(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163028
(43)【公開日】2022-10-25
(54)【発明の名称】カメラモジュール及びこれを含む光学機器
(51)【国際特許分類】
G03B 17/02 20210101AFI20221018BHJP
G02B 7/04 20210101ALI20221018BHJP
G02B 7/02 20210101ALI20221018BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20221018BHJP
G03B 15/04 20210101ALI20221018BHJP
G03B 15/02 20210101ALI20221018BHJP
G01C 3/06 20060101ALI20221018BHJP
H04N 5/225 20060101ALI20221018BHJP
【FI】
G03B17/02
G02B7/04 Z
G02B7/02 Z
G03B15/00 F
G03B15/04
G03B15/02 F
G01C3/06 120Q
H04N5/225 100
H04N5/225 700
H04N5/225 600
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022113218
(22)【出願日】2022-07-14
(62)【分割の表示】P 2020550145の分割
【原出願日】2019-03-18
(31)【優先権主張番号】10-2018-0031913
(32)【優先日】2018-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】オ ヨン トン
(57)【要約】
【課題】深さ情報測定カメラの提供。
【解決手段】深さ情報測定カメラは、回路基板と、回路基板の第1領域上に配置される第1基板と、第1基板上に配置される発光部と、第1基板上に配置され、発光部から発生する光を感知する光感知素子と、回路基板の第2領域上に配置されるイメージセンサーと、イメージセンサーと対向するレンズバレルと、上板及び上板と連結される測板を含み、第1基板、発光部、光感知素子、及びイメージセンサーを収容するケースと、ケースの上板と結合されるハウジングと、発光部及び光感知素子と対向し、ハウジング内に配置される拡散部材と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
光感知素子及び複数の発光ダイオードを含む面発光レーザー(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)を含む発光部と、
レンズバレル及びイメージセンサーを含む受光部と、
前記発光部を収容するケースと、
前記ケースに結合され、前記発光ダイオード上に配置される拡散部と、
前記基板及び前記イメージセンサーと結合される回路基板と、
前記発光部と前記基板を電気的に連結する第1ワイヤと、
前記基板と前記回路基板を電気的に連結する第2ワイヤと、を含み、
前記発光部は、前記基板の上面に配置され、前記基板から前記拡散部の方向に突出する側壁を含み、
前記側壁は、前記基板の前記上面の辺のいずれか一辺で開放する開口を有する、深さ情報測定カメラ。
【請求項2】
前記ケースは、前記受光部を収容する、請求項1に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項3】
前記ケースは、前記回路基板と結合され、
前記拡散部は、前記発光部から離隔している、請求項1又は2に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項4】
前記基板と前記イメージセンサーは、前記回路基板の上面に付着される、請求項1~3のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項5】
前記回路基板の下に配置され、前記回路基板と結合される金属材の補強部材をさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項6】
前記回路基板は、前記イメージセンサーが配置される第2開口を含み、
前記イメージセンサーは、前記補強部材と結合される、請求項5に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項7】
前記ケースは、
前記発光部を収容する第1ケースと、
前記受光部を収容する第2ケースと、を含み、
前記第1ケースと前記第2ケースは、互いに離隔しており、
前記拡散部は、前記第1ケースに結合され、
前記回路基板は、
前記第1ケースの下に配置される第1回路基板と、
前記第2ケースの下に配置され、前記第1回路基板から離隔している第2回路基板と、を含み、
前記基板は、前記第1回路基板上に配置され、
前記イメージセンサーは、前記第2回路基板上に配置される、請求項1~6のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項8】
前記側壁は、
前記基板の第1短辺に隣接して配置される第1側壁と、
前記基板の前記第1短辺の反対側に位置する第2短辺に隣接して配置される第2側壁と、を含み、
前記側壁の前記開口は、前記第1短辺と前記第2短辺との間に位置する前記基板の第1長辺で開放する、請求項1~7のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項9】
前記基板の前記上面から前記側壁の上端までの高さは、前記発光ダイオードの上面より高い、請求項1~8のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項10】
前記回路基板は、前記基板が配置される第1開口を含む、請求項5に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項11】
前記基板と前記発光ダイオードとの間に配置される導電性接着部材を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項12】
前記拡散部は、ズームレンズ又は液体レンズである、請求項1~11のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項13】
前記光感知素子は、フォトダイオードであり、
前記フォトダイオードは、前記発光ダイオードから発生する光を感知する、請求項1~12のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項14】
前記基板の厚さは、前記イメージセンサーの厚さより大きい、請求項1~13のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項15】
前記レンズバレルは、前記ケースに結合され、
前記イメージセンサーは、前記レンズバレルの下に配置される、請求項1~13のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項16】
前記拡散部は、前記発光部から発散される光の画角を変更させる、請求項1~15のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項17】
基板及び前記基板上に配置される発光ダイオードを含む発光部と、
レンズバレル及びイメージセンサーを含む受光部と、
前記発光部を収容するケースと、
前記ケースに結合され、前記発光部上に配置される拡散部と、
前記基板及び前記イメージセンサーと結合される回路基板と、を含み、
前記発光部は、前記基板の上面に配置され、前記基板から前記拡散部に向かって突出する側壁を含み、
前記側壁は、前記基板の上面の辺のいずれか一辺で開放する開口を有する、深さ情報測定カメラ。
【請求項18】
第1回路基板及び前記第1回路基板から分離される第2回路基板と、
前記第1回路基板上に配置される基板と、
前記基板上に配置される発光素子及び光感知素子と、
前記基板と前記発光素子との間に配置される導電性接着部材と、
前記第2回路基板上に配置されるイメージセンサーと、
前記第1回路基板上に配置され、前記基板及び前記発光素子を収容する第1ケースと、
前記第1ケースに配置され、前記発光素子から発散される発散光の画角を変更させる拡散部と、
前記基板の上面に配置され、前記基板から前記拡散部の方向に突出する側壁と、を含み、
前記基板は、AlN基板であり、
前記基板は、第1端子及び第2端子を含み、
前記発光素子は、複数の赤外線発光ダイオードを含む面発光レーザーであり、
