(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022016246
(43)【公開日】2022-01-21
(54)【発明の名称】管理サーバおよび施術画面提供方法
(51)【国際特許分類】
G16H 80/00 20180101AFI20220114BHJP
G16H 30/40 20180101ALI20220114BHJP
【FI】
G16H80/00
G16H30/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020187376
(22)【出願日】2020-11-10
(62)【分割の表示】P 2020118359の分割
【原出願日】2020-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】520448795
【氏名又は名称】河原 龍秀
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】河原 龍秀
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA26
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザの生活習慣等に応じて、ユーザ毎に最適な施術を自宅等の遠隔地に居ながら受けることで、通院に伴う時間や労力を低減可能な、管理サーバおよび施術画面提供方法を提供する。
【解決手段】施術画面提供システムにおいて、ユーザ端末100と、施術者端末110と、ビッグデータ記憶部134と、ネットワークを介して接続される管理サーバ120は、、画像解析部160が、ユーザ情報記憶部130からユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する健康データを抽出し、画像解析用プログラムをユーザ端末に送信し、ユーザ端末が画像解析用プログラムを実行することで取得した可動域データをユーザ端末から受信し、健康データおよび可動域データの各項目について平均数値情報をビッグデータ記憶部から抽出し、平均数値情報の各項目とそれに対応する健康データの各項目とに基づいて解析結果を生成し、解析結果記憶部132に記憶する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と、施術者端末と、ビッグデータ記憶部と、前記ユーザ端末および前記施術者端末および前記ビッグデータ記憶部とネットワークを介して無線通信接続される管理サーバであって、
ユーザ情報記憶部から抽出したユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する健康データを抽出し、画像解析用プログラムを前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末が前記画像解析用プログラムを実行することで取得した可動域データを前記ユーザ端末から受信し、抽出した前記健康データおよび受信した前記可動域データの各項目について平均数値情報をビッグデータ記憶部から抽出し、抽出した前記平均数値情報の各項目とそれに対応する前記健康データの各項目とに基づいて解析結果を生成し、生成した前記解析結果を解析結果記憶部に記憶する画像解析部と、
前記解析結果記憶部から抽出した前記解析結果の内容に対応したブロック動画をブロック動画記憶部から抽出し、抽出した前記解析結果と前記ブロック動画とに基づいて施術画面を生成する施術画面生成部と、
生成した前記施術画面を前記ユーザ端末および前記施術者端末に提供する施術画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【請求項2】
請求項1に記載の管理サーバにおいて、
ユーザ情報記憶部から抽出したユーザ情報に含まれる健康データと、施術者情報記憶部から抽出した施術者情報に含まれるカルテ情報とに基づいてヒアリング画面を生成するヒアリング画面生成部と、
生成した前記ヒアリング画面を前記ユーザ端末および前記施術者端末に提供するヒアリング画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【請求項3】
ユーザ端末と、施術者端末と、ビッグデータ記憶部と、前記ユーザ端末および前記施術者端末および前記ビッグデータ記憶部とネットワークを介して無線通信接続される管理サーバとを有する施術画面提供方法であって、
前記管理サーバが、前記ユーザ端末からユーザ情報を取得および記憶する工程と、
前記管理サーバが、前記施術者端末から施術者情報を取得および記憶する工程と、
前記管理サーバが、ユーザ情報記憶部から抽出したユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する健康データを抽出し、画像解析用プログラムを前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末が前記画像解析用プログラムを実行することで取得した可動域データを前記ユーザ端末から受信し、抽出した前記健康データおよび受信した前記可動域データの各項目について平均数値情報をビッグデータ記憶部から抽出し、抽出した前記平均数値情報の各項目とそれに対応する前記健康データの各項目とに基づいて解析結果を生成し、生成した前記解析結果を解析結果記憶部に記憶する工程と、
前記管理サーバが、前記解析結果記憶部から抽出した前記解析結果の内容に対応したブロック動画をブロック動画記憶部から抽出し、抽出した前記解析結果と前記ブロック動画とに基づいて施術画面を生成する工程と、
前記管理サーバが、生成した前記施術画面を前記ユーザ端末および前記施術者端末に提供する工程と、を有する、
施術画面提供方法。
【請求項4】
請求項3に記載の施術画面提供方法において、
前記管理サーバが、ユーザ情報記憶部から抽出したユーザ情報に含まれる健康データと、施術者情報記憶部から抽出した施術者情報に含まれるカルテ情報とに基づいてヒアリング画面を生成する工程と、
