(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163309
(43)【公開日】2022-10-26
(54)【発明の名称】デジタルサイネージシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/488 20110101AFI20221019BHJP
H04N 21/454 20110101ALI20221019BHJP
G09F 19/00 20060101ALI20221019BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20221019BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20221019BHJP
【FI】
H04N21/488
H04N21/454
G09F19/00 Z
G06Q30/02 398
G06F13/00 547V
G06F13/00 540P
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021068173
(22)【出願日】2021-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】521032601
【氏名又は名称】ボスアーキテクト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】蝦名 弘紀
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA05
5B084AA12
5B084AA30
5B084AB06
5B084AB07
5B084AB13
5B084AB31
5B084AB35
5B084AB39
5B084BA02
5B084BB15
5B084CC05
5B084CC06
5B084CC07
5B084CC14
5B084CF03
5B084CF12
5B084DB01
5B084DB08
5B084DC02
5B084DC03
5B084DC27
5C164FA25
5C164MA05S
5C164PA38
5C164UA04S
5C164UA42S
5C164UB02S
5C164UB91S
5C164UC12P
5C164UD11P
5C164YA08
5L049BB08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】施設に来場する人物の属性に応じて情報や広告の提供を行うことができるデジタルサイネージシステムを提供する。
【解決手段】デジタルサイネージシステム1は、クラウドサーバ4と、施設に設置され、アプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器(タブレット型パソコン5)と、を備える。タブレット型の情報機器は、施設に来場する人物を撮像する撮像手段(フロントカメラユニット18、画像入力部19)と、撮像手段が撮像した人物の属性を、アプリケーションを用いて判別する属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)と、を備え、属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択するか又はデジタルサイネージのコンテンツを生成して出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理団体により利用されるサーバと、
前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器と、
を備え、
前記タブレット型の情報機器は、
前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、
を備え、
前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して出力することが可能であることを特徴とするデジタルサイネージシステム。
【請求項2】
管理団体により利用されるサーバと、
前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器と、
前記施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器と、
を備え、
前記タブレット型の情報機器は、
前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、
を備え、
前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して前記据置型の情報機器に出力させることが可能であることを特徴とするデジタルサイネージシステム。
【請求項3】
管理団体により利用されるサーバと、
前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器と、
を備え、
前記タブレット型の情報機器は、
前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、
を備え、
前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して出力することが可能であることを特徴とするデジタルサイネージシステム。
【請求項4】
管理団体により利用されるサーバと、
前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器と、
