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特開2022-163052無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行するための方法及びそのための装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163052
(43)【公開日】2022-10-25
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行するための方法及びそのための装置
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/7143 20110101AFI20221018BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20221018BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221018BHJP
【FI】
H04B1/7143
H04L27/26 313
H04W72/04 131
H04W72/04 134
H04W72/04 132
H04L27/26 113
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022115271
(22)【出願日】2022-07-20
(62)【分割の表示】P 2020543163の分割
【原出願日】2019-02-14
(31)【優先権主張番号】62/630,322
(32)【優先日】2018-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】ベ,ダクヒュン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ユンジュン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実現するための方法を提供する。
【解決手段】端末は、アップリンク(UL)-ダウンリンク(DL)設定情報を基地局から受信しS1010、受信したUL-DL設定情報に基づいて、1つのスロット内で少なくとも2回繰り返される、1つのスロットより小さい時間区間を有するスケジューリング単位であるノン-スロット上で、各ノン-スロット別に周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行するS1020。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムで端末によって周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行す
るための方法であって、
UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を基地局から受信する
ステップと、
前記UL-DL設定情報に基づいて、1つのスロット(slot)内で、少なくとも2回繰
り返されるノン-スロット(non-slot)上で各ノン-スロット別に周波数ホッピングを介
してアップリンク伝送を実行するステップを含んでなり、
前記ノン-スロット(non-slot)は、前記1つのスロットより小さい時間区間を有する
スケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記UL-DL設定情報に基づいて前記少なくとも2回繰り返されるノン-スロットの
内、特定のノン-スロットが利用可能でない場合、前記特定のノン-スロットに関する周
波数ホッピングは、次の繰り返されるノン-スロットに適用されることを特徴とする、請
求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単位に含まれる
シンボルの数又はサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、少なくとも一つに基づ
いて設定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ノン-スロットはURLLC(ultra reliable and low latency communication)
、非免許帯域(unlicensed band)又はミリ波(millimeter wave)のために用いられるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ノン-スロットに関する周波数ホッピングによってアップリンク伝送のための資源
がBWP(bandwidth part)に含まれていない場合、前記BWPに含まれていない資源は
、所定RB(resource block)のオフセットだけ移動され、又は、前記アップリンク伝送に
使用されていないことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記BWPに含まれていない資源の所定RB(resource block)のオフセットだけ移動
は、前記アップリンク伝送のために設定された波形(waveform)の種類に応じて決定され
ることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記波形はCP(cyclic prefix)-OFDM(orthogonal frequency division multi
plexing)又はDFT-s-OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM)
であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記波形がCP-OFDMの場合には、前記BWPに含まれていない資源を所定RB(resou
rce block)のオフセットだけ移動することを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行するた
めの端末であって、
無線信号を伝送するための伝送機(transmitter)と、
前記無線信号を受信するための受信機(receiver)と、
前記伝送機及び受信機と機能的に接続されているプロセッサと、を備えてなり、
前記プロセッサは、
UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を基地局から受信し

前記UL-DL設定情報に基づいて、1つのスロット(slot)内で、少なくとも2回繰
り返されるノン-スロット(non-slot)上で各ノン-スロット別に周波数ホッピングを介
してアップリンク伝送を実行するように制御し、
前記ノン-スロット(non-slot)は、前記いずれかのスロットより小さい時間区間を有
するスケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする、端末。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記UL-DL設定情報に基づいて前記少なくとも2回繰り返されるノン-スロットの
内、特定のノン-スロットが利用可能でない場合は、前記特定のノン-スロットに関する
周波数ホッピングを次の繰り返されるノン-スロットに適用するように制御することを特
徴とする、請求項9に記載の端末。
【請求項11】
前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単位に含まれる
シンボルの数またはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、少なくとも一つに基
づいて設定されることを特徴とする、請求項9に記載の端末。
【請求項12】
前記ノン-スロットはURLLC(ultra reliable and low latency communication)
、非免許帯域(unlicensed band)又はミリ波(millimeter wave)のために用いられるこ
とを特徴とする、請求項9に記載の端末。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記ノン-スロットに関する周波数ホッピングによってアップリンク伝送のための資源
がBWP(bandwidth part)に含まれていない場合、前記BWPに含まれていない資源を
所定RB(resource block)のオフセットだけ移動するか、又は前記アップリンク伝送に
用いられないように制御することを特徴とする、請求項9に記載の端末。
【請求項14】
前記BWPに含まれない資源の所定RB(resource block)のオフセットだけ移動は、
前記アップリンク伝送のために設定された波形(waveform)の種類に応じて決定されるこ
とを特徴とする、請求項13に記載の端末。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記波形がCP-OFDMの場合、前記BWPに含まれない資源を所定RB(resource
block)のオフセットだけ移動するように制御することを特徴とする、請求項14に記載
の端末。




【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、無線通信システムに関し、より詳細に周波数ホッピング(frequency ho
pping)を介してアップリンク伝送を実行するための方法及びこれを支援する装置に関す
る。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムは、ユーザの活動性を保証しながら音声サービスを提供するために
開発された。しかしながら、移動通信システムは、音声だけでなくデータサービスまで領
域を拡張し、現在では、爆発的なトラフィックの増加によって資源の不足現象が引き起こ
され、ユーザがより高速のサービスを要求するので、より発展した移動通信システムが要
求されている。
【0003】
次世代の移動通信システムの要求条件は大きく、爆発的なデータトラフィックの収容
、ユーザ当たりの伝送率の画期的な増加、大幅増加した連結デバイス数の収容、非常に低
い端対端遅延(End-to-End Latency)、高エネルギー効率を支援でき
なければならない。そのために、二重連結性(Dual Connectivity)、
大規模多重入出力(Massive MIMO:Massive Multiple I
nput Multiple Output)、全二重(In-band Full D
uplex)、非直交多重接続(NOMA:Non-Orthogonal Multi
ple Access)、超広帯域(Super wideband)支援、端末ネット
ワーキング(Device Networking)など、多様な技術が研究されている
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書は、端末が、さまざまな時間の長さの時間/周波数資源を用いてアップリン
ク伝送時に割り当てられた資源に応じた効率的な周波数ホッピング方法を提供することに
目的がある。
【0005】
より具体的に、本明細書ではURLLCなどに用いられるnon-slotベーススケジュー
リングの周波数ホッピングを適用する方法を提供することに目的がある。
【0006】
また、本明細書は、non-slotごとに繰り返される周波数ホッピングにおける特定のno
n-slotが利用可能でない場合、特定のnon-slotの周波数ホッピングを遅らせたり、または
適用しない方法を提供することに目的がある。
【0007】