前記管理サーバが、生成した前記ヒアリング画面を前記ユーザ端末および前記施術者端末に提供する工程と、を有する、
施術画面提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理サーバおよび施術画面提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザは、手技(ストレッチング等)の施術を受けるために実際に施術所に足を運び、施術者の評価(判断)を受けたうえで、施術を受ける必要があった。
【0003】
また、仮に、遠隔地からオンライン等で評価(カウンセリング)を受けようとしても、ユーザの生活習慣や、例えば「首の可動域」等に個人差があり、一人の施術者が複数の異なるユーザ毎に最適な施術を提供することは難しいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1には、特定の顧客が行う術者視野の実況に従って指導施術者が遠隔地からインターネットを介して実技教育的指導し、更にはインターネットで決済するビジネスシステムが開示されている。
【0006】
しかし、特許文献1は、ユーザの生活習慣や、例えば「首の可動域」等に応じて、ユーザ毎に最適な施術を提供する施術画面提供システムについて意図しているものではない。
【0007】
本発明の目的は、ユーザの生活習慣や、例えば「首の可動域」等に応じて、ユーザ毎に最適な施術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0009】
本発明の一実施の形態は、ユーザ端末と、施術者端末と、ビッグデータ記憶部と、ユーザ端末および施術者端末およびビッグデータ記憶部とネットワークを介して無線通信接続される管理サーバであって、ユーザ情報記憶部から抽出したユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する健康データを抽出し、画像解析用プログラムをユーザ端末に送信し、ユーザ端末が画像解析用プログラムを実行することで取得した可動域データをユーザ端末から受信し、抽出した健康データおよび受信した可動域データの各項目について平均数値情報をビッグデータ記憶部から抽出し、抽出した平均数値情報の各項目とそれに対応する健康データの各項目とに基づいて解析結果を生成し、生成した解析結果を解析結果記憶部に記憶する画像解析部を有する。また、解析結果記憶部から抽出した解析結果の内容に対応したブロック動画をブロック動画記憶部から抽出し、抽出した解析結果とブロック動画とに基づいて施術画面を生成する施術画面生成部を有する。また、生成した施術画面をユーザ端末および施術者端末に提供する施術画面提供部を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザの生活習慣や、例えば「首の可動域」等に応じて、ユーザ毎に最適な施術を提供でき、自宅等の遠隔地に居ながら施術を受けることで、通院に伴う時間や労力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施の形態における施術画面提供システムの構成例の概要を示す図である。
【
図2】本発明の一実施の形態における管理サーバのユーザ情報記憶部に記憶されているユーザ情報および健康データの概要を示す図である。
【
図3】本発明の一実施の形態における管理サーバの施術者情報記憶部に記憶されている施術者情報およびカルテ情報の概要を示す図である。
【
図4】本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【
図5】本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。
【
図6】本発明の一実施の形態における施術者情報取得処理および施術者情報記憶処理の概要を示す図である。
【
図7】本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面の概要を示す図である。
【
図8】本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面生成処理の概要を示す図である。
【
図9】本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面提供処理の概要を示す図である。
【
図10】本発明の一実施の形態における画像解析の概要を示す図である。
【
図11】本発明の一実施の形態における画像解析の概要を示す図である。
【
図12】本発明の一実施の形態における解析結果記憶処理の概要を示す図である。
【
図13】本発明の一実施の形態におけるブロック動画の概要を示す図である。
【
図14】本発明の一実施の形態における施術画面の概要を示す図である。
【
図15】本発明の一実施の形態における施術画面生成処理の概要を示す図である。
【
図16】本発明の一実施の形態における施術画面提供処理の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における施術画面提供システムの構成例の概要を示す図である。
【0013】
図1に示されるように、施術画面提供システムは、ユーザ端末100と、施術者端末110と、ビッグデータ記憶部134と、ユーザ端末100および施術者端末110およびビッグデータ記憶部134とネットワークを介して無線通信接続される管理サーバ120とを有する。
【0014】
すなわち、管理サーバ120は、ユーザ端末100と施術者端末110とビッグデータ記憶部134とネットワークを介して接続される。なお、ユーザ端末100はユーザ101が有する端末である。また、施術者端末110は施術者111が有する端末である。
【0015】
管理サーバ120は、ユーザ情報記憶部130と、施術者情報記憶部131と、解析結果記憶部132と、ブロック動画記憶部133と、ヒアリング画面生成部140と、ヒアリング画面提供部150と、画像解析部160と、施術画面生成部170と、施術画面提供部180と、を有する。
