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  • 特開-皮膚外用剤 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163643
(43)【公開日】2022-10-26
(54)【発明の名称】皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9789 20170101AFI20221019BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20221019BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20221019BHJP
   A61K 31/455 20060101ALI20221019BHJP
   A61K 36/725 20060101ALI20221019BHJP
   A61K 8/49 20060101ALI20221019BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20221019BHJP
   A61Q 19/10 20060101ALI20221019BHJP
   A61Q 5/12 20060101ALI20221019BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20221019BHJP
【FI】
A61K8/9789
A61P17/00
A61P43/00 111
A61P43/00 121
A61K31/455
A61K36/725
A61K8/49
A61Q19/00
A61Q19/10
A61Q5/12
A61Q5/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021068723
(22)【出願日】2021-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
【テーマコード(参考)】
4C083
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4C083AA032
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB112
4C083AB212
4C083AB242
4C083AB432
4C083AB442
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC242
4C083AC302
4C083AC352
4C083AC392
4C083AC402
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC642
4C083AC662
4C083AC682
4C083AC692
4C083AC812
4C083AC851
4C083AC852
4C083AD042
4C083AD092
4C083AD272
4C083AD332
4C083AD352
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD512
4C083AD532
4C083AD552
4C083AD572
4C083AD592
4C083AD632
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC03
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC07
4C083CC12
4C083CC23
4C083CC31
4C083CC33
4C083CC38
4C083DD23
4C083DD27
4C083DD31
4C083EE06
4C083EE07
4C083EE12
4C083EE13
4C083EE28
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC17
4C086MA02
4C086MA04
4C086MA63
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZA89
4C086ZC02
4C086ZC41
4C086ZC75
4C088AB12
4C088AC04
4C088BA09
4C088BA10
4C088CA05
4C088CA06
4C088CA07
4C088CA08
4C088CA09
4C088MA02
4C088MA63
4C088NA05
4C088NA14
4C088ZA89
4C088ZC02
4C088ZC41
4C088ZC75
(57)【要約】      (修正有)
【課題】皮膚のバリア機能の向上、乾燥肌の予防及び改善、皮膚菲薄化の予防及び改善並びに皮膚バリア機能向上の効果を発揮する生体安全性及び有効性にすぐれた新規有効成分を配合した皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】ナイアシンアミドと、クロウメモドキ科ナツメ属のナツメ(Ziziphus jujuba)の果実の抽出物を有効成分とする皮膚外用剤。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナイアシンアミドと、クロウメモドキ科ナツメ属に属するナツメの果実の抽出物を有効成分とするHIF-1α転写活性促進剤。
【請求項2】
請求項1に記載のHIF-1α転写活性促進剤を配合する皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚外用剤に配合する有効成分の組み合わせに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、加齢に伴い、細胞増殖・分化の不活化や、ホルモン分泌の低下、皮膚を構成する細胞外マトリックス成分(コラーゲン、ラミニン等)の量的低下、さらに、筋繊維の減少による筋力低下等の理由により、皮膚の老化現象(シワ、タルミ等)又は皮膚の不調(乾燥、荒れ性)が生じることが知られている。
【0003】
細胞の不健全化や老化を予防及び改善する目的で、従来、種々の活性成分が提案され、それら活性成分を配合した化粧品、飲食品及び医薬品が上市されている。例えば、α-ヒドロキシカルボン酸等の細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸又はその塩等の細胞外マトリックス成分;尿素等の保湿剤;が挙げられる。さらに、植物由来の抗酸化剤や保湿剤も提案されているが、細胞の不健全化や老化を予防及び改善する効果の点で、不十分であった。
