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  • 特開-生体情報測定装置及びシステム 図1
  • 特開-生体情報測定装置及びシステム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163126
(43)【公開日】2022-10-25
(54)【発明の名称】生体情報測定装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/318 20210101AFI20221018BHJP
   H02J 50/10 20160101ALI20221018BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20221018BHJP
   H02J 50/90 20160101ALI20221018BHJP
【FI】
A61B5/318
H02J50/10
H02J7/00 301D
H02J50/90
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022124299
(22)【出願日】2022-08-03
(62)【分割の表示】P 2017210366の分割
【原出願日】2017-10-31
(71)【出願人】
【識別番号】000112602
【氏名又は名称】フクダ電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 将人
(57)【要約】
【課題】ユーザーによるACインレットへの電源コードの挿抜を不要とすることができる生体情報測定装置を提供すること。
【解決手段】心電計100の底面には受電コイルユニットが設けられていると共に、載置台210には送電コイルユニット230が設けられている。心電計100がトロリ200の載置台210上に載置されたとき、位置決め係合部211、212によって受電コイルユニットと送電コイルユニット230とが位置決めされ、電磁誘導による心電計100へのワイヤレス給電が可能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体情報測定回路を含む回路が形成された回路基板と、
前記回路基板を収容する筐体と、
前記筐体内に設けられ、外部の送電コイルユニットからの電力を電磁誘導によりワイヤレスで受電する受電コイルユニットと、
前記生体情報測定回路により得られた生体情報測定結果を記録紙に記録するレコーダー部と、
を具備し、
前記受電コイルユニットは、前記レコーダー部に設けられており、
前記レコーダー部及び前記受電コイルユニットはそれぞれ、前記生体情報測定回路から側方にずれた位置に配置されている、
生体情報測定装置。
【請求項2】
生体情報測定回路を含む回路が形成された回路基板と、
前記回路基板を収容する筐体と、
前記筐体内に設けられ、外部の送電コイルユニットからの電力を電磁誘導によりワイヤレスで受電する受電コイルユニットと、
前記筐体内に設けられ、前記生体情報測定回路により得られた生体情報測定結果を記録紙に記録するレコーダー部と、
前記筐体を設置ユニットの用紙通過穴に対応する位置に位置決めする位置決め係合部と、
を具備し、
前記筐体が前記送電コイルユニット及び用紙通過穴を有する前記設置ユニットに設置されたときに、前記位置決め係合部によって、前記受電コイルユニットと前記送電コイルユニットとの位置決め、及び、前記レコーダー部と前記レコーダー部に記録用紙が送られる前記用紙通過穴との位置決め、が同時に行われる、
生体情報測定装置。
【請求項3】
前記生体情報測定回路は、前記回路基板の表面側に搭載されており、
前記受電コイルユニットは、前記回路基板の裏面側に搭載されている、
請求項2に記載の生体情報測定装置。
【請求項4】
前記生体情報測定装置は、心電計であり、
前記生体情報測定回路が測定する生体情報は、複数誘導の心電図である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
【請求項5】
前記生体情報測定装置は、生体情報モニターであり、
前生体情報測定回路が測定する生体情報は、心電図及び血圧を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
【請求項6】
生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置を載置して搬送可能なトロリと、を有するシステムであって、
前記生体情報測定装置の筐体内に設けられた受電コイルユニットと、
前記生体情報測定装置が設置される前記トロリの設置ユニットに設けられ、前記受電コイルユニットに電磁誘導によりワイヤレスで電力を送る送電コイルユニットと、
を具備するシステム。
【請求項7】
前記生体情報測定装置の設置面に設けられた第1の係合部と、前記トロリの載置面に設けられた第2の係合部とが係合することにより、前記受電コイルユニットと前記送電コイルユニットが対向する位置に位置決めされる、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記トロリには、前記生体情報測定装置よりも大容量のバッテリが搭載されている、