前記施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器と、
を備え、
前記タブレット型の情報機器は、
前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、
を備え、
前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して前記据置型の情報機器に出力させることが可能であることを特徴とするデジタルサイネージシステム。
【請求項5】
前記属性判別手段は、前記タブレット型の情報機器の設置個所の条件に合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータを切替えることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のデジタルサイネージシステム。
【請求項6】
前記属性判別手段は、認識の最適化アルゴリズムに合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータを切替えることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のデジタルサイネージシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデジタルサイネージのコンテンツを出力するデジタルサイネージシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や文字を表示する情報・広告媒体として、デジタルサイネージ(Digital Signage=電子看板)が普及している。
【0003】
このようなデジタルサイネージの一例として、引用文献1には、情報を表示する表示画面と、遠距離無線通信により情報の送受信を行うことでデジタルサイネージのコンテンツを選択して出力する第1通信部と、近距離無線通信により情報の送信を行うことができる第2通信部とを備えるデジタルサイネージ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のデジタルサイネージ装置においても、施設に来場する人物の属性に応じて情報や広告の提供を行うのが難しかった。
【0006】
本発明は、施設に来場する人物の属性に応じて情報や広告の提供を行うことができるデジタルサイネージシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点におけるデジタルサイネージシステムは、施設に来場する人物の属性の判別結果に基づいてデジタルサイネージのコンテンツを選択して出力する。
本発明のデジタルサイネージシステムは、各種施設に用いられる。
【0008】
好適には、デジタルサイネージシステムは、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して出力することが可能であることを特徴とする。
【0009】
また、デジタルサイネージシステムは、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器と、前記施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して前記据置型の情報機器に出力させることが可能であることを特徴とする。
【0010】
また、デジタルサイネージシステムは、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して出力することが可能であることを特徴とする。
【0011】
また、デジタルサイネージシステムは、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器と、前記施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して前記据置型の情報機器に出力させることが可能であることを特徴とする。
【0012】
前記属性判別手段は、前記タブレット型の情報機器の設置個所の条件に合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータを切替える。
【0013】
前記属性判別手段は、認識の最適化アルゴリズムに合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータを切替える。
【発明の効果】
【0014】
本発明におけるデジタルサイネージシステムによって、施設に来場する人物の属性に応じて情報や広告の提供を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムを示すブロック図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムのタブレット型パソコンの設置状態を示す斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムの動作を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムの具体的な動作を示す説明図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態に係るデジタルサイネージシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[本発明の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0017】