【0016】
ユーザ情報記憶部130には、ユーザ情報200(後述、
図2)が記憶されている。施術者情報記憶部131には、施術者情報300(後述、
図3)が記憶されている。
【0017】
解析結果記憶部132には、解析結果311(後述、
図3、
図11)が記憶されている。なお、施術者情報記憶部131は、解析結果記憶部132と同一のデータベースとしてもよい。
【0018】
ブロック動画記憶部133には、ブロック動画1300(後述、
図13)が記憶されている。
【0019】
ヒアリング画面生成部140は、ユーザ情報記憶部130から抽出したユーザ情報200に含まれる健康データ210と、施術者情報記憶部131から抽出した施術者情報300に含まれるカルテ情報310とに基づいてヒアリング画面700(後述、
図7)を生成する。
【0020】
ヒアリング画面提供部150は、生成したヒアリング画面700をユーザ端末100および施術者端末110に提供する。
【0021】
画像解析部160は、ユーザ情報記憶部130から抽出したユーザ情報200に含まれるユーザIDに対応する健康データ210を抽出し、画像解析用プログラムをユーザ端末100に送信し、ユーザ端末100が画像解析用プログラムを実行することで取得した可動域データをユーザ端末100から受信し、抽出した健康データ210および受信した可動域データの各項目について平均数値情報1100をビッグデータ記憶部134から抽出し、抽出した平均数値情報1100の各項目とそれに対応する健康データ210の各項目とに基づいて解析結果311を生成し、生成した解析結果311を解析結果記憶部132に記憶する。
【0022】
施術画面生成部170は、解析結果記憶部132から抽出した解析結果311の内容に対応したブロック動画1300をブロック動画記憶部133から抽出し、抽出した解析結果311とブロック動画1300とに基づいて施術画面1400を生成する。
【0023】
施術画面提供部180は、生成した施術画面1400をユーザ端末100および施術者端末110に提供する。
<ユーザ情報記憶部>
図2(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200の構成例の概要を示す図である。
【0024】
図2(a)に示されるように、ユーザ情報200は、ユーザIDと、ユーザ名と、連絡先と、解析結果IDと、健康データ210などのデータ項目により構成される。
【0025】
ユーザIDは、管理サーバ120が、ユーザを識別するための符号を示す。ユーザ名は、ユーザの氏名を示す。連絡先は、ユーザの連絡先を示す。健康データ210は、ユーザ端末100から受信することで取得するユーザ101の健康に関するデータの内容を示す。
【0026】
図2(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれる健康データ210の構成例の概要を示す図である。健康データ210は、取得日、基本データ、生活習慣データ、既往歴、血圧、可動域データ等の情報を示す。
【0027】
「取得日」は、管理サーバ120が、ユーザ端末100から健康データ210を取得した日にちを示す。
【0028】
「基本データ」は、ユーザ端末100がユーザ101から受け付けたユーザ101の年齢や身長、体重等の情報を示す。基本データを取得することにより、管理サーバ120は、後述する画像解析処理におけるビッグデータ記憶部134から平均数値情報1100を抽出する際の基準とすることができる。
【0029】
「生活習慣データ」は、ユーザ端末100がユーザ101から受け付けたユーザ101の生活習慣に関する情報を示す。生活習慣データは、例えば、飲酒の有無および頻度や分量、また、喫煙の有無および頻度や分量等を示す。生活習慣データを取得し、後述する画像解析処理を行うことにより、管理サーバ120は、解析結果311の生成を行うことができる。
【0030】
「既往歴」は、ユーザ端末100がユーザ101から受け付けたユーザ101の既往歴に関する情報を示す。既往歴を取得し、後述する画像解析処理を行うことにより、管理サーバ120は、解析結果311の生成を行うことができる。
【0031】
「血圧」は、ユーザ端末100が計測装置100から受け付けたユーザ101の最高血圧や最低血圧等の情報を示す。血圧を取得し、後述する画像解析処理を行うことにより、管理サーバ120は、解析結果311の生成を行うことができる。
【0032】
「可動域データ」は、ユーザ端末100が計測装置100から受け付けたユーザ101の首や肩等の可動域に関する情報を示す。可動域データを取得し、後述する画像解析処理を行うことにより、管理サーバ120は、解析結果311の生成を行うことができる。なお、可動域データの詳細は後述する(
図10)。
<施術者情報記憶部>
図3(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の施術者情報記憶部131に記憶されている施術者情報300の構成例の概要を示す図である。
【0033】
図3(a)に示されるように、施術者情報300は、施術者IDと、施術者名と、連絡先と、評価スコアと、カルテ情報310などのデータ項目により構成される。
【0034】
施術者IDは、管理サーバ120が、施術者を識別するための符号を示す。施術者名は、施術者の名称を示す。評価スコアは、ユーザによってなされた施術者の評価を示す。カルテ情報310は、画像解析部160によって生成される解析結果311等を含むデータの内容を示す。
【0035】
図3(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の施術者情報記憶部131に記憶されている施術者情報300に含まれるカルテ情報310の構成例の概要を示す図である。カルテ情報310は、ユーザID、ユーザ名、解析結果ID、解析結果311から構成される。
【0036】
