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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022162963
(43)【公開日】2022-10-25
(54)【発明の名称】葬儀情報共有システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221018BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010963
(22)【出願日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】P 2021068036
(32)【優先日】2021-04-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】519372788
【氏名又は名称】ライフエンディングテクノロジーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179822
【弁理士】
【氏名又は名称】中畑 稔
(72)【発明者】
【氏名】白石 和也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC14
(57)【要約】
【課題】葬儀に関連する情報を事業者間でスムーズに共有すること。
【解決手段】本発明の葬儀情報共有システムは、病院端末から葬儀情報共有サーバに死亡届が提供され、葬儀情報共有サーバが死亡届を登録し、死亡届確認リクエストに応じて、登録された死亡届が自治体端末に提供され、自治体端末から死亡届に対応する火葬許可証が電子的に発行され少なくとも葬儀情報共有サーバに提供され、葬儀情報共有サーバが火葬許可証を登録し、火葬許可証リクエストに応じて、登録された火葬許可証が火葬場端末に提供され、火葬場端末から火葬済み情報が葬儀情報共有サーバに提供され、葬儀情報共有サーバが火葬済み情報を登録し、火葬済み情報リクエストに応じて、登録された火葬済み情報が墓地端末に提供される。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
葬儀情報共有サーバと、病院端末と、自治体端末と、火葬場端末と、墓地端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
前記病院端末は、前記葬儀情報共有サーバに死亡届を提供し、
前記葬儀情報共有サーバが前記死亡届を登録し、
ユーザからの死亡届確認リクエストに応じて、登録された前記死亡届が前記自治体端末に提供され、
前記自治体端末は、前記死亡届に対応する火葬許可証を電子的に発行し、少なくとも葬儀情報共有サーバに提供し、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬許可証を登録し、
前記ユーザからの火葬許可証リクエストに応じて、登録された前記火葬許可証が前記火葬場端末に提供され、
前記火葬場端末は、火葬済み情報を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬済み情報を登録し、
火葬済み情報リクエストに応じて、登録された前記火葬済み情報が墓地端末に提供される、
葬儀情報共有システム。
【請求項2】
葬儀情報共有サーバと、ユーザ端末と、葬儀社端末と、自治体端末と、火葬場端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
ユーザ端末は、死亡届に関する情報を前記葬儀社端末に提供し、
前記葬儀社端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供するように促すアナウンスを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記葬儀情報共有サーバは、前記死亡届に関する情報を前記自治体端末に提供し、
前記自治体端末は、前記死亡届に関する情報に基づいて火葬許可証を発行すると共に当該火葬許可証を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記火葬場端末は、前記葬儀社端末から前記火葬場端末に対する予約を受け付け、
前記葬儀社端末は、前記葬儀情報共有サーバから火葬許可証を取得して火葬場端末に提供し、
前記火葬場端末は、火葬終了後に埋葬許可証を発行する、
葬儀情報共有システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、葬儀情報共有システムに関する。
【背景技術】
【0002】
葬儀は突然生じるものであり、予めその日を決めて準備することはできない。そして、葬儀に関する情報をそれが必要な者(事業者や自治体を含む)との間で共有することがスムーズに行えていないのが現状である。
【0003】
例えば、デジタライゼーションの進展により政府機関でエビデンスとなる書類等が紙ベースから電子化されていることにかんがみ、人が死亡した場合にその焼骨が霊園又は寺院の墓所に埋蔵されるところの該墓所の使用権者又はその使用権者が承諾した人を対象とする死亡のみを担保する生命保険において埋葬許可証の画像を死亡承認手段として更に死亡保険金受取人の本人確認を公的証明書の画像を以って死亡保険金の請求と見なした死亡保険金給付システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許6850337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、死亡してから墓地に埋葬されるまでの間に発生するドキュメントを相互に共有し合える仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明は、
葬儀情報共有サーバと、病院端末と、自治体端末と、火葬場端末と、墓地端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
前記病院端末から前記葬儀情報共有サーバに死亡届が提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記死亡届を登録するステップと、
死亡届確認リクエストに応じて、登録された前記死亡届が前記自治体端末に提供されるステップと、
前記自治体端末から前記死亡届に対応する火葬許可証が電子的に発行され少なくとも葬儀情報共有サーバに提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬許可証を登録するステップと、
