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特開2022-163670プローブカード装置及びバネ状のプローブ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022163670
(43)【公開日】2022-10-26
(54)【発明の名称】プローブカード装置及びバネ状のプローブ
(51)【国際特許分類】
   G01R 1/073 20060101AFI20221019BHJP
   G01R 1/067 20060101ALI20221019BHJP
【FI】
G01R1/073 E
G01R1/067 C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021100311
(22)【出願日】2021-06-16
(31)【優先権主張番号】110113400
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】517009143
【氏名又は名称】中華精測科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHUNGHWA PRECISION TEST TECH.CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】NO.15,GONGYE 3RD ROAD,PINGJHEN DIST,TAOYUAN CITY 324,TAIWAN
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】謝開傑
(72)【発明者】
【氏名】蘇偉誌
(72)【発明者】
【氏名】陳弘明
(72)【発明者】
【氏名】李帥
【テーマコード(参考)】
2G011
【Fターム(参考)】
2G011AA01
2G011AA10
2G011AA15
2G011AA16
2G011AB01
2G011AB03
2G011AB07
2G011AC14
(57)【要約】
【課題】プローブカード装置及びバネ状のプローブを提供する。
【解決手段】前記バネ状のプローブには長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義されており、かつ、固定端部及びテスト端部が含まれる。前記バネ状のプローブにおいて、前記固定端部及び前記テスト端部の間に、前記分離面における相対的な両側に配置される、互いに分離される2つの行程アームが形成される。各前記行程アームは屈曲状を呈し、かつ、2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影して少なくとも1つの交点を形成する2つの投影エリアを形成する。前記長さ方向に垂直となる2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離間して配置される第1のガイドプレートユニット及び第2のガイドプレートユニットと、
前記第1のガイドプレートユニット及び前記第2のガイドプレートユニットに挿設されると共に、それぞれに、長さ方向、及び前記長さ方向に平行となる分離面が定義される複数のバネ状のプローブと、
を備え、
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記第1のガイドプレートユニットにおける前記第2のガイドプレートユニットに離れる外側に位置する固定端部と、
前記第2のガイドプレートユニットにおける、前記第1のガイドプレートユニットに離れる外側に位置すると共に、分離可能にテスト対象物に当接するためのテスト端部と、
を含み、
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記固定端部と前記テスト端部との間に、互いに離間して配置されると共に、前記分離面における相対的な両側にそれぞれ配置される2つの行程アームが形成され、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、各前記行程アームは屈曲状を呈し、かつ、2つの前記行程アームがそれぞれ前記分離面に正投影して形成された2つの投影エリアは、少なくとも1つの交点を有し、
前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブのそれぞれにおける2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である、
ことを特徴とする、プローブカード装置。
【請求項2】
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記固定端部を備える第1のセグメント、及び前記テスト端部を備える第2のセグメントを含み、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、何れか一方の前記行程アームにおける2つのエンドはそれぞれ前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントに接続され、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、2つの前記行程アームは前記第1のセグメントと前記第2のセグメントとの間の空間に位置し、前記第1のガイドプレートユニットは、前記第2のガイドプレートユニットに対して位置ずれないように配置され、何れか一方の前記バネ状のプローブは、前記長さ方向に沿って圧迫されることによって、2つの前記行程アームを前記空間の外部に変形させる、請求項1に記載のプローブカード装置。
