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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022164065
(43)【公開日】2022-10-27
(54)【発明の名称】フィルター部材及びルームガラリ
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/70 20060101AFI20221020BHJP
   E06B 7/082 20060101ALI20221020BHJP
   F24F 13/28 20060101ALI20221020BHJP
【FI】
E04B1/70 C
E06B7/082
F24F13/28
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021069295
(22)【出願日】2021-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】390004145
【氏名又は名称】城東テクノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】弁理士法人ATEN
(72)【発明者】
【氏名】新東 祝
【テーマコード(参考)】
2E001
2E036
【Fターム(参考)】
2E001DB02
2E001FA12
2E001FA35
2E001GA12
2E001GA32
2E001HD11
2E001NA07
2E001NB01
2E001NB03
2E001NB05
2E001NC03
2E001ND02
2E036JA13
2E036JB01
2E036JC02
2E036KA01
2E036KA04
2E036KA05
2E036KB02
2E036LA03
2E036LB06
(57)【要約】
【課題】ルームガラリにおいて、受け枠内に配置するだけで、ごみ除け及び通気開口面積を調節する。
【解決手段】フィルター部材4は、ルームガラリの受け枠内に設置される。フィルター部材4は、フィルター枠20と、一対のシャッター30と、シャッター蓋40とを有する。フィルター枠20は、複数の開口が形成された枠部と、開口に張設されたフィルターとを有する。一対のシャッター30は、第1シャッター31と第2シャッター32とを有する。第1シャッター31及び第2シャッター32には、複数の開口が形成されている。第1シャッター31及び第2シャッター32は、重ねられ、相対的にスライド移動することにより、開口面積を調節可能である。一対のシャッター30は、フィルター枠20とシャッター蓋40との間に、スライド可能に収納されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の開口が形成された蓋、及び、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠を有し、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリの受け枠内に設置して用いるフィルター部材であって、
複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、
複数の開口が形成されたシャッター、及び
複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記シャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有することを特徴とするフィルター部材。
【請求項2】
複数の開口が形成された蓋、及び、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠を有し、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリの受け枠内に設置して用いるフィルター部材であって、
複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、
複数の開口が形成され、重ねられ相対的にスライド移動することで前記開口面積を調節可能とされた一対のシャッター、及び
複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記一対のシャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有することを特徴とするフィルター部材。
【請求項3】
前記フィルター枠は、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成されており、
前記シャッターは、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成され、前記開口内に内側縦桟が形成されており、
前記シャッター蓋は、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成され、前記一対の縦桟から突出し、前記フィルター枠の前記縦桟に係止可能とされた係止片が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター部材。
