(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022162554
(43)【公開日】2022-10-24
(54)【発明の名称】ヘッドマウントディスプレイシステムの置き台
(51)【国際特許分類】
A47F 7/00 20060101AFI20221017BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20221017BHJP
A47F 7/02 20060101ALI20221017BHJP
【FI】
A47F7/00 V
H04N5/64 511A
A47F7/00 Z
A47F7/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075481
(22)【出願日】2022-04-28
(62)【分割の表示】P 2021067220の分割
【原出願日】2021-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】517147593
【氏名又は名称】株式会社mediVR
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】原 正彦
(72)【発明者】
【氏名】引持 玉緒
(72)【発明者】
【氏名】北村 陽平
(57)【要約】
【課題】ヘッドマウントディスプレイシステムを収まりよく美しく載置すること。
【解決手段】 手にとって使用する物体の置き台であって、
前記物体の一部を挿入するための少なくとも2つの穴を有する載置部と、
前記載置部を支持する支持部と、
を備え、
前記穴は、前記物体の一部を収容し、前記穴に収容された前記物体に対して水平方向に力が加えられても動かないような大きさに形成された置き台。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手にとって使用する物体の置き台であって、
前記物体の一部を挿入するための少なくとも2つの穴を有する載置部と、
前記載置部を支持する支持部と、
を備え、
前記穴は、前記物体の一部を収容し、前記穴に収容された前記物体に対して水平方向に力が加えられても動かないような大きさに形成された置き台。
【請求項2】
前記載置部は、平板状、屈曲板状または湾曲板状の曲面、あるいは球面状であって、
前記支持部は、前記載置部の下方に空間を形成しつつ前記載置部を支持する請求項1に記載の置き台。
【請求項3】
一つの屈曲板状部材または湾曲板状部材が、前記載置部および前記支持部を構成する請求項2に記載の置き台。
【請求項4】
前記物体は、ヘッドセットとコントローラとを含むヘッドマウントディスプレイシステムであって、
前記載置部は、前記ヘッドセット用の少なくとも1つの第1穴と、コントローラ用の少なくとも2つの第2穴とを有し、
前記第1穴は、前記ヘッドセットの、最大幅よりも小さい幅、および最大奥行きよりも小さい奥行きのうち、少なくともいずれか一方を有し、
前記第2穴は、前記コントローラの、最大幅よりも小さい幅、および最大奥行きよりも小さい奥行きのうち、少なくともいずれか一方を有する請求項1または2に記載の置き台。
【請求項5】
前記支持部は、前記ヘッドセットまたは前記コントローラに接続する充電ケーブルを通すための穴または切り欠きを有する請求項4に記載の置き台。
【請求項6】
前記物体は、ヘッドセット、電子機器のコントローラ、メガネ、フェイスシールド、ヘルメット、ヘッドフォン、カメラ等の映像記録装置またはゲーム機のうちいずれか一つである請求項1または2に記載の置き台。
【請求項7】
前記載置部に設けられた前記少なくとも2つの穴は、異なる二つ以上の物体を収容し、かつ展示する請求項1または2に記載の置き台。
【請求項8】
デザイン性を向上させるために、前記物体の一部を収容する穴とは別に、前記物体の一部を収容しない穴を有する請求項1または2に記載の置き台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、 ヘッドマウントディスプレイシステムの置き台に関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、ビデオシースルー型のヘッドマウントディスプレイを置き台においた場合に、観衆用の映像装置に、展示に好適な映像を表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術は、ヘッドマウントディスプレイを収まりよく載置することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明にかかる置き台は、
手にとって使用する物体の置き台であって、
前記物体の一部を挿入するための少なくとも2つの穴を有する載置部と、
前記載置部を支持する支持部と、
を備え、
前記穴は、前記物体の一部を収容し、前記穴に収容された前記物体に対して水平方向に力が加えられても動かないような大きさに形成された置き台である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ヘッドマウントディスプレイシステムを収まりよく美しく載置できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイシステムの置き台の構成を示す斜視図である。
【
図2】第1実施形態に係る載置部の構成を示す平面図および底面図である。
【
図3】第1実施形態に係る載置部および支持部の構成を示す斜視図である。
【
図4】第1実施形態に係る載置部の裏面の形状を示す斜視図である。
【
図5】第1実施形態に係る載置部の形状を示す斜視図である。
【