前記発光素子は、第1電極及び第2電極を含み、
前記第1電極は、前記基板の第1端子とワイヤを介して連結され、
前記第2電極は、前記基板の第2端子と前記導電性接着部材を介して電気的に連結され、
前記側壁は、前記基板の前記上面の辺のうちのいずれか一辺で開放する開口を有する、深さ情報測定カメラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例はカメラモジュール及び光学機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
被写体を撮像してイメージ又は動画として保存する機能をするカメラモジュールが装着された携帯電話又はスマートフォンが開発されている。また、最近、立体サービスに関する関心が増大するのに従い立体映像を提供するカメラモジュールが開発されている。
【0003】
3D立体映像を具現する方式には、ステレオスコーピック(stereoscopic)方式、時間測定(ToF:Time of Flight)方式又は構造光(structure light)方式などがある。
【0004】
時間測定方式(ToF)は、物体に直接的に光を照射し、反射されて帰る反射光の時間を計算することにより、物体の深さ情報を獲得するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実施例は、拡散部の設計変更が容易であり、設計変更による製造コストの増加を防止することができ、SMT工程などに起因する汚染又は異物の発生を防止することができ、ワイヤボンディングの際、ワイヤボンディング装置のグリッパーと素子との間の衝突を防止して素子を保護することができるカメラモジュール、及びこれを含む光学機器を含む。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施例によるカメラモジュールは、基板、及び前記基板上に配置される発光ダイオードを含む発光部と、レンズバレル及びセンサーを含む受光部と、前記発光部を収容するケースと、前記ケースに結合され、前記発光部上に配置される拡散部と、前記基板及び前記センサーと結合される回路基板と、前記発光部と前記基板を電気的に連結する第1ワイヤと、前記基板と前記回路基板を電気的に連結する第2ワイヤとを含むことができる。
【0007】
前記ケースは前記受光部を収容することができる。
【0008】
前記ケースは前記回路基板と結合され、記拡散部は前記発光部から離隔することができる。
【0009】
前記基板と前記センサーは前記回路基板の上面に付着されることができる。
【0010】
前記カメラモジュールは、前記回路基板の下に配置され、前記回路基板と結合される補強部材をさらに含み、前記回路基板は、前記基板が配置される第1開口を含むことができる。
【0011】
前記回路基板は前記センサーが配置される第2開口を含み、前記センサーは前記補強部材と結合されることができる。
【0012】
前記ケースは、前記発光部を収容する第1ケースと、前記受光部を収容する第2ケースとを含み、前記第1ケースと前記第2ケースは互いに離隔しており、前記拡散部は前記第1ケースに結合され、前記回路基板は、前記第1ケースの下に配置される第1回路基板と、前記第2ケースの下に配置され、前記第1回路基板から離隔している第2回路基板とを含み、前記基板は前記第1回路基板上に配置され、前記センサーは前記第2回路基板上に配置されることができる。
【0013】
前記発光部は、前記基板の上面に配置され、前記基板から前記拡散部の方向に突出する側壁を含み、前記側壁は前記基板の前記上面の辺のいずれか一辺で開放する開口を有することができる。
【0014】
前記側壁は、前記基板の第1短辺に隣接して配置される第1側壁と、前記基板の前記第1短辺の反対側に位置する第2短辺に隣接して配置される第2側壁とを含み、前記側壁の前記開口は、前記第1短辺と前記第2短辺との間に位置する前記基板の第1長辺で開放することができる。
【0015】
前記基板の前記上面から前記側壁の上端までの高さは前記発光ダイオードの上面より高くてもよい。
【発明の効果】
【0016】
実施例は、拡散部の設計変更が容易であり、設計変更による製造コストの増加を防止することができ、SMT工程などに起因する汚染又は異物の発生を防止することができ、ワイヤボンディングの際、ワイヤボンディング装置のグリッパーと素子との間の衝突を防止して素子を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】実施例によるカメラモジュールの断面図である。
【
図3】
図1の回路基板、発光部、及びセンサーの平面図である。
【
図4】
図3に示した回路基板、発光部、及びセンサーのAB方向の断面図である。
【
図5】他の実施例による回路基板と補強部材を含むカメラモジュールの部分断面図である。
【
図6】他の実施例によるカメラモジュールの断面図である。
【
図7】さらに他の実施例によるカメラモジュールの断面図である。
【
図8】
図7の回路基板、基板、発光部、フォトダイオード、及びセンサーの平面図である。
【
図9】
図8に示した回路基板、基板、発光部、フォトダイオード、及びセンサーのAB方向の断面図である。
【
図10】実施例による携帯用端末機の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、前記の目的を具体的に実現することができる本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
実施例の説明において、各要素(element)の“上又は下(on or under)”に形成されるものとして記載される場合、上又は下(on or under)は二つの要素(element)が互いに直接(directly)接触するかあるいは一つ以上の他の要素(element)が前記二つの要素(element)の間に配置されて(indirectly)形成されるものを全て含む。また“上又は下(on or under)”と表現される場合、1個の要素(element)を基準に上方だけでなく下方の意味も含むことができる。
【0020】
また、以下で使われる“第1”及び“第2”、“上/上部/上の”及び“下/下部/下の”などの関係的用語は、そのような実体又は要素間のある物理的又は論理的関係又は手順を必ず要求するか内包しなく、ある一つの実体又は要素を他の実体又は要素と区別するためにのみ用いることもできる。また、同じ参照番号は図面の説明で同じ要素を示す。
【0021】
また、以上で記載する“含む”、“構成する”、又は“有する”などの用語は、特に反対の記載がない限り、該当構成要素が内在することができることを意味するものであるので、他の構成要素を除くものではなくて他の構成要素をさらに含むことができるものと解釈されなければならない。また、以上で記載する“対応する”などの用語は“対向する”又は“重畳する”の意味の少なくとも一つを含むことができる。
【0022】
説明の便宜上、実施例はデカルト座標系(x、y、z)を使って説明するが、他の座標系を使って説明することもでき、実施例はこれに限られない。各図で、x軸とy軸は光軸方向であるz軸に対して垂直な方向を意味し、光軸方向又は光軸に平行な方向であるz軸方向を‘第1方向’といい、x軸方向を‘第2方向’といい、y軸方向を‘第3方向’ということができる。
【0023】
実施例によるカメラモジュール1000は立体映像を撮影することができる時間測定方式(ToF:Time of Flight)の機器であり、光を被写体(又は対象物)に放出する送光部、及び被写体(又は対象物)によって反射された光を受信する受光部を含むことができる。
【0024】
図1は実施例によるカメラモジュール1000の断面図、
図2は
図1のカメラモジュール1000の平面図である。
【0025】
図1及び
図2を参照すると、カメラモジュール1000は、送光部100-1、受光部100-2、及びケース(case)100-3を含むことができる。ここで、ケース100-3はハウジング(Housing)又はホルダー(holder)と表現することもできる。
【0026】
送光部100-1は、既定の画角を有する発散光を被写体(又は対象物)に照射する。
【0027】
送光部100-1は、発光部20、及び拡散部30を含むことができる。
【0028】
発光部20は光を発生させることができる。例えば、発光部20は赤外線又はレーザー(laser)などを発生させることができる。
【0029】
例えば、発光部20は、基板10、及び基板10上に配置される発光ダイオード22を含むことができる。
【0030】