【請求項4】
前記シャッターがシート状であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のフィルター部材。
【請求項5】
床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリであって、
複数の開口が形成された蓋、
上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠、及び
前記受け枠内に設置されるフィルター部材を有し、
前記フィルター部材は、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成されたシャッター、及び複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記シャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有することを特徴とするルームガラリ。
【請求項6】
床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリであって、
複数の開口が形成された蓋、
上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠、及び
前記受け枠内に設置されるフィルター部材を有し、
前記フィルター部材は、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成され、重ねられ相対的にスライド移動することで前記開口面積を調節可能とされた一対のシャッター、及び複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記一対のシャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有することを特徴とするルームガラリ。
【請求項7】
前記シャッターがシート状であることを特徴とする請求項5又は6に記載のルームガラリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルームガラリ用フィルター部材及びこれを備えたルームガラリに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物内の床上空間と床下空間との間で換気用の空気や空調用の空気を循環させるなどのために、床面に設けられた開口に床用ガラリ(以下、「ガラリ」又は「ルームガラリ」と称することがある)が配置されている。
【0003】
本出願人は、特許文献1に、複数の開口が形成された平面視長方形状の樹脂成型蓋、及び、上下方向に貫通する開口が形成され、前記樹脂成型蓋が上部開口部に装着される平面視長方形状の樹脂成型受け枠を有し、この樹脂成型受け枠内に虫の通過を防止したり、ごみを除去したりするためのフィルターが配置されたガラリを提案している。
【0004】
近年に至っては、通気口を開閉できる開閉式のガラリが好まれるようになってきている。この開閉式のガラリとして、例えば、特許文献2には、シャッター操作部材6の操作に伴うシャッター板5のスライド移動で、ガラリ本体3にある多数個の通風口Sの位置に対してシャッター板5に設けられている多数個の開口の位置を横移動させて、ガラリ1を開閉させる構造のものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5385621号公報
【特許文献2】実用新案登録第3198535号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2のガラリにおいては、シャッター板5を、ガラリ本体3の内側に横スライド自在に支持されている3個のシャッター操作部材6,6,6に、ねじ7,7・・・を用いて吊下げ支持するといった複雑な方法を採用しており、また、別途防虫網15をシャッター板5の下方に張設する必要があり、実用性に欠けるものであった。
【0007】
本発明の目的は、ルームガラリにおいて、受け枠内に配置するだけで、ごみ除け及び通気開口面積を調節することができるフィルター部材、及びこれを備えたルームガラリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のフィルター部材は、複数の開口が形成された蓋、及び、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠を有し、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリの受け枠内に設置して用いるフィルター部材であって、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成されたシャッター、及び複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記シャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有する。