解析結果311は、生成日時、作用点、強度、結果画像等を含む。
【0037】
「生成日時」は、管理サーバ120が、解析結果311を生成した日を示す。
【0038】
「作用点」は、後述する画像解析処理を行うことにより算出されたユーザの施術対象についての位置を示す。具体的には、3次座標の数値によって示される。
【0039】
「強度」は、後述する画像解析処理を行うことにより算出されたユーザの施術対象についての施術強度を示す。例えば、1から100までの数値によって示される。強度は、その数値が高いほど施術に必要な力が大きいことを示す。すなわち、強度が高いほど、ユーザの施術箇所の疲労度合や疾患の進行度が深刻であることを示す。
【0040】
「結果画像」は、後述する画像解析処理を行うことにより生成されたユーザの施術箇所を表示する結果画像1110を示す。詳細は後述する(
図11)。
<全体処理>
図4は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【0041】
まず、S401にて、管理サーバ120はユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理(
図5で後述する)を行う。
【0042】
次に、S402にて、管理サーバ120は施術者情報取得処理および施術者情報記憶処理(
図6で後述する)を行う。
【0043】
次に、S403にて、管理サーバ120はヒアリング画面生成処理(
図7、
図8で後述する)を行う。
【0044】
次に、S404にて、管理サーバ120はヒアリング画面提供処理(
図9で後述する)を行う。
【0045】
次に、ユーザが画像を解析すると判定した場合、S405にて、管理サーバ120は画像解析処理(
図10、
図11で後述する)を行う。ユーザが画像を解析すると判定しない場合、管理サーバ120はS407の工程に進行する。
【0046】
次に、S406にて、管理サーバ120は解析結果記憶処理(
図12で後述する)を行う。
【0047】
次に、S407にて、管理サーバ120は施術画面生成処理(
図13~
図15で後述する)を行う。
【0048】
次に、S408にて、管理サーバ120は施術画面提供処理(
図16で後述する)を行う。
<ユーザ情報記憶処理>
図5(a)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を記憶する方法について説明する。
【0049】
まず、S501にて、管理サーバ120は、ユーザ情報入力画面をユーザ端末100に提供する。次に、S502にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報入力画面をディスプレイに表示させる。
【0050】
その後、ユーザが本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、健康データ210を変更し更新する場合、S503にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報200の入力をユーザから受け付ける。なお、この際ユーザから受け付けたユーザ情報200は、健康データ210を含む。また、ユーザが入力する情報には、外部アカウント(SNS等)のログイン情報や、パスワードを含めても良い。
【0051】
次に、S504にて、ユーザ端末100は、S503で入力を受け付けたユーザ情報200を管理サーバ120に送信する。
【0052】
次に、S505にて、管理サーバ120は、S504で送信されたユーザ情報200を受信することにより、ユーザ情報200を取得する。次に、S506にて、管理サーバ120は、受信したユーザ情報200にユーザIDを付して、S503にて入力を受け付けたユーザ情報200をユーザ情報記憶部130に記憶する。
<ユーザ情報取得処理>
図5(b)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を取得する方法について説明する。
【0053】
ユーザが本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S507にて、ユーザ端末100はユーザIDの入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザIDは、ユーザ情報200に含まれる。
次に、S508にて、ユーザ端末100は、S507で入力を受け付けたユーザIDを管理サーバ120に送信する。
【0054】
その後、S509にて、管理サーバ120は、S508で送信されたユーザIDのキーに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
<施術者情報記憶処理>
図6(a)は、本発明の一実施の形態における施術者情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、施術者情報300を記憶する方法について説明する。
【0055】
まず、S601にて、管理サーバ120は、施術者情報入力画面を施術者端末110に提供する。次に、S602にて、施術者端末110は、施術者情報入力画面をディスプレイに表示させる。
【0056】
その後、施術者が本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、カルテ情報310を変更し更新する場合、S603にて、施術者端末110は施術者情報300の入力を施術者から受け付ける。なお、この際施術者から受け付けた施術者情報300は、カルテ情報310を含む。
【0057】
次に、S604にて、施術者端末110は、S603で入力を受け付けた施術者情報300を管理サーバ120に送信する。
【0058】
次に、S605にて、管理サーバ120は、S604で送信された施術者情報300を受信することにより、施術者情報300を取得する。次に、S606にて、管理サーバ120は、受信した施術者情報300に施術者IDを付して、S603にて入力を受け付けた施術者情報300を施術者情報記憶部131に記憶する。