【特許文献1】特開昭51-123836号
【特許文献2】特開平05-500230号
【特許文献3】特開平09-194383号
【特許文献4】特開2019-119713号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、上記従来技術の課題を解決するために、特に、紫外線等の外的要因や加齢により生じる肌の乾燥及び皮膚が薄くなる現象(菲薄化)に関与する低酸素誘導因子(HIF-1α)に着目し、皮膚の乾燥肌及び菲薄化を予防、改善する有効成分の組み合わせを見出すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ナイアシンアミドと、クロウメモドキ科ナツメ属のナツメの果実の抽出物とを有効成分とするHIF-1α転写活性促進剤である。
本発明は、ナイアシンアミドと、クロウメモドキ科ナツメ属のナツメの果実の抽出物とを有効成分とするHIF‐1α転写活性促進剤を配合する皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、本発明の有効成分により、皮膚の乾燥の予防及び改善、皮膚の菲薄化を予防及び改善、皮膚バリア機能向上の効果を発揮する皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る組成物のHIF-1α転写活性促進効果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明の有効成分であるナイアシンアミド(別名:ニコチン酸アミド)は、水溶性ビタミン類の1種であって、ナイアシン(ニコチン酸)のアミド化合物である。
【0009】
また、本発明の有効成分であるナツメは、クロウメモドキ科ナツメ属のナツメ(Ziziphus jujuba)であって、その果実の乾燥物(大棗)は生薬として知られている。本発明においては、ナツメの果実を使用することが好ましい。
【0010】
本発明の有効成分の一つであるナツメ抽出物の調製は、抽出対象物であるナツメを、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、これをそのままもしくは乾燥し、さらに必要ならば細切或いは粉砕した上、浸漬法、向流抽出法、水蒸気蒸留法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることによって行うことができる。また、本発明において、超臨界抽出法を採用してもよい。
【0011】
抽出物処理に使用する抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独でもしくは二種以上混合して用いられる。
【0012】
抽出物の調製に当たって、抽出液のpHに特に制限はないが、一般にはpH3~9の範囲とすることが好ましい。pHの調整は、前記した抽出溶媒中に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を配合することによって行うことができる。
【0013】
抽出温度、時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは植物素材の大きさ等によっても異なるが、例えば、水と低級アルコール又は多価アルコールとの混合溶媒を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は0~80℃の範囲である。抽出時間は、4℃の冷温抽出の場合で1時間~7日間の範囲とするのがよく、また、40℃付近の中温抽出では、1時間~3日間の範囲とするのがよく、70~80℃の高温抽出の場合は、1時間~24時間の範囲とするのがよい。浸漬法の場合、浴比は重量比で、素材(ナツメ)に対して溶媒が一般に1~200倍量、好ましくは1~100倍量の範囲となるようにするのがよい。
【0014】
以上のようにして調製されるナツメ抽出物は、安定性及び有効性を高めるために、さらに、活性炭処理、イオン交換樹脂処理、合成吸着剤、シリカゲル、及び再結晶処理のいずれか1種又は2種以上を組み合わせて抽出物を調製することが好ましい。活性炭としては、松等の木、竹、椰子殻、胡桃殻等の植物質のほか、石炭質、石油質等を原材料として、それらの原材料に水蒸気や二酸化炭素、空気等のガスを使う高温炭化法等の物理的な方法や塩化亜鉛等の化学薬品を使って処理した上で加熱し、多孔質にする化学的な方法による活性化処理を施して得られる活性炭等何れを用いても良い。また、イオン交換樹脂としては、弱塩基性陰イオン交換樹脂、強酸性陽イオン交換樹脂、強塩基性インイオン交換樹脂、弱酸性陽イオン交換樹脂等が挙げられる。また、合成吸着剤としては、キレート樹脂、強酸性陽イオン吸着樹脂、スチレン/ジビニルベンゼン共重合体、メタクリル酸エステル重合体等の非イオン性樹脂が挙げられる。
【0015】
本発明においては、皮膚外用剤とは、化粧料、医薬部外品、外用医薬品を含み、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、スリミング剤、毛髪用シャンプー、石けん等が挙げられ、また、浴剤等も挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。
【0016】
皮膚外用剤には、ナイアシンアミドとナツメ抽出物の組み合わせの他に、皮膚外用剤に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明に係る抽出物、加水分解物又は発酵物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分を組み合わせて配合することも何ら差し支えない。
【0017】
本発明に係るナイアシンアミドとナツメ抽出物の組み合わせを皮膚外用剤に利用する場合、それらに配合可能な成分、例えば、油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、乳化剤、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、消泡剤、粉体成分、抗酸化剤、キレート剤、pH調整剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明に係る発酵物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分と組み合わせて配合することも何ら差し支えない。