【請求項3】
前記バネ状のプローブのそれぞれの外面に、前記長さ方向に平行となると共に相対的な両側に配置される2つの幅広い側面が含まれ、前記バネ状のプローブのそれぞれに、長さ方向に平行となると共に前記分離面に垂直となる分布面が定義され、前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記分離面が何れか一方の前記幅広い側面に垂直となり、何れか一方の前記行程アームの2つのエンドはそれぞれ前記分布面における対応的な両側に位置する、請求項1に記載のプローブカード装置。
【請求項4】
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記長さ方向において、4mm以下のプローブ長を有し、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、少なくとも1つの前記交点の数は奇数であり、かつ、何れか一方の前記行程アームが前記長さ方向に対応した長さは、前記プローブ長の50%~90%である、請求項1に記載のプローブカード装置。
【請求項5】
長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義されるバネ状のプローブであって、前記バネ状のプローブは、
信号トランスプレートに当接するための固定端部と、
テスト対象物に分離可能に当接するためのテスト端部と、
を含み、
前記固定端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置されると共に、互いに離間して配置される2つの行程アームが形成され、各前記行程アームは屈曲状を呈し、かつ、2つの前記行程アームが前記分離面にそれぞれ正投影することで形成された2つの投影エリアは、少なくとも1つの交点を有し、
前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブの2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である、
ことを特徴とするバネ状のプローブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブに関し、特にプローブカード装置及びバネ状のプローブに関する。
【背景技術】
【0002】
既存のプローブカード装置は、信号や電流の伝送に複数の導電性プローブを使用しているが、既存の導電性プローブは、既存の構造設計の枠組みに制限されており、新しい構造を生成することは困難である。例えば、既存の導電性プローブ(ポゴピン等)は、マルチピース構造によりバネ機能を持つ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明に係る実施形態において、既存の導電性プローブで発生する不具合を効果的に改善できるプローブカード装置及びバネ状のプローブを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態では次のようなプローブカード装置を開示する。プローブカード装置は、互いに分離されて配置される第1のガイドプレートユニット及び第2のガイドプレートユニットと、前記第1のガイドプレートユニット及び前記第2のガイドプレートユニットに挿設する複数のバネ状のプローブと、テスト端部とを含む。前記バネ状のプローブに長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義される。なかでも、前記バネ状のプローブのそれぞれは、固定端部と、前記第2のガイドプレートユニット及び前記第1のガイドプレートユニットに離間する外側とを含む。テスト端部は、前記第1のガイドプレートユニットにおける前記第2のガイドプレートユニットに離間した外側に位置し、かつ、前記テスト端部は分離可能にテスト対象物に当接する。なかでも、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、前記固定端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置される、互いに離間する2つの行程アームが形成される。前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、各前記行程アームは屈曲状に屈曲され、かつ、2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に投影されて、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアを形成する。なかでも、前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブのそれぞれは、2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である。
【0005】
