド(32)に対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒(36)がそれぞれ二つの前記第三ばね(34)を圧縮すると同時に、前記弧状押し棒(36)の頂部が前記第一押し板(26)とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒(26)がそれぞれ四つの前記第四ばね(27)を圧縮して前記摺動押し板(29)に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができ、また、二つの前記摺動押し板(29)がそれぞれ前記第一押し板(26)から下向きの力を受けて四つの前記第五ばね(30)を圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレード(20)に対する鉛直方向の推力に転化し、そして前記ブレード溝(90)の方向に沿って前記頂部筐体(1)を握って力を入れて引き動かし、裁断を完了し、裁断後に上方へ紙裁断機を上げ、前記特殊巻尺(48)が前記第二筐体(3)内に戻り、前記第三伸縮柱(6)を抜き出し、前記第二伸縮板(5)が初期位置まで跳ね返ると同時に、紙切れなどがブレードから除かれ、次回の使用に備える、
ことを特徴とする使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙裁断機分野に関し、具体的には、使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
裁断必要のある紙の枚数が多い場合、手では引き裂きにくく、ブレードでは整然として裁断しにくく、また、ブレードが薄いため、力を入れて握るとブレードを折りやすく、使用者に傷つけやすく、裁断後の紙切れがブレードに付着し、裁断効率に影響する。また、ブレードで裁断する時に、紙を通ってテーブル等の表面に傷つけやすい。紙裁断機を使用する場合、従来の紙裁断機が大きいため、携帯や使用に便利ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第110856947号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術における上記課題を解決するために、握りやすく、裁断強度を増加でき、ブレードを保護でき、付着の紙切れを除くことができ、直線に沿う裁断を保証でき、使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法であって、前記使用に便利な携帯式紙裁断機は、頂部筐体と、前記頂部筐体の内側に設けられる第一伸縮板と、前記第一伸縮板内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロックと、前記頂部筐体の側方に設けられる第二筐体と、前記頂部筐体の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、前記紙押さえ装置は、前記頂部筐体の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体と、前記第二伸縮筐体の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板と、前記第二伸縮筐体内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板と固定して接続される第一ばねと、前記第二伸縮板の底部に固定して設けられる紙押さえ板と、前記頂部筐体の内部に設けられる裁断ブレードと、前記第二伸縮筐体の上側面に設けられる高度位置規制装置と、前記頂部筐体の内部に設けられるブレード押し装置と、前記裁断ブレードの両側に設けられるブレード挟持装置と、前記第二筐体の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含む。
【0006】
前記高度位置規制装置は、前記第二伸縮筐体に形成される第一摺動溝と、前記第二伸縮筐体の左方に設けられる第三伸縮柱と、前記第三伸縮柱の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒と、前記第三伸縮棒の下端に固定して設けられる台座と、を含む。
【0007】
前記高度位置規制装置は、前記第三伸縮柱の両側に設けられる挟持板と、前記第三伸縮柱と前記挟持板の間に固定して設けられる第二ばねと、前記第三伸縮柱の端部に固定して設けられる活動柱と、前記第二伸縮筐体と前記活動柱との間に設けられる摺動空間と、を更に含み、外方へ前記第三伸縮柱を動かすことで前記活動柱を前記第一摺動溝内を上下運動できるようにし、初期状態において、前記第三伸縮柱が前記第一摺動溝の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒が前記第三伸縮柱の内部に位置する。前記第三伸縮棒を引き出して前記台座を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、前記紙押さえ板が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱を摺動させることで前記第三伸縮柱を前記第三伸縮棒と前記台座と共に上方に移動させ、そして前記台座を二枚の前記紙押さえ板と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱を前記摺動溝内に押し入れ、前記第三伸縮柱の上端側面における二枚の前記挟持板が前記第二ばねの作用によって前記第一摺動溝内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板の位置を規制する。これによって紙の高さによって速く裁断深さを確認できる。前記第二伸縮板の活動高さを規制することで、ブレードの最大露出深さを保証し、紙下の平面に傷つけないように保護する。