【0018】
ここで、油性成分としては、例えば、ハス油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米糠油、米胚芽油、ヤシ油、カミツレ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、ベルガモット油、ローズヒップ油、アラビアコーヒーノキ種子油、ランベンダー油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、バニラ油、植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、イソオクタン酸セチル、2-エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
【0019】
また、界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N,N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′,N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0020】
また、乳化剤又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素発酵物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)、サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0021】
また、保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、チューベロース多糖体、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、加水分解コンキオリン、加水分解シルク、スフィンゴモナス培養物、スフィンゴ糖脂質、セラミド、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、シラン根(白及)抽出物、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0022】
また、増粘剤としては、例えば、アルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;シラン根(白及)抽出物;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体、アルカリゲネス産生多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、ローストビーンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、マスチック樹脂、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
【0023】
また、防腐・殺菌剤としては、例えば、尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、ポリリン酸、プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ等の植物由来のエタノール又は1,3-ブチレングリコール等がある。
【0024】
また、粉体成分としては、例えば、セリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、小豆等)のパウダー等がある。
【0025】
また、紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0026】
また、消泡剤とは、例えば、エタノール、イソプロパノール、ジシロキサン、ジメチルポリシクロサン、ジメチコンケイ酸シリカ、トリシロキサン、シリル化シリカ、ジメチコン、トリメチルシロキシケイ酸、DPGイソボルニルエーテル等がある。
【0027】
また、抗酸化剤としては、例えば、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ムラサキシキブの抽出物、シラン根の抽出物、シャクヤク抽出物、ビタミンE及びその誘導体(例えば、ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等)等がある。
【0028】
また、キレート剤としては、例えば、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸又はその塩類、グルコン酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム等がある。
【0029】
また、pH調整剤としては、例えば、クエン酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、グリコール酸、コハク酸、塩酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等がある。
【0030】
また、美白剤としては、t-シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'-ジプロピル-ビフェニル-2,2’-ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。
【0031】