本発明に係る実施形態において、次のようなバネ状のプローブを開示する。バネ状のプローブに長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義される。前記バネ状のプローブは、信号トランスプレートに当接するための固定端部と、分離可能に当接するためのテスト対象物とを含む。なかでも、前記バネ状のプローブにおいて、前記固定端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置されると共に互いに離間する2つの行程アームが形成される。前記行程アームは屈曲状を呈し、かつ、2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影して、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアが形成される。なかでも、前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブにおける2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である。
【発明の効果】
【0006】
結論として、本発明に係る実施形態において開示されるプローブカード装置及びバネ状のプローブは、前記固定端部と前記テスト端部との間に位置する2つの前記行程アームの構成(例えば、2つの前記行程アームが互いに離間して前記分離面における対応的な両側に位置する。2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影して、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアが形成される。)によって、バネのような機能を持たせることで、新しい導電性プローブの構造を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る第1の実施形態のプローブカード装置を示す平面模式図である。
図2図1における複数のバネ状のプローブが長さ方向に沿って圧迫される状態を示す平面模式図である。
図3】本発明に係る第1の実施形態のバネ状のプローブを示す斜視模式図である。
図4図3における断面線IV-IVに沿った断面模式図である。
図5図3に対応した斜視断面模式図である。
図6図3における断面線VI-VIに沿った断面模式図である。
図7図6に対応した斜視断面模式図である。
図8図3における断面線VIII-VIIIに沿った断面模式図である。
図9図8に対応した斜視断面模式図である。
図10】本発明に係る第2の実施形態においてバネ状のプローブを示す斜視模式図である。
図11図10の平面模式図である。
図12図10における断面線XII-XIIに沿った断面模式図である。
図13図12に対応した斜視断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1の実施形態]
図1乃至図9を参照されたい。図1図9は、本発明に係る第1の実施形態を示す。本実施形態においてプローブカード装置1000が開示される。プローブカード装置1000は、プローブヘッド100と、前記プローブヘッド100の一方側(例えば、図1におけるプローブヘッド100の頂部)に当接される信号トランスプレート200とを含む。かつ、前記プローブヘッド100の他方側(例えば、図1のプローブヘッド100の底部)はテスト対象物(device under test,DUT)(図示しないが例えば、半導体ウェーハ)に当接するために用いられる。
【0009】
説明すべきは、本実施形態を説明する便宜上、前記プローブカード装置1000における各部材の構成及び接続関係を確実に表現するために、図面には前記プローブカード装置1000の局部構造のみが示される場合もあるが、本発明は図面に示されたものに制限されない。以下、前記プローブヘッド100における部材の構造及びそれらの接続関係を説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、前記プローブヘッド100は、第1のガイドプレートユニット1と、前記第1のガイドプレートユニット1に離間して配置される第2のガイドプレートユニット2と、前記第1のガイドプレートユニット1と第2のガイドプレートユニット2との間に挟持されたスペーサー3と、前記第1のガイドプレートユニット1及び前記第2のガイドプレートユニット2を挿設する複数のバネ状のプローブ4とを含む。
【0011】
説明すべきは、前記バネ状のプローブ4は、本実施形態において、前記第1のガイドプレートユニット1、前記第2のガイドプレートユニット2、及び前記スペーサー3に合わせて説明するが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明における図示されない他の実施形態において、前記バネ状のプローブ4は独立に適用(例えば、販売)されるか、或いは、他の部材と合わせて使用されてもよい。また、前記プローブヘッド100は、前記バネ状のプローブ4の構成に通して、前記第1のガイドプレートユニット1は前記第2のガイドプレートユニット2に対してすれ違う位置に位置しないように配置してもよいが、本発明はこの例に制限されない。
【0012】