<第1の実施形態の構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムを示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムのタブレット型パソコンの設置状態を示す斜視図である。
図3は、第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムの動作を示すフローチャートである。
図4は、第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステムの具体的な動作を示す説明図である。
【0018】
<デジタルサイネージシステムの全体構成>
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るデジタルサイネージシステム1は、当該デジタルサイネージシステム1を管理する団体の施設に設けられた管理団体サーバ2と、インターネット3と、デジタルサイネージシステム1を管理する団体とは別のIT企業が所有するクラウドサーバ4と、ユーザ(デジタルサイネージシステム1を利用する事業者、関係者、店員等)の施設に設置される第1のユーザ側情報端末であるタブレット型パソコン5と、ユーザの施設に設置される第2のユーザ側情報端末であるテスクトップ型パソコン6とから構成される。
【0019】
尚、
図1乃至
図4を用いた第1の実施形態の説明において、ユーザの施設としてコンビニエンスストアを用いているが、ユーザの施設としては、他の施設、例えば、アパレルショップ等の各種専門店、飲食店、イベント施設、デパート、スーパーマーケット等にも適用可能である。
【0020】
また、第2のユーザ側情報端末としては、テスクトップ型パソコン6以外の情報端末、例えば、ノート型パソコン、タブレット型パソコン5とは別の第2のタブレット型パソコン、更にはスマートフォンも適用可能である。
【0021】
管理団体サーバ2は、インターネット3を介して、クラウドサーバ4と通信を行う。 クラウドサーバ4は、インターネット3及び遠距離無線回線を介してタブレット型パソコン5と通信を行い、タブレット型パソコン5にデジタルサイネージのコンテンツ(各種PR動画)を提供する。
【0022】
タブレット型パソコン5は、例えばiPad(登録商標)、Android(登録商標)タブレット等を用いており、制御部11と、遠距離通信部12と、近距離通信部13と、表示パネル14と、表示画面制御部15と、タッチパネル16と、タッチパネル制御部17と、フロントカメラユニット18と、画像入力部19と、記憶部20とを備える。
【0023】
制御部11は、CPU21と、GPU22とを備えている。 GPU22は、属性分析(画像解析)のAIプログラムを実行する。CPU21は、AIプログラム以外のオペレーティングシステム(例えばiOS)のアプリケーションプログラムを実行する。
【0024】
遠距離通信部12は、アンテナを用いて遠距離通信回線に接続することでインターネット3に接続し、インターネット3を介してクラウドサーバ4とデータの送受信を行う。
【0025】
近距離通信部13は、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の近距離無線通信により携帯端末と通信を行うことができるユニットである。これら遠距離通信部12及び近距離通信部13は、制御部11のCPU21に接続され、CPU21により制御される。
【0026】
タブレット型パソコン5の筐体31(
図2参照)の表面には、裏から順に表示パネル14及びタッチパネル16が重ねて設けられている。
【0027】
タブレット型パソコン5の内部には、表示画面制御部15が設けられている。表示画面制御部15は、制御部11のGPU22による制御に基づいて、表示パネル14に表示される画像・動画等を制御する。
【0028】
タッチパネル16は、表示パネル14の表側に設けられている。タッチパネル16は、透明の素材で形成され、タッチパネル制御部17の制御により、ユーザの指による接触を検出する。タッチパネル制御部17は、タッチパネル16の検出結果を判別し、この判別結果をユーザのタッチ操作データとして制御部11のCPU21に送信する。
【0029】
フロントカメラユニット18は、タブレット型パソコン5の筐体31(
図2参照)の表面における表示パネル14の隣に設けられている。
【0030】
フロントカメラユニット18は、タブレット型パソコン5より前方の撮影を行い、映像信号を生成して画像入力部19に送信する。画像入力部19は、フロントカメラユニット18からの映像信号からビデオデータを生成して制御部11のGPU22に送信する。
【0031】
制御部11のGPU22は、タブレット型パソコン5に予めインストールされたソフトウエア(クラウドサーバ4からダウンローされるPR動画とは別)による画像判別手段23を備え、画像入力部19からのビデオデータの画像判別を行う。
【0032】
また、制御部11には記憶部20が接続される。記憶部20には、各種プログラム、各種デジタルサイネージのコンテンツ(クラウドサーバ4から提供されたコンテンツであるPR動画、タブレット型パソコン5を利用するユーザが独自に作成したコンテンツ等を含む)、スピーカ(図示略)に出力するための音声、表示パネル14に表示するための画像、動画、画像入力部19からのビデオデータ、画像判別手段23による画像判別結果、ユーザによる各種設定等が保存される。
【0033】
<タブレット型パソコンの配置>
図2において、タブレット型パソコン5は、スタンド41により、商品棚42の上に設置される。商品棚42には、ポテトチップス等の商品43が陳列されている。また、商品棚42には、商品43の価格を示すラベル44が貼り付けられている。
【0034】