例えば、発光ダイオード22は、IR(Infrared Ray)領域の光を発生させることができる。
【0031】
例えば、発光ダイオード22はレーザーダイオードであり得る。
【0032】
例えば、発光ダイオード22は面発光レーザー(Vertical Cavity Surface Emitting Laser;VCSEL)であり得る。
【0033】
例えば、発光ダイオード22は、ウエハー、及びウエハー上に配置又は配列された複数の発光ダイオードを含むことができる。ここで、発光ダイオードはマトリックス状に配列されることができるが、これに限定されるものではない。
【0034】
発光部20は、発光ダイオード22から発生する光を感知するフォトダイオード23をさらに含むことができる。フォトダイオード23によって感知される発光ダイオード22の光の強度に基づいて発光ダイオード22の性能を判別するか又は発光ダイオード22が正常に動作するかを検出することができる。
【0035】
例えば、カメラモジュール1000は、フォトダイオード23によって感知される発光ダイオード22の光の強度に基づいて発光ダイオード22の性能を判別するか又は発光ダイオード22が正常に動作するかを検出する制御部(図示せず)をさらに含むことができる。
【0036】
基板10は、放熱のために金属を含む基板、例えばアルミニウム、AlN基板であり得る。発光ダイオード22及びフォトダイオード23は接着部材又は導電性接着剤(例えば、Agエポキシ)によって基板10に付着されることができる。
【0037】
拡散部30は発光ダイオード22上に配置され、発光ダイオード22から照射される光を拡散させる。例えば、拡散部30は光拡散部であり得る。
【0038】
拡散部30は発光部20から離隔し、垂直方向に発光ダイオード22に対向するか又は整列されることができる。
【0039】
拡散部30は発光部20から照射される光の画角を変化又は変更させることができる。すなわち、拡散部30は発光部20から照射された光を既定の画角を形成する発散光に変更することができる。
【0040】
拡散部30は、拡散部材32、及び拡散部材32を収容するためのハウジング35を含むことができる。
【0041】
拡散部材32は光拡散剤又は/及び光散乱剤を含む樹脂又はプラスチック素材からなることができるが、これに限定されるものではない。
【0042】
例えば、発光部20から照射される光の画角は20度~40度であり、拡散部材32を通過した光の画角は60度~80度であり得る。
【0043】
他の実施例による拡散部材32は、レンズ、プリズム、ミラー(mirror)、ディフューザー(diffuser)、フィルム(film)の少なくとも一つを含むことができる。例えば、レンズは、ズームレンズ(zoom lens)、又は液体レンズであり得る。ここで、ズームレンズは発散光の軸上で前後方向(又は上下方向)に移動することができ、移動距離が調節されて発散光の画角が変化することができる。また、液体レンズは片板の内部に境界面を成して配置される互いに異なる2種の液体を含むことができ、片板の両端に加わる駆動電圧の大きさによって境界面の曲率が変化し、これによって発散光の画角が変化することができる。
【0044】
例えば、拡散部材32はハウジング35内に配置されることができ、ハウジング35はケース100-3の上板101aに結合されることができる。例えば、ハウジング35とケース100-3は互いに結合するための結合構造(例えば、雄雌結合)を備えることができる。例えば、結合構造は突起又は溝であることができ、ハウジング35はケース100-3に固定されるか又は着脱されることができる。
【0045】
図1ではハウジング35がケース100-3とは別個の構成で互いに結合する形態であるが、これに限定されるものではない。他の実施例ではハウジング35とケース100-3が一体型に具現されることができる。例えば、ケースは、上板から突出し、拡散部材32を収容するための突出部を備える形態を有することもできる。
【0046】
例えば、拡散部材32は、順次配列されるレンズ部、及び光路変更部を含むことができる。拡散部材32のレンズ部はコリメーターレンズ(collimator lens)を含むことができ、発光ダイオード22から放出される発散光を平行光に転換させることができる。
【0047】
また、拡散部材32の光路変更部は、拡散部材32のレンズ部を通過した平行光の光路を変更して既定の画角を有する発散光を生成することができる。例えば、拡散部材32の光路変更部は、プリズム、レンズ、又はミラーの少なくとも一つを含んでなることができる。
【0048】
拡散部材32について上述したものは一例に過ぎなく、一定の画角を有する発散光を被写体に照射するために拡散部材32は多様な形態に具現されることができる。
【0049】
ハウジング35は拡散部材32から放出される光を出射させるための開口を含むことができ、拡散部30はハウジング35の開口に装着されるガラス(glass)をさらに含むこともできる。
【0050】
受光部100-2は、被写体(又は対象物)によって反射された反射光を受光することができる。ここで、反射光は、送光部100-1から出発して対象物を経て受光部100-2に帰る光と、太陽又は他の光源から出発して前記対象物を経て受光部100-2に入射する光とを含むことができる。
【0051】
受光部100-2は、レンズ105、レンズ105が装着されるレンズバレル110、フィルター120、及びセンサー130を含むことができる。
【0052】
センサー130は、レンズ105の下に配置され、レンズ105と通して入射する光を電気的信号に変換することができるイメージセンサーであり得る。
【0053】
例えば、センサー130は、電荷結合素子(Charge-Coupled Device)又は相補型金属酸化膜半導体(Complementary Metal Oxide Semiconductor:CMOS)などから具現されることができる。
【0054】
また、例えば、センサー130はIRセンサー又はTOF(Time of Flight)センサーなどであり得る。
【0055】
センサー130は、レンズ105を通過した光を感知するための有効領域130aを含むことができる。例えば、有効領域130aは受光領域、アクティブ領域(Active Area)、又は撮像領域と表現されることができ、有効領域130aの中心はレンズ105の光軸に対応するか又は整列されることができる。
【0056】
フィルター120はレンズ105又は/及びレンズバレル110とセンサー130との間に配置され、レンズを通過する光において特定周波数帯域の光がセンサー130に入射することを遮断する役割をすることができる。
【0057】
例えば、センサー130がIRセンサーである場合、フィルター120は赤外線通過フィルター(IR pass filter)であることができるが、これに限定されるものではない。他の実施例で、フィルター120は赤外線遮断フィルターであることができる。
【0058】
ケース100-3は、送光部100-1及び受光部100-2を内部に収容する。
【0059】
例えば、ケース100-3は、下部が開放し、上板101a及び測板101bを含む箱(box)形態であり得るが、これに限定されるものではない。
【0060】
例えば、ケース100-3の上板101aの形状は、多角形、例えば四角形又は八角形などであり得るが、これに限定されるものではない。
【0061】
ケース100-3の上板101aには、拡散部30のハウジング35に対応する第1開口102a、及びレンズバレル110又はレンズ105に対応する第2開口102bを含むことができる。
【0062】
例えば、第1開口102aと第2開口102bのそれぞれは四角形又は円形などを有することができる。
【0063】
拡散部30のハウジング35はケース100-3の上板101aに結合されることができる。
【0064】
例えば、拡散部30のハウジング35はケース100-3の上板101aの第1開口102aに結合されることができるが、これに限定されるものではない。
【0065】
拡散部30のハウジング35はケース100-3の上板101aの上面から前方又は上方に突出することができる。ここで、前方又は上方は発光部20から拡散部30に向かう方向であり得る。
【0066】
レンズバレル110はケース100-3の上板101aに結合されることができる。
【0067】
例えば、レンズバレル110はケース100-3の上板101aの第2開口102bの内側に配置されることができる。
【0068】
レンズバレル110又は/及びレンズ105はケース100-3の上板101aの上面から前方又は上方に突出することができる。