本実施形態において、前記第1のガイドプレートユニット1は1つの第1のガイドプレートを含み、かつ、前記第2のガイドプレートユニット2は1つの第2のガイドプレートを含む。なお、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記第1のガイドプレートユニット1は、複数の第1のガイドプレート(及び隣り合う2つの前記第1のガイドプレートの間に挟持されるスペーサー)を含んでもよい。また、前記第2のガイドプレートユニット2は、複数の第2のガイドプレート(及び隣り合う2つの前記第2のガイドプレートの間に挟持されるスペーサー)を含んでもよい。さらに、複数の前記第1のガイドプレートが互いにすれ違うように配置され、複数の前記第2のガイドプレートが互いにすれ違うように配置されてもよい。
【0013】
また、前記スペーサー3は環状構造に形成されてもよい。かつ、前記スペーサー3が前記第1のガイドプレートユニット1と前記第2のガイドプレートユニット2において比較的外周の位置に挟持されるが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記プローブカード装置1000における前記スペーサー3を省略してもよいし、他の部材で取り換えてもよい。
【0014】
説明すべきは、複数の前記バネ状のプローブ4は、本実施形態においてほぼ同様な構造を有するため、説明の便宜上、まず、前記バネ状のプローブ4が1つの状況について説明するが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記プローブヘッド100に含まれる複数の前記バネ状のプローブ4の構造は互いに差異をもつものであってもよい。
【0015】
例えば、図1及び図3に示すように、前記バネ状のプローブ4は、本実施形態では一体成型のワンピース構造であり、かつ、前記バネ状のプローブ4は略直線状に形成されると共に長さ方向Lが定義される。前記本実施形態では、前記バネ状のプローブ4は、前記長さ方向Lにおいて、プローブ長L4を有すると共に、プローブ長L4が4mmを下回る場合で説明する。
【0016】
前記バネ状のプローブ4の外面に2つの幅広い側面4a及び2つの幅狭い側面4bが含まれる。2つの前記幅広い側面4a及び2つの前記幅狭い側面4bはいずれも長さ方向Lに平行となると共に、2つの前記幅広い側面4aはそれぞれ前記バネ状のプローブ4の一方の対応的な両側に位置し、また、2つの前記幅狭い側面4bはそれぞれ前記バネ状のプローブ4の他方の対応的な両側に位置する。
【0017】
また、図1図3及び図4に示すように、本実施形態において、前記バネ状のプローブ4の具体的な構成を説明するために、前記バネ状のプローブ4にはさらに長さ方向Lに平行となる分離面P1、及び長さ方向Lに平行となりかつ前記分離面P1に垂直となる分布面P2が定義される。本実施形態において、前記分離面P1は何れか一方の前記幅広い側面4aに垂直となり、かつ、前記分離面P1は、何れか一方の前記幅広い側面4aの垂直二等分平面であってもよい。前記分布面P2は何れか一方の前記幅狭い側面4bに垂直となり、かつ、前記分布面P2は何れか一方の前記幅狭い側面4bの垂直二等分平面であってもよいが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明に図示されない他の実施形態において、前記分離面P1は、何れか一方の前記幅狭い側面4bに垂直となってもよい、なお、前記分布面P2は何れか一方の前記幅広い側面4aに垂直となる。
【0018】
視点を変えれば、前記バネ状のプローブ4は、第1のセグメント41と、前記第1のセグメント41に沿って前記長さ方向Lに間隔をあけて配置される第2のセグメント42と、前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42とを接続する2つの行程アーム43(例えば、何れか一方の前記行程アーム43における2つのエンド431はそれぞれ前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42に接続される)とを含む。
【0019】
なかでも、前記第1のセグメント41は固定端部411と、前記固定端部411に接続される第1の延伸部412とを含む。かつ、前記固定端部411は相対的な両側に配置される2つの規制凸部4111を有する。前記第2のセグメント42はテスト端部421、及び前記テスト端部421に接続される第2の延伸部422を含むと共に、前記第1の延伸部412と前記第2の延伸部422とは互いに隣り合って配置される。
【0020】
また、何れか一方の前記行程アーム43が前記長さ方向Lの長さL43に対応すると共に、長さは前記プローブ長L4の50%~90%である。かつ、何れか一方の前記行程アーム43の2つの前記エンド431はそれぞれ、前記第1の延伸部412と前記第2の延伸部422とが互いに対応する端面413、423に接続される。本実施形態において、2つの前記行程アーム43は前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42との間にある空間Sに位置すると共に、かつ、前記バネ状のプローブ4は前記長さ方向Lに沿って圧迫されることによって、2つの前記行程アーム43を前記空間Sの外部に向かって変形させるが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記バネ状のプローブ4が圧迫されない初期状態において、何れか一方の前記行程アーム43は局部的に前記空間Sの外部に位置してもよい。
【0021】