また、上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレート等のコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシド等のコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルマグネシウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸エステル塩類、L-アスコルビン酸-2-グルコシド、L-アスコルビン酸-5-グルコシド、アスコルビルトコフェリルマレイン酸、アスコルビルトコフェリルリン酸K、ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基等)、L-アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸テトララウリン酸エステル等のL-アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3-O-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸-2-リン酸-6-O-パルミテートナトリウム、グリセリルアスコルビン酸又はそのアシル化誘導体、ビスグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸グルセリン誘導体、L-アスコルビン酸リン酸アミノプロピル、L-アスコルビン酸のヒアルロン酸誘導体、3-O-Dラクトース-L-アスコルビン酸、イソステアリルアスコルビルリン酸塩等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド)、α-アルブチン(ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシド)等が、トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)等が挙げられ、レゾルシノール誘導体としては、例えば、4-n-ブチルレゾルシノール、4-イソアミルレゾルシノール等が、2,5-ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5-ジアセトキシ安息香酸、2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸、2-ヒドロキシ-5-プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、α-ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α-ヒドロキシオクタン酸等がある。
【0032】
また、生理活性成分としては、例えば、胎盤抽出液、ソウハクヒ抽出物、ユキノシタ抽出物、シソ抽出物、米糠抽出物又はその加水分解物、白芥子抽出物又はその加水分解物、白芥子の発酵物、シャクヤク抽出物又はその加水分解物、ムラサキシキブ抽出物、ハス種子抽出物又はその加水分解物、ハス種子発酵物、ハトムギ加水分解物、ハトムギ種子発酵物、ローヤルゼリー発酵物、酒粕抽出物又はそれに含まれるセラミド、カミツレ抽出物、サンゴ草抽出物、イネの葉の抽出物又はその加水分解物、ナス(水ナス、長ナス、賀茂ナス、米ナス等)抽出物又はその加水分解物、アンズ果実の抽出物、コンブ、アオサ又はカタメンキリンサイ等の海藻の抽出物、アマモ等の海産顕花植物の抽出物、豆乳発酵物、クラゲ水、米抽出物又はその加水分解物、米醗酵エキス、発芽米抽出物又はその加水分解物、発芽米発酵物、黒豆抽出物又はその加水分解物、黒糖抽出物又はその発酵物、ダマスクバラの花の抽出物、イランイラン花抽出物、タケノコの皮の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸等)、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t-シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、ゲンチアナ抽出物、甘草抽出物、ニンジン抽出物、オタネニンジン抽出物又はその発酵物、ツバキ抽出物、紅参抽出物、ヘチマ抽出物、モモ抽出物、ウメ抽出物、桃仁抽出物、キウイ抽出物、ヒマワリ抽出物、パウダルコ樹皮抽出物、萱草(デイリリー)抽出物又は発酵物、ハイビスカスの花抽出物又は発酵物、ハゴロモグサ抽出物、チェリモヤ抽出物、マンゴー抽出物、マンゴスチン抽出物、フノリ抽出物、烏龍茶抽出物、紅富貴抽出物、シラン抽出物、サツマイモ抽出物、山椒果皮又は種皮の抽出物又は加水分解物、ベニバナ花抽出物、カサブランカ抽出物、甘藷抽出物又はその発酵物、グアバ葉抽出物、オリーブ葉抽出物、セイヨウトチノキ抽出物、ショウガ抽出物、バニラ抽出物、ドクダミ抽出物、晩白柚抽出物、アロエ抽出物、アロエベラ抽出物、イチジク花抽出物、リンゴ抽出物、ホワイトアスパラガス抽出物等がある。
【0033】
次に、製造例、処方例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0034】
製造例1.ナツメ抽出物の調製(1)
ナツメの果実を乾燥し、乾燥物2kgに精製水を20kg添加し40℃で浸漬した。これをろ過し、褐色透明のナツメ果実水抽出物18kgを得た(固形分濃度5.0%)。ここでは、さらに、安定性を高めるために、スチレン-ジビニルベンゼン系合成吸着剤を用いて、ナツメ果実水抽出物を濃縮した。また、得られた濃縮液を、精製水及び1,3-ブチレングリコールと混合後、不溶物をろ過し、淡褐色透明のナツメ果実抽出物を得た。なお、後述する評価試験には、淡褐色透明のナツメ果実抽出物5.0kg(固形分濃度1.1%)を用いた。
【0035】
製造例2.ナツメ抽出物の調製(2)
製造例1の調製方法に代えて、以下の方法でナツメ果実抽出物を調製してもよい。
クロウメモドキ科ナツメ属のナツメの果実を乾燥し、乾燥物2kgに30%1,3-ブチレングリコール水溶液20kg添加し、40℃で浸漬した。これをろ過した後、精製水で希釈し、淡褐色透明のナツメ果実抽出物5.0kg(固形分濃度1.1%)。
【0036】
本発明においては、製造例1の濃縮工程で使用したスチレン-ジビニルベンゼン系合成吸着剤に代えて、他の合成吸着材、イオン交換樹脂又は活性炭を使用することでも良い。また、製造例1においては、ナツメ果実水抽出物の濃縮液を精製水及び1,3-ブチレングリコールと混合して、淡褐色透明のナツメ果実抽出物を得たが、精製水及び1,3-ブチレングリコールに代えて、別途調製したナツメ果実水抽出物及び1,3-ブチレングリコールを使用してもよい。
【0037】
本実施の形態においては、幹細胞の維持や炎症の制御などの恒常性維持機構に関与しているHIF-1α(生化学,第85巻,第3号,pp187-195,2013)に着目し、本発明に係る有効成分によるHIF-1αの転写活性促進効果を評価した。
【0038】
試験例1.HIF-1αの転写活性評価試験
(1)試料調製