本発明において解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定さ
れず、言及していないまた異なる技術的課題は、下の記載から、本発明が属する技術分野
で通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書は、無線通信システムにおいて端末によって周波数ホッピングを介してアッ
プリンク伝送を実行するための方法を提供する。
【0009】
より具体的に、前記方法は、UL(uplink-DL(downlink)の設定(configuration)
情報を基地局から受信するステップと、前記UL-DL設定情報に基づいて、1つのスロ
ット(slot)内で、少なくとも2回繰り返されるノン-スロット(non-slot)上で各ノン
-スロット別に周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行するステップを含むが
、前記ノン-スロット(non-slot)は、前記1つのスロットより小さい時間区間を有する
スケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする。
【0010】
また、本明細書において、前記UL-DL設定情報に基づいて前記少なくとも2回繰
り返されるノン-スロットの内、特定のノン-スロットが利用可能でない場合、前記特定
のノン-スロットに関する周波数ホッピングは、次の繰り返されるノン-スロットに適用
されることを特徴とする。
【0011】
また、本明細書において、前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケ
ジューリング単位に含まれるシンボルの数またはサブキャリア間隔(subcarrier spacing
)の内、少なくとも一つに基づいて設定されることを特徴とする。
【0012】
また、本明細書において、前記ノン-スロットはURLLC(ultra reliable and l
ow latency communication)、非免許帯域(unlicensed band)またはミリ波(millimete
r wave)のために用いられることを特徴とする。
【0013】
また、本明細書において、前記ノン-スロットに関する周波数ホッピングによってア
ップリンク伝送のための資源がBWP(bandwidth part)に含まれない場合、前記BWP
に含まれない資源は、所定RB(resource block)のオフセットだけ移動されるか、また
は前記アップリンク伝送に使用されないことを特徴とする。
【0014】
また、本明細書において、前記BWPに含まれない資源の所定RB(resource block
)のオフセットだけ移動は、前記アップリンク伝送のために設定された波形(waveform)
の種類に応じて決定されることを特徴とする。
【0015】
また、本明細書において、前記波形はCP(cyclic prefix)-OFDM(orthogonal
frequency division multiplexing)またはDFT-s-OFDM(discrete Fourier t
ransform spread OFDM)であることを特徴とする。
【0016】
また、本明細書において、前記波形がCP-OFDMの場合、前記BWPに含まれな
い資源を所定RB(resource block)のオフセットだけ移動することを特徴とする。
【0017】
また、本明細書は、無線通信システムで、周波数ホッピングを介してアップリンク伝
送を実行するための端末において、無線信号を伝送するための伝送機(transmitter)と
前記無線信号を受信するための受信機(receiver)と、前記伝送機と受信機と機能的に接
続されているプロセッサを含み、前記プロセッサは、UL規格(uplink)-DL(downli
nk)の設定(configuration)情報を基地局から受信し、前記UL-DL設定情報に基づ
いて、1つのスロット(slot)内で、少なくとも2回繰り返されるノン-スロット(non-
slot)上で各ノン-スロット別に周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行する
ように制御するが、前記ノン-スロット(non-slot)は、前記1つのスロットより小さい
時間区間を有するスケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする。
【0018】
また、本明細書において、前記プロセッサは、前記UL-DL設定情報に基づいて前
記少なくとも2回繰り返されるノン-スロットの内、特定ノン-スロットが利用可能でな
い場合、前記特定のノン-スロットに関する周波数ホッピングを次に繰り返されるノン-
スロットに適用するように制御することを特徴とする。
【0019】
また、本明細書において、前記プロセッサは、前記ノン-スロットに関する周波数ホ
ッピングによってアップリンク伝送のための資源がBWP(bandwidth part)に含まれな
い場合、前記BWPに含まれない資源を所定RB(resource block )オフセットだけ移
動するか、または前記アップリンク伝送に用いられないように制御することを特徴とする
【0020】
また、本明細書において、前記プロセッサは、前記波形がCP-OFDMの場合には
、前記BWPに含まれない資源を所定RB(resource block)のオフセットだけ移動する
ように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本明細書は、次世代無線システムにおいて端末が多様な時間の長さの無線資源を割り
当てられる場合でも、資源の有用性(resource utilization)を減少させず、周波数ホッ
ピングを適用することができる。
【0022】
また、本明細書は、周波数ホッピングオフセットが制限的にのみ適用されることがで
きる状況において、より柔軟に周波数ホッピングを適用することができる。
【0023】
また、端末が、ランダムアクセスを実行する過程で、周波数ホッピングを実行するに
あたり、基地局の意図と異なる動作をすることを防止することができる。
【0024】
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないもう一
つの効果は以下の記載から、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理
解される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部に含まれる添付図面は本発明に
対する実施形態を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的特徴を説明する。
【0026】
図1】本明細書で提案する方法が適用できるNRの全体的なシステム構造の一例を示す。
図2】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるアップリンクフレームとダウンリンクフレームとの間の関係を示す。
図3】NRシステムにおけるフレーム構造の一例を示す。
図4】本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムで支援する資源グリッド(resource grid)の一例を示す。
図5】本明細書で提案する方法が適用できるアンテナポート及びヌメロロジー別資源グリッドの例を示す。
図6】本明細書で提案する方法が適用できるself-contained構造の一例を示す。
図7】本明細書で提案するノン-スロットスケジューリングを通じたアップリンク伝送の周波数ホッピング方法の一例を示した図である。
図8】本明細書で提案する半‐静的オフセットを有する周波数ホッピングの場合、アップリンク伝送方法の一例を示した図である。
図9】本明細書で提案する半‐静的オフセットを有する周波数ホッピングの場合、アップリンク伝送方法のまた異なる一例を示した図である。
図10】本明細書で提案する方法を実行するための端末の動作を示すフローチャートである。
図11】本明細書で提案する方法を実行するための基地局の動作を示すフローチャートである。
図12】本明細書で提案する方法が適用される無線通信装置のブロック構成図を例示する。
図13】本明細書で提案する方法が適用される無線通信装置のブロック構成図のまた異なる例示である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。添
付した図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しよ
うとするものであり、本発明が実施できる唯一の実施形態を示そうとするものではない。
以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために、具体的な細部事項を含む。
しかしながら、当業者は、本発明がこのような具体的な細部事項がなくとも実施できると
いうことが分かる。
【0028】
幾つかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置は
省略されるか、または各構造及び装置の中核機能を中心としたブロック図の形式で示され
ることができる。
【0029】
本明細書において、基地局は、端末と直接的に通信を行うネットワークの終端ノード
(terminal node)としての意味を有する。本文書において基地局により行
われると説明された特定の動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper
node)により行われてもよい。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(
network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行わ
れる多様な動作は、基地局または基地局以外の他のネットワークノードにより行われ得る
ことは自明である。「基地局(BS:Base Station)」は、固定局(fix
ed station)、Node B、eNB(evolved-NodeB)、BT
S(basetransceiver system)、アクセスポイント(AP:Ac
cess Point)、gNB(general NB)などの用語により代替され得
る。また、「端末(Terminal)」は、固定されるか、または移動性を有すること
ができ、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station
)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscribe
r Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Ad
vanced Mobile Station)、WT(Wireless termi
nal)、MTC(Machine-Type Communication)装置、M
2M(Machine-to-Machine)装置、D2D(Device-to-D
evice)装置などの用語に代替され得る。
【0030】
以下で、ダウンリンク(DL:downlink)は基地局から端末への通信を意味
し、アップリンク(UL:uplink)は端末から基地局への通信を意味する。ダウン
リンクにおける伝送機は基地局の一部であり、受信機は端末の一部であり得る。アップリ
ンクにおける伝送機は端末の一部であり、受信機は基地局の一部であり得る。
【0031】
以下の説明で使われる特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり
、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を外れない範囲で異なる形態に変更さ
れ得る。
【0032】
以下の技術は、CDMA(code division multiple acc
ess)、FDMA(frequency division multiple ac
cess)、TDMA(time division multiple access
)、OFDMA(orthogonal frequency division mu
ltiple access)、SC-FDMA(single carrier fr
equency division multiple access)、NOMA(n
on-orthogonalmultiple access)などの多様な無線アクセ
スシステムに利用できる。CDMAは、UTRA(universal terrest
rial radio access)やCDMA2000のような無線技術(radi
o technology)で具現できる。TDMAは、GSM(global sys
tem for mobile communications)/GPRS(gene
ral packet radio service)/EDGE(enhanced
data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現
できる。OFDMAは、IEEE 802.11(WiFi)、IEEE 802.16
(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(evolved UTRA)
などの無線技術で具現できる。UTRAは、UMTS(universal mobil
e telecommunications system)の一部である。3GPP(
3rd generation partnership project)LTE(l
ong term evolution)は、E-UTRAを用いるE-UMTS(ev
olved UMTS)の一部であって、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリ
ンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は3GPP LTE
の進化である。
【0033】
本発明の実施形態は、無線アクセスシステムであるIEEE 802、3GPP及び
3GPP2の少なくとも1つに開示された標準文書によって裏付けられることができる。
即ち、本発明の実施形態のうち、本発明の技術的思想を明確に示すために、説明しない段
階又は部分は前記文書によって裏付けられることができる。また、本文書で開示している
全ての用語は、前記標準文書によって説明されることができる。
【0034】
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE-A/NR(New Radi
o)を中心に記述するが、本発明の技術的特徴がこれに制限されるわけではない。
【0035】
スマートフォン(smartphone)及びIoT(Internet Of T
hings)端末の普及が速く拡散されるにつれて、通信網を通じてやりとりする情報の
量が増加している。これによって、次世代の無線接続技術では既存の通信システム(また
は、既存の無線接続技術(radio access technology))より多
いユーザに一層速いサービスを提供する環境(例:向上した移動広帯域通信(enhan
ced mobile broadband communication))が考慮さ
れる必要がある。
【0036】
このために、多数の機器及び事物(object)を連結してサービスを提供するM
TC(Machine Type Communication)を考慮する通信システ
ムのデザインが論議されている。また、通信の信頼性(reliability)及び/
又は遅延(latency)に敏感なサービス(service)及び/又は端末(te
rminal)などを考慮する通信システム(例:URLLC(Ultra-Relia
ble and Low Latency Communication)のデザインも
議論されている。
【0037】
以下、本明細書で、説明の便宜のために、前記次世代の無線接続技術はNR(New
RAT、Radio Access Technology)と称され、前記NRが適
用される無線通信システムはNRシステムと称される。
【0038】
用語の定義
【0039】
eLTE eNB:eLTE eNBは、EPC及びNGCに対する連結を支援する
eNBの進化(evolution)である。
【0040】
gNB:NGCとの連結だけでなく、NRを支援するノード。
【0041】
新しいRAN:NR又はE-UTRAを支援するか、NGCと相互作用する無線アク
セスネットワーク。
【0042】
ネットワークスライス(network slice):ネットワークスライスは、
終端間の範囲と共に特定の要求事項を要求する特定の市場シナリオに対して最適化された
ソリューションを提供するようにオペレータによって定義されたネットワーク。
【0043】
ネットワーク機能(network function):ネットワーク機能は、よ
く定義された外部のインターフェースと、よく定義された機能的動作を有するネットワー
クインフラ内での論理的ノード。
【0044】
NG-C:新しいRANとNGC間のNG2リファレンスポイント(referen
ce point)に用いられるコントロールプレーンインターフェース。
【0045】
NG-U:新しいRANとNGC間のNG3リファレンスポイント(referen
ce point)に用いられるユーザプレーンインターフェース。
【0046】
非独立型(Non-standalone)NR:gNBがLTE eNBをEPC
にコントロールプレーンの連結のためのアンカーとして要求するか、又はeLTE eN
BをNGCにコントロールプレーンの連結のためのアンカーとして要求する配置構成。
【0047】
非独立型E-UTRA:eLTE eNBがNGCにコントロールプレーンの連結の
ためのアンカーとしてgNBを要求する配置構成。
【0048】
ユーザプレーンゲートウェイ:NG-Uインターフェースの終端点。
【0049】
システム一般
【0050】
図1は、本明細書で提案する方法が適用できるNRの全体的なシステム構造の一例を
示した図である。
【0051】
図1を参照すると、NG-RANはNG-RAユーザプレーン(新しいAS sub
layer/PDCP/RLC/MAC/PHY)及びUE(User Equipme
nt)に対するコントロールプレーン(RRC)プロトコル終端を提供するgNBで構成
される。
【0052】
前記gNBは、Xnインターフェースを介して相互連結される。
【0053】
前記gNBは、また、NGインターフェースを介してNGCに連結される。
【0054】
より具体的には、前記gNBはN2インターフェースを介してAMF(Access
and Mobility Management Function)に、N3イン
ターフェースを介してUPF(User Plane Function)に連結される
【0055】
NR(New Rat)ヌメロロジー(Numerology)及びフレーム(fr
ame)構造
【0056】
NRシステムでは、多数のヌメロロジー(numerology)が支援できる。こ
こで、ヌメロロジーはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)とC
P(Cyclic Prefix)のオーバーヘッドにより定義されることができる。こ
のとき、多数のサブキャリア間隔は基本サブキャリア間隔を整数N(または、μ)にスケ
ーリング(scaling)することにより誘導できる。また、非常に高い搬送波周波数
で非常に低いサブキャリア間隔を用いないと仮定されても、用いられるヌメロロジーは周
波数帯域と独立に選択されることができる。
【0057】
また、NRシステムでは多数のヌメロロジーに従う多様なフレーム構造が支援される
ことができる。
【0058】
以下、NRシステムで考慮されることができるOFDM(Orthogonal F
requency Division Multiplexing)ヌメロロジー及びフ
レーム構造を見る。
【0059】
NRシステムで支援される多数のOFDMヌメロロジーは、表1のように定義される
ことができる。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
図2は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるアップリン
クフレームとダウンリンクフレームとの間の関係を示す。
【0063】
図2に示すように、端末(User Equipment、UE)からのアップリン
クフレーム番号iの伝送は、該当端末での該当ダウンリンクフレームの開始よりTTA=NTA
TS以前に開始しなければならない。
【0064】
【表3】
【0065】
全ての端末が同時に伝送及び受信できるものではなく、これはダウンリンクスロット
(downlink slot)又はアップリンクスロット(uplink slot)
の全てのOFDMシンボルが用いられることはできないということを意味する。
【0066】
【表4】
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】
図3は、NRシステムでのフレーム構造の一例を示す。図3は、単に説明の便宜のた
めのものであり、本発明の範囲を制限するのではない。
【0070】
表3の場合、μ=2の場合、即ちサブキャリア間隔(subcarrier spa
cing、SCS)が60kHzである場合の一例であって、表2を参考すると、1サブ
フレーム(または、フレーム)は4個のスロットを含むことができ、図3に図示された1
サブフレーム={1、2、4}スロットは一例であって、1サブフレームに含まれること
ができるスロットの個数は表2のように定義できる。
【0071】
また、ミニ-スロット(mini-slot)は2、4、または7シンボル(sym
bol)で構成されることもでき、より多いか、またはより少ないシンボルで構成される
こともできる。
【0072】
NRシステムでの物理資源(physical resource)と関連して、ア
ンテナポート(antenna port)、資源グリッド(resource gri
d)、資源要素(resource element)、資源ブロック(resourc
e block)、キャリアパート(carrier part)などが考慮できる。
【0073】
以下、NRシステムで考慮できる前記物理資源に対して具体的に説明する。
【0074】
まず、アンテナポートと関連して、アンテナポートはアンテナポート上のシンボルが
運搬されるチャンネルが同一なアンテナポート上の他のシンボルが運搬されるチャンネル
から推論できるように定義される。1つのアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャ
ンネルの広範囲特性(large-scale property)が他のアンテナポー
ト上のシンボルが運搬されるチャンネルから類推できる場合、2つのアンテナポートはQ
C/QCL(quasi co-locatedまたはquasi co-locati
on)関係にあるということができる。ここで、前記広範囲特性は遅延拡散(Delay
spread)、ドップラー拡散(Doppler spread)、周波数シフト(
Frequency shift)、平均受信パワー(Average receive