請求項6又は7に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報測定装置及びシステムに関し、例えばトロリによって搬送可能な心電計などの生体情報測定装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、心電図測定機能に加えて、心電図解析機能を有する多機能心電計と呼ばれる心電計がある。多機能心電計は、心電図解析機能を有することにより、心電図を測定したその場で判定結果を得ることができるので、病院に限らず健診など様々な場所で用いられる。さらに多機能心電計の中には、運動負荷試験やLP(Late Potential)検査に対応可能な機能を有するものもある。このような多機能心電計は、例えば特許文献1-3などに記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-116207号公報
【特許文献2】特開2010-57678号公報
【特許文献3】特開2014-183978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、多機能心電計は、(1)心電計のACインレットに電源コードの一端を差し込みさらに電源コードの他端を外部のACコンセント(例えば壁面コンセント)に差し込んだままAC動作させるか、(2)心電計のACインレットに電源コードの一端を差し込みさらに電源コードの他端を外部のACコンセントに差し込んで一旦バッテリに充電してからバッテリを電源として動作させるか、のいずれかの動作が行われる。
【0005】
従って、多機能心電計においては、AC動作時及びバッテリ充電時に、医療従事者であるユーザーによる、ACインレットに電源コードを差し込むといった作業が必要となる。
【0006】
特に、多機能心電計は、多機能であるが故に、一般に、簡易型の心電計よりも消費電流が大きいので、自装置のバッテリによって駆動できる時間は短く、電源コードを用いた頻繁な充電、あるいは、電源コードを差し込んだままのAC動作が必要となる。よって、ユーザーはACインレットに電源コードを差し込むといった作業を頻繁に行わざるを得なくなり、大変煩わしかった。
【0007】
このようなことは、複数の生体情報を測定可能とされている生体情報測定装置で広く起こり得る。例えば、心電図、血圧、SpOなどの複数の生体情報を測定し表示する生体情報モニターでは、複数の生体情報を測定するが故、及び、測定結果である複数の生体情報を表示する表示部が大型化する故に、多機能心電計と同様に、自装置のバッテリによって駆動できる時間は短く、電源コードを用いた頻繁な充電、あるいは、電源コードを差し込んだままのAC動作が必要となり、よって、ユーザーはACインレットに電源コードを差し込むといった作業を頻繁に行わざるを得なくなり、大変煩わしかった。
【0008】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、ユーザーによるACインレットへの電源コードの挿抜を不要とすることができる生体情報測定装置及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の生体情報測定装置の一つの態様は、
生体情報測定回路を含む回路が形成された回路基板と、
前記回路基板を収容する筐体と、
前記筐体内に設けられ、外部の送電コイルユニットからの電力を電磁誘導によりワイヤレスで受電する受電コイルユニットと、
前記生体情報測定回路により得られた生体情報測定結果を記録紙に記録するレコーダー部と、
を具備し、
前記受電コイルユニットは、前記レコーダー部に設けられており、
前記レコーダー部及び前記受電コイルユニットはそれぞれ、前記生体情報測定回路から側方にずれた位置に配置されている。
【0010】
本発明のシステムの一つの態様は、
生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置を載置して搬送可能なトロリと、を有するシステムであって、
前記生体情報測定装置の筐体内に設けられた受電コイルユニットと、
前記生体情報測定装置が設置される前記トロリの設置ユニットに設けられ、前記受電コイルユニットに電磁誘導によりワイヤレスで電力を送る送電コイルユニットと、
を具備する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、受電コイルユニットによる受電を行うので、ユーザーによるACインレットへの電源コードの挿抜を不要とすることができる生体情報測定装置及びシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態のシステムの外観構成を示す斜視図
図2】実施の形態の心電計の内部配置を示す略線的断面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施の形態を説明する前に、先ず、本発明に至った過程について説明する。
【0014】
本発明の発明者は、多機能心電計や生体情報モニターのような医科向けの生体情報測定装置は、一般に専用のトロリ上に載置して搬送可能となっていることに着目した。つまり、医科向けの生体情報測定装置は、トロリ上に載置して搬送され、生体情報の測定を行う部屋の中の都合の良い場所にトロリと共に配置される。
【0015】
さらに、発明者は、トロリと生体情報測定装置には、トロリからの生体情報測定装置の脱落の防止や、レコーダーに送られる記録用紙(折畳紙)の位置合わせのために、トロリ上の所定の載置位置に生体情報測定装置を載置して位置決めする位置決め係合部が設けられていることに着目した。そして、この既存の位置決め係合部を有効活用すれば、トロリから生体情報測定装置へのワイヤレス給電を好適に行うことができると考えた。