さらに詳しく、前記第1の延伸部412の一部は前記第1のガイドプレートユニット1に位置すると共に、かつ、前記第1の延伸部412の他の部分は、前記第1のガイドプレートユニット1と前記第2のガイドプレートユニット2との間に位置する。なお、前記固定端部411は、前記第2のガイドプレートユニット2における前記第1のガイドプレートユニット1に離れる外側(例えば、図1における前記第1のガイドプレートユニット1の上側)に位置する。なかでも、前記固定端部411における2つの前記規制凸部4111は、前記第1のガイドプレートユニット1の外面に当接するために用いられ、前記固定端部411(のエンド)は、前記信号トランスプレート200に当接するために用いられる。
【0022】
また、前記第2の延伸部422の一部が前記第2のガイドプレートユニット2内に位置し、かつ、前記第2の延伸部422の他の部分は前記第1のガイドプレートユニット1及び前記第2のガイドプレートユニット2の間に位置する。なお、前記テスト端部421は、前記第2のガイドプレートユニット2における前記第1のガイドプレートユニット1に離れる外側(例えば、図1における前記第2のガイドプレートユニット2の下側)に位置する。なかでも、前記テスト端部421(のエンド)は分離可能に前記テスト対象物に当接するために用いられる。
【0023】
また、2つの前記行程アーム43は、本実施形態では、前記第1のガイドプレートユニット1と前記第2のガイドプレートユニット2との間に位置する。ところで、2つの前記行程アーム43は、前記固定端部411と前記テスト端部421との間に位置しなければならない前記バネ状のプローブ4部分であるが、前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42との具体的な構成は、実際のニーズに応じて変更し得、上記の例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記第1のセグメント41は前記第1の延伸部412を省略してもよく、前記第2のセグメント42は前記第2の延伸部422を省略してもよい。
【0024】
前記バネ状のプローブ4にバネのような機能を付与するために、2つの前記行程アーム43は下記技術的構成の少なくとも一部を含むが好ましい。図3図9に示すように、前記行程アーム43は屈曲状を呈し、2つの前記行程アーム43は互いに離間して配置されると共に前記分離面P1の対応的な両側(例えば、図4図6及び図8参照)に位置する。かつ、何れか一方の前記行程アーム43の2つの前記エンド431はそれぞれ前記分布面P2の対応的な両側(例えば、図4及び図6参照)に位置する。
【0025】
視点を変えれば、前記第1の延伸部412の前記端面413、及び前記第2の延伸部422の前記端面423はそれぞれ、前記分離面P1と前記分布面P2によって区画された4つの象限を有してもよい。かつ、前記第1の延伸部412における4つの前記象限は、前記長さ方向Lに沿って、前記第2の延伸部422の4つの前記象限にそれぞれ対応している。
【0026】
なかでも、前記第1の延伸部412の前記端面413は、互いに対角線上に配置された2つの前記象限のそれぞれによって、2つの前記行程アーム43と接続すると共に、前記第2の延伸部422の前記端面423は、互いに対角線上に配置された2つの前記象限のそれぞれによって、2つの前記行程アーム43に接続する。また、2つの前記行程アーム43に接続した前記第1の延伸部412の2つの前記象限は、前記長さ方向Lに沿って、2つの前記行程アーム43に接続した前記第2の延伸部422の2つの前記象限と対応しないように構成される。
【0027】
さらに、2つの前記行程アーム43はそれぞれ前記分離面P1に正投影され、交点Cを有する2つの投影エリアとして形成される。かつ、前記行程アーム43のそれぞれに、前記交点Cの位置と対応したリカーブポイントが設けられる。即ち、何れか一方の前記行程アーム43は、順序に接続された2つの弧状部432を含み、2つの前記弧状部432の接続箇所は、前記リカーブポイントであると共に、2つの前記弧状部432はそれぞれ前記分布面P2における対応的な両側に位置するが、本発明はこの例に制限されない。例えば、2つの前記投影エリアにおける前記交点Cの数、及び前記行程アーム43それぞれの前記リカーブポイントの数は、少なくとも1つであってもよい。
【0028】
また、前記長さ方向Lに垂直となる前記バネ状のプローブ4における2つの前記行程アーム43の断面において、何れか一方の前記行程アーム43の断面積は、他方の前記行程アーム43の断面積の95%~105%である(例えば、2つの前記行程アーム43の断面積が等しい)ことによって、2つの前記行程アーム43に同様な導電特性(例えば、抵抗)を持たせるようにする。
【0029】
[第2の実施形態]
図10乃至図13を参照されたい。図10図13は、本発明に係る第2の実施形態を示す。本実施形態は、上記第1の実施形態とほぼ同様であるために、2つの実施形態の相同点についてはここで繰り返さない。本実施形態の上記第1の実施形態に対する相違点を説明する。
【0030】
本実施形態において、2つの前記行程アーム43はそれぞれ前記分離面P1に正投影することによって、互いに複数の交点Cを有する2つの投影エリアを形成する。かつ、前記行程アーム43のそれぞれに、位置が複数の前記交点Cにそれぞれ対応した複数のリカーブポイントが配置される。なかでも、各前記行程アーム43の複数の前記交点Cの数は、本実施形態では奇数個であり、かつ何れか一方の前記行程アーム43は順序に接続された複数の弧状部432を含み、かつ、複数の前記弧状部432はそれぞれ位置ずれるように前記分布面P2における対応的な両側に位置する。