火葬許可証リクエストに応じて、登録された前記火葬許可証が前記火葬場端末に提供されるステップと、
前記火葬場端末から火葬済み情報が前記葬儀情報共有サーバに提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬済み情報を登録するステップと、
前記火葬済み情報リクエストに応じて、登録された火葬済み情報が墓地端末に提供されるステップと、を含む
葬儀情報共有システムを提供する。
【0007】
また本発明は、
葬儀情報共有サーバと、ユーザ端末と、葬儀社端末と、自治体端末と、火葬場端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
ユーザ端末は、死亡届に関する情報を前記葬儀社端末に提供し、
前記葬儀社端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供するように促すアナウンスを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記葬儀情報共有サーバは、前記死亡届に関する情報を前記自治体端末に提供し、
前記自治体端末は、前記死亡届に関する情報に基づいて火葬許可証を発行すると共に当該火葬許可証を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記火葬場端末は、前記葬儀社端末から前記火葬場端末に対する予約を受け付け、
前記葬儀社端末は、前記葬儀情報共有サーバから火葬許可証を取得して火葬場端末に提供し、
前記火葬場端末は、火葬終了後に埋葬許可証を発行する、
葬儀情報共有システムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、依頼者の逝去に関連して発生する情報を電子化することによりスムーズに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る葬儀情報共有システムの構成例を示す図である。
図2図1のシステムのフローである。
図3】従来の技術との比較イメージ図である。
図4】従来の技術との比較イメージ図である。
図5】従来の技術との比較イメージ図である。
図6】従来の技術との比較イメージ図である。
図7】本発明の第2の実施の形態による処理の流れを示す図である。
図8図7に示す処理流れの続きを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、以下のような構成を備える。
[項目1]
葬儀情報共有サーバと、病院端末と、自治体端末と、火葬場端末と、墓地端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
前記病院端末から前記葬儀情報共有サーバに死亡届が提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記死亡届を登録するステップと、
死亡届確認リクエストに応じて、登録された前記死亡届が前記自治体端末に提供されるステップと、
前記自治体端末から前記死亡届に対応する火葬許可証が電子的に発行され少なくとも葬儀情報共有サーバに提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬許可証を登録するステップと、
火葬許可証リクエストに応じて、登録された前記火葬許可証が前記火葬場端末に提供されるステップと、
前記火葬場端末から火葬済み情報が前記葬儀情報共有サーバに提供されるステップと、
前記葬儀情報共有サーバが前記火葬済み情報を登録するステップと、
前記火葬済み情報リクエストに応じて、登録された火葬済み情報が墓地端末に提供されるステップと、を含む
葬儀情報共有システム。
[項目2]
葬儀情報共有サーバと、ユーザ端末と、葬儀社端末と、自治体端末と、火葬場端末とを含む葬儀情報共有システムであって、
ユーザ端末は、死亡届に関する情報を前記葬儀社端末に提供し、
前記葬儀社端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供するように促すアナウンスを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記死亡届に関する情報を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記葬儀情報共有サーバは、前記死亡届に関する情報を前記自治体端末に提供し、
前記自治体端末は、前記死亡届に関する情報に基づいて火葬許可証を発行すると共に当該火葬許可証を前記葬儀情報共有サーバに提供し、
前記火葬場端末は、前記葬儀社端末から前記火葬場端末に対する予約を受け付け、
前記葬儀社端末は、前記葬儀情報共有サーバから火葬許可証を取得して火葬場端末に提供し、
前記火葬場端末は、火葬終了後に埋葬許可証を発行する、
葬儀情報共有システム。
【0011】
<第1の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0012】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る葬儀情報共有システムの構成例を示す図である。葬儀情報共有システムは、病院と、自治体と、火葬場と、墓地と、それらに対して手続きを行う遺族等との情報共有を円滑に行うものである。
【0013】
図示されるように、従来、人が死亡すると病院等の医療機関によって死亡届が発行される。遺族は、当該死亡届を自治体に提出する。自治体は火葬許可証を発行して、遺族に提供する。遺族は、発行された火葬許可証を火葬場に提出することにより、死亡した者の火葬が行わる。火葬が行われると火葬許可証には火葬済みの押印がなされる(以下、押印された火葬許可証を埋葬許可証と呼ぶ)。四十九日法要等が終わり、納骨する際には埋葬許可証を墓地の管理者に提出する。
【0014】
<ハードウェア構成>
本実施の形態による葬儀情報共有システムは、葬儀情報共有サーバと、病院端末と、自治体端末と、火葬場端末と、墓地端末とを含んでいる。それぞれのハードウェアは、例えばコンピュータに備えられたハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。本明細書において説明するシステム及び端末による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係る葬儀情報共有装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することが可能である。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【0015】
<ソフトウェア構成>