【0008】
前記ブレード押し装置は、前記頂部筐体の内部に固定して設けられる第一コンロッドと、前記第一コンロッドの左端に設けられる第一回転台座と、前記回転台座の左端に固定して設けられる弧状押し棒と、前記弧状押し棒と前記頂部筐体との間に固定して設けられる第三ばねと、前記弧状押し棒の底部に固定して設けられる押しブロックと、前記弧状押し棒の左端に設けられる第一押し板と、前記第一押し板に固定して設けられる第二回転台座と、前記第一押し板の側面に摺動して設けられる摺動押し板と、前記第一押し板と前記摺動押し板との間に固定して設けられる第四ばねと、前記摺動押し板の下方に設けられる位置規制台板と、前記摺動押し板と前記位置規制台板との間に固定して設けられる第五ばねと、を含み、手で前記頂部筐体を握って中心へ押し動かし、前記押しブロックがブレード挟持板の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒が前記第一コンロッドとヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒が前記押しブロックに連動して前記第一コンロッドに対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒がそれぞれ二つの前記第三ばねを圧縮すると同時に、前記弧状押し棒の頂部が前記第一押し板とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒がそれぞれ四つの前記第四ばねを圧縮して前記摺動押し板に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板がそれぞれ前記第一押し板から下向きの力を受けて四つの前記第五ばねを圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレードに対する鉛直方向の推力に転化し、ブレードの裁断強度を増加し、紙に対する裁断効果が向上する。使用過程において、前記ブレードに対する挟持効果がよく、縦向き裁断強度が増加し、手で前記ブレードと直接接触するに比べ、手で筐体と接触する方が便利であり、使いやすい。
【0009】
前記ブレード挟持装置は、前記裁断ブレードの両端に設けられるブレード挟持板と、前記ブレード挟持板の下方に設けられる第二摺動溝と、前記頂部筐体と前記第二筐体との間に固定して設けられる接続ブロックと、を含み、両側の前記挟持板が前記裁断ブレードと緊密に密着し、前記裁断ブレードを挟持すると同時に、縦方向に力を入れる接触部位が設けられ、力を均一的に前記裁断ブレードに伝達でき、前記接続ブロックが前記頂部筐体と前記第二筐体を接続固定し、二つの筐体を緊密的に固定する。左右両側の前記第二摺動溝は、前記頂部筐体の下端が左右摺動するために設けられ、これで前記頂部筐体の挟持時の収縮方向が水平方向であり、不適当の力によって損害を引き起こすことが回避される。また、前記第二摺動溝が前記外部筐体に対し位置規制作用を果たし、前記外部筐体が外力によって脱落することが回避される。
【0010】
前記ブレード位置規制装置は、前記第二筐体内に設けられるコア柱と、前記コア柱に巻回される特殊巻尺と、前記特殊巻尺の一端に固定して設けられる引き出しブロックと、前記第二筐体の下端に設けられる尺出口と、前記第二筐体の下端に固定して設けられる位置規制ブロックと、前記特殊巻尺の内側に形成されるブレード溝と、を含み、裁断跡を直線にする必要がある時、前記位置規制ブロックから前記引き出しブロックを引き動かして前記特殊巻尺を前記尺出口から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺における前記ブレード溝を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレードを前記ブレード溝内に置き、前記裁断ブレードが裁断を行う時に、前記裁断ブレードの摺動に従い、前記特殊巻尺が次第時に復位する。前記ブレード溝の直線に沿う裁断を保証し、切口が整っており、裁断効果がいい。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、従来技術に比べ、下記のメリットを有する:
【0012】
本発明は、体積が小さく、携帯が便利であり、使用が便利である。厚い紙を裁断する場合、まず高度位置規制装置によって紙の厚さを確認することで裁断深さを規制し、紙下方の平面に傷つけない。裁断跡を直線にする必要がある時、ブレード位置規制装置を使用し、ブレードをブレード位置規制装置における直線に沿って裁断させ、裁断縁が傾斜しない。裁断する時に、紙裁断機の頂部筐体を握り、横向きの握力を裁断ブレードに対する鉛直方向の推力に転化し、ブレードの裁断強度を向上させ、紙を完全的に裁断できる。裁断時に、ブレード側面の紙押さえ装置がブレードの隣の紙を平らに押さえることができる他、ブレードを曲がらなく、断裂しないように保護でき、また、裁断が完了後に、ブレードに付着の紙切れを払い、ブレードを清掃できる。紙裁断機における頂部筐体内部の第一伸縮板と第一伸縮筐体は、使用者の手が二つの頂部筐体の隙間内に引っかからないように保護できる他、二つの頂部筐体の接続に対し水平方向における固定機能を果たし、外力による変形を防止する。
【0013】
ブレードに力を入れても大丈夫な設計を有する。