また、本発明のフィルター部材は、複数の開口が形成された蓋、及び、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠を有し、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリの受け枠内に設置して用いるフィルター部材であって、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成され、重ねられ相対的にスライド移動することで前記開口面積を調節可能とされた一対のシャッター、及び、複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記一対のシャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有する。
【0009】
上記構成によると、フィルター部材が、ごみ除けや虫除け可能なフィルターを有するフィルター枠と、開口面積を調節可能なシャッターとを備える。このフィルター部材をルームガラリの受枠内に配置するだけで、ゴミ除けや虫除けが可能であるとともに、ルームガラリの通気開口面積を調節(風量調節)することができる。本発明においてシャッターは、1枚であっても2枚以上であってもよく、1枚とする場合には、ルームガラリの蓋及び/又はシャッター蓋の開口位置との関係で風量調節することができる。また、2枚以上とする場合には、より細かな風量調節を行うことができる。
【0010】
上記構成において、前記フィルター枠は、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成されており、前記シャッターは、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成され、前記開口内に内側縦桟が形成されており、前記シャッター蓋は、一対の縦桟と一対の横桟により周囲が平面視長方形状とされ、前記一対の縦桟を複数の内側横桟により繋ぐことで前記複数の開口が形成され、前記一対の縦桟から突出し、前記フィルター枠の前記縦桟に係止可能とされた係止片が形成されていることが好ましい。
【0011】
上記構成によると、シャッター又は一対のシャッターの開口内に内側縦桟が形成されているため、シャッター又は一対のシャッターをスライド移動させることにより、通気開口面積を変えても、シャッター又は一対のシャッターの横桟及び/又は内側縦桟と、下方にあるシャッター蓋の内側横桟とが重なる。これにより、シャッターの横桟及び/又は内側縦桟が、シャッター蓋の内側横桟によって常に支持される。そのため、シャッター又は一対のシャッターの下方への撓みを規制することができる。また、シャッターが薄いシート状であってもシャッターの下方への撓みによる通気開口面積の経時的な変化を規制することができる。その結果、フィルター部材の薄型化及び軽量化を図ることができる。
【0012】
また、フィルター枠とシャッター蓋との間にシャッター又は一対のシャッターをスライド可能に配置した状態で、シャッター蓋の係止片をフィルター枠に係止させるという簡易な構成のフィルター部材を提供することができる。
【0013】
本発明のルームガラリは、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリであって、複数の開口が形成された蓋、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠、及び前記受け枠内に設置されるフィルター部材を有し、前記フィルター部材は、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成されたシャッター、及び複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記シャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有する。
また、本発明のルームガラリは、床面に設けられた通気開口に設置されるルームガラリであって、複数の開口が形成された蓋、上下方向に貫通する開口が形成され、前記蓋が上部開口部に装着される受け枠、及び前記受け枠内に設置されるフィルター部材を有し、前記フィルター部材は、複数の開口が形成された枠部と前記開口に張設されたフィルターとを有するフィルター枠、複数の開口が形成され、重ねられ相対的にスライド移動することで前記開口面積を調節可能とされた一対のシャッター、及び複数の開口が形成され、前記フィルター枠との間に前記一対のシャッターをスライド可能に収納するシャッター蓋を有する。
【0014】
上記構成によると、フィルター部材が、ごみ除けや虫除け可能なフィルターを有するフィルター枠と、開口面積を調節可能なシャッターとを備える。このフィルター部材をルームガラリの受枠内に配置するだけで、ゴミ除けや虫除けが可能であるとともに、ルームガラリの通気開口面積を調節することができる。本発明においてシャッターは、1枚であっても2枚以上であってもよく、1枚とする場合には、ルームガラリの蓋及び/又はシャッター蓋の開口位置との関係で風量調節することができる。また、2枚以上とする場合には、より細かな風量調節を行うことができる。