【0069】
カメラモジュール1000は、発光部20の発光ダイオード22と受光部100-2のレンズバレル110又は/及びレンズ105との下に配置される回路基板140をさらに含むことができる。
【0070】
例えば、回路基板140は発光部20の基板10とセンサー130の下に配置されることができる。例えば、接着部材によって基板10とセンサー130は回路基板140の上面に付着されることができる。
【0071】
基板10は回路基板140の上面の一領域に配置されることができ、センサー130は回路基板140の上面の他の一領域に配置されることができる。
【0072】
図3は
図1の回路基板140、発光部20、及びセンサー130の平面図、
図4は
図3に示した回路基板140、発光部20、及びセンサー130のAB方向の断面図である。
図4で、ワイヤ61は
図3のAB方向の断面図には示していないが、発光ダイオード22は第1電極31と基板10の第1端子との間の電気的連結を示すために
図4に概略的に示す。
【0073】
図3及び
図4を参照すると、発光ダイオード22は、第1電極31及び第2電極(図示せず)を含むことができる。フォトダイオード23は第1電極32及び第2電極(図示せず)を含むことができる。
【0074】
基板10は、第1及び第2端子51-1、51-2、及び第3及び第4端子52-1、52-2を含むことができる。
【0075】
回路基板140は、第1及び第2端子53-1、53-2、及び第3及び第4端子54-1、54-2を含むことができる。
【0076】
発光部20は、発光ダイオード22の第1電極31と基板10の第1端子51-1を連結するワイヤ61、及び基板10の第1端子51-1と回路基板140の第1端子53-1を連結するワイヤ62-1をさらに含むことができる。
【0077】
また、発光ダイオード22の第2電極(図示せず)は基板10の第2端子51-2と電気的に連結されることができる。
【0078】
例えば、発光ダイオード22の第2電極は発光ダイオード22の下面に配置されることができ、基板10の第2端子51-2の一部は発光ダイオード22の第2電極の下に配置されることができ、導電性接着部材によって発光ダイオード22の第2電極と基板10の第2端子51-2の一部は互いに電気的に連結されることができる。
【0079】
発光部20は、基板10の第2端子51-2と回路基板140の第2端子53-2を連結するワイヤ62-2をさらに含むことができる。したがって、発光ダイオード22は回路基板140の第1及び第2端子53-1、53-2と電気的に連結されることができる。
【0080】
ここで、基板10又は回路基板140で、“端子(terminal)”という用語は“導電層”、“パッド(pad)”、又は“電極”などに代替して表現することができる。また、発光ダイオード22又はフォトダイオード23における“電極”という用語は“パッド”、又は“導電層”に代替して表現することができる。
【0081】
また、発光部20は、フォトダイオード32の第1電極32と基板10の第3端子52-1を連結するワイヤ63、及び基板10の第3端子52-1と回路基板140の第3端子54-1を連結するワイヤ64-1をさらに含むことができる。
【0082】
フォトダイオード32の第2電極(図示せず)は基板10の第4端子52-2と電気的に連結されることができる。例えば、フォトダイオード32の第2電極はフォトダイオードの下面に位置することができ、基板10の第4端子52-2の一部はフォトダイオード32の第2電極の下に位置することができ、導電性接着部材によって基板10の第4端子52-2の一部と基板10の第4端子52-2が電気的に連結されることができる。
【0083】
発光部20は、基板10の第4端子52-2と回路基板140の第4端子54-2を連結するワイヤ64-2をさらに含むことができる。
【0084】
例えば、基板10は四角形状を有することができ、基板10の上面は4個の辺を含むことができる。例えば、基板10の上面は互いに向き合う2個の長辺と互いに向き合う2個の短辺を有することができる。
【0085】
例えば、基板10の第1端子51-1は基板10の上面の第1長辺と第1長辺に隣接した第1短辺に隣接して配置されることができ、L字形であり得るが、これに限定されるものではない。
【0086】
また、例えば、基板10の第2端子51-2は基板10の第1短辺に隣接して配置され、第1端子と基板10の第2長辺との間に位置することができる。基板10の第2長辺は基板10の第1長辺と向き合うか又は反対側に位置する辺であり得る。
【0087】
例えば、回路基板140の第1及び第2端子53-1、53-2は基板10の第1短辺に対応する回路基板140の上面の第1短辺に隣接して配置されることができる。
【0088】
例えば、基板10の第3端子52-1は基板10の第1長辺と第1長辺に隣接した第2短辺に隣接して配置されることができる。第3端子52-1は基板10の第1長辺から第2短辺に折られた形態であり得る。
【0089】
例えば、基板10の第4端子52-2は基板10の第2短辺に隣接して配置されることができる。
【0090】
回路基板140の第3端子54-1及び第4端子54-2は基板10の第2短辺に隣接した回路基板140の上面の一領域に配置されることができる。
【0091】
センサー130は少なくとも一つの電極33を含むことができ、回路基板140はセンサー130と電気的に連結されるための第5端子55をさらに含むことができる。
【0092】
受光部100-2は、センサー130の電極33と回路基板140の第5端子55を連結するワイヤ65をさらに含むことができる。
【0093】
基板10の厚さはセンサー130の厚さより厚くても良い。基板10には発光部22とフォトダイオード23が実装され、ワイヤボンディングのための工程が遂行されなければならないので、このような工程を遂行することができる耐久性又は強度が必要であるからである。
【0094】
図3には示していないが、カメラモジュール1000は、回路基板140の下に配置される補強部材(stifener)をさらに含むことができる。ここで、補強部材は回路基板140を支持するか又は回路基板140の強度を補強するためのものであり、金属素材、例えばSUSからなることができる。また、補強部材は光源モジュール又は/及びセンサーから発生する熱を放出するための放熱機能をすることができる。
【0095】
図5は他の実施例による回路基板140-1と補強部材150を含むカメラモジュール1000-1の部分断面図である。カメラモジュール1000-1は、
図1の拡散部30、レンズ105、レンズバレル110、フィルター120、及びケース100-3を含むことができ、これらについては
図1~
図4の説明を準用するか適用することができる。
【0096】
図5を参照すると、カメラモジュール1000-1は、回路基板140の下に配置される補強部材150を含むことができる。
【0097】
回路基板140-1は、基板10に対応する第1開口501、及びセンサー130に対応する第2開口502を含むことができる。
【0098】
第1開口501及び第2開口502のそれぞれは回路基板140-1を貫通する貫通ホールであり得る。
【0099】
第1開口501は基板10に対応する形状、例えば四角形を有することができ、第2開口501はセンサー130に対応する形状、例えば四角形を有することができる。
【0100】
例えば、第1開口501の横方向への長さと縦方向への長さによる面積は基板10の横方向への長さと縦方向への長さによる面積(例えば、基板10の下面の面積)より大きくなることができる。
【0101】
また、第2開口501の横方向への長さと縦方向への長さによる面積はセンサー130の横方向への長さと縦方向への長さによる面積(例えば、センサーの下面の面積)より大きくなることができる。
【0102】
補強部材150は、回路基板140-1が配置されるための第1領域S1、回路基板140-1の第1開口501に対応する第2領域S2、及び第2開口502に対応する第3領域S3を含むことができる。
【0103】
接着部材(図示せず)によって回路基板140-1は補強部材150の上面、例えば第1領域S1に付着されるか又は固定されることができる。
【0104】
基板10は補強部材150の第2領域S2に配置される。例えば、接着部材(図示せず)によって基板10は補強部材150の第2領域S2に付着されるか固定されることができる。
【0105】
センサー130は補強部材150の第3領域S3に配置される。例えば、接着部材(図示せず)によってセンサー130は補強部材130の第3領域S3に付着されるか固定されることができる。
【0106】