d power)、受信タイミング(Received Timing)のうち、1つ以
上を含む。
【0075】
図4は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムで支援する資源グリ
ッド(resource grid)の一例を示す。
【0076】
【表7】
【0077】
この場合、図5のように、ヌメロロジーμ及びアンテナポートp別に1つの資源グリ
ッドが設定できる。
【0078】
図5は、本明細書で提案する方法が適用できるアンテナポート及びヌメロロジー別資
源グリッドの例を示す。
【0079】
【表8】
【0080】
Point Aは資源ブロックグリッドの共通参照地点(common refer
ence point)として役割をし、次の通り獲得できる。
【0081】
- PCellダウンリンクに対するoffsetToPointAは初期セル選択
のためにUEにより使われたSS/PBCHブロックと重なる最も低い資源ブロックの最
も低いサブキャリアとpoint A間の周波数オフセットを示し、FR1に対して15
kHzサブキャリア間隔及びFR2に対して60kHzサブキャリア間隔を仮定した資源
ブロック単位(unit)で表現され;
【0082】
- absoluteFrequencyPointAは、ARFCN(absol
ute radio-frequency channel number)のように表
現されたpoint Aの周波数-位置を示す。
共通資源ブロック(common resource block)は、サブキャリ
ア間隔設定μに対する周波数領域で0から上方にナンバリング(numbering)さ
れる。
【0083】
【表9】
【0084】
【数1】
【0085】
【数2】
【0086】
Self-contained構造
【0087】
NRシステムで考慮されるTDD(Time Division Duplexin
g)構造は、アップリンク(Uplink、UL)とダウンリンク(Downlink、
DL)を1つのスロット(slot)(または、サブフレーム(subframe))で
全て処理する構造である。これは、TDDシステムでデータ伝送の遅延(latency
)を最小化するためのものであり、前記構造はself-contained構造または
self-containedスロットと称されることができる。
【0088】
図6は、本明細書で提案する方法が適用できるself-contained構造の
一例を示す。図5は単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するのでは
ない。
【0089】
図6を参考すると、legacy LTEの場合のように、1つの伝送単位(例:ス
ロット、サブフレーム)が14個のOFDM(Orthogonal Frequenc
y Division Multiplexing)シンボル(symbol)で 構成
される場合が仮定される。
【0090】
図6で、領域602はダウンリンク制御領域(downlink control
region)を意味し、領域604はアップリンク制御領域(uplink cont
rol region)を意味する。また、領域602及び領域604の以外の領域(即
ち、別途の表示のない領域)はダウンリンクデータ(downlink data)また
はアップリンクデータ(uplink data)の伝送のために利用できる。
【0091】
即ち、アップリンク制御情報(uplink control informati
on)及びダウンリンク制御情報(downlink control informa
tion)は1つのself-containedスロットから伝送できる。一方、デー
タ(data)の場合、アップリンクデータまたはダウンリンクデータが1つのself
-containedスロットから伝送できる。
【0092】
図6に示した構造を用いる場合、1つのself-containedスロット内で
、ダウンリンク伝送とアップリンク伝送が順次に進行され、ダウンリンクデータの伝送及
びアップリンクACK/NACKの受信が遂行できる。
【0093】
結果的に、データ伝送のエラーが発生する場合、データの再伝送までかかる時間が減
少できる。これを通じて、データ伝達と関連した遅延が最小化できる。
【0094】
図6のようなself-containedスロット構造で、基地局(eNodeB
、eNB、gNB)及び/又は端末(terminal、UE(User Equipm
ent))が伝送モード(transmission mode)から受信モード(re
ception mode)に転換する過程、または受信モードから伝送モードに転換す
る過程のための時間ギャップ(time gap)が要求される。前記時間ギャップと関
連して、前記self-containedスロットでダウンリンク伝送の以後にアップ
リンク伝送が遂行される場合、一部のOFDMシンボルが保護区間(Guard Per
iod、GP)に設定できる。
【0095】
アナログビームフォーミング(analog beamforming)
【0096】
ミリメートル波(mmWave、mmW)通信システムでは、信号の波長(wave
length)が短くなるにつれて、同一面積に多数の(または、多重の)(mult
iple)アンテナを設置することができる。例えば、30CHz帯域で波長は約1cm
位であり、2次元(2-dimension)配列形態によって5cmx5cmのパネル
(panel)に0.5ラムダ(lambda)間隔でアンテナを設置する場合、総10
0個のアンテナ要素(element)が設置できる。
【0097】
したがって、mmW通信システムでは、多数のアンテナ要素を用いてビームフォーミ
ング(beamforming、BF)利得を高めるにつれてカバレッジ(covera
ge)を増加させるか、または処理量(throughput)を高める方案が考慮でき
る。
【0098】
この際、アンテナ要素別に伝送パワー(transmission power)及
び位相(phase)調節可能にTXRU(Transceiver Unit)が設置
される場合、周波数資源(frequency resource)別に独立的なビーム
フォーミングが可能である。
【0099】
但し、全てのアンテナ要素(例:100個のアンテナ要素)にTXRUを設置する方
案は価格面で実効性が落ちることがある。これによって、1つのTXRUに多数のアンテ
ナ要素をマッピング(mapping)し、アナログ位相遷移器(analog pha
se shifter)を用いてビーム(beam)の方向(direction)を制
御する方式が考慮できる。
【0100】
前述したようなアナログビームフォーミング方式は全帯域において1つのビーム方向
のみが生成できるので、周波数選択的なビーム動作が遂行できないという問題が発生する
【0101】
これによって、デジタルビームフォーミング(digital beamformi
ng)とアナログビームフォーミングの中間形態に、Q個のアンテナ要素より少ない個数
であるB個のTXRUを有するハイブリッドビームフォーミング(hybrid bea
mforming)が考慮できる。この場合、前記B個のTXRUとQ個のアンテナ要素
の連結方式によって差はあるが、同時に信号が伝送できるビームの方向はB個以下に制限
できる。
【0102】
周波数ホッピング関連情報(information related to frequency hopping)
【0103】
New RATにおいて、端末は、様々な伝送持続時間(transmission duration)を
用いられる。
【0104】
基地局は、端末のためにさまざまな方法でスロット(slot)内のsymbolを用いるように
スケジューリング(scheduling)してくれることができる。
【0105】
このようなスケジュールされた資源(scheduled resource)、特に、上りリンクスケ
ジュールされた資源(uplink scheduled resource)に周波数ホッピング(frequency hop
ping)が適用されることが考慮されることができる。
【0106】
各端末ごとに異なるホッピング境界(hopping boundary)を有する場合、多数の端末が
資源(resource)を効率的に用いるようにschedulingすることは困難することがある。
【0107】
このような問題を解決するために、次のような方法(方法1、方法2)が用いられるこ
とができる。
【0108】
(方法1)
【0109】
方法1は、用いるuplink resourceのDMRS(demodulation referenc
e signal)など参照信号(reference signal)の位置がslotに基づいて定められる場
合、hoppingboundaryまたslotに基づいた位置に決定されることで有
り得る。
【0110】
たとえば、New RATで端末がPUSCH mapping type Aを用いる場
合、常に8番目symbolでPUSCHはfrequency hoppingするこ
とができる。
【0111】
(方法2)
【0112】
方法2は、用いるuplink resourceのDMRSなどreference signalの位置とは無関
係にhopping boundaryがslotに基づいた位置で決定されるものである。
【0113】
たとえば、New RATで端末がPUSCH mapping typeとは関係なく、常に8番目
symbolでPUSCHをfrequency hoppingして伝送することができる。
【0114】
前記記載から、PUSCHの周波数ホッピング境界はPUCCHと同じ任意のRRC
パラメータなしで決定される。
【0115】
PUCCH周波数ホッピングの場合には、ホッピング境界は時間資源の割り当てによっ
て指定される。
【0116】
しかし、PUSCHの周波数ホッピングのためにPUCCHと同じメカニズムを用
いることは望ましくない。
【0117】
もしPUSCHのホッピング境界が時間資源の割り当てに基づいて異なることがあ
る場合、周波数ホッピングを有する多重PUSCHを資源グリッドに効率的に割り当てる
ことは困難である。
【0118】
PUSCHは、PUCCHよりアップリンク資源でさらに多くの部分を占めるので、
PUCCHの場合よりさらに重要な問題となる。従って、PUSCHのスロット境界に基
づいてホッピング境界を決定することが望ましいことがある。
【0119】
PUSCH DMRSの位置がPUSCH mapping type Aのスロット境界によって
決定されることを考慮する場合、周波数ホッピングの境界は、少なくともPUSCH map
ping type Aのスロットの開始に対する相対的位置によって決定されることができる。
【0120】
少なくともPUSCH mapping type Aに対し、PUSCHのホッピング境界は、ス
ロットの開始の相対的な位置によって決定される。
【0121】
端末PUSCHの周波数ホッピング手順(UE PUSCH frequency hopping proc
edure)
【0122】
資源の割り当てタイプ(resource allocation type)1の場合、transform precoding
がPUSCH伝送のためにenabledされるかどうかにかかわらず、端末はPUSCHの周
波数ホッピングを行うことができ、そうでなければどのようなPUSCHの周波数ホッピ
ングが行われない。
【0123】
transform precoding及び周波数ホッピングがPUSCHにenableされるとき、RE
mappingは、次の順序で実行される:
【0124】
変調されたシンボルは、まずsubcarrierにマッピングされ、それから、周波数‐ホッ