図6】第2実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図7】第3実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図8】第4実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図9】第5実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図10】第6実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図11】第7実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図12】第8実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図13】第9実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図14】第10実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【
図15】第11実施形態に係る置き台の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのヘッドマウントディスプレイシステムの置き台100について、
図1を用いて説明する。置き台100は、ヘッドセット151とコントローラ152、153とを含むヘッドマウントディスプレイシステム150を置くための台である。
【0011】
図1に示すように、置き台100は、載置部101と、支持部102とを含む。載置部101には、ヘッドセット151用の穴111と、コントローラ用の穴112、113とがレーザ加工により形成されている。
【0012】
支持部102は、載置部101の下方に空間を形成しつつ載置部101を支持するように接続されている。
【0013】
穴111は、ヘッドセット151の、最大幅よりも小さい幅、および最大奥行きよりも小さい奥行きのうち、少なくともいずれか一方を有する。このため、ヘッドセット151は、下方の一部のみが穴111の中にはまり込む。これにより、ヘッドセット151はしっかりと固定され、前後左右方向の多少の衝撃でもずれたりはしない。一方で、ユーザが使用をするためヘッドセット151を持ち上げれば、簡単に置き台1から外れる構造になっている。このような穴111の形状は、以下のように決定することができる。(1) ヘッドセット151の3D形状データを仮想空間内に作成する。(2) 載置部101として想定される面を、同じ仮想空間内に作成する。(3) 載置部101として想定される面を第1角度に設定した後、徐々に仮想空間内でヘッドセット151に近づけて、位置(深さ)を変えていく。(4) 各位置で、載置部101として想定される面上で、ヘッドセット151と重なる領域の面積を計算する。(5) 載置部101として想定される面がヘッドセット151の中心に近づくにつれて、上記面積は徐々に大きくなるので、その面積が最大になる第1位置を記憶する。(6) 例えば、載置部101として想定される面が仮想空間内でヘッドセット151に重なり初めてから、前記第1位置までの変位に対して、所定割合(例えば50%、60%、70%、80%など)となる第2位置での断面形状を穴111の形状候補とする。(7) 載置部101とて想定される面の角度を第1角度から徐々に変えつつ上記(3)~(6)を繰り返す。(8) 複数導き出した穴111の形状候補から、最適なものを選択する。例えば穴面積が最小となる候補(載置部強度最大候補)を選択してもよい。また、例えば穴の数が最小となる候補(生産性最大候補)を選択してもよい。さらに、例えば、ヘッドセット151の重心位置と載置部との距離が最小となる候補(安定性最大候補)を選択してもよい。またあるいは、ヘッドセット151の前面が垂直に近い候補(見栄えがよい候補)を選択してもよい。
【0014】
穴112、113は、コントローラ152、153の、最大幅よりも小さい幅、および最大奥行きよりも小さい奥行きのうち、少なくともいずれか一方を有する。このため、コントローラ152,153は、下方の一部のみが穴112、113の中にはまり込む。これにより、コントローラ152,153はしっかりと固定され、前後左右方向の多少の衝撃でもずれたりはしない。一方で、ユーザが使用をするためコントローラ152、153を持ち上げれば、簡単に置き台1から外れる構造になっている。コントローラ152、153は、前方に円形センサを有し、穴112、113は、円形センサの外径よりも狭い幅および、円形センサの厚みよりも大きい奥行きのいずれか一方を有する穴である。
【0015】
載置部101はその上面に、左右に延設された延設部114、115を備えている。載置部101にヘッドマウントディスプレイシステム150の全体を置いた状態で、バランス良く持ち上げることができる。
【0016】
図2は、載置部101の平面図および底面図を示す。ヘッドセット151がはまり込む穴111は、ここでは、ヘッドセット151の、最大幅よりも小さい幅を有し、かつ、最大奥行きよりも小さい奥行きを有している。ヘッドセット151がはまり込む穴111の後方には、ヘッドセット151に接続されたストラップ154の一部を挿入するための穴201が形成されている。穴201は、円形をなすように配置されている。
【0017】
コントローラ152、153の円形センサがはまり込む穴112、113は、穴111を挟み込むように配置されており、ここでは、コントローラ152、153のセンサ部分の、最大幅よりも小さい幅を有し、かつ、最大奥行きよりも小さい奥行きを有している。穴112、113の後方には、コントローラ152、153の後端の把持部分を挿入するための穴202、203が形成されている。
【0018】
載置部101の下面からは、枠体204が下方に延設されている。枠体204は、支持体102の高さ以下になるように形成されている。