<施術者情報取得処理>
図6(b)は、本発明の一実施の形態における施術者情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、施術者情報300を取得する方法について説明する。
【0059】
施術者が本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S607にて、施術者端末110は施術者IDの入力を施術者から受け付ける。なお、施術者IDは、施術者情報300に含まれる。
次に、S608にて、施術者端末110は、S607で入力を受け付けた施術者IDを管理サーバ120に送信する。
【0060】
その後、S609にて、管理サーバ120は、S608で送信された施術者IDのキーに対応する施術者情報300を施術者情報記憶部131から取得する。
<ヒアリング画面>
図7は、本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面700の概要を示す図である。
【0061】
図7に示されるように、ヒアリング画面700は、施術者表示領域710と、ユーザ画像表示領域720と、チャット表示領域730と、健康データ表示領域740とを含む。
【0062】
施術者表示領域710は、施術者端末110が備えるカメラによって撮影される施術者111の正面映像を表示させる。なお、施術者表示領域710の表示のさせ方については特に限定されない。
【0063】
ユーザ画像表示領域720は、ユーザ端末100が備えるカメラによって撮影されるユーザ101の正面映像を表示させる。なお、ユーザ画像表示領域720の表示のさせ方については特に限定されない。
【0064】
上記のように、施術者表示領域710およびユーザ画像表示領域720を有することによって、管理サーバ120は、遠隔地にいるユーザと施術者に、表情を見ながら会話やカウンセリングを容易に行わせることができる。
【0065】
チャット表示領域730は、施術者111とユーザ101とによって行われるチャット等のメッセージのやり取りを表示させる。なお、チャット表示領域730の表示のさせ方については特に限定されない。
【0066】
チャット表示領域730を有することによって、管理サーバ120は、遠隔地にいるユーザと施術者に、文章での連絡やカウンセリングを容易に行わせることができる。
【0067】
健康データ表示領域740は、ユーザ101のついての健康データ210の各項目を表示させる。なお、健康データ表示領域740の表示のさせ方については特に限定されない。
【0068】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザの通院に伴う時間や労力を必要とせずに、ユーザの健康状態を施術者に把握させることができる。また、ユーザは、自宅等の遠隔地に居ながら施術に関するヒアリングを受けることで、通院に伴う時間や労力を低減できる。
<ヒアリング画面生成処理>
図8は、本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面生成処理の概要を示す図である。
【0069】
まず、S801にて、管理サーバ120のヒアリング画面生成部140は、ヒアリング画面700の生成に要するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0070】
次に、S802にて、ヒアリング画面生成部140は、ヒアリング画面700の生成に要する施術者情報300を施術者情報記憶部131から抽出する。
【0071】
次に、S803にて、ヒアリング画面生成部140は、S801で抽出したユーザ情報200に含まれる健康データ210および、S802で抽出した施術者情報300に含まれるカルテ情報310に基づいてヒアリング画面700を生成する。
【0072】
次に、S804にて、ヒアリング画面生成部140は、ヒアリング画面700の提供をヒアリング画面提供部150に要求する。
<ヒアリング画面提供処理>
図9は、本発明の一実施の形態におけるヒアリング画面提供処理の概要を示す図である。
【0073】
まず、S901にて、管理サーバ120のヒアリング画面提供部150は、S804で要求されたヒアリング画面700の提供リクエストを受け付ける。
【0074】
次に、S902にて、ヒアリング画面提供部150は、ヒアリング画面700を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0075】
次に、S903にて、ヒアリング画面提供部150は、ヒアリング画面700を提供したい施術者IDに対応する施術者情報300を施術者情報記憶部131から抽出する。
【0076】
次に、S904にて、ヒアリング画面提供部150は、S902およびS903で抽出したヒアリング画面700をユーザ端末100および施術者端末110に提供する。
【0077】
次に、S905にて、ユーザ端末100は、S904で管理サーバ120から提供されたヒアリング画面700を、端末のディスプレイに表示させる。
【0078】
次に、S906にて、施術者端末110は、S904で管理サーバ120から提供されたヒアリング画面700を、端末のディスプレイに表示させる。
【0079】
次に、S907にて、ヒアリング画面提供部150は、ヒアリング画面700に含まれるユーザ画像表示領域720の画像解析を行うか否かをユーザに判定させる。
【0080】
ユーザがユーザ画像表示領域720の画像解析を行うと判定した場合、ヒアリング画面提供部150は、S908の工程へ進行する。ユーザがユーザ画像表示領域720の画像解析を行わないと判定した場合、ヒアリング画面提供部150は、本工程を終了する。
【0081】
S908にて、ヒアリング画面提供部150は、ユーザ画像表示領域720の画像解析を画像解析部160に要求する。
<画像解析の概要>
図10は、本発明の一実施の形態における画像解析の概要を示す図である。
【0082】