ピングでtransform precodedシンボルに、それから互いに異なるPRBのsetを占有するf
requency hopにマッピングされる。
【0125】
端末が上位層のパラメータ(higher layer parameter)frequency-hopping-PUS
CHにより設定される場合、二つのfrequency hoppingモードの内1つが設定されること
ができる:
【0126】
-Intra-slot frequency hopping、シングルスロット及びマルチ - スロットPUS
CH伝送に適用することができる。
【0127】
-Inter-slot frequency hopping、マルチ-スロットPUSCH伝送に適用することが
できる。
【0128】
PUSCH上でfrequency hoppingがenableされ、資源の割り当てタイプ1について
、周波数オフセット(frequency offset)はhigher layer parameter Frequency-hopping
-offset-setによって設定される:
【0129】
- アクティブ(active)BWPの大きさが50 PRBより小さい場合、2つの上位層
によって設定されたオフセットの内、1つがUL grantで指示されたとき。
【0130】
‐ アクティブBWPのサイズが50 PRBより大きい場合、4つの上位層によって
設定されたオフセットの内1つがUL grantで指示されたとき。
【0131】
各ホップにある間、開始(starting)RBは、以下の数学式3によって定義される
【0132】
【数3】
【0133】
ここで、はUL BWP内で開始する資源がされ、資源の割り当てタイプ1の資源ブ
ロックの割り当て情報から計算されるものと同じであり、2つのfrequency hopの間でR
Bの内、周波数オフセットである。
【0134】
inter-slot frequency hoppingの場合、frequency hoppingは、各スロットから発生す
る。Slotnμsの間、開始するRBは、次式(4)によって与えられる。
【0135】
【数4】
【0136】
ここで、マルチ-slot PUSCH伝送は発生することがあり、
RBstartはUL BWP内に開始する資源であり、資源の割り当てタイプ1の資源ブロ
ックの割り当て情報から計算されるものと同じであり、2つのfrequency hopの間でRB
の内、周波数オフセットである。
【0137】
5Gシステムなど次世代の無線システムは、従来の無線システムより柔軟に、基地局が
時間/周波数資源を端末に割り当てることができ、システム帯域幅に端末の周波数領域を
制限しなく、端末に個別的の帯域幅の部分(Bandwidth Part; BWP)を割り当てるこ
とができる。
【0138】
このような状況において、端末が周波数多様性(frequency diversity)を獲得す
るために周波数跳躍(frequency hopping)を用いて、アップリンク伝送をするとき、資
源の有用性(resource utilization)を維持しながら、周波数跳躍をするためには、さま
ざまなスケジューリングユニット( scheduling unit)の追加的な考慮が必要である。
【0139】
本明細書において用いられる周波数跳躍は、周波数ホッピングと同じ意味で解釈さ
れることができる。
【0140】
以下、本明細書は、次世代の無線システムで端末が多様なscheduling unitにアップリ
ンク資源(uplinkresource)を割り当てて、一部の端末は、これを結合/リピート(aggre
gationrepetition)して用いる際、端末が資源を効果的にTDM(time division multip
lexing)/FDM(frequency divisionmultiplexing)して用いることができる周波数ホ
ッピング方法を提供する。
【0141】
また、本明細書は、端末の周波数ホッピングにおいてBWP(bandwidth part)と問
題が生じることがある部分の解決策を提案する。
【0142】
本明細書は、主に端末がPUSCH伝送の周波数ホッピング方法について扱っている
が、本明細書の内容は、端末が、一般的に用いるdynamic grant PUSCH伝送だけでは
なく、configured grantを使用したPUSCHの伝送、semi-static/dynamic signaling
にによるPUCCH伝送またはRandom access時のアップリンク伝送などの端末が無線通
信システムで用いるアップリンク伝送全般に亘って適用することができる。
【0143】
次世代無線通信システムは、応用分野或いはトラフィック(traffic)の種類に応じ
て物理チャンネルを送受信するために用いられる基準時間単位が多様化することがある。
【0144】
前記基準時間は、特定の物理チャンネルをschedulingする基本単位で有り得、前記sc
heduling unitを構成するsymbolの個数及び/またはsubcarrier spacingなどによって、前
記基準時間の単位が異なることがある。
【0145】
以下、説明の便宜のために、基準時間単位としてslotとnon-slotに基づいて注意深
く見ることにする。
【0146】
前記slotは一例で、一般的なdata traffic(e.g. eMBB(enhanced mobile broadba
nd))に用いられるスケジューリング(scheduling)の基本単位で有り得る。
【0147】
そして、前記non-slotはtime domainでslotより時間区間が小さな単位で有り得、さ
らに特別な目的のtrafficまたは通信方式(e.g. URLLC(Ultra reliable and low l
atency communication)またはunlicensed bandまたはmillimeter waveなど)で用いるsc
heduling基本単位で有り得る。
【0148】
しかし、これは一例に過ぎず、eMBBが前記non-slotに基づいて、物理チャンネルを
送受信する場合、または、URLLCや他の通信手法がslotに基づいて、物理チャンネル
を送受信する場合にも、本明細書で提案する技術的思想の拡張が可能であるが自明である
【0149】
1.Non-slotの周波数ホッピング(Frequency hopping for non-slot
【0150】
まず、non-slotの周波数ホッピング方法について注意深く見る。
【0151】
注意深く見たようにNew RAT(NR)で、端末は、さまざまな伝送持続期間(t
ransmission duration)を用いることができる。
【0152】
基地局は、端末のためにさまざまな方法でslot内のsymbolを用いるようにscheduling
をしてやれる。
【0153】
このようなスケジュールされた資源(scheduled resource)、特にuplink scheduled r
esourceに周波数ホッピングが適用される場合、どんな条件、どんな位置で前記周波数ホ
ッピングが行われるかについて下記のような方法が考慮されることができる。
【0154】
(方法1-1)
【0155】
方法1-1は、スケジュールされた資源(scheduled resource)がX symbol以上のtra
nsmission durationにのみ周波数ホッピングを適用する方法に関する。
【0156】
前記Xは、予め定められた値であるか、または基地局がhigher layer signaling或い
はL1 signalingを通じて知らせる値で有り得る。
【0157】
小さな長さのscheduled resourceである場合、周波数ホッピングを介して得ること
ができるfrequency diversityより各ホッピングにチャネル推定(channel estimation)
のために必要なDMRSが発生させるRSオーバーヘッドが性能にさらに大きく影響を与
えることができる。
【0158】
DMRSは、シンボル全体に均一に伝送されるので、同じように一つのDMRSシ
ンボルが必要であっても、全体scheduled resourceのtransmission durationに基づいて
、他の影響を有することができる。
【0159】
したがって方法1-1を用いることにより、別のsignalingオーバーヘッドなしで
周波数ホッピングが効果的な場合にのみ、周波数ホッピングが適用されることができる。
【0160】
(方法1-2)
【0161】
方法1-2は、schedulingのstarting symbol、ending symbolまたはtransmission dur
ationのいずれかのsymbolがNth symbolに基づいて以後に存在する場合に、全体transmiss
ion durationをhoppingすることに関するものである。
【0162】
前記Nは予め定められた値であるか、または、基地局がhigher layer signaling或いは
L1 signalingを介して知らせる値で有り得る。
【0163】
(方法1-3)
【0164】
方法1-3はDMRSで用いるsymbolに基づいて周波数ホッピングを適用するもので
有り得る。
【0165】
一例として、X symbolのtransmission durationを用いる端末がX symbolの内2つ
以上のsymbolを用いる場合にのみ、周波数跳躍を実行することがある。
【0166】
このとき、DMRSで用いられるsymbolがK1th symbol、K2th symbol(K1
> K2)の場合、K2 symbolで周波数ホッピングが行われることができる。
【0167】
もしDMRSで用いられるsymbolが2つのsymbolより多くの場合、X/2に最も近い
DMRS symbolで周波数跳躍が行われることができる。
【0168】
2. Non-slot結合/繰り返しの周波数ホッピング(Frequency hopping for non-slot
aggregation/repetition)
【0169】
次世代無線通信システムは、端末が、信頼性(reliability)、またはサービスカバ
レッジ(service coverage)のために同じ伝送ブロックを決められただけ繰り返し伝送す
る方法を考慮している。
【0170】
このとき、資源獲得方法または資源割り当てサイズなどに応じて、このような繰り返
し伝送が異なるように設定されることができる。
【0171】
さらに具体的に、どのような基準によってnon-slot scheduling、slot scheduling
が分けられるとき、または、どのような条件により端末がscheduled resourceを結合/繰
り返し(aggregation /repetition)する方法は変えることができる。
【0172】
前記のようにscheduled resourceの結合/繰り返し方法が変わる場合、端末が受信し
たnon-slotベースscheduled resourceが一つのslot内で繰り返し的に伝送されることもで
きる。端末が多数のnon-slotを連続的に伝送する場合は、周波数ホッピングを適用するた
めに、次のような方法が考えられる。
【0173】
(方法2-1)
【0174】
方法2-1は、繰り返される各non-slot schedulingを一つのnon-slot schedulingとみ
なし、周波数ホッピングをそれぞれ適用する方法に関するものである。
【0175】
このとき、先で注意深く見たnon-slotの周波数ホッピング方法が各non-slot sched
ulingに適用されることができる。
【0176】
(方法2-2)
【0177】
方法2-2は、slot間周波数ホッピングと類似に、各non-slot schedulingに順次周