基板10は回路基板140-1の第1開口501の内側に配置され、センサー130は回路基板140-1の第2開口502の内側に配置されるので、補強部材150の下面から光源モジュール又は/及びセンサーの上面までの高さを低くすることができ、これにより実施例はカメラモジュール1000-1の高さを低くすることができる。
【0107】
また、基板10は回路基板140-1の第1開口501の内側に配置され、センサー130は回路基板140-1の第2開口502内側に配置されるので、基板10の上面と回路基板140-1の上面との間の垂直方向への段差を減らすことができ、回路基板140-1の上面とセンサー130との間の垂直方向への段差を減らすことができ、これにより実施例は基板10と回路基板140-1との間のワイヤ62-1、62-2、64-1、64-2の連結又はボンディングの信頼性を確保することができ、センサー130と回路基板140-1との間のワイヤ65の連結又はボンディングの信頼性を確保することができる。
【0108】
図6はさらに他の実施例によるカメラモジュール1000-2の断面図である。
【0109】
図6を参照すると、カメラモジュール1000-2は、送光部100-1a、受光部100-1b、及び連結基板140cを含むことができる。
図1と同じ図面符号は同じ構成を示し、同じ構成に対しては説明を省略するか簡略にする。
【0110】
図1では送光部100-1と受光部100-2が単一の回路基板140に実装され、単一のケースに収納されるが、
図6では送光部100-1aは第1回路基板140aに配置又は実装され、受光部100-2aは第2回路基板140bに配置又は実装されることができる。
【0111】
図1の回路基板140は
図6では第1回路基板140aと第2回路基板140bに分離されることができ、
図1のケース100-3は
図6では第1ケース100-3a、及び第2ケース100-3bに分離されることができる。
【0112】
例えば、第1ケース100-3aは第1開口102aを有し、発光部20を収容することができる。第2ケース100-3bは第1ケースから離隔し、第2開口102bを有し、レンズバレル110とセンサー130を収容することができる。
【0113】
例えば、拡散部30は第1ケース100-3aに結合されることができる。
【0114】
第1回路基板140aは第1ケース100-3aの下に配置されることができ、第2回路基板140bは第1回路基板140aから離隔して第2ケース100-3bの下に配置されることができる。
【0115】
基板10は第1回路基板140a上に配置されることができ、センサー130は第2回路基板140b上に配置されることができる。
【0116】
送光部100-1aは、発光部20、第1回路基板140a、第1ケース100-3a、及び拡散部30を含むことができる。
【0117】
発光部20は第1回路基板140a上に配置されることができ、拡散部30は第1ケース100-3aに配置されることができ、第1ケース100-3aに結合されることができる。
【0118】
第1ケース100-3aは、拡散部30に対応する第1開口を備えることができる。
【0119】
図2の第1開口102aについての説明は第1ケース100-3aの第1開口に準用又は適用することができる。
図3及び
図4で説明した回路基板140、基板10、発光ダイオード22、及びフォトダイオード23の電気的連結関係についての説明は第1回路基板140aに準用又は適用することができる。
【0120】
受光部100-2aは、レンズ105、レンズバレル110、フィルター120、センサー130、第2回路基板140b、及び第2ケース100-3bを含むことができる。
【0121】
センサー130は第2回路基板140bに配置されることができ、レンズバレル100は第2ケース100-3bに配置され、第2ケース100-3bに結合されることができる。
【0122】
第2ケース100-3は、レンズバレル105に対応する第2開口を備えることができる。
図2の第2開口102bについての説明は第2ケース100-3bの第2開口に準用又は適用することができる。
図3及び
図4で説明した回路基板140、センサー130の電気的連結関係についての説明は第2回路基板140bに準用又は適用することができる。
【0123】
例えば、第2ケース100-3bは、第2開口を含み、レンズバレル110に結合される第1ホルダー16a、及び第1ホルダー16aの下に配置され、フィルターが装着されるための第2ホルダー16bを含むことができる。
【0124】
第1ホルダー16aの下端は第2ホルダー16bの上面によって支持されることができる。
【0125】
第2ホルダー16bは第2回路基板140b上に配置されることができ、下面にはセンサー130に対応する着座溝を備えることができる。
【0126】
図6では第1ホルダー16aと第2ホルダー16bが別個に分離されるが、これに限定されるものではなく、他の実施例では第1ホルダー16aと第2ホルダー16bは一体型の単一ホルダーを成すこともできる。
【0127】
連結基板140cは第1回路基板140aと第2回路基板140bを連結する。例えば、連結基板140cは第1回路基板140aと第2回路基板140bを電気的に連結することができる。
【0128】
例えば、第1回路基板140a及び第2回路基板140bのそれぞれは、フレキシブルPCB又はリジッド(rigid)PCBの少なくとも一つを含むことができる。連結基板140cはフレキシブル(flexible)PCB又はリジッドフレキシブルPCBからなることができる。
【0129】
他の実施例によるカメラモジュールで、第1回路基板140aは
図5で説明した第1開口501を備えることができ、第2回路基板140bは
図5で説明した第2開口502を備えることができ、第1回路基板140aの下に配置される第1補強部材(図示せず)、及び第2回路基板140bの下に配置される第2補強部材をさらに含むことができる。
【0130】
図5の補強部材150上に配置される回路基板140-1と基板10についての説明は他の実施例による第1回路基板140aと補強部材に準用又は適用することができ、
図5の補強部材150上に配置される回路基板140-1とセンサー130についての説明は他の実施例による第2回路基板140bと補強部材に準用又は適用することができる。
【0131】
さらに他の実施例で、第1回路基板140a、第2回路基板140b、及び連結基板140cは一つの一体型の同一基板から形成されることもできる。
【0132】
図1に示したカメラモジュール1000は下記のような順に組み立てられることができる。
【0133】
まず、COB(Chip on Board)タイプの発光部20、及びセンサー130を準備する。
【0134】
ここで、COBタイプとは基板10に発光ダイオード(例えば、22)又は/及びフォトダイオード23が配置又は実装されたものを言う。
【0135】
例えば、絶縁接着部材又は伝導性接着部材(例えば、Agエポキシ)によって発光ダイオード22又は/及びフォトダイオード23は基板10に実装又は接合されることができる。
【0136】
ついで、発光部20とセンサー130を回路基板140に実装する。
【0137】
例えば、絶縁接着部材又は伝導性接着部材によって発光部20とセンサー130を回路基板140に付着又は固定させることができる。
【0138】
ついで、半田付け又はSMT(Surface Mounter Technology)によって基板10と発光ダイオード22との間のワイヤボンディング、基板10と回路基板140との間のワイヤボンディング、及びセンサー130と回路基板140との間のワイヤボンディングを遂行する。
【0139】
ついで、レンズ105、拡散部30、及びフィルター120が結合されたケース100-3を回路基板140に付着する。
【0140】
例えば、ケース100-3の測板の下部又は下端は回路基板140の上面又は/及び側面に結合されることができる。
【0141】
ケース100-3の上板101aの高さは基板10に配置される発光ダイオード22の上面及びフォトダイオード23の上面より高くなることができる。拡散部30は発光ダイオード22から離隔して配置されることができる。
【0142】
一般に、ToFタイプのカメラモジュールの光源は発光ダイオードと拡散部がパッケージング(packaging)されたパッケージタイプが使われることができる。このような発光ダイオードと拡散部が互いに接合されたパッケージタイプの光源では発光ダイオードと拡散部がパッケージングされた状態で供給されるから、FOI(Field of Illuminator)変更の際、パッケージに対する新しい設計が必要であり、これにより製造コストが増加することができ、在庫が発生し、納期を遵守することができない問題が発生し得る。