<デジタルサイネージシステムの動作>
デジタルサイネージシステム1の動作について、
図3を参照して説明する。 デジタルサイネージシステム1は、まず、
図3に示すように、ステップS1において、デジタルサイネージシステム1を提供する管理団体サーバ2がデジタルサイネージシステム1のシステム用データをクラウドサーバ4に送信する。
【0035】
これにより、クラウドサーバ4は、ステップS2において、システム用データを受信し、記憶して、ステップS3において、デジタルサイネージシステム1のサービスを開始し、ステップS4において、サービス案内メールをユーザ側情報端末(タブレット型パソコン5及びテスクトップ型パソコン6の少なくとも一方)に送信する。
【0036】
ユーザ側情報端末(タブレット型パソコン5及びテスクトップ型パソコン6の少なくとも一方)は、ステップS5において、サービス案内メールを受信し、ユーザ側情報端末を使用する施設のユーザ(デジタルサイネージシステム1を利用する利用企業、事業者、関係者、店員等)により、このサービス案内メールの開封操作が行われると、サービス案内メールの中身を表示画面(タブレット型パソコン5の場合は表示パネル14、テスクトップ型パソコン6の場合はモニタ画面)に表示する。この後、ユーザ側情報端末を使用する施設のユーザがメールによるサービス案内を確認し、操作入力手段(タブレット型パソコン5の場合はタッチパネル16、テスクトップ型パソコン6の場合はキーボードまたはマウス)を操作して、ステップS6において、LP(リスティング広告やメルマガなどのリンクの飛び先となるランディングページ)に飛び、LPの申し込みフォームからアカウント開設の申し込みを管理団体サーバ2(クラウドサーバ4を経由してもよい)に行う。
【0037】
これにより、管理団体サーバ2側の管理者は、ステップS7において、ユーザ側情報端末(タブレット型パソコン5及びテスクトップ型パソコン6の少なくとも一方)を使用する施設のユーザ(利用企業、事業者等)にヒアリングして、アカウントを発行する。すると、ユーザ側情報端末(タブレット型パソコン5及びテスクトップ型パソコン6の少なくとも一方)は、ステップS8において、アカウントを受信し、デジタルサイネージシステム1で用いられるウェブページの管理画面及びサイネージアプリにログイン可能になる。
【0038】
この後、第2のユーザ側情報端末であるテスクトップ型パソコン6は、ステップS9において、施設のユーザの操作により、管理画面にログインする。
【0039】
この後、テスクトップ型パソコン6は、ステップS10において、管理画面におけるユーザの操作により、デフォルトで流れるPR動画の登録及び設定、属性に対応するPR動画の登録(男性だったら・・・このPR動画の登録、女性だったら・・あのPR動画の登録)、パーソナライズ広告の設定等の各種設定を行う。
【0040】
この後、タブレット型パソコン5は、ステップS11において、施設のユーザの操作により、アプリストアから専用アプリをダウンロードする。
【0041】
この後、タブレット型パソコン5は、ステップS12において、施設のユーザの操作により、専用アプリを起動し、ステップS7で発行したアカウントから専用アプリにログインする。
【0042】
この後、施設のユーザは、タブレット型パソコン5による専用アプリ内の開始ボタンを押す。これにより、タブレット型パソコン5は、ステップS13において、サービス開始状態となる。PR動画は、ステップS13の処理から必要に応じて、クラウドサーバ4からユタブレット型パソコン5にダウンロードされる。
【0043】
そして、タブレット型パソコン5は、ステップS14~S17において、PR動画が流れる、属性分析、属性判別データ送信、及び、PR動画の切り替え等がなされるようになる。
【0044】
ステップS14~S17の処理をさらに詳細に説明すると、タブレット型パソコン5は、ステップS14において、
図4(a)に示す広告表示処理を行い、ステップS15において、
図4(b)に示す顧客判別処理を行い、ステップS16において、前記顧客判別処理の結果を示す顧客判別データを管理団体サーバ2に送信し、ステップS17において、
図4(c)に示す広告切換処理を行う。
【0045】
図4(a)において、タブレット型パソコン5の表示パネル14には、ステップS14の処理により、デジタルサイネージのコンテンツとして野菜の広告の画像51が表示される。
【0046】
この後、
図4(b)において、タブレット型パソコン5は、フロントカメラユニット18により顧客の子供52を撮影し、画像入力部19がフロントカメラユニット18からの映像信号からビデオデータを生成して制御部11のGPU22に送信する。するとGPU22は、ステップS15において、ビデオデータに基づいて顧客判別処理を行い、顧客の属性(例えば、子供、女性、小学生、赤色の服、メガネ等)を判別する。そして、顧客の属性の判別に基づいて、最適なデジタルサイネージのコンテンツ(広告データ、PR動画)を選択し、最適なコンテンツによる画像を表示パネル14に表示させる。これにより、
図4(c)において、タブレット型パソコン5の表示パネル14には、ステップS17の処理により、デジタルサイネージのコンテンツとして菓子の広告の画像53が表示される。
【0047】
尚、
図4の説明では、顧客の属性の判別に基づいて、最適なデジタルサイネージのコンテンツ(広告データ、PR動画)を選択し、最適なコンテンツによる画像を表示パネル14に表示させることとしたが、顧客の属性の判別に基づいて、コンテンツを生成し、生成したコンテンツによる画像を表示パネル14に表示させることも可能である。
【0048】