図2に示されるように、本発明の実施の形態による葬儀情報共有システムは、各ハードウェアが協働することにより以下のプロセスを実行する。
【0016】
病院端末から葬儀情報共有サーバに死亡届が提供され(SQ01)、葬儀情報共有サーバが死亡届を図示しない死亡届データベースに登録する(SQ02)。
【0017】
ユーザ(例えば、遺族)から自治体に対して火葬許可証発行依頼(図示せず)があると、自治体端末は、当該依頼にかかる者について死亡届が発行されているかどうかを確認するために、死亡届確認リクエストを葬儀情報共有サーバに送信(又は、葬儀情報共有サーバにアクセス)する(SQ03)。
【0018】
葬儀情報共有サーバは、登録された死亡届を自治体端末に提供する(SQ04)。自治体端末は死亡届を確認・認証すると、当該死亡届に対応する火葬許可証を電子的に発行し少なくとも葬儀情報共有サーバに提供する(SQ05)。
【0019】
提供された火葬許可証は、上述の死亡届と関連付けられて図示しない火葬許可証データベースに登録される(SQ06)。続いて、火葬場端末は、当該火葬の依頼にかかる者について火葬許可証が発行されているかどうかを確認するために、火葬許可証確認リクエストを葬儀情報共有サーバに送信(又は、葬儀情報共有サーバにアクセス)する(SQ07)。
【0020】
葬儀情報共有サーバは、登録された火葬許可証を火葬場端末に提供する(SQ04)。火葬場端末は火葬許可証を確認・認証すると、運ばれた死体を火葬する(SQ09)。
【0021】
火葬場端末は、火葬が実行されると火葬済みの情報が葬儀情報管理サーバに提供され(SQ10)、火葬済みの情報が図示しない火葬済み情報データベースに登録される。
【0022】
墓地端末は、埋葬依頼にかかる者について埋葬許可証が発行されているかどうかを確認するために、埋葬許可証確認リクエストを葬儀情報共有サーバに送信(又は、葬儀情報共有サーバにアクセス)する(SQ12)。
【0023】
葬儀情報共有サーバは、登録された火葬許可証を火葬場端末に提供する(SQ013)。
【0024】
本実施の形態においては、死亡届、火葬許可証、埋葬許可証を一つのシステムて管理できることから、破損したり紛失したりすることがない。
【0025】
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【0026】
例えば、本発明の葬儀情報共有サーバは、診断書、死体検案書、死亡診断書、墓地使用許可証(永代使用許可証)、受け入れ証明書、改葬許可証、埋葬場名所、戸籍謄本、住民票等の書類についても所定のデータベースに所定の形式で登録・保管し、必要に応じてその情報を更新及び提供を行うこととしてもよい。
【0027】
また、家族、遺族、医師、自治体(担当者)、火葬場責任者、墓地管理責任者等の印鑑等についてもデジタル化された印影や、所定の認証が行われて識別情報・符号を利用することとしてもよい。
【0028】
<第2の実施の形態>
図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施の形態による葬儀情報共有システムの処理の流れを説明する。本実施の形態による葬儀情報共有システムは、葬儀情報共有サーバと、遺族端末と、葬儀社端末と、火葬場端末と、市町村端末とを含んでいる。
【0029】
本実施の形態による葬儀社端末のハードウェア構成は、例えばコンピュータに備えられたハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。本明細書において説明するシステム及び端末による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係る葬儀情報共有装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することが可能である。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【0030】
図7に示されるように遺族端末は、医師(病院)から死亡診断書を受領する。遺族側はこの時点で葬儀社を選定し連絡する。葬儀社端末は、死亡届の提出先の選定を行う。この際、葬儀社は、当該死亡届を提出すべき自治体がDX(Degital Transformation)導入自治体かどうかを確認する。当該確認は葬儀社継端末と電子的に接続された自治体端末と通信を介して確認を行うこととしてもよい。なお、当該死亡届を提出すべき自治体がDX導入自治体でない場合は通常通り自治体の窓口に死亡届を提出することになる。
【0031】
葬儀社端末は遺族端末に対して、死亡届を葬儀情報共有サーバにアップロードするように促す表示を行う。これにより、ユーザはユーザ端末を利用して佐生儀情報共有端末のシステムにアクセスし、喪主(自身)の情報を登録する。葬儀情報共有サーバはワンタイムURLを発行してユーザ端末に送信する。ユーザは、当該URLを利用して葬儀情報共有サーバにアクセスをし、死亡届を含む死亡者情報を葬儀情報教養サーバに送信する。
【0032】
葬儀情報共有サーバは、死亡者情報を自治体端末へ送信する。自治体端末は死亡情報を受理可能かどうかを検証する。受理可能である場合には戸籍を抹消すると共に葬儀情報共有サーバにアクセスをして火葬許可を送信する。葬儀情報共有サーバはデジタル火葬許可証を発行する。
【0033】
葬儀社端末は、火葬場(斎場)がDX導入しているかどうかを確認し、導入している場合には葬儀情報共有サーバに対して火葬の予約を行う。一方、火葬場がDX導入していない場合には手動で火葬場に火葬の予約を行う。
【0034】
葬儀情報共有サーバは、受け付けた火葬の予約を火葬場端末に提供する。火葬場端末は、火葬予約データを確認し、火葬許可証の内容を検証する。火葬が実施されると、火葬場端末は、自治体端末及び葬儀情報共有サーバに対して火葬実施の通知を行う。葬儀情報共有サーバは、火葬実施の登録処理を行う。火葬場端末は、火葬が実施されたことに伴い、埋葬許可証を発行する。埋葬許可証は遺族端末に送信される。ユーザは(図示しない)墓地の管理者(墓地端末)に対して埋葬許可証を提示することにより、埋葬を行う。
【0035】
本明細書において説明した装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【0036】
また、本明細書においてフローチャート図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
【0037】
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本発明に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8