【0031】
[本発明に係る実施形態]
上記を纏めて、本発明に係る実施形態において、プローブカード装置及びバネ状のプローブでは、「前記固定端部と前記テスト端部との間に2つの前記行程アームが設けられるデザイン(例えば、2つの前記行程アームを互いに離間して、前記分離面の対応的な両側にそれぞれ位置する。2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影してなる2つの投影エリアは、少なくとも1つの交点を有する)によって、バネのような機能を持たせることで、新しい導電性プローブの構造を実現する。
【0032】
また、本発明に係る実施形態において開示されたプローブカード装置及びバネ状のプローブは、2つの前記行程アームがほぼ同じ断面積を有することによって、2つの前記行程アームに同様な導電特性(例えば、抵抗)を持たせることができる。
【0033】
以上に開示される内容は、好ましい本発明の可能な実施形態に過ぎず、発明の範囲を限定することを意図していない。そのため、本発明の明細書及び図面でなされた均等的な技術的変形は、全て本発明の請求の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0034】
1000:プローブカード装置
100:プローブヘッド
1:第1のガイドプレートユニット
2:第2のガイドプレートユニット
3:スペーサー
4:バネ状のプローブ
4a:幅広い側面
4b:幅狭い側面
41:第1のセグメント
411:固定端部
4111:規制凸部
412:第1の延伸部
413:端面
42:第2のセグメント
421:テスト端部
422:第2の延伸部
423:端面
43:行程アーム
431:エンド
432:弧状部
200:信号トランスプレート
S:空間
L:長さ方向
L4:プローブ長
L43:長さ
P1:分離面
P2:分布面
C:交点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2022-09-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離間して配置される第1のガイドプレートユニット及び第2のガイドプレートユニットと、
前記第1のガイドプレートユニット及び前記第2のガイドプレートユニットに挿設されると共に、それぞれに、長さ方向、及び前記長さ方向に平行となる分離面が定義される複数のバネ状のプローブと、
を備え、
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記第1のガイドプレートユニットにおける前記第2のガイドプレートユニットから離れ外側に位置する接触端部と、
前記第2のガイドプレートユニットにおける、前記第1のガイドプレートユニットから離れ外側に位置すると共に、分離可能にテスト対象物に当接するためのテスト端部と、
を含み、
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記接触端部と前記テスト端部との間に、互いに離間して配置されると共に、前記分離面における相対的な両側にそれぞれ配置される2つの行程アームが形成され、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、各前記行程アームは屈曲状を呈し、順序に接続された2つの弧状部を含み、2つの前記弧状部の接続箇所は、リカーブポイントであり、かつ、2つの前記行程アームがそれぞれ前記分離面に正投影して形成された2つの投影エリアは、前記弧状部が互いに対応すると共に、少なくとも1つの前記リカーブポイントに対応する交点を有し、
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記接触端部を備える第1のセグメント、及び前記テスト端部を備える第2のセグメントを含み、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、何れか一方の前記行程アームにおける2つのエンドはそれぞれ前記第1のセグメント及び前記第2のセグメントに接続され、
前記分離面に沿って観察する場合、前記第1のセグメントと前記第2のセグメントとの間にある空間が定義され、前記バネ状のプローブは前記長さ方向に沿って圧迫されることによって、2つの前記行程アームを前記空間Sの外部に向かって変形させ、
前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブのそれぞれにおける2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である、
ことを特徴とする、プローブカード装置。
【請求項2】
前記バネ状のプローブのそれぞれの外面に、前記長さ方向に平行となると共に相対的な両側に配置される2つの側面が含まれ、前記バネ状のプローブのそれぞれに、長さ方向に平行となると共に前記分離面に垂直となる分布面が定義され、前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記分離面が何れか一方の前記側面に垂直となり、何れか一方の前記行程アームの2つのエンドはそれぞれ前記分布面における対応的な両側に位置する、請求項1に記載のプローブカード装置。
【請求項3】