【0014】
紙を平らに押さえることができる。
【0015】
横向きの挟持力を鉛直の裁断力に転化でき、裁断強度を向上させる。
【0016】
直線裁断を保証でき、裁断時に保護装置がブレードを保護でき、ブレードに付着の紙切れを除け、紙裁断機の使用寿命を延ばす。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0018】
【
図1】使用に便利な携帯式紙裁断機の斜視図である。
【
図2】使用に便利な携帯式紙裁断機の俯瞰図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1~9に示すように、
使用に便利な携帯式紙裁断機の使用方法であって、
前記使用に便利な携帯式紙裁断機は、頂部筐体1と、前記頂部筐体1の内側に設けられる第一伸縮板2と、前記第一伸縮板2内に摺動可能に設けられる第一伸縮ブロック11と、前記頂部筐体1の側方に設けられる第二筐体3と、前記頂部筐体1の下に設けられる紙押さえ装置と、を含み、前記紙押さえ装置は、前記頂部筐体1の下方に固定して設けられる第二伸縮筐体4と、前記第二伸縮筐体4の内部に摺動可能に設けられる第二伸縮板5と、前記第二伸縮筐体4内に設けられ且つ一端が前記第二伸縮筐体4の上端面と固定して接続され且つ他端が前記第二伸縮板5と固定して接続される第一ばね23と、前記第二伸縮板5の底部に固定して設けられる紙押さえ板40と、前記頂部筐体1の内部に設けられる裁断ブレード20と、前記第二伸縮筐体4の上側面に設けられる
高度位置規制装置と、前記頂部筐体1の内部に設けられるブレード押し装置と、前記裁断ブレード20の両側に設けられるブレード挟持装置と、前記第二筐体3の内部に設けられるブレード位置規制装置と、を含む。
前記高度位置規制装置は、前記第二伸縮筐体4に形成される第一摺動溝300と、前記第二伸縮筐体4の左方に設けられる第三伸縮柱6と、前記第三伸縮柱6の下方に摺動可能に設けられる第三伸縮棒7と、前記第三伸縮棒7の下端に固定して設けられる台座41と、を含む。
【0020】
前記高度位置規制装置は、前記第三伸縮柱6の両側に設けられる挟持板100と、前記第三伸縮柱6と前記挟持板100の間に固定して設けられる第二ばね101と、前記第三伸縮柱6の端部に固定して設けられる活動柱103と、前記第二伸縮筐体4と前記活動柱103との間に設けられる摺動空間102と、を更に含み、外方へ前記第三伸縮柱6を動かすことで前記活動柱103を前記第一摺動溝300内を上下運動できるようにし、初期状態において、前記第三伸縮柱6が前記第一摺動溝300の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒7が前記第三伸縮柱6の内部に位置する。前記第三伸縮棒7を引き出して前記台座41を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、前記紙押さえ板40が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱103を摺動させることで前記第三伸縮柱6を前記第三伸縮棒7と前記台座41と共に上方に移動させ、そして前記台座41を二枚の前記紙押さえ板40と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱103を前記摺動溝300内に押し入れ、前記第三伸縮柱6の上端側面における二枚の前記挟持板100が前記第二ばね101の作用によって前記第一摺動溝300内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板5の位置を規制する。これによって紙の高さによって速く裁断深さを確認できる。前記第二伸縮板5の活動高さを規制することで、ブレードの最大露出深さを保証し、紙下の平面に傷つけないように保護すると同時に、ブレードに対するダメージを回避し、ブレードの使用寿命を延ばし、鋭さを維持し、優れる裁断能力を保持できる。
【0021】
前記ブレード押し装置は、前記頂部筐体1の内部に固定して設けられる第一コンロッド32と、前記第一コンロッド32の左端に設けられる第一回転台座33と、前記回転台座33の左端に固定して設けられる弧状押し棒36と、前記弧状押し棒36と前記頂部筐体1との間に固定して設けられる第三ばね34と、前記弧状押し棒36の底部に固定して設けられる押しブロック35と、前記弧状押し棒36の左端に設けられる第一押し板26と、前記第一押し板26に固定して設けられる第二回転台座25と、前記第一押し板26の側面に摺動して設けられる摺動押し板29と、前記第一押し板26と前記摺動押し板29との間に固定して設けられる第四ばね27と、前記摺動押し板29の下方に設けられる位置規制台板31と、前記摺動押し板29と前記位置規制台板31との間に固定して設けられる第五ばね30と、を含み、手で前記頂部筐体1を握って中心へ押し動かし、前記押しブロック35がブレード挟持板800の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒36が前記第一コンロッド32とヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒36が前記押しブロック35に連動して前記第一コンロッド32に対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒36がそれぞれ二つの前記第三ばね34を圧縮すると同時に、前記弧状押し棒36の頂部が前記第一押し板26とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒26がそれぞれ四つの前記第四ばね27を圧縮して前記摺動押し板29に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板29がそれぞれ前記第一押し板26から下向きの力を受けて四つの前記第五ばね30を圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレード20に対する鉛直方向の推力に転化し、厚い紙に対しても手部からの力を全方位的に増加できるため、裁断強度を安全に増加し、ブレードが大きすぎる力により歪まなく、曲がらなく、折れないことが保証される他、横向きの握力に力を集中しにくい欠点を補う。