【0143】
このようなパッケージタイプの発光ダイオードと拡散部は接着部材によって互いに接合される。パッケージタイプの発光ダイオードを基板にSMTする工程で発生するガスを放出するために、接着部材にはエアベントホール(air vent hole)が設けられることができる。パッケージタイプの光源を半田付けした後に行われる洗浄工程で洗浄液がエアベントホールに浸透して発光ダイオードが汚染されることができる。
【0144】
SMTではなくて、接着剤、例えばエポキシによって、発光ダイオード22とフォトダイオード23が基板10に付着され、基板10が回路基板に付着され、ワイヤボンディングによって発光ダイオード22と基板10との間及び基板10と回路基板140との間に電気的連結がなされるから、実施例はカメラモジュールにおいて送光部100-1の設計が容易で単純であり得る。
【0145】
また、拡散部30が発光部20に付着されて提供されるものではなく、ケース100-3に結合されるから、実施例はFOI(Field of Illuminator)の変更又は顧客の要求によって拡散部30のみ設計変更してケース100-3に装着することができるので、設計変更による製造コストの増加を防止することができ、在庫及び納期未遵守の発生を防止することができる。
【0146】
また、ワイヤボンディングによって発光ダイオード22と基板10との間及び基板10と回路基板140との間に電気的連結がなされた後、クリーンルームで拡散部30が結合されたハウジング140が回路基板140に結合されるから、実施例はSMT工程などに起因する汚染又は異物の発生を防止することができ、これによりカメラモジュールの異物不良を改善することができる。
【0147】
図7はさらに他の実施例によるカメラモジュール1000-3の断面図、
図8は
図7の回路基板140、発光部20a、及びセンサー130の平面図、
図9は
図8に示した回路基板140、発光部20a、及びセンサー130のAB方向の断面図である。
【0148】
図7~
図9で、
図1、
図3、及び
図4に示した図面符号と同じ図面符号は同じ構成を示し、同じ構成については説明を簡略にするか省略する。
【0149】
図7~
図9を参照すると、カメラモジュール1000-3は、送光部100-1a、受光部100-2、及びケース(case)100-3を含むことができる。
【0150】
送光部100-1aは、発光部20a及び拡散部30を含むことができる。
【0151】
例えば、発光部20aは、基板10a及び基板10a上に配置される発光ダイオード22を含むことができる。
【0152】
発光部20aはSMT工程によって回路基板140に実装されるタイプであり得る。
【0153】
基板10aは、放熱のために、金属を含む基板、例えばアルミニウム、AlN基板であり得る。発光ダイオード22及びフォトダイオード23は接着部材又は導電性接着剤(例えば、Agエポキシ)によって基板10に付着されることができる。
【0154】
基板10aは、発光ダイオード22の第1電極31と連結されるための第1端子51a、発光ダイオード22の第2電極(図示せず)と連結されるための第2端子(図示せず)、フォトダイオード23の第1電極32と連結される第3端子52a、及びフォトダイオード23の第2電極(図示せず)と連結される第4端子(図示せず)を含むことができる。
【0155】
例えば、ワイヤ61aによって発光ダイオード22の第1電極31と基板10aの第1端子51aが電気的に連結されることができ、導電性接着部材(例えば、Agエポキシ)によって発光ダイオード22の第2電極と基板10aの第2端子が電気的に連結されることができる。
【0156】
また、例えば、ワイヤ63によってフォトダイオード23の第1電極32と基板10aの第3端子52aが電気的に連結されることができ、導電性接着部材(例えば、Agエポキシ)によってフォトダイオード23の第2電極と基板10aの第4端子が電気的に連結されることができる。
【0157】
例えば、基板10aは、下面に配置される第1導電層と第2導電層、第1導電層と発光ダイオード22の第2電極(図示せず)を電気的に連結するための第1連結電極(図示せず)、及び第2導電層とフォトダイオード23と第2電極を電気的に連結するための第2連結電極(図示せず)を含むことができる。
【0158】
例えば、第1連結電極は基板10aの第2端子と第1導電層を電気的に連結することができ、第2連結電極は基板10aの第4端子と第2導電層を電気的に連結することができる。ここで、第1及び第2連結電極のそれぞれは基板10aを貫通するビア(via)又はコンタクトビアであり得るが、これに限定されるものではなく、基板10aの表面(上面、側面、又は下面の少なくとも一面)に形成されることもできる。
【0159】
SMT工程によって発光部20aは回路基板140に実装されることができる。
【0160】
例えば、SMT工程によって発光部20aの基板10aの導電層は回路基板140に接合されることができる。そして、SMT工程の後に回路基板140を洗浄し、回路基板140にセンサー130を付着する。
【0161】
ついで、半田付け又はSMT(Surface Mounter Technology)によって基板10aと発光ダイオード22との間のワイヤボンディング、基板10aと回路基板140との間のワイヤボンディング、及びセンサー130と回路基板140との間のワイヤボンディングを遂行する。
【0162】
ついで、レンズ105、拡散部30、及びフィルター120が結合されたケース100-3を回路基板140に付着する。
【0163】
例えば、ケース100-3の測板の下部又は下端は回路基板140の上面又は/及び側面に結合されることができる。
【0164】
発光部20aは、基板10aの上面に配置される側壁81を含むことができる。
【0165】
側壁81は基板10aの上面から光軸方向又は垂直方向に突出した形態であり得る。例えば、側壁81は基板10aから拡散部30の方向に突出するか又は延びることができる。
【0166】
側壁81は、ワイヤボンディングの際、ワイヤボンディング装置のグリッパー(gripper)によって発光部20a、センサー130、又は/及び回路基板140が把持されるとき、グリッパーと素子22、23、130との間の空間的干渉を防止し、グリッパーによって素子22、23、130が損傷されることを防止することができる。
【0167】
ワイヤボンディングを遂行しなければならないので、側壁81は基板10aの上面の辺71a~71dのいずれか一辺で開放する開口を含むことができる。
【0168】
例えば、
図8で、側壁81は、基板10aの第1短辺71aに隣接して配置される第1側壁10a、及び基板10aの第2短辺71bに隣接して配置される第2側壁10bを含むことができる。第2短辺71bは第1短辺71aと向き合うか又は反対側に位置する辺であり得る。
【0169】
側壁81の開口は第1短辺71aと第2短辺71bとの間に位置する基板10aの第1長辺71cで開放することができる。
【0170】
例えば、側壁81は、基板10aの第1長辺71cで開放する第1開口、及び基板10aの第2長辺71dで開放する第2開口を含むことができる。
【0171】
例えば、基板10aの第1長辺71cから第2長辺71dの方向に、側壁81は基板10aの端子51a、52aとオーバーラップしないこともできる。これは、基板10aの第1長辺71cに沿っては側壁が形成されないことにより、基板10aの端子51a、52aと素子22、23との間のワイヤボンディングを容易にするためである。
【0172】
基板10aの上面から側壁10a、10bの少なくとも一つの上端までの高さ(H)は発光ダイオード22の上面の高さとフォトダイオード23の上面の高さより大きくなることができる。これは、ワイヤボンディング装置のグリッパーから素子22、23を保護するためである。
【0173】
もしくは、例えば、高さ(H)は発光ダイオード22と基板10aの端子51aとの間に形成されるワイヤ61aの最高点の高さとフォトダイオード23と基板10aの端子52aとの間に形成されるワイヤ63の最高点の高さより大きくなることができる。
【0174】
他の実施例で、側壁81は、基板10aの第1長辺71c及び第2長辺71dのいずれか一方に隣接して配置される第3側壁(図示せず)をさらに含むことができる。第3側壁の高さは第1及び第2側壁の高さと同一であり得る。
【0175】
側壁81は基板10aと同じ素材からなることができ、基板10aと一体に形成されることができるが、これに限定されるものではない。他の実施例で、側壁81は基板10aと異なる素材からなることができ、接着部材などによって基板10aに付着されることができるが、これに限定されるものではない。