【0016】
つまり、本発明の一つの特徴は、生体情報測定装置に受電コイルユニットを設けると共にトロリに送電コイルユニットを設け、トロリから生体情報測定装置に電磁誘導によるワイヤレス給電を行うことができるようにしたことである。また、本発明の一つの特徴は、受電コイルユニットと送電コイルユニットとの位置決めを、既存の位置決め係合部を活用して行うようにしたことである。
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態のシステムの外観構成を示す斜視図である。本実施の形態は、トロリ200に載置される生体情報測定装置が多機能心電計(以下、単に「心電計」と呼ぶ)100である場合の例である。システム10は、多機能心電計100と、トロリ200と、を有する。心電計100は、トロリ200の載置台210上に載置される。
【0019】
心電計100は、表示部110、レコーダー部120及び操作部130などを有する。心電計100は、12誘導心電図のような複数誘導の心電図を測定する。心電図測定結果及び心電図解析結果は、表示部110に表示可能となっていると共に、レコーダー部120によって記録紙に記録可能となっている。また、心電計100の筐体140の内部には、心電図測定回路、心電図解析回路及び画像処理回路を含む各種の回路が形成された回路基板150(図2)やアンプ160(図2)などが収容されている。
【0020】
トロリ200の載置台210にはネジ孔からなる位置決め係合部211、212が設けられている。また、心電計100の底面にもネジ孔からなる位置決め係合部(図示せず)が設けられている。実際上、心電計100の底面のネジ孔は、心電計100の底面から突出して設けられている4つのゴム脚のうちの対角に位置する2つのゴム脚に設けられている。そして、載置台210のネジ孔と心電計100のネジ孔の位置を一致させて、ネジをねじ込むことにより、載置台210上に心電計100を位置決めして固定できる。なお、本実施の形態の例では、位置決め係合部としてネジ孔を設けた場合について述べたが、位置決め係合部はネジ孔に限らない。例えば、載置台210の上面に、心電計100の4つのゴム脚が嵌まり込む4つの係合穴を設け、4つのゴム脚と4つの係合穴を係合させることで、載置台210上の所定位置に心電計100を位置決めするようにしてもよい。
【0021】
また、載置台210には用紙通過穴213が形成されており、用紙台250に載置された折畳紙などの記録紙が用紙通過穴213を介して心電計100の底面方向から心電計100のレコーダー部120に引き込まれるようになっている。なお、心電計100は折畳紙を用いた記録以外にもレコーダー部120に収容されたロール紙を用いた記録を行うこともできる。
【0022】
また、載置台210の後端位置には、ケーブル通過穴214が形成されており、心電計100に接続された通信ケーブルなどのケーブルがケーブル通過穴214を介して載置台210の下方へと引き出される。
【0023】
これに加えて、トロリ200には電源コード220が設けられている。電源コード220は、トロリ200のACインレットに挿抜可能なものでもよく、トロリ200から固定で引き出されたものでもよい。
【0024】
載置台210には、送電コイルユニット230及びバッテリ240が内蔵されている。なお、送電コイルユニット230は必ず載置台210に設けられるが、バッテリ240は載置台210に限らず、例えばトロリ200の下部や柱に内蔵されてもよい。電源コード220からの電源は、送電コイルユニット230及びバッテリ240に送られる。
【0025】
図2は、本実施の形態の心電計100の内部配置を示す略線的断面図である。
【0026】
筐体140内には、回路基板150及びアンプ160などが収容されている。回路基板150の表面側には、心電図測定回路、心電図解析回路及び画像処理回路の演算部分を実行するCPU(Central Processing Unit)151や、メモリ(図示せず)などが搭載されている。
【0027】
さらに、回路基板150の裏面側には、受電コイルユニット170が搭載されている。受電コイルユニット170は、トロリ200の送電コイルユニット230から電磁誘導によりワイヤレスで電力が供給されるようになっている。受電コイルユニット170は、回路基板150上の各回路やアンプ160、表示部110、レコーダー部120、バッテリ180などに電気的に接続されている。これにより、受電コイルユニット170によって得られた電力によって心電計100が直接動作可能となっていると共に、受電コイルユニット170によって得られた電力によってバッテリ180が充電可能となっている。
【0028】
また、本実施の形態では、心電図測定回路、心電図解析回路及び画像処理回路を、回路基板150の表面側に搭載すると共に、受電コイルユニット170を、回路基板150の裏面側に搭載したことにより、電磁誘導により発生するノイズによる心電図測定回路、心電図解析回路及び画像処理回路への悪影響を低減できるようになっている。
【0029】
因みに、実際には、送電コイルユニット230及び受信コイルユニット170に同期動作などを行わせるための駆動回路(図示せず)が必要である。つまり、送電コイルユニット230及び受信コイルユニット170にはそれぞれ駆動回路が必要である。ただし、駆動回路による送電コイルユニット230及び受信コイルユニット170の駆動のさせ方については、既知の技術であるためここでの説明は省略する。