波数ホッピングを適用する方法に関するものである。
【0178】
たとえば、non-slot schedulingがK回繰り返される場合、奇数番目のnon-slot sche
dulingには周波数ホッピングを適用せず、偶数番目のnon-slot schedulingにのみ周波数
ホッピングを適用することができる。
【0179】
このように、繰り返されるnon-slot schedulingに周波数ホッピングが適用されると
き、繰り返された一部のnon-slot schedulingの使用が不可能になることがある。
【0180】
例えば、さらに優先順位の高い他の伝送によって伝送をしないようになるか、semi
-static/dynamicTDDoperation等により当該scheduled resourceがDLなどのtransmis
sion directionに決定され、当該resourceを使用できなくなることがある。このとき、以
下のような(方法2-3)と(方法2-4)が考慮されることができる。
【0181】
(方法2-3)
【0182】
方法2-3は、図7(a)のOption 1のように伝送parameterの手順または反復回数
(repetition count)に基づいて周波数ホッピングを実行する方法に関するものである。
【0183】
図7(a)を参考にすれば、non-slot schedulingが4回繰り返し伝送され、3番目
のnon-slot schedulingのための資源がcanceled symbol701に該当する場合、前記3番
目のnon-slot scheduling702には、伝送を延期せず、 該当伝送を実行しない。
【0184】
したがって、図7(a)のインデックス4に該当するsymbol703から順に4番目の
non-slot scheduling704の伝送が実行されることを知ることができる。
【0185】
(方法2-4)
【0186】
方法2-4は、図7(b)のoption 2に示すようにtransmission occasionがすべ
て有効(valid)したときの周波数ホッピングを実行する方法に関するものである。言い
換えると、cancelled symbolを除外してvalidしたsymbolにのみtransmission occasionが
存在すると仮定して、このようなtransmission occasionにのみ順次周波数ホッピングを
適用することができる。
【0187】
図7(b)を参考にすれば、validなsymbolが3つ(インデックス1に該当するsym
bol、インデックス2に該当するsymbol、インデックス4に該当するsymbol)であるため
、non-slot schedulingは3回繰り返し伝送され、3番目のnon-slot schedulingのための
資源がcanceled symbol710に当該するため、前記3番目のnon-slot scheduling720
の伝送は、インデックス4に該当するsymbol730で発生することが分かる。
【0188】
図7は、本明細書で提案するノン-スロットスケジューリングを通じたアップリン
ク伝送の周波数ホッピング方法の一例を示した図である。
【0189】
図7で注意深く見たように、cancelled resource(701,710)は、端末ごとに互
いに異なるように設定または発生することができる。
【0190】
したがって、基地局が互いに異なる端末に時間/周波数資源を効率的に割り当てるため
に、resource invalidを考慮せずに、周波数ホッピングを行うようにすることができる。
【0191】
前で注意深く見た方法は、基地局から割り当てられる時間/周波数資源がinvalidに
なった理由に基づいて異なるように適用されることがある。
【0192】
たとえば、cell-specific UL/DL configurationによるinvalid resourceが発生
する場合には、先に注意深く見た(方法2-3)を適用し、そうでない場合には、(方法
2-4)を適用することができる。
【0193】
3. BWP範囲を超える周波数ホッピングオフセットのハンドリング方法(Handling o
f Frequency hopping offset exceeding BWP range)
【0194】
次世代無線通信システムは、アップリンク周波数ホッピングのために半‐静的システ
ムシグナリング(semi-static signaling)に設定された周波数ホッピングオフセットの
セットと動的シグナリング(dynamic signaling)にアップリンク資源の割り当てと共に
周波数ホッピングオフセットセットの内1つの元素(または要素)を指定する。
【0195】
先に注意深く見た、周波数ホッピングオフセットのセットは、semi-static signalin
gを介して伝達されるので、常に資源とBWP長、それと他の端末のスケジューリングを
するかどうかを考慮した適切な値を使用しないことがある。
【0196】
適切でない値、特に、図8のようにRB_start番目の資源ブロック(resource bloc
k)でn個のresource blockを端末に割り当て周波数ホッピングオフセットでRB_offset
を使用し、BWPで資源ブロックの数(number of resource block in BWP)がN_R
Bであるとき、N_RB<RB_start + n + RB_offset <N_RB + nである場合、次の方法が考慮
されることがある。
【0197】
図8は、本明細書で提案する半‐静的オフセットを有する週波数ホッピングの場合、
アップリンク伝送方法の一例を示した図である。
【0198】
(方法3-1)
【0199】
周波数ホッピングされた資源がBWP領域を越える場合、端末は、当該資源(周波
数ホッピングによってBWP領域を超える)の割り当てを無視することができる。または
、この場合、端末が周波数ホッピングを使用せずにUL伝送を行うことができる。
【0200】
(方法3-2)
【0201】
【表10】
【0202】
この場合、端末は、連続しないアップリンク資源を用いることになる。
【0203】
このとき、端末がtransform precoding(e.g。、DFT-s-OFDM)を用いる場合
、相対的にアップリンク伝送の性能は低下することがある。
【0204】
したがって、この場合、端末は、基地局の他のsignalingなしで自動的に、さらに性
能が良い他のwaveform(例えば、CP-OFDM)に伝送するように定義または設定する
ことができる。
【0205】
または、このような動作を適用するかどうか(BWP領域を越える、資源の移動の有無
によるUL伝送)が現在端末が用いるwaveformに基づいて決定されることもできる。
【0206】
図9は、本明細書で提案する半‐静的オフセットを有する週波数ホッピングの場合、
アップリンク伝送方法のまた異なる一例を示した図である。
【0207】
(方法3-3)
【0208】
方法3-3は、周波数ホッピングされた資源がBWP領域を越える場合、端末がBW
P領域を越えた資源に対してrate-matchingあるいはpuncturingするもので有り得る。
【0209】
前記rate-matchingまたはpuncturingはdropで表現されることもある。
【0210】
(方法3-3-1)
【0211】
周波数ホッピングされた資源がBWP領域を越えて、端末がBWP領域を越えた資源
に対してrate-matchingあるいはpuncturingする場合、資源を少なく使用しながらも、設
定されたcoding rateを維持するためにTBS(Transport Block Size)が調整されるこ
とできる。
【0212】
この時、前記TBSの調整は、決定された元来の(original)TBSで一定割合のみ
を用いることであるが、あるいは、どんなoffsetを差し引いたものであるか、あるいは、
TBSの決定段階で、前記rate-matchingあるいはpuncturingを考慮するもので有り得る
【0213】
例えば、TBSを決定することに当たり、RE(resource element)、DMRS(
demodulation reference signal)overheadなどのような、一部のREをTBS決定の制
限過程でBWP領域を越える資源の割合を考慮したり、BWPを超えた資源ブロック(re
source block)の数をKとするとき、(n-K/2)resource blockを割り当てられたも
のと仮定して、TBSが決定することができる。
【0214】
この時、前記方法3-1乃至方法3-3の動作は、BWP領域を越える資源のサイ
ズがどのようなしきい値を越える場合にのみ適用されることができる。
【0215】
この時、前記しきい値の単位はbits、resource blocksまたはresource elementsで
有り得る。
【0216】
前記しきい値は、予め決められる値であるか、または、基地局のhigher layer signa
lingあるいはL1 signalingによって決められる値で有り得る。
【0217】
または、このような動作の適用可否が現在の端末が使用しているwaveformに基づいて
決定されることもある。
【0218】
Msg3の周波数ホッピング
【0219】
次に、RACH過程のMsg3(RARに対して端末が伝送するUL伝送)の周波数
ホッピング方法について注意深く見る。
【0220】
簡略にRACHプロセスについて注意深く見ると、(1)端末がPRACH preambl
e(またはMsg1)を基地局に伝送する1段階 、(2)前記端末が前記PRACH pre
ambleの応答(RAR)(またはMsg2)を前記基地局から受信する2段階、(3)前
記端末がUL伝送(またはMsg3)を前記基地局に伝送する3段階、(4)前記端末が
前記UL伝送に対する応答(Msg4)を受信する4段階 に大きく整理することができ
る。
【0221】
任意接続(random access)を行うとき、基地局のRandom access response(RAR
)に対する応答(前記の2段階)、Msg3を伝送(前記の3段階)する場合にもfreque
ncy diversityを獲得するために周波数ホッピングが実行されることができる。
【0222】
もし端末がネットワーク(network)に初めて接続する過程(Initial(random)Acce
ss; IA)である場合、端末は、基地局から周波数ホッピングオフセットセットに関す
る情報を得られなかった状態であるので、任意あるいは予めきめられた周波数ホッピング
オフセットセットを用いて周波数ホッピングを行うことができる。
【0223】
しかし、端末が既にRRC接続状態にある場合、例えば、アップリンク伝送に必要な
資源を獲得するためにScheduling request(SR)の伝送代わり、任意の接続段階を実行す
る場合、端末は、基地局から周波数ホッピングオフセットをすでに割り当てられて受けた
ため、これを任意の接続でも活用することができる。
【0224】
したがって、端末が周波数ホッピングが適用された任意の接続をする場合、前記任意
の接続の目的に応じて、あるいは任意の接続時の端末の接続状態に応じて、他の周波数ホ
ッピングが行われることができる。この時、次の方法が考慮されることができる。
【0225】
(方法4-1)
【0226】
端末のRRC状態とRAR messageから伝達されたRNTI(Radio Network Tempor
ary Identifier)値とは無関係にMsg3は、常に予め決められた周波数ホッピングのオ
フセットまたは周波数ホッピングオフセットのセットを用いることができる。
【0227】
(方法4-2)
【0228】
端末のRRC状態がRRC_CONNECTEDであり、RAR messageから伝達さ