さらに、本発明において、シャッター及びシャッター蓋は、薄板状乃至シート状とするのが好ましい。例えば、1.0~0.1mm、より好ましくは0.6~0.2mm厚とするのが好ましい。シャッター及び/又はシャッター蓋を、薄い樹脂シートで形成することにより、床下から室内へ風が吹き出すときの気流によりシャッター及び/又はシャッター蓋が浮き上がり、シャッター及び/又はシャッター蓋(シート)同士の密着性を上げて風量調節することができる。換言すれば、風の吹き出し時の気流によるシートの浮き上がりを利用して、平面的にはスライドで面積を絞り、立体的にはこの浮き上がりでシート同士の密着性を上げて風量調節の効果を高めることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、ルームガラリにおいて、受け枠内に配置するだけで、ごみ除け及び通気開口面積を調節することができるフィルター部材、及びこれを備えたルームガラリを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】(a)は本実施形態に係るルームガラリの一部平面図であり、(b)はルームガラリの正面図であり、(c)はルームガラリの底面図であり、(d)はルームガラリの断面図であり、(e)はルームガラリの側面図である。
図2】フィルター部材の分解斜視図である。
図3A】フィルター枠の斜視図である。
図3B】フィルター枠を他の方向から視た斜視図である。
図4】第2シャッターの斜視図である。
図5】シャッター蓋の斜視図である。
図6】一対のシャッターの開口面積が最大であるときのフィルター部材の斜視図である。
図7】一対のシャッターの開口面積が最小であるときのフィルター部材の斜視図である。
図8】一対のシャッターの開口面積が最大と最小の間であるとき(一例)のフィルター部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここでは、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0018】
図1(a)~(e)に、本実施形態に係るルームガラリ1を示している。図1(a)にルームガラリ1の一部平面図、図1(b)にルームガラリ1の正面図、図1(c)にルームガラリ1の底面図、図1(d)にルームガラリ1の断面図(図1のId-Id線に沿った図)、図1(e)にルームガラリ1の側面図(図1のIe方向から視た図)を示している。図1(b)及び図1(d)には、ルームガラリ1が、床面10に設けられた通気開口10Aに設置されているときを示している。
【0019】
ルームガラリ1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、蓋2と、受け枠3と、受け枠3内に設置されたフィルター部材4とを有する。図1(a)の図中左側のXには、受け枠3内の構成を示すため、蓋2がない状態を示している。Xには、フィルター部材4がみえている。ルームガラリ1の寸法は特に限定されない。例えば、ルームガラリ1の長手方向の長さが25~180cm、幅が5~20cm、高さが2~5cmである。
【0020】
蓋2は、図1(a)に示すように、複数の縦桟2aと、複数の横桟2bとを有する。複数の縦桟2aは、ルームガラリ1の長手方向に沿って配置されている。複数の縦桟2aは、長手方向に直交する方向にほぼ等間隔に並んでいる。複数の横桟2bは、ルームガラリ1の長手方向に直交する方向に沿って配置されている。複数の横桟2bは、ルームガラリ1の長手方向にほぼ等間隔に並んでいる。複数の縦桟2a及び複数の横桟2bにより、蓋2に、複数の開口2Aが形成されている。蓋2は、受け枠3の上部開口部3a(図1(b)参照)に装着されている。
【0021】
受け枠3は、図1(b)~図1(e)に示すように、平面視において長方形状の有底角筒状である。図1(c)に示すように、受け枠3の底部3Uには、貫通した複数の底部開口部3bが形成されている。図1(b)及び図1(c)に示すように、受け枠3には、上部開口部3a及び底部開口部3bを貫通した開口3Aが形成されている。なお、受け枠3は、底部3Uがない筒状でもよい。
【0022】
受け枠3は、図1(d)に示すように、釘13などにより、床12に固定されている。受け枠3の強度を高めるため、受け枠3に鋼板などの金属部材が組み付けられていてもよい。
【0023】
蓋2及び受け枠3は、樹脂製である。樹脂として、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンが挙げられる。
【0024】
図1(b)及び図1(d)に示すように、受け枠3内に、フィルター部材4が配置されている。フィルター部材4は、蓋2の下方に、蓋2から少し離れた位置に配置されている。
【0025】
図2図5に、フィルター部材4を示している。
【0026】
フィルター部材4は、図2に示すように、フィルター枠20と、一対のシャッター30と、シャッター蓋40とを有する。一対のシャッター30は、第1シャッター31及び第2シャッター32の2枚のシャッターを有する。一対のシャッター30及びシャッター蓋40は、フィルター枠20より、長手方向にやや短い。