一方、ステップ15において、タブレット型パソコン5から送信された顧客判別データは、ステップS18において管理団体サーバ2に受信され記憶される。この場合の顧客判別データは、例えば“4/20~4/21 通過人数:3人、Tシャツの人5人”となる。
【0049】
ここで、制御部11のCPU21は、GPU22の顧客判別処理による解析結果のデータ(顧客判別データ)について、女性、メガネなどの属性データのみ管理団体サーバ2に送信する。画像自体はタブレット型パソコン5を含むデジタルサイネージシステム1のどこにも残さない。
【0050】
ステップS18から所定時間経過後、管理団体サーバ2は、ステップS19において、記憶した顧客判別データを第2のユーザ側情報端末であるテスクトップ型パソコン6に送信する。
【0051】
テスクトップ型パソコン6は、管理団体サーバ2から顧客判別データを受信すると、ステップS20において、管理画面に顧客判別データを表示する。これにより、テスクトップ型パソコン6を使用する施設のユーザは、ステップS17の広告切換処理の後に、テスクトップ型パソコン6の管理画面から顧客判別データを確認できる。
【0052】
<デジタルサイネージシステムの追加機能>
以下、デジタルサイネージシステム1の追加機能について説明する。
<追加機能1>
属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)は、画像判別手段23に設けられた人工知能のAIモデルを、タブレット型パソコン5を設置した場所の人通り量に合わせて切り替えて、認識精度を最適化・向上する。
【0053】
ここで、AIモデルは、ビデオデータによる画像を入力すると、それに対応する属性をレスポンスする機構である。尚、AIモデルは、タブレット型パソコン5に予めインストールされたソフトウエアに含まれるデータやタブレット型パソコン5に対して手動で入力されるデータであり、クラウドサーバ4からダウンロードするのは、PR動画のみである。AIモデルの切り替えも、タブレット型パソコン5内のみで行う。
【0054】
AIモデルは、計算量を増やせば増やすほど精度が向上するが、レスポンスまでの時間が長くなる。このため、ビジネス要件に合わせて詳細にチューニングする必要も発生する。
【0055】
これに対応して、第1の実施形態では、計算時間として、3秒のモデル、5秒のモデル、10秒のモデルを用意している。秒数が増える度に精度は増すが、実行時間が長いデメリットも発生する。
【0056】
そこで、タブレット型パソコン5に広告を表示するビジネス用途だと3秒のモデルを利用する。切り替えに10秒では、不適となる。
【0057】
しかしながら、ユーザがタブレット型パソコン5によるサイネージを利用しない場合(データ解析のみ利用し、AIでサイネージ切り替えしない場合)、かつ、人通りがあまり激しくない箇所にタブレット型パソコン5を設置の場合には、AIモデルで計算時間を長くとって問題がない。そこで人通りを一定期間ウォッチし、それに応じたモデルを動的に切り替える機構を用意する。それにより10秒モデルが利用でき、非常に精度を向上できる。
【0058】
<追加機能2>
属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)は、 季節に応じて人口知能のAIモデルを切り替えて認識精度を最適化・向上する。
【0059】
ここで、タブレット型パソコン5では、10秒のAIモデルのような1つのAIモデルで最高の認識精度を得ることは、実行時間の増加につながってしまい望ましくない。
【0060】
そこで、属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)は、設置箇所の条件に合わせてAIモデルを動的に切り替えて精度を最適化するという手法として、『設置高さ』、『照明条件』などと同じ最適化に関わる変数を増やしている。これに加えて、追加機能1の人通りなどを加味して計算量を加味したAIモデルも切り替えればさらなる精度向上を実現しつつ、ビジネス要件もクリアできる。
【0061】
<追加機能3>施設がアパレルショップの場合において、冬服やアウター帽子などに最適化する場合、属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)は、タブレット型パソコン5を設置した場所に多い人種(アジア人、黒人)に合わせて認識精度を最適化・向上する。
【0062】
<追加機能4>
前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更する(例えばメガネ広告のメガネの色を黒から白に変換する)。
【0063】
<追加機能5>
AIが記憶手段20に記憶した画像ファイル(画像入力部19からのビデオデータを保存したもの)に写っている物を解析し、タグ付を行う。付けられたタグ情報は、顧客に対するサービスに活用できる。
【0064】
<第1の実施形態の構成及び効果>
このような実施形態の第1の構成及び効果を纏めて説明すると、デジタルサイネージシステム1は、管理団体により利用されるサーバ(管理団体サーバ2、クラウドサーバ4)と、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線(インターネット3、遠距離通信回線等)を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器(タブレット型パソコン5)と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段(フロントカメラユニット18、画像入力部19)と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して出力することが可能である。