【0030】
以上の構成において、ユーザーが、トロリ200の載置台210上に心電計100を載置すると、載置台210及び心電計100のそれぞれに設けられた係合部が係合することで、載置台210上の所定位置に心電計100が位置決めされる。これにより、送電コイルユニット230と受電コイルユニット170とが対向する位置に位置決めされる。
【0031】
この状態で送電コイルユニット230が駆動されることにより、受電コイルユニット170に電磁誘導により給電が行われる。因みに、例えば載置台210上の所定位置に心電計100が載置されたことを検知するセンサーを設け、このセンサーの検知結果に基づいて送電コイルユニット230の駆動を制御するとよい。具体的には、載置台210上の所定位置に心電計100が載置されたときのみ送電コイルユニット230を駆動させればよい。
【0032】
ここで、トロリ200は、例えば電源コード220が外部のACコンセントに差し込まれている場合には電源コード220からの電力で送電コイルユニット230を駆動する。一方、トロリ200は、例えば電源コード220が外部のACコンセントに差し込まれていない場合にはバッテリ240に充電された電力で送電コイルユニット230を駆動する。勿論、バッテリ240に充電された電力で送電コイルユニット230を駆動すれば、電源コード220の長さの制限を受けずに、トロリ200の配置位置を選択できる。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態の構成によれば、心電計100に、電磁誘導によりワイヤレスで受電する受電コイルユニット170を設けたことにより、ユーザーがトロリ200の載置面に心電計100を載せるだけで、心電計100にAC動作又は充電動作を行わせることができ、よって、ユーザーによるACインレットへの電源コードの挿抜を不要とすることができる心電計100を実現できる。この結果、ユーザーのACインレットへの電源コードの挿抜の手間を解消でき、さらには、ACインレットの摩擦による劣化、接点の錆による劣化が無くなり、保守性の向上に繋がると共に、心電計における接地漏れ電流の発生源を断つことができ、安全性にも繋がる。さらに、ACインレットを省略することもできるので、心電計100を小型、軽量化することができる。
【0034】
また、既に心電計100及びトロリ200に設けられている既存の係合部を用いて、送電コイルユニット230と受電コイルユニット170との位置合わせを行うことができるので、少ない追加構成により電磁誘導による良好な給電を実現できる。
【0035】
さらに、種々の電機部品が搭載される心電計100と比較して、トロリ200は空間的な余裕がある。よって、トロリ200には、心電計100よりも大容量のバッテリ240を搭載することが好ましい。このようにすれば、電源コード220を用いる頻度を少なくすることができるようになる。
【0036】
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
【0037】
上述の実施の形態では、受電コイルユニット170を回路基板150の裏面側に設けることで、電磁誘導により発生するノイズによる心電図測定回路、電図解析回路及び画像処理回路への悪影響を低減する場合について述べたが、受電コイルユニット170をレコーダー部120に設けるようにすれば、受電コイルユニット170を心電図測定回路、心電図解析回路及び画像処理回路から遠ざけることができるので、実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
上述の実施の形態では、本発明を心電計100に適用した場合について述べたが、本発明は例えば生体情報モニターにも適用でき、複数の生体情報を測定可能とされている生体情報測定装置に広く適用することができる。つまり、上述したように、例えば、心電図、血圧、SpOなどの複数の生体情報を測定し表示する生体情報モニターでは、複数の生体情報を測定するが故、及び、測定結果である複数の生体情報を表示する表示部が大型化する故に、複数誘導の多機能心電計と同様に、自装置のバッテリによって駆動できる時間は短く、電源コードを用いた頻繁な充電、あるいは、電源コードを差し込んだままのAC動作が必要となり、よって、ユーザーはACインレットに電源コードを差し込むといった作業を頻繁に行わざるを得なくなり、大変煩わしいという問題が生じる。
【0039】
特に、本発明は、このような問題が生じ、かつ、トロリに載置される、医科用の生体情報測定装置に適用して好適なものである。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、ユーザーによるACインレットへの電源コードの挿抜を不要とすることができるといった効果を得ることができ、例えば多機能心電計に好適である。
【符号の説明】
【0041】
10 システム
100 心電計
110 表示部
120 レコーダー部
130 操作部
140 筐体
150 回路基板
151 CPU
160 アンプ
170 受電コイルユニット
180、240 バッテリ
200 トロリ
210 載置台
211、212 係合部
213 用紙通過穴
220 電源コード
230 送電コイルユニット
図1
図2