【0027】
フィルター枠20は、図3Aに示すように、枠部21と、網目状などのフィルター22とを有する。枠部21は、一対の縦桟23と、一対の横桟24と、複数の内側横桟25とを有する。
【0028】
一対の縦桟23は、フィルター枠20の長手方向に沿って配置された2本の縦桟123及び縦桟223を有する。一対の横桟24は、フィルター枠20の長手方向に直交する方向に沿って配置された2本の横桟124及び横桟224を有する。フィルター枠20は、一対の縦桟23及び一対の横桟24により周囲が平面視長方形状とされている。
【0029】
複数の内側横桟25は、一対の横桟24の間(横桟124と横桟224との間)に、長手方向に直交する方向に沿って配置されている。複数の内側横桟25は、フィルター枠20の長手方向にほぼ等間隔に並んでいる。複数の内側横桟25が一対の縦桟23(縦桟123と縦桟223)を繋ぐことにより、フィルター枠20に複数の開口20a(本実施形態では6つの開口20a)が形成されている。各開口20aに、フィルター22が張設されている。
【0030】
図3Bに、図3Aに示すフィルター枠20を逆の方向から視た図を示している。
【0031】
図3Bに示すように、縦桟123には、内側に凹んだ4つの小溝123tが形成されている。4つの小溝123tは、フィルター枠20の長手方向に離れている。縦桟123の中央付近には、内側に凹んだ細長い長溝123Sが形成されている。
【0032】
また、縦桟123の中央付近には、図中の上方向に突出した把手部123Pが形成されている。把手部123Pを掴んでフィルター枠20を含むフィルター部材4全体を持ち上げることができる。図1(b)などに示す受け枠3からフィルター部材4を取り出すとき、把手部123Pを利用することにより、フィルター部材4を簡易に取り出せる。
【0033】
図3Aに示すように、縦桟223にも、内側に凹んだ4つの小溝223tが形成されている。4つの小溝223tは、フィルター枠20の長手方向に離れている。縦桟223の中央付近には、内側に凹んだ細長い長溝223Sが形成されている。
本実施形態では、縦桟223に把手部が形成されていないが、縦桟223に把手部が形成されていてもよい。
【0034】
フィルター枠20の枠部21は、樹脂製である。樹脂は特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンが挙げられる。
【0035】
次に、図2に示す一対のシャッター30(第1シャッター31及び第2シャッター32)について説明する。本実施形態では、第1シャッター31と第2シャッター32とが同じ構成であるため、以下では、第2シャッター32について説明し、第1シャッター31の説明を省略する。
【0036】
第2シャッター32は、図4に示すように、一対の縦桟33と、一対の横桟34と、内側横桟35と、内側縦桟36とを有する。
【0037】
一対の縦桟33は、第2シャッター32の長手方向に沿って配置された2本の縦桟133及び縦桟233を有する。一対の横桟34は、第2シャッター32の長手方向に直交する方向に沿って配置された2本の横桟134及び横桟234を有する。第1シャッター31は、一対の縦桟33及び一対の横桟34により周囲が平面視長方形状とされている。
【0038】
複数の内側横桟35は、一対の横桟34の間(横桟134と横桟234との間)に、長手方向に直交する方向に沿って配置されている。複数の内側横桟35は、第2シャッター32の長手方向にほぼ等間隔に並んでいる。複数の内側横桟35が一対の縦桟33(縦桟133及び縦桟233)を繋ぐことにより、第2シャッター32に複数の開口30a(本実施形態では4つの開口30a)が形成されている。
【0039】
第2シャッター32の開口30aは、図3Aに示すフィルター枠20の開口20aよりやや小さい。第2シャッター32の内側横桟35は、図3Aに示すフィルター枠20の内側横桟25より幅広である。
【0040】
各開口30a内に、2本の内側縦桟36が形成されている。2本の内側縦桟36は、第2シャッター32の長手方向に沿って配置されている。2本の内側縦桟36は、第1シャッター31の長手方向に直交する方向に離れている。2本の内側縦桟36により、開口30aが3分割されている。
【0041】
縦桟133には、長手方向の中央付近のやや一端側に、外側に向かって凸状の突出部133Sが形成されている。縦桟233にも、長手方向の中央付近のやや一端側に、外側に向かって凸状の突出部233Sが形成されている。
【0042】
横桟134には、図中の下方向に突出した把手部134Qが形成されている。把手部134Qは、例えば、横桟134の面方向に延在した部分を折り曲げることによって形成されている。把手部134Qを掴んで第1シャッター31をスライド移動させることができる。
【0043】
図2に示すように、第1シャッター31及び第2シャッター32は、それぞれの把手部134Qが長手方向の反対側に位置するように、配置される。図2では、第1シャッター31の把手部134Qが図中の右側に配置され、第2シャッター32の把手部134Qが図中の左側に配置されている。
【0044】
続いて、図2に示すシャッター蓋40について説明する。