【0065】
また、追加機能4により、デジタルサイネージシステム1は、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを出力可能なタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して出力することが可能である。
【0066】
追加機能4では、リアルタイムでPR動画(デジタルサイネージのコンテンツ)を処理して変換することや、通過したユーザの属性に応じてAIモデルを最適化することも含まれる。
【0067】
リアルタイムでPR動画を処理して変換する例とて、例えば、デジタルサイネージシステム1は、前記タブレット型の情報機器において、元の設定されているPR動画が大人の女性がメガネをかけているPR動画となっている状態で、男の子供が前記撮像手段の前を通過した場合、メガネをかけている子供のPR動画を表示する、が挙げられる。
【0068】
前記属性判別手段は、前記タブレット型の情報機器の設置個所の条件に合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータ(AIモデル)を切替える。
【0069】
タブレット型パソコン5は、設置箇所の『設置の高さ』、『照明条件』、『タブレット型パソコン5の傾き』によって人の写り方が違うので、属性判別手段(GPU22の画像判別手段23)は、このような項目を考慮して通過した人間の画像を補正、変換して、さらにはAIモデルを切り替えることで属性認識率の向上を可能にしている。例としては、タブレット前を通過する人が走っている場合が多く、フロントカメラユニット1で撮影した人の画像にブレが発生している場合が多い状態では、ブレ気味の画像を訓練させたAIモデルに切り替えることで、認識率の向上が期待できる。
【0070】
また、タブレット型パソコン5は、ある程度フロントカメラユニット1のブレを補正する等も行う。
【0071】
設置箇所によっては、人の顔がアップ、全身がうつる等、状況が違う。この場合、顔しか写ってない画像で訓練したAIモデル、全身画像で訓練したAIモデル等を切り替えることで認識率の向上が期待できる。実際の設置環境の人画像の写り方と、AIモデルで訓練させた画像が近い方が、認識率が向上するので、AIモデルを切り替える基準となる。
【0072】
前記属性判別手段は、認識の最適化アルゴリズムに合わせて、属性の判別を行う際の基準となるデータを切替える。
【0073】
このような構成を有することから、第1の実施形態のデジタルサイネージシステム1は、施設に来場する人物の属性に応じてデジタルサイネージのコンテンツ(情報や広告)の提供を行うことが可能となり、施設の売り上げ向上や利用率の向上が可能となり、ユーザの利益を増大することができる。
【0074】
<第1の実施形態の第1の変形例>
図1乃至
図4に示した第1の実施形態では、管理団体により利用されるサーバとして、管理団体サーバ2とクラウドサーバ4の両方を用いたが、第1の実施形態の第1の変形例では、管理団体サーバ2を設けず、管理団体により利用されるサーバとしてクラウドサーバ4のみを使用し、管理団体側でパソコンからインターネットを介してクラウドサーバ4を運用する。この場合、管理画面(PR動画の登録、設定、解析結果の閲覧)、サービス申し込みサイト、顧客データや解析データの管理機能は、クラウドサーバ4に設ける。
【0075】
このような第1の実施形態の第1の変形例においても、
図1乃至
図4に示した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0076】
<第1の実施形態の第2の変形例>
第1の実施形態の第2の変形例では、クラウドサーバ4を使用せず、管理団体により利用されるサーバとして管理団体サーバ2のみを使用し、管理団体側でパソコンにより管理団体サーバ2を直接運用する。この場合、管理画面(PR動画の登録、設定、解析結果の閲覧)、サービス申し込みサイト、顧客データや解析データの管理機能は、管理団体サーバ2に設ける。
【0077】
このような第1の実施形態の第2の変形例においても、
図1乃至
図4に示した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0078】
<第2の実施形態の構成>
図5は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルサイネージシステムを示すブロック図である。
図5の説明において、
図1に示した第1の実施形態と同様の構成要素には同じ吾郷を付して説明を省略している。
【0079】
<デジタルサイネージシステムの全体構成>
本発明の第2の実施形態に係るデジタルサイネージシステム71は、当該デジタルサイネージシステム71を管理する団体の施設に設けられた管理団体サーバ2と、インターネット3と、クラウドサーバ4と、ユーザの施設に設置されるタブレット型パソコン5及びデジタルサイネージ72とを備える。
【0080】
デジタルサイネージ72は、ユーザの施設に設置される据置型の情報機器であり、タブレット型パソコン5の近距離通信部13と無線通信が可能になっており、タブレット型パソコン5による顧客の属性を判別結果に基づいて、画面に表示する広告画像の選択及び切換を行う。
【0081】
尚、デジタルサイネージ72が表示するコンテンツは、クラウドサーバ4から直接ダウンロードしたもの、クラウドサーバ4からタブレット型パソコン5を介してダウンロードしたもの、クラウドサーバ4以外の情報機器から得たもの等、各種適用可能である。
【0082】
<第2の実施形態の構成及び効果>