【0176】
図10は実施例による携帯用端末機200Aの斜視図を示し、
図11は
図10に示した携帯用端末機200Aの構成図を示す。
【0177】
図10及び
図11を参照すると、携帯用端末機(以下“端末機”と言う)200Aは、胴体850、無線通信部710、A/V入力部720、センシング部740、入出力部750、メモリ部760、インターフェース部770、制御部780、及び電源供給部790を含むことができる。
【0178】
図10に示した胴体850はバー(bar)形態であるが、これに限定されず、2個以上のサブ胴体(sub-body)が相対移動可能に結合するスライドタイプ、フォルダタイプ、スイング(swing)タイプ、スイベル(swirl)タイプなどの多様な構造であり得る。
【0179】
胴体850は、外観を成すケース(ケーシング、ハウジング、カバーなど)を含むことができる。例えば、胴体850は、フロント(front)ケース851とリア(rear)ケース852に区分されることができる。フロントケース851とリアケース852との間に形成された空間には端末機の各種電子部品が内蔵されることができる。
【0180】
無線通信部710は、端末機200Aと無線通信システムとの間又は端末機200Aと端末機200Aが位置するネットワークとの間の無線通信ができるようにする一つ以上のモジュールを含んでなることができる。例えば、無線通信部710は、放送受信モジュール711、移動通信モジュール712、無線インターネットモジュール713、近距離通信モジュール714及び位置情報モジュール715を含んでなることができる。
【0181】
A/V(Audio/Video)入力部720はオーディオ信号又はビデオ信号入力のためのものであり、カメラ721及びマイク722などを含むことができる。
【0182】
カメラ721は、
図1、
図5、
図6、又は
図7に示した実施例によるカメラモジュール1000、1000-1、1000-2、1000-3を含むことができる。
【0183】
センシング部740は、端末機200Aの開閉状態、端末機200Aの位置、使用者の接触の有無、端末機200Aの方位、端末機200Aの加速/減速などの端末機200Aの現状態を感知して端末機200Aの動作を制御するためのセンシング信号を発生させることができる。例えば、端末機200Aがスライドフォン形態の場合、スライドフォンの開閉状態をセンシングすることができる。また、電源供給部790の電源供給状態、インターフェース部770の外部機器との結合状態などに関連したセンシング機能を担当する。
【0184】
入出力部750は視覚、聴覚又は触覚などに関連した入力又は出力を発生させるためのものである。入出力部750は端末機200Aの動作制御のための入力データを発生させることができ、かつ端末機200Aで処理される情報を表示することができる。
【0185】
入出力部750は、キーパッド部730、ディスプレイモジュール751、音響出力モジュール752、及びタッチスクリーンパネル753を含むことができる。キーパッド部730はキーパッドの入力によって入力データを発生させることができる。
【0186】
ディスプレイモジュール751は、電気的信号に応じて色が変化する複数のピクセルを含むことができる。例えば、ディスプレイモジュール751は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、及び3次元ディスプレイ(3D display)の少なくとも一つを含むことができる。
【0187】
音響出力モジュール752は呼(call)信号受信、通話モード、録音モード、音声認識モード、又は放送受信モードなどで無線通信部710から受信されるオーディオデータを出力するか、メモリ部760に保存されたオーディオデータを出力することができる。
【0188】
タッチスクリーンパネル753は、タッチスクリーンの特定領域に対する使用者のタッチによって発生する静電容量の変化を電気的な入力信号に変換することができる。
【0189】
メモリ部760は制御部780の処理及び制御のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、オーディオ、静止映像、写真、動画など)を一時保存することができる。例えば、メモリ部760は、カメラ721によって撮影されたイメージ、例えば写真又は動画を保存することができる。
【0190】
インターフェース部770は端末機200Aに連結される外部機器と連結される通路の役割をする。インターフェース部770は、外部機器からデータを受けるか電源を受けて端末機200Aの内部の各構成要素に伝達するか、端末機200Aの内部のデータが外部機器に伝送されるようにする。例えば、インターフェース部770は、有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカード(memory card)ポート、識別モジュールを備えた装置を連結するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、及びイヤホンポートなどを含むことができる。
【0191】
制御部(controller)780は端末機200Aの全般的な動作を制御することができる。例えば、制御部780は、音声通話、データ通信、画像通話などのために係わる制御及び処理を遂行することができる。
【0192】
制御部780は、マルチメディア再生のためのマルチメディアモジュール781を備えることができる。マルチメディアモジュール781は制御部780内に具現されることもでき、制御部780と別に具現されることもできる。
【0193】
制御部780はタッチスクリーン上で行われる筆記入力又は描画入力をそれぞれ文字及びイメージと認識することができるパターン認識処理を行うことができる。
【0194】
電源供給部790は、制御部780の制御によって、外部の電源又は内部の電源を受け、各構成要素の動作に必要な電源を供給することができる。
【0195】
制御部780は、センサー130で受信された反射光を分析し、分析された結果に基づいて対象物の3次元深さ情報を獲得することができる。
【0196】
以上の実施例で説明した特徴、構造、効果などは本発明の少なくとも一実施例に含まれ、必ずしも一実施例のみに限定されるものではない。さらに、各実施例で例示した特徴、構造、効果などは実施例が属する分野の通常の知識を有する者によって他の実施例にも組合せ又は変形されて実施可能である。したがって、このような組合せ及び変形に係る内容は本発明の範囲に含まれるものに解釈されなければならないであろう。
【産業上の利用可能性】
【0197】
実施例は、拡散部の設計変更が容易であり、設計変更による製造コストの増加を防止することができ、SMT工程などに起因する汚染又は異物の発生を防止することができ、ワイヤボンディングの際、ワイヤボンディング装置のグリッパーと素子との間の衝突を防止して素子を保護することができるカメラモジュール、及びこれを含む光学機器に使われることができる。
【手続補正書】
【提出日】2022-07-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
また、発光部20は、フォトダイオード23の第1電極32と基板10の第3端子52-1を連結するワイヤ63、及び基板10の第3端子52-1と回路基板140の第3端子54-1を連結するワイヤ64-1をさらに含むことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
フォトダイオード23の第2電極(図示せず)は基板10の第4端子52-2と電気的に連結されることができる。例えば、フォトダイオード32の第2電極はフォトダイオードの下面に位置することができ、基板10の第4端子52-2の一部はフォトダイオード32の第2電極の下に位置することができ、導電性接着部材によって基板10の第4端子52-2の一部はフォトダイオード23の第2電極と電気的に連結されることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
第1開口501は基板10に対応する形状、例えば四角形を有することができ、第2開口502はセンサー130に対応する形状、例えば四角形を有することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