前記バネ状のプローブのそれぞれは、前記長さ方向において、4mm以下のプローブ長を有し、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、少なくとも1つの前記交点の数は奇数であり、かつ、何れか一方の前記行程アームが前記長さ方向に対応した長さは、前記プローブ長の50%~90%である、請求項1に記載のプローブカード装置。
【請求項4】
長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義されるバネ状のプローブであって、前記バネ状のプローブは、
信号トランスプレートに当接するための接触端部と、
テスト対象物に分離可能に当接するためのテスト端部と、
を含み、
前記接触端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置されると共に、互いに離間して配置される2つの行程アームが形成され、各前記行程アームは屈曲状を呈し、順序に接続された2つの弧状部を含み、2つの前記弧状部の接続箇所は、リカーブポイントであり、かつ、2つの前記行程アームが前記分離面にそれぞれ正投影することで形成された2つの投影エリアは、前記弧状部が互いに対応すると共に、少なくとも1つの前記リカーブポイントに対応する交点を有し、
前記分離面に沿って観察する場合、前記接触端部と前記テスト端部との間にある空間が定義され、前記バネ状のプローブは前記長さ方向に沿って圧迫されることによって、2つの前記行程アームを前記空間の外部に向かって変形させ、
前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブの2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である、
ことを特徴とするバネ状のプローブ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明の実施形態では次のようなプローブカード装置を開示する。プローブカード装置は、互いに分離されて配置される第1のガイドプレートユニット及び第2のガイドプレートユニットと、前記第1のガイドプレートユニット及び前記第2のガイドプレートユニットに挿設する複数のバネ状のプローブと、テスト端部とを含む。前記バネ状のプローブに長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義される。なかでも、前記バネ状のプローブのそれぞれは、接触端部と、前記第2のガイドプレートユニット及び前記第1のガイドプレートユニットに離間する外側とを含む。テスト端部は、前記第1のガイドプレートユニットにおける前記第2のガイドプレートユニットに離間した外側に位置し、かつ、前記テスト端部は分離可能にテスト対象物に当接する。なかでも、前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、前記接触端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置される、互いに離間する2つの行程アームが形成される。前記バネ状のプローブのそれぞれにおいて、各前記行程アームは屈曲状に屈曲され、かつ、2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に投影されて、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアを形成する。なかでも、前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブのそれぞれは、2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明に係る実施形態において、次のようなバネ状のプローブを開示する。バネ状のプローブに長さ方向、及び長さ方向に平行となる分離面が定義される。前記バネ状のプローブは、信号トランスプレートに当接するための接触端部と、分離可能に当接するためのテスト対象物とを含む。なかでも、前記バネ状のプローブにおいて、前記接触端部と前記テスト端部との間に、前記分離面における相対的な両側に配置されると共に互いに離間する2つの行程アームが形成される。前記行程アームは屈曲状を呈し、かつ、2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影して、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアが形成される。なかでも、前記長さ方向に垂直となる前記バネ状のプローブにおける2つの前記行程アームの断面において、何れか一方の前記行程アームの断面積は、他方の前記行程アームの断面積の95%~105%である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
結論として、本発明に係る実施形態において開示されるプローブカード装置及びバネ状のプローブは、前記接触端部と前記テスト端部との間に位置する2つの前記行程アームの構成(例えば、2つの前記行程アームが互いに離間して前記分離面における対応的な両側に位置する。2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影して、少なくとも1つの交点を有する2つの投影エリアが形成される。)によって、バネのような機能を持たせることで、新しい導電性プローブの構造を実現する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