【0045】
シャッター蓋40は、図5に示すように、一対の縦桟43と、一対の横桟44と、内側横桟45と、内側縦桟46とを有する。
【0046】
一対の縦桟43は、シャッター蓋40の長手方向に沿って配置された2本の縦桟143及び縦桟243を有する。一対の横桟44は、シャッター蓋40の長手方向に直交する方向に沿って配置された2本の横桟144及び横桟244を有する。シャッター蓋40は、一対の縦桟43及び一対の横桟44により周囲が平面視長方形状とされている。
【0047】
複数の内側横桟45は、一対の横桟44の間(横桟144と横桟244との間)に、長手方向に直交する方向に沿って配置されている。複数の内側横桟45が一対の縦桟43を繋ぐことにより、シャッター蓋40に複数の開口40a(本実施形態では、4つの開口40a)が形成されている。
【0048】
シャッター蓋40の開口40aは、図4に示す第2シャッター32の開口30aとほぼ同じ大きさである。シャッター蓋40の内側横桟45は、第2シャッター32の内側横桟35とほぼ同じ幅である。
シャッター蓋40の開口40aは、図3Aに示すフィルター枠20の開口20aよりやや小さい。シャッター蓋40の内側横桟45は、図3Aに示すフィルター枠20の内側横桟25より幅広である。
【0049】
各開口40a内に、2本の内側縦桟46が形成されている。2本の内側縦桟46は、シャッター蓋40の長手方向に沿って配置されている。2本の内側縦桟46は、シャッター蓋40の長手方向に直交する方向に離れている。
【0050】
縦桟143には、図中上方に向かって突出した4つの係止片143tが形成されている。4つの係止片143tは、シャッター蓋40の長手方向に離れている。縦桟243には、図中上方に向かって突出した4つの係止片243tが形成されている。4つの係止片243tは、シャッター蓋40の長手方向に離れている。係止片143tは、例えば、縦桟143の面方向に突出した部分を折り曲げることによって形成されている。係止片243tは、例えば、縦桟243の面方向に突出した部分を折り曲げることによって形成されている。
【0051】
図2に示す一対のシャッター30及びシャッター蓋40は、樹脂製である。樹脂は特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンが挙げられる。一対のシャッター30及びシャッター蓋40は、例えば、シート状又は板状の部材を打ち抜き加工されたものを使用することによって形成される。シャッター30及びシャッター蓋40の厚さとしては、1.0~0.1mmとするのが好ましく、0.6~0.2mmの薄手のシート状とするのがより好ましい。
【0052】
次に、フィルター部材4の組立方法の一例を説明する。
【0053】
図2に示す一対のシャッター30(第1シャッター31及び第2シャッター32)を重ね合わせ、第1シャッター31の把手部134Q及び第2シャッター32の把手部134Qを図2に示すように折り曲げる。
【0054】
次に、重ね合わせた一対のシャッター30を、フィルター枠20に重ねる。このとき、第1シャッター31の突出部233S及び第2シャッター32の突出部133Sを、フィルター枠20の長溝123S(図3B参照)に位置させる。また、図2に示す第1シャッター31の突出部133S及び第2シャッター32の突出部233Sを、フィルター枠20の長溝223Sに位置させる。
【0055】
続いて、シャッター蓋40を一対のシャッター30へ重ね合わせる。そして、シャッター蓋40の4つの係止片143tを、それぞれ、フィルター枠20の4つの小溝123t(図3B参照)に嵌める。また、図2に示すシャッター蓋40の4つの係止片243tを、それぞれ、フィルター枠20の4つの小溝223tに嵌める。これにより、シャッター蓋40をフィルター枠20に係止させる。
【0056】
続いて、一対のシャッター30をスライド移動させることにより、一対のシャッター30の開口面積を変えた例を、図6図8を参照しつつ説明する。図6図8では、一対のシャッター30の開口がわかりやすいように、網目状のフィルター22を省略している。また、第1シャッター31と第2シャッター32に、それぞれ異なる色を付けている。また、シャッター蓋40にハッチングを付けている。
【0057】
図6には、第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとが、図中の上下方向に重なったときを示している。第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとは、全開である(全開状態)。このとき、一対のシャッター30の開口面積が最も大きい。フィルター部材4が図6に示す状態で、図1(b)に示すルームガラリ1の受け枠3内に配置されているとき、ルームガラリ1の通気量が多い。
【0058】
図7には、第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとが、殆ど閉じた状態(ほぼ全閉状態)を示している。このとき、一対のシャッター30の開口面積が最も小さい。フィルター部材4が図7に示す状態ので、図1(b)に示すルームガラリ1の受け枠3内に配置されているとき、ルームガラリ1の通気量が少ない。
