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  • 特開-静電気スパーク除去装置 図1
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  • 特開-静電気スパーク除去装置 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163661
(43)【公開日】2022-10-26
(54)【発明の名称】静電気スパーク除去装置
(51)【国際特許分類】
   H05F 3/04 20060101AFI20221019BHJP
   H05F 3/02 20060101ALI20221019BHJP
【FI】
H05F3/04 A
H05F3/02 E
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021092605
(22)【出願日】2021-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】522054938
【氏名又は名称】株式会社BOND折り鶴
(72)【発明者】
【氏名】中村 修弘
【テーマコード(参考)】
5G067
【Fターム(参考)】
5G067AA18
5G067BA10
5G067DA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車に発生する静電気を除去する。
【解決手段】装置内の通電基盤8に通電回路8-6部分が外部車のボディーに滞留して居る静電を静電気除去装置の内部に引入れ通電線上を静電気が巡って居るところに車の微細な揺れ振動等により各種ベアリング球7が円筒形3、4、それにケース1、2内部外周で動くことで通電回路線に接触脱離を繰り返す事により静電気をスパーク放電させ静電気の除去を365日24時間繰り返して静電気を除去する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
静電気除去装置ケース内上部1に円筒形3、4とケース1内部内外周に位置に合わせケース下部内に絶縁体9と通電回路基盤8を設けそこに各種大きさの違うベアリング球7を入れて微細な揺れ振動等でベアリング球7が動き通電回路線の上を接触、離脱を繰り返す事で車に滞留している静電気をスパーク放電させ除去を特徴とする静電気除去装置。
【請求項2】
図1は静電気除去装置の上部カバー1で
図2な静電気除去装置の下部カバー2であり上部カバー1に円筒形3と円筒形4それに上部カバー1と下部2を組み合わせると内部内外周も円筒形の役目をさせた。
【請求項3】
図2での装置下部カバー2のH形5はH形に切込みを入れて有り図6の通電基盤シートを貼り8-6の4箇所の通電回路を静電気除去装置下部から装置ケース外部に出し車ボディー10に密着させ車に滞留している静電気を静電気除去装置に通電させて引き込み通電回路基盤に行き渡せる役目を果たしていて通電回路8-6は重要な機能を果たしている。
【請求項4】
図6は通電回路基盤シートである。
通電回路基盤シートの5は穴が空いていてカバー下部H形切込みが露出すれば良い。
5の穴からH切込みに通電回路8-6の4箇所を入れて外部に出す様に成って居て、図6で説明すると図解に有る各裏側にひと捻りして粘着シートに貼り付ける粘着シートは車のボディー10に貼る物で従って車ボディー10に貼った際に静電気除去装置内部の通電回路基盤に8-6を経由して車で発生し滞留していた静電気を本発明の静電気除去装置に誘導できる。
【請求項5】
請求項4にある様に車ボディー10から静電気除去装置内部に誘導された静電気は装置内の通電基盤内に次から次へと入り込み同時に微細な揺れ振動等でベアリング球7が動き通電回路線を行き来し、その時ベアリング球7が回路線に接触と離脱を繰り返し静電気滞留をスパークさせて放電除去するのが本発明の最大の特徴である。
【請求項6】
本発明の静電気除去装置は静電気をスパーク放電させて除去することが本発明の装置の最大の特徴で銅線等の電気を通す線を用いた原理の考案も申請したこともあるがスパークさせて放電除去する事は変わりがない。
【請求項7】
今回使用した形と仕様はデザインが気に入ったから採用した。形と仕様それに素材は問わない物とし三角、四角長方形等
何でも良い。
ベアリング球は静電気を通しやすい物なら何でも良かった。
設置する向きも決めていない。
【請求項8】
設置場所も車に限定せずに静電気を嫌う性質が有る工場、コンピュータルーム、気発生の有るガソリン、天然ガス、の施設、印刷工場等の機械やドア、等に設置しても良い。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車に生じる静電気をスパークを利用して手で触れなくてもベアリング球7を用いてスパークさせて静電気除去する静電気除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の静電気除去装置として本出願の提案に係る静電気除去装置が公知であり、本出願人が先に特許出願した静電気除去装置のスパーク方式は銅線等をスパークさせて静電気を除去する仕組みの装置であった。本出願の静電気除去装置のスパーク除去にはベアリング球7を使用している。そこで図5に示す様に示す様に容器上部1に大円錐3と小円錐4円型ケース上部1に各それぞれの大きさのベアリング球7が入っている、細かい線で表している8部分は車で発生した静電気を5部分H型の穴から通電回路8-6を利用して静電気除去装置本体1.2内部に引き入れて除去する仕組みである。
【0003】
図5は静電気除去装置の上部1を図6の本体下部2をはめ込んだ本案静電気除去装置を上から見た図である。
車後方に設置した様にし、装置を正面から見た図であり本来は通電回路8-6をH型切込み5から各4箇所の6を車ボディー10側に出し車ボディーと接する様にすることで車に発生した静電気を装置内に取り込む重要な仕組みが6である。
【0004】
図1図2で分かりやすく説明すると図1の1は本発明の静電気除去装置の上部であり、図2の2はその下部である。
本体円の外周1の内部に円筒形3と円筒形4が仕切り大1、中3、小4、と成っていてそれぞれに大きさの異るベアリング球7を入れる様に設計されている。