図10(a)で示されるように、解析画像1010は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の正面静止時の画像を示す。また、水平基準線1011は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根を通過する水平線を示す。
【0083】
また、鉛直基準線1012は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根の中心を通過する鉛直線を示す。また、第一回動基準線1013は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根の中心と頭頂部とを通過する直線を示す。なお、鉛直基準線1012は、はじめ、第一回動基準線1013と一致する。
【0084】
図10(b)で示されるように、解析画像1020は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の首右方回動時の画像を示す。また、回動角θ1は、ユーザ101が右方に首を限界まで回動した時の、鉛直基準線1012と第一回動基準線1013とのなす角度を示す。
【0085】
図10(c)で示されるように、解析画像1030は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の首左方回動時の画像を示す。また、回動角θ2は、ユーザ101が左方に首を限界まで回動した時の、鉛直基準線1012と第一回動基準線1013とのなす角度を示す。
【0086】
図10(d)で示されるように、解析画像1040は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の側面静止時の画像を示す。また、水平基準線1041は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根を通過する水平線を示す。
【0087】
また、鉛直基準線1042は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根の中心を通過する鉛直線を示す。また、第二回動基準線1043は、ユーザ101が脱力した姿勢の時に首の付け根の中心と頭頂部とを通過する直線を示す。なお、鉛直基準線1042は、はじめ、第二回動基準線1043と一致する。
【0088】
図10(e)で示されるように、解析画像1050は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の首前方回動時の画像を示す。また、回動角θ3は、ユーザ101が前方に首を限界まで回動した時の、鉛直基準線1042と第二回動基準線1043とのなす角度を示す。
【0089】
図10(f)で示されるように、解析画像1060は、ユーザ画像表示領域720が表示するユーザ101の首後方回動時の画像を示す。また、回動角θ4は、ユーザ101が後方に首を限界まで回動した時の、鉛直基準線1042と第二回動基準線1043とのなす角度を示す。
【0090】
ユーザ端末100は、管理サーバ120の画像解析部160から送信された画像解析プログラムを受信し、実行することによって、端末のディスプレイに表示されるユーザ画像表示領域720について解析画像1010乃至1060を解析する。
【0091】
すなわち、公知技術である画像認識の手段により、ユーザの静止姿勢から始まり、各方向に回動させた状態の姿勢までを順次画像解析を行う。これにより、解析画像1010乃至1060を解析し、回動角θ1乃至θ4を取得する。
【0092】
このようにして、ユーザ端末100は、可動域データを取得できる。なお、可動域データは、ユーザの首や肩等の回動できる角度を示し、例えば、回動角θ1乃至θ4等のデータを含む。
【0093】
図11は、本発明の一実施の形態における画像解析の概要を示す図である。
【0094】
図11に示されるように、平均数値情報1100は、健康データ210の各項目についてユーザの基本データおよび生活習慣データに含まれる例えば「性別、年齢、身長、飲酒、喫煙」等を抽出基準として、ビッグデータ記憶部134から抽出される平均値を示す。
【0095】
例えば、ユーザの基本データが「男性、35歳、170cm、飲酒多め、喫煙多め」の時、平均数値情報1100は、ビッグデータ記憶部134から「男性、35歳、170cm、飲酒多め、喫煙多め」と同一の条件をみたす、血圧、可動域データ等の各項目の平均値を抽出することにより取得される。
【0096】
また、
図11に示されるように、解析結果311は、健康データ210の各項目について、ユーザの健康データ210と平均数値情報1100に含まれる平均値とを比較することによって得られる。すなわち、健康データ210の各項目について、ユーザの健康データ210が平均数値情報1100に含まれる平均値と比較して優れた数値であるか否かに応じて、解析結果311の作用点、強度等は、高い数値であるか否かが決定される。
【0097】
例えば、ユーザの健康データ210のうち「回動角θ1」が「22.0°」であって、平均数値情報1100が「21.5°」である場合、ユーザの「回動角θ1」についての評価は優良であると判定される。
【0098】
上記の判定を健康データ210の各項目について行い、その判定結果を組み合わせることによって、解析結果311の作用点、強度等が決定される。例えば、解析結果311は、「右肩の首から2.5cmが強度70である」というように決定される。
【0099】
また、
図11に示されるように、結果画像1110は、解析結果311に基づいて生成される。結果画像1110は、例えば、ヒートマップ1120を用いて、解析結果311の作用点、強度等を示す。
【0100】
このように、ユーザが有する基本データおよび生活習慣データと同一条件についての平均値である平均数値情報1100をビッグデータ記憶部134から抽出し、ユーザの健康データ210と比較することで、管理サーバ120は、ユーザの健康状態が平均からどの程度優れているかを分析できる。