まず、ナイアシンアミドを精製水に溶解し、終濃度2mMの濃度に調製したものを以下の評価試験に使用した。このナイアシンアミドと製造例1の抽出物からなる組成物を本発明試料1として以下の評価試験に用いた。一方、比較対象として、製造物1の抽出物のみからなる比較試料1と、ナイアシンアミド(終濃度2mM)のみからなる比較試料2も調製した。
(2)評価試験方法
正常ヒト表皮細胞を増殖添加剤含有Humedia-KG2[クラボウ社製]にて1×105個/mLに調製し、96穴マイクロプレートに100μLを播種して、5%CO2、飽和水蒸気下、37℃で培養した。24時間培養後、HIF-1αが結合する塩基配列(HRE)を組み込んだホタルルシフェラーゼレポーターベクターおよび内部標準としてのウミシイタケルシフェラーゼを組み込んだベクター(Cignal HIF Pathway Reporter Assay Kit)[QIAGEN社製]を細胞へViaFectトランスフェクション試薬 (Promega) を用いて導入した。その24時間後、試料溶液として本発明試料1、比較試料1又は比較試料2をそれぞれ別の培地に添加して、試験区1、比較試験区1,2をそれぞれ設定した。本発明試料1と比較試料1における製造例1の抽出物の濃度は培地全量に対して終濃度2.0%となるように調製し、本発明試料1と比較試料2におけるナイアシンアミドの濃度は終濃度2mMに調製した。各試料を添加してから24時間後、細胞内容物を抽出し、細胞抽出液のルシフェラーゼ活性をルシフェラーゼアッセイシステム(Promega)を用い、ルミノメーター (Promega GloMax-Multi+Detection System)にて測定した。ホタルルシフェラーゼの測定値(HRE転写量)をウミシイタケルシフェラーゼの測定値 (細胞量)で割った数値を細胞あたりのHIF-1α転写活性作用として算出した。さらに、試料溶液の代わりに比較対照として培地のみを添加した区(Control区)のHIF-1α転写活性作用も同様に試験して算出した。本発明試料1、比較試料1,2のHIF-1α転写活性作用はコントロール区の値を100としてその相対値を算出した。
【0039】
試験例1の図1に示す。
図1に示すように、比較試料1(製造例1の抽出物のみ)ではHIF-1α転写活性促進効果が示されなかった一方で、本発明試料1(ナイアシンアミドと製造例1の抽出物の組み合わせ)は、比較試料2(ナイアシンアミドのみ)と比較して、顕著なHIF-1α転写活性促進効果を示したことから、ナイアシンアミドと製造例1の抽出物を組み合わせることで、HIF-1α転写活性促進の相乗効果が発揮されることが確認された。
【0040】
HIF-1αは、幹細胞の維持や炎症の制御などの恒常性維持機構に関与する因子であり、このHIF-1αの転写を活性化することで、乾燥肌の改善、皮膚の菲薄化の予防、改善及び皮膚のバリア機能向上の効果が得られることが示唆される。
【0041】
処方例1.化粧水
[成分] 部
ユーカリ油 0.2
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
トコフェロール酢酸エステル 0.02
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.5
グリチルリチン酸ステアリル 0.05
イソプロピルメチルフェノール 0.1
アライントイン 0.1
D-パントテニルアルコール 0.1
サリチル酸 0.5
尿素 5.0
l-メントール 0.9
dl-メントール 0.2
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メチルパラベン 0.1
ヒノキチオール 0・003
感光素201号 0.002
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0042】
処方例2.化粧水
[成分] 部
カプリル酸グリセリル 3.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.0
セタノール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
メチルパラベン 0.1
D-パントテニルアルコール 0.1
酵母加水分解物 2.0
アスコルビン酸 3.0
グリチルリチン酸 0.5
β-グリチルレチン酸 0.05
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
レゾルシン 0.1
酸化亜鉛 2.0
dl-カンフル 0.5
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 0.5
ナイアシンアミド 3.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0043】
処方例3.乳液
[成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
親油型ステアリン酸グリセリル 1.0
大豆レシチン 1.5
L-アスコルビン酸-2-グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 2.0
香料 適量
精製水 全量が100部となる量
【0044】
処方例4.乳液
処方例3の成分中、L-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン3.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
【0045】
処方例5.乳液
処方例3の成分中、L-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
【0046】
処方例6.乳液
処方例3の成分中、製造例1の抽出物2.0部に代えて、製造例2の抽出物を用いる他は処方例3と同様にして乳液を得た。
【0047】
処方例7.ローション
[成分] 部
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
ナイアシンアミド 1.0
製造例1の抽出物 2.0
ナス抽出物 1.0
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0048】
処方例8.エッセンス
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
セラミド 1.0
ヒアルロン酸 0.1
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