【0059】
図8には、第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとが、やや開いた状態を示している。第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとは、図6に示す全開状態でもなく、図7に示すほぼ全閉状態でもない。図8に示す一対のシャッター30の開口面積は、図6に示す状態の開口面積より小さく、且つ、図7に示す状態の開口面積より大きい。
【0060】
なお、第1シャッター31の開口30aと、第2シャッター32の開口30aと、シャッター蓋40の開口40aとが、全開状態でもなく、ほぼ全閉状態でもない状態は、図8に示す状態に限定されない。
【0061】
上述した実施形態に係るフィルター部材4及びルームガラリ1によると、以下の効果が得られる。
【0062】
従来のルームガラリは、蓋などにシャッター操作部材を設け、シャッター操作部材にシャッターを吊り下げるなどの複雑な構成であった。
しかし、本実施形態によると、図2に示すように、フィルター部材4が、フィルター枠20と、一対のシャッター30とを備える。フィルター枠20は、ごみ除けや虫除け可能なフィルター22を有する。一対のシャッター30は、図6図8に示すように、スライド移動することにより、開口面積を調節可能である。フィルター部材4を有するルームガラリ1は、例えば、以下の方法によって、組み立てられる。
図1(d)に示すように、ルームガラリ1の受け枠3を、釘13などにより、床12に固定する。受け枠3内に、フィルター部材4を配置する。その後、受け枠3に蓋2を装着する。
このように、フィルター部材4を、示すルームガラリ1の受け枠3内に配置するだけで、ゴミ除けや虫除けが可能であるとともに、ルームガラリ1の通気開口面積を調節することができる。
【0063】
また、従来の構成では、開口面積を調節可能なシャッターが、ルームガラリの蓋の下面に接するように配置されていることが多かった。この場合、ルームガラリの蓋が人などの荷重を受けて撓んだとき、蓋の下面に接したシャッターも撓むことがある。シャッターが撓んだ場合、シャッターをスライドさせにくくなる。シャッターの撓みを抑制するためには、シャッターを厚くしたり、シャッターの材質を高強度にしたりする必要がある。しかし、シャッターの肉厚化や重量増加の問題がある。
【0064】
本実施形態によると、開口面積を調節可能な一対のシャッター30が、フィルター部材4内に収納されている。フィルター部材4は、図1(b)及び図1(d)に示すように、ルームガラリ1の受け枠3内に、蓋2から少し離れた位置に配置されることが多い。この場合、フィルター部材4が有する一対のシャッター30も、ルームガラリ1の蓋2から少し離れた位置に配置される。ルームガラリ1の蓋2が人などの荷重を受けることにより撓んでも、フィルター部材4に収納された一対のシャッター30は蓋2から離れているため、撓むおそれがない。また、一対のシャッター30が変形するおそれがない。そのため、一対のシャッター30を厚くしたり、シャッター30の材質を高強度なものにしたりする必要がない。シャッター30の薄型化及び軽量化を図ることができる。
【0065】
また、図4に示すように、第2シャッター32には、開口30a内に内側縦桟36が形成されている。図2に示す第1シャッター31も同様である。そのため、一対のシャッター30をスライド移動させても、第1シャッター31の内側横桟35及び/又は内側縦桟36と、下方にあるシャッター蓋40の内側横桟45とが重なる(図6図8など参照)。また、第2シャッター32の内側横桟35及び/又は内側縦桟36と、下方にあるシャッター蓋40の内側横桟45とが重なる。重なった部分において、第1シャッター31及び/又は第2シャッター32は、シャッター蓋40に支持される。そのため、第1シャッター31及び第2シャッター32の下方への撓みを規制することができる。また、第1シャッター31及び第2シャッター32が薄いシート状であっても、下方への撓みによる通気開口面積の経時的な変化を規制することができる。その結果、フィルター部材4の薄型化及び軽量化を図ることができる。
【0066】
また、図2に示すように、フィルター枠20とシャッター蓋40との間に一対のシャッター30をスライド可能に配置した状態で、シャッター蓋40の係止片143tをフィルター枠20に係止させるという簡易な構成のフィルター部材4を提供することができる。
【0067】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0068】
例えば、上述の実施形態において、図4に示すように、第2シャッター32の開口30a内に、2本の内側縦桟36が形成されている。同様に、図2に示す第1シャッター31の開口(30a)内にも、2本の内側縦桟(36)が形成されている。しかし、一対のシャッター(30)を構成するシャッターの開口内に内側縦桟が形成されている場合、内側縦桟の数、位置、幅、形状などは変更可能である。また、一対のシャッター(30)を構成するシャッターの開口内に、内側縦桟が形成されていなくてもよい。また、第1シャッター31及び/又は第2シャッター32の把手部134Qを設けなくてもよい。