れたRNTI値が端末が事前に獲得したC-RNTI値と同一である場合、すなわち、端
末の任意の接続を介して基地局が該当端末が既にRRC CONNECTEDであると事
実を知っている状態である場合、端末は、事前にRRC signalingを介して割り当てられ
た周波数ホッピングオフセットのセットを用いて周波数ホッピングを適用したMsg3を
基地局に伝送する。
【0229】
(方法4-3)
【0230】
端末が、ランダムアクセスを実行する任意の接続資源と関連付けられた(associat
ed)RACH configurationに周波数ホッピングオフセット値または周波数ホッピングオ
フセットのセットがparameterとして含めることができる。
【0231】
端末は、前記RACH configurationに関連付けられた任意の接続資源を介して任意
の接続を実行する場合、周波数ホッピングのためにRACH configurationに含まれた周
波数ホッピングオフセットまたは周波数ホッピングオフセットのセットを用いることがで
きる。
【0232】
もし前記RACH configurationに該当parameterが含まれない場合、端末は、周波
数ホッピングを実行しないか、または、予め定められた周波数ホッピングのオフセットま
たは、周波数ホッピングオフセットのセットを用いることができる。
【0233】
図10は、本明細書で提案する方法を実行するための端末の動作を示すフローチャー
トである。
【0234】
すなわち、図10は、無線通信システムにおいて端末によって周波数ホッピングを介
してアップリンク伝送を実行するための方法に関するものである。
【0235】
まず、端末は、UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を
基地局から受信する(S1010)。
【0236】
その後、前記端末は、前記UL-DL設定情報に基づいて、1つのスロット(slot
)内で、少なくとも2回繰り返されるノン-スロット(non-slot)に上で各ノン-スロッ
ト別に周波数ホッピングを介してアップリンク伝送を実行する(S1020)。
【0237】
ここで、前記ノン-スロット(non-slot)は、前記1つのスロットより小さい時間区間
を有するスケジューリング単位(scheduling unit)で有り得る。
【0238】
そして、前記UL-DL設定情報に基づいて前記少なくとも2回繰り返されるノン-
スロットの内、特定のノン-スロットが利用可能でない場合、前記端末は、前記特定のノ
ン-スロットに関する周波数ホッピングを次の繰り返されるノン-スロットに適用するこ
とができる。
【0239】
これと関連した具体的な説明は、図7(b)を参照してすることにする。
【0240】
そして、前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単
位に含まれるシンボルの数またはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、少なく
とも一つに基づいて設定されることができる。
【0241】
また、前記ノン-スロットはURLLC(ultra reliable and low latency communi
cation)、非免許帯域(unlicensed band)またはミリ波(millimeter wave)のために用
いることができる。
【0242】
また、前記ノン-スロットに関する周波数ホッピングによってアップリンク伝送のた
めの資源がBWP(bandwidth part)に含まれない場合、前記BWPに含まれない資源は
、所定RB(resource block)のオフセットだけ移動されるか、または、前記アップリン
ク伝送に使用されない。これと関連した、より具体的な内容は、図8及び図9を参照する
【0243】
そして、前記BWPに含まれない資源の所定RB(resource block)のオフセットだ
け移動は、前記アップリンク伝送のために設定された波形(waveform)の種類に応じて決
定することができる。
【0244】
前記波形はCP(cyclic prefix)-OFDM(orthogonal frequency division mult
iplexing)またはDFT-s-OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM
)で有り得る。
【0245】
前記波形がCP-OFDMの場合、前記BWPに含まれない資源は、所定RB(reso
urce block)のオフセットだけ移動することができる。
【0246】
図11は、本明細書で提案する方法を実行するための基地局の動作を示すフローチャー
トである。
【0247】
まず、基地局は、UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を
端末に伝送する(S1110)。
【0248】
その後、前記基地局は、一つのスロット(slot)内で、少なくとも2回繰り返される
ノン-スロット(non-slot)上で、前記端末からアップリンク伝送を受信する(S112
0)。
【0249】
ここで、前記アップリンク伝送は、各ノン-スロット別に周波数ホッピングを介して
行うことができる。
【0250】
ここで、前記ノン-スロット(non-slot)は、前記1つのスロットより小さい時間区
間を有するスケジューリング単位(scheduling unit)で有り得る。
【0251】
もし前記少なくとも2回繰り返されるノン-スロットの内、特定のノン-スロットが
利用可能でない場合、特定のノン-スロットに関する周波数ホッピングは、次に繰り返さ
れるノン-スロットに適用することができる。
【0252】
これと関連した、具体的な説明は、図7(b)を参照する。
【0253】
そして、前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単
位に含まれるシンボルの数またはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、 少な
くとも一つに基づいて設定されることができる。
【0254】
また、前記ノン-スロットはURLLC(ultra reliable and low latency communi
cation)、非免許帯域(unlicensed band)またはミリ波(millimeter wave)のために用
いることができる。
【0255】
本発明が適用されることができる装置一般
【0256】
図12は、本明細書において提案する方法が適用されることができる無線通信装置
のブロック構成図を例示する。
【0257】
図12を参照すると、無線通信システムは、基地局1210と、基地局エリア内に位
置した複数の端末1220を含む。
【0258】
前記基地局と端末は、それぞれの無線デバイスで表現されることもできる。
【0259】
基地局は、プロセッサ(processor、1211)、メモリ(memory、1212)、及
びRFモジュール〔radio frequency module、1213)を含む。前記RFモジュールは
、伝送機(transmitter)と受信機(receiver)を含むことができる。プロセッサ121
1は、先の図1図11で提案された機能、プロセス及び/または方法を実現する。無線
インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサによって実現されることができる。メ
モリは、プロセッサと接続されて、プロセッサを駆動するための様々な情報を格納する。
RFモジュールは、プロセッサと接続されて、無線信号を伝送及び/または受信する。
【0260】
端末は、プロセッサ1221、メモリ1222及びRFモジュール1223を含む。
【0261】
プロセッサは、先に図1図11で提案された機能、プロセス及び/または方法を実
現する。無線インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサによって実現されること
ができる。メモリは、プロセッサと接続されて、プロセッサを駆動するための様々な情報
を格納する。 RFモジュールは、プロセッサと接続されて、無線信号を伝送及び/または
受信する。
【0262】
メモリ(1212、1222)は、プロセッサ(1211、1221)の内部または外
部に有り得、よく知られた様々な手段でプロセッサと接続することができる。
【0263】
また、基地局及び/または端末は、一本のアンテナ(single antenna)、または多重
のアンテナ(multiple antenna)を有することができる。
【0264】
アンテナ(1214、1224)は、無線信号を伝送及び受信する機能をする。
【0265】
図13は、本明細書で提案する方法が適用されることができる無線通信装置のブロッ
ク構成図のまた異なる例示である。
【0266】
図13を参照すると、無線通信システムは、基地局1310と、基地局エリア内に位
置した複数の端末1320を含む。基地局は、伝送装置で、端末は、受信装置で表現され
ることができ、その逆も可能である。基地局と端末は、プロセッサ(processor、131
1,1321)、メモリ(memory、1314,1324)、1つ以上のTx/Rx RFモジ
ュール(radio frequency module、1315,1325)、Txプロセッサ(1312,1
322)、RXプロセッサ(1313,1323)、アンテナ(1316,1326)を含
む。プロセッサは、先注意深く見た機能、プロセス及び/または方法を実現する。より具
体的に、DL(基地局から端末への通信)で、コアネットワークからの上位層パケットは
、プロセッサ1311に提供される。プロセッサは、L2層の機能を実現する。DLにお
いて、プロセッサは論理チャネルと伝送チャネル間の多重化(multiplexing)、無線資源
の割り当てを端末1320に提供し、端末でのシグナリングを担当する。伝送(TX)プ
ロセッサ1312は、L1層(つまり、物理層)の様々な信号処理機能を実現する。信号
処理機能は、端末からFEC(forward error correction)を容易にし、コーディング、
及びインタリーブ(coding and interleaving)を含む。符号化及び変調されたシンボル
は、並列ストリームに分割され、それぞれのストリームは、OFDMサブキャリアにマッ
ピングされ、時間及び/または周波数領域で基準信号(Reference Signal、RS)と多重
化され、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)を用いて一緒に結合されて、時間
領域OFDMAシンボルストリームを運搬する物理的チャンネルを生成する。 OFDM
ストリームは、多重空間ストリームを生成するために、空間的にフリーコーディングされ
る。それぞれの空間ストリームは、個々のTx/Rxモジュール(または送受信機、13
15)を介して異なるアンテナ1316に提供されることができる。それぞれのTx/R
xモジュールは、伝送のために、それぞれの空間ストリームにRF搬送波を変調すること
ができる。端末において、それぞれのTx/Rxモジュール(または送受信機 、1325
)は、各Tx/Rxモジュールの各アンテナ1326を介して信号を受信する。それぞれ
のTx/Rxモジュールは、RFキャリアに変調された情報を復元して、受信(RX)プ
ロセッサ1323に提供する。 RXプロセッサは、layer1の様々な信号処理機能
を実現する。 RXプロセッサは端末に向かう任意の空間ストリームを復旧するための情
報にスペースプロセシングを実行することができる。もし多数の空間ストリームが端末に
向かう場合、多数のRXプロセッサによって、単一OFDMAシンボルストリームに結合