【0019】
図3は、載置部101を支持部102から分離した状態を示す図である。支持部102は、木製、紙製、プラスチック等の樹脂製、あるいは金属等鉱物製の枠体であり、その内部に、載置部101の枠体204が緩挿されることにより、両者は固定される。支持部102は、コントローラ152、153に接続する充電ケーブルを通すための穴321が形成されている。この図では穴321を示しているが、切り欠きでもよい。
【0020】
図4は、載置部101を裏側から見た斜視図である。この図に示されれているように、載置部101は、上面部401と、枠体204とを含み、上面部401が延設部114、115を備えている。
【0021】
図5は、
図1~
図4に示した支持部102の他の例としての支持部502の部分拡大図であり、コントローラ152、153に接続する充電ケーブル501を通すための切り欠き521が形成されている。
【0022】
以上の構成によれば、シンプルな置き台で、ヘッドマウントディスプレイシステムを収まりよく美しく載置できる。また、置き台にヘッドマウントディスプレイシステムを置いた状態で充電をすることもでき、その際、ケーブルが見苦しくなく、収容できる。なお、第1実施形態として載置部に関する形状は例えば屈曲板状または湾曲板状の曲面や球面状であってもよいし、載置部の枠体の有無は問わない。その他、支持部の形状は例えば1つまたは複数の棒状構造であっても、あるいは糸やワイヤーによって吊り下げて固定する方法でも、さらに壁面に固定する方法を用いて下方に空間を形成してもよい。これらの組み合わせも如何様にも実施可能である。
【0023】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る置き台600について、
図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態に係る置き台600の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台600は、上記第1実施形態と比べると、異なるタイプのヘッドマウントディスプレイシステム601~603に対応できる穴の形状および配置になっている点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0024】
異なるタイプのヘッドマウントディスプレイシステム601~603に対応する置き台600をデザインするには、第1実施形態で説明した(1)~(8)の処理を、各ヘッドセット611、621、631の3D形状データに対して繰り返し、求めた3つの穴を接合してデザインすればよい。
あるいは、異なるタイプのヘッドマウントディスプレイシステム601~603を接合した3D形状データを用いて(1)~(8)と同様な処理により穴の数および形状を決定してもよい。
なお、1つの載置部に対して異なる二つ以上の物体に対する穴を同時に形成し、1つの置き台を複数の物体のディスプレイに対応させてもよい。例えば
図6の載置部である置台600に、ヘッドセット151とコントローラ152、153で構成されるヘッドマウントディスプレイシステム150をディスプレイすることも可能となるように穴の形状や位置を構成してもよい。あるいはデザイン性を向上させるために物体の保持とは関係のない形状の穴を作成してもよい。
【0025】
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係る置き台700について、
図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態に係る置き台700の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台700は、上記第1実施形態と比べると、メガネあるいはメガネ状のディスプレイ装置701を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0026】
メガネあるいはメガネ状のディスプレイ装置701のフレーム711の下端部を配置する穴751と、テンプルの先712を配置する穴752を置き台700に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0027】
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係る置き台800について、
図8を用いて説明する。
図8は、本実施形態に係る置き台800の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台800は、上記第3実施形態と比べると、複数(ここでは最大12個)のメガネあるいはメガネ状のディスプレイ装置701を放射状に乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0028】
置き台800の載置部には、メガネあるいはメガネ状のディスプレイ装置701のフレーム711の下端部(両方)を配置する横長の穴801が放射状に(全体として円を描くように)配置されている。
【0029】
また、その内周側には、テンプルの先712を配置する円形の穴802が円を描くように配置されている。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0030】
図8のように、2つおきの穴に眼鏡のテンプルの先712を挿入するレイアウトにすることにより、小さな面積で多くのメガネを展示することが可能となり、さらには載置部そのものにデザイン性を持たせることが可能となる。
【0031】
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態に係る置き台900について、
図9を用いて説明する。