このような第2の実施形態の構成及び効果を纏めて説明すると、デジタルサイネージシステム71は、管理団体により利用されるサーバ(クラウドサーバ4)と、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器(デジタルサイネージ装置72)と、前記施設に設置され、通信回線(インターネット3、遠距離通信回線等)を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、複数のデジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器(タブレット型パソコン5)と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記複数のデジタルサイネージのコンテンツから少なくとも一つのデジタルサイネージのコンテンツを選択して前記据置型の情報機器に出力させることが可能である。
【0083】
また、第1の実施形態で説明した追加機能4により、デジタルサイネージシステム71は、管理団体により利用されるサーバと、前記管理団体と異なるユーザの施設に設置される据置型の情報機器と、前記施設に設置され、通信回線を介して前記サーバに接続され、前記サーバとデータの送受信を行うアプリケーションを用いて、デジタルサイネージのコンテンツを前記据置型の情報機器に出力させるタブレット型の情報機器と、を備え、前記タブレット型の情報機器は、前記施設に来場する人物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した人物の属性を、前記アプリケーションを用いて判別する属性判別手段と、を備え、前記属性判別手段による属性の判別結果に基づいて、前記デジタルサイネージのコンテンツの一部を変更して前記据置型の情報機器に出力させることが可能である。
【0084】
追加機能4では、リアルタイムでPR動画を処理して変換する例とて、例えば、デジタルサイネージシステム71は、前記据置型の情報機器において、元の設定されているPR動画が大人の女性がメガネをかけているPR動画となっている状態で、男の子供が前記撮像手段の前を通過した場合、メガネをかけている子供のPR動画を表示する、が挙げられる。
【0085】
このような構成を有することから、第2の実施形態のデジタルサイネージシステム71は、施設に来場する人物の属性に応じて情報や広告の提供を行うことが可能となり、施設の売り上げ向上や利用率の向上が可能となり、ユーザの利益を増大することができる。
【0086】
<第2の実施形態の第1の変形例>
図5に示した第2の実施形態では、管理団体により利用されるサーバとして、管理団体サーバ2とクラウドサーバ4の両方を用いたが、第2の実施形態の第1の変形例では、管理団体サーバ2を設けず、管理団体により利用されるサーバとしてクラウドサーバ4のみを使用し、管理団体側でパソコンからインターネットを介してクラウドサーバ4を運用する。この場合、管理画面(PR動画の登録、設定、解析結果の閲覧)、サービス申し込みサイト、顧客データや解析データの管理機能は、クラウドサーバ4に設ける。
【0087】
このような第2の実施形態の第1の変形例においても、
図5に示した第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0088】
<第2の実施形態の第2の変形例>
第2の実施形態の第2の変形例では、クラウドサーバ4を使用せず、管理団体により利用されるサーバとして管理団体サーバ2のみを使用し、管理団体側でパソコンにより管理団体サーバ2を直接運用する。この場合、管理画面(PR動画の登録、設定、解析結果の閲覧)、サービス申し込みサイト、顧客データや解析データの管理機能は、管理団体サーバ2に設ける。
【0089】
このような第2の実施形態の第2の変形例においても、
図5に示した第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0090】
尚、第1及び第2の実施形態において、デジタルサイネージのコンテンツとして、広告画像を用いたが、デジタルサイネージのコンテンツとしては、広告音声、ドラマ、ニュース等のコンテンツを表示することも可能である。さらに、デジタルサイネージのコンテンツとしては、動画、静止画、音声等、これらを単独で用いたり、組み合わせて用いたりすることも可能である。
【0091】
また、第1及び第2の実施形態において、画像や音声を含むコンテンツを提供するサーバとして、管理団体サーバと接続したクラウドサーバを用いたが、直接管理団体サーバを用いることも可能である。
【0092】
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
【0093】
また、上記第1及び第2の実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態にすぎない。
また、データ処理の順序なども、所定の効果を有するのであれば、適宜変更可能である。
【0094】
<定義等>
本発明におけるタブレット型の情報機器は、施設で使用できるものであればどのようなものであってもよい。
【符号の説明】
【0095】
1 :デジタルサイネージシステム2 :管理団体サーバ3 :インターネット4 :クラウドサーバ5 :タブレット型パソコン11 :CPU12 :遠距離通信部13 :近距離通信部14 :表示パネル15 :表示画面制御部16 :タッチパネル17 :タッチパネル制御部18 :フロントカメラユニット19 :画像入力部20 :記憶部23 :画像判別手段41 :スタンド42 :商品棚43 :商品44 :ラベル51 :画像52 :子供53 :画像71 :デジタルサイネージシステム72 :デジタルサイネージ