ナイアシンアミド 2.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0049】
処方例9.クリーム
[成分] 部
オリーブ油 5.0
ホホバ油 5.0
スクワラン 5.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 5.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル
/ベヘニル) 5.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
イソステアリルグリセリル 3.0
γ-オリザノール 0.1
ベヘニルアルコール 2.0
パルミチン酸 2.5
D-パントテニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
リボフラビン 0.01
レゾルシン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.05
尿素 3.0
β-グリチルレチン酸 0.3
グリチルレチン酸ステアリル 0.3
グリチルリチン酸アンモニウム 0.3
乳酸菌発酵米 2.0
水添レシチン 0.5
水添リゾレシチン 0.5
水溶性コラーゲン 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
キサンタンガム 1.0
酸化亜鉛 0.5
dl-カンフル 0.3
l-メントール 0.5
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0050】
処方例10.美容液
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ヒアルロン酸加水分解物 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム塩 1.0
コンブ抽出物 1.0
アオサ抽出物 1.0
カタメンキリンサイ抽出物 1.0
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0051】
処方例11.パック
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 5.0
セタノール 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.3
グリチルリチン酸アンモニウム 0.3
β-グリチルレチン酸 0.3
グリチルレチン酸ステアリル 0.3
サリチル酸 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.5
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
D-パントテニルアルコール 0.3
レゾルシン 0.1
イオウ 2.0
エストラジオール 0.002
酵母加水分解物 3.0
水溶性コラーゲン 1.0
キサンタンガム 2.0
ミリスチン酸ポリグリセリル-6 1.0
ココイルグルタミン酸カリウム 1.0
水添レシチン 3.0
水酸化レシチン 3.0
ナイアシンアミド 3.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0052】
処方例12.シートマスク
不織布に下記の成分を含浸させてシートマスクを得る。
[成分] 部
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
L-アスコルビン酸 2-グルコシド 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
ナイアシンアミド 3.0
製造例1の抽出物 2.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0053】
処方例13.洗浄用化粧料
[成分] 部
ココイルグリシンカリウム 5.0
グリセリン 10.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 10.0
水溶性コラーゲン 5.0
セタノール 3.0
ミリスチルアルコール 3.0
ハトムギ種子発酵物 2.0
イソプロピルメチルアルコール 0.1
アラントイン 0.1
イオウ 0.5
グリチルリチン酸 0.3
グリチルリチン酸ジカリウム 0.3
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.3
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.2
トコフェロール酢酸エステル 0.2
トリクロサン 0.1
トリクロロカルバニド 0.5
トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル 0.2
濃ベンザルコニウム塩化物液50 0.2
ベンザルコニウム塩化物 0.1
ナイアシンアミド 5.0
製造物1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0054】
処方例14.ボディシャンプー
[成分] 部
N-ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
1,3-ブチレングリコール 2.0
ナイアシンアミド 2.0
製造例1の抽出物 5.0
精製水 全量が100部となる量
【0055】
処方例15.ヘアシャンプー
[成分] 部
N-ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.1
ナイアシンアミド 4.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0056】
実施例16.ヘアコンディショナー
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
1,3-ブチレングリコール 5.0
ナイアシンアミド 3.0
製造例1の抽出物 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0057】
実施例17.リキッドファンデーション
[成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
ナイアシンアミド 1.0
製造例1の抽出物 2.0
着色顔料 適量
精製水 全量が100部となる量
図1