図9は、本実施形態に係る置き台900の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台900は、上記第1実施形態と比べると、フェイスシールドあるいはフェイスシールド状のディスプレイ装置901を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0032】
フェイスシールドあるいはフェイスシールド状のディスプレイ装置901の下端部911、912を配置する穴951と、上端部を配置する穴952を置き台900に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0033】
[第6実施形態]
次に本発明の第6実施形態に係る置き台1000について、
図10を用いて説明する。
図10は、本実施形態に係る置き台1000の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1000は、上記第1実施形態と比べると、ヘルメットあるいはヘルメット状のディスプレイ装置1001を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0034】
ヘルメットあるいはヘルメット状のディスプレイ装置1001の下端部1011、1012を配置するための穴1051、1052を置き台1000に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0035】
[第7実施形態]
次に本発明の第7実施形態に係る置き台1100について、
図11を用いて説明する。
図11は、本実施形態に係る置き台1100の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1100は、上記第1実施形態と比べると、ヘッドフォン1101を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0036】
ヘッドフォン1101のイヤーパッド1111、1112を配置するための穴1151、1152を置き台1100に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0037】
[第8実施形態]
次に本発明の第8実施形態に係る置き台1200について、
図12を用いて説明する。
図12は、本実施形態に係る置き台1200の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1200は、上記第1実施形態と比べると、カメラ等の映像記録装置1201を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0038】
カメラ等の映像記録装置1201のレンズ1211を配置するための穴1251と、本体1212を配置するための穴1152とを置き台1200に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0039】
[第9実施形態]
次に本発明の第9実施形態に係る置き台1300について、
図13を用いて説明する。
図13は、本実施形態に係る置き台1300の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1300は、上記第1実施形態と比べると、複数種類のカメラ機器(カメラ本体およびレンズを別々にしたもの)1301を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0040】
カメラ機器1301を配置するための穴1351とを置き台1300に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。
【0041】
[第10実施形態]
次に本発明の第10実施形態に係る置き台1400について、
図14を用いて説明する。
図14は、本実施形態に係る置き台1400の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1400は、上記第1実施形態と比べると、ゲーム機のコントローラ1401を乗せるための置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0042】
コントローラ1401を配置するための穴1451を備えた載置部を置き台1300に設ける。この穴の形状や配置は第1実施形態と同様の方法で決定することができる。なお、置き台はゲーム機本体、あるいは本体とコントローラの両方を対象物としてもよい。
【0043】
[第11実施形態]
次に本発明の第11実施形態に係る置き台1500について、
図15を用いて説明する。
図15は、本実施形態に係る置き台1500の構成を説明するための図である。本実施形態に係る置き台1500は、上記第1実施形態と比べると、湾曲した板状部材が、載置部と支持部の両方の機能を有する置き台である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0044】
置き台1500は、波板1501に複数の穴1502をあけることにより、物体を載置可能としたものである。この波板1501は、載置部および支持部を構成する。つまり、物体を保持しつつ、物体の下方に空間を形成し、物体を非常に美しくディスプレイすると共に、使用時には物体を手に取りやすいという効果を奏する。
ここではサインカーブを描く波板1501を素材としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、断面が円弧状などの湾曲板状部材でもよい。また、断面がノコギリ状の屈曲板部材でもよい。あるいは球面状部材を用いてもよい。
【0045】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。