【0022】
前記ブレード挟持装置は、前記裁断ブレード20の両端に設けられるブレード挟持板800と、前記ブレード挟持板800の下方に設けられる第二摺動溝16と、前記頂部筐体1と前記第二筐体3との間に固定して設けられる接続ブロック9と、を含み、前記ブレード挟持板800が鉛直方向において前記裁断ブレード20を挟持し、使用者が前記頂部筐体1を握ると、二つの前記頂部筐体1が中心へ移動し、前記頂部筐体の下端が前記第二摺動溝16内を摺動して中心へ近づき、前記接続ブロック9が前記頂部筐体1と前記第二筐体3を接続固定し、前記ブレード挟持板800の底部と前記頂部筐体1の下端との滑合により、前記頂部筐体1における力が水平方向に沿って前記ブレード挟持板800に伝達されることが規制され、前記頂部筐体1が不適当な外力により歪み、ねじ曲がることがない。前記接続ブロック9が前記頂部筐体1と前記第二筐体との相対位置の合理性を保証し、前記接続ブロック9は、ブロック状でなくてもよく、金属板又はその他の接続作用を果たせる接続部品でもいい。
【0023】
前記ブレード位置規制装置は、前記第二筐体3内に設けられるコア柱44と、前記コア柱44に巻回される特殊巻尺48と、前記特殊巻尺48の一端に固定して設けられる引き出しブロック45と、前記第二筐体3の下端に設けられる尺出口47と、前記第二筐体3の下端に固定して設けられる位置規制ブロック49と、前記特殊巻尺48の内側に形成されるブレード溝90と、を含み、裁断跡を直線にする必要がある時、前記位置規制ブロック49から前記引き出しブロック45を引き動かして前記特殊巻尺48を前記尺出口47から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺48における前記ブレード溝を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレード20を前記ブレード溝90内に置き、前記裁断ブレード20が前記ブレード溝90内で裁断作業を完了し、裁断後に前記特殊巻尺48を繰り入れ、紙裁断機の使用を終える。前記位置規制ブロック49の存在により、前記ブレード位置規制装置を取り出しやすく、使用が便利である。裁断跡を直線に保証し、ブレードが紙面を摺動して使用者に傷つけることが回避される。
【0024】
作動原理:外方へ前記第三伸縮柱6を動かし、前記活動柱103が前記第一摺動溝300内を上下運動でき、初期状態において、前記第三伸縮柱6が前記第一摺動溝300の一番下端に位置し、前記第三伸縮棒7が前記第三伸縮柱6の内部に位置する。前記第三伸縮棒7を引き出して前記台座41を紙の下表面に平面と接触して平らに置き、二つの前記紙押さえ板40が紙の上表面と接触する。そして前記活動柱103を摺動させることで前記第三伸縮柱6を前記第三伸縮棒7と前記台座41と共に上方に移動させ、そして前記台座41を二枚の前記紙押さえ板40と同じ水平面に位置するように紙面上端に置き、この時、前記活動柱103を前記摺動溝300内に押し入れ、前記第三伸縮柱6の上端側面における二枚の前記挟持板100が前記第二ばね101の作用によって前記第一摺動溝300内に引っかかって上下移動できなくなり、前記第二伸縮板5の位置を規制する。高さ規制を完了した後、前記位置規制ブロック49から前記引き出しブロック45を引き動かして前記特殊巻尺48を前記尺出口47から必要長さまで引き出し、前記特殊巻尺48における前記ブレード溝90を裁断ルートに合わせた後、前記裁断ブレード20を前記ブレード溝90内に置き、手で前記頂部筐体1を握って中心へ押し動かし、前記押しブロック35がブレード挟持板800の側柱に押し動かされ、前記弧状押し棒36が前記第一コンロッド32とヒンジ接続されるため、前記弧状押し棒36が前記押しブロック35に連動して前記第一コンロッド32に対し回転し、互いに対称に設けられる二つの前記弧状押し棒36がそれぞれ二つの前記第三ばね34を圧縮すると同時に、前記弧状押し棒36の頂部が前記第一押し板26とヒンジ接続され、二つの前記第一押し棒26がそれぞれ四つの前記第四ばね27を圧縮して前記摺動押し板29に対する水平方向の挟持力を強め、ブレードが傾きにくくなるとともに曲がりにくくなり、使用者がブレードの位置をよくコントロールでき、裁断対象紙の位置に精確に合わせることができる。また、二つの前記摺動押し板29がそれぞれ前記第一押し板26から下向きの力を受けて四つの前記第五ばね30を圧縮し、横向きの握力を前記裁断ブレード20に対する鉛直方向の推力に転化し、そして前記ブレード溝90の方向に沿って前記頂部筐体1を握って力を入れて引き動かし、裁断を完了する。裁断後に上方へ紙裁断機を上げ、前記特殊巻尺48が前記第二筐体3内に戻り、前記第三伸縮柱6を抜き出し、前記第二伸縮板5が初期位置まで跳ね返ると同時に、紙切れなどがブレードから除かれる。次回の使用に備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】