【0101】
また、上記のようにして画像解析部160が結果画像1110を生成することにより、管理サーバ120は、通院に伴う時間や労力を必要とせずに、ユーザに施術箇所の位置、疲労度合、疾患の進行度、等を視覚的にわかり易く把握させることができる。
<解析結果記憶処理>
図12は、本発明の一実施の形態における解析結果記憶処理の概要を示す図である。
【0102】
まず、S1201にて、管理サーバ120の画像解析部160は、S908で要求されたユーザ画像表示領域720の画像解析リクエストを受け付ける。
【0103】
まず、S1202にて、画像解析部160は、ユーザ情報記憶部130からユーザ情報200を抽出する。
【0104】
次に、S1203にて、画像解析部160は、S1202で抽出したユーザ情報200に含まれるユーザIDに対応する健康データ210を抽出する。
【0105】
次に、S1204にて、画像解析部160は、画像解析用プログラムをユーザ端末100に送信する。
【0106】
次に、S1205にて、ユーザ端末100は、受信した画像解析用プログラムを実行してユーザ画像表示領域720の画像を解析する。
【0107】
次に、S1206にて、ユーザ端末100は、S1205で解析した解析画像に基づいて可動域データを取得する。
【0108】
次に、S1207にて、ユーザ端末100は、S1206で取得した可動域データを画像解析部160に送信する。
【0109】
次に、S1208にて、画像解析部160は、S1203で抽出した健康データ210の各項目についての平均数値情報1100をビッグデータ記憶部134から抽出する。なお、この健康データ210は、S1207でユーザ端末100から送信された可動域データが含まれる。
【0110】
次に、S1209にて、画像解析部160は、S1208で抽出した平均数値情報1100の各項目とそれに対応する健康データ210の各項目とに基づいて、解析結果311を生成する。より具体的には、画像解析部160は、S1203で抽出した健康データ210の各項目について、当該健康データ210の数値およびS1207でユーザ端末100から送信された可動域データと、S1208で抽出した平均数値情報1100の数値とを比較することによって、解析結果311を生成する。
【0111】
次に、S1210にて、画像解析部160は、S1209で生成した解析結果311を解析結果記憶部132に記憶する。
【0112】
次に、S1211にて、画像解析部160は、施術画面1400の生成を施術画面生成部170に要求する。
<ブロック動画>
図13は、本発明の一実施の形態におけるブロック動画1300の概要を示す図である。
【0113】
図13(a)は、施術画面生成部170がブロック動画1300を抽出するまでのフローの概要を示す。
【0114】
図13(a)に示されるように、施術画面生成部170は、まず、解析結果記憶部132から解析結果311を抽出する。そして、施術画面生成部170は、抽出した解析結果311に含まれる作用点、強度等のデータに基づいて、カテゴリ、位置、施術箇所、負荷等を算出する。
【0115】
その後、施術画面生成部170は、算出したカテゴリ、位置、施術箇所、負荷等に応じたブロック動画1300をブロック動画記憶部133から抽出する。
【0116】
図13(b)の表は、施術画面生成部170によって算出されたカテゴリ、位置、施術箇所、負荷等と、ブロック動画1300との対応関係を示す。
【0117】
ブロック動画1300は、施術者によって予め録画された動画である。ブロック動画1300の録画時間は、特に限定されないが、例えば、10分間である。ブロック動画1300は、カテゴリ、位置、施術箇所、負荷等によって、動画内容が異なっている。
【0118】
図13(b)に示されるように、例えば、カテゴリが「肩」であって、位置が「右」であって、施術箇所が「首から0~1cm」であって、負荷が「強め」の場合、対応するブロック動画1300は「0001.mov」というデータ名を有する動画である。
【0119】
このように、施術画面生成部170が算出したカテゴリ、位置、施術箇所、負荷等に応じたブロック動画1300をブロック動画記憶部133から抽出することで、多数のブロック動画1300の中から、ユーザの解析結果311(例えば、首の可動域データ等)に応じた最適なブロック動画1300を提供できる。
<施術画面>
図14は、本発明の一実施の形態における施術画面1400の概念を示す図である。
【0120】
図14に示されるように、施術画面1400は、結果画像表示領域1410、ユーザ画像表示領域720、チャット表示領域730、ブロック動画表示領域1420を含む。
【0121】
図14(a)で示されるように、施術画面1400は、結果画像表示領域1410とユーザ画像表示領域720とチャット表示領域730のみを表示させてもよい。また、
図14(b)で示されるように、施術画面1400は、ブロック動画表示領域1420のみを表示させてもよい。
【0122】
結果画像表示領域1410は、画像解析部160によって生成された結果画像1110を表示させる。なお、結果画像表示領域1410の表示のさせ方については特に限定されない。
【0123】
施術画面1400は、チャット表示領域730を有する。これにより、管理サーバ120は、施術者とユーザにやり取りを行わせることができる。
【0124】
ブロック動画表示領域1420は、施術画面生成部170によって抽出されたブロック動画1300を表示させる。なお、ブロック動画表示領域1420の表示のさせ方については特に限定されない。
【0125】
施術画面1400は、施術者端末110が施術者から入力を受け付けた場合、またはユーザ端末100がユーザから入力を受け付けた場合に、ブロック動画表示領域1420のみを有する画面とブロック動画表示領域1420を有さない画面とを切り替えることができる。これにより、管理サーバ120は、施術者とユーザにブロック動画1300の視聴を効率よく行わせることができる。