図2は静電気除去装置の下部分2でH部分5はH形な切込みである。
【0005】
さらに図1にベアリング球7を入れて図2の静電気除去装置本体下部分2に通電回路8である図6の通電回路盤8を設置して、その際に通電回路8-6をH形切り込みから静電気除去装置外に出して車ボディー側に接触させる様に設置する図5が車ボディー10に設置した様子で10が車ボディー10を表して居る。
【0006】
従って図5で説明すると車走行中は当然のこと車のボディーに発生する静電気を除去し微細なホコリを寄せ付けない。
【0007】
また路上駐車中に関しても人が乗車中の微細な振動でも無人駐車の時でも横を走り抜ける他の車の振動でも車に溜まって居る静電気を勝手に除去できる。
【0008】
本発明の最大の特徴はベアリング球7を使用して通電回路基盤8上図5の8複数の斜線の通電回路8の線上にベアリング球7が接触したり離れたりその回路盤8を行き来する事でスパーク放電を起こさせて静電気除去する仕組みにある。
【0009】
またその際に本体1、円筒形3、円筒形4、円筒形の径が異なる設計なので微細な振動から大きな振動で異なりまたベアリング球の大きさと重さも異なる事でベアリングのそれぞれの動きが変化に富むことであらゆる状況下でも効果が得られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来の静電気除去グッズに関してはゴム樹脂に電気を通す鉄粉等を練り込み車の取っ手の横に貼り付けそれを手で触って静電気を除去して静電気を除去するにはワンクッション動作を加えなければ静電気は除去できなかった。
【0011】
また走っている車で発生する静電気を車の車外に手を出す事など危なくて誰も出来なかった。
【0012】
更にキーホルダー式の静電気除去グッズも種類が豊富だが車のボディーにキーホルダーを当てて除去していて面倒だし車に傷を付ける恐れも有った。
【0013】
以前に車の後方バンバーにゴムベルト式のも有ったがバンバーは今や樹脂製に成っていて取り付け部分も無くなりぶら下げるのが恥ずかしくてほとんど無くなった。
どれも装置とは呼べない代物で有った。
【0014】
勿論どれも全て車の走行中や停車中の静電気除去は出来ない。
人がワンアクション加えなければ除去は出来ない。
【0015】
本発明は車に貼るだけで後は勝手に365日如何なる状況下に車があっても人がワンアクション加える事なく車に滞留する静電気を発生した瞬間に除去する。静電気除去装置を提供することにある。
本発明の目的は走行中や無人停車中にも発生する静電気を勝手に除去出来ることで微細なホコリを吸い寄せない効果もある静電気除去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係る静電気除去装置の最大の特徴は静電気除去の方法をスパークさせて除去を実行する事にあり今回除去方法に選んだ素材がベアリング球7である。
静電気を通しやすい物の素材は問わないが今回は鉄球を素材に使用している。
通電回路基盤図6は通電回路8-6を返し車ボディーから静電気を本発明である静電気除去装置内部に通電回路8-6ないし8で通電させ引き入れ本体装置1、3、4、の円筒形の大、中、小、の通電回路上のベアリング球7が車の揺れ振動等で通電回路斜線を行き来する時にスパークが起こり静電気を除去する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に於いてはスパーク放電を電源や人為的アクションを加えなくても静電気が勝手に除去されることにあり、車の走行中に手を車外にだし危ない思いをして静電気ステッカーに触れたりせずに除去する。
【0018】
また停車中車の微細な振動でも車内外に発生して滞留している静電気を勝手に人が乗車して無くても勝手に365日除去していて静電気の滞留が引き起こす微細なホコリの付着も防げる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明に係る静電気除去装置の上部カバー部分で円筒形3に円筒形4の配置図である。
図2】本発明に係る静電気除去装置下部カバー部分でH5は切込みで車から静電気を装置とは内部に引き入れるものでる。
図3】は図1の静電気除去装置上部カバ1に各種ペヤング球7の大きさの異なる物を円筒形小4と円筒形中3それに本体カバー1にセッティングした上部カバーである。
図4】は図1の静電気除去装置下部カバー2に通電回路基盤8と8-6の基盤シートを貼り付けした物で各8は通電線で8-6は車のボディーから静電気を装置に引き込む部分。H5は切込みが入った通電回路8-6は静電気除去装置内部と外部を繋ぐ部分。図4の側面図で分かる様に8-6部分がH5の切込みを通って外部に出ているのが分かる。
図5】本発明の静電気除去装置を組み立て完成した図解である。
図6】は通電回路基盤シートで9は絶縁体シート部分を指している。此れを静電気除去装置下部に貼り上部カバーをはめ込みベアリング球7を装置内にセットして上部カバーと下部カバーをはめ込めば完成する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図5は本発明に係る静電気除去装置の実施例を示す。
図5において静電気除去装置は車のボディー後部のナンバープレートと横などの金属ボディー部分に強力テープで貼り付ける。セッティングはこれで終わり。
後は車の走行時や停車に関係なく微細な振動で各ベアリング球7が通電回路基盤上の通電線に接触したり離れた時にスパーク放電を起こし勝手に静電気除去を静電気除去装置ケース内で処理する。
ケース内部は絶縁体で囲まれているのでスパークした火花がケース外部に漏れ出す事は無い。
念の為給油口近くの製品の装着は禁止である。
即ち貼るだけで365日静電気を勝手に除去する。
【符号の説明】
【0021】
1 静電気除去装置上部カバー。
2 静電気除去装置下部カバー。
3 円筒形中ベアリング球収納仕切り。
4 円筒形小ベアリング球収納仕切り。
5 H形切込み口。
7 各種ベアリング球。
8-6 通電回路外部引き込み部分。
9 絶縁体設定部分。
10 車のボディー断面。
図1
図2
図3
図4
図5
図6