また、第2開口502の横方向への長さと縦方向への長さによる面積はセンサー130の横方向への長さと縦方向への長さによる面積(例えば、センサーの下面の面積)より大きくなることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
センサー130は補強部材150の第3領域S3に配置される。例えば、接着部材(図示せず)によってセンサー130は補強部材150の第3領域S3に付着されるか固定されることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
図6を参照すると、カメラモジュール1000-2は、送光部100-1a、受光部100-
2a、及び連結基板140cを含むことができる。
図1と同じ図面符号は同じ構成を示し、同じ構成に対しては説明を省略するか簡略にする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0121】
センサー130は第2回路基板140bに配置されることができ、レンズバレル110は第2ケース100-3bに配置され、第2ケース100-3bに結合されることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0122】
第2ケース100-3は、レンズバレル
110に対応する第2開口を備えることができる。
図2の第2開口102bについての説明は第2ケース100-3bの第2開口に準用又は適用することができる。
図3及び
図4で説明した回路基板140、センサー130の電気的連結関係についての説明は第2回路基板140bに準用又は適用することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
また、ワイヤボンディングによって発光ダイオード22と基板10との間及び基板10と回路基板140との間に電気的連結がなされた後、クリーンルームで拡散部30が結合されたハウジング35が回路基板140に結合されるから、実施例はSMT工程などに起因する汚染又は異物の発生を防止することができ、これによりカメラモジュールの異物不良を改善することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
例えば、ワイヤ61によって発光ダイオード22の第1電極31と基板10aの第1端子51aが電気的に連結されることができ、導電性接着部材(例えば、Agエポキシ)によって発光ダイオード22の第2電極と基板10aの第2端子が電気的に連結されることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
もしくは、例えば、高さ(H)は発光ダイオード22と基板10aの端子51aとの間に形成されるワイヤ61の最高点の高さとフォトダイオード23と基板10aの端子52aとの間に形成されるワイヤ63の最高点の高さより大きくなることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
図10に示した胴体850はバー(bar)形態であるが、これに限定されず、2個以上のサブ胴体(sub-body)が相対移動可能に結合するスライドタイプ、フォルダタイプ、スイング(swing)タイプ、スイベル(
swivel)タイプなどの多様な構造であり得る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、
前記回路基板の第1領域上に配置される第1基板と、
前記第1基板上に配置される発光部と、
前記第1基板上に配置され、前記発光部から発生する光を感知する光感知素子と、
前記回路基板の第2領域上に配置されるイメージセンサーと、
前記イメージセンサーと対向するレンズバレルと、
上板及び前記上板と連結される測板を含み、前記第1基板、前記発光部、前記光感知素子、及び前記イメージセンサーを収容するケースと、
前記ケースの前記上板と結合されるハウジングと、
前記発光部及び前記光感知素子と対向し、前記ハウジング内に配置される拡散部材と、を含む、深さ情報測定カメラ。
【請求項2】
前記拡散部材は、前記上板上に配置される、請求項1に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記ケースの前記上板に着脱される、請求項1または2に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項4】
前記レンズバレルは、前記上板に結合される、請求項1から3のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項5】
前記回路基板の下に配置され、前記回路基板と結合される補強部材を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項6】
前記レンズバレルは、前記上板から上方に突出する、請求項4に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項7】
前記拡散部材は、ズームレンズまたは液体レンズである、請求項1から6のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項8】
前記光感知素子は、フォトダイオードであり、
前記発光部は、発光ダイオードである、請求項1から7のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項9】
前記発光ダイオードは、面発光レーザー(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)である、請求項8に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項10】
前記発光部と前記基板とを電気的に連結する第1ワイヤと、
前記基板と前記回路基板とを電気的に連結する第2ワイヤと、を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項11】
前記拡散部材は、前記発光部から発散される光の画角を変更させる、請求項1から10のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項12】
前記イメージセンサーと前記レンズバレルとの間に配置されるフィルターを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項13】
前記ケースは、
前記ハウジングに対応して前記上板に形成される第1開口と、
前記レンズバレルに対応して前記上板に形成される第2開口と、を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項14】
前記基板の上面に配置され、前記基板から前記拡散部材の方向に突出する側壁を含み、
前記側壁は、前記基板の前記上面の辺のうちいずれか一つに開放する開口を有する、請求項1から13のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項15】
回路基板と、
前記回路基板の第1領域上に配置され、第1端子及び第2端子を含む第1基板と、
前記第1基板上に配置される発光部と、
前記第1基板上に配置され、前記発光部から発生する光を感知する光感知素子と、
前記回路基板の第2領域上に配置されるイメージセンサーと、
前記イメージセンサーと対向するレンズバレルと、
前記発光部及び前記光感知素子と対向して配置される拡散部材と、
前記第1基板の上面に配置される側壁と、を含み、
前記第1端子及び前記第2端子は、前記第1基板の前記上面の第1辺に隣接して配置され、
前記側壁は、前記第1辺から前記第1基板の前記上面の第2辺に向かう方向に前記第1及び第2端子と重畳せず、
前記第2辺は、前記第1辺の反対側に位置する、深さ情報測定カメラ。
【請求項16】
前記側壁は、前記第1辺に開放する第1開口を含む、請求項15に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項17】
前記側壁は、前記第2辺に開放する第2開口を含む、請求項16に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項18】
前記第1端子と前記発光部とを電気的に連結する第1ワイヤと、
前記第2端子と前記光感知素子とを電気的に連結する第2ワイヤと、を含む、請求項15から17のいずれか一項に記載の深さ情報測定カメラ。
【請求項19】
前記第1基板の前記上面から前記側壁の上面までの高さは、前記第1及び第2ワイヤのそれぞれの最高点の高さより高い、請求項18に記載の深さ情報測定カメラ。