【0126】
このように、管理サーバ120は、施術画面1400を提供することにより、ユーザ毎に最適な施術を提供でき、自宅等の遠隔地に居ながら施術を受けることで、通院に伴う時間や労力を低減できる。
【0127】
また、多数のブロック動画1300の中からユーザの解析結果311に応じ最適なブロック動画1300を抽出し施術画面1400として自動的にユーザに提供することで、管理サーバ120は、施術のマニュアル化を可能とさせ、施術者の施術に伴う人的コストを低減できる。
<施術画面生成処理>
図15は、本発明の一実施の形態における施術画面生成処理の概要を示す図である。
【0128】
まず、S1501にて、管理サーバ120の施術画面生成部170は、S1221で要求された施術画面1400の生成リクエストを受け付け、生成に要する解析結果311を解析結果記憶部132から抽出する。
【0129】
次に、S1502にて、施術画面生成部170は、S1501で抽出した解析結果311に含まれる作用点、強度等に基づいて、カテゴリ、位置等を算出する。
【0130】
次に、S1503にて、施術画面生成部170は、S1502で算出したカテゴリ、位置等に応じたブロック動画1300を抽出する。
【0131】
次に、S1504にて、施術画面生成部170は、S1501で抽出した解析結果311とS1503で抽出したブロック動画1300とに基づいて施術画面1400を生成する。
【0132】
次に、S1505にて、施術画面生成部170は、施術画面1400の提供を施術画面提供部180に要求する。
<施術画面提供処理>
図16は、本発明の一実施の形態における施術画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0133】
まず、S1601にて、管理サーバ120の施術画面提供部180は、S1505で要求された施術画面1400の提供リクエストを受け付ける。
【0134】
次に、S1602にて、施術画面提供部180は、施術画面1400を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0135】
次に、S1603にて、施術画面提供部180は、施術画面1400を提供したい施術者IDに対応する施術者情報300を施術者情報記憶部131から抽出する。
【0136】
次に、S1604にて、施術画面提供部180は、S1602およびS1603で抽出した施術画面1400をユーザ端末100および施術者端末110に提供する。
【0137】
次に、S1605にて、ユーザ端末100は、S1604で管理サーバ120から提供された施術画面1400を、端末のディスプレイに表示させる。
【0138】
次に、S1606にて、施術者端末110は、S1604で管理サーバ120から提供された施術画面1400を、端末のディスプレイに表示させる。
【0139】
このように、管理サーバ120は、施術画面1400を提供することにより、ユーザ毎に最適な施術を提供でき、自宅等の遠隔地に居ながら施術を受けることで、通院に伴う時間や労力を低減できる。
【0140】
また、多数のブロック動画1300の中からユーザの解析結果311に応じ最適なブロック動画1300を抽出し施術画面1400として自動的にユーザに提供することで、管理サーバ120は、施術のマニュアル化を可能とさせ、施術者の施術に伴う人的コストを低減できる。
【0141】
また、日数が経過するにつれてユーザ情報200の取得に伴うユーザの健康データ210の蓄積量が増え、人工知能(AI)による判定の正確性が向上するため、管理サーバ120は、ユーザからの健康データ210の取得、分析、その後の施術画面1400の提供等を通じて、ユーザの健康管理についてのPDCAサイクルを効率よく実現できる。
<本実施の形態の効果>
【0142】
以上説明した本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、施術画面1400を提供することにより、ユーザの生活習慣や、例えば「首の可動域」等に応じて、ユーザ毎に最適な施術を提供でき、自宅等の遠隔地に居ながら施術を受けることで、通院に伴う時間や労力を低減できる。
【0143】
また、日数が経過するにつれてユーザ情報200の取得に伴うユーザの健康データ210の蓄積量が増え、人工知能(AI)による判定の正確性が向上するため、管理サーバ120は、ユーザからの健康データ210の取得、分析、その後の施術画面1400の提供等を通じて、ユーザの健康管理についてのPDCAサイクルを効率よく実現できる。
【0144】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、顧客端末は、スマートフォン以外にも、ノート型PCや、タブレット端末等の様々な形態の顧客端末を全て含むものである。
【0145】
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
【0146】
また、上記の各構成、機能、処理部は、それらの一部又は全部を、ハードウェア(例えば、集積回路)で実現してもよい。また、上記の各構成、機能、処理部は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するネットワーク経由もしくはディスク等記憶媒体によるインストール型のソフトウェア、また、ASPなどのネットワーク型アプリケーションで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0147】
100…ユーザ端末
110…施術者端末
120…管理サーバ
130…ユーザ情報記憶部
131…施術者情報記憶部
132…解析結果記憶部
133…ブロック動画記憶部
134…ビッグデータ記憶部
140…ヒアリング画面生成部
150…ヒアリング画面提供部
160…画像解析部
170…施術画面生成部
180…施術画面提供部
200…ユーザ情報
300…施術者情報
700…ヒアリング画面
1100…結果画像
1400…施術画面