なかでも、前記第1のセグメント41は接触端部411と、前記接触端部411に接続される第1の延伸部412とを含む。かつ、前記接触端部411は相対的な両側に配置される2つの規制凸部4111を有する。前記第2のセグメント42はテスト端部421、及び前記テスト端部421に接続される第2の延伸部422を含むと共に、前記第1の延伸部412と前記第2の延伸部422とは互いに隣り合って配置される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
また、何れか一方の前記行程アーム43が前記長さ方向Lの長さL43に対応すると共に、長さは前記プローブ長L4の50%~90%である。かつ、何れか一方の前記行程アーム43の2つの前記エンド431はそれぞれ、前記第1の延伸部412と前記第2の延伸部422とが互いに対応する端面413、423に接続される。本実施形態において、2つの前記行程アーム43は図1及び図2に示すように、前記分布面P2の法線方向に沿って観察する場合、前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42との間にある空間Sに位置すると共に、かつ、前記バネ状のプローブ4は前記長さ方向Lに沿って圧迫されることによって、2つの前記行程アーム43を前記空間Sの外部に向かって変形させるが、本発明はこの例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記バネ状のプローブ4が圧迫されない初期状態において、何れか一方の前記行程アーム43は局部的に前記空間Sの外部に位置してもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
さらに詳しく、前記第1の延伸部412の一部は前記第1のガイドプレートユニット1に位置すると共に、かつ、前記第1の延伸部412の他の部分は、前記第1のガイドプレートユニット1と前記第2のガイドプレートユニット2との間に位置する。なお、前記接触端部411は、前記第2のガイドプレートユニット2における前記第1のガイドプレートユニット1から離れ外側(例えば、図1における前記第1のガイドプレートユニット1の上側)に位置する。なかでも、前記接触端部411における2つの前記規制凸部4111は、前記第1のガイドプレートユニット1の外面に当接するために用いられ、前記接触端部411(のエンド)は、前記信号トランスプレート200に当接するために用いられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
また、前記第2の延伸部422の一部が前記第2のガイドプレートユニット2内に位置し、かつ、前記第2の延伸部422の他の部分は前記第1のガイドプレートユニット1及び前記第2のガイドプレートユニット2の間に位置する。なお、前記テスト端部421は、前記第2のガイドプレートユニット2における前記第1のガイドプレートユニット1から離れ外側(例えば、図1における前記第2のガイドプレートユニット2の下側)に位置する。なかでも、前記テスト端部421(のエンド)は分離可能に前記テスト対象物に当接するために用いられる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
また、2つの前記行程アーム43は、本実施形態では、前記第1のガイドプレートユニット1と前記第2のガイドプレートユニット2との間に位置する。ところで、2つの前記行程アーム43は、前記接触端部411と前記テスト端部421との間に位置しなければならない前記バネ状のプローブ4部分であるが、前記第1のセグメント41と前記第2のセグメント42との具体的な構成は、実際のニーズに応じて変更し得、上記の例に制限されない。例えば、本発明に係る図示されない他の実施形態において、前記第1のセグメント41は前記第1の延伸部412を省略してもよく、前記第2のセグメント42は前記第2の延伸部422を省略してもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
[本発明に係る実施形態]
上記を纏めて、本発明に係る実施形態において、プローブカード装置及びバネ状のプローブでは、「前記接触端部と前記テスト端部との間に2つの前記行程アームが設けられるデザイン(例えば、2つの前記行程アームを互いに離間して、前記分離面の対応的な両側にそれぞれ位置する。2つの前記行程アームはそれぞれ前記分離面に正投影してなる2つの投影エリアは、少なくとも1つの交点を有する)によって、バネのような機能を持たせることで、新しい導電性プローブの構造を実現する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
1000:プローブカード装置
100:プローブヘッド
1:第1のガイドプレートユニット
2:第2のガイドプレートユニット
3:スペーサー
4:バネ状のプローブ
4a:幅広い側面
4b:幅狭い側面
41:第1のセグメント
411:接触端部
4111:規制凸部
412:第1の延伸部
413:端面
42:第2のセグメント
421:テスト端部
422:第2の延伸部
423:端面
43:行程アーム
431:エンド
432:弧状部
200:信号トランスプレート
S:空間
L:長さ方向
L4:プローブ長
L43:長さ
P1:分離面
P2:分布面
C:交点