することができる。 RXプロセッサは、高速フーリエ変換(FFT)を用いてOFDM
Aシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFD
M信号の各々のサブキャリアの個々のOFDMAシンボルストリームを含む。それぞれの
サブキャリア上のシンボル及び基準信号は、基地局によって伝送された最も可能性のある
信号配置点を決定することにより復元されて復調される。このような軟判定(soft decis
ion)は、チャネル推定値に基礎することができる。軟判定は、物理チャネル上で、基地
局によって元来伝送されたデータと制御信号を復元するためにデコード及びデインタリー
ブされる。当該データと制御信号は、プロセッサ1321に提供される。
【0267】
UL(端末から基地局への通信)は、端末1320で受信機の機能に関連して記述さ
れたものと同様の方法で、基地局1310で処理される。それぞれのTx/Rxモジュー
ル1325は、それぞれのアンテナ1326を介して信号を受信する。それぞれのTx/
Rxモジュールは、RF搬送波と情報をRXプロセッサ1323に提供する。プロセッサ
1321は、プログラムコード及びデータを格納するメモリ1324と関連することがで
きる。メモリは、コンピュータ読み取り可能媒体として称することができる。
【0268】
以上で説明した実施形態は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたも
のである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り選択的なものとして検
討されるべきである。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態
で実施されることができる。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して、本発明
の実施形態を構成することも可能である。本発明の実施形態で説明される動作の順序は変
更されることができる。どの実施形態の一部の構成や特徴は、他の実施形態に含まれるこ
とができ、または他の実施形態に対応する構成または特徴と交替されることができる。特
許請求の範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施形態を構成したり、出願後
の補正により新しい請求項として含めることができることは自明である。
【0269】
本発明に係る実施形態は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(
firmware)、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせなどにより実現されることができる
。ハードウェアによる実現の場合、本発明の一実施形態は、一つまたはそれ以上のASI
Cs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal proce
ssors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable log
ic devices)、FPGAs( field programmable gate arrays)、プロセッサ、コント
ローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより実現されることができる
【0270】
ファームウェアやソフトウェアによる実現の場合、本発明の一実施形態は、以上で説明
した機能または動作を実行するモジュール、プロシージャ、関数などの形態で実現される
ことができる。ソフトウェアコードは、メモリに格納されてプロセッサによって駆動され
ることができる。前記メモリは、前記プロセッサの内部または外部に位置して、既に公知
された多様な手段により、前記プロセッサとデータを送受信することができる。
【0271】
本発明は、本発明の必須の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態で具体化されるこ
とができることは、通常の技術者にとって自明である。したがって、前述した詳細な説明
は、すべての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なもので考慮されるべきである。
本発明の範囲は、添付された請求項の合理的解釈によって決定されるべきで、本発明の等
価的範囲内でのすべての変更は、本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0272】
本発明の無線通信システムでアップリンク伝送を実行するための方案は3GPP L
TE/LTE-Aシステム、5Gシステム(New RATシステム)に適用される例を中
心に説明したが、他にも様々な無線通信システムに適用することが可能である。



図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2022-08-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介し基地局(base station:BS)によってPUSCH(physical uplink shared channel)を受信する方法であって、
UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を端末(user equipment:UE)に伝送するステップと、並びに、
前記UL-DL設定情報に基づいて、ノン-スロット(non-slots)上で各ノン-スロット(non-slot)毎に前記周波数ホッピングを介し前記端末から、前記PUSCHを繰り返し受信するステップと、を含んでなり、
前記周波数ホッピングは、一以上のIR(invalid resource)を考慮せずに、ノン-スロット(non-slot)が、偶数番目のノン-スロット又は奇数番目のノン-スロットであるか否かに基づいて実行されることを特徴とする、受信方法。
【請求項2】
前記ノン-スロット(non-slot)は、1つのスロットより小さい時間区間(time interval)を有するスケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする、請求項1に記載の受信方法。
【請求項3】
前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単位に含まれるシンボルの数又はサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、少なくとも一つに基づいて設定されることを特徴とする、請求項1に記載の受信方法。
【請求項4】
前記ノン-スロットは、URLLC(ultra reliable and low latency communication)、非免許帯域(unlicensed band)、又はミリ波(millimeter wave)の為に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の受信方法。
【請求項5】
前記周波数ホッピングによって前記PUSCHの為の資源(resource)がBWP(bandwidth part)に含まれていないことに基づいて、前記BWPに含まれていない前記資源は、所定RB(resource block)のオフセットだけ移動され、又は、前記PUSCHの為に使用されないことを特徴とする、請求項1に記載の受信方法。
【請求項6】
前記BWPに含まれていない前記資源の前記所定RB(resource block)のオフセットだけの移動は、前記PUSCHの為に設定された波形(waveform)の種類に応じて決定されることを特徴とする、請求項5に記載の受信方法。
【請求項7】
前記波形は、CP(cyclic prefix)-OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)又はDFT-s-OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM)であることを特徴とする、請求項6に記載の受信方法。
【請求項8】
前記波形がCP-OFDMであることに基づいて、前記BWPに含まれていない前記資源を所定RB(resource block)のオフセットだけ移動することを特徴とする、請求項7に記載の受信方法。
【請求項9】
無線通信システムにおいて、周波数ホッピングを介しPUSCH(physical uplink shared channel)を受信するための基地局(base station:BS)であって、
少なくとも1つのトランシーバー(transceiver)と、
少なくとも1つのプロセッサと、及び、
少なくとも1つのメモリと、を備えてなり、
前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能に接続し、駆動時に、前記少なくとも1つのプロセッサが特定の動作を実行する情報(instructions)を格納するものであり、
前記特定の動作は、
UL(uplink)-DL(downlink)の設定(configuration)情報を端末(user equipment:UE)に伝送し、並びに、
前記UL-DL設定情報に基づいて、ノン-スロット(non-slots)上で各ノン-スロット(non-slot)毎に前記周波数ホッピングを介し前記端末から、前記PUSCHを繰り返し受信すること、を含んでなり、
前記周波数ホッピングは、一以上のIR(invalid resource)を考慮せずに、ノン-スロット(non-slot)が、偶数番目のノン-スロット又は奇数番目のノン-スロットであるか否かに基づいて実行されることを特徴とする、基地局。
【請求項10】
前記ノン-スロット(non-slot)は、1つのスロットより小さい時間区間(time interval)を有するスケジューリング単位(scheduling unit)であることを特徴とする、請求項9に記載の基地局。
【請求項11】
前記ノン-スロットのスケジューリング単位は、前記スケジューリング単位に含まれるシンボルの数又はサブキャリア間隔(subcarrier spacing)の内、少なくとも一つに基づいて設定されることを特徴とする、請求項9に記載の基地局。
【請求項12】
前記ノン-スロットは、URLLC(ultra reliable and low latency communication)、非免許帯域(unlicensed band)、又はミリ波(millimeter wave)の為に用いられることを特徴とする、請求項9に記載の基地局。
【請求項13】
前記周波数ホッピングによって前記PUSCHの為の資源(resource)がBWP(bandwidth part)に含まれていないことに基づいて、前記BWPに含まれていない前記資源は、所定RB(resource block)のオフセットだけ移動され、又は、前記PUSCHの為に使用されないことを特徴とする、請求項9に記載の基地局。
【請求項14】
前記BWPに含まれない前記資源の前記所定RB(resource block)のオフセットだけの移動は、前記PUSCHの為に設定された波形(waveform)の種類に応じて決定されることを特徴とする、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
前記波形がCP-OFDMであることに基づいて、前記BWPに含まれていない前記資源を所定RB(resource block)のオフセットだけ移動することを特徴とする、請求項14に記載の基地局。