【0069】
また、上述の実施形態において、図4に示すように、第2シャッター32の開口30a内に、複数の内側横桟35が形成されている。同様に、図2に示す第1シャッター31の開口30a内にも、複数の内側横桟35が形成されている。しかし、一対のシャッター(30)を構成するシャッターの開口内に内側横桟が形成されている場合、内側横桟の数、位置、幅、形状などは変更可能である。また、一対のシャッター(30)を構成するシャッターに内側横桟が形成されていなくてもよい。
【0070】
また、上述の実施形態において、図2に示すように、シャッター蓋40に、複数の係止片143tが形成されている。係止片143tは、フィルター枠20に係止する。しかし、シャッター蓋に形成される係止片の数、位置、大きさ、形状などは変更可能である。また、シャッター蓋に係止片が形成されていなくてもよい。
【0071】
また、上述の実施形態において、図5に示すように、シャッター蓋40に、複数の内側横桟45が形成されている。しかし、シャッター蓋に内側横桟が形成されている場合、内側横桟の数、位置、幅、形状などは変更可能である。また、シャッター蓋に内側横桟が形成されていなくてもよい。
【0072】
また、上述の実施形態において、図5に示すように、シャッター蓋40の開口40a内に、複数の内側縦桟46が形成されている。しかし、シャッター蓋に内側縦桟が形成されている場合、内側縦桟の数、位置、幅、形状などは変更可能である。また、シャッター蓋に内側縦桟が形成されていなくてもよい。
【0073】
また、フィルター枠20の開口20a、第1シャッター31の開口30a、第2シャッター32の開口30a、及びシャッター蓋40の開口40aの数、位置、大きさ、形状などは変更可能である。また、第1シャッター31の開口30a、第2シャッター32の開口30a、及びシャッター蓋40の開口40aは、同じ大きさでなくてもよい。
【0074】
また、上述の実施形態において、図2に示すように、一対のシャッター30は、第1シャッター31と第2シャッター32との2枚のシャッターによって構成されている。しかし、一対のシャッターを構成するシャッターの数は、1枚でも3枚以上でもよい。シャッターを1枚とする場合には、ルームガラリの蓋2及び/又はシャッター蓋40の開口位置、すなわち蓋2の縦桟2a及び横桟2b及び/又はシャッター蓋40の内側縦桟46及び横桟44、45との関係で風量調節を行うことができる。また、2枚以上とする場合には、より細かな風量調節を行うことができる。なお、本発明においてシャッターを2枚以上とする場合、シャッター蓋40を省略してもよい。つまり、シャッター蓋40は、シャッターを支持する役割を備えていればよく、その上のフィルター枠20も支持できていればよく、例えば、第1シャッター31と第2シャッター32との2枚のシャッターを用いる場合は、第2シャッター32がシャッター蓋40の代用とできる。
【0075】
また、上述の実施形態において、図2に示す一対のシャッター30を構成する2枚のシャッター(第1シャッター31、第2シャッター32)は同じ構成である。しかし、一対のシャッターを構成するシャッターは全て異なる構成でもよく、少なくとも1つのシャッターが他のシャッターと異なる構成でもよい。
【0076】
また、上述の実施形態において、図2に示す一対のシャッター30を構成する2枚のシャッター(第1シャッター31、第2シャッター230)とシャッター蓋40とはほぼ同じ構成である。しかし、一対のシャッターを構成するシャッターとシャッター蓋とは異なる構成でもよい。
【0077】
また、上述の実施形態において、図2に示すように、フィルター枠20には、長溝123S及び長溝223Sが形成されている。長溝123S及び長溝223Sには、一対のシャッター30の突出部133S及び突出部233Sが配置される。一対のシャッターの突出部が配置される長溝の数、位置、形状などは変更可能である。また、フィルター枠の長溝に配置される突出部の数、位置、形状などは変更可能である。
【0078】
また、上述の実施形態において、図1(a)に示すルームガラリ1は、2個の受け枠3を有し、これらが連結されている。しかし、本発明のルームガラリが有する受け枠の数は、1個でもよく、3個以上でもよい。
【0079】
また、本発明のルームガラリの蓋及び受け枠の形状は変更可能である。
【符号の説明】
【0080】
1 ルームガラリ
2 蓋
2A 開口
3 受け枠
3a 上部開口部
3A 開口
4 フィルター部材
10 床面
10A 通気開口
12 床
20 フィルター枠
20a 開口
21 枠部
22 フィルター
23、33、43 一対の縦桟
24、34、44 一対の横桟
25、35、45 内側横桟
30 一対のシャッター
31 第1シャッター
32 第2シャッター
36、46 内側縦桟
40 シャッター蓋
123、133、143、223、233、243 縦桟
123x、233t 小溝
123S、233S 長溝
124、134、144、224、234、244 横桟
133S、233S 突起
143t、243t 係止片
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8